明日香は、汗だくになりながら目の前の真夫の怒張を一心不乱にしゃぶり続けていた。
右側からは、金城家の御曹司であるはずの金城光太郎が、明らかに女の身体と顔になって、明日香に合わせるように、やはり真夫の股間への奉仕を続けている。とにかく、この状況が明日香には理解できなくて混乱していた。
ただ、察するに、男子生徒ということで学園内で通していた光太郎は、実際には女性だったのだろう。
普通の女性にはない小さなペニスはあるが、それ以外はどこをどう見ても、可愛らしい女生徒そのものだ。
そういえば、明日香の記憶する限り、光太郎は学園生活の二年と二か月余りの期間の中で、真夏であろうと、一度もブレザーの上着を脱いだことがないはずだということを考えていた。
また、寮生活は一学年のときからS級寮でひとり部屋だし、一年生の宿泊学習や国際研修旅行、二年生時の米国短期ホームスティも理由をつけて不参加だったということも思い出した。
考えてみれば、それらは、この光太郎が極力、本当は女生徒だと発覚することを防ぐためのものであったのかもしれない。
そして、なんらかの方法で真夫たちは、光太郎が本当は女生徒であることを知り、それをもって脅迫している?
一瞬、そう思ったものの、横で見る限り、真夫に奉仕する光太郎の態度には、それほどの悲痛なものはないし、むしろ真夫に対して積極的に尽くしているようにさえ見える。
どういうことなのだろう……?
いや、それは、明日香も同じか……。
この真夫という男のことは、正直なにも知らない……。知っているのは、ほんの十日前に突然に絹香の前に現れ、その絹香と終始いつも一緒にいるようになったという事実だけだ。
しかも、男など愛さないはずの絹香は、それ以来わかりやすいくらいに、女の顔になった。
だから、明日香から絹香を遠ざける原因となった真夫など、むかつく男のはずなのに……。
なぜか、こうやって対面していると嫌いになれないのだ。
むしろ、男根を舐めて精を出させろという理不尽で下劣な命令に素直に従う程には、気に入っているかもしれない。
ろくに話したこともないような相手に、そんな感情を抱くということが不思議でならないのだが……。
だが、そんな思念を吹き飛ばすような言葉を真夫が少し前に口にした。
浣腸を受けて排泄に苦しんでいる明日香たちをそのままにして、真夫はすぐ横に絹香の双子侍女を呼んで、いきなりイチヂク浣腸を施し、明日香たちのお尻の下に顔がくるように仰向けになって、明日香たちを淫具で責めて昇天させるように命令したのである。
耳を疑った──。
だが、本気であるらしく、真夫の命令の通りに明日香たちのお尻の下に腹ばいになった双子が避けられないように、かおりと恵が双子の腹の上に乗りさえしたのである。
「ほら、始めなくていいのか? 梓と渚自身もタイムリミットがあるだろう。ぼやぼやしていると、うんちを被るかもしれないし、自分で漏らすかもしれないぞ」
ちょっと呆然としてしまった双子を含めた明日香たち四人に、真夫は冷たく告げる。
「うう……。前田君、とにかく、ぼくたちは続きを……」
先に我に返った光太郎が、はっとしたように明日香に顔を向ける。
「わ、わかりました……」
明日香も頷く。
いずれにしても、生まれて初めて受けた浣腸の猛威に、すでに追い詰められている。
それまでがただの予兆でしかなかったことを明日香に気づかせるかのように、大きな便意がうねりとなって、押し寄せ始めたのだ。
この状況で、股間を刺激されるなど冗談じゃない。
絶対に漏れる──。
明日香は恐怖した。
「うう……。き、金城様……。も、漏らさないでくださいね……」
「明日香さん……。ごめんなさい……」
しかし、双子は双子で、真夫に浣腸までされて、明日香たちを淫具で責めるようにけしかけられている。
ブーンという不気味な機械音がお尻の下で鳴り、それが明日香の股間にも下から押しつけられた。
「ひゃああっ、だめええ」
「ひいい──」
明日香も光太郎も、その瞬間に絶叫していた。
あまりにも凄まじい衝撃だった。
とにかく、全ての苦悶を一瞬にして忘れた感じになり、明日香は全身をのけぞらせた。
淫具が当たった場所は、明日香のクリトリスだ。それが遠慮気味にそっと触れたのだ。
肉が蕩けだすかと思う程の気持ちよさに、頭が白くなりかける。
だが、慌ててアナルに込める力を最大限に強めもした。
「だ、だめだよ──。ま、真夫君──。は、早く出して──」
光太郎も必死に口調で叫んでいる。
「なら、一生懸命に焦らなきゃ」
にこにこしている真夫がすっと光太郎の股間に向かって、左手を動かしたように感じた。
「ひいんっ」
横の光太郎が真夫の股間から口を離して、光太郎の股間に手をやったのが横目で見えた。
視線を向ける。
真夫が光太郎の股間にある小さなペニスをいやらしくさすっている。
そこが、光太郎の性感帯であることは、すでに明日香も知っている。真夫はそれがわかっていて、股間に淫具を当てられている光太郎のペニスをさらに刺激しているのである。
その意地悪さに目を疑う。
しかし、光太郎は苦悶の表情の下に、明白な愉悦の恍惚感を浮かべていた。
光太郎は、真夫の意地悪に興奮にしているのだ──。
「だ、だめええ──」
光太郎がびくびくと身体を痙攣させる。
「ひゃああ──。我慢して──。出さないで──。我慢してください──」
光太郎のお尻の下にいる双子のうちのひとりの梓が悲鳴をあげた。
「いまにも、ひかりちゃんも、明日香も我慢できなくって出すかもね。ふたりとも、ちょっと責めればすぐに達すると思うよ。うんちを浴びる前に絶頂させた方がいいと思うけどねえ」
真夫が光太郎の股間への悪戯をやめた、
だが、光太郎はもう少しも動けないかのように、全身を硬直させたままだ。
明日香は、ずっと横から真夫の股間を舐めるような感じで奉仕していたが、思い切って正面から口に咥えた。
思い切って奥までのみ込み、できるだけ力を入れて吸うようにしながら、激しく上下に振る。
とにかく、少しでも早く出さないと、もう長くはもたない。
あっという間に、かなり切迫してきた便意が明日香を追い詰めもしている。
「おっ、いい感じだよ。気持ちいいよ。明日香ちゃん」
真夫が声をかけてきた。
「ごめんなさい──」
そのときだった。
渚が操るバイブレーターが明日香の股間に軽く挿入されてきた。しかも、無意識だとは思うが、振動を膣の中のアナル側の肉癖に強く当てられる。
アナルから一瞬に足りとも気を逸らすことのできない状況で、間接的とはいえ、肛門側に刺激される快感は衝撃だった。
しかも、排泄を我慢しているので、込みあがる愉悦に無防備にならざるを得ず、そのまま昇りつめそうになってしまった。
「ひああっ、だめえ──」
明日香は、ついに真夫の男根から口を離してしまった。
「もう無理かな……。じゃあ、これで許してあげるよ。その代わり、もう少し我慢だ」
真夫が明日香の後頭部を掴んで、強引に明日香の口に男根を入れ直した。
「梓も渚も、ふたりともバイブを最奥まで挿入しろ──。命令だ──」
真夫が怒鳴る。
先端が入っていただけだったバイブが一気に奥まで突っ込まれた。
子宮が激しく揺らされる。
「ああっ、ああああ──」
一瞬にして絶頂感が襲い掛った。
「ああ、だめええ──」
光太郎も悲鳴をあげている。
「締めろ──。出すな──」
真夫が大声をあげる。
なにも考えない。
真夫の言葉だけが頭に響き渡り、アナルの筋肉を反射的に力いっぱいに締めつける。
ただただ、真夫の命令に従う──。
すると、それ以外のすべてが完全に無防備になった。
「んふううっ」
泣くような声が明日香の口から迸っていた。
気がつくと、明日香は真夫に男根を口に咥えさせられたまま絶頂していた。
信じられないくらいの快感の奔流だ。
「あさひ姉ちゃん、渚を解放していい」
「はい、真夫ちゃん。よかったわね、渚ちゃん」
お尻の下にいた渚が、素早く身体を引っ張られていなくなるのがわかった。
すると、口の中に突然に、真夫の精が放出された。
口の中に生臭い香りが拡がる。
だが、不思議にも嫌なものではないと感じる自分に気がつく。
それよりも、嬉しい。
やっと精を口にすることができたことに、安堵と悦びで心が満たされる。
「さすがは、スポーツ特待生だ。絶頂してもお尻を締め続けるなんてすごいね……。さあ、ひかりちゃんも、明日香ちゃんに分けてもらうんだ。口にすれば許してあげるよ」
真夫だ。
「あ、ああっ、ま、前田君、ぼ、ぼくにも──」
必死の口調で、光太郎が明日香に顔を向けてくる。
明日香は口を開いて、まだ舌に乗っていた真夫の精液を光太郎に差し出すように舌を出す。
一緒に苦闘した仲だ。
すでに連帯感のようなものがある。
もちろん、一緒に真夫の精を分かち合わないとと思った。
この精は、明日香だけのものではなく、光太郎との共同の成果なのだ。
「ま、待って──。あたしも許して──。身体をどかさせてください──」
そのとき、いまだに光太郎のお尻の下に顔を入れたままにされているらしい梓が悲痛な声をあげた。
「あんた、まだひかりを絶頂させてないでしょう。諦めて、うんちを浴びなさい」
かおりの意地の悪い言葉が聞こえた。
「ああ、やだああ、早く達してください、金城様──」
梓が叫ぶ。
「んおおおっ、だめええ、出るうう──」
明日香の舌を懸命に舐めて、真夫の精を自分の口に入れていた光太郎が身体を突っ張らせる。
「ほら、梓──。アナル栓だ。栓をしてやれ──。絹香も出番だぞ。明日香ちゃんにも、栓をしてあげるんだ」
真夫がそれぞれになにかを投げたのがわかったが、よく聞こえたなかった。
「はい、真夫さん──。明日香、もう少しだから、頑張って──」
それを受け取った絹香が明日香のお尻側に駆け寄るのがわかった。
次の瞬間、アナルになにかがねじ込まれた。
潤滑油を塗ってあったのか、ほとんど抵抗なく硬くて大きなものが突然に中に入り込む。
内側でその大きなものが拡がるような感覚が襲う。
「ううう、なによ、これ──?」
明日香は呻いた。
苦しいだけじゃない。
アナルに挿入されたものが、内側で微振動をしているのだ。
「アナル栓よ。苦しいだろうけど、漏らさないでは済むわ」
アナル栓──?
お尻を塞いでとりあえず、排泄の危機からは解放したということか?
絹香が明日香を心配するかのように、蹲っている明日香を後ろから抱き締めてきた。
だが、それに反応する余裕はない。
浣腸によって噴火しそうな便意の苦しさは変わらない。
汗が全身から噴き出し、身体は悪寒に見舞われたように震え続ける。
「んぐうっ」
一方で光太郎もまた、アナル栓をされたのか、横で苦悶の声をあげた。
「梓は、まだひかりちゃんから絶頂をさせてないからね。アナル栓をしたから、ひかりちゃんが漏らしてしまうことはなくなった。だから、今度は舌でかおりちゃんを射精させるんだ。ペニスを舐めてね。それ以外の刺激は認めない。ひかるちゃんがペニスから精を出せば、梓もトイレに行っていい……。渚はもういいぞ。トイレは奥の隠し部屋にあるから、行っておいで」
真夫が言った。
渚が真夫に感謝の言葉を口にして、奥に駆けていく。隠し部屋というのは、昨夜ひと晩、恵たちに苛められた、本棚の後ろのSMルームのことのようだ。
「ああ、金城様、お願いします──。そろそろ、あたしもお腹が苦しいです──」
「うわっ」
真夫の言葉で光太郎のお尻の下から出ることを許された梓が、起きあがって光太郎の身体を押し倒した。
その股間に梓が顔を密着させ、その光太郎が苦悶の声をあげる。
「さて、じゃあ、明日香ちゃんは、トイレに向かう前に儀式だ──。俺の奴婢になるね──」
真夫が明日香の前ですかに胡坐で座り直す。
いつの間にかズボンも下着も脱いでいて、下半身にはなにも身に着けていない。
次いで、立膝の明日香の身体を抱き寄せて、真夫の腰の上に明日香の腰を引きあげた。
腰を掴んで抱きあげるような感じで、天井を向いている真夫の怒張の上に腰をおろされる。
「ひあっ、ああっ、ああああ──」
すると、明日香の果唇が真夫の怒張の先端に当たり、次いで、ずぶずぶと真夫の股間に打ち沈められていった。