「あの、美澄選手の招待なんですが……」
「あ、はい、招待のお客様ですね! こちらチケットです、1のGです。」
マジかよすげえな!
サバと関係を持って2ヶ月。
先週セックスのあとに
「サバの試合してる姿見たいなぁ」
とか言ったら秒で最前列を確保してくれた。
「俺の勇姿を目に焼きつけろ!」
とか言ってるけど、リング最前の砂かぶり席とかマジ緊張するんだけど……。
まあ、見応えあるからいいけどさ。
さて、そんなこんなでサバイバアルこと美澄選手の試合が始まった。
5試合目ってことなら、中々有名どころじゃねえのか?
アイツそんな上位のファイターだったのか。
殴り合いから……あ、相手がクリンチした。いいぞサバ!ボディブローかましてやれ!
ブレイクした後、グラップルを狙う相手に的確にキックを当てていく。
逃げてもひたすらパンチで牽制してその後サブミッションへ持っていった。
サバの関節技に相手はタップ、5分もない速攻試合だった。
次の試合の煽りVTRが流れる中、俺は席を立って、控室に向かった。
「サバ!」
「おお、サンラクか、観てくれてたんだな。」
「すっげえカッコよかった! めっちゃ燃えたよ!」
「そっか、そんだけ興奮してくれたら俺も嬉しいな。」
思わず抱きついた俺に、サバは抱き返してくれた
しばらく無言で抱き合っていたものの、流石に気まずくなってきたので口を開いた
「怪我、大丈夫?」
「ああ、数日で治る。」
「試合中ハラハラしてた。」
「ありがとな!」
ぐしゃぐしゃと撫でられる。
この大きくてゴツいこの手が好きだ。
シャンフロ内とリアル
感触は違っても、撫でかたは一緒だから。
「サンラク、このあと、後援会の方々との会食があるんだ。 お前にも来てほしい。」
「は? 俺まだ未成年なんだけど?」
「俺が彼氏連れていけば、二次会行かずに済む。 それに、そのままホテル行けるだろ?」
「それは確かに……タダ飯食えるしサバと一緒に泊まれるし……アリだな。」
「じゃ、俺はシャワー浴びて着替えてくるから待っててくれ。」
そんなわけで俺は、慣れない控室で一人待つ羽目になったのであった。
「なんだ?ここは関係者以外立入禁止だぞ?」
しばらくしたら他の選手が試合を終えて入ってきた。
「あ、あの、俺は美澄選手の関係者で!!」
「ああ、美澄の彼氏かぁ。 なるほどな、確かにアイツ好みの可愛い顔だわ。」
「は?!え?!うぇっ!?」
「アイツのこと、よろしく頼むぜ。」
そう言って肩を叩かれ、その人は
シャワールームへ入っていった。
よく考えたら今の人って、メインマッチ張ってた岡川選手では?
うっわー、これ格闘技ガチ勢だったら鼻血吹くレベルだろ。
入れ替わりにサバイバアルが出てきた。
パンツ一丁とかやべえよ、もうちょっと考えろ。
その後に着た服装はジーンズにタンクトップでジャケット羽織る程度というね。
いやいや身体の線出すぎだし!!
エロいって!! なんなのこいつ!!
「待たせたな、サン……あー、楽郎、行こうか。」
「お、おう、ただ、俺まだ未成年だから酒はNGな」
「わーってるって、流石に未成年に飲ませるほどモラルない人はいないって。」
じゃ、行こうか。
そうして、俺は夜の街へと連れて行かれたのであった。
オカダカズチカ+那須川天心
次話で酔っぱらった真澄さんに楽郎襲わせたい