ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~ 作:幻闇
「さてと、まずはギルドの近くに戻ってみるか」
楽し気に歓楽街へと歩いて行った鱗華を尻目に、黒斗は冒険者ギルド方面へと戻り始めた。
ギルドに依頼が出ているという事は、独自に動いているであろう冒険者たちも居る筈だ。そう当たりをつけた黒斗は、ギルド近くの冒険者が集まる酒場で聞き込みをするつもりだったのである。
「リンカはまだ遊び半分だからなぁ……。どうせ聞き込みにかこつけて遊ぶつもりだろうし……その分俺が動かねぇとな」
やれやれとぼやきつつも、その表情はだらしなく緩んでいる。さもありなん、奔放な妻の
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「ねぇおにーさんたち。お暇だったらちょっと相手してくれないかな?」
「へっ? 俺らかい? いってぇ何だってんだ? 美人局とかじゃあ……ねぇよな?」
「このへん仕切ってるおにーさんたちにそんな事するバカはいないでしょ。ボクはまぁ情報屋みたいな事しててさ。色々お話聞かせてほしいなって♡ 勿論お礼は……わかるよね?」
流し目を向けて微笑み、ぺろりと舌なめずりをした鱗華の妖しい色気に、路地裏を歩いていた三人の侠客たちは即座に堕ちた。魅了の術にでも掛けられたかのようにふらふらと鱗華の周囲に侍り、彼女が案内するままに近くにあった連れ込み宿へといざなわれていく。
そして──。
「はぁン♡ あンっ……あンッ♡ おちんちん気持ちいいよぉ♡♡ おまんこの粘膜ゴリゴリ削られて感じちゃうンっ♡♡ あんッ♡あんっ♡はぁン♡♡」
情報は報酬を渡しながらでもできると、部屋に入った瞬間に男達に逸物をねだって服を脱ぎ始めた鱗華に、ゴクリと生唾を呑み込んだ男達があっという間に服を脱ぎ捨てて襲い掛かったのが二分前の事である。
あまりに美しく、それでいて男の劣情をそそるドスケベな肢体を見せられてはそれも仕方あるまい。天に挑むかのように張りつめた巨乳に細い腰、女体に美しく配置された深紅の薄鱗は特に艶めかしく、龍人族である男達の性欲を刺激していた。
「なんつーエロいカラダしてやがるんだこの姉ちゃん。何十発も射精せそうだぜ」
「早く代わってくれぇ。生殺しだぜぇ」
ベッドに仰向けに寝そべって正常位で犯されている鱗華の、両サイドについた男たちがモチモチと柔らかくも弾力に富んだ鱗華の双乳を片方ずつ分けて揉みしだきながら愚痴る。
そんな彼等に鱗華は、淫婦の如き淫らな貌で告げた。
「ボクねぇ♡ とってもマゾで頑丈だからもっと乱暴に全穴使い込んでくれていいからね♡ お口もお尻もいつでもウェルカムだよ♡♡ 皆で同時にボクの三穴塞いで犯しまくってぇ♡♡♡♡」
「よっしゃ、交代で全部の穴を犯してくぞ! 俺は喉マンコをイラマでぶっ壊してやる」
「おう! メチャクチャにしてやるぜ! 俺は下に入ってケツ穴ほじくったる。ちいと太いかもしれんが、こんだけドスケベな姉ちゃんなら余裕だろ」
「うんうん♡ 皆でボクの穴という穴をグチャグチャにしてね♡♡ もちろんNG一切なしだからさ♡」
鱗華の言葉に、歓喜の雄叫びをあげた屈強な肉体の男たちが、全員で鱗華を貫き、犯し始めた。セーヌを出て以来、久しぶりの他人棒に興奮を隠しきれない鱗華。人妻肉便器の本領発揮という場面である。
「くぅっ! 姉ちゃんのマンコやべぇっ! 全体が絶妙に締めつけてきながら、細かいヒダや突起が別の生き物みてぇに蠢いて……くぅぅ……こんなん一分も持たねぇよ!」
「喉奥もキュッキュッって締めてくる。イラマだってのに舌も根元に絡みつけてきて……裏スジがやべぇ……我慢してんだけどもう射精ちまうよぉ」
若鮎の如き瑞々しさと成熟した大人の色気が同居した若妻の肢体に、男達は夢中になってむしゃぶりついていく。そして鱗華もまた、夫以外との浮気セックスを全力で愉しんでいた。
「んっ……んぐぅ♡♡ んっんっ……はむンッ♡♡♡」
(久しぶりのクロト以外のおちんちん堪んないよぉ♡♡♡ やっぱり輪姦って最高♡♡♡ 沢山搾り取ってぇ……ボクのカラダのナカにたっぷりぶちまけて貰わないとね♡♡♡)
上下から男たちに挟まれ、仰向けのまま身を任せる鱗華。その極上の名器たる三穴を貪る様に夢中に犯している男達に支えられて肢体をくねらせ、快感の籠った喘ぎの呻きを漏らす。その仕草、肌の火照り、分泌される体液から馨る淫臭、そしてなによりも、その美しく色香に満ちた肢体。そのすべてが男達の恍惚を刺激する。
「ダメだ。もう射精すぜ! 姉ちゃん」
「俺もだ! たっぷりぶちまけてやる!」
「んっ……ぷはぁ♡ きてぇ……♡ ボクのナカに皆の熱々ザーメン注ぎ込んでいっぱいにしてぇ♡♡ あぁん……イクぅ♡♡♡」
もう堪えきれないと悟った男達が口々に限界を告げて、鱗華の体内に精を注ぎ込んでいく。
少しの間だけ。自らの肉体の内側で弾けた快楽の余韻に浸っていた鱗華だが、物足りないとでも言わんばかりに射精したばかりの彼らの逸物を手や口で刺激し、即座に復活させていく。
入れ代わり立ち代わり、体位や挿入する部位を変えて鱗華の肉体を貪っていく男達。彼等の手指が、女体の敏感な部分をいくつも同時に責め苛むたびに艶めかしい女体はビクビクと快楽に震えて男たちの逸物を締め付けていく。快楽を与えればそれ以上の快楽が戻ってくるという、打てば響く楽器のごとき鱗華の魔性の肉体は、普段から女を喰らう事に慣れた男たちであってさえも、とりことなってしまうほどの魅力に満ち溢れていた。
そうして二時間ほどが過ぎ、もはや魔性の口淫技をもってしても男たちの逸物がぴくりとも反応しなくなった。それぞれが30回近くは精を放った事を考えれば当然だろう。元々彼等は侠客とはいえ、精々が一般人よりも多少
手淫に際し、彼等の睾丸を弄びつつ人体に影響のない範囲の神気を注ぎ、精力を強化していたのだ。いくら良い女だとはいえ、これほどまでに頑張れるとは思ってもいなかったと感想を言い合う男たちに笑顔で別れを告げ、鱗華は連れ込み宿を早々に出た。次の男を探す為である。
(んふふ♡ いきなり三人も捕まえられてラッキーだったよね。次はどんな男にしようかなぁ♡ そろそろ乱暴に犯されたい気分なんだよねぇ……♡ なんかやけにカラダの調子もいいし、いっぱい食べたい気分♡)
時刻はまだ午後の三時だ。
昼下がりの風俗街というと、閑散としていそうなものであるのだが、それなりに人通りは多かった。性欲旺盛な龍人族の都市であればなんらおかしい事では無いのだろう。
鱗華の私服は動きやすく肢体を強調しやすいピッチリとしたTシャツに、むっちりとした太ももが付け根近くまで露出した超ミニのスカートだ。軽く跳ねただけで丸見えだろう。どうみても男を誘う為の恰好であった。
季節はもう秋とはいえ、いまだ残暑の残る時期である。そもそも寒暖差をあまり気にしない鱗華にとっては真冬だろうと薄着なので関係は無いのだが。
道行く男たちを品定めしつつ通りを歩く鱗華。その肢体に引き寄せられた様々な視線の持ち主たちは、逆に自分たちが品定めされている事など露ほども気付いていない。
より自分を愉しませてくれる男を求め、風俗街や裏町をゆったりと歩いて回る鱗華。所々で引っ掛けた男と連れ込み宿に入ったり、気分によっては路地裏でそのまま自らを犯させる。そうしてただひたすらに男を求め、彷徨いながら段々と治安の悪い地域へと進んでいく。
現在の郷長は人品卑しからざる公明正大な人物ではあるものの、人々が集まって暮らす以上は貧富の差などはどうしても出てしまう。そうして生まれたスラムでは、昔からはみ出し者や流れ者を制御するための裏の治安組織。いわゆる任侠たちがいた。だが、彼らは別に正義の存在ではない。表立って悪さはしなくとも、目立たぬ部分で悪事を働く者はそれなりに多いのだ。
今、リンカが歩いている場所はそんな場所だった。いくら地元のヤクザ者が仕切っているとはいえ、こうまで色気を振りまく女一人が歩き回ればいつ襲われても不思議ではない。だがこの場合、対象は性の化け物とも呼べる鱗華だ。襲われたとしても彼女にとってはむしろ歓迎すべき事態であろう。
「へへっ……姉ちゃんそんな恰好で出歩くなんて、襲われたい趣味でもあんのかい?」
「なら俺たちが襲ってやるぜぇ……。安心しな、ちゃんと飽きたら家に帰してやっからよぉ……」
「なぁに、10人くれぇで三日くらいマワすだけよ。しばらく穴は使いモンにならなくなっちまうけどなぁ。ぎゃはは」
そして早速、麟華という極上のエサに食いついた男たちが現れる。
「んふふ……♡ いいよぉ……ボクを好きにさせてあげる♡ そのかわりちゃんと使い物にならなくなるまで犯してよね♡」
男たちに肩を抱かれ、乳房や尻を強く揉みしだかれながら彼らのアジトへと連れ込まれていく麟華。その右手の指が、パチリと小さく鳴らされた。
「あん……? 今なんか変な気配が……」
「気のせいだろ? そんな事よりはやくこの女をヤっちまおうぜ。俺もう我慢できねぇよ」
「うひょー! スカート捲ったらエグい切れ込みのパンツはいてやがる! 犯されたがりのドマゾ女がよぉ」
彼らが入っていった建物、五階建ての廃墟と化した雑居ビルが闇色のドームに包まれる。短時間でたっぷりと愉しみたい麟華が構築した時空加速結界であった。
「正解♡ あぁん……輪姦希望のマゾ便器のボクをみんなで犯してぇ……♡ おまんこの穴が擦り切れるまでおちんぽ突っ込んでほしいの♡」
麟華が最終的に連れてこられたのは、三階部分のかなり広い部屋。元はキャバクラのような店だったのだろうそこには、古びたソファーが並び、これまた古びたソファーを組み合わせて作ったのであろう即席のベッドのようなものが置かれていた。そんな室内では、男たちの仲間であろう七人の男たちが酒を呑んだり雑誌を読んだりと思い思いに過ごしていた。
「おぅてめぇら! いい女連れてきたぜぇ! ヤリまくり輪姦パーティーだぁ!」
「うひょおー! 今度の女はどえれぇ大当たりじゃねぇか! はやくヤっちまおうぜ!」
「まずは連れてきた俺たちからだからな! ほらベッドのとこあけろあけろ」
零した酒やタバコの焦げ跡に塗れたソファーベッドの上に、放り投げられるように押しやられた麟華。怯える様にカラダを震わせながら、麟華は素早く、自ら服を半脱ぎの状態にしていく。
「いやぁ……こんな大勢でよってたかって……卑怯者♡ 変態♡ ボクのいやらしいムチムチのカラダを好きにするつもりでしょう♡ 穴という穴をバキバキのおちんぽで抉りまくって孕ませる気マンマンの特濃ザーメンでカラダのソトもナカも汚しまくるんだね♡ いやあああああ! たすけてええええっ♡♡♡ ボク……ボロボロに犯されて夫の所に帰れないくらい壊されちゃうよぉ♡♡♡」
あまりに犯される気マンマンの挑発に、男たちは呆れ……ながらも興奮は極致に達していた。艶めかしく半裸になった麟華の破壊力と、見せつける様に前に突き出された左手のリング。十代後半の若者たちが理性を飛ばすには十分すぎる代物だ。
「あざとすぎるけどエッロ……しかも人妻かよ」
「巨乳巨尻淫乱ボクっ娘マゾ人妻……実在していたのか……」
「犯す犯す犯す犯すオカスウウウウウウ!!」
「きゃああああああっ♡♡♡」
発狂した一人の若者がとびかかり、あっというまに脱ぎ掛けの衣服や下着をはぎ取るやいなや、ぐちょぐちょに濡れそぼっていた秘所に滾った逸物をめり込ませる。遅れて二人の男も、頭側から仰向けの口に二本の肉棒を纏めて捻じ込んでいく。
「ふぐぅ……ほごっ! ……もごおおおおっっ♡♡♡」
男たちは龍人族だ。一物も普人族とは比べ物ならないほどに大きく、硬い。さすがに黒斗ほどではないものの、長さ30センチオーバーは当然であり、中には黒斗に迫るサイズのモノもあるほどだ。
そんな逸物かまとめて抉り込まれた麟華の口は、おおきく張り裂けんばかりに開かれ、喉もいびつなカタチにボコボコと変形して盛り上がっている。食道の半ば程までを二本の逸物が交互に、時に同時に蹂躙し、ゴリゴリと音を立てて粘膜を削る様に犯し抜いていた。
(喉まんこしぬっ♡♡ しんじゃう♡♡ ひぎいいいいっ♡♡♡)
「マンコ犯す! 子宮までブチ抜く! 奥の奥でザーメンブチ撒ける!」
「おまんこもしゅごいいいっ♡♡ クロトくらいあるデカちんぽがゴンゴン子宮口ぶっ叩いてぇ♡♡ らめぇっ♡♡ 抜かれちゃう♡♡ ナカまで入られちゃうっ♡♡♡」
――ぼぎゅうっ!!
男たちのレベルに合わせ、一般的な龍人女性並みの肉体強化に抑えている麟華の子宮口は、我を忘れたかのような激しく乱暴な突き込みに耐えられず、容易く拡張されて子宮底に若者の逸物をブチ当てられてしまった。喉と同じようにボコリと盛り上がるほどに変形した下腹部に、それを見た周囲の男たちが下品に囃し立てる。
「腹も喉もボコボコじゃねぇか。お前らハッスルしすぎて早々にぶっ壊すなよ?」
「やっぱ輪姦はこれだよなぁ! つーかあの女マジでエロいし美人過ぎて燃えるぜ。あんな恰好でこんなとこで襲われ待ちまでするってこたぁ旦那はよっぽど夜がザコらしいな」
「欲求不満妻の性欲解消のお遊びって所か? おこぼれに預かれてラッキーだったな」
(んふっ♡ クロトの方が何百倍も君たちより凄いけどね♡♡ でも他人棒は別腹だもの♡♡♡ どっちも欲しいんだから仕方ないよねぇ♡♡♡)
「くああっ射精るっ! うあああああ」
「俺も射精るううっ! 喉マンコ良すぎるっ! くあああっ!」
二本分の特濃ザーメンが麟華の喉にむけて噴出する。粘度の高い熱い粘り気たっぷりのザーメンを音と立てながらゴクゴクと飲み干していく麟華。喉に絡まる感じが堪らないといった表情だ。
「子宮の一番オクに射精すぞッ! ブチ撒けてやるッ!」
巨大な逸物で子宮までブチ抜かれたまま、最も巨大な逸物の男が最奥部に先端の亀頭部を押し付けながら……爆発の如き勢いで盛大に射精を始めた。
――どびゅ──ビュブバアッ! ビュバババババババババババババババババババババババッッッッ。
「ひぎいいいいいいっ♡♡♡ おなか突き破られそうなとこにこんなに沢山吐き出されたらぁ♡♡♡子宮破裂すりゅううううう♡♡♡♡ イっぐうううううっ♡♡♡ イくイグイイグいぐううううううっ♡♡♡♡」
第一陣の男たちが放ち終え。半ば放心状態になっていたものの、男は他にもたくさんいるのだ。新たな男たちの参戦により、麟華は更にその肉体を激しく、乱暴に、後先を考えずに酷使されていく。
「お預け喰らってたからなぁ、一気に七人で全身犯してやろうぜ」
「マンコに口、ケツとパイズリ……あとは太ももと脇でもヤれるな。なんなら体勢工夫してマンコとケツはそれぞれ二重にブチ込もう!」
「ああぅん素敵ぃ♡♡♡ もっともっとぉ……ボクの全部犯してぇ……♡♡♡♡」
女のカタチをした道具の様に扱われ、劣情を誘う様々な部位に逸物をこすり付けられ、股座の両穴に至っては四本もの逸物によってそれぞれが二重に貫かれている有様だ。
むわりとした熱気に満ちた廃ビルの一室に、男たちの歓声と女の嬌声がこだまし、腰を女体に打ち付ける打撃音と粘膜の擦れ合う生々しい音が響きわたる。
「んぐぅっ♡♡ ん゛うっ……お゛ほっ……お゛っお゛っ……♡♡ んぐうううっ……♡♡♡」
喉奥どころか食道の半ばまでも侵入した肉棒によって呼吸を止められ、くぐもった呻きを発する事しかできない麟華。その男好きのする肢体に群がった男たちが次々と精を放ち、肉体の内外を問わず白濁液で染め上げていく。
凄まじい事にそこから更に結界内の時間で丸二日が経過してもなお、狂宴の如き輪姦は変わらぬペースで続いていた。龍人族である男たちの体力が飛びぬけているという理由もあるが、もっとも大きな理由は麟華にあった。
何度犯してもなお衰えぬ膣肉の締まりと異常なほどの快感。魔性の如き色気を発する肢体。そして、性交を通じて麟華よりもたらされる神気。それらによって男たちは、寝食も忘れて目の前の女体を犯す事に夢中になっていたのだ。
「くううっ……また射精すぞっ! 畜生! 何十発と射精しても全然飽きがこねぇ!」
「つーかなんだこの穴はよぉ! 普通こんだけヤりまくればガバるだろうに全然締まりが変わんねぇ……むしろ良くなってやがる!」
「昨日なんて遊びで腕四本ぶちこんでムチャクチャに拡げてやったってのにチンポ入れたら即締まったしよぉ……同族にしてもヤベェぜ」
「ああんっ♡♡ ザーメンあっついよぉ♡♡ もっと注いでぇ……♡♡ まだまだ足りないの♡♡ 緩んでる暇なんてないんだからぁ♡♡♡」
今の麟華であれば、意図的にそのままにしなければ、たとえどれほどに拡張されたとしても緩む事などあり得ない。もしくは彼女と同レベルの実力を持つ男であれば別であるが、彼らには逆立ちしても届くはずもない。
とはいえそれは互いにとって良い事ではあった。男たちはいつまでも極上の肉穴を愉しむ事ができ、麟華はより多くの精を搾り取る事ができるからだ。
麟華が男たちのアジトに連れ込まれてから10分後。闇色のドームが消失し、肌をつやつやに光らせて上機嫌となった麟華が現れた。変化しているのは肌艶だけではない。一般人には認識する事も出来ない事であるが、その身にまとう神気が明らかに増大していた。たっぷりと男たちの精を吸い上げた証左であろう。
(あー気持ち良かったぁ! 五日くらい遊んじゃったよ。若い男のザーメンたっぷり補給できて大満足だね♡ まぁ暫くおちんちんは使い物にならないかもしれないけど、別にいいよね♡)
麟華の肉体に魅了された男たちの逸物に神気を注ぎ、尽きぬ精力を自らの肉体にぶつけさせ続けた麟華。搾り尽くされた当選の結果として逸物を萎びさせた男たちは全員が気を失い、夢うつつの世界に旅立っていた。
普段の麟華の狂猛さを考えれば手緩くも思えるが、わかりやすくチンピラ然としていた彼らはしかし、本質を見抜く目を持った麟華の基準では少々やんちゃな男たち程度だった。故の結果であろう。
(でもまだ食べ足りないなぁ……。知り合い以外に抱かれるのも久しぶりだし、もっと食べてもいいよね♡)
今日だけですでに13人もの男たちを貪った麟華であるが、一晩で数百人を相手にする事もある彼女にしてみればまだまだ前菜といったレベルなのだろう。
肌艶を増し、より魅力的になったドスケベボディを艶めかしくくねらせながら、麟華はあらたな獲物を探し始めるのであった。当然のことながら、情報収集の為という建前はすでに忘れ去られている。
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「よぅ兄ちゃん。相席いいかい?」
「うおっ! アンタホントに普人族かい? 俺らと同じくらいデケェじゃねぇか」
ギルド近くの冒険者が集まる酒場にて、そこそこの実力を持つだろう冒険者に目を付けた黒斗がテーブルに近付き、気さくに話しかけていく。
「普段のホームは前線都市のセーヌでね。こっちには嫁さんの里帰りできてるんだよ。ウチのクソ可愛い嫁は龍人族なもんでね」
「ああ、なるほどな。でも人族じゃあ大変だろう。うちらの種族の女たちは性欲も体力も底無しの
「それなりに自信はあるって所だな。そうそう、そんなわけでこっちの事にはあんま詳しくないんだ。酒もつまみも奢らせて貰うから色々教えてくれねぇか?」
黒斗の豪儀な言葉に気を良くした龍人族の壮年冒険者は、なんでも聞いてくれと言わんばかりに自らの分厚い胸板を拳でバンと叩いた。互いにかなりの筋肉を誇る者同士だ。意気投合するのも早い。
「なんか都市民が失踪したり家出から帰ってこない事とかが多発してると聞いてね。詳しい事を知らないか?」
「なんかそんな話があるな。俺が聞いたのだと、ジェノガルドの方で獣人を奴隷にして売りさばいてた組織がぶっ潰されて、残党が流れてきたみたいな事を聞いたぜ。真偽はわからんがな」
「ほう……。確かにありそうな話だ。そちらの線でも調べてみるか」
「この街にはサムライとか任侠組織があっからあんまり都市内の事件で冒険者が関わる事は少ないんだわ。だからまぁ噂程度だな。ホントに知りたいなら足で稼ぐか、下水に潜るのが良さそうだぜ」
冒険者の言葉に、違和感を覚えた黒斗。足で稼ぐのは理解できるが、なぜそこで下水なのだろうか。気になった黒斗は、男に下水道について尋ねてみた。
「この街の地下にはよ、結構デカい遺跡があるらしいんだわ。下水の拡張工事中につい最近見つかってな。大分広くて深いらしくて、本格的な調査もまだなんだが……つまりそれだけ隠れられる場所が多いってこった」
「レムリア時代のものだろうか? それとも郷の開祖が? いや、当時にはそんな技術はないか。その中間の古代戦国期あたりかもしれんな……」
「俺はタダの冒険者だからそのへんはわかんねぇな……ところでレムリアってなんだい?」
「一万年前の超古代文明の名だよ。つい最近わかったんだ」
「へぇ……。まぁ俺には関係ないな。遺跡荒らしするほどの実力も無ぇしよ」
「ともかく助かった──っと酒と料理も来たな。好きに呑んで食ってくれ。他にアンタが知ってる面白い話でもあれば聞かせてくれよ」
「おう! じゃあこないだの依頼でな──」
酒と食い物に気を良くした男が饒舌に武勇伝を語り始める。黒斗は話を聞きつつ相槌を打ちながらも、先ほど得た情報を整理しつつこれからの行動を考えていた。
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そこはどこまでも白い。まるで、無垢という概念そのものが結晶化したかのような清浄な空間だった。
超硬質セラミックで作られた通路は一点の曇りも無く、何万年という時が経とうとも造られた当時の美しさを保っている。そんな、どこまでも続くかのような長い通路を、一人の青年が歩いていた。
どことなくエキゾチックな雰囲気を醸し出す、丈の長いゆったりとした衣服にターバンと呼ばれる長い布を何重にも巻いた頭冠を被った青年だ。だが、強い意志を感じさせる瞳と、身に纏うオーラが見た目通りの存在ではない事を示している。
無垢なる通路を進み続け、やがて青年は行き止まりに辿り着いた。化石化した甲虫の甲羅を思わせるのっぺりとした曲面の行き止まりは、青年の接近に合わせてスルリとスライドし、円形の部屋に彼を迎え入れた。それは扉であった。
室内は通路と打って変わってメカニズムに溢れていた。広大な空間には幾つものコントロールパネルとシートが並び、空中には幾つもの映像が直接投影されている。そんな、何か巨大な施設の管制室を思わせる室内の中央部の床にぽつんと、直径一メートルほどの円形をした台座が存在した。
青年が台座に近づいた瞬間、周囲のメカニズムが明滅し、台座に光が溢れていく。
──ブゥン。
変化は一瞬だった。
台座の上に一人の女が現れた。神秘的な雰囲気を纏う幻の様な気配の女だ。否、様なではない。女は幻であった。太古の技術で創り出された立体映像で象られた女の口が、まるで生きているかのように動いた。
「キュクレイン、緊急事態が発生しました。アルティマはもう動けますか?」
「アバターの調整がまだ終わっていない。あと半日とは掛からぬと思うが、緊急事態とはなんだ? エイネス」
「敵性存在のエナジーが急速に増大を始めました。詳細分析はいまだ終わっていませんが……おそらく捕食を開始したものと思われます」
「遅かったか……。だが、ある程度の被害は想定内ではないか?」
「いえ、そこは問題ありません。迂闊でした。統括頭脳である私としたことが……暴走に気付かなかったとは……」
無表情だった青年の表情が僅かに歪んだ。冷静な筈のアバターの脳に、焦りという感情が励起されていく。
「まさか……もう一つの魔導頭脳か?」
「はい。かの頭脳は人を元にした私と異なり、完全なる人工物。一万年の長きにわたるあいだに少しずつバグが重なっていた様です。今回のヴォイドの力を持つ者の接近によって、致命的なエラーが発生したものと思われます」
「現状を簡潔に説明してほしい」
「エマージェンシーモードが起動されていました。すでに人類補完区画にて、転送された人々が少数眠りについています」
「残された猶予は?」
「一週間です。しかし対象のエナジーの増加量によって早まる可能性もあり得ます」
「最悪だな。到底収容しきれまい……。理解した。ならば対処を開始する」
踵を返し、立体映像の女に背を向けたキュクレインは、足早に扉に向かう。
「待ってください。アルティマの調整完了を待つべきです。敵性対象の詳細な分析結果も間もなく判明します」
「彼奴を処理すれば暴走も止まる。私一人でも問題はない。アルティマがシミュレーターから出てくる頃には終わらせておこう」
「エナジーの増大量から鑑みて、対象はただの量産兵器ではない可能性が……キュクレイン。待ってくださいキュクレ──はぁ……出て行ってしまいましたか」
呼びかけに答える事も無く部屋を出ていく男を見つめるエイネス。音も無く閉じた扉に視線を向けたまま、彼女は幻めいた肉体に似つかわしくないため息を吐いた。
「確かに緊急事態ですが、一秒を争う程でもない。そんなに急がずともアルティマと二人で確実に遂行してほしかったのだけど……」
元人間らしくぼやきつつ、半日後に見られるであろう怒りの表情を浮かべたアルティマの姿を想像し、再びため息を吐くエイネスであった。