色々と四苦八苦しながらの更新となってしまいましたがお楽しみいただければ幸いです
そしてカスタムキャストの方で現在の幸司の姿のイメージを作ってみました。素人作品なのであまり上手くはありませんがイメージの手助けになればと思います(服装は違いますがご容赦ください)
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「はぁっ!」
『GYAAッ!?』
青空の下、ワイバーンの首が舞い血飛沫があがる昼下がり
頼光さんが納刀し降り立ち、それに遅れてドシャアッとワイバーンの生首と首なし死体が落ちてくる
あのラブホテルでの擬似母子セックスから数日、時間を置いて正気と落ち着きを取り戻した俺は頼光さん、京極と共に俺の実家へと着き、周辺を見て回っていた。このワイバーン狩りも今日の飯と使うかもしれない素材の調達の為のものだ
「もう他は近くにはいないな……。よし、それじゃあ母さ……頼光さん、剥ぎ取りして運ぼうか」
あの時の行為の記憶はばっちり残ってるからかまだたまに母さんと呼んでしまいそうになる。誤魔化しはしたが……
「ええ、では私は身体の方を。マスターは頭の方をお願いしますね。それと母と呼んでもいいのですよ?」
「恥ずかしいんで今は遠慮しときます……」
「ふふっ、なら閨ではまた存分に呼んでくださるんですね」
やっぱり聞かれてた……。あの擬似母子セックスで頼光さんは完全に俺に母さんと呼ばれることにハマってしまったらしく、日常生活では笑って見逃してくれるが行為の時には必ず自分を母と呼ぶようにさせてくるようになった。断れば泣き落とし女の涙か母ビーム洗脳、そんなカードを出されて頷かないわけにもいかず毎晩頼光さんを母さんと呼びながら搾られているのだ
思考を戻して落ちたワイバーンの死体から血を抜き(俺は生首を直接持って、頼光さんは尻尾を近くの電柱に刺して逆さ釣りにして)道中、壊れたホームセンターから拝借したナイフやノコギリ、ペンチ等を駆使して素材を剥ぎ取っていく。こいつだけでも牙は勿論、肉に鱗、皮膜に血、骨と使えるもの、使えそうなものは多い
ワイバーンの脂身は黒いゲル状で流石に食いたくはないが、血抜きをしてからそれを取り除けば肉は問題なく食えるうえにけっこう旨い。こんな世界の状態じゃ今まで通り家畜を育てるのも難しいだろうし、エネミーを狩れる戦力があるなら食料にするに越したことはない
他にも魔猪など食えるエネミーは多いだろうしここら辺は余裕があればどんどん調べていこう
「あら……マスター、僥倖ですね。こちらもありましたよ」
「ん?お、聖晶片か。これで3つ目だな」
手慣れた動作でワイバーンの身体を解体していく頼光さんの声に反応してそちらを見ると捌いたワイバーンの臓物の隙間からキラリと虹色に光る欠片が見つかる
FGO内ではウィークリーミッションのクリア報酬で貰え、3つ集めるとダヴィンチちゃんに聖晶石1つと交換できる代物だ
こいつは世界がこうなってからたまに道なんかに落ちてる時もあればこうやって稀にエネミーの体内から見つかることもある。
サーヴァントを召喚したマスター達で繋がれるアプリ、サーヴァント・ネットワーク・システム、通称SNSで情報を集めるとどうやら聖晶片自体は魔力リソースとしても優秀であり、魔力の回復やその他にも使える効果が色々とあるらしい
「令呪を温存したい時はこれが1つあるだけでも安定感が違うからな」
「ええ、もしもの時の備蓄は大切ですからね。マスター、こちらは必要な分は取り終えましたがそちらは?」
「ああ、こっちも大体終わった」
聖晶片を専用の袋に入れると近くの破損した水道管から流れている水で素材や自分に付いた血を洗い流し、京極に引かせているリヤカーに乗せた箱やクーラーボックスに入れていく
「ブルッ、ブルルッ(狩りもいいですが、近くに綺麗なバイコーンの娘とかいませんかねぇ)」
(しかし、返り血のついた頼光さん、なんか見てたらゾクゾクっときたなぁ……)
京極がなんか言ってるが無視して荷を積み、実家のある方へと歩を進める。さて、そろそろ実家についた時の回想をしようか
ほわんほわん吉良吉良~
───────────
俺達が実家に着くと、俺の実家があった場所は様々なものでバリケードが張り巡らされ、武装した人やサーヴァント達が立っている、所謂民間人の作った砦と化していた
「これは……」
「簡易的な砦のように見えますね……」
「ん?おお!吉良さんとこの幸司じゃないか!良かった、無事に着いたんだな!」
俺達がバリケードの前で立ち尽くしてると、猟銃を持った年齢の割に逞しい身体をしたおっさんがこちらに気づき、にこやかに走り寄ってきた
「
「ああ、理衛ちゃんとそのさぁう゛ぁんとって人達が近所の見回りをしながら助けてくれてな。今はお前さんらの家を基点に拠点を作ってな。近所の衆や他のさぁう゛ぁんとを連れてる奴らを集めてちょっとした砦みたいにしてんのよ」
「理衛が……」
近所に住んでいて猟友会にも参加していた原さん、 他にも周りにいる人は確かに見覚えのある人が多い。理衛も頑張ってくれてたんだな。兄として誇らしいけど何も出来てない自分が恥ずかしい……
「それと、ご両親の件は気の毒にな……。とりあえず、今は理衛ちゃんのとこに行ってやんな。あの子もずっとお前さんのことを気にしてたからな」
「はい、ありがとうございます」
「他の連中にも伝えといてやるから、後で皆に挨拶しといてやりな。そこの美人さんのさぁう゛ぁんとのこともな」
「わかりました、色々とすみません……」
「なに、お前さんらは赤ん坊の頃から見てんだ。理衛ちゃんに命救ってもらった恩もあるし気にすんな。それでも気にするってんならこれから返してくれりゃいいってことよ」
ニカッと笑う原さんにわしゃわしゃと子供の時のように頭を撫でられ、嬉しいような恥ずかしいような気持ちを味わい一礼して理衛がいるという実家の奥の拠点の1つへ
因みに俺が撫でられてたことに頼光さんが嫉妬してたのもわかったから多分今夜は甘やかされる。むしろそうしないと原さんが危ない
そして俺がそこの扉を開けると───
「お゛に゛い゛ぢゃあ゛あ゛あ゛あ゛ん゛!!」
「ごっふぉあぁぁっ!?」
「マスターっ!?」
数日ぶりに聞いた妹の涙声と腹部への強烈なタックルが飛び込んできた
その不意打ちに耐えきれず倒れそうになるが、咄嗟に頼光さんに抱き止められ、後頭部がここ数日何度も揉みしだいたあの柔らかい感覚に包まれる
「い゛ぎでる゛ぅぅ!ゾンビじゃないぃぃ!よがっだぁぁぁぁ!」
「ムァスタァ!一旦落ち着いてください!兄上殿が瀕死になりそうですぞ!」
「マスター殿!嬉しいのはわかりますが貴女が兄上殿を殺しかけてどうなさるのです!」
「幸司さん!幸司さん大丈夫ですか!?ああっ、妹様も一度お離しください!?」
泣きじゃくり抱きつく理衛にその理衛を引き剥がそうとする頼光さんと2人のサーヴァント、なんだこの状況は……
「り、え……無事で、良かっ…た………」(ガクッ
「あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!?お兄ちゃんんんんっ!?死なないでぇぇぇ!?」
「「「一旦離れてください!!」」」
俺の意識はここで暗転したのだった────
今回出てきた人の簡単なキャラ紹介
渋川 原
吉良家の近所に住んでた猟師のおっちゃん。幸司と理衛は赤ん坊の時から交流があり、よく遊んだり話を聞かせてもらっていた
ソウルイーターに襲われていたところを理衛達に救われ、そのまま仲間に入った
吉良 理衛
主人公 幸司の実妹。召喚したサーヴァントは2騎。両親の死体を見て心が壊れそうになるもその2人のおかげで立ち直り、少しでも知ってる人を助けようとサーヴァントと共に周辺を周り、被害に遭った人の救助や受け入れをして簡易的な砦を協力して作りあげる。両親の死体を見てしまったせいで最後の家族である幸司と信頼できるサーヴァントに若干依存傾向にある。もう少し前髪を伸ばせばメカクレ属性になれる
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こんな短い内容で時系列もごちゃごちゃしてしまってすみません。恐らくこれが今年最後の投稿となりますが皆様良いお年を。次回も続く回想編をお楽しみに