※この作品はR-18です。

ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~   作:幻闇

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そろそろ物語を進めよう思っていた筈なのに、気付いたら予定に無いエロを書いていました……何故なのか?


54話 火憐と悠大の過去語り ★

 親夫婦と娘夫婦による背徳の狂宴の日から数日が過ぎた辰宮家。

夫達が夕食の支度をしている間にリビングのソファーで寛いでいた鱗華と火憐は、台所から漂ってくる刺激的な香りに胃袋をぐぅぐぅと鳴らしつつ、まったりと親子の会話を楽しんでいた。

 

「今夜のご飯はなにかな~? 音から推測すると炒め物かな? 楽しみだね」

 

「昨日のビーフシチューは美味しかったねぇ、トロトロのお肉と柔らかいけど歯応えのあるタンが入ってて……、今日も期待しちゃうわね」

 

「うんうん、そういえば母さん、もう体は大丈夫なの?」

 

「完全復活って感じね、鱗華達がくれた高級傷薬のお陰だわ。アタシ達でも買えなくはないけど、ポンポン使える物じゃないもの」

 

「じゃあ今夜は四人で愉しめるね♡ 昨日も一昨日もボク一人で二人の相手して大変だったんだから。父さんもクロトに対抗してハッスルしちゃうしさぁ……防音の魔道具が無かったらボクの悲鳴で通報されてる所だったよ……――もう治ってるけど」

 

「アンタこないだのアタシより酷い事になってたもんね、なのに一日で治るんだからホントに羨ましいわ……鬼に金棒、鱗華に再生強化って感じねぇ」

 

「なにそれぇ~……――あっ! ご飯出来たみたいだよ、もうお腹ぺこぺこだよ」

 

 黒斗と悠大が出来上がった料理を次々と食卓に並べ始める、大皿に盛られた中華風の海鮮野菜炒めや自家製の特製タレで味付けされた山盛りの串焼き、茶碗では無く丼に盛られた白米とみそ汁といった品々が次々と置かれていく様子を眼を輝かせて見守る女性陣、最後に酒をそれぞれのコップに注いだ黒斗が椅子に座ると、悠大が食前の挨拶を行い楽しい夕食の時間が始まった。

 

 最初の頃は皆、口数も少なく食べる事に集中しているがある程度腹が満たされてくるにつれ段々と会話も弾み始める、アルコールの力も手伝ってか下世話な話もちょくちょく飛び出しているようだ。火憐の復活を聞いた夫達は下心を隠そうともせずにいやらしい笑みで喜び合っていた。

 

 鱗華と黒斗が今までの荒淫の経験を話し出すと興味津々といった感じで話に聞き入る両親、特に愛娘の処女が黒斗の目の前で蛮族達によって散らされた話には思う所があったのか興奮しつつも少しの間悩まし気なそぶりを見せていた二人であった。

 

「どうしたの? 流石にボクの処女がクロトじゃなくて豚に奪われたのはショックだった?」

 

「いやそれはどうでもいいんだけどね、どうせ悦んでたんだろ? 」

 

「母さんが酷い……クロト慰めてぇ~」

 

「よしよし、でもアレは本当に興奮したなぁ……取り返しの利かないモノを踏みにじられた瞬間の快楽……あれで完全に性癖を自覚したからな。リンカも同じだろうけど」

 

 にべもない母の一言に夫である黒斗の身体によよよと泣き崩れ……る振りをして抱き着く鱗華。

妻の頭にぽんと右手をのせて撫でてやりながら慰めつつその時の興奮を思い出して股間を滾らせる黒斗であった。その様子を微笑ましく見守っていた悠大が黙っていた口を開いて語り始める。

 

「いやなに、本当に血は争えぬなあと……思い出に浸っていたのだ。火憐が小生以外の男に処女を奪われた時の思い出にな……――我らも似たようなモノだったのだ、覚醒の切っ掛けは」

 

「ええっー!? 初耳なんだけどっ! ってまぁ子供に話す事じゃないか……もう大人だから聞いちゃうよ♡ 何があったの?」

 

「鱗華が生まれる二年くらい前だったから……、アタシとゆうちゃんが16歳の頃の話だよ」

 

 懐かしい思い出に浸る様に目を閉じて想いを馳せている火憐、そんな妻の横顔を、微笑みを浮かべて眺めながら悠大が回想を語り始める。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 学生時代、秀才で名の知れていた悠大。図書室で何時も文章を書いているか書を読んでいるような典型的な文学青年であった彼に、運動は得意であったが頭を使う事が苦手であった火憐が勉強を教えてくれるように頼みこんだ事が二人の仲が発展する切っ掛けであった。

 

 当初は強引な火憐に押し切られ、嫌々勉強を教えていた悠大であったが自分に無い明るさを持つ活動的なクラスメイトに徐々に心を奪われて……という典型的なパターンで恋に落ちる。

 その後学院を卒業した二人は比較的家賃の安い賃貸の集合住宅を借りて同棲を始め結婚の資金を貯めながら慎ましくも幸せな生活を送っていた。

 

「えっ? という事は二人共同棲までしてたのにヤる事ヤってなかったの……? うそぉ?」

 

悠大の話を静かに聞いていた鱗華であったが意外な事実に驚いて思わず口を挟んでしまった様だ。

 

「当時の小生は堅物でな、そういう事は結婚をしてから行う物だと思っていたのだよ」

 

「アタシも別に急がなくても良いかなぁ……ってねぇ、ゆうちゃんと一緒にいるだけで幸せだったし。当時は割とそれが普通だったのよ?」

 

 今でこそあらゆる変態的なプレイを総なめにしているといっても過言では無い性の猛者たる悠大と火憐であったが若き日の二人は堅い付き合いの貞操観念のきちんとした若者であった。

 

 最近は比較的落ち着いてきてはいるものの20台の頃の二人はそれはもう酷い有様であったのだ、深夜の屋外での露出調教など序の口で本格的な器具を揃えた拷問プレイや街娼として風俗街で客を取らせての寝取らせプレイ、安定期に行ったとはいえ鱗華を妊娠中に複数の男達を交えての妊婦輪姦プレイ等々……そういった話をそれはもう目を輝かせて聞き入っていた鱗華の様子に流石の黒斗もやや呆れていた様だ。

 

 そんな両親であったので付き合い始めた当初の初々しい様子を娘が信じられなかったのも無理はないだろう、未だ信じられぬといった面持ちの鱗華に苦笑しつつ悠大が続きを語り始める。

 

「二人だけで暮らし始めて生活も落ち着いてきた頃であったか、火憐は狩人としてメキメキと頭角を現しておったが小生は売れる気配のない作家と呼ぶのも烏滸がましい有様でな……疲れて帰ってくる火憐にせめてもと思って料理の腕を磨いていたよ」

 

「アタシは全然気にしてなかったんだけどねぇ……めんどくさい家事は全部ゆうちゃんがしてくれたし、別に売れなくても主夫をしてくれれば助かるしさ、稼ぎはアタシだけでも十分だったしね」

 

 ある時、学生時代の友人達と呑みに行くといって出かけた火憐が夜遅くなっても帰宅しないという事があった、それ自体は珍しい事では無い、酔って友人の家に厄介になる事や帰宅途中にある公園のベンチ等で寝てしまう事もあったからだ。

 

 またかと思った悠大はため息をつきながら火憐を迎えに行く為に家を出る。途中の公園を見て回り、火憐の姿が無ければ友人の家に向かおうと夜道を歩いていると、ふと街中に設置されている掲示板が彼の目に留まる。

 そこに貼られていた幾つかの掲示物の中で一番新しく、目立つように大きく張られていた、最近発生した婦女暴行事件の情報提供を呼び掛けるポスター……それを見て胸騒ぎを覚えた悠大は急ぎ足で目的地へと急ぐのであった。

 

「あー……泥酔姦パターンだね、母さんらしいじゃない」

 

「鱗華……話している時にオチを言うのは御法度であるぞ……」

 

「あははは、まぁゆうちゃんが話すと長くなるからね、酔っぱらって公園のベンチに座った所までは覚えてたんだけどさぁ……起きたらもう茂みに連れ込まれててグチャグチャに犯されてたわ♡」

 

「義母さんの初体験は深夜の公園で輪姦レイプか……しかも意識の無い状態で……ぐぅ……俺の股間のエクスカリバーが解放されそうだぜ、長くても良いので詳細を詳しくお願いします」

 

 黒斗の熱いリクエストに応えて火憐が当時の事を思い出しながら話始める、途中からは悠大も交えて二人の視点から生々しく語られたその体験談に、聞いている黒斗と鱗華は勿論、当事者たちも下腹部を疼かせながら入り込んでいくのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 友人達との楽しい女子会でついつい飲み過ぎてしまった火憐、帰宅途中にある公園のベンチで一休みとばかりに座った所で眠りに落ちた彼女であったが…………。

 

(ん……なんかアソコが痛い……アタシ確か公園のベンチで……――痛ッ!)

 

 段々と酒気がぬけていくにつれ半ば覚醒しかけた火憐は背中に感じる硬い地面の感触と下半身に感じる痛みで目を覚まし……自らの上に圧し掛かって腰を振っているマスクの男を目にしたのであった。

 

「えっ?!ちょっと何よアンタ――痛いッ! って嫌ああああああンぐぇ……」

 

 レイプされている事を認識した火憐が大声で叫ぶと圧し掛かっていた男が慌てた様子で犯している女の華奢な首を両手で絞め上げて、ドスの利いた低い声で脅かす様に囁く。

 

「騒いだら殺すぞ……死にたくなかったら大人しく犯されてるんだな、お前が悪いんだぜ? こんなドスケベなカラダで無防備に酔っぱらって寝てたんだからよぉ……」

 

 呼吸を止められる苦しみに耐えきれず、コクコクと必死に火憐が首を振ると満足したように男が両手を首から離す、左右で辺りを見渡していた仲間であろう他の男達も特に周囲に異変がない様子を確認すると火憐の許に戻ってきた。

 

「大丈夫みたいだな、まぁこの辺は人通りも少なかったし多少騒いでも大丈夫だろうが……張り紙も貼られちまったし、そろそろ場所を変えて暫く潜伏する筈だったんだがな」

 

「仕方ねぇだろ、こんな上玉が無防備で寝てんのが悪ぃ……しかも処女だったんだぜ? ヤって正解だっただろ?」

 

「まさか処女だとはな……クソッ! 順番譲るんじゃなかったぜ、右手の薬指に指輪してっから彼氏持ちの中古女だと思ったんだけどなぁ……失敗したぜ」

 

 口々に好き勝手な言葉を喋る男達の会話を寝起きの半ば茫洋とした頭で聞いていた火憐、じんわりと己が処女を失ったという事実を理解した彼女は一筋の涙を頬に伝わせ……心の中で最愛の恋人に謝るのだった。

 

(ゆうちゃんごめんね……アタシの処女、あげられなかったよ……ううっ、アソコが痛いよぉ……一体どれくらい犯されてたんだろ……殺されるのだけは嫌だな……ゆうちゃんに会えなくなっちゃう、頑張って耐えよう……)

 

 意識が覚醒していくにつれて火憐は、自らの胎内を蹂躙する男の凶器が齎す耐え難い不快感と苦痛をはっきりと感じ取れる様になってゆく、男が腰を突き出す度に下腹部の奥に重く鈍い痛みが響き、引き抜かれる度に突き破られた処女膜を中心として激痛が走る。

 

「くうっ、コイツのマンコやべぇな、キツキツの処女マンの筈なのにヌルヌル絡みついてきて滅茶苦茶気持ち良いぞ……もう六発目だってのに萎える気がしないぜ、出るッ!」

 

――びゅるッ!ぶびゅるるるるるるるるるる……びゅばっ…… 

 

「あうっ……ナカに出てる……妊娠しちゃうよぉ……嫌ぁ……うっうっ……」

 

「もう三人で20回くらいナカ出ししてっから心配しなくても手遅れだぞ? 最初は一回だけ出したら起きるまで待つつもりだったんだけどな、マグロ女ヤってもつまんないしよ……でも突っ込んでみたらマンコ具合が良すぎてな、ずっと輪姦してたわ」

 

「う……そ……20回もなんて……絶対孕んじゃうよ……うあ……たすけて……ゆうちゃん……」

 

「ああん? 彼氏の名前かあ? アレか、結婚するまで守ってたのかコイツ。ギャハハハ! 残念残念、ゆうちゃんごめんねぇ、キミの彼女の処女頂いちゃいましたぁ、ついでに孕ませといてやるから有難く思ってくれよって感じだなぁ」

 

「なんだぁ? やっぱ彼氏いたのか、こりゃキンタマ枯れるまでオマンコに出さないとだな、少しでも妊娠確率上げとかないとだぜ」

 

「いいから早く場所変われよ、いつまで突っ込んでんだ、出したらさっさと交代してくれないと朝になっちまうぜ」

 

 火憐の胎内に精を吐き出した男が笑いながら次の男に場所を譲る、三人の中で一番大柄な男が女体の股を割り開いて股間の逸物を男達の精と破瓜の血でぐちゃぐちゃになった秘所に押し当て……ずぶりと突き込んだ。

 破られたシャツから露出した豊かな双丘を両手で鷲掴みにして女体を固定した大男は三人の中でも一際大きな体躯に相応しい逸物で火憐の膣内を押し広げ最奥の子宮に叩き付けていく。

 

「うぐっ……痛っ……おっぱい痛いぃ……アソコも裂けちゃうよ……うぎっ……そんな乱暴に……あぎぃ……大人しくするから、もう少し優しくしてよぉ……」

 

「嫌だね。……俺はてめぇみてぇな綺麗な女が泣いて苦しむ顔が大好きなんだよ。叫んだら殺す、歯ぁ食いしばって耐えるんだなぁ……――そうそう、そういう顔がソソるんだぜぇ」

 

 乳房を鷲掴む両手に更に力を込め、垢染みた不潔な爪を白い肌に食い込ませながら握り潰し、腰を思い切り火憐の秘所に叩き付けて胎内を抉っていく大男。醜い欲望に歪んだその表情は、人が持つ悪の側面をまざまざと示しているかの如く邪悪に満ち、ひと欠片の良心すらない様に見えた。

 

「痛いよぅ……んぎぃ! アタシの体壊れちゃうよ……あがぁっ! おっぱい壊れるっ! お腹裂けるっ! んぐううううっ…………ぐぎっ……うぎぎぎっ……」

 

「ったく、相変わらずドSだなおめーは、あんま壊し過ぎるなよ? 久々の上玉だ。持って帰って暫く愉しむつもりなんだからよぉ……まぁ龍人族みてぇだから大丈夫だろうがよ」

 

「わりぃわりぃ、コイツがあんまり綺麗すぎてなぁ……つい張り切っちまった。……――おらっ出すぞっ! しっかり孕めよっ!……っくああああっ……他人の女に無責任ナカ出しは最高だぜぇ」

 

 乳肉に食い込ませていた両手の爪を射精の瞬間により深く食い込ませて火憐の胎内に邪悪な欲望を放っていく大男、腰をしっかりと押し付けて精管内に残っていた僅かな精も絞り出すと満足したように女体の双丘から手を離して次の男に交代する。

 

 皮膚を破って食い込んでいた爪が離れ、十個の赤い傷跡が開けられた痛々しい双丘が露わになる、雪のように白い肌に刻まれた傷は、まるで降り積もったばかりの処女雪を無惨に踏み荒らした足跡の様にくっきりと残され、男の残虐性を証明していたのであった。

 

「嫌ぁ……嫌だよぅ……おうち帰してよぉ……ゆうちゃんの所に帰してよぅ……」

 

「心配しなくても帰してやるさ、半年ぐらい愉しんでしっかり孕んでボテ腹になったらだけどな、ゆうちゃんと二人で俺らの内誰かの子供を育ててくれや」

 

「それまで保つかねぇ? つーかこんな調子で犯してたら孕んでも流れちまうんじゃねーか?」

 

「したらまた孕ませりゃいいだろ。お前早く帰りたかったらしっかり孕んで流すんじゃねーぞ……おらっ! くぅっ全然緩くなんねぇ、最高の処理マンコだな、きゅうきゅう締め付けてきやがるぞ、ホントに処女だったのかぁ……? 七発目ぶちまけるっ! 妊娠しろっ! 孕めっ! 受精しろおっ!」

 

「うああ……嫌……嫌ぁ、アタシ孕んじゃうよぉ……ゆうちゃんのじゃない男ので……あっ……」

 

 好きでもない見知らぬ男の生殖器が、大好きな恋人に許すはずだった聖域を踏み躙り、侵入を繰り返し、望みもしない子種を放っていく悍ましい感覚。あまつさえこのまま火憐を拉致して数か月も嬲り者にするという……女としてこれ以上はない程の屈辱と絶望に火憐の心は軋み、歪み……此の世全てを呪うかの如くその瞳は果てし無い虚無の闇を宿し…………――いや違う。

 

 それは狂気の片鱗なのか……最愛の恋人と結婚し晴れて夫婦となった日の初夜に捧げる筈であった大切な操を、自らの深酒のせいで招きいれてしまった強姦者達に散らされ、更には凌辱の限りを尽くされて攫われ、性処理の玩具とされる。男達への憎悪と自分への憤怒が交じり合い、火憐の精神は狂気に陥ってしまったのか……何故ならばその瞳には、男達は気付いていない様だが……――確かに淫らな焔が……微かに灯っていたのだから。

 

 火憐に圧し掛かっていた男が萎えかけた逸物を女穴からずるりと引き抜く、度重なる凌辱で開いたまま、白濁液を垂れ零す其処は物欲しげに膣口をひくつかせてプルプルと喘いでいるかの様だ。

 

「ふぅ……そろそろ持って帰ろうぜ、続きはアジトで愉しもうや……――ッ!! お前ら静かにしろ……入口の方から誰か来た」

 

 男達が緩めていたズボンを穿き直し、ベルトを素早く締める。その直後に街魔灯に照らされた公園入口の辺りに立った大きな人影が大声で叫んだ。

 

「貴様等何をしているっ!! こんな夜更けに男三人でこの辺りに居るとは間違いなく婦女暴行犯であろうっ! 衛兵には通報済みであるぞっ! 大人しく縄に付くがよいっ!」

 

「やべぇ……やっぱ手配されてる場所でやるもんじゃなかったぜ……てめぇら逃げるぞっ! 女は惜しいが捕まる方がやべぇ! 撤収だっ!」

 

「ああ、この街の衛兵たちは容赦ねぇからな……殺されちまう、逃げろっ!」

 

 素早く身をひるがえしてそれぞれがバラバラな方向に走り去り逃げ散っていく男達。追跡の手を惑わす為だろう、稚拙なやり方ではあるが効果的な方法である。

 

 大声で叫んだ男は悠大であった。火憐がここに居るとは確信出来ていなかったが無性にざわめく胸騒ぎに従い、怪しげな男達の姿を確認した途端に考えていた台詞で恫喝したのだ、つまりハッタリであった。間違えていたら謝れば良い、もしも本当であれば……それは恋人の一大事なのだ、彼に選択の余地等無かったのである。

 

「逃げたか……まさか本当にあ奴らが……という事はつまり……むぅ、あそこの茂みの中におったな…………其処に居るのか……? 小生の恋人、火憐が……」

 

 恐る恐る茂みを掻き分けて男達が経っていた場所に入った悠大、果たしてそこには彼の求める最愛の恋人であり婚約者でもある火憐が、虚ろな瞳で虚空を見上げ寝そべっていた……。

 

 破られたシャツからまろびでている双丘は暴虐の跡を残して腫れ上がり、見るも無残な有様だ。下半身は全て脱がされていて秘所は赤黒く腫れ上がり鮮血と白濁の交じり合った夥しい量の液体が股間を汚している、放られていたジーンズとパンティーが近くの地面に転がっていた、その余りの惨状に悠大は……憤怒と憎悪をその心に宿しつつも、彼の心の中でそれ以上に渦巻いていた感情、それは燃え盛る程の激情と化した……獣欲であった。

 

「あっ……助けてくれたの? ゆうちゃん……でもごめんね、アタシ汚されちゃった……処女膜無くなっちゃったよ……もう、ゆうちゃんのお嫁さんになんて……成れるわけないよね……ううっ」

 

 悠大の姿に気付いた火憐の瞳に色が戻る、嬉しそうにしていたのも束の間、またもや色を失った瞳で絶望の言葉と共に涙を流す火憐……。そんな恋人の傍にしゃがみ込んだ悠大は優しい手付きでそのカラダを抱き起こし、愛する女の耳元で囁き掛けた。

 

「何をたわけた事を……離す訳がなかろう、一生添い遂げると決めたのだからな……。そなたは美しい、汚されても……いや汚されたからこそかもしれぬ…………なぁ火憐」

 

「うん? どうしたの? 」

 

 恋人の虚ろな瞳を覗き込んだ悠大が理性と本心の間で鬩ぎ合っている心中を表す歪んだ泣き笑いの様な表情で呼びかけ、言葉を口にする。

 

「小生は狂っているのやもしれぬ……野獣共に汚されたそなたを見て、未だかつてない程に滾っているのだ、今すぐに火憐を犯したい……と。正に鬼畜の所業よ、あやつらよりも小生こそが最も賤しいのかもしれぬ……これ程に浅ましき畜生の如き男だったのだ、小生は 」

 

 愛する男の耳を疑う告白を聞いた火憐。無残に操を踏み躙られ、蹂躙された恋人をその場で犯したいという異常な願い……普通の女であれば即座に愛想をつかし、百年の恋も冷めてしまうであろう、ましてや彼等にとっての記念すべき初めての愛の交わりなのだ、恋人の余りの無体な仕打ちに絶望して自ら心を壊してしまっても不思議ではない、あくまで相手が普通の女であれば……だが。

 

「嬉しい……犯されてる時はずっとゆうちゃんの事考えてたの……犯されてる所を見て欲しいって……孕ませるつもりでナカに出されてるアタシをゆうちゃんに見せたいって……んっ♡ なにこれ……お腹が熱くなって……あんッ♡ カラダがヘンだよぅ……でもどうすれば良いかは解るよ……――ゆうちゃん……来て……汚れたアタシを貪って……犯してぇ♡♡」

 

 犯されていた恰好のまま、仰向けに寝そべっていた火憐が太ももを擦り合わせる様に淫らにくねらせ、悠大を迎え入れるかのように両手を広げて甘く蕩けた声で誘う。

 

「なんと淫蕩で美しいのだ……むぅ、腰帯を解くのがこれ程もどかしいとは……――そなたを犯すぞ……火憐、小生のイチモツにて野獣共の精を掻き出してくれる」

 

 逸る気持ちを表すかのように震える手で腰帯を解いた悠大が下衣を脱ぎ捨てて火憐に覆い被さり、互いに淫欲の焔を灯した瞳で見つめ合い……唇を重ね合わせた。

 

「んっ……んぅ…………ぷはっ、今日は情熱的なのね♡ いつもは触れるだけなのに」

 

「そうでもしなければ我慢できる自信が無かったのだよ、今は我慢する気はないからな…………――むぅ……すまぬ……初めてゆえ手間取るな……知識では知っていたのだが……ここか?」

 

 舌を絡め合う深い口づけを行い猛った男根を恋人の秘所に突き立てようとする悠大、両手で火憐のカラダを抱き締めながら挿入しようと試みるも初めての愛の交合に戸惑ってしまい中々挿入することが出来ない様だ。

 

「あんっ♡ もうちょっと下よぅ……♡クリちゃんに擦れて気持ちいンッ♡けどぉ♡ ちょっと待ってね……導いてあげる♡アタシのナカに……」

 

 悠大に抱かれたまま片方の手を股間に伸ばし愛する男の逸物を自らの秘穴に誘導していく火憐。

鮮血と見知らぬ男の白濁した体液に塗れていた其処は愛する男を迎え入れる為に、透明な粘り気のある液体を大量に分泌し淫らに濡れそぼっていた。

 

――ずるぅ……ずにゅり……

 

「はあああんっ♡♡♡ゆうちゃんの入ってきたぁ♡♡♡んっ!……あっ!……んあっ♡すごっ……いンッ! 頭の中真っ白にぃ…………んあああっ!! だめぇ……ひあああっ♡♡♡」

 

「ぐああああっ! なんという快楽なのだ! 熱く柔らかく……うねり蠢いている……イチモツが溶けてしまいそうだ……これが火憐の胎内なのか、出るっ!」

 

――ブバッ!!ブビュッ!ブババババババババ……

 

「ひゃあああん♡♡ゆうちゃんのがいっぱい出てるよぉ……♡♡あ……凄い……幸せぇ♡♡」

 

 様々な体液に塗れてどろどろに蕩け切っていた火憐の胎内、火照った気分を表すかのように熱く蠢く女穴が齎す快楽に童貞の悠大が一瞬とて保つ訳も無く、すぐさま濃厚な精を恋人の胎内に大量に放出してしまう。

 少しの間放心してしまった悠大であったが己に組み敷かれている火憐の艶めかしい喘ぎと、収縮と弛緩を繰り返す膣内の感触に即座に逸物を硬く滾らせていくが……。

 

「このまま枯れるまで繋がり続けていたいものだが……流石に場所が場所であるからな、落ち着いて火憐の肉体を堪能したい。家に帰ろう」

 

「あっ……うんっ♡ 部屋でたっぷり愛してね」

 

 深夜とはいえ野外の土の上で……というのは余りにも、初めての愛の営みの場所としては不適切であろう。勢いで愛し合ってしまったものの人通りが全く無いという訳でも無いのだ、今の状態を第三者に見られれば、あらぬ疑いを悠大が掛けられないとも限らないのだから。

 

 名残惜し気に逸物を引き抜いた悠大と事後の余韻に浸る火憐、簡単に身なりを整えた二人はこそこそと人目に付かぬ様に自分達の愛の巣へと帰るのであった。

 

 ちなみに妊娠に関しては翌日に治療院で避妊の処置を行ったので問題は無かった、三日以内であればほぼ確実に避妊可能なのである。

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「とまぁこんな感じかねぇ……その後はもう朝までメチャクチャセックスしたわよ♡」

 

「うわぁ! 凄いロマンティックだねぇ♡ 深夜の公園でってのがいいね……ボクなんて言葉も解んない豚だったからなぁ」

 

「でも酔っぱらって寝てたし、ゆうちゃんも来たのが遅かったから処女失くした時の事はわからないんだよねぇ……アンタん時はくろちゃんにもばっちり見られてたんだろ? 羨ましいねえ」

 

 両親の語った回想に眼をきらきらと輝かせて感想を語る鱗華、火憐と二人でお互いの状況を羨ましがっている様だ。その傍らでこれまた男達もそれぞれの状況を比較してうんうんと頷き合っていたりする。

 

「なるほど……事後に発見してそのままセックスパターンですか。アレは確かに燃えますね……」

 

「あれ程滾ったのは人生初であったよ、黒斗君は姿を消して真横で鑑賞であったか……散らされる瞬間に革袋に無駄撃ち射精とは中々にそそる状況であるな、作品のネタにしたい程であるぞ」

 

「それは光栄ですね! いくらでもネタにした下さい、ところで義母さんを犯した連中はその後捕まったんですか?」

 

「どうやら彼らが最初に襲った相手が風俗街を束ねる組織のボスの愛人だったようでな……衛兵では無く組織に捕まった彼らは組織が経営する店で今も働いているよ、無償でな」

 

 火憐を襲った三人の男達、彼等はジェノガルド選王国を追放された破落戸達であった。

龍人族の里の風俗街を束ねる組織は非合法ではあるものの義と侠を重んじる組織であり、特に他種族からの迫害や紛争をその身を挺して防いできた歴史から他種族の犯罪者に対しては一切の容赦をしない事で有名だ。

 

 組織に捕まった彼等は肉体に傷を残さない遣り方で一月の間拷問を加えられ心を完全に圧し折られると、生涯無償で男娼として働き続ける事を条件に助命を許された。以後彼等は男女問わず様々な客にその肉体を弄ばれる事となったのである。

 

「あちゃー……まぁ残念でも無いし当然って奴ですかね、余所者の破落戸の末路としてはマシな方でしょう」

 

「年に一度、小生と火憐が結ばれた記念日に彼等の店に行っていてな、当時の状況を再現しながらプレイを行っているのだよ。勿論小生もかぶりつきでな」

 

「はははっ! それは面白そうだ、次回は俺も参加したいですね。そうだ! どうせなら彼等に親子丼でリンカも襲って貰って愉しむというのはどうでしょう?」

 

「君は天才か……来年の愉しみがまた増えたであるな、早速妻と娘に提案してみようではないか」

 

 提案は勿論承諾されたようだ、夕食後に思い出話で盛り上がった四人は広い風呂場で仲良く入浴すると、魔導テントの中の大きな寝室に入り親子四人入り乱れての乱交プレイを深夜まで愉しんだのであった。

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