※この作品はR-18です。

ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~   作:幻闇

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89話 チートマネキンで成り上がる! ~裏町バザーで大人の玩具ショー~ ★

「ふんふんふ~ん♪ んっふっふー♡」

 

 鼻歌を歌いながら、夕日に染まって暮れ始めた街中を軽快な足取りで歩く鱗華。

 少々はしゃぎすぎにも見えるがそれも仕方ないだろう。好みの男をモノにしてやったという確信が、彼女の気分を否がおうにも引き上げていたのだ。

 

(一人で出掛けて男漁り作戦大成功だね♡ イイ男も捕まえたし、さっきの濃厚セックスを報告してあげたらきっと、クロトってばケダモノみたいに犯してくれるよ♡ 愉しみだなぁ……)

 

 ベッドの上で報告した時に見られるであろう夫の、嫉妬に染まった表情……そして角ばった顔を歪め、糸の様に細い目を見開いた鬼の形相で自分に襲い掛かって来る未来を予想して、早くも秘所を潤ませる麟華。

 先程までたっぷりと浮気快楽を貪っていたというのにこの有様である……正に底無しの化け物であった。

 

 

(次は何処に行こうかなぁ……夕食にはまだ早いし……――んっ! アレは)

 

 時刻は午後四時を廻った辺りであろうか、夕食を食べるには早いが、さりとて男を探して愉しむ程の時間は無い。

 そんな風に少々時間を持て余していた鱗華の視界に、男達が集まってなにやら売り買いしている広場が映る。

 

(なんだろ……裏町の広場でなんか催しものかな? バザーみたいだけど)

 

 表の大通りからは外れた裏町の一角で異様な雰囲気を放つ広場、そこに近付いた鱗華は売買されている商品を見た瞬間、その唇を笑みの形に仄かに歪ませた。

 

(バイブにアダルトボード! 怪しい瓶の液体はローションかな? エログッズバザーじゃんこれ! 凄く面白そう!!)

 

 実はセーヌではこういった怪し気な物を売り買いするバザーは裏町では珍しくない。

 

 樹海に接する前線都市は有り余る性欲を持て余した冒険者が集う街だ。抑制することが難しい性欲を規制すれば必然的に性犯罪も増えてしまう為、前線都市では娼館を積極的に奨励し、裏町ではときおりエログッズのバザーが行われているのである。

 

 他の街から来た行商人が開くバザーである為、街道にほど近いこちら側の裏町でなければ余り目にする事は無い故に、こういった事に目の無い筈の鱗華も知らなかった様である。

 

「へええ! 面白そう! 男の人ばっかりってのがイイよね。ちょっと冷やかしてみよう」

 

 そう呟いた鱗華は臆面もなく、男ばかりが密集し噎せ返る様な熱気にあふれた広場に突入するのであった。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「最近セーヌの街に金級冒険者が生まれて活気づいてるって話は本当だったみたいだな……はぁ……なのになんで僕の商品は売れないんだろ……結構良い物を揃えてる筈なんだけど」

 

 バザー会場の一角、商会ギルドから借りた簡易屋台のカウンターで頬杖を突きながら愚痴る一人の男。

 ポケットの多い行商に便利な服装に身を包んだ20代中頃ほどの平凡な顔立ちの商人の男は、閑古鳥の鳴く自分の屋台と客を集める周囲の店を見比べながら溜息をついた。

 

 いや、彼も本当は解っているのだ。

 

 周囲の店の商人たちは立て板に水を流すかの如く弁舌を駆使したり、金で雇った娼婦を使って売り子をさせたりとそれなりに営業努力をしているのである。

 余り話の巧くない自分ではあの叩き売るかのような啖呵売は出来ないし、初めてこの街にきた自分では娼婦を雇う程の信用も無い。

 いくら品が良くても、対面で会話をしながらの売買を楽しむバザーでは自分の商品が売れるわけも無いのだと。

 

「これでも人間観察と商品の目利きには自信があるんだけどな……一目見れば、その人がどんな道具を必要としているかなんて事も解るけど、いきなり自分の性癖を言い当てられたら気味悪がられて当然か」

 

 彼には一つの特技とも言える能力があった。

 生来の観察好きが高じて、人間観察や道具の特性を把握する事に長けた彼は一目見ればその人物の趣味嗜好を、ある程度言い当てる事が出来たのだ。

 

 だが露店のバザーでいきなり自分の性癖を言い当てられて愉快な人間は多くは無いだろう。

 

 グチグチとそんな事を呟きながら道行く人々の群れを眺め続ける男。

 そんな彼の眼がある一人の人物を捉えた。

 

「ッ! なん……だ……あの人は……」

 

 茫洋としていた彼の瞳が限界まで見開かれ……その人物に釘付けになる。

 

 

――恐ろしい。

 

 形容し難い恐怖が男の背筋を凍らせた。

 道行く数多の人々、それぞれに積み重ねた人生を背負った、今生きている他人たち。

 そんな群衆のただ中に存在する虚ろ……ただ一人の人間とは思えぬ程に凝縮された存在感ともいうべき底の見えぬ深淵が、人のカタチを取ってそこに存在していた。

 

 男にとって幸運だったのはただ一つ。

 彼が彼女にとって敵では無く、むしろその視線によって興味を持たれた事だろうか。

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーー

 

 

「へぇ……他国ではあんな道具が有るんだねぇ……ぱっと見よく解らないのも多いけど……ひゃアン♡ んもぅ♡ またお尻触られちゃった♡」

 

 バザーの露店や屋台をチェックしながら、いかがわしい広場を歩いていた鱗華。

 このような場所で、これでもかという程にいやらしい服装をした美女が無防備に歩いているのだ。どうみても触られたい変態女にしか見えないのも当然である。

 

 勿論事実であるので本人は喜んでいたのだが……ある程度の暗黙の了解とでも呼ぶべきルールが存在しているのか、しつこく付きまとってくるような男は今の所居ない様だ。

 

(でも、ボクみたいな女の子はあんまり居ないと思ってたけどそうでも無さそうだね。ちょくちょく無防備な恰好の女の人もいるし、同好の士だよねきっと……お互い頑張って痴漢されようね♡)

 

 エログッズのバザー会場といっても男しかいない訳では無い様だ。

 鱗華の視界に、自分とあまり変わらぬ恰好の女性が、こっそりと周囲の男達に悪戯をされて見悶える様子が映る。

 どうみても嫌がっている様には見えないので自分と同じ趣味なのだろうと納得し、妙な連帯感を感じる鱗華。

 

(商品をもっとじっくり見てみたいけど、どこも混んでるんだよねぇ。んー……――なんだろ? 変な視線を感じるけど……あの男の人かな? お店も空いてるし丁度いいや)

 

 今も周囲の男達から感じる欲望に満ちた視線、それらとは明らかに異なる瞳で自分を凝視していた屋台の商人に近付き、鱗華は男なら誰でも相好を崩すであろう媚びた笑顔で声を掛ける。

 

「こんにちは! お兄さん、何かお勧めの商品とか無いかな?」

 

「ヒェッ!!――ああっ……いや……あの、すいません。急に話しかけられたものだから驚いてしまって……」

 

「えー? 商人なんでしょ? そんなんだからお客さん来ないんじゃない?」

 

「確かにそうかも知れません……はぁ……」

 

 いざ話してみれば、男がそれまで感じていた恐怖が嘘の様に霧散していく。

 先程までの感覚は気のせいであったのかと、自分の観察眼もまだまだだったと反省する男であった。

 まぁその直感は間違っていなかったのであるが……それは知らぬが仏というモノであろう。

 

「ねぇねぇコレはどうやって使うの?」

 

 カウンターに幾つか置いてある商品の一つを指した鱗華が問う。

 透明な箱に納められたソレは一見、柔らかそうな素材でできた半円状のお椀の様な物体。値札には大銀貨1枚とある事からそこそこ高めの品である。

 

「ええと、こちらは豊胸パッドですね。内部に仕込まれた機構で乳房と先端部を刺激するといった代物です。正直、効果があるのかは解りませんが快感目的で購入される方が多いですね」

 

「揉まれると大きくなるっていうしね! でもボクには必要なさそうかな……快感ってのは気になるけど、どうせなら本物のオトコの人に揉んで貰った方がイイもんね♡」

 

「えあっ! ……確かに……ごくり……大きいですもんね」

 

「揉んでみたい? うふっ」

 

 自らのたわわな胸を両手で押し上げる様に持ち上げた鱗華が、身を乗り出して商人の男の目の前に胸部を突き出す。

 赤面した男の視線が目の前の巨乳に釘付けになる様子を見下ろしながら、そんな商品を扱う割に初心な男を愉し気に眺める鱗華。

 

 生唾を呑み込みながら恐る恐る、男が指先を近づけていき……その指先がぷにゅりとした感覚と共にブラウス越しに乳肉に埋まり込んでいく。

 

「ふふ♡ そんなソフトタッチで触られると……逆に新鮮かも……あんッ」

 

「娼婦なら何人か抱いた事があります……でもこんな感触は初めてだ。柔らかいのに押し返してきて……あっスイマセン……調子に乗り過ぎましたね」

 

 ずぶずぶと沈み込む指先の感触に夢中になっていた男が、我に返って慌てながら鱗華の双丘から手を離す。

 

「別に幾らでも触ってくれていいんだけどね、ボク誰とでもヤッちゃう肉便器だし。そうだ! イイ事思い付いたよ。キミのお店に足りないものは華だよ、そんな陰気な顔してたら良い物でも売れないでしょ」

 

「まぁそれは解ってるんですが……いきなり性格を変える事も出来ませんし……正直向いてないのかなって、ウィンダニア連邦から出てきて各地を行商しましたけど儲かった事なんて一度も無いですし、いつもトントンって感じです」

 

「今日はボクが協力してあげるよ! ちょっと耳貸してね――…………して…………こんな感じで」

 

 自分の顔の真横に口を近づけて話始めた鱗華の吐息が耳に掛かり、心の中で悶絶し掛けた男であったが、彼女の話を聞いている内にその瞳に驚愕と興奮が輝き始めた。

 

「それなら……確かに……でも本当に良いのです?」

 

「むしろお願いしたいくらいだね。とっても面白そうでしょ?」

 

 なにやら二人の間で交わされた密談、なにかの交渉だろうか……どんな内容であったかはすぐに判明したのであるが。

 

 

 

「どうです? キツくないですか?」

 

「もっと強く締め付けてもいいくらいだよ。キミ優しいんだねぇ」

 

「本当にマゾなんですねぇ」

 

 簡易屋台の前に設置された器具、大の字の形をしたソレに開脚した状態で磔にされた鱗華。

 服こそ着たままではあるが、ブラとパンティは既に脱衣済みである彼女は、両手と脚を拘束台にきつめに縛り付けられて道行く人々の視線を独り占めにしているのであった。

 

「ほらほら、立派な生きたマネキンが出来たよ。あとはお兄さんの腕の見せどころだね」

 

「はは……、とは言っても貴女がそんな恰好をしてる時点ですでに見物人がついてますからね。これほど楽な商売はありませんよ」

 

 どうやら拘束台に磔られた麟華を商品のデモンストレーションに使おうという計画の様だ。

 その効果は、早くも周囲に集まり始めた男達の欲望に染まった瞳の数を考えれば大成功という物だろう。

 

 

「なぁ兄ちゃん。こりゃどんな趣向なんだ? つーかこの姉ちゃんドエライ美人だな」

 

 準備が終わったらしい事を察した野次馬の一人が早速、商人に質問を投げかけた。

 質問者とその周囲の者達に聞こえる様に商人の男が説明を始める。

 

「当店の商品は私が選りすぐった良品で御座いますが……やはり実際に使わねば良さはわかりません。こちらの彼女に是非試して頂いて、お気に召しましたら御購入ください」

 

「おお! そいつぁ面白そうだ! なんかお勧めはあるのかい?」

 

 問われた商人の男は質問者の風体を吟味し……答えを返す。

 

「ふむ……そうですね。貴方は相当の尻好きと見ました、朝から何度か女性達のお尻を悪戯されているのをみていましたよ。かなりお愉しみになられていましたね」

 

「よく見てるなあ……ああ、バザーが始まってからずっと愉しんでるぜ。その姉ちゃんのケツも何度か触らせて貰ったが……スゲェエロくてよ、実はずっとつけてたんだ」

 

「おじさんはボクのお尻に夢中になってたよね。何度も触って来たから覚えてるよ、毎回最後にパンティの隙間からお尻の穴に指挿れてきてたよね♡」

 

 会話に差し込まれた麟華の言葉で生粋のアナルマニアである事をバラされて赤面する男。

 そんな男に商人の男は含み笑いをしながら一つの道具を手渡した。

 

「こちらをお試しください。きっと気に入るかと」

 

「こりゃあ……いや用途は解るがよ、デケェなこれ……大丈夫か?」

 

「彼女なら問題ないですよ、いい反応をしてくれるかと……」

 

 鱗華に見えない位置で渡された道具を手にした男が、背後から鱗華に近付いていき……その大きな尻を隠すスカートを捲り上げて、慎ましやかな蕾を弄り始める。

 

「なんだろう?――ッあひッ♡♡ ボクのケツ穴どうするのぉ? 」

 

「今挿れてやるから……そらっ!」

 

――ずぶっ!

 

「ひあああッ!! おっきッ!! ああァン♡♡♡ 太いの入ってぇ……くひッ……どんどん入ってくるぅ♡♡♡」

 

 キュッと閉じていた肛門を無理矢理抉じ開けられて、直径10cmはあるだろう樹脂製の連なったボールが男の手によって挿入されていく。

 巨大すぎるアナルパールと呼ばれるそれは合計八つの玉を連ねた代物であり、それを難なく呑み込みながら快楽の喘ぎを漏らす鱗華の姿を、野次馬たちはだらしなく緩んだ表情で鑑賞するのであった。

 

「三つ……四つ……すげぇ、どんどん入っていくぜ」

 

「特殊な素材を使っておりまして、体内に良く馴染むのですよ。勿論人体に害はありません」

 

「あああッ!! おなか凄いよぉ……ボクのおなかパンパンになっちゃうのぉ♡♡♡」

 

 服やスカートに隠されている為、大きく引き伸ばされた肛門や麟華の尻肉の感触を味わえるのは道具を使っている男だけだ。

 だが彼女が喘ぐ様子やその表情だけで、野次馬の男達は下半身を刺激されズボンの内側で猛る逸物を持て余している。

 

「ゴクリ……エロ過ぎだぜこの女」

 

「ああ……堪らん顔で喘ぎやがる……」

 

「お前らちゃんと並んどこうぜ、下手すりゃ騒ぎになって衛兵が来ちまうぞ」

 

 いくら公式に許可されているバザーとはいえ、問題があればその日は中止になる事も有り得る。千載一遇のチャンスを逃すまいと、男達は自発的に列を作るのであった。

 

 

 

「ひあああっ!! これ凄いッ!! ボクのナカで暴れてるぅ♡♡♡ んああああッ♡♡♡♡」

 

 順番が来た男に凶悪な形状の魔道具バイブで膣穴を抉られている鱗華。すでに何人もの男達がその肢体に様々な魔道具を試しては、皆例外なくその品を購入していた。

 

「へへ……あの姉ちゃんのマン汁たっぷりのバイブゲットだぜ……堪んねぇ匂いだ」

 

「俺はエロ下着を穿いてもらって、その上からたっぷり手マンしてやったぜ! この下着被ってオナニー出来るなんて最高よ」

 

「拙者は口枷にたっぷり唾液をつけてもらったでござる! これを自分で着ければいつでも間接ディープキスが味わえるで御座るな!」

 

 どうやら商品に鱗華の体液という付加価値がついての事の様だ。

 こんな場所に好んでくるような男達である、変態揃いであるのは当然であろう。

 

 飛ぶように売れて少なくなっていく商品達を横目にホクホク顔で、次に待っていた客と商談していく商人の男。

 

「しっかし姉ちゃんもエロいが兄ちゃんもやり手だな。さっきから見てりゃ客に合う商品をあっちゅうまに見繕うその目利き、感心するぜ。俺にゃあどんなモンを勧めてくれるんだ?」

 

「貴方の体から漂う草の香りと馬の臭い……その手のタコを見るに馬の調教師を生業にしてらっしゃいますね? ならばその腕前を彼女に振るいたくて堪らないのでは? こちらをどうぞ」

 

「成程……兄ちゃん探偵も向いてるんじゃないか? ひひひっ……確かに俺は美女を見るとついコレで調教してやりたくて堪らなくなるんだよ、早速試してみるぜ」

 

 もうお解りであろう。

 鞭である、それもハードSM用のバラ鞭を渡された男は、既にブラウスのボタンを全て外されてタイトなスカートも腰まで捲り上げられた状態の鱗華の前に立つと、その凶器を見せびらかす様に鱗華の眼前に近付けて……逞しい腕を振り上げた。

 

「あっ……あっ……早くぅ……ボクにたっぷりお仕置きして……っぎヒィああああああっ!!!」

 

 バシィン! と肉を打擲する凄まじい音が鳴り響くと同時に、甲高い叫び声を上げる鱗華。

 

 先程までの道具による凌辱でビンビンに勃っている乳首ごと、豊かな乳房全体をバラ鞭で鞭打たれ、美しい白き柔肌に幾筋もの紅い痣が残る。

 

――バチィン! バシィン! ズビシィ!

 

「ひぎィ!! あぎゃッ!! ぎゃひッ!!」

 

 容赦ないバラ鞭の連撃が鱗華の乳房に連続で叩き込まれていく。

 出血こそ無い物の、新雪の如き美しい肌があっという間に赤く腫れ上がっていく様子は痛々しくもあるが……嗜虐に満ちた男達にとってはエロス以外の何物でも無かった。

 

「可愛い声で哭きやがる。だが、その割に大分感じてるみてぇだなぁ……さっきからポタポタマン汁が垂れてきてるぜぇ」

 

「ぎひィ……うん……そうなのぉ……ボク感じちゃってるの……鞭でぶたれる度におまんこ疼いちゃってぇ……はぁン♡♡♡」

 

「真性のマゾ女だぜ……そろそろ時間だし、最後にキツいヤツくれてやる!」

 

 あくまで試遊の為の女体である。一人一人が満足するまで遊んでいては、待たされた客が暴動を起こしてしまうし商品の回転率も落ちてしまう。その為一人当たり3分という時間制限が設けられているのだ。

 

 計測の為にカウンターに設置された、残り少なくなった砂時計の砂を確認した男が一際力を込めてバラ鞭を振るい、鱗華の双丘と……トドメとばかりに掬い上げる様な強烈な一撃を下方から股間に叩き込む。

 

 

――ビシィ! バシィン! ……――バッチィィィン!

 

「ひギィ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ゛!!!!」

 

 ノーパン状態で無防備だった股間の割れ目を引き裂く様に叩き付けられたバラ鞭。

 クリトリスごと性器をこそげて引き千切られるような激痛と衝撃が鱗華の脳天まで突き抜けた。

 凄まじい絶叫を上げて手足を硬直させ、限界まで反らせた背筋によって突き出されたパンパンに腫れ上がった乳房。そのあまりの凄艶さに思わず、ポケットに突っ込んだ右手で逸物の付け根を抑え込む野次馬の男達であった。

 

 

 

 試遊を終えた男はそのままバラ鞭を購入して、野次馬たちの近くで集まって蕩けた表情で一部始終を見ていた鱗華と同じ趣味を持つ女達の所に向かい交渉を行う。

 

 女達は道具を買う事が目的では無い様だ。

 わざと悪戯されたり、相性の良い趣味を持つ男を見つけて色事を愉しむ為に来ている彼女達は、自分に使って欲しい道具を購入した男達と交渉して相手を決めるという行動に出ている様だ。

 被虐願望の強い何人かの女達が鞭を持った男に近付き、その中から好みのタイプの女を選んだ男と共に二人で何処かへしけこんでいく。

 

 鱗華程では無いにしても性欲を持て余した冒険者の女は前線都市には多かった。

 このバザーではそういった冒険者の男女の出会いや、一晩の相手を探す為の意味合いも大きいのである。

 

「あのー……大丈夫です? まだお客さん残ってますけど……」

 

 ビクビクと全身を痙攣させながら無様に絶頂している鱗華を気遣い、商人の男が声を掛ける。

 露わになった双丘は痛々しく腫れ上がり、タイトスカートを捲り上げられて剥き出しになった股間からは止め処なく体液を溢れさせながら白目を剥いている鱗華はどうみても大丈夫には見えなかったからだ。

 

「きひっ……きひぃ……あの人の鞭使い凄くてぇ……おまんこまだジンジンしてるぅ♡♡♡ きひひっ……ボクはまだまだ大丈夫だからぁ……お兄さんの商品無くなるまで頑張るよぉ♡♡♡」

 

「凄まじい耐久力ですね……ただものでは無いと思いましたが、想像以上です。では引き続きお願いしますね」

 

「あッ……うん♡ まかせてぇ♡♡」

 

 問題無いと判断した商人の男はカウンターに戻り、並んでいた男達との商談を再開する。

 その様子を快楽に蕩けた瞳で眺めつつ、身動きできぬ自らの肉体を嬲られる快楽に溺れていく鱗華であった。

 

 

 その後も様々な道具で凌辱され、夫では無い行きずりの男達に淫らな肉体を実験台に、夜の玩具の使い心地を確かめられていく美人妻麟華。

 

 バラ鞭とは違うタイプの鞭で打たれ、様々なサイズと形状のバイブやディルドで女穴と尻穴を抉られ……今は乱雑な方向に棘の生えた特製の手袋を嵌めた男によって両穴にフィストファックをされている。

 

「ん゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! お腹のナカ滅茶苦茶になりゅうう♡♡♡♡ トゲトゲがボクの内側ゴリゴリ削ってりゅのぉ♡♡♡♡ ひあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! これ凄しゅぎりゅう゛う゛う゛う゛♡♡♡♡」

 

「そちらはハードプレイ専用のスパイクグローブですね、肌と一体化した様な感触でまるで素手で胎内を掻き回している感覚が味わえる一品ですよ。棘は堅そうに見えますが粘膜を傷付けない絶妙な硬度になっていますので安心してお使いいただけます」

 

「すげぇ……ちゃんとオマンコ肉とハラワタの暖かくて柔らかい感触が伝わってくるぜ……子宮口のぷにっとした感触まで解るぞ……棘で挟んで掴んでやる」

 

「んぎゃ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! ボクの子宮口壊れりゅッ!! 壊れりゅよぉ!! ほぎぃ゛い゛い゛い゛い゛い゛っ!!!! イぐイぐいぐう゛う゛う゛う゛う゛う゛ッ♡♡♡♡♡」

 

 掌にもびっしりと棘の生えた手袋で、がっちりと包み込んだ子宮口を男がギュッと握り締めた瞬間に絶叫を上げた鱗華。

 女体の聖域を護るぷっくりとした子宮口に全方向から突き出されたトゲが刺さる快楽と痛みに、ぷしゅぷしゅと可愛らしい音を立てて麟華の尿道から潮が吹き出す。

 

「子宮口グチャグチャにされてイキやがったぜ、ケツマンコから突っ込んだ手でハラワタ越しに子宮も掴んでやる! おりゃああっ!」

 

「あ゛があ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ッ!! 子宮ごわ゛れる゛ッ!! ボクの子宮が゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!! お゛あ゛ッ♡♡ お゛っほぉ゛♡♡♡ ん゛お゛ッ♡♡♡♡」

 

 逞しい男の腕を肘近くまで膣と肛門に捻じ込まれたまま、女体の神秘の中枢たる子宮を凶悪なグローブ越しに掴まれて握り潰される。

 その様子を近くで見ていた男待ちの女達、同じ様な趣味であるといっても流石にこの様な行為にまで共感を示す女などいるのであろうか……――

 

「流石にアレは厳しいわね……私のおまんこと尻穴ぶっ壊れちまうよ」

 

「龍人族ならではなのかもね、まぁ人族でも上級の冒険者なら問題ないんだろうけど……」

 

 とても自分達では耐えられないと口々に言い合う女達であったが……一人だけ、瞳に欲情の灯をともして口許を歪ませ、股間に指を這わせてパンティーを濡らす女がいた。

 

「あッはァン……♡♡ 堪りませんねぇ……トゲトゲのグローブであの乱暴なダブルフィスト……貴方達、あの男の人は私が頂いても構わない?」

 

「アニーさん! どうぞどう……ってさっきまで彼氏さんと居ましたよね?」

 

「彼なら超小型のカメラ魔道具を私の周囲に飛ばして一足先に宿に行ってますね。真横で私が痴漢されるのを愉しんだあとは変態男に私が犯し壊される様子をカメラ越しに見てオナニーしたいと言ってましたので」

 

「流石セーヌが誇る変態カップル! どうぞどうぞ、私達は遠慮しておきますので」

 

「ありがとうございます。しかしあの女性……何処かで見た様な……」

 

 セーヌ闘技場の夜の部看板アナウンサー、アニー。NTRプレイ好きにして蛮族好きのマゾ銀級冒険者である。自分の性癖を実況で公言していた彼女にとって顔バレなど今更なのだ。銀級まで登りつめた実力者である彼女をどうこう出来る存在はそう多くは無いので問題無いのである。

 

 

 麟華の胎内を三分間じっくりと蹂躙し尽くした男がグローブを買い取り、女達の所へ向かってきた。

 嗜虐に満ちて乱暴な気配を漂わせる男の前に一人だけ、アニーが進み出るとその麟華にも負けぬ程の極上の美女に狂喜した男は、早速アニーの肩に手を廻しつつ片手で豊かな胸をまさぐりながら近くの宿に入っていく。

 

「んふぁ……でもまだ優しいわね貴方……良いのよ? さっきの女の子よりも……もっと私に酷い事して欲しいわ♡ 愛してる私の彼氏が暫く愉しめなくなってしまうくらい……私のおまんこガバガバのグチャグチャに破壊してねぇ♡♡♡」 

 

「アンタも大概変態だねぇ……お望み通り一月は彼氏とマトモなセックス出来ない様に滅茶苦茶にブッ壊してユルガバマンコにしてやるよ。勿論……子宮マンコとケツマンコもな」

 

「ああン……ごめんねダーリン……私のおまんことケツ穴まんこ……ガバグロまんこにされて子宮も壊されるってぇ……その様子を見ながらシコシコしててね♡ ザーメン残ってたら後で壊れたぐちゃまんこに突っ込ませてあげるわぁ♡」

 

 近くを漂う小型の魔導カメラに向かってウィンクをしながらそう告げたアニー。

 アニーの事を知っていた男は、やれやれとカップルの変態ぶりに呆れつつも、これから蹂躙できる女体の味を予想して下半身を滾らせるのであった。

 

 

 

「んあああああッ!! またイクッ!! イキ過ぎちゃうッ!! ひああああンッ♡♡♡♡イッくうううううう♡♡♡♡イクの止まらないよぉ……イくっ! またイクっ!!」

 

 それまでに蓄積されてきた快楽によって、僅かな刺激でも簡単に絶頂してしまう状態となった鱗華。その尿道にバイブを連続で突き刺している男が最後の客の様だ。

 

 普通の膣用バイブだが、鱗華の尿道に使うモノとしては適正サイズであろう。

 左右に回転する各部を持った魔道具バイブが膀胱まで侵入して鱗華を責め苛んでいる。

 

 はだけた上半身は鞭の痕で埋まり、下半身の両穴はぽっかりと拡げられていたが……暫く挿入が無かったお陰か徐々に閉じ始めている。

 

 制限時間いっぱいまで鱗華の尿道を刺激し、溢れてくる黄金の聖水を口を付けて飲み干していた男が離れ道具の代金を支払うと、男待ちの女としっぽり連れ込み宿へと消えていく。

 

 どうやらバザー自体も間もなく終了の様であった。

 

 拘束を外した鱗華に硬く絞った濡れタオルを渡し、彼女が体を清め終わったタイミングで預かっていた下着を返した商人の男。

 

「ふぅーサッパリした。おちんぽを愉しめなかったのは残念だけど、それ以外は十分愉しめたよ。ありがとう商人さん♡」

 

「お礼を言いたいのはこちらもですよ、殆どの商品を売り切れましたのでね。ホントに助かりました、ありがとうございます。流石に何も謝礼がいらないと云われても心が咎めますので、貴女にぴったりの魔道具を別に用意しておきました。是非受け取ってください」

 

「えっ! それなら嬉しいかも♡ どんなヤツくれるの?」

 

 屋台の奥からゴソゴソと小箱を持ち出してきた商人の男。その小ささに少々落胆し掛けてしまった鱗華であったが、男の説明を聞くと途端に瞳が淫らに蕩け始める。

 

「こちらは、仲良しワニブラザーズという名前の魔導仕掛けの玩具でして、乳首と陰核にクリップを挟んで使います。初期状態では甘噛み程度ですが魔力を籠めると様々な動作を行います」

 

「おおおおー!! 具体的には?」

 

「乳首と陰核を噛まれたまま引っ張り合われ、ランダムで時々信じられない強さで噛み締めてきます。常人なら噛み千切られてしまうのですが、元々龍人族用に用意していたモノなので丁度良いかと。小型ですので服の下につけたまま普段使いも出来ますよ」

 

「凄い! ボクにピッタリだね! ありがとう!」

 

「ありがとうございます。しかしやはり私には行商は向いてない様です、地元に帰って堅実な商売をしようかと……結婚を待たせている幼馴染の恋人もいますので……」

 

「確かウィンダニア出身っていってたっけ。そんだけ目利きと相手の欲しい物が解る特技があるならブル・ゲール商会で雇ってもらえるんじゃない?」

 

「ムリですよ。ボクみたいななんのコネもない人間は信用が無いと門前払いされるのがオチです」

 

 その言葉を聞いた鱗華の瞳が悪戯っぽく光った。

 

「ねぇねぇ。このままウィンダニアに帰るんだよね、一つ頼まれて欲しいんだ。知人に手紙を書きたくて、レターペーパーと封筒ある? ウィンダニアの知人に届けてくれないかな」

 

 恩人の頼みに是非もなく快諾した若手商人は荷物から出してきたレターセットを渡し、鱗華が手紙をしたためるまでの間しばし待つのだった。

 

 

「出来た! ナカは見ちゃダメだよぉ♡ ちゃんと忘れずに届けてね」

 

「これ宛先の名前がありませんが……」

 

「住所だけあれば問題ないでしょ。ちゃんとお願いねー♡♡ じゃあボクはもう行くから! グッバイ、凄いお兄さん!!」

 

「えっ……あっ……はい! 何から何までありがとうございました!!」

 

 屋台を片付けていた商人の男に挨拶をしてウィンクしつつバザー会場から出て行った麟華。

 

「はぁ……台風みたいな人だったな、でも助かった。これで故郷で店を開くくらいの金は貯まったし、あの娘の待つ街へ……帰るとしよう」

 

 

 

 完全に蛇足になるが男の顛末を軽く説明しておこう。

 

 郷里(くに)に帰り頼まれ毎を済ませようと出向いてみればそこはまさかのブル・ゲール商会本社。

 混乱しつつも受付カウンターで手紙を渡して、待つ事しばし……奥から出てきたのは商会の三代目であるウィルであった。

 

 第二の母でもある鱗華からの手紙で事情を知ったウィルは、金級冒険者のお墨付きである特技を持った商人の男を破格の待遇で雇い入れる。

 仕入れや営業担当としてその力を振るう事になった男は、彼を待ってくれていた恋人と結婚し末永く幸せに暮らしたのであった。

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