この汚染地域というのは本当に酷い。
いや、本当に酷い目に映る生命体はどれもこれも異常だ。
食い物なんてありはしない、私が逆に喰われる。
それも悍ましい事に性的な意味で取って喰われる。
人間の男に欲情されるのも悍ましいと思う……だがここに居るのは残らずバケモノだ。
比喩表現ではなくガチモノのバケモノ。
毛の一切生えていないゴリラ、毒々しい色合いの植物触手……
その他にも確認したのはとんでもないデカさの蜘蛛。
頭くらいの大きさの……手?タコか……そんなよく分かんないの。
フナムシやムカデ……デュアルヘッドの犬とか……
それら等しく私の身体を狙っている。主に性的な意味合いで。
実際に私は犯された……らしい、記憶がすっ飛んでいたけどゴリラに……
酷い話だ、バケモノに抱かれるくらいならいっそ人間の男に抱かれたほうが良い。
控えめに言って私の身体は欲情を抱くに値する肢体だと思う。
元男である私には嫌なくらいに分かってしまう。
自分の身体ではなく他人の身体であったら……抱きつく、揉む……その他の欲が鎌首をもたげてしまう自信がある。
酷い臭いがこびりついた衣服はさておき……
幸いだったのはここのバケモノも火を恐れてくれたことだ。
暖を取り寝床を確保するのも目的で枝や引きちぎった植物触手で簡単なキャンプファイアを設営した。
そうすると先述したバケモノが寄ってきたんだが……襲いかかるに襲いかかれず引いていた。
それでも伸びてきた触手には容赦なく火を放った。
眠れはしなかったがちょっとした安心感が出来ていた。
火さえ振りかざしていたらある程度は安全なのかもしれない。
問題は燃料確保が難しい事と……あんまり小さい火では怖がってくれない。
松明程度の火では普通に襲いかかられそうになった。
いや、実際に少し……エッチぃ目に遭った。
「活動に必要な水分もあんまり摂ってないはずなんだけどな……」
何をもって補給しているのかは私には不明なんだが……
汚染物質で全部補っている風にも思える。
そして……大変嫌ではあるが奴らの体液は濃縮された汚染物質だ。
エロ雑誌なんかであった食ザーとか飲ザーをしたら回復……って寸法だ。
嫌だな……本当に嫌だ、なんで男だった私がそんな手段で……完全に拷問だ。
「不味いな、そろそろ燃料が無くなる……」
蓄えていた材木は無くなってきた。
キャンプファイアの周囲にはまだしつこく……いや、周囲に根を張っているんだろう触手が顔を覗かせている。
虎視眈々と私を狙っている様子だ。
他のバケモノは早々に諦めて別の得物を探したり小競り合いで共食いを始めたりで消え失せていた。
もうこの場に留まる事は出来ない……夜も開け始めている。
行動を再開してとにかくこの汚染地域から脱出しなくちゃいけない……
主に私のメンタル的にキツイ!意識がある状態で犯されたら発狂モノだ。
「一気呵成に……」
弱くなっていく火の勢い、好奇だと言わんばかりに揺らめいている触手……
そうなれば時間は少ない……行動に移るしかなかった。
方角的に南の方向の触手目掛けて火のついた板切れを投射。
引火した触手がのたうち回る、ソレ以外の触手が私目掛けて伸びてくる。
どうにかこうにか身を捩ってかわして脱出を試みた……
が、失敗した。
一秒も持たなかったのは本当に情けない話だと思うよ。
だって身体がいくら良くても私の中身は運動はそうでも知らない男なんだ……
私の抵抗を阻害するために四肢……ではなく首に巻き付かれた。
藻掻こうと触手を握れば今度は両腕を縛り上げられ完全に詰んだ。
一度抜け出した触手なんだろうかかなり執拗に両腕を縛り上げてくる。
お腹の前で組まされそのまま幾重にも触手が絡み縛り上げた。
それでも抵抗しようとすると今度は首が締まる……死にたくはない。
でも犯される様なことも勘弁願う。
いっそ気絶できたらどれほど良かったことだろうか。
触手たちに確保された後そのまま引きずられ……大本の大木の根本に引き寄せられた。
意思をもって蠢いている様にも思える触手は……種を植え付けるというより……
私の体液を欲しての行動みたいだ。
いくつか別形状の触手が伸びてくる。
それは花弁のようであり口のようであり……さらには針だったり……
それらは私のバカみたいにデカイ胸と股座に迫っていった。
汚れてはいるが衣服を纏っていた……破かれないかと思ったがそんな事はなかった。
触手達は袖口、襟元等から侵入して好き勝手に……私の身体の上を這い回った。
ねっとりとした粘液と薄気味悪い冷たさが私の嫌悪感を沸き立たせる。
「悪趣味……」
衣服は若干透けて私の肌の色等が見えていた……
そんな状態で不気味な色の触手達が我が物顔で蠢く姿を見せつけられているんだ。
とても悪趣味と思う……この触手達に意思があるとは考えたくないが。
それから触手が乳房に対してとぐろを巻き搾り上げていく。
痛いがそれに加えて快楽を感じてしまう、屈辱だ……
何が悲しくてこんな事で快楽を覚えてしまわなければならない……!
あぁくそ、ミルクも出てしまう……乳牛のように、搾り出され……
ガラガラと私の男としてのプライドが崩れていく。
そんな搾乳に加え股座に迫っていた触手は下着を……ずらしてから覆いかぶさった。
ズプ……と入ってくる感覚がある……異物感に苛まれ眉をひそめるばかり……
「ぅ……は……あぁぁああ♡」
嫌に甘ったるい声が出てしまう、私の声なのか?
現実逃避したくなる、あぁでもい病みつきになりそうな……暴力的な官能……
ぐにゅり……ぐにゅり……と搾り上げられる乳房からも……
雄しべ?と思わしき触手を押し込まれ体液を啜られる下の口も……気持ちいい……
あぁくそ……ブラウスのボタンが弾け飛んだ……ブラも役立たずの飾り布になってしまっている。
露出した乳房にまだ触手が集る。
止めてくれ……これ以上、苛めないで……
どうやらこの身体はかなり有機的な改造を受け付けるみたいだ……
触手によって搾乳され犯され母乳と愛液を絞られるだけ絞られた私は……
乳房はより重みを増し消えない身体の疼きを抱えることになった。
母乳と愛液はもう止まる気配がない……汚染物質が無くならない限り……
私の母乳は無尽蔵に出続ける……甘い匂いがバケモノを呼び寄せる……
私は……どうなるんだ……?
汚染浄化→汚染体の餌供給→汚染持続→M93Rのエネルギー補充は続く
あれこれ無限ループじゃね?