※この作品はR-18です。

崩壊世界で源氏バンザイ!   作:リョウタロス

7 / 7
前回の回想の続きからです。今回は久しぶりに戦闘描写もあり

是夢さん誤字報告ありがとうございました!

かず(´・д・`)さん、髙評価ありがとうございます!


第7話 続・母との散歩(狩り)

「エネミーの牧(・)場(・)ときましたか……」

 

俺の言葉にランサーの2人は目を細めながらほう、と声をあげ、理衛は少し訝しげにこちらを見る

 

「エ、エネミー料理の店っていうのはわかるけど、エネミーを家畜にするなんてできるの?少なくとも、今こっちにいるサーヴァントでそれが出来る人はいないよ?」

「ああ、まぁ俺も全てのエネミーを家畜化できるとは思ってないしできる確証は無いが、幾つか案は考えてある。実行するには少し手間と時間がかかるがな」

 

 

スマホを取り出してSNS(サーヴァント・ネットワーク・システム)を開いて見せれば理衛も合点がいったのかポンと手を叩く

 

「なるほど、それで協力してくれそうなサーヴァントのマスターを探すってこと?」

「そういうことだ。まぁ、目星を付けてるサーヴァントはいるとはいえ、これに関しちゃまだまだ計画や準備をしなくちゃいけないから先に実行に移すとしたらエネミー料理の方だけどな」

 

「料理の案なら私やカルデアのキッチンで一緒に働いていたエミヤ様達の他にも考えつく方もいるかもしれません。1度全員にあんけぇとのような形で意見を聞いてみるのもよろしいかと。それならたとえこれを主動とせずとも作れる食事の品が増え、士気の向上には繋がります」

 

 

その頼光さんの言葉にこの場の全員が同意するとそこで1度解散。理衛達が他のメンバー達に俺と頼光さんが来たことと今夜夕飯の時に顔合わせをすることを伝え、その間俺と頼光さんは周囲の探索と食材調達に向かった

 

 

─────────────────────

 

というのがここまでの経緯だ。色々説明してなかったり適当にした所はあるがそれはまぁおいおい話すとしよう

 

 

「俵藤太がいればもっと楽だったんだがなぁ……」

「無い物ねだりをしていても仕方がありませんよ、マスター。それに、私はマスター(我が子)と狩り(デート)が出来て嬉しいですよ」

「ブルルッ(私もいますよ、ご主人)」

 

リヤカーを引く京極と並んで歩きながらの散策。頼光さんと腕を組みながら変わり果てた街並みの地形やエネミー達の縄張りや分布を調べているが、砦からそんなに離れてない位置にドラゴン率いるワイバーン達の巣、海魔や水棲の魔物の潜む川、魔猪や魔猿、狼の闊歩する山、食人植物や樹精(トレント)が生えている林、機械兵やオートマタの徘徊する工場跡となかなかの人外魔境っぷりだ

確かにこれならマスターが徒党を組んだ方がいいと考えるのも当然だ。むしろよくこんな場所であれだけの人数の一般人が生き残れたと思うが、理衛達マスター組の動きが早かったおかげか

 

 

「次は……お、明らかに凶暴そうな兎発見。多分labyrinthで出てきた殺人兎だな。頼光さん、頼む」

「承知しました」

 

今来ているのはバイコーンやキメラ、ウガル等がたむろする平原だ。つい最近までは普通の住宅街だったが建物は全て倒壊、そして世界がこうなってから異常に発達した植物の成長スピードによりあっという間に草が瓦礫を覆い隠してしまったらしい

 

 

「キュッ!?」

「流石頼光さん、一発で首を貫通か」

「うふふ、マスターがご褒美をくれればもっとすごいですよ?」

 

そして今頼光さんに射られた殺人兎もここに生息する一匹だ。公式でも珍しく調理された描写のあるエネミーだけにこいつが発見できたのは嬉しい。たしか炙り焼きにされたんだったか?………いや、何人にも食ってもらうならチタタプもありだな

 

『GWOOOOO!!』

「あれは……キメラのようですね。もう片方はバイコーンの群れですか」

 

声のする方を見れば離れた場所でウェアジャガーの集団を連れたキメラに追われるバイコーンの群れの姿が見えた

縄張り争いなのかそれとも狩りなのかはわからないがバイコーン達は傷をおっているものもいるらしくキメラ達にはすぐに追いつかれそうだ

 

 

「まだこちらには気がついていないようですが……どうしました、京極?」

「ブルルッ(ご主人、ご主人のマスター殿、どうかあのバイコーン達に助太刀できないでしょうか?)」

 

そのバイコーン達を見ていた京極が俺達に懇願するように頭を下げてきた。この状況から見て、バイコーン達を助けたいということか……

 

「そうですか、貴方はあのバイコーン達を助けたいのですね。マスター、どういたしますか?」

「そうだな………」

 

こちらに頭を下げる京極の目を見る。その瞳にはいつもの邪な気配は感じずただただ真っ直ぐな想いを感じる

今回は、この京極の気持ちを信じてみるか

 

「あのバイコーン達を助けよう。ただ、バイコーン達がこっちを襲ってくる可能性もあるからそこは気をつけてくれ」

「ふふっ、ええ、承知しました」

「ブルルッ!(ありがとうございます、ご主人!マスター殿!)」

 

 

俺の答えに微笑む頼光さんと鼻息を荒くする京極

そして頼光さんが京極とリヤカーに繋いでいた綱を外すと京極は一目散に駆け出しキメラへと突撃する

 

「ヒヒーーーンッ!!(見目麗しいお嬢さん(牝馬)方に何をしているんです、この不届き者ぉ!!)」

『GWOっ!?』

「ブルッ!?(えっ、なに!?)」

 

今まさに追いつき食らいつかんとしていたキメラの土手っ腹に渾身の突進。頭に生えた牛のような2本の角がキメラの脇腹へと深々と突き刺さるが、不意打ちを受けたキメラの身体はその勢いのまま吹っ飛ばされる

予想外の事態に追いかけられていたバイコーン達もキメラの取り巻きであるウェアジャガー達も呆気にとられ、双方脚を止めてしまう

 

 

「隙だらけですね」

「ギャッ!?」

「ガウッ!?」

 

そんな隙を怪異バスターで名の知れる頼光さんが見逃す筈もなく矢で脳天を貫かれ、首を刀で斬られと次々と数を減らしていく

 

『GAAAAAAAA!!』

「ガンド!」

『GAっ!?』

「ヒヒーンッ!(ふんっ!ぬらばぁ!)」

 

腹から血を流しながらも立ち上がり、怒りに身体を震わせるキメラ。獅子の口からは炎を、蛇の口からは毒を漏らし自分に傷を負わせた新手を殺そうと爪を振り上げるが俺が放ったガンドに当たると身体が麻痺し動かなくなる

そしてその瞬間に再び放たれる京極の突進。今度は獅子の顔の喉笛目掛け突き刺さるそれはキメラの巨体を綺麗に投げ飛ばす

 

「いい投げです、京極。はぁっ!!」

『GA……!OO……!』

 

そしてその着地点にいるのはウェアジャガーを全て片付けた頼光さん。魔力を雷として纏い、跳び立つと電光石火の太刀筋で落ちてくるキメラの3つの首を斬り飛ばした

全ての首を斬られたキメラの身体は重力に従いそのまま落下。ズズンと音を響かせて大地に落ちると遅れて獅子、山羊、蛇の首が落ち、それぞれの首があった場所からダラダラと血が溢れ出ていく

 

 

「ふぅ……」

「お疲れ様、頼光さん」

「ありがとうございます、マスター。マスターもいいガンドでの援護でしたよ」

 

地面に降り立った頼光さんの元まで行くと、先程までの凛とした顔はいつものにこやかな顔へと変わる

 

「これは、マスター(我が子)へのご褒美が必要ですね」

「いやいや、ご褒美なら俺より頼光さんの方n「まぁ、マスター(我が子)から私(母)にご褒美ですか!」あ、ああ」

 

そしてご褒美という単語に予想以上に食いついてきてしまった。目がもう先程のキメラにも負けない肉食獣のそれである。でも頑張ってくれてる頼光さんには何かお返しはしたいし腹を括るしかないか……

 

「でしたら……それは今夜、閨にてお願いいたしますね♥️」

「わ、わかった……」

 

搾り尽くされないように頑張ろう……

 

 

「そ、そういえばバイコーンと京極は?」

「ああ、京極でしたらあちらです。ふふっ、あのバイコーン達をあんなにも侍らして」

「ヒヒーンッ!(見てください、ご主人、マスター殿!ハーレムができました!)」

 

 

声のした方を見ると先程まで逃げていたバイコーンの群れが京極にすり寄りハーレムを形成していた

危ない所を助けてもらったつり橋理論と野生の強い雄がモテる理論が超融合したのだろうか。とりあえず砦の方で生活もできるのかどうか動物会話のできるゴールデンも交えて話し合わないとだな

 

▼キメラのにくを手にいれた!

▼バイコーンの群れがなかまになった!

 

 

「ヒヒーンッ!(我が世の春がやってきました!)」




書いてたらいつの間にか京極が馬ハーレムを築いていた
どうしてこうなったのか、自分でもよくわかってません

次回は再び砦から!早くかけるように配達しながら頑張ります!
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