※この作品はR-18です。

パオパオパオーン   作:どんぐりヒッター

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 このような場所に来られる諸兄は、ロマサガ3に主人公交代劇が有るのはご存じでしょう。
知っての通り、主人公交代がなされると宿星、得意武器が受け継がれてしまいます。
つまり、ステータスも変わってしまう訳でございますね。
今回はステータスが変わってしまったことにより、
抗いがたき欲望に身をゆだねてしまった男の物語。


ぽろん、ぽろん、ぽろーん♪


誕生、絶倫マスク

◇◇◇どんどんどん、ふぁーふーふぁーふーふぁー♪◇◇◇

 

 

 

 俺はヤーマスの町の酒場のマスター、トラックスだ。

別名、ロビン。偽ロビンやデビンなんて呼ぶ奴もいる。

息子のライムと一緒に覆面を被り、ロビンと名乗って怪傑ごっこに興じているのが原因だろう。

町の連中は何か困ったことが有ると町の倉庫にやってくる。

そこに俺か息子がシュタッと表れ、出来る事なら解決してやってる。

ごっこ遊びとはいえ、一応は人の役にもたっているのさ。

 

 

現在の俺のステータスはこうだ。

 

 

覆面の怪傑ロビン42歳、宿星:螢惑、得意武器:小剣

HP200、LP9、技ポイント42、術ポイント0

腕力15、器用さ17、素早さ22、体力17、魔力14、意志15、魅力19

武器レベル:剣・大剣6、斧・棍棒0、槍・小剣12、弓0、体術0

 

 

ざっと説明するなら、LPはライフポイント。これが尽きたら死んでしまう。

腕力なんかの数値は、人なら0-25の間だな。

まあ、どの能力も生きてる人は0になんてならないし、

25なんてなると能力によっては神様扱いとかされるんじゃないか?

人としての限界でも有るわけだからな。

それより上は人ではあり得ない、そういうもんだ。

 

 

武器レベルはそれぞれの武器でどれだけ魔物を倒したかで成長するな。

俺だと剣はそこそこだが、小剣は結構やるんだぜ。

女性特攻スクリュードライバー!

いや、倒したのは魔物だよ。それを見ていた周りの女たちが黄色い声を上げるって訳さ。

まあ、昔の話だけどな。

 

 

俺の現状の能力を見ると腕力と器用さは衰えてしまったが、

息子と遊んでる分には十分な範囲と言えるだろう。

自慢の素早さはまだまだ健在だ。

 

 

 

 いつものように町の倉庫でシュタッとしていると、俺を仲間にしたいという男が現れた。

男は自称トルネードと名乗り、亡国の姫を探す旅をしているそうだ。

その旅に同行してほしいという事だった。

この男は中々の剣士。俺は剣レベルは有るものの剣技を持っていないので、

興味を惹かれ行ってみたいと思ってしまった。

息子に事情を話し、自称トルネードと旅立つことにした。

 

 

 

◇◇◇ふぉーふぅーふふふーふぉーふーふぉー♪◇◇◇

 

 

 

 旅であちらこちらと訪ねて回った。世界とはこうも広い物なのか。

訪ねて回って、地図に書き込まれた町や洞窟は一瞬で行ける。

大きく移動する時は全体の地図から移動するのが早い。

 

 

唯一の情報は砂漠だったのだが、不発。

自称トルネードはピドナにある魔王殿の奥が怪しいと言い出した。

前に探しに行ったときに開かない扉が有ったからだ。

確か扉には『指輪を』と書いてあった。

俺達はランスの町に行き、聖王家当主から王家の指輪を借り受け魔王殿に向かった。

 

 

 

 魔王殿深部は長く厳しい場所のようだ。それゆえ最下層への移動手段が用意されている。

紋章のワープとは違う、黒くゆがんだ異界の門とでも言うべきか。

早速、俺達は異界の門をくぐった。

群がる敵を何とか倒して最奥の部屋の前。

 

 

ここに来るまで二人の陣形は前後に分かれたライフシールド。

自称トルネードが付き合わせて済まないからと前衛で頑張ってくれていた。

幾度も倒され、俺が生命の杖で回復しながらここまで来たのだ。

やつは扉の前に立つと装備を解いて全裸になった。

 

 

「おい、こんな危険な所で何をしている。

自称トルネード、お前のLPはもう残ってないんだろう?!」

「お前も脱げ」

「何故だ。何故そんなことを」

「古い友人からの頼み事でな」

「訳が分からん。これ以上はやってられん、さらば」

 

 

しかし、取り押さえられ、俺も装備を解かれて全裸にされてしまった。

自称トルネードは扉を開け、俺を放りこむと後から部屋に入って来た。

 

 

「来るぞ!」

「何が?!」

「四魔貴族が一人、アラケス!」

 

 

とてつもない巨体の魔物が現れ、アッと言う暇もなく全体攻撃で吹き飛ばされてしまった。

これが死か。なんでこんな事になってしまったのか。

 

 

 

 ふと気が付くと、俺は一人魔王殿の外で寝ていた。

 

 

「アラケスは強い、まだ勝てない」

 

 

俺は寝言をつぶやいた様で、それで目が覚めた。

目が覚めてみると、身の内側からあふれんばかりの体力が湧き上がってくる。

何が起こった?

俺は慌ててステータスを確認する。

 

 

 

覆面の怪傑デビン42歳、宿星:太白、得意武器:素手

HP217、LP8/9、技ポイント43、術ポイント0

腕力22、器用10、素早20、体力26、魔力8、意志15、魅力15

武器レベル:剣・大剣6、斧・棍棒1、槍・小剣13、弓0、体術0

 

 

 

名前が変わっている。それに衰えていた腕力も。いや、色々変わってる。

器用さが激減して体力が激増。

他の数値はどうでも良いが、問題は体力。

我らが世界において体力は回復の速さ、回復量に影響する。

人の身に25を超えるゾウ程の体力。

これに王家の指輪を装備するとどうなる?

 

 

絶倫。つまり絶倫。超絶倫。俺は即座に指輪を装備した。

 

 

とにかく服を着ないと、薄汚れているとはいえ観光地。

全裸のままでは捕まってしまう。

取り急ぎ、持ち物に入っていた羅刹のベルトを着て装備も付けた。

俺はパオーンがパオーンしているのを隠しながらピドナの町へと向かった。

 




参考

ぞう、宿星:太白、得意武器:素手
腕力19、器用14、素早7、体力26、魔力18、意志20、魅力13
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