ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~ 作:幻闇
「うっまかあ! この餃子ちゅうんを喰いたくて堪らんかったんじゃあ! 」
魔導テント内のダイニングで黒斗達一行とビューネの七人が食卓を囲んで盛り上がっている。三次元空間拡張術式の施された古代のテントの中は広々としており、大男が三人と美女達が四人集まっても手狭な感じはまったく無かった。
「いくらでも焼くから好きなだけ食ってくれ! 水餃子に焼き餃子、揚げ餃子も用意したぞ、今日は餃子パーティーだな!」
大きなテーブルの上に所狭しと並べられた各種餃子料理に舌鼓を打つ仲間達をみて満足そうに頷いている黒斗。前回ビューネの反応が良かった為、セーヌの自宅で予め大量に仕込んでおいたのだ。最初の頃こそタネを皮に包んで整形するのに10秒ほど掛かっていた黒斗であったが今では一個包むのにおよそ二秒とプロ顔負けのスピードである。
「うめェ! オレはこの揚げてあるやつが好きだぜ! 七味マヨで食ったらクソうめェ!」
「ボクは焼いた奴かな! ラー油に浸して食べるとメチャクチャ美味しい!」
「私は…………茹でたのが……好き」
それぞれに好きな食べ方で好みの餃子を食べる面々。様々な調理法で食べられ、色々な調味料で味わえる餃子の魅力に全員が取りつかれてしまったようである。口に放り込んで咀嚼した餃子を炭酸の効いた酒と共に胃に流し込む……ただこれだけの作業のなんと痛快な事だろうか。
リルの快気祝いという事もあって皆上機嫌である、一行の中では少々特殊な出生のボルボルを除けば最年少であり、その儚げな雰囲気も相まって、皆になにかと世話をやかれている様だ。
「リル、身体の調子をどうだ? いきなり視える様になって違和感とかはねぇか?」
「大丈夫です……アマナさん……ありがとう」
「リル殿、こちらの根菜のサラダもさっぱりとして美味しいですぞ。ささっ、どうぞ」
「ボルボルさん……ありがとう……」
アマナに体調を気遣われ、ボルボルに少量だけ取り分けられた皿を差し出されているリル。鱗華のみならず、皆にとっても妹の様な扱いを受けてしまっている様だ。相変わらず口調は単調であったがその華が咲いた様な笑顔から喜びの度合いは推し量れるというものだろう。
「んで、おまんらどげんすっとね、もう帰っちまうんか?」
そんな様子を楽しそうに……でもどこか寂しそうな表情で眺めていたビューネが問い掛ける。せっかく出来たヒトの友人たちとの別れが寂しいのだろう、いくら悠久の時を出会いと別れで彩ってきたといっても寂しくない別れなど無いのだから。
「いや、暫くは逗留する予定だ。リルさんの修行にはもってこいの環境だからな、ここなら少々無茶をしてもすぐ治せるし……」
酒杯を呷りながらそう呟き、意味ありげな視線をリルに送った黒斗。不穏な空気を察知したのか、少々不安げな様子のリルであった。
「う…………頑張ります…………」
「くらァ! オレの嫁をビビらすんじゃねェ! ドエス野郎!――とはいえクロトの言う事も一理ある、怪我を気にせず樹海の魔獣や竜種を相手どれるからな、教師役もよりどりみどりだしよ」
「そうそう! ボクは教えるのはあんまり得意じゃないけど、クロトはそういうの得意だよ」
「私も配下の豚人達を良く指導したものだ。それなりに心得は有る、任されよ」
口々にリルの教導役を買って出る仲間達、暫く彼等が滞在してくれるという事でビューネも嬉しそうにしている。きっとこれからの一か月はビューネにとっての宝物になるに違いないからだ。
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――ガギィッ! ギャリッ……ズガッ!
「うんうん! 良い感じだねぇリルちゃん! 折角の盾なんだからガンガン使わないとね」
「……ん……でも……まだ少し重い……です」
ビューネの本体である巨大な肉体に囲まれた温泉地。その湯煙漂う仙境の如き地で、刃金の打ち合う甲高い音が響き渡る。魔竜槍を携えた鱗華に向かって、暗緑色の片手剣を振り下ろしたリルが一拍遅らせて左手に構えた同色の盾を叩き込む。
妹分の巧みな連撃に感心しつつ、受け止めた魔竜槍を回転させて容易くリルの体勢を崩した鱗華が、その喉元に穂先を突き付け誉めそやす。手も足も出ない様にも見えるが、そもそも鱗華に槍で攻撃を捌かせた時点でその腕前は並ではない。
「最初の頃は一時間もたたずに息が上がってたじゃねぇか。今日はもう五時間位たつか? ここに来た頃とは比べ物にならないくらい筋力と体力がついてる筈だぜ」
横で二人の模擬戦を眺めていたアマナがリルの成長ぶりを振り返る。毎日毎日、限界まで肉体を酷使しては温泉の魔素とビューネの魔法により強制的に全快させられ、また限界まで鍛え込まれる日々。強くなりたい、早く憧れの人達に追いつきたいという鋼の意思が無ければ一日と持たずに心が限界を迎えていたであろう。
「……はぁ……はぁ……まだまだ……です……もっと強く……」
「いいねぇ! その意気だ! さぁ、次は俺とだ、殺す気で掛かってきなっ!」
「……はい……行きます……」
鱗華との模擬戦を終えて休む間もなくアマナとの模擬戦にはいるリル。肉体と精神の限界を超える為に延々と続けられる圧倒的強者との闘い、この日だけでも100は越えるであろう全力の戦闘をこなしているのだ。力尽きて倒れれば即座に回復され、又戦いに戻る繰り返し。闘神に愛されし戦人が、死して後も永遠に戦い続けるヴァルハラの如き苛烈なる修行……元々才が有ったとはいえリルの実力がこの十日間でここまで伸びたのも納得であった。
「うーむ……しかしリル殿の上達ぶりはまこと素晴らしい……これ程の豪傑達に教えを受け、無限の体力を利用しているとはいえ……なまなかな精神力で耐えきれるモノではなかろう」
「リルさんは心が強いんだな。技と体はいくらでも鍛えられるが、その伸びしろは心の強さだと思う。一年も幽閉されて筆舌に尽くしがたい拷問を受けても折れなかったんだ、あの程度どうという事もないのかもな」
「複雑だぜェ……その経験があったからここまで強さに貪欲になれたんだろうが、そんな思いはさせたく無かったんだがなァ……」
「ふむ……夫君の気持ちも解るが、夫の背中を護りたいちゅうおなごの気持ちも汲んでやらにゃあいかん。わっちにはそれができんかった……おんしらぁが羨ましいぞ」
やや離れた所から修行の様子を見守っている男達とビューネ。しみじみと呟くビューネの言葉の説得力に男達も頷きつつ同意する。
「まことその通りよ……そしてなにも戦いの強さだけが全てでは無い、リリアも私の為に帰る場所を護ると言ってくれていた。まこと我らは果報者の集まりよ」
「支え合ってこその人ってもんだしな……そろそろ勝負がつくか、次は俺の番だったかな」
飛び掛かっての斬り下ろしを、伸び上がる様なアッパーで撃墜されて吹き飛んだリルの姿を見た黒斗がアマナと交代する為に近付いていく。一日の半分を強者達との模擬戦、残りの半分を魔獣討伐に当てて体内の魔素容量の強化に励む。リルの修行は順調に進んでいる様であった。
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リルの修行を始めてから半月ほど経った日の夜の出来事である。当初は黒斗達のテントにアマナ、アルフェン達のテントにボルボルとそれぞれに宿泊していたのであるが、とある理由によって今はボルボルとアマナの二人で一つ、残りの四人でもう一つのテントに別れて宿泊していた。
それぞれが所持する魔導テントの中には主寝室とは別にゲスト用の寝室がもう一つある、なまじ寝室が分かれている為にそれぞれの夫婦がハッスルしてしまった結果、漏れ聞こえてくる夫婦生活の生々しい音に二人が耐えられなくなったのだ。
比較的慎ましい声量で嬌声を上げるリルはともかくとして、黒斗と鱗華の二人はいつも通りの平常運転である。さしものアマナも堪忍袋の緒がブチ切れてしまい、ボルボルを無理矢理説得して二人でテントを占有してしまったという次第である。
「向こうは今頃、大乱交の真っ最中かねぇ……まったく若いってのはいいモンだな」
リビングのソファーで琥珀色の液体を湛えたグラスを弄びながら呟くアマナ。酒杯を傾ける仕草すら妖艶な色香漂う美女が、湯上り直後であるのか雪の様に白い肌を紅潮させた様子は凄絶といっても過言ではない程の艶めかしさである。
「アマナ殿も十分お若いではないか。私の妻とそう違う年でも無かったと思うが」
極力アマナの方を見ない様に、少し離れた座卓で酒杯を傾けて話を聞いていたボルボルが言葉を返す。
「確かボルボルの奥さんは俺の一つ上だったか。そのうち会ってみたいもんだぜ」
「王妃の身ともなれば軽々には難しいであろう。いずれ機会があれば観光旅行というモノにも連れて行ってやりたい、黒斗殿達の話を聞いてとても楽しそうであったのでな。その際はこちらからアマナ殿の所にもお邪魔させて頂こうか」
「アンタ等なら大歓迎だ。なんなら王宮に泊まればいい、旨いメシと酒を用意しておくぜ」
「それは重畳であるな、楽しみにしておくとしよう」
仮にも一国の将軍であったボルボル、王族に対する儀礼や付き合い方もそれなりのものだ。豪放磊落を地で行くアマナや、戦場で兵士達と肩を並べて戦うグレイス王は多少の無礼など気にもしない気質であるが、やはり一般人からみれば王族とは天上人の如き存在である。彼等にとって腹を割って話せる友の存在はとても貴重なのだ。
「……ふぅ……旨い酒だね」
「うむ、澄み切った良い味であるな」
「……アンタ…………いや、ボルボル」
「む……何であろうか?……――ッ!」
口数少なく酒杯を傾けていたアマナが少々躊躇いがちにボルボルに声を掛けた。わざわざ名指して問われた以上、そちらを見ないのは失礼だと思ったボルボルがアマナの方を向く。
深紅の挑発的な下着を身に着け、肌触りの良さそうな白いバスローブを身に纏ったアマナ。噎せ返るような女の色香が立ち昇るその艶姿に、ボルボルは無意識の内に唾をゴクリと飲み込んでしまう。妻であるリリアーヌとはまた毛色の違う……正にその通りに、純白の肌にクリーム色の体毛を備えた虎人族の美女のやや釣り上がった虎眼がボルボルを貫いていた。
「ははっ! そんな顔すんなよぉ……別に取って喰いやしねぇよ。なぁボルボル、半分豚人って事はアンタ、相当我慢してないか? 滾ってるんだろ? 持て余した性欲ってヤツをよぉ」
「むうう、流石に見抜かれておったか……風呂場などで慰めてはいるのだがな。昼は夫婦のお二組の仲睦まじい様子、夜はマシになったとはいえ麗しきアマナ殿と過ごす日々、寝室が別なのが救いか……勿論アマナ殿が悪いわけではないのだ」
豚人の精力を受け継いでいるボルボルは基本的に絶倫だ、魔獣や魔竜も討伐してきた為その身体能力や精力はとうに人外の領域に飛び込んでいる。そしてもう半月も会えていないのだ、ボルボルの愛する妻にして、全てを受け入れてくれる母たるリリアーヌ。彼女とこれ程離れていたのは久しぶりであった。
そしてそれは、同じ様に人外の性欲を持て余すアマナとて同じであった。グレイス王と離れて半月少々、一月程度なら何とかなるだろうという目論見は、二人の頭の中で脆くも崩れ去っていた。
互いに硬い貞操観念を持った男女二人と言えど元々性欲の強い種族の二人である。目の前には力強く、精力に溢れた雄と雌……勿論なにも起らない筈も無く…………――
「なぁボルボル……冒険者ギルドで働いてるんだよな、なら知ってるんじゃないか? こういう時の解決法ってヤツを」
「むっ! まさかそれは……しかしアレは……いや本来はこういう場面に対処する為であったか……」
思わせぶりに頭を掻きながら悩むボルボルの様子を見たアマナがまるで戦場に鳴らす銅鑼の如き大声で咆えた!
「その様子だと知ってるね……んじゃあ話は早い。ボルボル! アンタにオウガバトルを申し込むよ! 決闘といこうじゃないか!!」
「っ!! 承った! オウガバトル! 性欲解消のための冒険者達の流儀による決闘であるな!」
オウガバトル、正式名称をオーガズムセックスバトル。男の逸物と女の秘所を合わせる事無く、その他の部位を使って相手をイカせ合うという勝負だ。この場合勝ち負けよりも別々のパートナーがいる仲間との間で後腐れなく行える性欲解消手段としての意味合いが大きいだろう。
一瞬の集中の乱れが致命傷となる冒険者、特に性欲の強い種族などはそれを持て余した結果命を落とす結果になる事も有るのだ。かといって文化や種族によっては不貞行為は時に揉め事の元となる、こうして冒険者達の間で編み出された性欲解消法がオウガバトルなのであった。
「寝室に行こうか。ヤリ方は
「一番ハードな形式では無いか……だが良かろう。挑まれた勝負から逃げては戦士の恥だ」
肩を並べて寝室へと移動していく二人、艶めいた勝負の内容とは裏腹に……その姿は何処か、古の剣闘士を彷彿とさせる真剣な雰囲気であった。
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寝室のベッドに上がり夜着を脱ぎ捨てる二人、ボルボルが下となるシックスナインの形に移行した二人は言葉も無く目の前にある異性のシンボルに挑み掛かっていく。
「いいモノもってるじゃねぇか……はむ……じゅぷ……」
長大な犬歯の間にぴったりと嵌った肉槍をざらりとした舌で絡め取りながら扱き上げていくアマナ。熟練の娼婦の如き手付きで睾丸を弄びつつ、口いっぱいに頬張った男根を味わっている様だ。
「ぐおおお……なんと凄まじい舌使いなのだ……ぐぅっ」
アマナの口内の暖かい感触とザラついた舌の感触に負けじと、唇を寄せて蜜滴る秘所の周囲をねぶり始めるボルボルであったが……少々遅かったようだ。
――ブビュル!ビュルビュルビュルルルルルルルル……ビュバッ……
下半身から伝わる極大の快楽情報を受け止めた脳髄は呆気なく白旗を上げ、脳から下半身へと精を放つ信号を送り込む。
「んっ…………じゅる……ゴク……ンッ……ぷはっ! いい味だぜ……ボウヤ、お姉さんがたっぷり可愛がってやるよ」
吐き出された精を旨そうに飲み干したアマナは口に含んだ肉槍の先端部をざらりとした舌で舐め上げつつ体勢を変える。射精食後の鈴口への責めに呻き声を上げるしかないボルボルの逸物を支点に、180度カラダを回転させて逞しい両足の合間に埋まり、本格的に責めに転じていく。
「んグっ…………じゅぽ……ここ良いだろ? 裏スジ徹底的にいじめてやるぜ……じゅる……それにこの体勢なら……じゅぶ……パイズリも出来ちまうんだぜぇ」
「ぐううッ……ぐっ…………」
――ジュル……じゅぼじゅぶ……むにむに……ザラリ……じゅぶっ
口に含んだ亀頭の裏スジをざらついた舌で舐め上げ、両手で寄せた自慢の巨乳で竿そのものを包み込み、揉み潰す様に刺激しつつ射精を促していくアマナ。
「抗えぬ……これは……ぐあああああ! 出るッ」
柔らかな乳肉に包まれて扱かれる感覚と射精感を刺激する陰茎小帯への刺激によって二度目の射精が促される。暫くの禁欲生活とアマナの巧みな淫技も合わさってか先程射精したばかりだというのにその量はいささかも衰える物ではなかった。
「ごく……ごくり……プハッ! 特濃ザーメンクッソ美味ぇな! げふぅ……ボウヤならまだまだ出せるだろ? もう少し口で味合わせて貰おうかねぇ」
豚人達の帝国の将軍として魔獣を屠り続けてきたボルボルは当然、黒斗達に匹敵する精力を備えている。たった二回の射精で萎える様な男では無いのだが……今回はそれが裏目に出てしまった様だ。射精しても硬さを失わずに即座に射精できる程の絶倫ぶり……精に飢えた淫らな肉食獣と化したアマナにとってこれ以上のご馳走はない。
「ぬうう……ぐっ…………くはぁ……」
なんとか主導権を取り戻そうと上半身を起こしては、アマナの華奢に見える肢体を掴んで引き寄せようと挑み掛かるボルボル。そんな彼を嘲笑うかのようにここぞという場面で逸物に強烈な刺激を与えて脱力させるアマナ、正に弄ばれているいう言葉が相応しい有様であった。
「ほらほらぁ、そんなんじゃ捕まえられないぜ? ジュルッ……ちゅぷ……じゅぽ……んっ……ゴク……っぷはぁ……また出しちまったなぁ」
むっちりとした尻肉のてっぺんから生えた尾を挑発するかの様にゆらゆらとくゆらせつつ、呻き声を発しながら上半身を暴れさせているボルボルから搾精していくアマナ。何度目かの挑戦の末にようやくその肢体を掴むことが出来たボルボルであったが……。
「むうううっ……動かぬ! まるで1000年の巨木を掴んだかの様ではないか! ぐおおおっ!」
大地に根ざす巨木の如く不動なるアマナの肉体。しかし、いくら鍛えられた体幹とはいえボルボルも並の男では無いのだ、妻ではない女性の裸体をまさぐるという行為に忌避感を拭えずに本気を出し切れていないのであろう。彼とて頭では理解しているのだ、冒険者の間では一般常識となっている只の性欲発散のための行為にしか過ぎないと、とはいえ元々生真面目な性格でもあるボルボルにとってはそう簡単に割り切れる物でも無いのだろう。
更に一発……二発……どうにか主導権を取り戻そうと悶えるボルボルを子ども扱いしつつ、その精を搾り取っていくアマナ。正に独擅場といった様子である、このまま枯れ果てるまで搾り取られてしまうのであろうか……。
(どんなもんかと見に来てみりゃ、アマナの圧勝ではなかか。これは少々期待外れじゃったかのう)
ビューネの肉体に囲まれた此の地は彼女の体内にも等しい。古代の技術で作られた魔導テントの内部と言えど、彼女の視線を遮る事は不可能であった。出歯亀そのものであろう行為ではあるが、そもそもヒト種とは倫理観も常識も違う彼女にとって大した問題ではないのだろう。
(時折り気に入った相手を選んで摘み喰らってきたがこやつらとはまだ浅いからの……言えば混ぜてくれるのじゃろうが、まぁ焦る事もあるまい。こうして眺めているだけでも面白いしの)
リルの肉体の特性上、彼等は今後もここを訪れてくれるだろう。ならば焦る事は無い、旨いモノ程すぐに味わっては勿体ないではないか。そんな事を思いながらもう一つのテントの方に視線を飛ばして四人の痴態を眺めるビューネ、好物は後に残しておくタイプであった。
(ほほ、相変わらず無茶をしおる。此処でまぐわい合うた
この半月の間にリルの傷を何度も癒していたビューネ。修行による怪我も勿論あるのだが、それと同じくらいに夜の運動によって傷を負ったリルを癒す事も多かったのだ。流石に鱗華の様に肉体を損壊させるレベルの過激なプレイという訳では無いのだが、修行に差し支えない様にとビューネが進んでリルを癒していたのである。
(別に疲れる訳でも無いけんのう……夜には美味い飯を喰わしてもろうとるしな)
リル一人の肉体を全快させる程度の魔法など、天変地異すら容易く引き起こせる彼女にとっては児戯にも等しい事であった。幸せそうに快楽に溺れているリルを慈母の微笑みで眺めていたビューネであったが、ふと……先程の勝負の決着が着いた頃合いかと思い視線をアマナとボルボルのテントへと戻す。
一時間も経っていないだろう、精は枯れずとも既に降参でもしているやもしれぬと、ボルボルに多少の憐れみを感じながら視線を向けたビューネの意識に動揺が走った。
「ぐぅぅおおおおおッ!!」
「あっ!んっ……ボルボルっ……ぎヒィ! 凄ぇ……俺のケツ穴ぶっ壊れちまう! んがあああっ!」
いつのまに攻守が逆転したのか、仰向けになったアマナの尻穴を凄まじい勢いで貫くボルボル。半ば正気を失い、雄叫びを上げながら華奢な腰を鷲掴みにして逸物を叩き付ける様に犯している。
その巨躯に見合う大きさの逸物が叩き付けられる度にドゴンという凄まじい打撃音が響き渡り、巨根を根元まで突き立てられたアマナは背筋を仰け反らせて叫び声を上げていた。
「がはッ! なんつー力で叩き付けやがる……おごぉッ! 内臓が潰されちまうぜ……ちっと見誤ってたか……あがッ! 駄目だ、こんな激しくされちまったら……んッ、女にされちまう……んはァ♡」
「がああああアアアア!」
(暫く見ぬ間に何があったんじゃ? ボルボルの気が乱れておるな……さてはアマナの奴め、なんぞしおったな?)
獣の如き蛮声を上げながらアマナの肛門を蹂躙しているボルボルを眺めていたビューネがその違和感に気付く。事実、その推測通りどこかしら遠慮がちであったボルボルの態度に業を煮やしたアマナは雄の本能を刺激する点穴への刺激と言葉による挑発を組み合わせた秘術を用いたのだ。
常人を越えた冷静な思考を持つボルボルであったが実際の年齢は12歳である。勿論人とは成熟の仕方に差異があるので精神的には大人ではあるのだが、禁欲的かつ理性的な彼は今までに羽目を外すという事をしてこなかったのだ。アマナの手管によってその枷を外された今、彼は自らの内から湧き出る暴力的な衝動を抑えきる事が出来なかった。
(ぐうう……止められぬ……アマナ殿の誘導も有り一線を越えてしまう事は避けられたが……この菊座のなんとも甘美な感触……イチモツが蕩けてしまいそうな程に気持ち良い……)
僅かな理性を総動員して己の腰の動きを制御しようと試みるボルボルであったが……一度衝動に呑み込まれた精神と肉体を止める事は難しい、時には羽目を外してストレスを発散しないと大変な事になるという好例であろう。
「んッ♡…………あッ♡……やれば出来るじゃないか、ボウヤ♡別に止めなくたって良いぜ……好きなだけ俺のケツ穴を堪能してくれて構わねぇぞ……くはぁ……そこ良いぜ♡子宮を裏側から突き上げてくれ♡あッ♡あっ♡イッちまう♡♡ほら……何処にも逃げねぇから……パイオツと乳首も弄ってくれよ♡♡♡結構自慢なんだぜ? あんっ♡♡そうそう、指先で捏ね繰り廻すんッあっ♡♡」
予想よりも激しい変貌ぶりであったが概ねアマナの思い通りになったようだ。魔性の冷貌である年下の男を弄んで責めるのは楽しかったのだが、自分の肉体の疼きもなんとかしてほしかったのである。うまい事その気にさせることが出来たので、あとはただボルボルの逸物に齎される快楽を味わうべく絶頂に身を委ねるのであった。
「ガアアアアッ! ……ぐうっ……アマナ殿……こうなっては降参などされても止まれませぬ……ぞ……申し訳ないが私の精が枯れ果つるまでお相手願おう……ぐあああああッ!」
かぶりを振りつつ僅かに正気に戻ったボルボルがアマナに告げる。もはや泣こうが喚こうが止まるつもりは無いという宣言、並の女であれば震えあがってしまう程の残酷な言葉なのであろうが……相手はアマナである。
「あ? 当たり前だろうが……ったく誰を相手にしてると思ってんだ……くはぁ……イクッ!……朝まで俺をイカせ続けなぁ!! それくらいでやっと鎮まるってもんだぜ! おら手が止まってんぞ、下のオマメちゃんも乱暴に扱いてくれや……んはァ♡♡俺はストレートに弄られるのが好きなんだ」
殆どの女性は雰囲気が高まった後に丁寧に敏感な部分を愛撫される方が好みなのだろうが、男性的な側面の強いアマナの場合は違う様だ。ムードや愛撫などどうでも良い、とにかく気持ち良い所を弄り倒して穴に逸物をぶち込め……といった塩梅である。
性的な女の魅力そのものといった肢体を持つアマナであったがその性格は男気溢れる豪快なモノだ。かといってトランスジェンダーという訳では勿論無い、愛する男であるグレイスの前では女らしい面も見せるのである、単に男っぽいというだけであった。
野性味溢れるボルボルによって組み敷かれその肢体を蹂躙されて嬌声を上げるアマナ。豊かな乳肉を粘土細工の様に揉み潰されながら先端の乳首を扱かれる、蜜を零す秘所の上で勃ち上がって剥き出しになった肉豆を引き伸ばす様に扱かれる、可憐な窄まりを荒々しく押し拡げられながら巨根で抉り廻される。
普通の女であれば悲鳴を上げて許しを乞う様な激しいレイプ紛いの行為であるが、強靭な肉体を誇るアマナにとっては丁度良いくらいなのだろう。可愛らしい嬌声と男らしく卑猥な言葉を交互に叫びながら白き体毛を波立たせつつ快楽を貪っていく。
「くふぅ……ボルボルもちゃんとイッてるな♡もっと俺のケツの中にぶちまけろよ♡♡いくらでも受け止めてやるぜ……あんッ♡♡そうそうパイオツはそうやって捥ぎ取るくれぇの勢いで良いぜ……俺は頑丈過ぎてちっとやそっとじゃ感じねぇからな……ほら……口もちゃんと使って奉仕しなぁ……乳首舐め舐めしてくれ……んッ♡♡」
己の体内に吐き出された灼熱のマグマの感触に陶酔しつつ、経験の浅い男を指導する娼婦の様に自らのカラダを責めさせていくアマナ。その言葉にすぐに反応して乳肉に顔を埋めたボルボルを満足そうに見下ろし、金糸の様な髪を撫でてやる。
「素直でいいねぇ……ちゃんと出来た坊やは誉めてやらねぇとな…………はぁんッ♡♡上手じゃねぇか♡♡その調子で頑張るんだぜ……おふぅ……♡♡イキそうだな……一緒にイこうや♡♡」
(まぁ勝負といいつつも目的は発散じゃったからな、責めてばかりでは意味が無かか。愉しそうでなによりじゃ……少々当てられてもうたわ、わっちも夢の中で愉しむとしようかの)
恐らく朝まで愉しむのであろう二人から視線を離したビューネ。温泉を取り巻く本体に意識を戻した彼女は、その雄大な肉体の内側でまどろみに身を任せていく。自らの肉体に囲まれて互いを貪り合っている小さな友人達を暖かく見守りながら……。