故郷に帰ったらおっぱいデカい幼馴染みとエッチする事になった 作:緋枝路 オシエ
愛菜ちゃんもかわええなぁ
『初心者さん大歓迎! 親子で一緒に釣り教室』
榮浬のお仕事は実家系列の釣具屋での、販売スタッフやイベントのインストラクター。
竿も餌もバケツもいらない、釣り方が分からなくたって大丈夫、親切丁重なスタッフ達が楽しいチャレンジを、安全にお助けする。
自動膨張救命具を着用しどのスタッフやお母様方よりもおっぱいが大きい、藤色三つ編みヘアーの榮浬は休憩室やトイレまで完備され、船上での調理実演も行われている巨大な屋形船……のような、店が所有しているボートに乗って大はしゃぎしている小学三~四年生くらいと思われる少女を支えながら、小気味良い引きを捉えて八匹目となるキスをフィッシング。
「やったね愛奈ちゃん! 釣れたてを天ぷらにすると本当に美味しいよ、お腹いっぱいになるね!」
「いえっー! えいりおねーちゃんの教え方、学校のせんせーよりもずっ~~と分かりやすいのーー!」
美人で包容力あるインストラクターさんとお昼ご飯をゲットしていく。
昼食を取りやすい加工が成されており、横へ長くフラットなテーブルが置かれ同じ教室に参加している初めて竿を持った子から、慣れている子まで自分達が釣り上げたお魚さん達を囲んでワイワイ騒ぎ賞味する!
お味噌汁と御飯も用意しているので、専属調理師がキスは天ぷらとして揚げ、良い香りが漂い参加者のお腹を刺激したかと思えば、呼吸する間も無くイサキは塩焼きにカンパチは刺身へと変貌させるのだから堪らない!
ドンドン釣って、ドンドン運ばれてくるけど親御さん達も含んでいるので、食器が空っぽになるのは文字通り数秒だ。
テーブルに向き合って会話が弾めば、箸も弾む。
調理師さんは一人だけなので大忙しだが、この道ウン十年なので「これだコレだっ! やり甲斐あるねぇ!」と鉢巻きを締め直す表情は荒波に揉まれた船長よりも漢気があり、旦那を連れてこなかったお母様の一部は不覚にもトキメク。
「おいしーね! えいりおねーちゃんにもあげる~、あ~~ん!」
ピンク髪の幼女が手皿を作ってサクッサクのキスの素揚げを、榮浬の口元へ持って行く。
釣り初体験の愛菜は何も分からない自分でもかっこよく釣り上げられるか、不安な気持ちが強かったのか俯き気味でネガな顔つきであったが、面白可笑しく指導してくれるお姉ちゃんと一匹、また一匹と海に潜んでいたスーパーで見かけるお魚さん達とは全然違う姿でも、怖がらず触れたのは榮浬のおかげ。
何処に隠れているんだろうと、探し当てて釣り上げた時の快感で本来の明るい笑顔を取り戻していった。
「うむんっ! 揚げたてが一番栄養あるんだよ、軽く塩振ったり麺汁を掛けても美味しいんだよ! 野菜も食べれて凄いね愛菜ちゃん!」
白波町は魚だけじゃなく野菜も新鮮だ。付け合わせとしてピーマンやナスも運ばれるけど、魚と比べたらどうしても子供達の手は鈍くなる。
主に親御さん達が召し上がっているのだが、愛菜は負けじとパクパクと平らげて口の周りが衣だらけだ。
この子は野菜嫌いだったのに……母親も敢えて制止させなかったが驚いた、野菜嫌いは嘘なのではってくらいおかわりもしちゃっている。
肌に纏わり付く気持ち悪い感覚が一切無く、晴れ渡る六月のベタナギ。環境も味方して大嫌いが大好きになったのかもしれない。
他の参加者達誰よりも楽しんでいる愛菜を、ほっこりした笑顔で見守る榮浬は自分のお仕事としての役割を果たしながら、釣りの楽しさを伝える個人が抱く願望のような想いが満たされていく。
おっぱい大きい榮浬は男の子達からも絶大な人気を持ち、別のイベントではしょっちゅうパイタッチされたり口説かれたりしてるけど、子供のやる事だからその辺りは傷つけないようにクールに対応している。
時折、お父さんもその気にさせてしまう無自覚魔性の女。おっぱいへの視線は中学時代からずっーーと、注目を浴びているので慣れきってしまったが。
「おねーちゃんも、こいびとに「あーん」してるの?」
(んンッ!? なっ、恋人……?)
(うん、おねーちゃんすっごく美人、お胸もボイーンのバイーン、わたしもおねーちゃんみたいな素敵なオトナになりたーい!)
天ぷらが喉へ垂直に刺さりそうになった。
コホッと、咳払いして恋人はいないと耳元で呟くが愛菜は信じられなーい! と、野菜を食べる手を止めず、器用にぼそぼそ声で返答する。
(……今はそういう人、いないよ。釣りのお仕事が楽しいから、かな?)
〝今は〟とか自分で発したセリフなのに「かな?」と妙に弱気、愛菜に尋ねる形となり「そうだよね」とでも言って欲しかったのかもしれない。
太洋が白波町に戻ってきて二ヶ月、初めてのセックスを終えて一ヶ月が経過した。
ふとした瞬間に太洋を思い出してしまい股間がムズムズしたり、おっぱいが切なくなってしまう現象は少なくない。
仕事を終えたらオナニーか、太洋へメールを送ってエッチして貰うか、この二択しか受け付けない身体になってしまった。
メールをすれば絶対必中でエッチを了承してくれる太洋も、榮浬の身体を味わって性欲を満たせているWin-Winの関係。
二人は近い距離で年月を重ねた幼馴染み。
単純なお隣さんとはレベルが違うほど、互いの凄いところも恥ずかしいところも知っている。
(そーなんだぁ、すきな人もいないの?)
(いっ、ないよ。その内にお付き合いしたくなるかもね)
子供相手とはいえど嘘を付いてしまい罪悪感で、忙しない動作で次々と料理を完成させる調理師や、大物を狙い釣りを再開させる子供達の声量も薄まっていく。
好きな人、ずっと前から榮浬は幼馴染みの太洋を慕っている。
その気持ちは隠したまま、幼馴染みの距離感が心地よく何時までも続けば幸せだと思っていたのだが、とある事件をキッカケに恋心を抑えられなくなり、遂には告白。
否定も肯定もない。セックスフレンドのような、他者には知られてならない名状できぬ秘密の関係。
(じゃあじゃあ~! お魚さんいっぱい食べたら、おねーちゃんみたいにお胸、おっきくなるかなぁ?)
波の立たない海面よりも静まりかえった、胸を寄せてみる仕草で頑張っても無い物は無い。
この手の質問もされ慣れているので、対応案は一瞬で浮かぶ便利な頭になった物だ。
(なれるよ~! 私も愛菜ちゃんくらいの時からお魚いっぱい食べていたからね! あっ、野菜も食べないと効果が無いんだよ?)
と、野菜嫌いの子が相手ならば自然な形で催すのも大人のお仕事かもしれない。両手で引っつかんで人参や玉葱を食べる、愛菜にはそんな心配もいらないかもしれないが。フライ効果凄し……