本番5秒前!4,3,2,1
「皆様こんばんは。新番組『明日から使えることわざ・故事講座』のお時間です。司会は私、
眼鏡をかけた小太りな男が頭を軽く下げてお辞儀する。
「進行するに当たりましてこの番組はタイトルのことわざや故事だけでなく、慣用句や四字熟語など様々な言葉をVTRを使って皆様に知っていただこうと考えおります。それではこちらのVTRを見ていきましょう」
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「うう、くそ……俺が……俺があの時ちゃんと捕っていれば……」
真っ暗な部室で一人、ベンチに座りグローブを握りしめたまま号泣している男がいた。
この学校に通う野球部の三年生だ。
この日、彼の通う猿地方高校は創立初の甲子園出場をかけた試合に臨んだ。チームは義成の活躍もあり4-3の9回裏。2塁3塁に走者を置きつつも2アウトまで試合を運んだ。
そして運命の一球。
エースが投げた渾身のストレートにバッターは力負け。打球はフラフラと義成が守るショートに上がった。
これを捕れば創立以来初めての甲子園出場。
そう誰もが思った。
義成自身も
これで念願だった甲子園出場だ。
そう思った。
だが運命の女神は邪悪だった。捕球体勢に入り後はグローブにボールが入るのを待つだけの所で、
ビュー!
前触れもなく突風が起きた。風に流される打球。しかし捕球には問題ない程度、捕球体勢が崩れてなければ。
「え?」
義成は自分の身体に起きる違和感に声を漏らした。身体が後ろへと倒れていく。突風でバランスを崩したのだ。
「くっ!」
流れていくボールに向かって必死にグローブを伸ばす。
ぽとり
無情にもボールは義成が伸ばしたグローブの数センチ先に落ちた。
その間に三塁走者が帰塁して同点。義成が捕球出来なかったのを見た二塁走者は3塁ベースを蹴って本塁に突入。慌ててカバーに入るセカンド。しかし投げた時にはすでに二塁走者はホームベースに触れていた。
逆転勝利に喜ぶ相手校。あと1アウトで初の甲子園出場が露に消えたことに衝撃を受けて言葉を出すことすら忘れるほど呆然とする味方。
そのショックに味方に肩を借りるまで義成は虚ろな目で地面に倒れながら空を見るしか出来なかった。
試合終了後に簡単なミーティングを終えると野球部は各自解散の流れになった。
義成を責める者はいなかった。なぜならば義成の活躍がなければ決勝まで勝ち進むことは出来なかったことは誰もが知っていたからだ。
しかし彼は悔やんだ。学校に戻ると叫びたい感情を表すかのように必死に走った。走って走って走った。試合後にもかかわらず身体が悲鳴を上げるほど走り込んだ後、部室に戻った義成は、泣いた。号泣した。誰もいない部室で監督や仲間、後輩に謝罪の言葉を叫び、エラーをした自分を罵倒した。それでも心の奥底の悲しみと自分自身への怒りは収まる気配はなかった。
「くそっ、俺が……俺が……」
「やっぱりここにいたんだ」
「え?」
義成が振り返る。そこには猿地方高校の制服を着たショートヘアの女子高生がジッと義成を見ていた。
「何の用だよ、醍醐。俺を笑いにきたのか?……だったら笑ってくれよ。甲子園初出場という皆の夢をぶち壊した、無様な最後を飾った最低最悪の男をよ!……ふふっ、ふふ、ははははははっ!!」
義成は笑う。滝のように涙をこぼしながら。
「……」
そんな義成に佳乃はゆっくりと近づくと
「え?」
優しく包み込むように義成を抱きしめた。佳乃の行動に理解出来ず声を漏らす義成。
「な、何の真似だよ……醍醐?」
「アンタは最低最悪じゃないよ」
「え?」
「私は見ていたんだよ。アンタが誰もよりも長く、必死に練習しているのを。隣接するバレーコートからさ」
「……」
「アンタは気づいてなかったかもしれないけどさ、バレーの試合があるなどどうしても出られない日を除いて、私……野球部の試合、見ていたんだよ。今日の試合もね」
「……」
「最後はアンタのエラーで負けたけどさ。それでもアンタは頑張った。私には足利義成という男は世界で一番カッコいい男だよ。初めてを捧げたいくらいに」
「え……醍醐?」
離れる佳乃に意味が分からず聞き返す義成。そんな野球部員に、バレーボール部の主将は「鈍感」と呟く。
「『醍醐』じゃなくて……佳乃って呼んでよ、バカ」
頬を染めて視線を逸らす少女の姿に、義成の心に熱い感情が沸き起こった。
「佳乃!」
少女の名前を叫び、義成は先ほどまで自分が座っていたベンチに佳乃を押し倒すと目の前の少女の唇を強引に奪った。
「!?……んっ……んっ、ちゅっ……義成」
義成の突然の行動に佳乃は一瞬目を大きく見開くがすぐに口の中に入り込む義成に合わせて舌を絡ませる。
時間にして一分近くだろうか。
互いの唾液を交換し終えると両者はゆっくりと離れた。名残惜しそうに唾液の橋がツゥーと伸びて、切れた。
「ねぇ、義成。私の初めて……もらって」
耳まで赤くしながら小さな声で呟く佳乃に、義成はコクリと頷くとズボンのファスナーを下ろし天を突き刺す肉棒を取り出す。
スカートの中に手を入れ、真っ白なショーツの股布を少しだけずらす。指には僅かに透明な愛液がついていた。
「……じゃあ、いくぞ」
佳乃がコクリと頷くと、義成は蜜口の入り口に肉棒を当ててゆっくりと腰を前へと動かしていく。
「うぅ!」
「だ、大丈夫か?佳乃」
「だ、大丈夫。このまま……続けて」
痛みに耐えながらも笑顔を作る女の子に「わかった」と義成は再び腰を動かす。
一瞬壁のようなものに当たったが義成が構わず腰を突き出すとそれは無くなった。何かを裂くような感触に義成は「俺が佳乃の初めての男になったんだ」という感情が湧きあがる。と同時に目に涙を浮かべ歯を喰いしばる少女の顔に
「あ……」
と腰を引く。
「だ、だめ!」
義成の行動に佳乃が叫ぶ。
「やめないで義成。私の初めてを……こんな形で終わらせないで……」
「う……よ、義成!!」
その言葉に、義成の身体が小刻みに震える。身体が熱くなる。
「……だから、佳乃の全部……義成のものにして……」
その言葉に触発され、義成は抜きかけた肉棒を前に突き出し、そのまま最奥まで突き上げた。
「あうんっ!」
佳乃は無意識にきゅっきゅっと義成のモノを締め付ける。
「よ……よし、か……げっ!ちょっと……ゆっくりし、て」
「わ、悪い佳乃。それは無理だ!お前の
「お前が、佳乃が可愛すぎて……俺……俺……。もうどうにもならねぇ!!」
「よ、義成……あぁ、あぁん」
義成の本心を知った佳乃に変化が起こる。心が温かいお風呂に浸かったかのようにホカホカとし始め、先ほどまで痛かった膣口がから甘い痺れが身体全体に広がっていく。甘い痺れは増々強くなり、それに比例して膣奥からは愛液がジュプジュプと激しく膣内を行き来する肉棒とイヤらしい音を奏でていく。
「佳乃、俺、もう……」
腰を動かしながら、義成が切羽詰った声を漏らす。
「あっ、義成……出して……義成の好きなように…………」
佳乃がそう言うと、義成の腰の動きがさらに激しいものとなった。
粘着質な音がさらに大きくなり、股間の熱もいちだんと増していく。
「佳乃ぉぉぉぉぉぉっっっ!!!!」
思いきり膣を突きあげ、義成は佳乃の中に勢いよく大量の精液を放出した。
どびゅ!どびゅどびゅどびゅ!!
熱く白く濁った体液が膣奥へと流れ込む。
「あぁ、あぁんっ!」
秘腔が一際激しく収縮を繰り返し、悦びの証を激しく迸らせた。秘腔全体貫いたペニスを奥へと吸いこんでいくような甘美な動きに義成は子宮の奥へ精を放った。
そしてついに義成から熱い液が子宮の最奥で広がっていった。
「あぁぁぁぁん!!」
佳乃の口から自然に絶叫がこぼれ、全身がビンッと強ばる。
身も心も温かなぬくもりに包まれ、二人はなんとも言えない幸福の中に浮かぶ感覚を覚えていた。
やがて、全身から力が抜けていき、佳乃は四肢をベッドに委ねた。
佳乃が絶頂の余韻に浸っていると、義成がペニスを抜いた。
「佳乃、大丈夫か?気持ちよかった?」
「あ、あぁ。すごくよくて、わたし……」
二人ははにかみながら再び熱い口づけをかわした。永遠の愛を誓うかのような濃厚なキスを。
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「いやあ。心温まるストーリーでしたね。さて本題に戻りましょう。主人公は試合でエラーをして自己嫌悪に陥りました。しかしそのおかげで犬猿の仲と思われていた女子高生から突然の告白をされてセックスすることが出来ました。
有名なことわざなのでVTRだけでも充分だと思いますが、このことわざは
『失敗は性交のもと』
と言います。意味は失敗してもそれが性交につながることがあると言う意味です。
皆さんも失敗を恐れず色々なことに挑戦していきましょう。それではまた来週この時間にお会いしましょう」
正しいことわざです。
『故事ことわざ辞典』から抜粋
http://kotowaza-allguide.com/si/shippaiseikounomoto.html
失敗は成功の基
【読み】 しっぱいはせいこうのもと
【意味】 失敗は成功のもととは、失敗してもその原因を追究したり、欠点を反省して改善していくことで、かえって成功に近づくことができるということ。
【注釈】 失敗することによってやり方を改めることができ、かえって成功へと繋がることになるから、一度や二度の失敗にくじけるべきではないという教え。
また、失敗してもその原因を追究しなかったり、やり方を改善しようとする姿勢がなければ、また同じような失敗をくり返すだろうということ。