※この作品はR-18です。

明日から使えることわざ・故事講座   作:筆先文十郎

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第六回 明日から使えることわざ・故事講座

 Madness(狂気)Human(人間)Knowledge(知識)、放送局スタジオ。

 

 本番5秒前! 4,3,2,1

 

「皆様こんばんは。『明日から使えることわざ・故事講座』のお時間です。司会は私、筆左記(ふでさき)分重郎(ぶんじゅうろう)です。どうぞよろしく」

 眼鏡をかけた小太りな男が頭を軽く下げてお辞儀する。

「さて今回も多くの方から応援のお便りを頂きましたので一部をご紹介させていただきます」

 そう言って筆左記は手紙が入った箱から無作為に取り出す。

「まずは……、或五十重市(いりえし)在住の早瀬(はやせ)美弥(みや)さんからのお便りです。

「『明日から使えることわざ・故事講座、全然面白く──』

 

 グシャグシャ

 

「いやぁ すいません突然で手紙がぐちゃぐちゃ(・・・・・・)になってしまいました。これではお読みすることができません。

 ではこちらのVTRをどうぞ」

 

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 とある一軒家のリビング

 そこでは成人した二人の姉弟が酒を飲んでいた。

「なぁ姉貴」

「どうしたただでさえ醜い顔を酒で赤くしてさらに醜くなった愚弟?」

 姉の中傷を酒で気分が大きくなっていた弟はいつもなら反応しているところを聞き流す。

「生理のことを別名『あの日』って言うよな?」

「それが?」

 姉は机の上に置かれたビール瓶を自身のコップへ注ぐ。

 昔『あの日見た○の名前を僕達はまだ知らない』ってアニメがあったじゃん。つまりあのタイトルの意味は──」

 

 ギャシャァァァァァァンッッッ!!!! 

 

 リビングにビール瓶が盛大に割れる音が響いた。

「何の音?」

 風呂に入っていた母親が浴室から尋ねる。

「ごめんなさい母さん。大きいゴキブリ(・・・・)がいたからついビール瓶で潰しちゃった」

「そうなの? なら綺麗に片付けてね」

「は~い」

 姉は笑顔で答えると 割れたビール瓶の破片とビール、ゴキブリ(・・・・)から出た体液を綺麗に処理すると未だピクピクと動くゴキブリ(・・・・)をごみ収集所に放り投げた。

 

 

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「さて。今回は弟は女性にとって慎重に扱わないといけない話を間違えてしまいゴキブリとして処理されました。このことわざは

 

『口は災いの元』

 

 と言います。これは有名なことわざなので説明する必要はないかもしれませんが、これは『言わなくてもいいことは言わないこと』、『自分の発言によって相手がどう反応するかを考えてから言うべき』という教訓です。皆さんも自分の言動には気をつけましょうね。それではまた来週この時間にお会いしましょう」

 




六話目でやっと正しいことわざ。
内容はひどいけど汗
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