故郷に帰ったらおっぱいデカい幼馴染みとエッチする事になった 作:緋枝路 オシエ
太洋が榮浬だけを信用していた理由は幼馴染みだからであり、告白する事もされる事も絶対にありえないと思い込んでいたからだ。
大人になっても朽ちぬ心の友、大人になっても仲が良い幼馴染み、彼女とならこの先何十年もずっと〝幼馴染み〟として――
「気持ちの流動が止まらないの……太洋っ、太洋! 幼馴染みのままじゃイヤだよっ……心地の良い距離だけどそれじゃ……私はヤなの………」
幼馴染みのまま、距離を維持しているだけで満足だった。太洋がフラれてしまうまでは。
何時から好きになっていたのかは分からない。友達として、お兄ちゃんであり弟である太洋はあまりにも他の男性より接する機会が多い。
好き、だけどこのままでいい。
遊んでお話しして、学校でも授業を共にして、修学旅行でも同じ班で行動して。
いいじゃないこれで。この先高校生になって卒業して、社会人になっても太洋は近くに居てくれるハズだから。
例え彼女が出来ても結婚しても……長年の幼馴染みって唯一無二の、肩書きを持っていれば……
「我慢できなくなっちゃった……太洋が彼女を作りたくないって、逆に私は太洋への想いが強くなって……幼馴染みの枠を壊してもっと近寄りたい……怖くて中々行動に移せなかったけど……!」
(榮浬……俺をそんなにも想っていたのか……)
榮浬が自分を好き?
そんなの考えた事も無かった。
『幼馴染み』って理由だけで充分だから。
(幼馴染みが恋人ぉ? 結婚ぅ? ナイナイ! 漫画だけだって!)
……勝手に除外していた、幼馴染みの枠に固定した故の灯台もと暗し。
「太洋……好きだよっ……♡ 恋人になれなくたっていいから……エッ、チ……して欲しいな? 太洋との距離を縮めたいな……わがまま、だけど……お願い……しますっ……」
客観的に見れば他の男には触られてすらない、極上のHカップを筆頭に男が狂い出す要素しか所持していない極上の処女。
恋愛はしたくないけど性的欲求は人並み以上にある太洋からすれば、利益は計り知れない。Hカップの幼馴染みとエッチが出来るのだからっ!
でもそれって、セックスフレンド……なのでは?
幼馴染みと不健全な関係に……漫画であればソソるシチュかもしれないが、実際身に降りかかるとエッチは……したいっ! が、榮浬の身体を味わうと戻れない気がして……
「俺……も、榮浬とエッチな事したいっ……え、榮浬はシタ事……」
「ないっ……よ、パイズリもセッ、セック……スも……キスだって……全部した事ないっ!! た、太洋以外とそういうの……ヤだ……」
交際経験も皆無であるのは真だったらしい。
短い間に何度も発したからパイズリには多少慣れた様子だが、セックスの単語で頭と三つ編みを左右へ揺さぶらせ、遂には顔全体をマフラーで隠してしまう。
恥ずかしくって堪らない、セックスなんて直接言葉で表したのは多分……初めてかもしれない。
男性器の話題と同じく、クラスの女子に催されてもスルーしたし、やむを得ない場合は「性行為」やら「性愛」などでクールに誤魔化してきた。
「……♡ しよッ♡ 私の初めていっぱい貰って♡」
「~~~~~~~゛ッ゛ッ!! なんつーチンコに悪いセリフを!」
榮浬がやぁっとパイズリ姿勢を崩した……筆舌に尽くしがたい表情をしたり、こぽっと精液池となっていた谷間からは液状ではなく固形なので張り付いていたり……あるが、ショートパンツのベルトを置きポケットに人差し指を引っかければ、ルリと落下。
「コレは……太洋が脱がして? パンツ脱がされるの……これも初めてだからね……♡」
ヒップ部を覆わずT字にカットされた、ソングタイプ。
男性である太洋には正式名称は不明であるが、ブラと同じレモンイエローのTバック、エッチ下着を榮浬が着けていた興奮で脱がせ方が結構力任せにサイドを持ち破らん勢いで、扱ってしまった。
「毎日……こーいうの着てるの……?」
右脚だけ曲げて、左脚へショーツを引っかけたまま………
これはっ!? エロ属性の一つである片脚パンツ!?
「そんな訳無いでしょっ……」
無自覚に繰り出した榮浬は、実はエロの塊で素質があるのかもしれない。さっきから太洋が悦ぶ行為ばかりだ。
パンツの内側、クロッチには無色の液体が榮浬の股間と繋がっている。やたらと粘度が濃いようで鼻を荒く鳴らしながら視認すれば、いくばくか白い濁りを含んでいた。
(あぁ、コレが愛液か、先走りと同じで性的興奮を覚えたら本能で分泌させちゃうって言う……榮浬でも濡れるんだ……)
変な事を思ってしまった。
再会して「コイツ彼氏居るんだろうな~~」と、勝手に思い込んでいた時も端的に表せば「セックスしたんだろうなぁ」に、他ならない。
「やっ……あ……♡ 太洋が……太洋に私の……いつもよりビシャビシャ……やああっ♡」
濡れて、突っ込まれて、ギシギシ……とはならず、太洋を一途に想い続けていくらでも、男を選べる立場なのに選ばなかった。
彼女は太洋しか見えないのだ、太洋以外とエッチするのは嫌、結婚するなんて嫌、じゃあずっと処女でいい、ずっと独身でいいと!
「いつもよりって……??」
「……言わせるの? 私だってね……オナ……くらいするよ……♡ 太洋が都会に行ってる最中は、頻度高くなっちゃって……あああううう!! もも、も! もういいでしょぉ……バカぁ」
(そっか、そうだよな。オナニーの一つや二つ、やってない女は居ないよな……)
男性はどうしたって女性を聖なる存在として崇拝してしまうけど、性別が違うだけなんだ。男と一緒で自慰くらいしない方がヘンだ。
榮浬だってこっそりオナニーを……オカズになっていた自分とここまで来たんだから、内緒にする必要も無い!
自暴自棄とも取れる榮浬の暴露。相変わらず口元は隠しておっぱいは隠さず、仰向けでだってモチモチブルンッ、乳輪を大きく持ちいやらしい乳首は勃起済みなのでプリップリ。
グミなのか、柔らかさ一番の白波町の甘エビなのか、しゃぶり尽くしたい欲がギンギンになればペニスも連動しギンギンな垂直に改装される。
「いーよ……いっぱい濡れ……ちゃってるから……挿入して? 一緒に初めて……卒業しよっ♡ 太洋……」
返答はしない、その声を聞いてるだけでゾワゾワするっ……
彼が知っていた榮浬ではないっ、榮浬はどんな女よりもエッチだった。
髪と同じ藤色のアンダーヘア。太洋が都会暮らしをしていた時は、ちょっと怠気味になっていたけど帰還次第大急ぎで整えパイパンから少し生やした、そんな表現が的を射るIライン。
チクチクしない、滑らかな手触り。塗料で塗られたかのようで違和感がまるで無い。永久脱毛していたら逆に違和感があっただろう。
榮浬の女性器、おまんこを見るなんて……小学生の低学年以来?
――へー、チンチン生えてないんだなー、女の子は。
程度にしか思えなかった縦筋が、十数年の時を経て現れた。このおまんこに自分のを……
(入らないっ、狙いは定まってるのにっ! あーーカッコワリーよ俺ぇ……)
どちらも余裕は無いけど、入るハズの竿が入らない。
前戯はしてないけど、性器は準備万端になっている……もっと濡らさなきゃダメだった?
「……も、もう少し下……かな? あっ……んッ♡ そのままっ……」
位置が微妙にズレていたらしい。お尻の穴と大分隣接した位置こそ、狙うべき膣穴。
初エッチで早くも失敗に近い、かっこ悪い面を見せてしまったが笑いもせず、戸惑いと恥じらいを忘れぬまま、誘導してくれた幼馴染み。
土壇場では女の方が度胸がある、それは本当かもしれない。
(ここっ……ァ……先だけ入って行く……もっと、進むぞっ……)
(本当にっ、私達っ……セックスしちゃう❤幼馴染み以上になれちゃう❤)
異物器官の混入、壁に到達しない間は剥けた亀頭で、浅く膣肉の感触を捉え腰を落とすも、ここからだ。
それ以上先に入るなっ!
膣口への進入を拒むカーテンはブ厚くも薄いデリケートな粘膜。
丁重に縫い合わされたヒダは持ち主がどれだけ男を慕っていても、意志と無関係に異物を追い出そうとしている。男を知らないこの神域に突入するには……
(あうっ!? 指でも入れない場所っ♡ 太洋のおちんちんが♡ 来るっ、来るっ! 色が変わってる部分がぁ……はっ! はぁぁっ!? 皮の部分がぁぁ♡)
グジュッ……グッ、ググぅ……ズヂュッ
「あああああ゛あ゛あ゛ッッ!! うァ゛ッ!?ああぁあ゛っ! いぅ……いっ……はァぅ゛ぅ~~!!」
腰に力を込めるしかないっ、処女喪失。
自分の器官の一つが切り刻まれた。ブチリッ、21年もの間共にあった部位が、好きな人が内臓しているペニスで破壊した。
初めては痛いと聞いた。
覚悟してたけど麻酔も無く股間から全神経に直結する激痛。
お気に入りのマフラーに歯を立て、噛み千切らんとする剣幕も信じられない。
瞼がせり上がり眉もしおらしかった、逆ハの字から反転。親の敵を見つけたような凄まじい形相で太洋を睨んでしまっているが、怒りの感情などこれっぽっちも抱いてない。
「あっ゛っ!! つっぅ~~!!? 榮浬のおまんこ煮立ちすぎっ……チンコが火の中に入ったみ……うおぉ!? 蠢くッ!?」
熱湯なんてモンじゃない、罪人を戒める煉獄の火炎。
気を抜けば一瞬で、太洋の分身が浄化されてしまうっ、溶解液でも放たれた感覚に陥り処女膜を破壊しそのまま進行。
ゴンッと接触した最深部へ到達したが、未体験の快楽と動けばこれ以上の……ある種の恐怖感、童貞をおっぱいが大きい美女で失った達成感、幼馴染みと後戻り出来ない行為をしてしまった罪悪感……など、本日三度目のフリーズで身動きが取れない。そんな最中でも、膣の鮮明なる情報はペニスから、伝わってしまうのであり……
「やっぱり……痛いんだねっ……はっーはっー……♡」
榮浬はオンナに、太洋はオトコへ。
あの頃の自分らは幼馴染みと身体を重ねてしまうなんて、この惨状を見せたって信じなかった。
「ん~~……でもねっ、痛ければ痛いだけ……想いが成就した幸福で身体が……中から満たされていくのっ、太洋っ、太洋……私、嬉しいよぉ……♡」
「榮浬ッ……」
アソコからは血が流れている、自身のペニスでブチ破った処女の証。
鮮血とは呼べずに黒色混じりの生々しく痛々しい、血が睾丸にも付着していた。
見るのが辛い、太洋では決して味わう事の無い最初で最後、たった一度だけの開封の儀。買ったばかりのカーペットに血を始めとした体液が染みこむが今更だ。
本来ならば恋人同士であるならば、好きだよと愛を呟きながら抱きしめてやればいいんだろうか。
冗談でも「好き」と言えないトラウマを抱えている。榮浬の痛みを分かち合うことも出来ず、ペニスをヒク付かせながら表情の硬い幼馴染みの笑顔は本当に、幸せそうで……
「ふっーー、はぁぁ……ちょっと落ち着いた……太洋のおちんちん……ピクリピクリって、血管の動きまで分かっちゃいそう♡ いーよ……? 私も動いて欲しいな……気持ちよくなろ?ねっ……♡」
榮浬からすれば「セックスして貰っている」
簡単には拭えない過去を知っているから、幼馴染み以上になりたいけど恋人未満、無理難題に応じてくれたのだから気を遣わずに好きなようにして欲しい。
(でも太洋は待っていてくれた♡)
……動かなかったのは未貫通極小おまんこに瞬殺させられると察して、腰を埋めたまま動けなかっただけなのだが余計な事は言うまい。
応じて貰っているのだからおっぱいを鷲づかみにされ、乳首を引っ張られ、乱暴なまでにペニスを抽出されても、耐えるつもりであった。
「榮浬――ッ゛ッ!!」
「あンッ! 大丈夫っ♡ もっと! きゅう゛う! 私も気持ちいいからぁ♡ はァ♡ はァ♡ んぐッ!? おちんちん擦れる! 抉れるっ! あっ……あ、はーっ、んん♡」
榮浬の腰を掴んで目つきが変わる。狭苦しいのに驚くほど軽いストローク、先端が半分ほど露出した瞬間にバヂュッ! ジュブッ!
例え隣人が居てもおかまいなし、喘ぎ、ヨガリ、オスとメスの本能むき出しセックス!
エロ漫画ではフォントで各作家の力量や好みが問われるパンパン音。
肌と肌が粘液と粘液が接触し、劣情を刺激され耳が犯されるとはまさにこの事だろう。
「止まらないッ! チンコ止められないっ!!? 榮浬のおっぱい凄くやらしく揺れてるっ!!」
「あぁア! うァ!あっ、ひぅ゛ぅ゛ッ♡ 太洋の為にねっ! おっぱい大きくなったの♡ いろんなところが成長したの♡ ヒャうっ! あんんんぅぅ~~♡」
叶うかも分からない夢を抱き、一途に保って誰にも身体を許さず、人類の中で唯一選ばれたのが……太洋っ!!
元はと言えば中学生の榮浬が歳に不釣り合いな発育だったから、おっぱい好きになった気がしなくも無い。注目されていると判明してから、さらに大きくなる努力を?
「はぁ、んぁ、一番恥ずかしい場所で繋がってる♡ ハッ! ゛ィ゛ィ~~♡ そこっ、もっと押して欲しいっ……♡」
エッチは予想外の事ばかり。イメージトレーニングなんて意味なかった。
相手が誰かは知らないけど童貞卒業エッチではこうして、ああして、膣壁の感触さえ何百とイメージし男らしくキメてやろう……目論見は1ピストンで消え去った。
腰が勝手に動き出す、子宮口を押して、カリ首で纏わり付くヒダ肉を掻っ捌き、榮浬を引き寄せる形で打ち下ろす。
「ヒッ!? グッ♡」
両思いの恋人同士じゃないが、相手は性交経験の無い女の子。大事に扱うのが礼儀なのに、思いっきり無視して重力に逆らいバウンドするおっぱい、激しいプッシュを食らっても破顔する幼馴染み、言い訳するなら「だって好きなようにしろって!」……最低だっ。
「ハッ……っんっ、あっん♡ 太洋の生おちんちん~~♡ ずっと一つになりたかったのっ♡ 切なかったよぉ♡ んふっ、ッぅ♡」
(なま……? そういえばゴムしてないっ)
そんなの常備してないし、あってもする間が無かった。
榮浬の言葉に甘えて童貞を失ったけど、妊娠させる気は無い。膣内射精せずとも生挿入だけで危険なのだがこのままでは膣内でイッてしまう、幼馴染みを妊娠させてしまうっ!?
「たいよぉー! わたしっ! わたし゛ぃ゛ぃーー♡ はじめてのせっくすでイッちゃうの♡ たいよーにイカされちゃうよ゛ぉ゛ぉ~~~~♡♡」
「俺も゛っ! 榮浬のおまんこにイカされるっ! さっき射精したばかりなのにまたっ! アッ……アッ、アアアッ!! クアアアアアッ!!!」
微妙に噛み合ってない、榮浬にイカされるのではなく「榮浬のおまんこ」の表現は身体は許せても心は許せない、まるで女の子みたいだけど、深く刻まれた失恋痕は重症、癒えない。
種を発射する器官に従いがむしゃらに膣内を刺激し刺激され、ペニス表面が膨れ上がってきた。榮浬も膣感で膨張を捉えて身を捩らす。
長年の幼馴染みと正常位セックス、何処か寂しそうに両手は空を泳いでいるが、今の太洋にその意味は分からない。
手のホールドが無い分を両脚を腰に回して補う形……だいしゅきホールド……愛情表現であり、受精表現。男としてこれ以上ないエロティックな妊娠願望だが――
「もっ……ダメぇ♡ はっあああんっ~~♡ えっ……? んぶ゛っ!? あっ♡ あああああ゛っ゛っ~~――♡♡」
絶対に抜け出せないだけの力。
榮浬は無意識であったが成人男性を遥かに上回る脚力だったのに、火事場の馬鹿力だったのか残り1秒でペニスの線を抜いた太洋は、膣内射精を待ち望んでいた榮浬の顔へぶっかける。
欲しかったのは膣内。だけど勢いと雰囲気に榮浬の思考回路は極端にグレードダウンしていたので、それが失礼だったと顔とおっぱいに衰えぬカルピスゼリーを、振りかけられ終わってからハッとした。
太洋の種子で妊娠……したかったけど、子作りセックスではなくお情けを貰っている立場なのに……1テンポ遅れたけどイケて気持ちよかったけど……オナニーでも中々しない潮吹きで、太洋の身体を汚してしまった。
(ハァッー、ハァァ……ハッー、うっ、すげぇ……引くほど出た……セックスしちまった……)
ドロォッ……
膣内からは破瓜の血を、口元からは泡立たせた唾液を、身体中の毛穴から疲労と興奮の汗を、紫水晶の瞳からは涙。
へそ辺りから零れた精液が破瓜の血と混ざって絵の具のように変色、ピンク色だ……榮浬が来る事になって大急ぎで掃除したけど、カーペットにちゃぶ台まで体液でグシャグシャだ。
「ふーーー~~っ♡ はぁ、はーーー♡ ありがとう……太洋……」
余韻、というよりも疲れて動けないだけ。
なし崩し的に始まってしまった一連のエッチ。パイズリされて正常位して、童貞仲間に自慢したくなる素晴らしい女性が相手。なのに釈然としないのは……
寝そべったまま呼吸を整え心臓の鼓動を鎮めているが、まだ時間は掛かりそうだ。
榮浬の右手と自身の左手、多分薬指かと思うが感覚が希薄、恋人ならこのシチュで何をするか?
(……あっ……)
彼らはエッチしたけど恋人じゃない。
ソレの願望がある榮浬も、ぶつかった瞬間に引っ込めてしまった。
そうなる事を恐れている太洋も同じ、無言で半身を反らし意志を表す。
「…………」
「…………」
今になって初めて、学校から楽しそうに帰宅途中の児童達の声が聞こえた。
互いの心音は聞こえない。
※
オレンジに染まる残光は夕日の現し身。空色のスケッチブックが上書きされる時間帯。
「おうちに帰りましょう」と、人型のシルエットが枝分かれする力を備えたアナウンス。
遊ぶのに熱中しすぎて、気がついてたけど二人で無視して……帰ってきたのが19時過ぎになって二人してゲンコツされて……
(あぁ、戻れない。何時までも二人は子供じゃ無い、こうやって大人しか出来ない事しちゃった訳だし)
「んっ、ドライヤーありがとね……」
シャワーで体液を落とし誤魔化しようが無い衣服は責任を持って、太洋が洗濯・乾燥し後日返却。
適当な太洋の私服を借りたが当然、女物の下着が持ち合わせてないからノーブラでノーパン。
長袖に英数字の入ったVネック、寝間着として使用できるダボッとしたスウェット。組み合わせなんて言ってられない。
榮浬はチャリンコがアシ代わりの自分と違って、家族から借りてるステーションワゴンで職場から遠出から秘密の釣りスポットまで、釣り具を運びながら走り回ってるが裸で車を運転する訳にはいかない。
(榮浬はこの町の中ではお金持ちの部類、それは分かってるが男がチャリってカッコわるぃ……幼馴染みって縁がなければ、まず相手にされなかったよな)
「お茶をこぼしちゃったとか……父さん達には適当に言っておくよ……じゃあ帰るね……無理矢理エッチさせて……ゴメンね、ゴメンね太洋……またねっ……」
マフラーも精液まみれなので、榮浬の姿はかなり見慣れないファッションになっている。なるったけ綺麗に洗った藤色の髪も三つ編みにせず中心のみ一回り長い変則ロングヘアのまま、謝罪しながらアパートを後にした。
「……あぁ、お茶とお菓子あったんだっけ……」
くせっ毛をドライヤーで渇かす瞳は、焦点があまり定まらず。
榮浬の言葉でおやつを用意していた、辿ればソレがキッカケでエッチを……
「喉が渇いてしょうがねぇや……」
行為中も水分が抜け落ちて相当喉が渇いていたハズなのに全くもって、飲みたい気持ちが湧かなかった。それだけ榮浬とのエッチにのめり込んでいたのだろう。脱水しなくて良かった。
「……うまっ、けど榮浬のおっぱいのが弾力あるな……ハーー……」
榮浬は太洋を好きって言ってくれて、処女も太洋の為に取っておいて。
(自分なんかじゃ勿体ないくらい、自分なんて不適切、自分も好きだって応えるのが男だろうに。サイテーだわ………明日からどーしよう……顔合わせずらっ……思い出しちゃうよ……洗濯終わったから渇かさねーと……」
ダラりとしている身体に活を入れ、徒歩数秒圏内のコインランドリーへ向かおうと、バッグに榮浬の服を入れていくが――
「……やっぱデカっ……Hだもんなぁ、帽子みたいだ……」
洗濯しても落ちないのは彼女の香り。後片付けが面倒だったくらいに射精したのに、空であるハズの玉袋に精子が充填されていた。