ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~ 作:幻闇
絶頂の余韻に喘ぎ、淫らに悶える美しい女体。
その妖艶なる肢体から衣服が取り除かれ、秘所を護る小さなショーツ一枚のみとなった鱗華。
淫靡な吐息と共にその唇から零れた哀願にあわや紳士達の理性も儚く砕け散るかと思われたその時。
「ふむ……堪りませんな、快楽に喘ぎ、しどけなく求める淫らな美女の哀願、これほど男の本能を擽るモノはありません……――ですが皆さん、貴方たちは何でしょうか?」
黒斗の傍らに立っていた紳士の一言を聞いた瞬間にびくりと体を震わせる男達、静かな声は澄んだ鐘の音の様に響いて理性を失いかけた男達を正気に引き戻す。
「私達もまだまだですね、真なる紳士への道は遠い……」
「ああ、しかしありゃあ仕方ないだろ」
「大丈夫だ、まだいける。俺は……俺達は、紳士だ」
獣に変貌しかけていた男達を一言で正気に戻した紳士と、口々に自分達は紳士だと己に言い聞かせる男達の様子に、流石の黒斗もやや困惑気味であった。
(え、なにこれ……ちょっと怖いんだが、つーかさっきの一言、尋常じゃない迫力だったぞ)
やや引き気味の黒斗に傍らに立っていた紳士が声を掛ける。
「旦那様、どうぞ奥様の最後の砦を御崩し下さい。自らの手で、愛する者を汚す宴の引き金を引く……それはとても甘美な事ではありませんか?」
その言葉にゾクリと背筋を震わせる昏い悦びを感じた黒斗、まさに紳士の言う通りであった。
最初は只の気の良い紳士としか思えなかった男が、今は名状し難き異形の存在にしか感じられない。整った口髭の褐色の肌の紳士、本当に人間なのかと疑う程に、底知れなさを感じる男……。
「あっ……ああ、そうだな。それは俺の役目だろう、宴の開幕の音頭は俺が取る。俺の最愛の女を好きなだけ汚し尽してくれ。」
「素晴らしい。歪んでいても愛とはかくも美しい、貴方は本当に奥様を愛してらっしゃる様だ……――では礼儀として皆さんも生まれたままの姿になりましょう。マナーは大事ですからね」
紳士の言葉を聞いた男達が次々に下着を脱いで全裸になっていく。壁際に設置されている戸棚、衣服を置くスペースだろう。そこに着ていた服を仕舞い、ベッドの上で艶めかしく蠢いている淫らな肢体の周りに集まった。
黒斗もまた全ての服を脱いで愛しい妻に近付きその耳元に囁き掛ける。
「リンカ、脱がすぞ……そしたら始まりだ。散々焦らされて喘ぐリンカはすげぇエロかったぜ、もっと乱れる姿を見せてくれ……」
「んっ……あっ……早くぅ……切ないよぉ…………――あっ……クロトぉ……この人達凄いの……ボクこんなの初めて…………もう戻ってこれないかも…………――ねぇキスして……ちゃんと戻って来れるように……繋ぎ止めて……愛してる……クロト」
「ああ、大丈夫だ、もし戻って来れなくても俺が引き戻してやる、安心して狂え。淫らに……乱れて良いぞ。愛してる……リンカ」
愛を囁きあった二人は互いの唇を重ね合い、誓いのキスを交わし合う。いきり勃った八本の男根に囲まれたまま、長く、情熱的に、互いの心に愛という楔を打ち込むように……。
唇を離すと互いの唾液が糸の様に細く繋がる程に深い口づけを交わした二人、恍惚とした表情で寝そべっている鱗華の下半身に移動した黒斗が周りを囲む男達に始まりを告げる。
「待たせたな、うちの自慢の肉便器妻を存分に味わってくれ……――そらっ!」
するりと妻の聖域を護る小さな布を取り去った黒斗、その下から現れた五文字のタトゥーを目にした男達が小さくどよめく。
「成程……これは正に、ですな」
「気合入ってるな、人妻肉便器とは……危うくまた理性が飛ぶ所だったぜ……」
「エロすぎィ!! 龍人族だからわかってたけど、それにしても綺麗すぎるオマンコだ」
恥丘の上に直接彫り込まれた人妻肉便器という文字、さらにその下の淫靡な蜜を溢れ出させる一筋の割れ目……その余りの破壊力にギンギンに勃起していた男達の逸物がより膨張し、硬さを増していく。
刹那、放心する程に感動していた男達であるが肢体をくねらせながら刺激を求める女体に、流石にこれ以上待たせてはいけないと、それぞれ配置についた男達は猛烈な勢いでその口を女体に這わせて八本の舌による蹂躙を開始した。
「んひぃあああああああっ♡♡♡ だめええええ♡♡♡ くひっ! あひっ! ひゃん♡♡ イク♡イクっ♡またイクッ♡ おひぃぃいいいいい♡♡♡ あッ♡あっ♡んっ♡やっ♡んああああっ♡♡」
首筋、腋、臍、手と足の指先、乳首、陰核と全身の性感帯を舌で嬲られる快楽に絶頂し続ける鱗華、猫人族の男のザラついた舌で乳首が削り取られる程の激しさで舐め回される。
蛇人族の男の数十cmはあろう長い舌で陰核を巻き取られ締め潰され、さらにその先端部分は膣口から胎内に侵入して敏感な箇所を刺激していく。
ビクビクと全身を震わせる女体の動きに合わせて緩急をつけた八枚の舌が独自に動き回り、女体の反応を更に大きく引き出して絶頂に導き続けていた。
「駄目になるぅうう!! んやああっ!! またイクッ!! 舌すごいのぉ……乳首ざりざりされてっ!! 取れちゃうっ!! んあああっ♡♡♡♡おまんこっ! おまんこもっとおおっ! あひっ♡ そこイイっ!! あひぃん……♡♡イっ……くっ……イくっ!! くひぃ!! イきすぎりゅうう!! ♡♡♡♡」
大輪の華に群がる蜜蜂の様に、一人の女のカラダに八人の男達が顔をうずめてその甘美な肢体を味わい尽くす。男達の肉体に埋もれてほぼ見えなくなってしまっているが、むさ苦しい肉の隙間から飛び出した白い肌の足や手が激しく痙攣してのたうつ有様はまるで、イソギンチャクの触手に絡めとられた哀れな魚の様ではないか……、部屋に響くぴちゃぴちゃとした淫猥な音と共に聞こえてくる女の悦びの嬌声がなければもはや惨劇の一コマにしか見えない状態であった。
テーブルに戻り、椅子に座ってその饗宴を眺めていた黒斗は爆発しそうな程に昂った己の逸物を扱きつつ、瞳を爛々と欲の色に輝かせてその光景に見入るのであった。
「強制絶頂地獄……――堪らんな、うちの嫁はやっぱり、凌辱されている姿が一番エロい」
「素晴らしい奥様ですな、彼等も嬲り甲斐があるのでしょう、普段よりも数段気合が入っております。普通の女性ならばとうに耐え切れずに失神されているかと」
「また潮吹いたな、いくらイきやすいリンカでも、ここまで短時間で何度も絶頂したことはない。皆凄いテクニックだぜ」
傍らに立つ紳士と感想を述べ合いながらベッド上のショーを鑑賞する黒斗、八枚の舌による女体の蹂躙は15分ほども続いたであろうか……獣の様にひたすらに叫び、絶頂を繰り返し続ける鱗華。
しかしその快楽の中枢たる子宮は未だに精を受ける事は叶わないままに焦らし続けられ、気が狂いそうになる程に追いつめられていた。
「んっ!クっ! いくッ! イくイクっ!! んやあああっ!! 違うのっ!! 気持ち良いけど違うのッ!! ちんぽっ!ちんぽ欲しいっ!! ちんぽちょうだいよぉ……お願いっ! おちんぽいれてええええ!!! あああああああっ!!! おちんぽぶち込んでよおおおお!!! 精子ほしいのおおお!! ボクの子宮に精子注いでよおおおっ!! おちんぽ汁くださいっ!! お願いしますっ!! おちんぽでイかせてええええっ!!!!!!!!!!」
髪の毛をばさばさと振り乱しながら大声で卑猥に逸物を乞い続ける鱗華、浅ましくも淫らなその姿を見て逸物を奮い立たせない男など存在しないだろう。
我先にとその女体の淫穴に己自身を突き立て精を放つべく殺到し、殺し合いとなってもおかしくない程に男の本能に訴えかける哀切なる願い。
しかし男達はその舌を止め、群がっていた女体からやや身を引くと、黒斗達の方へと視線を向ける。まるで仕込みを終えた料理人が料理長に仕上げを乞う様な雰囲気で……。
「ふむ、準備が出来た様ですね。トドメと参りましょうか」
黒斗の傍らに立っていた筈の紳士が鱗華のまたぐらの間に移動しその両脚を割り開きながら己が逸物の狙いを定めていた。
(なっ……いつのまにあそこに……今まで俺の横にいたはずでは、全然気付かなかったぞ)
黒斗にすら知覚できぬ内に移動していた紳士、超速度で動いたのか、それとも感覚を欺く技なのか……それすら解らない程に紳士の動きは常軌を逸して凄まじかった。
小刻みに体を震わせている女体の秘所はぴったりと閉じていたはずの割れ目も淫靡に開き、多量の蜜を溢れさせながら、くぱくぱと男のモノを待ちわびてその秘唇をわななかせている
。
黒斗程ではないがかなりの大きさを誇る紳士の逸物はその浅黒い肌に比しても濃い黒色に輝き、数多の女達の淫水に灼かれて作り出されたのであろう事は想像に難くない。
――ぐちゅ……ずにゅっ……ずにゅううう……ゴツッ!
「ンッ!!…………!!――ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛♡♡♡♡♡♡イき゛ゅ゛うう゛う゛う゛う゛!!!!ち゛ん゛ほ゜お゛お゛お゛お゛っ゛♡♡♡♡ん゛あ゛っ!!しゅ゛ごい゛っ!!」
――ゴツッ!……ずにゅっ……ゴッ!……ずるっ……コッコッ……
「あ゛ひぃ♡♡んおっ……おっ♡ あッ♡あっ♡おっ♡……ひゃふっ! ん゛お゛お゛っ゛♡♡♡♡♡……イくッ! イクっ!!! このちんぽしゅごいっ!! すごいのおおお!!!」
ずぶりと一息に最奥まで黒光りする逸物を突き込んで女体を悦ばせる紳士、待ちわびていた雄の象徴を受け入れた鱗華の子宮と膣が歓喜の収縮を繰り返し、その精を搾り取るべく動き出す。
常人であれば数秒と持たずに達し、貯め込んでいた精を残らずぶちまけてしまうであろうその胎内の動きを肉槍全体に受けているにも関わらず、涼しい顔で膣肉の感触を愉しんでいる紳士。
何度か女体の反応を確かめる様に角度を変えて挿入を繰り返し頷いているその姿は、まるで百戦錬磨の武の達人の姿を想像させた。
「ふむふむ……いやはやなんとも凄まじい淫肉のうねりですな。ほぅ……此処は……――成程……良い反応だ、奥様であれば大丈夫でしょう。さぁもっと乱れた姿を旦那様に見せてあげなさい、少々本気を出させて頂きます」
それまでの確かめるような動きを止めた紳士は平然とした表情のまま、猛烈な勢いで腰を動かし……――不意に止めて角度を変えて一撃を加えたかと思うと再度その動きを加速させていく。
――ずぶっ! ぐっちゅ……ずにゅ……ぐぽっぐぽっずちゅり……ずにゅうううう……ぐぷっずぷっ……ゴッゴッ!! ずるりっ……ぐぢゅ!ぐぢゅ! ずろろろろ……ぼぎゅっ!!
「んあっ゛!!! お゛っ゛お゛っ゛♡♡♡♡やぁ……らめ゛ぇ゛!! んああああ゛あ゛あ゛っ!! お゛かしぐなるぅうう!! たすげでっ!!クロトっ!!ら゛めえ゛っ!!ボク狂っち゛ゃ゛ああ゛あ゛!! い゛っく゛う゛うううう!!…………お゛っ♡♡あ゛っ♡♡あ゛ッ♡♡ッあっ♡♡」
初めてであった……ここまで快楽に狂い、淫らに乱れた妻の姿、数百人に犯された時も年下の男達に壊された時も初めて処女を失った時ですらも、これ程までに男に狂わされる妻を黒斗は見た事が無かった。
両手で顔を覆い、髪を掻き毟り、快楽に耐えるかのように抗いながら甘く甲高い声でよがり続ける鱗華、夫では無い男によって堕とされ、それを拒否するかのように黒斗に助けを求めながら叫ぶその姿に、今まで感じたこともない様な敗北感と猛烈な嫉妬に侵食されていく黒斗の心……。
(ああ…………俺のリンカが……大切な妻が……堕とされちまう……。なんて動きだ……女を殺す為の技術なのか……竿師ってヤツか? くそっ……めちゃくちゃ悔しい……本当に奪られちまったら……あんなに喘いで……狂ったように悦び叫んで…………リンカ……リンカ……)
有り得ない程の快楽を受けて狂い悶える妻と、その胎内を激しく責め続ける紳士の姿を憎悪に近い程の嫉妬と発狂する程の敗北感、そしてそれらと同じくらいの性的快感を感じながら呆然と眺め続ける黒斗。その常人よりも遥かに優れた聴覚を持つ耳に男達の囁き合いが聞こえてくる。
「いつみても凄いよな……あの人の責めは……あれで堕ちない女は見たことないぜ……」
「ああ……最初にアレを受けた女はその後の感度と反応も段違いだからな……」
「しかし今までカップルの女性をあそこまで責めた事は無かったんだが……今日はどうしたんだろうな……あれじゃ本当に寝取っちまうぞ……旦那さんも可哀そうに……」
(ああ、寝取られちまう、俺のリンカが。心は堕ちなくとも、あんな快楽を刻み込まれたら……――)
黒斗の心に浮かぶ妄想の未来の景色……愛する妻がカラダに快楽を刻み込まれ堕とされていく光景……
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『ごめんねクロト、今日はそういう気分じゃないんだ……』
『この間もそうだったじゃないか! もう一月もしてないんだぞ』
『だってクロトとじゃあの人みたいに気持ち良くなれないんだもの、ごめんね。クロトの事は愛してるけどセックスは……子供を作る時だけにしない? その時も出来れば自分でシコシコして出す時だけ入れてよ、退屈なセックスを何時間もしたくないんだ、無駄だからさ』
『なんだって? リンカ、そんな……――まさか、ここの所帰りが遅いのは』
『勿論あの人の所にいってたんだよ♡ 彼ったらとっても凄くて♡ 女の人が五人くらい待ってたけど頑張って待って、相手して貰えたんだ♡♡15分くらいで飽きられて終わらされちゃったんだけど、でもとっても良かったな♡♡♡……――ホントは、あの人の…………』
『今……なんて……? おいっ! リンカっ! 今なんて言った?』
『うるさいなぁ、彼の子供が欲しいって事だよ。解らない? 強いだけのクロトなんかより雄として強い彼の子を孕みたいのは当たり前でしょ? でもいいよ、どうせボクなんかじゃ無理だし、クロトの子で我慢してあげるよ』
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(…………――っはッ?! なんか久しぶりにトリップしちまったみたいだ、物凄く興奮するけど死ぬほど辛い妄想だったぜ。しかし妄想で済まないくらいの状態だぞ、あんなに顔をぐちゃぐちゃにして全身でイキ狂うリンカは見た事が……――ごくり)
黒斗にとっては刹那の白昼夢であったが現実ではそこそこの時が流れていた様だ、緩急をつけた玄妙なる腰の動きにて鱗華を翻弄し狂悦させていた紳士は、いつのまにかその両の手を巧みに操り、女体の様々な性感帯を刺激している。
「ああっ♡……んひぃ! ……やぁ……いやぁ……だめっ!! んああっ♡♡♡ イくっ♡ んはっ……くあっ……もっ……もうだめぇぇぇええあ゛あ゛あ゛っ゛!!あっあっあッ♡ゆるしてぇ…………怖いよおっ……くろとぉ!!…………ボクもう……んあ゛あ゛っ゛!!!!あひぃいい♡♡♡♡♡」
紳士の手が踊る様に閃く度に歓喜の嬌声を鱗華が上げる様は、まるで銘琴を掻き鳴らす達人の奏者にも見えて、見る者を魅了する妖しげな魅力に満ち溢れていた。
一体どれ程の快楽に浸されているのであろうか……、あらゆる体液を全身から垂れ流しながらぶるぶると肢体を震わせる女体、その表情を泣き笑いのように崩して両の手でシーツを力強く握り締め、時折り頭を嫌々と振りながら愛しい男の名前を叫んで淫獄の如き快感に耐える鱗華。
「良い貌です、快楽に狂いつつも夫を想うその姿、とても美しい。子宮も大分降りてきたようですね、これならば全ての精を注ぎ込めるでしょう。そろそろフィニィッシュと行きましょうか」
「くひぃ……あひぃ♡♡ 狂っちゃうよぉ♡♡ こんな……んああっ♡♡♡ 凄すぎてぇ……これでナカに出されたら……ああッ!イくっ!! ゆるしてぇ…………ゆるして……もう……やめて……」
――ぐちゅ……ずぶっ! ……コツッ……ぐじゅっ……ずにゅ……ちゅぷ……じゅぷ……ぶぢゅ!!
紳士の腰使いが一層激しさを増していく、三次元的に不可能では無いかと思われるその動きによって責められている鱗華はこれ以上の快楽を拒むように、許しを乞う哀願を行うがその願いが聞き届けられる事は無かった。
「すいませんがそれは出来ぬ相談です。さぁ……愛する夫の前で堕ちなさい、賤しきヒトの牝よ……その胎に我が精を授けましょう」
――ぶじゅっ!!どぶっ!!ぶじゅじゅじゅじゅるじゅるじゅる……どぶり……どぶっ……
「あ……あ…………あ゛……――お゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!!!!!!!――ぐひあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ゛!!!!――あ゛っ゛♡あ゛っ゛♡…………――え゛ひっ……あ゛ひっ………………うひ……ひひ……ひひひひひひひ……――――――」
紳士が抉り込むように逸物を突き込んで精を放った瞬間にピタリと静止した鱗華、名状し難い射精の音が本来聞こえる筈の無い体外にまで聞こえてくる程の静寂……――夥しい量の精を子宮内に注ぎ込まれた女体がびくりと震えるとその喉から奇怪な絶叫が迸った。
気が触れたかと思われる程の絶叫と奇怪な笑い声を残して意識を落とした妻を、限界まで見開いた眼で確認した黒斗は無意識の内に大量に射精し、思わず被せた掌の内側にべっとりと白濁液をぶちまけてその逸物を震わせる。
「ふむ、流石に耐え切れませんでしたか……、このままでは皆が愉しめませんな、気付けをしておきましょう」
そう呟いた紳士が発射直後だというのに一切萎える気配の無い黒光りする逸物をずるずると膣内から引き抜いていく。
――ずる……ずるずる……ずるり……
(リンカ……あんな悲鳴と笑い声は聞いた事が……大丈夫……なのか?……―― あれ?……あの人のチンポ、あんなに長かったかな)
カリ首の辺りまで引き抜かれていく紳士の逸物を、呆然とした顔で眺めていた黒斗が疑問を抱く。
今や黒斗の逸物とさほど変わらない程に引き抜かれた紳士の逸物……いや内部に埋め込まれた部位を足すと…………――ぎゅぼっ!!
凄まじい勢いで最奥に肉槍を叩き込まれた鱗華がその意識を無理矢理引き戻され凄まじい衝撃と快楽に跳ね踊る。
「――あっ゛がっ!! イ゛ぐぅ゛う゛う゛あ゛あ゛♡♡♡♡♡」
女体の覚醒を確認した紳士がすぐさま突き込んだ肉槍を抜き去り、男達に向けて微笑みながら一つ頷いて黒斗の傍らへと戻ってくる。
(あれ? 目の錯覚か? さっきと変わらないよな……大きさ、俺より一回り小さい位のサイズだな)
白濁に塗れていない方の手で眼を擦りつつ確認してみる黒斗であったが紳士の逸物のサイズは最初に見た時のままだ、興奮状態であったので大きく見えただけであろうと結論づけた黒斗はそれ以上の思索を打ち切る。
ベッドの上では八人の紳士達が順番に鱗華を犯しつつその他の者はその肢体を弄んでいる様だ、乱暴にでは無く紳士的にではあったが先程の有り得ぬレベルの絶頂によってそのカラダの感度を跳ね上げていた鱗華には凄まじい快楽であるのか金切声の様な嬌声を上げて全身を痙攣させていた。
「アンタ、何者だ?……――いやすまない、詮索はNGだったな、忘れてくれ」
男達の中で明らかに一人だけ浮いている紳士、他の男達にも一目置かれているのは間違いないのであろうが、その凄まじい性技と尋常ならざる名状し難い雰囲気は只の紳士というには余りにも異質すぎた。素性の詮索はしないという決まりを一瞬忘れてしまい、問い掛けてしまうのも仕方の無い事であろう。
「只の、女性が大好きな紳士です、それ以上でも以下でもありません。――御安心を、奥様の身も心も堕ちてなどいません、あれ位の方が貴方がたには丁度良いスリルでしょう?」
「ああ、凄く興奮したぜ。まさか適当に入った場所でこんな体験が出来るとはな」
全てを見透かした様な紳士の発言に苦笑しながら言葉を返した黒斗。
極まった性の技はなにも娼婦の専売特許では無いのだ、女を堕とす技術に精通した男も勿論居るという事を黒斗は改めて実感し……一つの言葉を口にした。
「教えを乞いたい。妻を……鱗華をこの手で悦ばせてやりたいんだ、御指南頂けないだろうか」
「構いませんよ」
断られて当然、技術とは秘匿すべきモノだ。多大な対価を支払ってでも教えを乞うべく意気込んで提案した黒斗は余りにもあっさりとした了承の言葉にしばし言葉を失った。
「……――良いのか?」
「商売敵に教えるのは流石に躊躇いますが、貴方は奥様一筋でしょう。もしくは近しい数人でしょうか? 少なくとも私と競合する事は有り得ませんしね、それに良い眼をしている……漢の眼です。ならばそれに応えるのが紳士というものです」
「感謝する。師と呼ばせてくれ」
「それは御免被りたいですね……そもそも私の技は多数の女性を対象にしたモノですので、奥様一筋の貴方に教えられる事は少ないのですよ。奥様の事を一番理解出来るのは貴方だけでしょう? どうしても呼びたいのならば仲間内ではナイという名で通しています、そちらでお呼びください」
「解った、ナイさん、宜しく頼む」
「こちらこそ宜しく、黒斗殿」
形の良い髭を指先で扱きながら黒斗に微笑みかける褐色の肌の紳士。
他の男達が満足したその後、鱗華のカラダを実験台にした性技指南を約束してくれたナイと共に琥珀色の液体で満たされたグラスを傾けながら愛妻の狂態を鑑賞する黒斗であった。