ルフィ×ゾロ=BL作品sideルフィ
フランキー×ロビンsideロビン
ウソップside
ビビside
1つ目の話の他は、波間のside風になっております。
【ルフィ×ゾロ=BL作品sideルフィ】
ゾロはいつも暇さえあれば修行している。それは悪い事ではないし、俺も推奨してる。ゾロは世界1の大剣豪になる男だから、妥協はしないだろう。
だけど、流れる汗をそのままに綺麗な体と首を見せ付けるような行動は、時に目の毒だと思う。
ゾロの背後から飛び付いて、無邪気さを全面に出せばゾロは何だと言いながらも動きを止めない。だから俺はその首筋に吸い付いてみる。
「……っ!ルフィ!」
少し焦ったような声を出すけど、ゾロは拒絶しなかった。これなら、ゾロを貰っても大丈夫そうだな。
顔を覗き込めば少し赤い。それがまた可愛く見えた時点で、我慢なんて出来そうにない。
「ゾロが欲しい」
首筋に舌を這わせながら言えば、ゾロの体がピクリと反応した。だから逃がさないとばかりに前に回り込んで真正面からゾロの顔を見れば、ゾロは眉間に皺を寄せているのがわかる。
嫌なら嫌だと言わないと、調子に乗るぞと思っていたら、ゾロがゆっくりと口を開いた。その唇に見惚れる。
「……ついてきた時点で、俺はお前のモンだろうが」
その言葉を聞いた瞬間、勝手に口元が笑みの形に変わる。
「なら、好きにするぞ」
「ルフィの場合、いつもだろ」
ゾロは言いながらニヤリと笑ったから、意味を分かっていようがどうだろうが関係無いとばかりに、俺は自らの意思で理性を手放して襲い掛かった。
─────☆
【フランキー×ロビンsideロビン】
変わった人だと思ったのは、最初に会ったその時から。けれど、彼は変わらずに変な人であり続ける。
子供ばかりの海賊船だと言うこともあり、どうしても2人でいることが多くなるけど、私が彼女を可愛がっているのは気付いているから、彼も彼女の事は優先的に守ってくれている。
バーでグラスを傾けていたら、当然のように隣に腰掛けて何でもない様子で聞いてくる。
「おめェも、どんな男がタイプとかあるのか?」
「そうね、大きな人……かしらね?」
彼女にも答えたことはあるけど、多分その時に彼女に私の気持ちは気付かれた。この大きいが何を意味してるか気付いてくれると、頼れる人なのにと頭の片隅で思いながら、微笑む。
とりあえずルフィと彼女が幸せであれば、充分だわと話題を変えれば彼はそれはなんて言い淀む。
「ゾロとサンジが可哀想だろ」
「あら、彼女が幸せになるなら、相手はルフィじゃなくても私は構わないのよ。でも、彼女……ルフィが好きみたいだから」
「悪魔か、お前……」
「あら、今更知ったの?手配書にもあるのに」
クスクスと笑えば彼は困ったように溜息を落として、それからそっと顔を近付けてくる。言葉より先に行動で示してしまうのは、男の人の悪い癖よね。
なんて、心の中で思ったのは、多少動揺してたのかしらね?
─────*
【ウソップside】
パタンという音を聞いて目を覚ました俺は、サンジが仕込みのために起きたのかと横を見たが、横では平和な顔して寝てるサンジがいて、ならば修行しにゾロがと思ってみるも、ゾロもいる。そうなると残るは、ルフィが冷蔵庫を漁りに行ったのかと思ったが、こちらもいて何だろうと首を傾げる。
時間を確認すれば、まだ午前3時で、誰だろうと興味を惹かれて部屋を静かに出る。そこにいたのは女2人組。
見張りをしているビビの為に暖かい飲物片手に様子を見に行っていたらしいと分かれば、謎は解決した。けれど2人の様子が少し妙で何となく隠れて様子を見ていたら、ビビが泣いているのが分かった。
誰でも甘やかすうちの航海士は、ヨシヨシとその頭を撫でたと思ったら、優しく抱き締めてその背を軽く叩き始めた。それから代わりに見張りをして、ビビが眠るまで抱き締めていた。
「ウソップ、居るんでしょ。悪いけど、少しだけ見張り交代してくれない?」
そう言って申し訳なさそうにしながら、ビビを抱いて女部屋へと帰る。その間代わりに見張りをしていれば、飲物片手に帰ってきた航海士がその飲物を当然のように差し出してくる。
「ありがとう。冷えたでしょ、飲んだらもう少し寝たらいいわ」
「お前こそ、寝なくていいのか?」
問い掛ければ困ったように笑って、小さく寝るのが怖いと言う。それから慌てた様子で冗談だと笑うから、お前こそさっさと泣ける場所を作れよと俺は心から思った。
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【ビビside】
絶体絶命のピンチと言える状況から、助けてくれた人達。その人達の船に乗り、家まで送ってもらう。
その途中で倒れた女性は、いつも私に優しくて……何でも出来て、何でも知っていた。だから、甘えていたのかもしれない。
高熱で、後数日遅ければ死んでいたような状態でも、彼女は笑うから、何でもないことのように振る舞うから、頼って甘えて……その胸で何度泣いただろう。泣く度に彼女は、泣けるならそれだけ強いのよと言って褒めてくれる。
慰めの言葉を言わずに、ただ眠るまでそばにいてくれて、気にしなくていいと笑う。だから、穏やかで平穏な日々を過ごして来た人なんだと思ってた。
それが覆されたのは、海図を描いてる途中で寝てしまったらしい彼女を見つけた時だった。何か掛けるものをと思って膝掛けを手に戻ると、ルフィさんが心配そうに彼女を見ていた。
その時私が膝掛けを持って戻ったのに気付いたらしく、私のそれに頷いてくれたから肩に掛けようとした時呻くような声が聞こえた。
「ぃゃ……アーロ……やめ……」
苦しそうなそれに私の体が勝手にビクリと揺れると、膝掛けをルフィさんが奪うように取り、彼女に掛けると私の肩を叩いて数歩下がる。その直後に彼女が飛び起きて、額を拭いながら掛かっている膝掛けを手に、深呼吸してから声を出した。
「……ありがとう、これはビビが?それともルフィ?もう起きるから、返すわね」
微かに震える声で、けれども表情はいつものように穏やかに。
……隠さないで、私にも教えて。
その心を、今度は私が守りたい。
守られてばかりだけど、助けられてばかりだけど。
私は貴女を姉のように慕っているから。
だからどうか、私に嘘をつかないで。
細かい誤字脱字はまた今度修正します。
とりあえずカッコだけ修正させて頂きました。