今年の後半のゲームは豊作ですね!オーバーなウォッチとかイカとか防衛軍とか。やりたくてオラわくわくすっぞぉ!
え?小説はどないするんやって…?
やだボクやるもん!ねぇちょっとヤダ、ヤダ、ヤダ!ゲームさせてぇ!あーれー!
こんな茶番が許せる人はどうぞ↓
前回のあらすじ
デブの人「いきなりバル〇ァルクと雑コラ選手権!」
料理人「やりたい事やろうぜ!」
ショタ「お願いします。なんでもしますから」(なんでもするとは言っていない)
デブの人「片付けの時間だゴルァ!」
あらすじ終わり
「へ〜。ほーん……なるほど、さっぱりわからん!」
「機械に強いと思っていたマスターですけどそれでもわからないのね?」
「そりゃそうでしょう。いきなりデカい機械を見せられて、電気も何も来てないのにどんな機械か調べろだなんて、専門家でもないのにわかるとでも思ったんですか?他の情報からしかアプローチできませんよ…そっちはどうですか?」
「わかるもんか!少なくとも電気に強い人かサーヴァントでも持ってこいって話だって!」
その声は少し広い室内に響き、声の主は妖精を傍らに置きながら言うのだった。
場所は以前連れ去られた行先、葛城財団の拠点の1つ。
何故ここにいるのか、そして何をしているのか、それを思い返すのは少し時間を遡る事となる。
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「ごめんくださーい!」
種火用の籠作りをしていると玄関から声が響いた。一言だけ返事をして玄関へ向かう。
前に種火は食べるものというカルチャーショックを受けたものの、特に変更する事は無いんじゃないかしらとのステンノ様からの指摘を受け、今まで通り種火を照明器具としての売り出しを行っていた。しかし、別の『食用』という用途(元々だったとも言う)も見つかったため、ストック分を半分くらい回して販売の手を広げていた。
アマゾネス・ドット・コムのこちらの面接をしたエルドラドのバーサーカーからは非常食的な感じだと誤解していたらしく、少し笑われたが認識のすり合わせが足りなかったと謝られた。お詫びとして今回のような事が無いように、情報だけに限らず色々な支援が必要なら言ってくれたらよいとの言質を得た。こんな世界になったとしても、売り上げは安定しているらしく、少しくらいなら手を貸せるだろうとの事を胸を張って言っていた。
そんなことを考えつつ扉を開けた人影を見ると見覚えのある姿が2人。
「おっす。久しぶり!約束通り泊まりに来たぜー」
「ああ!もしかしてあの時出会ったハべトロットですか?」
「うんそうだよ。まぁ今回は逃げ出したわけじゃなくて、きちんと休暇という名の材料探しという仕事で来たのさ。まぁこんな辺鄙な所まで行くのは大変だったけどね」
「なるほど、そしてマスターさんもお元気…そうじゃないですね」
隣にいたはっきりと言って、女性と間違えるような中性的な顔立ちの男性が体調悪そうな顔で何も言わず頷く。服装は男ものの服なので男性とわかるのだが、顔だけでクイズを出されたらおそらく半々、いや半分以上くらいが女性と答えるだろう。最初出会った時も間違えて即訂正されたものだ。
「うーん、普段あんまり動くほうじゃないから疲れちゃったのかな?突然で悪いけれど部屋借りれる?」
「ええ、もちろんですよ。ええっと…これ部屋の鍵です。なくさないように」
「ありがとう!それじゃマスター行くよ?」
ハベトロットは宙に浮いた糸車に乗ってふよふよと奥へ、そのマスターのほうもその若干後ろから黙って移動していった。
見送ってから小さく1言。
「……ステンノ様、います?」
「何かしら?」
すぐ後ろからテレパシーではなく、声がした。
「飲み物って余ってましたっけ?」
「ええ、果実を搾ったものなら冷蔵庫にまだあるわよ」
「ありがとうございます。ちょっとお願いしますね?」
「ええ、行ってらっしゃい。私は待っているわ」
厨房に移動して冷蔵庫からジュースを取り出す。コップに注ぐとちょうどなくなったところだった。在庫の補充用のジュースを探し、ついでに入れておく。その後、トレイにソーサーとコップ、肝心のジュースが入った容器を載せ、先程手渡した部屋へ向かう。
ノックをして一言、自分の名前と飲み物を持って来た事を扉の前から伝え、少し待つ。出てくる気配は無い。
ドアノブをひねると途中で止まる感覚、どうやら鍵をしっかりかけているようだった。飲み物をこぼさないようにバランスを取りつつ、ポケットからマスターキーを取り出し、鍵を開けて中に入る。すると部屋の中でハベトロットのマスターが布団も被らず仰向けになっていた。
大丈夫かと声をかけると消えてなくなるような薄い返事。いちおう意識はあるようだった。
「…魔力不足ですか?」
「いや違うんだよ。白島さん…アイツは近くにはいないか?」
「いるなら最初にノックした時返事があるはずですし。大丈夫かと」
「本当か…?本当だな……?はぁぁぁぁやっと一息付ける……」
「大きなため息ですね糸織さん」
「だからその名前は止めてくれって言ったろう。俺の苗字のほうで呼んでくれって」
「そういえばそうでしたね。轟さん」
この今毛布の上で仰向けになっているハベトロットのマスターは『
しかし、あの時出会った時は多少顔色が悪かったが、現在は更に顔色が悪い。単純に体調が悪いといった感じではないのはパッと見でわかるのだが…。
「ところで何があったんです?以前より顔色悪いようですが」
「いやな…白島さんもわかっていると思うが、ハベトロットがまた…」
「……?何かあったんですか?」
「そうだな……簡単に言うと、ヤンデレが悪化した」
そう言うと轟さんは額に手の甲を当てて先程よりは小さなため息1つ。それと同時に俺も声には出さず内心であちゃーっと思い、頭を抱えた。
こんな世界になってからなんだかんだでサーヴァントが召喚、マスターには令呪が付与されるようになった。しかし、サーヴァント側に何か問題があったのか愛が重い(意訳)個体のサーヴァントが
そして、種火の島への案内兼宿を提供している身としては色々なサーヴァントやマスターと出会うのだが、その大半が何かと重い感じだったとも言える。たまにそのマスターからどうしたらいいかと問われるのだが、世界崩壊以前から女性関係にはとんと縁が無かったもので、さっぱりわからず、すんなりと答えは出せなかった。
今回も例に漏れず、さっぱりわからないだろうが、何故こうなったのかぐらいは聞く必要はあると思う。
そう思い、聞くとただ一言、返事が返って来た。
「女神を……見たんだ……」
「女神…?サーヴァントなら女神なんて今更ながらたくさんいるでしょうに」
「いいや、違うんだよ白島さん。アレは
「別格…それってもしかして……」
「ああ、ハベトロットによるとこの世界を壊してイカれた世界にした張本人さ」
そう言うと轟さんは視線を逸らした。その目は遠くを見るような目で、小声でマジでヤバかったと呟き、またため息を吐いた。
「ハベトロットは親しげだったよ。久しぶりに会った友達みたいな感じだった。その女神がいる間マジで呼吸が止まったよ……。ぐだーズがいかにヤバいか身を持って味わったわ。神ってやっぱり伊達じゃないんだな…。そういえばステンノって女神だったよな?あんなプレッシャー出してきたり?そこんとこどうなのよ?」
「いやー?話に出てきた女神にまだ出会ってませんからなんとも…」
「そうか……単に俺が敏感すぎるだけなのかな。今だってハベトロットにっ!」
その次の言葉を出そうとした時に、くぐもった声を出したかと思うと急に心臓辺りの位置を抑えた。そして更に顔色が悪くなる。
「ねぇダメじゃないかマスター?勝手に他の人と話さないでって言ったよね?僕が代わりに話すからって説明したよね??」
「ぐぅ…!ハベトロット……!」
「うんそうだよ。
すぐに後ろを振り返り、体勢を整える。現在状況はかなり不味い。服飾系のサーヴァントとは言えどサーヴァントはサーヴァント、並の人間では基本相手はできない。逃げるにしても後ろを向けた瞬間に襲われるだろう。できる事としたら耐える事のみ。
いつどこからでも衝撃が来てもおかしくないため、防御できるように魔力を全身にムラ無く回す。
しばらく西武射撃のワンシーンのような静かな時間がお互いの間に流れる。
ハベトロットが腕を動かした瞬間、身構えた。
しかし、ハベトロットは腕を動かしただけで、しばらく待っても何も来ない。おかしく思って警戒を解いてもそのままなにもして来ない。ますます不思議に思って首を傾げる。そしてハベトロットに軽く声をかけると1言だけ返事が来た。
「う…動けない…バカな……!」
「当然よ。私が動きを止めたのですから。腕を動かした時点でね」
ハベトロットの後ろから聞き慣れたサーヴァントの声が聞こえた。後からくるものだと思っていたため、安心して息を吐いた。
「この声はステンノ!ふん!こんなのなんでもないんだわ!すぐに動かせるように…!」
「あら、少し緩かったかしら?ならもう少し強くしてあげるわ」
「うっ…また重く…一体なんのつもりだい!ボクはその
「不法侵入者とは人聞きが悪いわね。いちおう私達はここの管理者よ。
一切視線は交わしてはいないが、口調だけはかなり強い、そんな論争が目の前で繰り広げられる。はっきり言ってかなり空気が悪い。そしてステンノ様が許すとは思わないが、いつハベトロットが動き出してもおかしくはない。あれでも妖精なのだ。いままで口を動かせているのもかなりおかしい圧力をかけているのだろう。
そんな事を考えていると、ステンノ様からハベトロットを担ぐよう指示が出され、そのまま指示に従い、隣の部屋へ脇から手を入れて運ぶ。ハベトロットからは猫のように運ぶなぁ!と抗議が来たが少しなだめてから部屋へ置く。そしてステンノ様から部屋を出るよう指示されたため、そのまま部屋を出て、未だに倒れているであろう轟さんの元へ向かう。
「……とんだ乱入がありましたけど、大丈夫そうですか?」
「白島さん……貴方って人は鈍感なのか?」
「さぁ?まぁ少なくとも敏感では無いとは思ってはいますけどね」
「まぁいいか…たぶんさっきの喧嘩、どっちも本気じゃないだろう。少なくともハベトロットは多少痛めつけてから縛ってほおり投げるつもりだったろうな…まぁそれはともかくとして、助かったよ」
そう言って轟さんは持って来てたジュースをコップに自ら注ぎ、一気に飲み干した。喉が渇いていたのだろう、更にもう1杯追加でそれも飲み干した。軽く息を整えたのを確認してから口を開く。
「ところで轟さん?さっきの話の続きですが、ハベトロットになにされているんです?」
「あぁ…簡単には、心臓に糸を通されてる。まぁかなり頑丈に、そして目に見えないような糸らしくてな、『ボクから離れたら、キミはすぐに苦しんで死んじゃうだろう?ならそうなる前にボクが殺してあげるよ』って目に光をなくした状態で言うもんで動けなかったよ……」
「うわぁ…流石妖精」
「全くだよ、俺の好みはあんなちんちくりんじゃなくってアルトリアランサーとか、卑弥呼とか源頼光みたいなボンキュッボンなナイスなバディな体型の女性だってのにさぁ」
その言葉を言った後、大きな声で笑った轟さん。俺も多少は笑ったが、その発言は不味いんじゃないかと言おうとしたところで、突然、背後から扉が開き、先程部屋から離れた2人が姿を見せた。
「いやーごめんね。女神のマスター。ちょっと気が立っててさ。ちょっと焦ってたみたい」
「ごめんなさいねマスター。少し時間を借りたわ。もう大丈夫よ。この妖精は説得したから暴れる事はもう無いわ」
「それにしても驚いたよ!いやー、あまり現代の人間の心って難しいものだね。神様に聞くまで全くわからなかったよ。まさかマスターがねぇ」
「……?何の話だ?ハベトロット?」
「ん?マスターがまさかのツンデレだったっていう話だけど?」
その言葉を聞いた瞬間にものすごい勢いで首を横に振る轟さん。その様子を見て、ステンノ様に近くに行き、なにをしたのかと聞いて見ると面白そうだったからとだけ返事が来た。
はっきり言おう。
そしてハベトロットは轟さんに向かって隣に立ち、ちょっと動かないでと言った後、轟さんに手を触れた。
「嫌よ嫌よも好きのうちって初めて聞いたよ。ちょっと痛いかもだけど我慢してね…魔法糸抜糸。うん、これでもうボクの手から心臓は離れたよ」
「うおっ…やったー!助かったよ白島さっ!ぐえっ」
抜糸された後、俺に礼を言おうとしたのか立ち上がった瞬間に轟さんが転んだ。足元を見るとピンク色の糸が両足首に巻きついていた。
「あのね、いくらツンデレマスターでも言っていいことと悪いことはあるとは思うんだ…特に近くに自分を好きだって言ってくれる存在がいるのに全く違う人が好きなんてさ…」
「ちょっ、聞いてたのかよ!」
「心臓に糸付けてる時だったし、そりゃあ聞こえるよね」
「あっ……助けてくれ白島さん!」
「いや無理です」
これに関しては本当に無理だ。だって悪いの轟さんだし、何より女性に体型の話題は、男が安易に触れてはいけない地雷原のような所だったりするのだ。それに変に庇ったりしたら後ろで謎の圧力を出してるステンノ様に何されるかさっぱりわからない。
ステンノ様から部屋を出るよう指示されたため、大人しく部屋を出ようとしたその時、全員に聞こえるような声で爆弾が落とされた。
「全く、お腹の中に子供もいるんだしさぁ」
「「「えっ?」」」
ハベトロット以外の全員の声が重なった。
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「ところで、貴方達はいつまでここにいるのかしら?」
全員で食卓を囲んでいる時にふとステンノ様から質問が出た。そういえば鍵を渡した時に、いつも聞いている泊まりの期間を決めていなかった。
こちらもいちおうだがお金やQPを泊まりの代金として頂いているため、聞く必要があるのだ。特殊な事情があるならば話は別なのだが今回は全く関係ないだろう。ステンノ様が聞くまで頭からすっかり抜け落ちていた。
「いや、少し部屋を借りただけだからもう出ていくよ。泊まる場所はもう決めてあるんだー」
「ここの近辺にそんな便利な場所なんてあったかしら?あったとしても、家主のいなくなったラブホテルくらいだと思うのですけれど」
「ふっふーん、聞いて驚くなよ。なんとここの近くに人が集まる洞穴があったのさ!しかもサーヴァントが強いと来た!そして何より…将来の花嫁候補がいたんだわ!これにはボクも土下座して泊まるんだわ!」
「まさかそこにいるサーヴァントって、馬の賢者だったり?」
「バカな…なぜバレたし。まさかそこの場所知っていたりする…?」
ステンノ様と目を合わせた後、同時に頷く。
おそらく、話から察するにシェルターの事だろう。最近は百貌のハサンからの知識で得た物品なんかの生産体制を整えられたらしく、貿易に来た行商人等に売りに出しているらしい。更に、いなくなる前に各々の貌の判断で直々に教えていた存在がいたらしく、雨風に晒されて劣化した壁の修繕や部屋や出口や空気口の追加、柱の耐久性の計算や、いざという時の装備やトラップの設置等をケイローンに相談しつつ、行っているらしい。貿易以外に関しては秘密事項と言われたので残念ながらこの人達には言えないのだが、なかなか強かだと思った。こんな世界においても人間は創意工夫で生きていけるのだと。
「まぁそこの人達にはなんだかんだでお世話にはなっていますし、こちらで取り扱ってる種火関連が必要なら譲ったりしてますから繋がりは深いですよ……特にケイローン先生にはね……」
「何その遠い目、まぁ花嫁候補いる所だし、ボク達はそこでしばらくお世話になる感じかな」
そう言って、先程から一切話さないし、手足が縛られて身動き取れない轟さんにあーんと言いながらスプーンで食べ物を運ぶハベトロット。轟さんはまた青い顔が復活しており、抵抗すらしていなかった。
轟さんからしたら脅威が命の危機から、抵抗できない貞操の危機に変わっただけなので内心で同情しておく。
ちなみに妊娠している疑惑だが、市販の人間用の検査薬なんてものがサーヴァント(特に妖精)に効果があるのか不明だし、何よりそんなものはここには置いては無い。あくまでステンノ様から直接ハベトロットから聞いた情報と、轟さんの拒否っぷりから考えるしか無いのだが、その限りでは想像妊娠だろうと考えるべきであろう。……まぁ寝込みを襲い、轟さんが気づかない内に中出しされたのならその限りでは無いんじゃないかしらとステンノ様から震える1言は付け加えられたが。
そんな話をしていると、双方の食事を終え、食器を水に付けた後、少しのんびりしようと更に会話に花を咲かすとした。他愛の無い会話をしていると、轟さんから質問が飛んで来た。
「そういえば白島さん。アンタは前に会った時、山にいたよな?」
「ああ、そういえばそうでしたね。それが何か?」
「いや、あの時は言いそびれたんだが、崩壊以降、あそこの山は色々な人が出入りしていた場所でな。詳しい事は分からないが、銃やら何やら持った人間がいて怖かったのよ」
「ああ、あそこの山の中には葛城財団の拠点かな?そんなものがあってなんだかんだで連れ去られたのです。そんでもって脱走した矢先にいたのが貴方達だったんですよね」
「おいおい!葛城財団だって!?よくあんなしつこい連中から逃げられたもんだな。俺達もハベトロットを狙われたものだから、しつこくてな。関東方面にも行ったが葛城財団だけじゃなくて人間同盟やらガイアマックスやらよくわからん連中ばっかりでな…こっちに逃げて来た所よ」
「そんなにしつこかったんですか?俺達のほうはあれっきりなんとも…」
「嘘だろ…行く先々で出会った矢先に襲って来るような連中だぞ?なんか怖いな……白島さん。調べてみるか?」
「調べるってどうやって?」
「俺達は拠点の場所を知ってる。そして行くルートもな。なら行ってみるしか無いだろうよ」
そう言って轟さんはニヤリと笑った。手足が縛られてなければ絵になったものだから少し惜しく思う。
「ところでどれくらいかかります?」
「うーん……徒歩2か3時間くらいか?」
「私は歩かないわよ。マスター?」
「ならボクの糸車に乗るといいよ。大人の人は難しいけど女神様くらいならなんとかなると思うんだ」
「そう、なら遠慮なく乗らせて貰うわ。感謝します。それじゃあマスターは歩きね。頑張りなさい?」
今度はこっちが大きなため息を付く事になった。
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「ここがあの財団のハウスだね!」
「そうだけど…もう風化している…?植物が建物の中から生えているし、何があった?」
多少のごたごたがありつつも、なんとか到着した。
しかし先程の言葉のとおり、多少の時間が経っていたとはいえ、それに見合わない風化の仕方をしていた。もし、人の手があるならば少なくともこんな変化はしないだろう。完全に放置されていると考えるべきだ。
かなり開きにくい扉を開けて中に入ると更におかしな光景が目に広がった。
「うっわぁ、これ本当に入口?どう見ても魔王城とか地獄の廊下じゃん。キミ達どれだけ暴れ回ったんだい?」
「これは…マスター、必要無いとは思いますけれど、魔力を回しておきなさい。何が出てもおかしくないわよ。この空間。あと、これは私達がやったわけではないわ。少なくともこの惨状は脱出したあとね」
「そうですね……壁には血の跡、そして銃創、極め付けは何者かに齧られた跡のある白骨化死体。警戒するに値するぐらいヤバいですね」
扉を開けると中は完全な廃墟になっており、壁や地面に付着した血の跡が更に不気味に見えた。
何があったのかある程度しか予測はつかないが、それでもろくでもない事なのは確かだと思う。
警戒しつつゆっくりめで歩いて見ても、その不気味な雰囲気は消えず、かといってゴーストやそれに値する敵も出てこない。ただただ死体と血痕、そしていたる所にある銃創が目の前に不気味に広がるだけだった。
見取図なんかも無いので、通って来た道を覚えつつ先に歩いていると、なんだか見覚えのある扉を見つけた。入ってみると、そこは以前、監視カメラの映像が映し出されていた警備室だった。
前に映し出されていた画面は今は完全に真っ黒になっており、電源自体が落とされているようだった。もしかしたらと思い、電源を付けてみると起動に成功し、電気自体は生きているのだと喜んだ。しかしそのすぐ後、
仕方ないので部屋を出て、また彷徨う事にした。いちおうアテがない事はない。ステンノ様が以前連れて来られた部屋だ。
話を思い出しながら考えるとおそらく、そこは所長室みたいなものだろう。指示を出す人がいたならば資料等が残っているはずだ。ただ、資料室みたいなものが無いとは限らないし、何より所長室と呼ぶべき場所をこちらが知らない。結果的に入れる部屋は片っ端から入るしかない。
そんな事を考えつつ何度目かの扉を開けると、そこは階段が下へと続いていた。階段のある場所は通って来たため、若干位置がおかしいと思いつつ両開きの大きな扉を完全に開放し、俺を先頭にして下へ下る。
ある程度階段を下るとまた大きめの扉を見つけた。鍵も特にはかかってはいないようなので扉をゆっくりと開ける。そして目の前には廃墟には相応しくない光景が広がった。
降りて来た階段の深さと明らかに釣り合わないコンクリートが打ちっぱなしの広い空間。1番奥には機械で出来たアーチ状の物体。そのすぐ側にある諸々の機械。しかも電気が来ていないようで、ランプの思わしきものも何も点灯もしていなかった。
逆に言えばあるのはそれだけであり、これが何なのか、どのような用途なのかを示すものは一切無く、また別な気味の悪さを感じさせる空間だった。
そして調べてみようと相談した結果、冒頭に戻る。
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少し調べてみても、あの監視カメラのあった部屋とは違い、電気も通っておらず、念のため持って来た光量強めのライトが頼りのうす暗い空間ではあまり詳しくはわからない。
せいぜいがコードを辿り、何がどこに配線されているかしか素人にはわからなかった。
そして辿ったコードが集まっている発電機と思わしきものは、スイッチを動かしてみてもうんともすんともいわず、首をかしげるしかなかった。
轟さんもさっき聞いたとおりさっぱりわからないという事で何も言わず出ようとした時、ハベトロットから口を抑えるようジェスチャーが来た。
「待って、誰かくる」
「誰って…誰が?ここに呼んだ人とかいます?」
「いるわけない。人数は、3人かな?大きさも大人だ。こっちにまっすぐ向かって来るね…これは今出たら帰り道に鉢合わせるよ」
「なんでわかったのかしら?」
「これはボクのクセみたいなものでさ。危険がありそうな場所とかに入る時は後ろに糸を引っ張っているんだ。何かが通ったらちぎれるくらいの細さでね。それが今は次々とちぎれているのさ。速さはボク達と同じくらいだからかなり警戒しているんだろうね」
「これは私の予想ですけれど、こんなところにわざわざ来て、まっすぐここに向かって来る。まぁそんな人はまともな人では無いでしょう。既にここを発見して調査している人ならば、印なり荷物があるはずよ。それすらも見当たらないとなると…」
「葛城財団……か」
帰り道に鉢合わせるとなると、ここから出たら間違い無く狭い通路で戦闘になる。そんな中で銃器相手に真正面から立ち向かえる自信は無い。そうなると待ち構える方法を取らざるを得ない。
少し首をかしげつつ考えているとハベトロットから一言。
「よし!マスター!出番だ!」
「はぁ!?ハベトロットマジで言ってるのか!?」
「マジも大マジさ。服はいつでも常備しているからね。マスターは綺麗だからあとは少しのお化粧と服の調整くらいなものさ」
「はぁー…人の
「じゃあ他に作戦があるって事?言ってみなよ」
ハベトロットの言葉に轟さんは言葉を詰まらせた。応援を頼むかのような目でこちらを見たが残念ながらこちらも全く思いつかない。なんならこの部屋で真正面から戦うつもりでいた。
「無いようだね。じゃあ残念ながらマスターの意見は拒否ということで…。いやー!腕がなるなぁ!じゃあマスターは服を脱いでボクの用意した服に着替えてね。脱いだ服は片付けておくからさ」
「待ちなさい。私達は何をするのか全くわからないのだけれど」
「あー…そりゃそうか、道中の敵はキミ達におまかせしていたもんね。知らないのも無理ないか。でも安心して。キミ達の出番も考えてある。ちょっとやりたくない場面はあるけれど、そこは我慢してもらうよ。作戦としては簡単さ。この薄暗い空間だからこそ見分けがつかない事をやるんだよ。ボクのマスターは
さも当然かのように遅れたあげく、10000文字超えてまさかの続きオチ。
この話は正直元々は蛇足です。まぁ本筋に影響出るかな?って思って短編のつもりで書き始めたらガッツリやっちまったよ!なんでだろうね?(白目)
それもこれも全ては妖精國っていうものの仕業なんだ(冤罪)
ちなみに轟糸織の見た目は軽くは書いときながら自分でも未だに本当にイメージがフワフワです。マクロ〇の早〇女ア〇トにするか〇〇のティエ〇アにするか…
そんなわけでテンプレ…は省略だぁ!だってもう流行が…
あっでもまだ書いてない兄貴姉貴は推し鯖で書くんだよあくしろよ。たっくさん鯖いるし1人くらい…バレへんやろ(催促)
(*´ω`*)ハヤッタ…!
ヾ(⌒(_˘꒳˘)_バタンキュー
リクエスト箱いる?
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いる(鋼の意思)
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(いら)ないです
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そんな事よりおうどん食べたい