※この作品はR-18です。

パオパオパオーン   作:どんぐりヒッター

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すっかりとツィーリンのハニトラに、はまってしまったデビン殿。
英雄、色を好む。
かくなる上は最終兵器を出すしか有りますまいて。


ぽろん、ぽろん、ぽろーん♪





ちはやぶる

◇◇◇プープープー、プーププー、プププ、プププププー♪◇◇◇

 

 

 

 俺が夢中でツィーリンに貪りついていると、葉っぱの山が近づいてきた。

声が聞こえてきたので、ツィーリンの服の中から顔を出してみたのだ。

正確には葉っぱの山を抱えた仲間達だった。

 

 

ポールに詩人、ウォード、ババロア。ノーラは居なかった。

ノーラの代わりにツィーリンが入ったという訳か。

ポールとウォードがワイワイしゃべりながら近づいてきた。

 

 

「おおー、やってるやってる。相変わらず豪快だな兄さんは、はっはっは」

「でもよぅ、ウォード。折角魔王の鎧を倒したのに、

おやっさんが正気を取り戻すまでは俺達、家に帰れないんだぜ」

「そうだな。それに、ああも見せつけられちまったら、

俺もスィートシックスティーンを拝みに行かせてもらいたいもんだしな」

「俺も恋人のニーナに会いたいよ。

会え無いってなると恋しくなっちまって仕方ないもんな」

 

 

ウォードのスィートシックスティーンはともかく、

ポールには恋人に会わせに行かせてやらねばなるまい。

まあ、仲間から外せないので一緒に行く事になるのだが。

 

 

「おい、ポール。魔王の鎧とは何の話だ?」

「あっ、おやっさん。やっと正気に戻ったんすね」

「砂漠に入ってからの事はほとんど覚えていなくてな。

何が有った?」

 

 

ポールとウォードに話を聞くことになった。

話している間、ツィーリンは手を使ったり足を使ったり。

胸やお尻を当ててきたりと話が出来る程度の刺激を与えてきた。

ずっと中に入れているのも辛かろう。

こういう手抜きが出来るのも大事な事だ。

 

 

 

 砂漠で正気を失い魔獣と化した俺はナジュ砂漠を白い湿地帯に、

乾いた大河を白濁の汚泥に、死の砂漠を精の砂漠に変えて進んでいった。

 

 

砂漠を抜けようやくたどり着いたムング族の村で、

ツィーリンの師匠なるババアが無理やりババロアを引き抜いてしまい事件が起きた。

コントロール役のババロアが居るうちは何とか魔獣ですんでいた俺が、

飢餓暴食の魔神と化して暴れまわったからだ。

 

 

すぐにババアはババロアを返してきたが、もう遅い。

何かのついでに魔王の鎧を倒した後は、大草原の緑を喰い尽くし、

今はムング族の村の先にある、

玄城周囲の森を過半ほど喰い尽くしてしまったのだそうだ。

 

 

喰い尽くしていく途中で青くなったババアは、

弟子のツィーリンを生贄として差し出した。

そこでノーラが仲間から外れ、ツィーリンが加入した。

 

 

俺が正気を取り戻すまではマップ移動もままならず、

ひたすら森を切り開いてきたようだ。

なるほど、それでこの葉っぱの山か。

 

 

「アホなババアのせいで、この地は今後大変だろうな」

「なーに、タネはあっちこっちでぶちまけてきてるんだから問題ないっすよ」

 

 

まいたタネは植物の種ではない。

 

 

「そんな事より兄さん兄さん、俺も溜まっちまってしょうがないから、

スィートシックスティーン、スィートシックスティーンお願いしますよ。

見るだけで良いんです。本当に」

「あ、俺もニーナの所にお願いします!」

「良いだろう。しかし、お前ら随分仲良くなったようだな。

それに何か良い事でも有ったのか? やけに楽しそうだが」

「そりゃあ、俺が一の子分って事をみんなに認めてもらいましたからね」

 

 

ババアがババロアを引き抜いて俺が魔人になったせいだ。

ババロアはノーラの工房の職人集めの際、リブロフの町に入った時、

一回俺達の仲間から外れている。

通常、仲間内の序列は厳密に古株順だ。一度抜けたら、また最下位から始まる。

その後、ノーラが外れた時点からポールの席次は一位になっていた。

ただし、俺が一番必要とし優遇していたのはババロアなので、

仲間内ではババロアが隠れ一位の位置に居た。

 

 

しかし、魔獣から魔神へとランクアップし、

ババロアがビーしたくらいでは容易に元に戻らない。

そもそも、その時は人語を理解しない魔神。

葉っぱさえ食わせておけば比較的おとなしくなっていたようで、

自然とババロアの重要性が低くなっていった。

 

 

今の席次はポール、詩人、ウォード、ババロア、ツィーリンの順だ。

 

 

 ババロアが隠れ一位でいてくれていた時の方が気が楽だったのではないか。

基本、子供だから変な要求もしてこなかったし。

他のやつが余計なお願いをしてきにくくなっていたわけだ。

 

 

ポールが第一の子分となったからには、ある程度こいつの意見を聞かねばなるまい。

森を切り開く力仕事でウォードがかなり役に立ったらしく、

仕切り役となったポールとウォードは随分と打ち解けていた。

この関係は詩人へのけん制にも使える。

としたらウォードの話も合わせて聞いてやるべきか。

 

 

「よし、ポールの女の所に行くか」

 

 

 

◇◇◇てーってれーてれってれってるー♪◇◇◇

 

 

 

 ポールの女はキドラントの小さな家に住んでいる。

ポールの事を仲間から外せない以上、六人で押し掛けるしかない。

たった一間の小さな家。7人もいるとすし詰めだ。

ムードも何もあったものではない。

しかし、溜まっているポールには関係なかった。

3晩ほどポールと女を過ごさせた。

 

 

「次は私ですぞ」

「なんだ詩人、お前も女か。どこにいる?」

「違います、魔王殿です。アラケスを倒しにまいりましょう」

「食料の準備もせずに魔王殿か? 砂漠で少しは懲りていなかったのか?」

「ならば、食料を買ってから行きましょう」

 

 

東方遠征ではかなり戦ったようだ。

戦闘経験を積んでポール達もそれなりに強くなっている。

しかし、ほとんど俺が白濁の海で押し流していたせいか、

ドロップアイテム等の金目の物をたいして持っていなかった。

つまり金がない。あまりない。そんなにない。

 

 

「魔王殿には金の生る巨人が居るというのに。

行けば何とかなるというものですぞ」

「ほほう、だがそれにしても準備は必要だな」

「それじゃ、俺のスィートシックスティーン。

スィートシックスティーンお願いしやす」

「あの商家か。出禁で入れて貰えないかもしれんぞ」

「行くだけでも、なんなら窓から覗いてきますんで。

あんな狭い部屋であっちもこっちもやられてたんだから、

俺もうたまりませんって」

「そうだ!」

「なんだ、脅かすな詩人」

「あの商家はトーマス殿が居るはず。

トーマス殿に会えばいつでも中に入れるようになりますぞ」

 

 

なんだ? 詩人もウォードの取り込みに入ってきだしたのか?

 

 

「おい、ポール。どう思う?」

「え? あっ良いんじゃないっすか」

 

 

軽いな、おい。立ててやろうとしてるのに。

 

 

 

◇◇◇どんとちゃん、どんとちゃん、どどどどどど、どんとちゃん♪◇◇◇

 

 

 ピドナの商家にやって来た。

 

 

「邪魔するぞ」

「あなた達には、恥と言う概念が無いのですか!」

 

 

商家の番頭が入口で立ちふさがった。しかし、詩人が食い下がる。

 

 

「我々はトーマス殿に面会の予定です」

「ちっ、奥の部屋におりますよ」

 

 

舌打ちしやがったよ、この番頭。

しかし、入って良いなら遠慮なく入らせてもらおう。

 

 

「はー、忙しい忙しい」

 

 

邪魔してくる番頭。

ここで揉めても仕方ないので、ぐっと我慢し、

邪魔する番頭を避けて通った。

 

 

サラの居る部屋の奥にトーマスなる野郎が居るらしい。

俺は仲間が満員なのを確認してから部屋に入った。

 

 

「お前がトーマスか」

「やあデビン。僕は用事があるから先に街中を見て回ってきてくれないか?」

 

 

誰だよ、お前。いや、トーマスって名前なのは知ってるけども。

初対面だろ、なんで俺のこと知ってるんだよ。

どうでも良い事は置いておいて、サラの部屋に向かった。

 

 

 

 ウォードは危ない。やばい奴だ。

触れていない、確かに触れていないとはいえ、

かぶりつきのガン見でクンカクンカしながらモノをしごいてるのは犯罪者だろう。

16の女の子の目の前でだぞ、37のおっさんが。

事案である。事件である。間違いない。

流石に見ていられないので、俺はすぐさまツィーリンの服の中に入った。

 

 

ウォードはそれなりに意志の強い奴だ。

触りもしないしぶっかけもしない。しかし、サラは違った。

ウォードを嫌がるそぶりを見せつつも、目はウォードの股間にくぎ付け。

冷たい視線。ものすごく冷たい視線を装ってはいるもののガン見。

なるほど、エレンの妹だ。変な子だ。こっちの方がもっとひどいか。

ウォードは見るだけではなく臭いも盛んに嗅いでいた。

 

 

嫌がる振りをしながら座る体勢を変え、ほんの少し膝を広げる。

すると、少しだけ開いた股間にウォードが鼻を近づけてクンカクンカする。

顔を背けると首筋をクンカクンカ。手で顔を隠すとわきの下をクンカクンカ。

何が楽しいのか、しきりに困った顔、困ったふりして体勢を変え続けるサラ。

これは見なかったことにするのが一番であろう。

 

 

もし、ウォードの意志がもう少し低ければ、

サラはこれが純愛などと言ってウォードと危ない橋を渡っていたかもしれん。

 

 

流石にウォードに3晩は与えられない。

席次の順位も低い事だし一晩で良い。多すぎか?

一晩である。

たった一晩であるがサラの部屋を汚しまくった俺達が、

今よりももっと番頭から嫌われるのは間違いない。

 

 

 

◇◇◇てーってれーてれってれってるー♪◇◇◇

 

 

 

 ピドナは大きな町だ。

トーマスに言われたからではなく、食材を買えるだけ買っておくことにした。

いつ何時、変な事に巻き込まれるかもしれない。荷物持ちはウォード。

食材は穀物中心にした。俺がほぼゾウ。草食動物なので穀物がベスト。

肉や魚は体が受け付けないからだ。

 

 

ノーラの工房にも寄った。

新たな武器防具が出来ると試供品よろしく一個くれるのが嬉しい。

そして開発の要望も聞いて貰った。

 

 

「その子は東の国の子だね、上手く行ってるのかい?」

「うむ。なかなか良く仕えてくれているぞ」

「それはあたしにとっても大助かりだね」

「しかし、ノーラ。俺の呼び出しにはちゃんと応じねばいかんぞ」

「分かってるよ」

 

 

不意にツィーリンが俺の腕にしがみついてきた。

生け贄らしいが嫌々で無いのは喜ばしい。

いや、これもハニトラの手口か?

一度、仲間から外して再度入ってくるかの確認もせねばな。

男どもを外してハーレムパーティを作れれば良いのだが、

専門家への道はまだまだ遠い。

 

 

専門家になるにはエレンを出し入れなければならない。

その時に外せるのは必然的にツィーリン。

確認はその時にするか。

あれ? 今の状態でも現地妻が3人居るハーレム状態なのか?

うーん、分からん。ゾウには分からん。

 

 

 

 街をめぐって店の出入りをしていると、

トーマスが忙しそうにちょろちょろしていた。

一通り買い物を終えて店を出ると、

トーマスがピドナの旧市街方面に向かっているのが見えた。

 

 

「あっちにトーマス殿が行きましたぞ!」

 

 

旧市街には魔王殿が有るじゃないか。また何かに巻き込もうとしてやがるな。

しかし、乗ってみるのも手だな。

変な事件に何度も巻き込ませたとあれば、詩人の発言権も低下することだろう。

 

 

「詩人よ、問題が起きたらお前の責任だからな」

「問題など起きませぬよ、ほっほっほ。

では、あちらの家に行きましょう」

 

 

詩人が案内した家には、家主のミューズ、守役のシャール、

ミューズを慕う子供たちとトーマスが居た。

 

 

家主のミューズは父が次期国王候補と目された良家の娘だった。

王女となるならば美しくなければならないと何者かにそそのかされ、

究極の美を求め整形を繰り返した結果、

起き上がることも出来ず、日々をベッドで暮らしているようだ。

 

 

父が暗殺され家は没落してしまったが、

政変が起これば再び担ぎ出される可能性もある。

だから、旧市街にかくまわれていると言ったところか。

しかし、周囲の者はミューズのあまりの美しさに、

女神のごとく慕っているようだ。

 

 

実際、俺の仲間たちも、ははーっと平伏していた。

俺はほぼゾウなので、人の美醜などあまり関心がない。

よって整形にごまかされることなく済んだ。

 

 

どうでも良いシャールはミューズの父の部下だった。

ミューズの父の暗殺没落後、

権力者側に取り入らなかったかどで片手を切り落されてしまっていた。

 

 

さらにどうでも良いトーマスが、事情を詳しく語っていた。

 

 

 

 寝たきりミューズは仲間に出来ない。

用も無いのでさっさと帰ろうとすると、

迷子のお知らせで魔王殿に向かわねばならなくなった。

やはり、詩人の企みか。

食材を買っていなかったら迷子ごと押し流していたことだろう。

 

 

 

◇◇◇でーでででー、でーでーでー♪◇◇◇

 

 

 

 迷子の子供、ゴンは迷宮浅部に居たのですぐに見つかった。

そりゃそうだ、魔物の居る迷宮深部に子供が一人で行けるわけがない。

 

 

「あーん、怖かったよう」

 

 

通常、ゴンは魔王殿奥の扉まで連れまわされて、

もっと怖い思いをさせられる運命を持っているのだが、

俺はすでに行ったことが有るのでその必要はない。

おい、ゴン。恩に着ろよ。

 

 

 

◇◇◇どんとちゃん、どんとちゃん、どどどどどど、どんとちゃん♪◇◇◇

 

 

 

 さて、宿でツィーリンと楽しんでから明日はエレンをからかいに行かなければ。

朝になり、ランスの町へ向かうべく宿屋を出ると小さな人影が待ち構えていた。

ゴンだ。こんなのに懐かれても意味ないんだけどな。

 

 

「ミューズ様が大変なんだ、おじさん助けて!」

 

 

詩人失脚に向けたストーリーはまだ終わっていないと言う事か。

初志貫徹、付き合ってやろうではないか。

 

 

 

 ミューズの家では、どうでも良いシャールが深刻な顔をしていた。

ミューズは禍根を立つためか、

酷い薬を飲まされて夢の世界の住人となっているという。

シャールは同じ薬を飲んでミューズの救出に向かう予定だ。

 

 

「この薬は五人分しかない、一緒に行くなら四人を選んでくれ」

 

 

これは、詩人が墓穴を掘ったんじゃないか?

詩人を選ばなければ、自動的に席次を下げられる。

俺はポール、ウォード、ババロアを選んで薬を飲んだ。

 

 

 

 ミューズの夢の世界で仲間となったシャールをチェック。

 

 

元術戦士シャール 30歳、LP9

腕力5、器用さ3、素早さ16、体力21、魔力19、意志16、魅力18

 

 

どうでも良いが、片腕とは言え腕力5とか低すぎだろう。

猫ほどの腕力の戦士。こいつは猫だ。シャル猫と呼ぼう。

ミューズの夢の中に居た雑魚敵は弱かった。

それこそシャル猫でも役に立つほどに。

いや、術が使えて魔力もなかなかではあるけども。

 

 

幸いな事に夢の中では腹が減らなかった。なので雑魚と戦いまくった。

雑魚が必ず落とす、バグのなみだは全回復アイテム。

ここで戦わずしてどこで戦うというものだ。

主要メンバーと詩人の戦力サガ広がるのは良い事でもある。

 

 

宝を入手した後、最奥でミューズと合流。

寝たきりミューズも夢の中では動けるようだ。

仲間に入れてステータスをチェック。

 

 

深窓の令嬢ミューズ 22歳、LP6

腕力16、器用さ20、素早さ15、体力10、魔力19、意志18、魅力25

 

 

整形など、せずにいたならLPや体力も減らず使える女であったろうに。

もったいない。限度を超えてやってしまい、こうなったという訳か。

しかし、魅力25。人の限界。なるほど神のごとし。

仲間がははーっとなる訳だ。

 

 

 

 大幅に強化された俺達の前で、夢の中のボスは無力だった。

このイベントで一つ言いたいことが有るとすれば、

 

 

「銀の手はやらない」

 

 

目論見通り、詩人の席次も下がった。

 

 

 

◇◇◇てーってれーてれってれってるー♪◇◇◇

 

 

 

 いい加減、エレンの顔が見たい。

とはいえ宿でツィーリンとむふふしてからだな。これは欠かせない。

朝になり、宿を出てランスの町に向かおうとした時、詩人が声を掛けてきた。

 

 

「デビン殿、ミューズ殿が元気になりましたぞ」

「目を覚ましただけだろう」

「いえいえ、起き上がって動けるようになりました。

これからは仲間にすることも出来ます」

 

 

それはやれると言う事か。

エレンとミューズ、どちらを先にすべきか。

今はエレンの顔が見たい。朝一でそういう腹になってしまっていたので仕方ない。

 

 

 

◇◇◇くらりくらくら、くーらくらー♪◇◇◇

 

 

 

 エレンは怒っていた。

東方遠征が長かったのに加えて、ミューズイベント。

待たせすぎたのは確かだ。

 

 

「やっぱり、わたしの事ほったらかしにしたじゃない!」

「お仕置きの続きを待たせてしまって悪かったな」

「そんなの待ってる訳ないでしょ!」

 

 

ならば何故に怒っているというのか。

ツィーリンがササッと俺の左腕に抱き着いた。

 

 

「なななな、なにその女!」

「ツィーリンと言う。新しい仲間だ。お前にも紹介しておきたくてな」

「ふざけるんじゃないわよ! もう二度と私に近寄らないで!」

 

 

あー、エレンを仲間に入れる前にツィーリンを外すの忘れていた(嘘)。

万が一エレンが怒っていなかった時のために居てくれて良かったのだが、

激怒してくれたので助かったぜ。

これでエレンの「うん良いよ」ギャップも高まるというもの。

専門家への道が近づく。

 

 

加えて、加えてだ。

ツィーリンのこの反応は、やはり仲間から外しても再加入してくれることだろう。

ならば、ミューズの味見といこうではないか。

 

 

 

◇◇◇どんとちゃん、どんとちゃん、どどどどどど、どんとちゃん♪◇◇◇

 

 

 

 ミューズは部屋の中を歩き回っていた。

 

 

「お陰様ですっかり元気になりました。

これからはきっとデビン様のお役にたてると思いますわ」

「そうか、ならば仲間になってもらおう」

「はい、喜んで」

 

 

ミューズが加入し俺の横を通り過ぎたとき、

強烈なミューズのフェロモンが俺を襲った。

このフェロモンも整形で加えたのか?

もし、俺が人の身であったならばミューズは女神に見え、

恐れ多くてひれ伏していたであろう。

しかし、俺はほぼゾウ。

人の身が放つ神の威光は届かない。

 

 

俺はその場でミューズを押し倒してしまった。

 

 

 

 ミューズの整形は凄まじいものだった。

肌の質感、皮下脂肪の厚さも整えられていてどこを触っても気持ちがいい。

その上、触れた場所のそこかしこからフェロモンがあふれ出してくる。

舌には舌乳頭(ぜつにゅうとう)なる突起が表面にあるものだが、

ミューズの舌には、裏側まで舌乳頭がびっしりと作られていた。

ツルツルしていないので裏側をなめても気持ち良いのだ。

押し倒して、仰向けになっても形の崩れない胸。

大きすぎず、小さすぎず、抱きしめるとその存在感がさらに増す。

そして、秘所。入れた途端にあふれ出る愛液。

締まり具合も質感も完璧。

なにより、大陰唇が伸びて掴んでパオーンを離さない。

 

 

他にも俺が気づけていないだけで細かな整形をしているのだろう。

そんな事までやってしまうから寝たきりになるのだ。まったく。

 

 

しかし、まずい、これはまずい。

もし俺が夢の中でミューズのステータスをチェックしていなかったら、

もし俺がツィーリンのハニトラの秘術を堪能していなかったら、

もし俺がエレンの、エレンとノーラはあんまり関係ないか?

とにかく、とてもこらえ切れずに、

初撃をミューズの中に放出してしまったことであろう。

 

 

激怒したシャル猫が繰り返し殴り掛かって来たので、

払いのけるのに無駄にタンタンしてしまった。

俺はシャル猫を大きく突き飛ばし、気力(-3LP)を振り絞ってミューズから離れた。

離れた瞬間、大発射。

ミューズは息も絶え絶えだが生きている。大丈夫だ。

 

 

 

◇◇◇ちゃらんぽらーん♪◇◇◇

 

 

 

 

 

~パオパオり、神をも犯し、勃ったまま、まだ足りないと、あふれだすとは~

 

 

 

 

 

◇◇◇

びゅーっびゅ、びゅーっびゅ、びゅー、びゅるるるるるる♪

びゅーっびゅ、びゅーっびゅ、びゅー、びゅるるるるるる♪

◇◇◇

 

 

 

「ああっ! 仲間の死を乗り越え心を入れ替えた英雄が活躍しだす。

わたしの予定が、わたしの計画が!」

 

 

詩人のやつ。仲間の死って俺が殺してどうする。

 

 

「キャンディー!」

「任せて、美少女ビー!」

「フンギャー」

 

 

詩人は窓から空のかなたに飛んで行った。

 

 

「悪は滅んだわ!」

「ハッピーエンドだな」

「うん!」

 

 

 

◇◇◇

びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、どびゅどびゅ♪

びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、どびゅどびゅ♪

びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、どびゅどびゅ♪

びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、どびゅどびゅーん♪

◇◇◇




◇◇◇びゅーっびゅ、びゅーっびゅ、びゅー、びゅるるるるるる♪◇◇◇

すまん、これがやりたかっただけなんだ。本当にすまん、コ(=゚ω゚)ノ

◇◇◇びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、びゅびゅびゅびゅ、どびゅどびゅーん♪◇◇◇
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