※この作品はR-18です。

東北家のただれた日常   作:月兎耳のべる

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NTR感を出したかった。
故にモブが出ます。



東北家のカラオケ(前編)【ずん子】

 

 思うに、俺の人生ってイージーモードなんだよな。

 

「よぉ。月夜野、この前の助っ人助かったぜ」

 

「いいってことよ。暇だったらいつでも行くぜ」

 

「月夜野~、宿題見せてくれ~……まだ全然出来てねえんだよ」

 

「またかよ……いいけど昼飯奢りな?」

 

「あ、月夜野君~! この間の試合格好良かったよー!」

 

「応援ありがとな! お陰で勝てたぜ!」

 

 親が金持ちだ。

 だから欲しいもので手に入らなかったものはほとんどない。

 物覚えは良い方だ。

 だから学年テストは上から数えた方が早い。

 運動は得意な方だ。

 だからお遊び程度で入ったサッカー部では即スタメン入り。

 顔は良い方だ。

 だからひと月に1回は女に告白される。

 

 こんな漫画みたいな秀才キャラの俺は、クラスの中外問わず引っ張りだこ。そして他の人が必死こいて手に入れるものが余裕で手に入ってしまうんだよな。

 

 なんつーか、俺こそがこの世界の主人公って感じがしてる。

 

 ま、それくらい余裕があるなら女も選り好みとかしちゃうわけよ。

 告白は山のようにされてるけど、現時点で断り続けている。

 表向きの理由は「サッカーに専念したいから」。

 だけど本音は違う。

 正直な話、俺に釣り合うような女がいないからだ。

 

 この田舎高校の女子どもは、どいつもこいつもがぱっとしない。

 そりゃ中には可愛い子もいるさ。

 でも10段階のレベルだとしたら、せいぜい5から7くらいだ。

 10段階中10の俺とは、不釣り合いだ。そうだろう?

 

 1の奴は1同士。

 5の奴は5同士。

 10の奴は10同士付き合う。

 それでこそ釣り合いが取れるってもんだろう?

 世の中ってのはそういう風に出来てるんだ。

 だから俺は10レベルの奴を探している。 

 そして、幸いなことに……こんな田舎高校にも10レベルの女がいる。

 

「それでね、この間作ったずんだがとーっても良く出来て……!」

「じゅんちゃん、またずんだ作ったの~?」

「今度は何ずんだよ……」

 

 東北ずん子。

 高校2年生で東北美人三姉妹の次女。

 弓道部所属の和装美人で、クラスのムードメーカーかつ高嶺の花。

 顔、声、スタイル、全てにおいて最高峰。

 人当たりも性格も良く、クラスの人気者だ。

 ずんだに興味がありすぎるところが玉に瑕であるものの、俺はずん子こそ彼女に相応しい子だと思っている。

 

「やぁずん子さん。今度はどんなずんだ餅を作ったんだい?」

 

「あ、月夜野君! 作ったのはサンマのずんだ漬けだよ! 魚とずんだのマリアージュ! 大根おろしと一緒に食べてみたら以外と美味しいんですよ!」

 

「へ、へぇ~そ、それはまた……面白い組み合わせだね……」

 

 相変わらず頭沸いてやがる。

 何をどう考えたらずんだ餅とサンマを混ぜる事になるんだ?

 本当、コレさえなければ10レベルどころか11レベルなのにな。

 

「月夜野君も一口どう?」

 

「よ、喜んでいただこうかな」

 

 ……ぅぉええぇぇぇ。

 口の中でサンマと枝豆がジハードを始めてる! どこがマリアージュだ!

 思わず吐いてしまいたいが、こいつをゲットするためだと苦労して飲み込む。

 うまいと伝えれば、でしょ! と輝かんばかりの笑みを浮かべて喜んだ。

 

 顔は本当に11……いや、12レベルだなコイツ……まあ、それはともかくとして、

 

「そう言えばずん子さん、今日みんなでカラオケとかどう? 面子が足りないって言われててさ、ずん子さんが良かったらだけど」

 

 このずんだ狂いが今日部活がないのは確認済み。そして皆とカラオケを約束したのは確かだが、その"皆"はその場に来ないようにお願いしてある。

 恋愛に疎いのか、俺が事あるごとに誘ったり口説いたりしても、さらっと流してしまうから、今度は絶対に逃げられない状況を作ってやるのだ。

 

 二人きりになってしまえばこっちの物。

 正直告白するのは俺的には癪だが、まあいい。

 今までも欲しいものは全て手に入れてきたんだ。

 ずん子のことも絶対に手に入れてやる。

 

「本当にごめんなさい! 実は私、今日は用事あって」

 

 だというのに、この女は一寸の迷いもなく断りやがった。

 どんな女も断らない、この俺の誘いをだ。

 俺の顔でなびかない珍しい雌。

 俺に恋心なんてまるでないよ、と簡単に袖にしてくる。

 

「そっか……残念。また今度良かったらいかないかな?」

 

「はい。都合が合えば是非!」

 

 ……まあこの程度で激昂するほど俺だって短慮ではない。

 部活がない時はコイツ、さっさと帰ってしまうからな。

 聞けば炊事洗濯を姉妹で分担してるっていうが……なんとか隙はないものか。

 まあいい、焦ることはない。

 がっつくのはレベルの低いやつがすること。

 まだチャンスはあるんだ、年内までには絶対彼女にしてやろう。

 

 

 ──ということで、ナンパ作戦は失敗した。

 

 だが、それはそれとして暇だったので、俺はクラスメート達とカラオケに行くことにした。

 

 

『『『『愛が~~~!!! 世界を崩し終える~~~まで~~~~!!!』』』』』

 

「月夜野~、結局ずん子ちゃんは駄目だった訳?」

 

「あぁ。ガードが固くてな」

 

「まーじかー。ずん子ちゃんって実は彼氏とかいるのか?」

「いやいやいやいや。ずん子ちゃんってかなり天然入ってるじゃん? まだ彼氏はいないでしょ」

「分からねえぞ。あんだけ美人だしな。何だったら年上の彼氏とかいそうじゃね?」

「うわーそれマジ傷つくわ~。ずん子ちゃんのあのグラビア級の身体を好き放題されてると思うと……うっ」

「考え過ぎだろシコ猿!」

「寝取られやんけ~!!」「寝てからいえよ」

 

「はいはい。何だっていいさ。彼氏がいてもいなくても俺は本気で告白する。ずん子ちゃんを彼女にする」

 

 部屋の中に感嘆の声が重なる。

 

「まあ月夜野だったら行けそうだよな」

「お前イケメンだし」「サッカー部のエースだし」

「金もあるしな」「うわ、マジ非の打ち所がねえなコイツ……腹立つわ~」

「まあ、ダチだしな。正直うらやましいけど、お前だったらずん子ちゃんと釣り合いそうだしな応援してるぜ!」

 

 良い感じに交友関係を結んだ成果が出ているようだ。コイツラに万が一にもずん子がなびくとは思わないが、無駄に競う必要がないのは助かるぜ。

 

「折角だし俺達で作戦考えねえか?」

「いいねぇ!」「おぉ、恋愛大作戦ってやつだな」

「エロゲーで鍛えた恋愛テクをお披露目してやるぜ」「使えねえだろ」

 

「話半分で聞いておくわ。ま、ありがとな」

 

 見てろよ。

 今年中にずん子ちゃんを手に入れて、お前らにこれでもかと見せつけてやるからな。

 

 

 

 § § §

 

 

 

 とあるカラオケ店に一組の男女が入っていった。

 

 一人はスタイルも良く、緑がかった美しい黒髪をなびかせる近年稀に見る美少女。名を東北ずん子と言った。制服姿から、どうやら学校帰りのようであり、嬉々として隣の男にじゃれつきながら部屋の予約をしている。

 もう一人は、ガッチリとした体を上下ジャージで身を包んだ、如何にもやる気のなさそうな雰囲気を漂わせた恥知らず居候ニート。クズ兄。はしゃぐずん子と対照的に、どう見ても乗り気ではなさそうで、ただされるがままに連れ添っていた。

 その組み合わせ、どう贔屓目に見ても釣り合ってるとは言えず、何故こんな男に美少女が連れ添うのか? よもや犯罪ではあるまいな、と周りの目は疑いに溢れていた。

 

「……なんで俺はカラオケにいるんだ?」

 

 個室に入って早々。クズ兄は疑問を投げかけていた。

 予定では自室で一日中企業間の闘争(A C 6)に殉じ続ける筈。

 なのにどうして自分はここに居る?

 電モク片手に曲を予約していたずん子は、その質問の意味が分からずに首を傾げた。

 

「え? なんで……って、この間デートしてくれるっていいましたよね」

 

「言った覚えねえなぁ」

 

「その時、連れてきてくれるって言ったじゃないですか。カラオケに」

 

「そうだったっけなぁ」

 

「そうなんです!」

 

 忘れるなんて! とずん子がむくれる一方で、クズ兄は本気で首を傾げていた。

 性欲のままに姉妹達を貪るキングオブクズオブクズ兄。バレれば国家権力が笑顔で手錠をかけてくるであろう圧倒的犯罪者である彼にも、なけなしの矜持というものがあった。

 姉妹との約束事は可能な限り守るのは、その少ない矜持の中の一つ。しかしながら考えども考えどもカラオケに行くという約束をした覚えはない。一体全体、いつ交わしたのだろうか?

 

「まあ覚えてないなら、それはそれでいいです。その分たっぷり歌いましょう!」

 

 軽く流してしまうような内容ではない筈だが、それはそうと待ちきれなかったずん子。男にマイクを手渡して早速歌い出した。

 

 一曲目は"神のまに●に"。

 

 懐かしさを覚えるチョイスだが、その聞き惚れるほどの美声で歌われると、途端に真新しく感じてしまう。クズ兄はいつものように静かに傾聴し始めた。

 ずん子に限らず、東北姉妹は全員がカラオケ好きだ。全員が全員、喉自慢を遥かに超えた美声と歌唱力を持っており、1ヶ月に最低1回は家族カラオケに行くぐらいにはカラオケにドハマリしている。

 そんな東北家の中で唯一クズ兄だけは歌うことに興味がなかった。

 出不精の社会不適合者たる彼は、そもそもの歌唱力が高くないため、もっぱら三人の歌を聞いては拍手をする係をするのが常だった。

 

「──はぁ~、最高でした! どうでした!?」

 

「おー」

 

 あっという間に歌い切ったずん子。いい汗かいた、と言わんばかりに快活な笑みを浮かべ、ぴょんと隣に座り込んでは男の顔を覗き込んでくる。相変わらず大型犬みたいな奴だとクズ兄は思った。

 

「お兄さんとのデートでどこに行こうかと迷ってたんですけど、やっぱりカラオケで正解ですね! 今度行くときはきりたんやイタコ姉さんも誘いましょ!」

 

「まあ、行ってもいいけど俺は歌わねえぞ?」

 

「えーなんでですか! たまには歌いましょうよ~、私お兄さんの歌聞いてみたいです!」

 

「えぇ~」

 

「えぇ~じゃないですよ、ヘタでも全然いいですから! ね? カラオケで上手い下手は関係ないですから!」

 

「いやおもっくそ関係あるだろ何言ってんだ」

 

 周りが下手っぴならまだいいが、何が悲しくて激上手集団の中で下手ボイスを披露しなければならんのだ。クズ兄がはっきりと拒否をすると、ずん子は途端にむくれだした。

 

「歌いましょ? 歌いましょうよ。ね? ね?」

 

「うーん」

 

「歌うの苦手でしたら一緒に歌ってもいいですから~」

 

「でもな~」

 

「うーたーいーまーしょーうーよ~お~に~い~さ~ん~!」

 

 同世代に比べれば豊満なボディをべっとりと押し付けて、クラスメイトには決して見せないウザ絡みをしてくるずん子。クズ兄は最初こそ軽い調子で断っていたが、一向に諦めないずん子にイラっと来たようだ。無言で電モクを取ると曲を入れだした。

 

「うぜえ。俺を歌わせたければこの曲で90点を取ってみろ」

 

「むむ! 受けて立ちますよ! ……って"初音ミクの消●"? なるほどなるほど……」

 

 選択したのは超高速BPMの絶唱曲。人類では完走は極めて難しい、呪文詠唱を思わせる難曲中の難曲だった。

 しかしながらずん子にとってはその限りではない。彼女にかかればこの程度、朝飯前。勝利を確信したずん子は自信満々で歌い始めた。

 

「────────♪♪」

 

 序盤の高速歌唱パートを楽々乗り越え。

 Aメロは余裕を見せ、サビはド安定。

 トントン拍子で歌っていくずん子。

 

(甘いですねお兄さん! この程度で私の舌はもつれたりしませんよ!)

 

 余裕綽々意気揚々。思わず得意げにクズ兄を見ようとするずん子……だったが、肝心のクズ兄が見当たらない。すわ、敵前逃亡か!? とあたりを見回すずん子。しかしその次の瞬間、彼女は思わず跳びあがることになった。

 

「ひゃぅっ!? お、お兄さん?」

 

「そのままそのまま」

 

 首筋がなぞられたのだ。

 下手人は当然クズ兄。歌うずん子の背後を陣取り、首から背中にかけてをゆっくりとなぞり続けている。

 ゴツゴツとした指先は、そのシミひとつない美しいうなじから、なだらかな背筋を辿って、尾てい骨までをゆっくり、じっくりとなぞっていく。

 歌ってる間にそのようないたずらをされて、歌に集中出来る筈がない。

 

「あ、あの……っ、こ、これじゃ……う、歌えませんよぉ……!」

 

「別に俺はそれでもいいけど? 九〇点取らなかったら歌わないだけだし」

 

「うぅ……」

 

 羞恥に顔を赤らめるずん子。観念して歌い続ける一方で、その手付きはどんどん激しくなるばかり。

 背中どころか、くびれた腰のラインを確かめるように触れ、程よい肉付きの尻肉、その触り心地を味わいはじめる。更には同じクラス、いや学年中の誰もが羨む程よい大きさの乳房を、好き勝手に揉みしだきだした。

 下から持ち上げるようにして救い上げると、確かな膨らみが制服を押し上げ、ぱっと手を放すと、たゆん♥ と揺れてその存在を主張する美乳。

 肌触りの良いショーツの上からでも分かる、どれだけこねても揉んでも飽きがこない、掌にギリギリ収まらぬ安産型の柔尻肉。

 調教され尽くしたずん子の体は、そんな雄のいやらしい愛撫にスイッチが入ってしまい、どんどん発情していってしまう。

 

「音程外れてるぞ~」

 

「あ、ぅ……♥ はぁ……はぁ……♥ ~~♪ ~~♪♥」

 

「おいおい、リズムもずれてきてんぞ? 大丈夫か~?」

 

 愛撫にただ身を震わせ、耐えるしかない状態。

 誰のせいだと思ってるんだ、という文句の代わりに出るのは、震える歌声と、はっ、はっと犬のように零れる熱い吐息だけ。

 

 そうしてずん子は5分間、いたずらに晒され続けた。

 

 体感では永遠とも思える5分。その短い間にずん子の体はかなり()()()()()()()()()。頬は赤らみ、全身は薄っすらと汗をかいて、むわ、と雌の匂いを垂れ流し、若干の怒りと隠しきれぬ媚びを混ぜた目で男を睨みつけていた。

 

「ふぅ~……っ、ふぅ~……っ!」

 

「点数は~……あー88点か残念だな~、2点足りなかったな~、これじゃ俺は歌えねえな~」

 

「だ、誰のせいだと……っ、お、お兄さんが妨害しなければ……!」

 

「妨害しないとは一言も言ってないしな。それでどうするんだ?」

 

「どうするって……」

 

「俺の事歌わせたいんだよな? ……もう一回、チャレンジするか? 一回でも90点出せたら考えてやってもいいぜ?」

 

「あ……っ……♥」

 

 男のギラついた目を見て、ずん子は悟る。

 歌えばまた、イタズラされることを。

 90点は永遠に取れっこないことを。

 そして……挑戦する限り、男の寵愛を独り占めできるということ。

 

 ずん子は、気が付けば頷いていた。

 既に男に堕とされてしまった身体も心も、否を唱える事は、決してなかったから。

 

 ………

 ……

 …

 

「──いっ♥ いったりっ♥♥ きたりのぉ……っ♥ あぅ、んんっ♥♥ お、花●連中っ、アイツもっ♥、コイツも……はぁぁぁぁ……♥♥」

 

 "千●桜"。

 和風ロックとして誰もが名を知る名曲中の名曲。

 大正ロマンをアーティスティックに描いたクールソングは、今のずん子にとってかかれば、誰もが顔を赤らめる非常に艶めいた曲に成り下がる。

 

 そして当のずん子は酷い状態になっていた。

 身に纏っていた制服は胸元までめくりあげられ、ブラジャーに包まれた、同級生の中では豊かな乳房が好き放題弄ばれている。

 指先はブラの中にまで侵入し、尖りつつある先端はぐりぐりと、まるでコントローラーにするようにこねくり回されており、その度にピッチが面白いように変化を見せていた。

 ひざ丈程の萌葱色のスカートは、そのホックを外されてずり落ち、隠すべきワンポイント入り純白ショーツが晒されている始末。

 そんな柔らかなJK尻には、ジャージ越しにテントを張るたくましいモノがめりこみ、形を確かめさせるように前後に擦られていた。

 

 そんな状態で90点の出来栄えなど狙える筈がなく。

 しかしずん子は特に文句も言わず、されるがままに何とか歌いきった。

 

 最終的な点数は84点。

 アレンジが過ぎるほどの変調だったが、イタズラされて尚これほどの点数をキープできるのはずん子の才能故か。

 まだ不承不承と言った感じで歌うずん子だが、男が次の曲を入れても、決して文句を言うことはなかった。

 

「──愛したって、いいじゃないっ♥ かぁ♥ ぁはっ♥ 縛り、誰も触れないようにぃ……こ、これも運命……んんんぅぅっ♥♥ お、お兄さん……ダメ……♥ っひっ♥ いく、いく……っ♥♥♥」

 

 "モ●イクロール"。

 サイケ調のシンセサイザーと合成音声のケミストリー。

 退廃的な歌詞を使って愛の形を憂うその内容も、今のずん子に掛かれば場末のエロ曲にしかならない。

 

 上半身は完全に柔肌を晒されて、散々嬲られて尖り切った桃色の先端を見せつけるずん子は、その股間を手で抑えて歌っていた。

 よく見ればずん子のショーツの中には男の手がねじ込まれており、生地越しに指先が蠢いてる様子が見て取れる。

 曲に混ざるのは粘着質な水音。乾いたところが見当たらない濡れそぼった布地は、ずん子が快楽に溺れている事を如実に示しており、強すぎる快感に翻弄されて、へっぴり腰になって、膝を笑わせている。

 

 最終的な点数は75点。

 画面には「音程を合わせてみよう!」とアドバイスが出ているが、曲が終わった頃にはずん子は息も絶え絶え。

 歌う以上に体力を消費し、全力疾走直後のようにソファに力なく座り込んだ彼女は、男に突き出されたべとべとの指先を、心ここにない顔でおしゃぶりさせられていた。

 

「──いぐっ♥♥ いっぎゅっ!!!♥♥ いぐいぐいぐいぐっ♥♥♥ んぁぁぁぁっ♥♥ あ~~~っ♥♥あっ、あっ♥♥ まってっ♥♥ もうイってるっ♥♥ イってるのぉっ♥♥ やぁぁっ♥♥ だめ、だめだめぇぇぇ~~~っ♥♥♥」

 

"ネトゲ●人シュ●●ヒコール"

 MMO全盛期のネトゲを揶揄し、リスペクトした名曲。しかし最早歌詞の原型はそこになく、マイクは嬌声を拾うばかり。

 

 壁に手を付いたずん子は、足首にショーツをひっかけ、マイクを片手にY字バランスのポーズで喘いでいた。

 秘すべき花弁はとうとう外気に晒され、陰毛がべったりと張り付いた肉厚の花弁は、湯気が立つほど出来上がっている。

 ゴツゴツした二本の指先は、そんなぐずぐずおまんこを何度も出入りしており、ぶぴゅ♥ ぶぷ♥っと情けない音を立てて愛液をかきだし続けている。

 そんな男の指先から手首はずん子の体液まみれ。いや、手首どころか太ももを伝った愛液は床に小さな水たまりを作るほど。どれだけずん子が感じているのかをこれでもかと伝えてくれた。

 

 恥も外聞も忘れて許しを請うずん子。

 しかしクズの代名詞たる兄は知った事かと機械的に穿り回すばかり。

 勝手知ったる雌肉は、男の手で簡単に絶頂まで導かれてしまい、気まぐれに少し変化を加えるだけで面白いように啼き、その膣口から霧吹きのように潮を撒き散らしていた。

 

 最終的な点数は67点。

 普通のカラオケではどれだけ音程を外していても、歌っていれば取れるお情けの点数。

 普段なら絶対に取らない点数。しかし今のずん子には悔しがる余裕もなく、丸尻を突き出して、息も絶え絶えにソファに突っ伏していた。

 それでも、男があるものを突きつけると、蕩けた笑みを浮かべて再戦を申し出た。

 

「──んじゅっ♥ んじゅっ♥ じゅぷっ♥ じゅぷっ♥ じゅっぷ、じゅっぷ……んふ~~~っ♥♥ んふ~~~っ♥♥」

 

 "ロー●ンガール"。

 一昔前に一世を風靡したTHE・サブカル曲。ノリとテンポを重視した歌詞は言語の羅列というより、電子ドラッグに近い。しかしそんな名曲は最早二人にとっては体の良いBGMでしかなかった。

 

 全裸にシャツ一枚を羽織って男の両膝の間に座り込んだずん子は、その屹立した男根に対してねっとりとしたフェラを繰り返している。

 雄の股間に顔を埋め、一心不乱で竿を嘗め回し、喉奥まで甲斐甲斐しく飲み込む姿は、彼女をよく知る者なら確実に失望するくらいにははしたない。

 ただ、今のずん子にとって知人も、友人も、世間体も、その全てがどうでもよかった。

 愛する人の精が欲しい。愛する人に気持ちよくなって欲しい。ただその気持ちで胸がいっぱいだった。

 エラだったカリ首。カウパーを垂れ流す尿道口。力強く脈打つ裏筋。収縮を繰り返す玉の裏。それらを余すことなく唾液でコーティングし、口いっぱいに竿を頬張っては、幸せいっぱいの表情で自ら顔を上下させて喉奥まで咥えこむ。そして男が気持ちよく射精できるように、培った技術を見せつけるのだ。

 

 最終的な点数はなし。

 途中でうるさいと、男が演奏を停止したためだ。

 男はずん子の頭を掴んで好き勝手に腰を振り、最終的にその腰の猛りを胃の奥にめがけてぶちまけた。

 ずん子はむせることなく、喉を鳴らして精液を飲み干して恍惚とした表情で男を見つめていた。

 

 男も、当然だと言わんばかりに反り返る竿で頬を叩く。

 二人のカラオケは、まだまだ始まったばかりだった。

 

 




続きは明日でござい。
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