故郷に帰ったらおっぱいデカい幼馴染みとエッチする事になった 作:緋枝路 オシエ
『好きな人と一緒に食べたら、料理はずっと美味しくなる』
女子が好きそうな恋愛系の雑誌を――――榮浬を好きだと自覚しながらも幼馴染みだからありえない――――自ら楔を打っていた、高校時代。
男がこんな雑誌を手に取るなんて、キモいとか思われないかな? 思春期の少年らしい感情を胸に一分だけチラッ……と回覧。
そこで開いたページにコラムとして掲載されていた、文章をたった今――――
「~~♪ 太洋が作ってくれたご飯~♪ 変わらない美味しさ、だけどいっぱい変わってる……!」
同じテーブルの横隣で一緒に夕食を食べている、榮浬を眺めていたら過ったのだ。
実家暮らしの榮浬は、一ヶ月前から太洋のアパートで同棲を開始させた。
近い内に結婚すると誓った二人、ずっと昔からお互い両想いであった、セックスフレンドに近しい関係から一気に永遠の伴侶・パートナーへワープしてしまったので、恋人期間を設け妊娠中期までは存分にイチャラブしたいと太洋からの提案だ。
気分は恋人! で、ありながらお嫁さん!
今はこんな狭いアパートだけども出産し榮浬と赤ちゃんが落ち着いたら、新しい拠点を借りるか……購入するか。
休日は必ずデートに出かけている。
白波町で、遠く離れた都会で、もっと田舎の温泉宿に泊まった事もある。当然二人っきりで。
既に着床を終え妊娠が確定している榮浬。腹部に変化は無いけれど時折お腹を愛おしく撫でるのは幼馴染みから、母親になっても変わらない慈愛の表情。
…………と言うのも毎日毎日毎日、太洋からエッチを誘うまでも無く榮浬から求めてきてくれるのだ。
デートが終わった帰り道……いや、デート中だとかデート開始五分しか経っていないのに、ラブホテルに入っていた事もあった。
太洋だって晴れて恋人となった榮浬といっぱいエッチしたい気持ちはあるのだが、流石に展開早すぎる。夜の分を今に移したのと問えば――――
「…………夜もして、今もする……ダ、ダメ…………?」
「…………ダメ、じゃ、ない、ですっ…………!」
二の腕でおっぱいを寄せまくって、その谷間にナニかを突っ込んで欲しそうな涙目で懇願してくるんだから卑怯だ。
「ギュッ~~♪ おちん…………チ、ンポ……の先っぽおっぱいで抱きしめちゃう♡ それとも~赤ちゃんを抱くようにフワッて、これくらいの乳圧のがいいかな♡ 太洋チンポの戻るべき場所だよ~~お♡」
「じゅぷ、じゅぷっ、んじゅっ~~っ♡ ふふっ……んぐんっ……ずじょっ、ぞっ……グプンッ、グブッ……グジュ……ジュッ……♡」
「゛ア ア ア゙ ッ~~♡ しゅきなひろのヒンほォォ~~♡ にんひんっ♡ もっろわらひをはらましぇへほヒィんらぁぁ~~♡ ああっ! ンゥゥッ♡ たいよォしゅきィィッ♡」
(てな事を、毎回してりゃ妊娠しない方がおかしいって)
夕食後、太洋が食器を洗っている最中、洗濯物を畳んでくれている榮浬へ振り向いたら眼が合ってしまう。
そこで軽く笑ってあげるだけで家事の手が止まってしまい脳内は、恋人であり旦那様にもなった彼の事だけで埋没する。
早くも瞳がトロンとしかかっている、今夜もおねだり間違いなし!
(一人で作って、一人で食べて、一人で家事してたけど、これからは榮浬と協力するのが当たり前になっていく…………)
二人分の食器を洗い終わったけど、遠く無い内に何個か増えるのだ。
もう太洋の身体は、存在は、自分だけの物ではなくなっている――――
産休を取って出産しても家の中で出来そうな仕事をしたいと榮浬は言っていた。無理はしないとキスされ、前腕を――――母乳が出るまでのカウントダウンしている――――Hカップに挟まれながら。
職場である洋食屋のオーナー含めた従業員へ、恋人が出来て入籍すると誓い合っていますと業務終了後、片付けを行っている店内で前触れ無く発表した。
「オーナー、先輩達にもご報告があるんですけど」
「なァんだ、太洋? 料理を俺達に見て貰いたいのか? それとも何か教わりたい事でもあるんか?」
「トガさんは最近マジで太洋をもう一人の息子だと思ってるから、頼られたら喜ぶぞ~!」
「あ! オイッ! それバラすんじゃねぇよっ!!」
……良好な関係を築き上げられている、助けられる事の方が多いけど太洋が助けることもあった。
図々しい真似をしてしまった、怒られるだろうか?
休憩時間に謝罪したけど逆に感謝され毎日フライパンを握っているのに、父親以上に貫禄と料理に命を賭けている職人の指の太さは、雇われた当初の握手よりも温かみがあった。
「――――俺、彼女出来ました! けっ、結婚もしますっ! もう決めているんですっ!」
「…………やっぱりか、おめでとうだな、太洋!」
榮浬の両親と同じく、オーナーはとっくにお見通しであったらしい。
恋人が出来た、結婚した、心境と環境が変化し愛情の深まり度合いは料理にも出るし仕事での立ち振る舞いにも滲み出ると、かつての自分を思い出しながら祝福してくれたオーナー。
他の従業員もそれほど驚きはせず、多分そうであろうと半分は予感していてくれていた。
「知らないフリしてやんのもオシマイだなっ! その恋人さんを養っていくンだろっ? 俺らに迷惑だとかくだらねぇ考えはしなくていい、迷惑かけろっ! そんときゃ助けてやるからよ!」
「そうだな私らでもいい、家族さんでもいい、太洋と恋人さんだけで解決しようとするな? 助けを求めなさい、育児はね、旦那と嫁が全力を出したって難しいのだよ……」
経験者は語ってくれる。一つの命となり産み出された赤ん坊。
自分と榮浬だけじゃない、色々な人の助けがあるから育てられる。
…………太洋だって、榮浬だって、そうやって育てられ五体満足な大人になれたんだ。
拍手の中、太洋は皆の気持ちが嬉しくて泣きたくなった……けど! 榮浬以外の前では絶対に泣きたくない意地を張りながら、顔をフロアしか見えないまでに下げることで隠せた……つもりだ。
「ねっ、太洋…………」
「んっ…………?」
全ての家事が終了し残すは入浴、それと…………
家の中でもマフラーだけは外さない、例えブラジャーを外しても!
自分のベタマフラーの予備を畳み、太洋が使用しているクローゼットの横側に置いたらお茶――――初めて榮浬を招いた時と同一ブランド――――を飲みながら、手を繋ぎ座り合っていた。
「育児って……すっごく大変なんだって……父さんも母さんも……そんな様子全然見せてなかったけど……本当は苦労していたんだなって……今になって改めて……」
「…………したい事とか、趣味とかを犠牲にしてまで、俺らの面倒みてくれていたんだよな……凄いよな……今度は俺達の番になったんだね」
「…………このアパートの階段……多分お腹が膨れたら上り下りが辛くなっちゃうと思う……ごめんね、あんまりここに住める日数なくて……」
「そんなの気にすんなよ、榮浬と赤ちゃんが最優先事項なんだから。暫くは実家に戻って暮らそう、落ち着いたら別の家で……」
「ありがとう…………エッチな事も……出来なくなっちゃうね……ごめんね……」
「だから榮浬のお腹膨らむまでは、毎日してるんじゃん! 我慢するさ、俺だけが満足したって嫌なんだ、産まれてから……赤ちゃん寝付いたらすればいいよ」
「……………………~♡」
「…………てかさっ、俺は我慢出来るけど、榮浬は大丈夫かの方が心配なんだけど…………」
「…………出来る…………もんっ! 人をそんなにスケベ魔神みたいな言い方してっ……」
クラスメイト達にはまだ伝えてないけど、ビックリされるだろうか。
それとも「やっぱり」と言われてしまうだろうか。
二人は記憶の中にある最も古い思い出を、脳裏に浮かべていたが手を繋いでいるからなのか―――
幼稚園時代は案外、お転婆だった榮浬に引っ張られていた太洋。
この頃から好きーとか、結婚するーとか、幼少期にありがちなその場だけの約束を交わした事…………覚えている。
小学生の林間学校ではまだ男女共同で寝室を使えた頃だった。
性へ目覚めてないのでエッチな欲望は無かったけど、一緒の布団でお話していたらドキドキしていた事……覚えている。
中学生から榮浬は変わった、おっぱいが急速に育ってDかEか、性へ目覚めたエロ男子の中にも太洋はいた。
あのおっぱい揉みたいとか、早く童貞卒業したいとか、自分も榮浬とはボカして似たような話をしていた。
どんどん素敵になる幼馴染みと最も近い太洋は、明確な想いを秘めながらも誤魔化し続けていた事……覚えている。
高校の男子学生で榮浬で抜いてない者は居なかった。先輩も、教師ですらいやらしい目線で――特に体育の授業時――の彼女を追って股間を疼かせていた。太洋も似たような物だったけど……自分は棚に置いて怒りの様な感情を纏わせていた。相変わらず好きの想いを隠しながら……幼馴染みなんだろってからかわれても「そうだけど恋人じゃないし」と、断言したわりに後から後悔した事……覚えている。
「お風呂、入ろうか……」
「んっ、そうだね……! 私が洗ってあげるね……♡」
榮浬がマフラーを外すタイミングは二回、入浴と就寝の時のみである。
それも自分で外すことはせず未来の旦那様がしゅるっ~と、片手で解きながらもう片方の手ではインナーシャツのボタンをプチッ、プチッ……そしてボンッ!
「…………いいコト、教えてあげよっか?」
「イ、イイコト…………?」
中~高でオカズにし続けていた幼馴染みのHカップ。
パートナーになった太洋は、このおっぱいを好きなようにしてしまえる権利を得た!
――榮浬にも彼氏出来るんだろうなぁ、あのおっぱいもソイツの物に……ヤダなぁ――
恋人にはなり得ないと誤魔化していても、榮浬に彼氏が出来る妄想しただけで腹が立っていた。
それは嫉妬に近い感情、想いを伝えられない自分に怒っていた。……だから先に恋人を作ってしまおうと奮闘し始めた瞬間、例の女子生徒に告白してOKされまたと無いチャンスだと無理矢理自分を榮浬から引き離そうとしていたんだ。
あの女生徒に感謝はしたくないけど、あの事件があったから自分はもっと榮浬が好きになれたんだろう。
励まされても説教されるでもない、傾聴。それが凄く嬉しくて――幼馴染みである自分の扱いを分かっていた。
「私ね……妊娠した影響だからだろうけど……おっぱい、HからIカップになってたんだよ♡」
「……………………あ゛ア゛ィ゛ィ!? あい、アイカップ~~!? えっ、何番目のアルファベット……? A……B……C……D……ハァハァ……E、F、G、H…………I……きゅ、九番目…………」
漫画のキャラでもIカップはそんなに見かけない。そこまで大きいと全く想像の外領域だ、Hですらバカデカかったのに……さらに育乳してしまったのか。
「何だか重さが変わったって、違和感覚えて測り直したの! そしたらっ…………♡ デートの途中でブラジャー新しいの買わないと、だね♡」
「…………ゴクッ、うっ、売ってる物なのか? Iカップのブラ……」
なんとっ、シャツの下はノーブラであった!
……本当は太洋が帰ってくる直前で取っておいたのだけど、徹底的にその気にさせてしまおう。
恋人が同棲して狭い浴場へ一緒に、そうなるのは当たり前の現象であり毎日中出ししてしまっている。
榮浬は生理が来なくなっても不安定にあるだとか体調を崩したりだとか、今のところそういった症状は見られない、けど――――
「Iカップのパイズリ♡ 太洋もチンポ大きくなってきたね♡ シゴき抜いてあげるからね♡」
「おっ……おう……!」
日常では太洋がリードしているけど、妊娠してから只でさえ強かった性欲が増強されてしまいナイトタイムに突入すればあらゆる手段で太洋を、その気にさせて精液を搾り取るサキュバスは覚醒進化を遂げている。
(榮浬の口から『チンポ』だの『シゴき抜く』だの……前者は俺が言わせたんだけど、すっげぇ背徳感……でもっ、興奮しちまってるよ俺……! Iカップにチンポ挟まれたいっ!!)
(んっふっふっ~♪ 今の内に溜めておかないとね♡ 残り何ヶ月かで出来なくなっちゃうし。んっ、でもセックスは無理でも縦ズリならしてあげられそう…………♡ まっ、いっか♡ パイズリでもセックスでもいっぱい気持ち良くなろっ♡)
勃起したチンポを晒しかたや汁気のような物が太ももを伝うおまんこを晒し、第一のエッチ会場へ向かうのである――――
童貞時代の太洋ならば榮浬のおっぱいスポンジで全身ウォッシュされているだけで、風呂桶一杯分の精液を飛び散らせていだだろう。
「ハァ、ハァ……焦らすような、洗い方だったね……」
「えぇ~~? そうかなぁ……♡ じゃっ、次はお待ちかねの……パイズリ♡ だねっ!」
一人用の設計なのでそれだけで厳しいのに、太っているからとは非なる面積の狭さはおっぱいがプレス機の様に迫るのでは無く、身体を動かさなくたってぶつかり続けていた!
学生時代のスケベ男子と全く同じ視線で、榮浬を見てしまっていた。
(キタ、Iカップ……俺は気がつかなかったけど確実に大きくなってるって……ハァハァ……)
事実を知れば……縦に包まれた時の胸感が違うっ、斜め方向からの圧が、密閉感がより上がっている。
「~~~~ッ、ああああぁああ――゛ッ!!」
女の子みたいな声を出してしまっている、男女の区別すら曖昧となる幼少時を早くも二度の回想。
「ぜぇっ~~たい、Hよりも気持ちいいパイズリになってると思うよ♡ お風呂場だから太洋の声が響いちゃう♡ それだけで私結構ヤバいよ……♡」
ピチッ、ズズニュ、ウゥ……
ぬるんっ、ずぐちゅ、ずりゅぅ、ずりゅぅぅ……
「チンポ破裂しそっ? これからはH じゃなくて Iのパイズリだからね~♡ んっー、我慢汁だけで精液噴射したみたいに白いの♡ 谷間から飛び出てるよ♡」
亀頭が胸板に接触し弾かれるように後退しても、パイ包みからは逃れられない。
カリ首ごと引っ張られ規定位置からまたパイズリを再開してくれる。昨晩は旦那様のチンポをお宝のように扱う繊細パイズリだったが、今晩はパワータイプの様なパイズリである。
ぎゅっ~~!
にぢゅっ、にぢゅっ、にゅぶっ、もぢゅっ、ぎにゅッ
「我慢しないでいいよ♡ 私もパイズリしたくってしょうがなかった♡ 太洋もパイズリされたかったでしょ? 『Iカップになった』って聞いたときの顔……♡ 男の人のソレだったもん♡」
「そんな顔……ッ、してた……のかお、れぇ……! されたかった! 榮浬のIカップでパイズリッ! されたかった! あっあ……あ、ぅ……!」
Iカップの言葉に瞳孔を開かせていた太洋もだが、何よりも榮浬が太洋のチンポをIカップにまで成長した豊乳で、叶わぬと思っていたロマンチックストーリーを成立させた榮浬側の方が、パイズリを始めとしたエッチにハマってしまっている。
「イッ……クッ! 一発目出るッ!」
榮浬の性欲があまりに強くてストッパーである太洋がもしも、お誘いを断る自体が起これば精気の抜けた様な人型になってしまうかもしれない。
……断るなどする訳ないが。
「…………♡ 毎日三回、四回は射精してるのに……こんなに出ちゃうのって凄いよねっ♡」
「お前がエロいからだっての……っ、ふぅぅ……なっ? もうチンポ勃ち上がってるだろ?」
ある意味太洋を勃起させ続ける裏技、おっぱいから解放しなければいい。
乳内で射精して一瞬は萎え込むも、ムクムク本来の硬さと大きさを取り戻すペニス。
直見するのもいいけど最も心臓が近い位置でプロセスを堪能するのも乙なのだ。
「こ、今度はさ……浸かりながらっ、しよっ♡」
エッチ我慢期間は着々と近づいているから、その間に蓄積させて凌ごうとする。
パイズリは分からないけど膣内への挿入は赤ちゃんにどんな影響を及ぼすか……そんなリスクの高い行為はしたくないので、ヤレる時にヤッておく!
「っ――ん゛あぁあ゛んっーー♡ ギュッーてしてっ! 私が太洋の物だって誇示してっ♡ ふゃっ、はぁあああっ!!」
一人暮らしでは節約や時間の面もあり、殆どシャワーで入浴を済ませていた太洋は同棲してから毎日お湯を溜める様になった。
「ふわふわするっ! お風呂セックス好きぃ♡ 太洋に後ろから抱きしめられながらァ♡ あぁ、はぅ♡ やひゃぁぁぁぁ♡」
上も下も開きっぱなしで液体がヌラリと、妖しく浴槽内からでも一際輝ける。
入浴剤など入れてないから愛液とおっぱいの間に付着した、精液の広がりが丸わかりだ。
浴槽を埋め尽くしかねない、窮屈なIカップを後ろから!
浮力を味方にした腰運動で負担は軽減されているので、お風呂場セックスだけで五回戦までしたこともある……特に休日は仕事疲れなども回復しているので、朝から理由を付けてはエッチのお誘いを榮浬はしてくる。
「キスッ、キスして太洋~~♡ んぢゅぅ! はんっ、ぢゅぅ……だいっ、すきぃ……♡ ゆさゆさしてぇ! ちゅ~しながらしてっ♡」
「ッ~~~~゛ッ゛ッ!! やっぱり我慢できなさそうじゃん榮浬の方がっ! エッチなお母さんだなぁ! ちゅっ、ちゅ……はぁ……んっ……俺も……エッチだけどさっ!」
お腹が膨らんでも榮浬の方から「手コキしてあげようか」とか「フェラさせて」とか、オネダリする光景…………異常なまでに簡単に想像出来てしまえる。
太洋が大好きですぐ発情しちゃうのは榮浬だけど、それに応えるのは恋人の役割だからじゃない。この二人にセックスレスなんて言葉が付くことはないだろう。
赤ちゃんが宿った場所と一番近い場所が締まる、閉じる、吸い込まれる。
これだけセックスしても膣内で巻き付く圧は変わりないのは恐ろしい。絶頂間際になると壁から愛液を生み出しながら、ヒク付かせていくのも――――
「~~~~ッ~~♡~~たいよッ…………アッ…………♡ んっ…………♡ たいよぉ…………♡」
全部榮浬の中へ注入したつもりでも名前を呼ばれる度に追加でドッ、ドビュッ……
精力が付く料理は作っていないのに、まるでお休み期間中の精液を「前借り」する様な勢いで精液は作られ、飛び出していく。
「ふっーふっーふっー…………次はさっ、布団でしよっか……?」
「…………うんっ♡ ずっと抱きしめてくれたんだね、それも好きだよっ♡ ありがとう……」
さっき洗ったばかりなのにまたしても洗体しなければ。何とも非効率な行為だと二人して笑ってしまうけど……
(あっ♡ 勃起してきたぁ! おっぱい好き過ぎるでしょ♡)
(わざとおっぱいで洗うからだろぉぉ~~!!)
同棲してからは「勃起を止める方が難しい」
男性は一回、二回射精したら概ね満足してしまうのだがその満足度を100から200へ、200から300へ超過させている。
……男性とは反対に一度イッてからが本番なのが女性。
榮浬の場合最初から本番な勢いだけど……再び泡と体液を流し終えたら手を握って、浴槽からゆっくりと――――
ドライヤーで髪を乾かしタオルで身体を拭き終わるまでは無言。
イチャラブっぷりが嘘みたいに視線も合わせていない……が
「榮浬っ! んちゅっ、ちゅるちゅるっ!」
「あぁ♡ 太洋っ! ちゅぴっ、ちゅっ! んぅー、ふぅー♡ んぢゅっ、くぅ……あ、ンッ……♡ はぁーはぁー……♡」
毎日洗濯しているけど追いつかず、予備を三セット購入した安物の折りたたみベッド。
全裸のまま抱きしめ合い女性の器官と男性の器官、肌と肌、唇と唇をくっつけあう。
暗転のような刻、入浴を済ませて交わってまた入ってを繰り返す。
休日はトコトンまでにエッチ特化させている。
「パイズリ……いいか? 俺が乗る姿勢で……」
「いいよ♡ 亀頭舐めさせてね♡ ……むぎゅ! おっぱいでも太洋を抱きしめてるよ♡」
手を添える必要は無い、彼女が左右からIカップを押し込んでくれる馬乗りパイズリ。
(あっ、太洋優しい……♡ お腹に手を置いてくれてるっ…………♡ 嬉しいなぁ、そういう気遣い……太洋はずっと優しいよ……♡ ちゅるっ、れろっ、ずっ、つぅ……レロッ♡)
その気になれば膝で締め付ける事さえできる、Iカップの巨大さは緩いピストンでも派手に弛む。
男性主位のパイズリでも激しく「パンッパンッ!」だなんて動きはもうしない。
榮浬を押し倒して八つ当たりパイズリしてしまった時と同じ馬乗り、だが何から何まで違うのだ。
「これくらいでっ……痛くないか? あっ、俺は凄く気持ちいいからなっ! おぉ……玉まで埋まるぅ……! ハッ、ハッー」
右腕は額や髪を撫で左腕は産まれる刻を静かに待つ、赤ちゃんの揺り籠を優しく撫でる。
激しくなければイケないとか、そんな感情でも体質でも無くなっている。
榮浬は恋人だけど――その身体は自分だけの物じゃないから
「名前……どうしよっかな!」
「ねっ♡ 産まれる直前まで考えようね♡ 太洋と付き合ったらって妄想……何回もしてたけど、赤ちゃんの名前までは決めて無かったからさっ……♡ ぢゅむっ、ちゅりゅっ……すりすりっ♡」
「俺も誰かと結婚するなんて……そう思ってたからどうやって決めていいやら。これだけは俺達二人で考えたいよなっ!」
パイフェラしながら未来図を組み立てていく。エッチはコミュニケーション、日常会話しながらだってこの二人の間では珍しくない。
産休になれば大好きな趣味である釣りだって榮浬は出来なくなってしまう。今まで当たり前で簡単に行えていた事すら難しい曲面となる。
その来たるべき気持ちを太洋は理解したいと、可能な限り居られる時は傍で手を握っていたいし出産の不安を取り除いてあげたい、自分の身体以上に愛おしい。
「ん゛ッ!?――――ッ~~♡ ぷっ、ァァ……♡ 硬いの擦れるの……好き……♡ ふやぁぁ……太洋の精液ソムリエになれちゃいそ……♡」
「ぁ、ぉぉ……榮浬っ……じゃあ俺が一級資格をあげるよっ……!」
「へへっ……ぇ……♡ ありがと、太洋……好き……」
ずるっ、ヌチュ、ネバッ、ァァァ……
ズリボディから一際突起させているIカップ。挟み込まれていたペニスは甘えたがりで、中々ザーメンブリッヂを途切れさせようとしない。
「大好きって言われたから、さっきよりも濃くなってる気がする……! 出したら普通薄まるのになぁ、今日は何時もより寝るの遅くなりそうだよ……?」
「♡……………………♡ そーなっちゃうね♡ えっ、えっとっ、また抱きしめられながらセックス……したいなぁ♡」
様々な体位を試してきたけど
「……っ♡ あ゛ あ゛ あ゛っ~~~~♡ うっ♡ ぅ……♡ っはあああぁん~~ッ♡ たいよぉ! たいよぉ♡ あふっ!? ぅ……♡ もっとギュッてして! 私もギュッてするからぁ♡」
「するっ! するからっ! ずっと榮浬をギュッ~~~~てするからなっ! スキ、榮浬好き! 俺を好きで居てくれてありがとう! 俺もずっと榮浬が好きだよっ!」
ゆさっ、ゆさ、ゆさ、ゆさっ……ぬぷっ
結合部から卑猥なネト音が立つも、子宮へ強い刺激を与える高速ピストンに非ず。
腰を軽く揺する対面座位、切っ先が到達したまま前後ではなく横振動。
「離れたくないよぉ♡ ずっとこのままでいたいのぉ! ぁんぐ♡ あ、あ、ラブラブエッチぃ……♡ 夢みたいだよぉ……ひっ、ん、ふ……♡」
「夢じゃない! 俺と榮浬は恋人セックスしてる! そしてこれからは夫婦になるんだぞっ! 離すもんかっ! 迷ったりもしない! 榮浬の人生は俺の人生だっ!」
卵管にまでくっつく、彼の先走りが一足早くぴゅるっ、ぴゅるるっ……出ているのが分かる。
産まれた時から一緒で、誰よりも距離の近い幼馴染みで――
一度は諦めそうになったり、随分長いこといい訳していたり――
それがこうやって命の芽吹きを感じ取りながら、互いの命をも共有していける関係になれた。
運命とか、奇跡とか、大層な物じゃないけど――
(わたしね、おとなになったら、たいようとけっこんするー!)
(えぇ、はずかしいよえいり……お、おれも、えいりとけっこんしよーかなー……!)
冗談半分ですらなかった、それが嘘か本当かなど判別する要素も知性も無い。
毎日榮浬と太洋と遊べたらって、それだけを考えていれば良かった幼稚園の砂場での一コマ。
言いたくなったから言った、愛情か友情か、分からないけど何だか恥ずかしいあの時の発言が――
(叶っちゃった……♡ けっこん、もうすぐ……するよ……大好きな幼馴染みと……あの頃の……わたし……………………)
初恋の人は幼馴染みで、好きになった幼馴染みと一緒に籍を入れて、名字も糸巻から「勇魚」に変わって――――
本当の意味で〝生ある悦び〟を、実感している。人生まだ21年、死ぬまで、死んでも、好きな人とずっと隣り合える――――
「ただいまーっ! あっ~~靴靴……よしっ! ただいまただいまー! 赤ちゃん~~!!」
「おかえり太洋! 私にはただいまーって、言ってくれないんだぁ……? よしよし! パパが帰って来たよ~!」
無事に出産した榮浬は、実家で産休を取っている。
二人の両親は協力を惜しまず、例えお母さんである榮浬が無理な場面でも、四人の内誰かが必ず赤ちゃんを見てくれる。
紫髪は少しだけ短く切ったけどエイの尾ビレを模した三つ編みスタイルは変わらず、おっぱいの大きさも変わりなく……
夫である太洋はまだ不確定ながらも自分が考えた料理がメニューに乗るかもしれないと、珍しく反応を楽しむ様にニヤニヤしていたオーナーに「榮浬さんと赤ちゃんを支えるんだぞ、頑張れ、お父さん」と言われてまたもや泣きたくなってしまった……やっぱり我慢したけど! もう特技でもあるので。
「…………いいっ?」
赤ちゃんへの授乳中、マタニティワンピースを着用する片乳付近は、穴のような物を開ける仕組みになっており…………
「……………………♡ もうっ、エッチなお父さんだねぇ? いーよっ…………♡ ホラッ」
互いの家族が居るから、あまり長くは出来ないけれど――――
もう片方の乳を露出させ、何千も見せたハズなのに赤面するIカップの持ち主。
目を瞑っていた赤ちゃんがボロンッと零れ出たおっぱいの振動で目を開けてしまうも、すぐにチュウチュウ母乳を吸いながら、目を瞑ってくれた。
「ちゅっ…………チュパッ……」
「太洋さ…………♡ 私のおっぱい好き過ぎるでしょ……♡」
この質問も何回したのか、赤ちゃんと平行になって五秒間だけ乳首を口内に入れて柔らかく吸い込まれる。
「…………チュッ、好きに決まってるだろっ! 嫁のおっぱいなんだからさっ!」
「…………♡ おっきい赤ちゃんだ! 困った困った! ねっ?」
「誘ってきたの榮浬からのくせに…………!」
――口を離した瞬間に家族達が……これも何度目なのか、記念撮影しようと殺菌消毒し撮影器具一式を持ち込んできたら、赤ちゃんも無垢な笑みを皆へ振る舞ってくれた。
これでアルバム三冊目らしい。榮浬の家族用、太洋の家族用、そして夫婦となった二人用!
上手く行かない事だってあるだろう、喧嘩してしまう事もあるかもしれない。
でも夫婦なのだから喧嘩したって、必ず仲直りしてもっと愛を深める事が出来る。
恋の始まりを告げたあの刻から、ずっと澄み渡り続けるこの想い。
幼馴染みから――夫婦へ、未来を彩る新しい命を育てあげる運命共同体。
「…………! チュッ!」
「「「おぉ~~! 榮浬ったらカメラの前で大胆ねぇ~!」」」
シャッターの前に大好きな太洋へキスしてやった
その次は太洋がキスをして来た。
最後の一枚は赤ちゃんを抱えながら。
毎日見返しているけど、どんどん増えていく写真。
どれも、全部、忘れるわけがない。
「ところでさ、太洋? さっきアンタ榮浬ちゃんにナニしてたのぉ~~?」
「…………ちょッ!? 見てたのかよォかーちゃんんんんッッ!?」
「…………………………///」
――全部思い返せる、旦那……いや、太洋との軌跡を
今の私達を形作ってくれている、大切なぜんぶ――――
幼馴染みは旦那さまで
旦那様は…………幼馴染み
ありがとうございました!