ファム・ファタール~寝取らせモノが大好きな剣士が異世界転移した場合~ 作:幻闇
二振りの戟を構え、いの一番に鱗華に襲い掛かった男が頭部を柘榴の様に弾けさせてゆっくりと倒れていく。
その光景を信じられないとでもいう様に呆けた表情で見ていた男達の一人が魂の抜けた声色で呟いた。
「ガンドルさんが……嘘だろ? 二つ名持ちの銀級冒険者だぞ……」
取り回しのしやすい様に短く作られた二振りの戟を巧みに操る銀級冒険者。
小型の竜種の群れ程度なら単騎で制圧可能な程の実力者である双戟のガンドルと呼ばれた男は今、頭部を失い潰れた虫けらの様に四肢を痙攣させて呆気なくその生涯を閉じた。
「ば……化け物がァァァ!!」
「同時に掛かれっ! 殺らなきゃ殺られっぞ!」
「死ねやあああああ!!」
武闘派で鳴らすやくざ者の集まり故か、それなりに気骨のある者も何人かは居た様だ。
雄叫びを上げながら近場にある武器を手に取った三人の男たちが三方向から同時に鱗華に仕掛ける。
「へぇ、思ったより根性あるんだね。でもちょっと遅すぎるかな」
グチャグチャに潰された双丘に傷だらけの胴体、焼けただれた股間の大穴からは未だに肉片と精液の混ざり合った汚汁を垂れ流したままの鱗華が、襲い掛かる三人に向けて肉食獣の様な笑みを浮かべ……その妖艶な脚線美を誇る脚をムチのようにしならせて回し蹴りを見舞う。
――ヒュゴッ!
優美な曲線を描く、見た目には決して重いとはいえぬその一撃が齎した結果は……凄惨の一言に尽きた。
人の身には在り得ぬ剛力によって腹部から千切られ、上半身と下半身を二つに分かたれた無惨な死体が三つ。
魔力を気脈に循環させ、魔闘気を纏ったその肉体が放つ一撃は、例え素手であっても尋常の人間が耐えられる威力では無かったのである。
「あはははは! 脆すぎない? 筋肉が足りてない証拠じゃないかな? ほらほら、ボケっとしてたらすぐ死んじゃうよぉ?」
闘争と殺戮に本能を刺激された鱗華が高笑いを発しながら男達に迫る。
仲間達の凄惨な死体を前に呆然としていた彼等の中の一人、不運にも鱗華に一番近い位置に立っていた男があっさりと頭部を掴まれ絶叫を上げた。
「がああああああああ!」
ギリギリと頭蓋骨に食い込んでくる五指が齎す地獄の様な苦痛に悶える男。本気で握れば即座に握り潰す事も可能であるのに、あえて殺さぬ程度に抑えているのは苦しみのたうつ様を見る為であろうか。
「ぎいいいいいいいいィィィィィ……」
「あははッ♡ 面白い声、そーれ引っこ抜くぞー♡♡」
右手で頭部を鷲掴みにしたまま、左手で男の肩を抑えた鱗華がその言葉通りに右腕を引く。
「やべでっ!! やべでぐだざアぼっ――」
ぶちぶちと首元の皮膚が裂け、鱗華の怪力によって限界を超えた男の首が千切れ、引き抜かれていく。
ずるりと引き抜かれた首にはあろう事か、長い蛇のような一本の赤黒い脊柱が付いたまま……ひしゃげ潰れた肋骨は体内に取り残されたままであろうか、脊柱ごと頭を引き抜かれた胴体は潰れた肉塊となって床に崩れ落ちる。
「やったぁ♡ 槍が出来たよ!」
未だ意識が有ったのだろう、信じられないといった形相の首が自らの潰れた肉体を眼にしてぐるりと白目を剥いて息絶える。
人間の首と脊柱からなる異形の槍を手にし満足そうに嗤う鱗華の前で、もはや耐えられないとばかりに何人もの男達が膝をつき発狂していく。
組織内でも特に武闘派であった三人と、二つ名持ちの冒険者である用心棒の死によって男達の心は完全に圧し折られ、更にはこの有様である。
未だ正気を保っていた男達が先を争って出入り口から脱出しようと仲間を弾き飛ばしたり突き飛ばしたりしながら扉に殺到するのも無理は無い。それが叶うかは別として……だが。
「うわああああ!! 嫌だああああ!!」
「どけぇ! 俺は逃げるんだ!」
「うるせぇ死ね! 俺だ!」
床にへたり込んで発狂仕掛けている半数の男を除いた七名程の男達が先を争って扉に手を掛けたその瞬間――
――ごおッ!
空気を切り裂く様に貫いて飛翔した生首付きの脊柱が、不幸にも射線上にいた三人の男の胴体を串刺しにしつつ扉に激突。強固な鋼の門扉を凹ませて四人の男達の肉体がバラバラになって吹き飛び周囲に撒き散らされた。
未だ生きている男達の体を悪趣味に彩る元仲間達の臓物と夥しい血、地獄絵図と化した地下室にて、発狂仕掛けていた男達は今の一撃で完全に心を破壊されてしまったのだろう。ケタケタと奇怪な笑い声を上げてかつて仲間であった者の一部を体中に擦りつける者やあろうことかそのまま口にしてしまう者までいる始末である。
「ボク投げるのは得意なんだよねぇ……逃げてもいいけどその瞬間に殺すよ♡ 逃げなければ少しくらい長生きできるかもねぇ……頑張って抵抗してみてね♡ きゃはははははは!!」
鱗華の狂笑を浴びた正気の男達が絶望に顔を歪ませる。
「ひゃはっ……ひゃははははは」
「クキキキキ……キキキキキキ」
「にゃああああ! にゃはああああ!!」
既に狂っていた男達が鱗華の嗤いに合わせて狂笑し始める。もはや生存本能すら破壊されてしまったのか、死を理解出来なくなってしまったのか、そんな仲間達の姿に正気だった者達も一人、また一人と狂い始めていく。
「オレの部下達が……なんで、なんでこんな事に……化け物……化け物め……」
「へぇ……まだマトモなんだ。流石ボスって感じ? あはっ♡」
狂っていく部下達の中で唯一、正気を保っていたボスの男であったが、それが救いになる事など有り得ない。むしろ正気のままに鱗華と相対せねばならない事は不幸以外の何物でもないだろう。
「どうするのー? 掛かって来る? それともなんか一発芸でもしてくれるのかな? かな?」
「嬲りやがって……コラてめぇシェリルゥゥ!! バケモンに隠れて楽しいかコラ! どうせ死ぬならテメェも道連れだ! 死ねぇ!」
鱗華の背後で呆然としているシェリルに、激昂したボスが落ちていたナイフを拾い上げて投げつける。当然、その様な行為を鱗華が許すはずもなく――キンッという甲高い音を立てて弾かれたナイフが床に転がる。
「ハハッ……素手でナイフを弾くかよ、つくづく人間じゃねぇな」
「失礼だね、爪で弾いたんだよ。まぁ魔闘気を籠めれば皮膚でも弾けるけどね」
「なぁ……見逃してくれねぇか? どうせここまでやられちゃ組織は壊滅だ。見逃してくれるんなら隠してる分も含めて俺の全財産をやる。殺しちまったら手に入らねぇぞ?」
「別にお金には困って無いけど……いいよ、ボクはキミを殺さない」
あっけらかんと己を殺さないと告げた鱗華の顔をギョッとした顔で凝視するボスの男。元よりダメで元々の提案であったが、悩む素振りすら見せずに要求が通るとは思わなかったのであろう。
「ほ……ほんとか? ありがてぇ……んじゃ金庫の場所を紙に書くからよ……ちょっと待っててくれや」
「あ、お金は要らないよ?――えいっ」
――ボギッ!
「あ? ぎぃあああああああ!!!!」
いつのまに近付いていたのか、ボスの男にすぐ目の前に移動した鱗華がその両手首をつかんで握り潰す。
続けて両膝を流れる様な蹴りで砕いて四肢を破壊すると痛みにのたうち廻るボスの男の首を掴んでシェリルの足元に放り投げた鱗華。
「ボクは殺さないけど、そこの女の子……ええと――」
「シェリルっす! 姐さん!」
「シェリルちゃんね、キミの好きにしていいよ。恨みもありそうだし、少しは仕返ししたいよね♡ 勿論許してあげたいならそれでも良いけど」
「あざっす!! 許さないっす! ぶっ殺します!」
「だってさ、残念♡」
少なくとも自分にとっては敵では無いのだろう。むしろ恨み骨髄の相手を自分の為に譲るとまでいってくれた相手だ。殺気を直接受けていないとはいえ麟華の恐ろしさは目の前の惨状をみれば容易に推し量れるが、それ以上に、シェリルは眼前の美女に憧れを抱いてしまった。
絶望的な状況下を満身創痍に見える状態で容易に覆してしまった女性。人の身に在り得ぬ強さは時として恐怖の対象となるものであるが……余りに隔絶した次元の強さは、何処か現実離れした感覚と共にシェリルに受け入れられたのである。
(怖い……けど凄い……でも当たり前さね。だって――こんなに綺麗なんだもの)
――美しすぎたのだ。
血と臓物に塗れ、男達によって傷付けられていてもなお――その美貌にいささかの翳りも無い。否、むしろ頽廃の美の極致ともいえるだろう。
美の体現者ともいうべき彼女の為す事に理由など必要ないのだ、そうあれかしと彼女が望めば世界はそうあるべき……シェリルにとってそれはもはや絶対の真理であった。
「があああああ!! 俺の腕えええ!! 脚があああああ!! くそッ……くそがあああああ!!」
おもむろに落ちていた戟を手に取ってのたうち回るボスの男に穂先を向けたシェリル。憎々し気に歪められたその表情には一片の慈悲すらも無い。
「テメェらに殺された若い衆、スライ、ジョッシュ、パチーノ、アントニーの仇だ…………死ね! ゴルドッ!」
「げはぁ……お゛げえ゛え゛え゛え゛え゛!!!!」
ずぶり……ゆっくりと力を込めて突き降ろした戟の穂先が、ボスの男の腹に抉り込まれていく。
どうやらゴルドという名前らしいボスの男は、大量の鮮血を口から噴き出しながら断末魔の絶叫を上げ……苦しみに悶える。
「苦しませたいなら抉るのはおなかだけが良いよ♡ 肺と心臓壊すとすぐ死んで詰まらないからね」
「了解っす! 腹だけ抉ってやります!」
ズルリと引き抜いた穂先を再び腹に突き降ろし、何度も何度も憎い男を抉っていくシェリル。先程まで抉られる側であったシェリルの手付きには少しの躊躇いも無く、血の海の中で仇の男がのたうち廻る様子を愉しみながら殺戮に酔いしれる。
「お゛げえ゛え゛え゛え゛え゛え゛……や゛め゛で……ゆ゛る゛じで下゛ざ――あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛!!!! 助゛け゛て゛……ゆ゛る゛し゛で……く゛る゛し゛ぃお゛ほ゛ッ!! ほ゛え゛え゛え゛え゛っ゛っ゛っ゛!!!!」
「きゃはははははは!! 面白い声! 良い一発芸持ってたね! きゃははははははははは!!――あっ、忘れてた。こいつらも殺しとこ♡」
腹部を抉られ内臓をグチャグチャに掻き回されて断末魔の絶叫を上げるゴルドの様子を笑いながら鑑賞していた鱗華であったが、発狂したまま壊れた笑いを繰り返している男達の存在を思い出し、順繰りにその首を掴んでは素手で握り潰し、文字通り縊り殺していく。
「アヒ……アハヒフヒヒクヒうぼァ――」
「にゃははハハハハそげぶッ――」
「ぽぽぽ……ぽぽぽぽぽ! ぽぽぽっちにゃ!――」
「狂っちゃうとつまんないね……まぁ楽で良いけど。――ほいラストっと、そっちも死んだ?」
狂人と化していた残りの男達を、雑草を刈り取るが如き気軽さで虐殺した鱗華。
敵対する存在、特に彼女の価値観にとって悪に属する者に対しては一片の慈悲も容赦もない、むしろその命は己を愉しませる為の玩具程度にしか見ていないのだろう。
都市外に出れば魔獣が闊歩し、凶賊が蔓延る。そんな大陸に生きる者は程度の差こそあれ秩序を乱し人々に害を為す存在には容赦をしない。その強さを除けば麟華の対応は特におかしいという訳でも無いのだ。
「死にましたね。姐さんありがとうございました」
「乗り掛かった舟だしね、気にしなくていいよ。そういえば外に見張りとかっているのかな?」
「恐らく何人かいると思います。下っ端でしょうけど」
「サクッと殺しに……――あ、必要なさそう」
「? それはどういう……」
「もう大丈夫みたい、はい、これ羽織って……お風呂かシャワー室くらいあるでしょ、取り合えず上に行こう」
壁に掛けられていたコートをシェリルに羽織らせてやった鱗華。そのまま扉の前の死体を蹴り飛ばして部屋の外に悠々と出て行った彼女を慌てて追いかけていくシェリルであった。
地下室から地上へと上がった鱗華とシェリル。
建物の入り口付近だろう方向を見やった鱗華が片手を挙げて嬉しそうに呼び掛けた。
「やっぱりクロトだ! 迎えに来てくれたのー?」
「ようリンカ! そう言う訳じゃないんだが、たまたまゴミ掃除を手伝ってたらここに辿り着いてな。そちらの女性はもしかしてシェリルさんかな?」
酒場のマスターとゲイルの頼みを受けて、フレイヤファミリーの討伐を無償で引き受けた黒斗であったが肝心の本拠地の場所を聞き忘れていたのだ。
そうして裏町を彷徨って、破落戸どもを締め上げて辿り着いた場所で見張りの男達を撫で斬り、建物の扉を開いてみれば漂い来るは濃密な血臭と愛する妻の気配。
事情をある程度察した黒斗は建物入り口で背負っていたゲイルを降ろし、鱗華が上がって来るのを待っていたのである。
「そうそう、シェリルちゃん。なんかここと敵対してた組織の女の子っぽいよ、悪い気配はしなかったから助けたんだ」
「そいつぁ丁度いいな。このあんちゃんにシェリルさんを助けてくれって頼まれてな、気を失っちゃいるが命に別状はねぇ」
見知らぬ男の気配に鱗華のかげに隠れていたシェリルであったが、二人の会話を聞いた途端に玄関先へ慌てた様に飛び出す。
「ゲイル! ああ……無茶しやがって、うう……生きててくれてよかった……。二人共……ありがとうございます」
自らを護る為に傷つき、助けを呼んでくれた愛する男に縋りつき、感謝の言葉を黒斗と鱗華に告げるシェリル。
「たまたま目的が一致してたしな、それにあんたの恋人の漢気に応えたくてよ。いい男だぜそいつは」
「二人共もう大丈夫かな? 仲間の人の所まで連れてってあげようか?」
「いえ! もう大丈夫っす! おっつけ仲間達も来ると思うんで……お二人にはこれ以上迷惑はかけられないっす」
「そう? まぁ地元だもんね。そしたら早く帰りたいかなボクは、もうカラダが火照っちゃってさ♡♡」
「まぁ生きてる奴の気配もねぇし、問題ないだろ。俺も正直辛抱堪らん、ダッシュで帰るか!」
一目見ればわかる程に凄惨な凌辱と拷問の跡をカラダに残す鱗華。
そんな状態の妻を目の前にして長時間我慢できる筈もなく、別れの挨拶と説明もそこそこに切り上げてようとする黒斗……いつもの事である。
「じゃあなお二人さん。今度は変な奴等に付け込まれるなよ? もし困った事があれば冒険者ギルドに依頼してくれりゃ大抵の事は引き受けるぜ」
「ゲイル君と仲良くね、シェリルちゃん。まったねー♡」
まるで暴風の様に事態を解決して、必要ではないのだろうが謝礼の一つも要求せずに帰って行った二人。
そんな彼等の去って行った玄関口を憧憬に満ちた瞳で見つめながら、シェリルは一人ごちる。
「めっちゃ強くて綺麗で、台風みたいな人だったななぁ……本当にありがとう……姐さん」
裏町を仕切っていた自分達を脅かし、取って代わろうとしていた外道の集団。
もはや風前の灯火と化していた自分達の運命をたった数時間で消し去ってしまった一組の男女、未だ信じられないという思いを抱きながらも先程までの光景を思い返せばそれは間違いなく現実であった。
(また会えるかな……この街に住んでいるみたいだし、また会えたら嬉しいな)
無貌神の鏡の効果によって、たとえ再会できたとしても彼女に鱗華と先程の女性を繋げる事は出来ない。名前や連絡先を教えて貰えばまた別なのであるが――だがきっと大丈夫だろう。
その美しさと強さ、鱗華の持つ魅力は既にいにしえの魔道具の効果すら危ういほどに昇華され、もはや隠せることが出来る限界に達しつつあったのである。
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街の建物の屋根を飛び移り、最短距離を駆け抜けて自宅へと帰ってきた二人、鱗華に至っては全裸であったが気にしてはいない様だ。そもそも高速で移動する彼等をまともに視認できる者は少ないだろう。
言葉を交わすまでも無く向かう先は浴室である。
浴槽に湯を貯めながらも、我慢できないとばかりに浴室に敷かれたマットの上で絡み合い始めた二人。押し倒したボロボロの鱗華の秘所に黒斗がいきり勃った剛直を前戯も無しにずぶりと突き込む。
「んあ……ガチガチだね♡ どう? ボクのおまんこ♡」
「なんだこりゃ……エライグチャグチャにされてると思ったが、ブヨブヨじゃねーか! 子宮口の感触も全然無ぇし、何されたんだよ」
使い慣れた極上の名器である妻の膣内に逸物を埋め込んでみれば、なんとも不思議な感触が黒斗自信を包み込む。
水気を吸った柔らかいスポンジか、それとも硬めのゼリーにでも突っ込めば同じような感触になるのであろうか。一切締め付ける事の無いその穴の内側はぶよぶよとしか感触を逸物に伝えるのみであり、彼の一番のお気に入りである弾力の有る子宮口の感触すら感じられずに子宮の最奥部まで貫通してしまっている。
「えーとね。有刺鉄線ぐるぐる巻きの棍棒で子宮のナカまでグチャグチャにされた後に、熱湯を注ぎ込まれて茹でまんこにされちゃったの♡♡♡ すごく熱くて死ぬかと思ったよ」
「流石マフィアって感じの手口だな。大方縄張り荒らしの見せしめってところか? くううう……全然締まらねぇしブヨブヨ過ぎて気持ち悪いぜ……完全に終わってるなこのマンコ」
「あぁん♡♡クロトひどいよぉ……♡♡ 卵巣まで茹でられちゃったボクの茹でまんこちゃんと堪能してよぉ♡♡♡ 感覚完全に死んでて入ってるのしか解らないけどせめて一回くらいはナカに射精してぇ♡♡♡」
重度の熱傷によって変性した膣内の粘膜は気味の悪いぶよぶよとした感触のみを与え、男達の執拗な有刺鉄線棍棒による責めによって筋肉は完全に断裂してしまっている為に一切の締め付けも不可能だ。
普通の男であればこの状態の膣内で射精する事は難しいだろうが……そこは天性の変態である黒斗、愛する妻の肉体がここまで壊されているという事実によって即座に射精してもおかしくはないのだが、最近は強靭な意志力によってある程度は射精をコントロールする事が可能になっていた。
気を抜けば即座に精を放ってしまう程に内心は興奮している黒斗であったが、そこは気合で耐える。
「昼間はどう過ごしてたんだ? 聞かせてくれよ。その興奮でもしかしたら射精できるかもしれないなぁ……こんなクソマンコじゃいくら出し入れしたって到底射精せそうにないぜ」
「んああッ♡♡ クロトが鬼畜モードだよぉ♡♡♡ んっ……♡♡ はぁン……ええとね、裏通りの酒場にいってねぇ……昼間から呑んだくれてたおじさんをナンパして慰めながらセックスしたよぉ♡♡♡ テクが凄くてボク何度もイカされちゃった♡♡♡♡」
「くうう……いきなり白昼堂々の不倫セックスとはやるな……くはぁ……細かく聞かせてくれよ」
「連れ込み部屋にはいってねぇ、もう辛抱堪んなくなっちゃって……すぐにおじさんのズボン脱がせてデカチンにしゃぶりついて、どろどろ濃厚な一発目が美味しかったよ♡♡」
「普通逆だろ、男好き過ぎる……だがそんな鱗華が大好きだぜ」
組み敷き胎内の奥深く、女芯の最奥部まで貫いている状態の愛しい妻の口から次々に吐露される自分以外の男との赤裸々な痴態。
今は俺と愛し合っている筈だろう、なのに何故、そんなに愉しそうに他の男の話を語るのだ。そんな嫉妬心に支配されてゆく自分の心すらも興奮材料にして、黒斗の下半身に大量の血液が集まっていく。
ゆきずりの男との生々しい情事の様子。互いに唇を貪り合いながら、深く挿し込まれた他の男の逸物から精が放たれて子宮に注がれゆく感覚を愛する夫の耳元で語る妻。
その度に暴発しそうになる射精感に堪えながら、気を紛らわせるように破壊しつくされた妻の胎内を犯し、そのグズグズの感触を強く自覚して心の中で己に言い聞かせる黒斗。こんな穴では射精できるわけがないと……欠片も気持ち良くは無いのだと。
「――って感じでぇ……凄く気持ち良かったよぉ♡♡」
「……そりゃあ良かったなぁ……開幕から当りだったんだな。うんうん良い事だ」
「むー……クロトが全然射精しない。我慢は身体に悪いよ? ほらほらイキそうなんでしょ?」
「こんな廃棄マンコでイケる訳ねぇだろ! なんだこのブヨブヨクソマンコはよぉ……コンニャクに突っ込む方が気持ち良いぜ」
「クロトがひどいよぉ……凄く熱くて死んじゃうかと思ったのにぃ……こんにゃく以下なの? ボクのおまんこ……あッ♡ ンっ……もっとぉ♡♡ ボクのおまんこもっと詰ってぇ♡♡♡♡」
「全然締まらないし濡れもしねぇ、そのへんの地面に穴掘って突っ込んだ方がマシだなこりゃ……クソマンコつかマンコって名乗るのも烏滸がましいだろこれ、浮浪者だってこんなん使わねぇよ」
破壊された自慢の秘所を詰られる度に鱗華の被虐心が刺激されていく。
感覚などとうに無く、熱湯によって茹でられた子宮はもはや完全に死んでいる筈なのに、夫に詰られる度に下腹部が熱くなる。
「くひぃ……あっ♡♡ んッ……♡♡ おまんこじゃないよね……ごめんね……ゴミ箱以下のクズ穴にされちゃったの……タダでも使ってほしいよぉ……ザーメンほしいのにぃ……」
「一発出してくれたら金貨一枚差し上げますって書いて玄関先に置いとくか? もしかしたら少しは使ってくれるかもな。いや物理的に射精せねぇし無理かな? デカパイも無くなってるしケツも終わってるしな。喉マンコ専用娼婦にでもすっか」
「んああッ♡♡♡ だめぇ……イクッ!! おまんこ死んでるのにイくっ♡♡あひぃぃぃぃ♡♡♡ イってるのにぃ……おまんこ気持ち良くならないよぉ……あははは♡♡♡ ボクのおまんこ終わってるのぉ♡♡♡ ただの穴以下のゴミなのぉ♡♡♡」
夫による言葉責めで精神的な絶頂に達するも己が肉体が反応する事は無い。
潮も吹けなければ子宮が収縮して疼く感触すらも無い自らのカラダに嘆きながらも、そんな壊れたカラダに興奮してしまう哀しきマゾの
「イってんのにピクリともしねぇぞこの穴、マジで壊れてやがる……若造共に削り取られてグチャった時はまだピクピクしてたのによ……仕方ない、喉マンコでも使うかねぇ」
「やらぁ…………おまんこにほしいのぉ……おまんこに出してよぉ……」
「つってもなぁ、どうすっかなぁ……よいしょっと」
使い物にならない穴に挿れていても仕方ないと言わんばわりにズルズルと逸物を引き抜き、鱗華の下腹部の上にベタリと乗せた黒斗。
本当は今にも射精してしまいそうなのを耐える為なのであるが、ビクビクと逸物の震える感覚すら感じ取れない今の鱗華には解らないようだ。
「だめぇ! 抜かないでよぉ……ナカに
「いやいやこれは正直きついぜ? ――うわっ!」
焦らされてしびれを切らした鱗華がむくりと起き上がり、組み敷いていた黒斗を反対方向に押し倒す。単純な力だけであればほぼ拮抗している二人、本気になれば鱗華が組み敷く事も簡単なのである。
「いいもん、ボクがクロトを犯してやるんだから! ほらっ、壊れまんこに射精しなさい!」
屹立した巨槍をずぶずぶと胎内に納め、仰向けになった夫に圧し掛かる様に倒れ込んでいく鱗華。続けてその耳元で甘い吐息と共に囁き掛けていく。
「ねぇクロト……さっきのおじさんね、ベアトリスって名前の人なんだけど……連絡先も名前も教えてあげたんだ」
「珍しいな……ゴクリ……そんなに気に入ったのか?」
少し雰囲気の変わった鱗華の様子に、生唾を呑みこんだ黒斗が問いを返す。目の前で艶めかしく唇を舐めながら妖艶な微笑みを浮かべた妻の姿にドキリと心臓が高鳴っていく。
「気に入ったっていうかね……なんていうかね……うふふ♡♡」
早鐘の様に高鳴る鼓動に合わせて、胎内に埋め込まれた逸物がビクビクと震える。
もはや立場は完全に逆転し、鱗華に主導権を握られてしまった黒斗。心の底から仄昏い期待がゆっくりと湧き上がっていく。
「ごめんね? ボクね…………――」
思わせぶりに妖しく笑い……黒斗の耳に優しく口づけた鱗華がそのまま微かな声で告げる。
「ベアトリスの事……――好きになっちゃった」
――ブビュバッ!! ドビュルルルルルルルル!! ドビュ!! ビュルルルルルルルルル……
凄まじい勢いで、胎内奥深くに埋め込まれた黒斗の巨槍の先端部から白濁した灼熱が噴き出す。亀頭が爆発したかのような錯覚と共に溢れ出す精は、緩み壊れて締め付ける事すら不可能な鱗華の胎内に留まることすら出来ずに結合部から止め処なく、だらだらどぼどぼと溢れ出していく。
「くあああああああああああっ!!」
ビュルビュルどぷどぷと壊れた蛇口の様に、不貞を口にした鱗華の子宮内に夥しい量の精が放出され続ける。
「全然だされてるのわからないよぉ……♡♡♡ でもいっぱい溢れてるね♡♡♡ 終ってるおまんこじゃイケないんじゃなかったのかな? こんにゃく以下のクズおまんこに搾り取られててどんな気持ち? あはははははは♡♡♡♡」
耳元で囁かれた他の男への思慕の言葉に、脳髄を灼かれる様な感覚に支配された黒斗。
心が漆黒に塗り潰されるような嫉妬と興奮が、大量に迸る精となって黒斗自身から放たれていく。既に通常の10回分もの精を吐き出しているというのに一向に収まらないその射精によって浴室に敷かれたマットの上が真っ白に染め上げられる。
「くあああああ…………くはっ……本気に……なっちまったのか?」
「はぁん!! クロトの切なそうな顔最高だよぉ♡♡♡ そんな顔されたらボク……またイっちゃう!! んあああああッ!! イくッ♡♡♡♡♡…………くひィ…………うふふ♡♡ 好きになったのは本当だよ♡ でも一番は黒斗だけどね♡♡♡ もしかして、本気にしちゃったの?」
冗談か、今言った様に何番目か~といった事であろうと理解してはいたのだ。だがごく僅かにあり得る可能性の結末……それを想定してしまう程に、鱗華の仕草は迫真であった。
「んな訳ねぇよ!! …………ほんの……ちびっとだけだ」
「それはそれで地味にショックだなぁ……ボクが黒斗を捨てる訳ないでしょ? 好きな男達は沢山出来ても、一番好きな男は変わらないもんね♡」
「改まって宣言されると照れるな……まぁそれに甘えずに自分を高めて鱗華に相応しくあろうとするかね」
「うふふ、頑張ってね♡」
大量に精を放ったとはいえ絶倫を誇る黒斗である。続けての連戦も可能であったがタイミングよく浴槽に湯が溜まった為、シャワーで汚れを落として湯に浸かる事にした様だ。
立ち上がると同時に逸物が引き抜かれた鱗華の秘所からどぼどぼと夥しい量の精が滴り落ちる。それを勿体なさそうに少々眺めたのち、シャワーを浴びて血と精に塗れていたカラダを清めていく鱗華。
一足早く浴槽に浸かっていた黒斗に続いてやや熱めに張られた湯船にゆっくりと身体を沈めていく。
「おっぱいはどうされたんだソレ、中身くりぬかれたみたいになってるけどよ」
「くりぬかれたよ♡ ドリルで孔開けられてオナホにされて、最後にニプルダブルフィストで中身抉り出されたの♡♡ クロトにされたみたいにね」
「ほぅ! なかなか解ってるじゃないか。もう傷自体は治ってるみたいだな、茹でられたオマンコとケツ穴はどんな感じだ?」
「いっぱい食べて一晩寝れば治るんじゃない? 最近調子いいし」
「相変わらず理不尽な身体だぜ。風呂に入ってあったまったらメシ作ってやる、腹減ってるだろ?」
「もうペコペコだよ。お肉多目でお願いね♡」
「あいよ! いつもと同じだな!」
ニコニコと笑顔を浮かべて黒斗と仲睦まじく風呂を堪能する鱗華。
とても先程までマフィアの男達を残酷に殺戮していたとは思えない和やかな様子であるが、常人の尺度でこの二人を計る事の方がおかしいのであろう。
自分達や友人、そしてその子供たちが暮らしていく大切な街なのだ。多少の労をおしてでも、街に巣食うゴミ掃除を行う事になんの躊躇いも悩みも無縁であった。例えるなら、もし自分の大事な家に有害な毒虫や不潔な鼠が住み着いていたらどうするだろうか? 普通であれば当然、駆除を行う筈だ。
彼等にしてみれば害虫駆除もマフィアの駆除もたいして労力に違いは無いのであろう。ただそれだけの事であった。
「今日はとっても愉しかったなあ」
「いい一日だったみたいだな。リフレッシュできたか?」
「うんうん!――そうそうクロト。そろそろね鏡を使わなくてもいいんじゃないかなって、ホントのボクを皆に犯して貰いたいしね♡」
「もう十分すぎるほど有名になったしなぁ、今更隠す必要もないか。良いと思うぜ、色々考えてた事もあるしなぁ、次の定例の輪姦大会は正体バラシの方向で計画してみるか」
「その辺りは変態王の黒斗に任せるよ! 盛り上げはお願いね♡」
「ああ、愉しみにしといてくれ」
無貌神の鏡を使い始めた当初こそ、様々なしがらみやトラブルを避ける為といった目的だった二人であるが、金級冒険者にまで登り詰めた彼等にとってはもはや必要のない事であった。
この展開をある程度予期していたのか、なにやら黒斗も色々と計画をしていた様である。
そう遠くない未来、セーヌが誇る金級冒険者である二人がまた、違う意味でも有名になる事が確定した瞬間であった。
こうして、奔放なる肉便器人妻、鱗華の気楽な一人遊びの一日は終わった。
落ち目の中年冒険者を逆ナンして情事に耽ったかと思えば裏町のバザーで人間マネキンとしてゆきずりの男達にその肢体を弄ばれる。
ふらふらと危険な香りのする方へ裏町を彷徨っていたかと思えば、縄張りを荒らされて狙われていた裏組織の男達にかどわかされて凌辱され、拷問を受け……地獄の悪鬼も裸足で逃げ出す様な凄惨な殺戮劇を繰り広げる。
濃厚などという一言では済まされぬ程の一日であったが、その感想があっけらかんと楽しかったの一言であるのは……もはや荒神麟華だから、という他は無いのであろう。
はてさて次は一体どの様な騒動に巻き込まれ――否、巻き込むのであろうか。
それは邪神のみぞ知る……などと益体も無い事を口走ってしまう程に、彼等を眺めるのは愉しい物なのである。
今回の更新はここまでになります。