※この作品はR-18です。

ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~   作:幻闇

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84話 最後に待つモノ 前編 ★

 第二階層最後の試練である苗床の間を越えた一行。

 

 いつもの如く酷使された女体を完治させる為に長めの休憩を取り、甘い夫婦二組の時間をたっぷりと愉しんだ一行。

 

二日後。全快した美女二人を先頭に、長い階段を降りて第三階層へと足を踏み入れるのであった。

 

 

「触手パパのプレイは凄かったなぁ♡♡♡それにクロトったらあの後ずっと嫉妬して狂った様にボクの事壊し続けるんだもん♡♡♡流石に死ぬかと思ったよ♡♡♡♡」

 

「すまんすまん。でも大声で、ふしだらな浮気妻を夫ちんぽで処刑してぇ♡他の雄の子を孕んだ子宮をぐちゃぐちゃになるまでお仕置きしまくってぇ♡って叫んでたのは何処のリンカさんかな?」

 

「うふふ……♡でも……燃えたでしょ?」

 

「超燃えたぜ。やっぱ寝取られ孕ませは燃えるな……正直ちょっと……人間の男に孕ませられるのもアリかと思ったくらいだ」

 

「んもぅ♡♡変態なんだから……ちゃんと他人の子でも愛してくれるなら…………――ボクはいいんだよ? あんッ♡」

 

「リンカが産んだ時点で他人じゃねぇがな。まぁ悠大さんのタネを貰うのは確定してるんだ、まずはそこからだぜ」

 

「うん♡ パパの子供産むの愉しみだなぁ……きっと凄く可愛いよ」

 

「そりゃ遺伝子的にそうだろ……超絶美形が生まれる確率100%じゃねぇか……」

 

 

 三階層の通路をべったりと腕を絡ませ合いながらイチャイチャを続けるバカップル。

 そんな彼等のすぐ横でもう一組のバカップルもこれまた同じようにイチャイチャしている様だ。

 

 

「アル兄……私の子宮……どうだった?」

 

「メチャクチャ安心出来たぜェ! あったけぇし良い匂いだしよォ……全裸でリルんナカ入って卵管にチンポ埋め込んだら、まるで一体になった感じがしてなァ……最高の体験だったぜェ」

 

「……嬉しい…………また今度来よう……そしたらまた……入れる」

 

「なんだァ? そりゃあまた触手パパと浮気したいって宣言かァ? くはははは、つがいの前で堂々と浮気相手に会いてぇって流石リルだぜェ」

 

「うう…………アル兄の意地悪…………いい……じゃあそれでいい…………優しい触手パパに……また孕ませてもらう」

 

「くはあああああ…………メチャクチャ興奮してきたぜェ……クロト! リンカ! ちょっと待っててくれやァ……生意気な浮気新妻をちょっと理解らせてやるからよォ……犯すぜェ」

 

「……ん……私のビッチ子宮……ちゃんと理解らせて……アル兄のだって刻み込んで……」

 

 イチャイチャどころかその場で通路の壁に両手を突かせたリルの挑発的に持ち上げられた尻を掴み、バックから犯し始めたアルフェン。容赦ない怒涛の突き上げに嬌声を上げるリルと、下種な笑顔で妻を犯すアルフェンの姿に刺激された黒斗達も負けじと荒々しいセックスを開始した。

 

「おらァ! クソ生意気な子袋ブッ潰してやるぜェ! 試練の前にマンコ使い物にならなくしてやるッ!!」

 

「んはっ!! アル兄いきなり本気…………ひあッ!! 子宮潰されて……ホントに……壊れる……ひあッ!!」

 

「俺達もバックでするか。ああパンティ穿いたままでいいぞ、ずらしてブチ込む……オラァ!」

 

「んひゃあン♡♡♡前戯無しで一気に根元までぇ♡♡♡ボクの治りたてピチピチキツマンいきなり壊しにきたぁ♡♡♡レイプされてるみたいでこれ大好きぃ♡♡♡♡イくッ♡♡♡」

 

 

 相変わらずの、傍若無人ぶりである。例え他に人気のないダンジョン内部とはいえ、いきなり事に及ぶ様なカップルは彼等くらいであろう。

 

 気分を盛り上げる為に言葉の上では乱暴に言いつつも、実際に壊れるまでプレイを続ける訳ではない。数十分ほど愛し合った彼等は、男達はスッキリした表情で、女達はつやつやと肌を輝かせながらダンジョンを奥へと進んでいく。

 

 この程度のセックスなど彼等にとっては前戯ですら無く、ただの準備運動程度でしか無いのだ。

 

 やがて歩みを進める彼等の前に一つの部屋が現れた。構造的に最初の小部屋であろうその部屋は、だがしかし、今までにない異様な雰囲気を発していたのである。

 

 

「なんだこりゃァ」

 

「照明装置壊れてるのかな?」

 

「真っ暗…………です」

 

 小部屋の手前で口々に疑問を呈する彼等。

 

 さもありなん、扉や遮るものは何も無いのというのに、通路から部屋に入る場所を境に一切の光の届かぬ暗黒の部屋。暗黒物質(ダークマター)そのものを満たしたかのような一筋の光も存在せぬ部屋が彼等の前に姿を現していた。

 

「恐らく通路の照明の具合と……部屋の壁の素材だろうな。光をほぼ吸収する素材かもしれんな」

 

「へぇ……目隠しプレイみたいなものかな? まぁ見えなくても別に問題ないしね」

 

「リルも丁度いい感覚の修行になるなァ……視覚以外の五感を研ぎ澄ませるんだぜェ」

 

「感知術は……得意……問題ない……」

 

 

 例え目隠しをしていようとも、行動する事にいささかの支障もない。

 これは単に彼等の戦士としての力量というよりは……普段からやり慣れている目隠しプレイによる処が大きいのは言わぬが花であろうか。

 

 慎重かつ大胆に、周囲の気配に気を配りつつ漆黒を塗り固めた様な室内に入っていく一行。武器に手を掛ける様子すら見られぬのは彼等の自惚れ故か……いや、真に必要が無いのだろう。

 

「うーん……単に暗いだけだな。風の流れからして出口も最初から開いてる様だ」

 

「生き物の気配もしねェ。あと考えられるとすれば……」

 

「感知式のトラップか。この状態で掛かると厄介だな、主に眼で愉しめないという意味で」

 

「そこまでガチなトラップ置くか? ここエロいのしか無いぜェ?」

 

「確かに……――って眩しっ! なんだよ、結局暗いだけか? 暗闇プレイに使えって事だったのかもな」

 

 先を行く妻達二人の気配を捉えながら、この部屋の意味について話し合う夫達。あれこれ頭をひねっている間に眩い光を感じて眼を細める黒斗とアルフェン。暗闇に慣れた目に通路の明かりは少々眩しすぎた様だ。

 

 

ーーーーーーーーーーー<

 

 

「ひゃっ! 眩しいなぁもう」

 

「結局…………何も無かった…………」

 

 三層に入って最初の部屋であっただけに、期待していた鱗華とリル。

 残念そうに呟く二人は通路を少し進んだところで後から来る筈の夫達を待つ。

 

 やがて自分達と同じ様に、眩しそうに目を細めた黒斗とアルフェンが暗黒空間と化している部屋から滲み出るように現れ、互いに苦笑しつつ期待外れのトラップに愚痴りながら先へ進み始めた。

 

 通路を進んでいくと、先程とはうって変わってトラップの頻度が増してくるが、今までに見たモノが大半であった為にこれらを回避していく鱗華とリル。ここまできたら細かいトラップを愉しむというよりは大仕掛けであろう大広間の試練に挑みたくて仕方が無いのであろう。

 

「また串刺しトラップー? もうそれは飽きちゃったよ、スライム君もまた今度ね」

 

「お姉様……壁に穴が…………」

 

「どうせ覗いたら挟まるんでしょ――ちょっと覗いてみようか」

 

 既にみた事の有るトラップを回避しつつ先に進んでいく二人であったが、初見のモノは気になるのか壁に丸く空いた穴に興味を惹かれた鱗華が頭から飛び込んでいく。

 

「何かあるのかな? 居るのかな? ってこの穴微妙に狭い……おっぱい引っ掛かって……抜けた!」

 

「流石お姉様……迷いがない……私も……」

 

 鱗華のすぐ隣の穴に上半身を潜り込ませるリル、こちらもその豊かな双丘が少々邪魔をしたが、問題ない腹部まで通る事が出来た。

 向きこそ逆であるが一層の時の様に壁尻と化した二人、二人が上半身だけ入り込んだ部屋は薄暗く、周囲の様子は最初こそよく解らなかったが……段々目が慣れて来たのか二人の視界に室内の様子が浮かび上がっていく。

 

「うーん? ……ってなんか居る! 怖っ! 何コイツら!」

 

「四体…………顔が…………無い」

 

 二人の前に姿を現したのは樹脂を固めたゴムの様な肌の質感を持った四体の像。

 

 御伽噺のガーゴイルに良く似た、翼を持った細く捩子くれた四肢を持った彼等の顔はのっぺりとした平面であった。目鼻どころか口すら持たぬその異形の化け物達は二人の姿を認めると、微動だにしなかった状態から全身を軋ませつつも動き出して二人に迫ってきた。

 

「ホラーじゃん!! ちょっと来ないで……ッ!! んはあああン♡♡♡いや解ってたけどぉ♡♡♡あンッ♡クロトがっつきすぎィン♡♡♡♡」

 

「魔導で動く装置……でしょうか…………あッ…………アル兄の挿入って……んっ……今日はお尻から……ですか……はんッ!!」

 

 鱗華とリルの二人と云えど、動けぬ状態で気味の悪い存在に囲まれれば流石に怖い。だが、そんな事情など分からない壁の向こうの夫達にとっては丁度良く突き出した目の前に妻達の尻に夢中になるのも無理は無いだろう。

 

 勢いよく突き込まれる夫達の逸物に貫かれながら、桃色に満ちた吐息と喘ぎ声を発して悶える女達。そんな彼女らの上半身を守る飾りの防具を、何故かひどく手慣れた手付きで外したゴム質の皮膚を持った無貌の魔像。たわわに実った二つの果実とぷっくりと勃ち上がったピンクの先端部が晒されるが、感情を持たぬであろう魔像達は機械的に責めを継続するのみだ。

 

「あんッ♡♡イクッ♡♡んあッ…………女の防具と下着外すの上手すぎじゃない? はぁん……♡♡クロトのでかチンポ子宮に響くぅ♡♡♡♡」

 

「んっ……くぅ……アル兄のケダモノちんぽで……ケツ穴犯されて……イク…………腸壁越しに子宮ブッ叩かれてます……イくッ!!!!」

 

――ぺたり……ぺたぺた……こちょ……こしょこしょこしょ

 

「いひゃああああ!! ひゃふっ♡♡なんッ……擽りぃ?! あひゃ! ひゃはあああああ♡♡♡」

 

「ンんんんんっ!! だめっ! そこッ弱いンッ!! あっ! あひいいいいい!!!!」

 

 じりじりと近づいてきた四体の魔像。上半身を脱がせた二人の美女に、一体どんな凄惨な責め苦を行うのかと思ってみれば……それは擽りであった。ゴムの様な質感で擽りを行う怪物と言えば夜鬼が有名であるが、おそらく彼等はその特性を模した魔導人形といった所であろう。

 

 たかが擽りと侮るなかれ、それは究まれば実際の拷問にも使われる程に苛烈な責めである。拘束された状態で脇の下や脇腹、うなじや乳周りをひたすらに擽られ続ける二人の美女。

 

 ツーっと、乳輪周りをなぞられたかと思えば指先でチョンチョンと、痛い程に尖った先端部を刺激され絶頂に導かれる。ビクンビクンと肉体を痙攣させて快感を感じている所に、下半身側から肉穴を夫達に付き上げられて更に絶頂する。一人に付き四本の腕が上半身の様々な部位を擽り……撫で上げ……指先でツンツンと柔肌を刺激して絶頂の波に彼女達を乗せ続けていく。

 

 

「ふひゃああああああ♡♡♡♡らめっ!! これらめぇええええええ♡♡♡あひゃひゃ!! んあッ!! おまんこガン突きされながら擽るのらめええええ♡♡♡♡イクッ!!嫌ああああッ!! イッてる!! イッてるからあああ♡♡♡♡あひゃひゃひゃひゃひゃひゃ♡♡♡ひゃふっ!! ひはあああああ♡♡♡♡」

 

「おッ!! んおっほおおおおおお!!!! 駄目ですこれぇ!! 下品な声でちゃいましゅっ!! んほおおおっ!! ケツ穴ほじられながら擽られてイくッ!! おっほおおおおイックゥうううううう!!!!ぶひいいいいいいい!!!!ぶひゃひゃひゃひゃひゃ!! おひいいいいい!!!!ほひッ!!!!」

 

 

 自在に変形可能な壁によって二人が嵌り込んだ穴は彼女達の華奢な腹部をギッチリと喰い締めて離さない。

 擽りが始まる直前に壁から生えた腕によって高く掲げたまま手首を固定されている所為で、無防備になった脇の下が重点的に擽られる。染み一つ無い柔らかそうな腋窩を指先でつつかれビクリと背筋を震わせた途端に、別の指がおとがいをツーとなぞり上げる。

 

 それぞれに弱点の違うであろう二つの女体であったが、何度も繰り返し責められ続けていれば否でも敏感な部位は露呈してしまう。

 鱗華は腋窩と臍周り、リルは脇腹と乳輪、それぞれにもっとも弱いと判断された部位が夫達の突き込みと巧みに連携して責められていく。

 

 

――こしょこしょ……さわさわさわさわ……こちょこちょこちょこちょこちょ……つー……つー……さわさわさわさわさわ……こちょこちょこしょこしょこちょこちょこちょ……つんつん……つんつん……さわさわさわさわさわ……

 

 

「あひゃ…………くっ……ひっ……ひッ! ひッ! あひッ! ――――きゃふぅあひゃひゃひゃひゃひゃひゃ!!!! くひッ――――――んひゃああああああああ♡♡♡♡」

 

「んおッ!! ぶひゅ!! びゃははははは!! 嫌だああああああ!! もう擽り嫌あああああッ!! おっほッ……おふッ! ぶふッ! ぶひいいいいいい!! 」

 

 涙と涎、遂には鼻水まで撒き散らしながら上半身を襲うむずむずとしたくすぐったさに身悶える美女達。自らの体液に塗れて強制的に笑わされ、美しい顔を歪めている様子は滑稽というよりもむしろ哀れですらあった。

 

「ん゛お゛ッほぉ!! おっふ……きゃはははははははっ!! いひッ! いひィィィィィィひっひっひっ!! おまんこ射精きたッ!! でもダメェ! それどころじゃないよぉおおひゃひゃひゃひやひゃッ!!」

 

「ぶひぃぃぃ!! ぶほッ!! ケツあにゃアクメと擽りアクメでイキ死ぬうううッ!!!! んごおおおおおおおおおおッ!! おっほ……おほおおおおおッ!!!!」

 

 どちらかというと鱗華よりもリルの方が擽りには弱い様だ。普段の無表情で口数の少ない姿からは想像も出来ぬ程に乱れ、屠殺される豚の様な悲鳴を上げて頭部をブンブンと振り乱している。

 

 

 結局一時間程、たっぷりと擽られ続けた彼女達。夫達に助けられた時は体中の穴という穴から体液を垂れ流しつつ、ピクピクと笑い声を上げながら震え続けているという有様であった。

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「流石にアレは応えたよ……擽りってガチでやられるとあんなにキツイんだね……」

 

「凄く……下品な所をお姉様に……見られてしまいました……」

 

「今更じゃない? ぶひぶひ叫んでるリルちゃんも可愛かったよ」

 

 擽りトラップの感想を交わし合いながら通路を進んでいく一行。今までと同じ構造であれば、あと一つの部屋を越えれば大掛かりな試練のある広間に出るだろうと踏んで先へ進んでいく。

 

「次の部屋の様子を見たら休憩してお風呂に入りたいなあ……ちゃんと拭いたけど、色々垂れ流した後だしね」

 

「同意…………んっ……お姉様、着いたみたい」

 

 通路の角を曲がった一行の前に、絵画の様なモノが描かれた扉が現れる。どうやら次の部屋に着いた様だ。

 

「なんか意味ありげな絵だね……人間の男女が普通にセックスしてる」

 

「……どういう事なんでしょうか……」

 

「ちょっと開けてみよう――うわあ……」

 

 扉を少しだけ開けた鱗華が凸内を覗き込み、感嘆の声を上げた。

 

 それも当然だろう。今までの如何にもダンジョンといった様相の部屋とはうって変わって其処は……可愛らしい内装の施されたムードたっぷりのベッドルームだったのだから。

 

「なにこれぇ……あっ! シャワールームもあるよ! 透明なガラスかな? ベッドも大きい!」

 

「不思議……です……古代の施設なのに……風化してないなんて……」

 

「確かにそうだねぇ……でも古代文明ならなんでもアリなんじゃない? きっと最後の試練の前に休める場所なんだよ。扉の装飾の通りにあのベッドでセックスすれば進めるんじゃない?」

 

「なるほどです……流石お姉様……ゆっくり休んで行きましょう」

 

 シャワールームやガラスの様に見える透明な壁はまだ理解できる。だが明らかに有機物由来で作られたであろうレースやフリルのたっぷりと施された天蓋付きのベッド、なにやら奇怪な造形ではあるもののデフォルメされたぬいぐるみまで置かれていたのである。

 

 とても一万年の時を経てきたとは思えぬ品々に、そういうモノだろうと納得した鱗華達。一見脳筋の極みの様にも思えるが、存在するモノは存在するのだ、ならば受け入れるだけという柔軟な思考はなかなか常人に出来る物では無い。

 

 

 シャワールームには驚くべきことにボディソープやシャンプーらしきモノまで完備されていた。なんら怪しむ事などせずに嬉々としてそれらを使い、身を清める鱗華とリル。

 サッパリした顔でシャワールームからでた彼女達は、既に臨戦態勢で待ち受けていた夫達の手厚い歓迎をたっぷりと天蓋付きの巨大なベッドの上で受けるのであった。

 

――どちゅ! どちゅ! ずぶり……ずにゅずにゅ……ずちゅ!!

 

「んっ♡あんッ♡いきなり正常位からなんて……珍しいね♡クロト♡はあんッ♡♡んっ……ちゅ……はむ……キス好きぃ♡♡もっと強く抱きしめてぇ♡♡♡」

 

 

――ズニュ……ズブッ!! ズニュリ……ズニュウウ……グチュ!!

 

「…………ふっ…………はん…………またお尻……んあ……後でおまんこも愛して下さいね…………んくっ……あっ……出してからでもいいのに……んっ……おまんこ良いです……」

 

 

 一心不乱に妻達の肉穴を犯している男達。先程から言葉を発することなく腰を叩きつけていく姿は一種異様ではあったが……女達は訝しむ事も無く嬌声を上げている。

 大きなベッドの上で隣り合って愛し合う二組の夫婦、全裸で肌を重ねて口づけを交わし合い、股間をぶつけ合いながら男達は胎内に精を注ぎ込み、女達は絶頂の嬌声を上げる。

 そんな、ただ普通の、夫婦の愛の確かめ合いはいま暫らくの間続いたのである。

 

 

 

 ベッドルームでの愛の休憩を終えた一行は、再びダンジョンの攻略を再開した。順当に通路を進めば間もなく大広間だろうと、やや慎重に歩みを進めた鱗華とリルであったが、彼女達の予想に反してトラップらしいトラップは無かった。

 

 そうして辿り着いたのは、この階層に入ってすぐにあった暗黒物質(ダークマター)を敷き詰めた様な暗黒の部屋と同様、一切の光を拒む材質で作られた部屋であった。

 戻ってきた……という訳では無いだろう。単に同じような部屋というだけであろうが、何も無かった最初と違ってなにかしらの仕掛けがあるのではないかと、やや期待に胸を躍らせながら侵入した鱗華とリルであったのだが。

 

「何もないじゃん!! もう! ホントになんなのこの部屋! 責任者出てきなさい!」

 

「もう死んでると思う……」

 

「だよね、そろそろ出口かな。今度は眩しくない様に目を細めて……やっぱり出口か。期待を裏切ってガッカリさせるトラップなのかな」

 

「それだったら大成功……ん……出た」

 

 

>ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

 闇そのものを塗り固めた様な暗黒空間から抜け出た鱗華とリル。

 

 その仕掛けそのものは凄まじいものの特にこれといったトラップは存在しなかった期待外れの部屋から、夫達が現れるのを待っていた二人であったが。

 

「…………流石に遅くない? そんな広い部屋だったっけ」

 

「……いえ……何かあったのでしょうか……」

 

「それならすぐ解るでしょ。もしかしたら暗闇プレイでもしようかと待ってたのかな……戻ってみる?」

 

 一分ほど経過しても出てくる気配のない夫達。

 リルは少々不安げな様子であるが、鱗華は特に心配していない様子だ。

 

 確認の為に二人が部屋に戻ろうとした丁度その時であった。

 

「おっ! 二人共やっと来たか!」

 

「待ちくたびれたぜェ……すぐ来るかと思ったんだけどよォ……そんなにニセモンのちんぽが良かったか?」

 

 今出て来た暗闇の部屋では無く、奥へと進む通路から現れた夫達。さしもの鱗華とリルも度肝を抜かれたのか、その顔を驚愕の表情に染まっていた。

 

「えっ?! はっ?! ワープでもしたの?」

 

「…………偽……者……?」

 

「良く思い返してみると良いぞ。いつもの俺達とは違わなかったか?」

 

「さっきのクロト達は偽物……? …………――確かに冷静になって思い返すとおかしいね。セックスも単調で温かったし、突き上げの力も弱かったな」

 

「……というか……喋って無かった……一言も……なんで気付かなかったの……」

 

「まぁ実は俺達も最初は気付かなかったんだけどな。偽物のリンカとリルさんに」

 

「なんか催眠か暗示にでも掛かってたみてェだなァ……大方あの暗い部屋で入れ替わって誘導されてたんだろうよ」

 

 スタート地点にあった暗黒の部屋。そこで互いのパートナーが入れ替わり、その不自然さに気付かぬ様に暗示を施されていたのだろうと推測する男達。更に言うならば、先程まで居た二つ目の暗黒の部屋で偽物たちは消えて、本物のパートナーと合流できる仕組みであろうというものであった。

 

「はええ、全然気付かなかったよ。古代文明凄いねぇ」

 

「……アル兄達も凄い……どうやって気付いたの……?」

 

「あっ! それ気になる! なんでボク達が偽物だって気付いたの? この部屋抜けたら暗示が解けるとかなのかな?」

 

 そこは二人も気になっていたのだろう、怒涛の様に夫達を質問攻めにしていく妻達。

 苦笑しつつ妻達を宥めて落ち着かせ、黒斗が説明していく。

 

「恐らく……あの部屋を抜ければ段々暗示は解けて行ったんだろう、もしくは最後の部屋に関連しているのかもしれん。そこまで辿り着けば答えが解る……みたいな仕組みなんだろうな」

 

「成程ねぇ。んで気付いた理由は?」

 

「途中で変な部屋あったよな、やけにムードの有るベッドルームだ。雰囲気に乗せられてハッスルしてたんだが……」

 

「あー……なんかオチが見えた気がするよ、続けて」 

 

「あとから思い出したらリンカとリルさん、二人共ずっと無表情で無言だったんだよな……まぁ暫くヤリまくってたんだが、いつもみてぇに子宮口にパンチフィストしたら内臓が吹き飛んでな」

 

「やっぱりねぇ……耐えられなかったんだ」

 

「俺もそんな感じだぜェ……興が乗って来て、ガチで気合いれてチンポぶち込んだら突き破っちまってなァ」

 

「その後はどうしたの? 偽物死んじゃった?」

 

「いやなんか、スライムみてェになって逃げてった」

 

「そうなんだ。まぁ合流したんだし、先へ進んでみようよ」

 

 離れていた間のお互いの行動を報告し合った四人。

 

 どうやら擬態していたのは見た目だけであり、細かな表情や声は暗示を使ったのであろう。ダンジョンのコンセプトを考えれば自分の偽物との寝取られプレイといった所であろうか。

 疑問点は多々あるが、それも最後まで進めば解るだろうと攻略を再開した一行。離れていた間は僅か数時間であったとはいえ、やはり本来のパートナーが一番だと再確認したのだろう。いつもより数倍増しでイチャイチャしながら先へ進む四人であった。

 

「うふふ……やっぱり本物のボクが一番でしょ」

 

「間違いない。ボクって言わないリンカなんて脂身の無い肉みたいなもんだ」

 

「例えがおかしくない? ふふっ……まぁクロトらしくて良いけど」

 

 

「私……もとから無口だし……無表情……」

 

「普段はなァ、でもベッドの上では違ェだろォ?」

 

「…………アル兄が激しすぎる……仕方ない……」

 

 互いの腰に手を廻してぴったりと体を寄せ合いながら先へ進む四人。その胸焼けしてしまいそうな程に甘ったるい空気は独り身の者が吸い込めば即座に憤死してしまう程に破壊力に満ちたものであった。

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