103話 掲示板の前で
【前期中間試験(第3学年)】
第一位 一組 西園寺絹香(S)
第二位 二組 金城光太郎(S)
第三位 一組 坂本 真夫(S)
第四位 五組 加賀 豊 (S)
第五位 …… (A)
【前期中間試験(第2学年)】
……
【前期中間試験(第1学年)】
第一位 四組 立花 柚子(A)
…… …… (A)
第三位 十組 松野 梓 (C)
…… …… (B)
第五位 十組 松野 渚 (C)
教場棟の玄関に表示された掲示板に生徒の人だかりができている。
午前中の授業が終わった昼休みだ。
真夫は、従者生徒ということになっているかおりちゃんとともに、昼食を食べるために、食堂のある厚生棟に向かおうとしたのだが、たまたまそれを見つけたのだ。
多分、百人くらいは掲示板の前に集まっている感じだが、掲示板そのものは高い場所にあるので後ろからでも支障はない。
「中間試験の順位?」
中間試験があったのは先週のことであり、ほとんどの課目について、採点の終わったテスト用紙が戻ってきていたから、そこそこの成績だとは予想はしていたが、まさか学年で三位に入っているとは思わなかった。
真夫もちょっと驚きだ。
「うわっ、あんた、三位に入っているじゃないのよ。編入前は工業高校だったのよねえ。こんなこと言ったら、お仕置きされるかもしれないけど、施設出身だから勉強はできないと思ってたわ。三位って、どういうことよ。あんたの取柄って、女扱いだけじゃないのね」
かおりちゃんが感嘆半分、揶揄い半分の口調で言った。もっとも、声はちゃんと抑えていて、周囲には聞こえないよう配慮している。
真夫は苦笑した。
「頭は悪くはなかったよ。昔から記憶力はよかったしね。覚えるのに苦労したことはなかったね」
真夫は言った。
前の高校でも成績は当然のように一番だった。養護施設出身だといっても、特別視せずに親しくしてくれる者ばかりだった。だからこそ、痴漢をしたことになって、手のひらを返したように、施設出身だから犯罪を犯すのだと蔑まれたのはつらかった。
いまとなっては、もうどうでもいいことではあるが……。
「くうう──。羨ましいわねえ。だけど、三傑の一角を喰っての三位なんて凄いじゃないのよ。もちろん大学に行くのよねえ? だけど、前の学校って、就職組が半分以上の学校よねえ。どうして、最初から進学校にしなかったの?」
この学園に入る前のことはあまり話さないので、真夫の女たちの中で知っているのは、玲子さんとあさひ姉ちゃんくらいなのだが、どうやら、かおりちゃんは知っていたみたいだ。
「うーん、なぜって言われてもねえ。まあ、一番の理由は、寮があったことかな。それにとりあえず就職するつもりだったんだ。いずれ、大学に行くことは考えていたけど、二、三年は働いてお金を貯めてからというのが現実的かなあと思ってたね。まあ、だけど、そのときは、実際には目の前のことをこなすのが精一杯で、最終的には大学は行かなかったかもしれないな」
「ふーん、だったら、わたしのしたことも、ちょっとは価値があったかもしれないわね。あんたがこの学園に来れたのも、わたしのちょっとした失敗が切っ掛けだったんだし」
「ちょっとした失敗ねえ……」
真夫は笑った。
このかおりちゃんが真夫に痴漢の冤罪かけたのは、約二か月前のことだ。それが切っ掛けで、真夫はその工業高校を退学になり、寮を追い出されて住む場所を失った。
だが、偶然に再会したあさひ姉ちゃんのアパートに行くことになり、さらに玲子さんと会って、この学園で生活することになり、いまでは、真夫が国際的な大財閥の総裁である魔王こと豊藤龍蔵の息子であることがわかって、後継者となるための試しを受けることになるまでになった。
凄まじいほどの人生の変化だが、確かに、かおりちゃんが切っ掛けといえないこともない。
まあ、あのときは、手酷く復讐してやろうと思っていたが、なぜか、男女の仲になり、こうやって軽口を交わす仲にまでなった。
これもまた、面白いものだ。
もっとも、それはかおりちゃんの性格によるものなのだろうが……。
「だけど、あの加賀は口惜しがっているでしょうね。この前はあんたに絡んできたけど、あいつ三傑から外れたことなんてなかったのよ。でも、これで序列変更ね。いい気味だわ。そして、やったわね。本当にすごいわよ」
かおりちゃんは満面の笑みを浮かべて、本当に嬉しそうだ。
こんなに喜んでくれるのは、かおりちゃんがいまや、真夫のことを心の底から身内のように思ってくれているからだということはわかる。
真夫は、本当にありがたいと思う。
「でも、そういえば、そういうかおりちゃんの成績って、どのくらいなの? 五傑に入ってないみたいだけど」
一学年から三学年の中で掲示板に名前が出るのは五位までだ。
六位よりも下なのはわかっているけど、そういえば、勉強はできるのだろうか?
「それは、多分……。いや、そんなのいいじゃないのよ」
「そうか?」
真夫はかおりちゃんを自分の前に立たせると、何食わぬ顔をして、かおりちゃんのスカートをまくって、お尻を撫でる。
今日は、ノーパンの日だ。
SS研の女部員の全員に、下着を禁止している。
真夫は、スカートの中のかおりちゃんの生尻を撫でまわしてから、アナルに指で触れる。
「くっ、だ、だめ……。み、見られる……」
かおりちゃんが顔を俯かせて、短いスカートの中の内腿をぎゅっと閉じる。
構わずに、真夫は後ろから指を伸ばして股間から出ていた蜜をすくいとって指先にまぶさせる。
このかおりちゃんを奴婢にしてから、そろそろ一か月半がすぎる。そのあいだ、毎日のように掻痒剤入りの媚薬を塗り、淫具や怒張で甘美な責めを与え続けている。
もともと、淫乱の素質もあったのだと思うが、いまや、なにをしなくても、いつでも、かおりちゃんは股間を濡らしているくらいの淫女になった。だから、かおりちゃんの股間はいつでも蜜がいっぱいなのである。今日など、下着なしでは、蜜がスカートの裾から外に垂れ出ないようにするのが大変だったに違いない。
とにかく、それを潤滑油にして、おちょぼ口のような肉穴に人差し指をこじ入れる。
「んんっ」
かおりちゃんが慌てたように、手で口を押さえる。
最初に会って以来、定期的にアナル調教を続けていて、いまや、アナルはかおりちゃんの大きな性感帯のひとつだ。
いや、もしかしたら、いまは一番の性感帯かもしれない。
真夫はかおりちゃんのお尻の中の感じる場所を指の腹で執拗に刺激してあげる、
かおりちゃんの顔が真っ赤になる、短めのC級生徒の制服のスカートから出ている太腿が小刻みに震えだした。
制服用の革靴を履いている足ももじもじと動き出す。
「……お、お願いよ……。ここでは……」
かおりちゃんが後ろを向いて必死に哀願の視線を送ってくる。
「さあ、どうしようかな。ここで達してもらおうかな。声を我慢するんだよ」
「む、無理よ……。あ、あんたの指は気持ちよすぎるのよ……」
「じゃあ、練習だ」
真夫は、アナルだけでなく、スカートの前からも手を入れて、クリトリスをこすってやった。
ここまでしても、周りにばれないのは、操心術を周囲に飛ばしているからだ。集団に対する操心というのも最近は慣れてきた。
面白いものであり、人間の心というのはひとりひとりは、ばらばらなはずなのに、集団でなにかをしているときには、共通の感情や心理が勝手に同調するのである。
たとえば、いまはほとんどの生徒が周囲の生徒ではなく、掲示板の中間試験の上位五人の名前に注目している。
それを周りの生徒だけの心に接触して、目の前の関心事を掲示板に向けてやる。それを十人ほどにすると、あとは勝手にそれがさらにほかの生徒の心にも増幅して侵食していくのである。
いまはそういう状況だ。
特に真夫たちに注視しない限り、周囲の視線はこっちには向かない。
だが、それを知らないかおりちゃんは、スカートを前から片手で隠して、もう一方の手で懸命に口を押さえて声を我慢している。
「んんんんっ」
そして、身体を小さく震わせて達してしまった。
身体がよろけて倒れそうになるのを、すでにスカートから抜いている両手で支えてやる。
「案外ばれないものだろ?」
真夫は耳元でささやいた。
「はあ、はあ、はあ……。ば、ばか……」
かおりちゃんがまだ真っ赤な顔で、恨めしそうに真夫を睨んできた。
そのとき、真夫たちのところに近づく人影に気がついた。
「真夫さん、三傑入りおめでとうございます」
「おめでとうございます」
「……おめでとうございます」
現れたのは、絹香と双子侍女の
「おめでとうって……。絹香の方が上じゃないか。それと、梓と渚もすごいな。全学年の中で、C級で上位五人に入っているのはふたりだけじゃないか。さすがだね」
真夫は言った。
「たまたま、運がよかったんです」
「……は、はい、たまたまです」
梓と渚がはにかんだように応じる。
「いえ、誇りなさい。さすがは西園寺家の侍女です。そして、謙遜よりも自信を持ちなさい。それが当たり前だと思うのです。そうすれば、自然とそれに相応しい力が自分に定着するのです」
絹香が横から口を出す。
「そうだな。だけど、俺のことはともかく、ふたりは従者生徒として仕事をしながらの五傑だしな。なにかご褒美をあげたいな。まあ、俺のできることの範囲にはなるけど」
真夫は言った。
「ご褒美ですか?」
「ええ?」
梓も渚も戸惑っている。
「仕事をしながらってなによ……。渚はともかく、梓なんて、従者といっても、このところ調子に乗って、わたしや絹香にちょっかいを出してばかりじゃないのよ。そんなもの不要よ」
かおりちゃんだ。
いつの間にか回復したようだ。ただ、股間から垂れた蜜が内腿を伝って、足首まで達している。
それに気がついた真夫はほくそ笑んだ。
「へえ、そんなこと言うんですね、かおりさん……。じゃあ、覚悟しておいてくださいね。とても愉しい調教を考えておきますから。絹香お嬢様と一緒にうんと恥ずかしいことをしてもらいますね」
梓だ。
真夫は苦笑した。
女たちの中で、マゾ気よりも嗜虐癖が強いのが梓なので、真夫は時折、この梓に仲間になった女の子を責めさせたりするのだ。
だから、なんとなく、最近では、この梓がSM遊びのときの真夫の助手のような立場になっているのだ。
「な、なんで、あんたに、そんなこと言われないといけないのよ──」
かおりちゃんが真っ赤になる、
横で絹香も顔をひきつらせた。
「真夫様がお命じになるからです。そうだ、真夫様、ご褒美はこのかおりさんと絹香お嬢様を一日自由にする権利が欲しいです。渚とふたりで」
「あ、あたしはいいです」
渚は激しく首を横に振っている。
「なんで、あんたなのよ──。わたしが奴婢になったのは、こいつであって、あんたじゃないのよ。そもそも、あんたも奴婢でしょう──」
「か、かおりさん、声が大きい……」
絹香が慌てて、かおりちゃんをたしなめた。
「わかった。いいだろう。次の休みにでもな。だけど、対象はかおりちゃんだけだ。たっぷりと悪戯するといい」
真夫は笑って言った。
「な、なんでよ──?」
かおりちゃんが声をあげる。
「仕方ないだろう。どうやら、ここにいる者の中で、掲示板に名前が掲載されなかったのはかおりちゃんだけだ。その代わりに次の試験で順位が上がれば、かおりちゃんの望みもきいてやる。梓に仕返しをすればいい」
真夫は言った。
「な、なに言ってんのよ──。あっ、だったら、明日香にしなさいよ。わたしはこれでも、序列は三分の一以上には入っているわ。明日香こそ、下から数えた方が早いくらいのはずよ──」
「明日香さんはスポーツ特待生じゃないですか。連続全国大会出場の期待のエースですよ。しっかりと結果を残されてます。なにも結果がないのは、確かにかおりさんだけです」
「くうう……。言い返せない──」
かおりちゃんが口惜しそうな顔になった。
みんなで思わず一斉に笑ってしまった。
「じゃあ、そういうことだね……。ところで、さすがは絹香だね。一位というのはすごいじゃないか……。だけど、順位には点数は出てないけど、一位というのはどのくらいの点数なんだ? 次は俺も絹香を目標にしようかな」
真夫は笑った。
半分以上は冗談のつもりだったが、絹香が引き締まった表情になる。
また、掲示板には、順位はあるけど点数はないのだ。だから、何気なく訊ねてみた。
「真夫さんに勉強まで負けてしまっては、わたしの立つ瀬がありません。真夫さんにすべてが劣ってしまっては、将来お支えはできませんし……。それと、文系、理系などのクラスごとに課目が異なるので、順位を決めるのは総合得点ではなく、得点率だと聞いています。ちなみに、わたしはいまのところ返却してもらった課目はすべて満点です」
「満点? あんた、いつも一番だったけど、そんなに頭よかったの?」
かおりちゃんが唖然としている。
「ええ。でも、わたしの目標は玲子さんですから。まだまだです」
「玲子? だけど、あいつって、司法試験を大学時代に合格したような化け物よ。ほかにも、たくさん資格持っている感じだし」
「だからこそ、もっと努力します。もちろん、真夫さんのお相手もさせていただきます。よろしくお願いします」
絹香が真夫に向かって頭をさげた。
「それこそ、こちらこそだね」
真夫は頭を掻いた。
「集まってるね……。前田君はいないけど、それ以外は勢揃いか」
やって来たのは、ひかりちゃんだ。
もちろん、いまは男子学生として、男の制服を身に着けている。
そして、このひかりちゃんは、金城光太郎として、この学園では、同じS級生徒の加賀豊とともに、二大人気を誇る学園の双璧でもある。
だから、ひかりちゃんが来たことで、さっき真夫が掛けた操心術の効果が薄まり、ここに注目が集まりだしている。
集団操心術の効果など、その程度のものだ。
そのひかりちゃんが親しそうに声を掛けた真夫にも、注目が集まっている。
それもまた、操心術の能力で周囲の感情に触れることができるようになった真夫にはわかるのだ。
また、先週までずっとこのひかりちゃんについていた金城家の老女侍女はいない。やはり金城家がつけていた見張りの護衛生徒もだ。
玲子さんが金城家の総帥であるひかりちゃんの祖父と話をつけてくれ、ひかりちゃんが真夫の愛人になることを祖父が認めてくれて、玲子さんの申し出に従い、それらの一切の排除を指示したらしいのだ。
おかげで、最近はこのひかりちゃんは、ずっとひとりで動いている。
それについても、ひかりちゃんは喜んでいるみたいだ。
「明日香は、試験結果になんか興味ないのよ。多分、素通りして食堂に行ったと思うわ」
絹香が笑いながら言った。
「そうなの? それにしても、真夫君、みんなが君のことを噂しているよ。編入早々、三傑に喰い込んだことにびっくりしているよ」
ひかりちゃんが真夫に向かって相好を崩した。
「ひかりちゃ……いや、光太郎には負けたけどね」
「いや、ぼくなんか、幼い頃から家庭教師をずっとつけられて教育を受けてきたからね。それなりの成績を修めるれるのは当然だよ。君の方がすごいさ」
「当然ではないとは思うけど、まあいいや……。ありがとう、光太郎」
真夫は応じるとともに、ひかりちゃんのそばに寄る。
すると、周囲がざわめいたのがわかった。
このひかりちゃんに真夫のSS研に入ることを「説得」したのは、先週の土曜日であり、あれから一週間近くが経って、ひかりちゃんは、毎日のようにSS研に顔を出すようになったのだが、真夫と光太郎としてのひかりちゃんの関係を知らない者も多い。
だがら、親密に見える関係が意外なのだろう。
「うん……。ところで、今日の放課後はサロンの日なんだ。部室に顔を出すのは、少し遅くなるね」
ひかりちゃんが言った。
サロンというのは、このひかりちゃんが金城光太郎として、放課後に定期的に開くことにした集まりのことだ。
いわゆる「お茶会」なのだが、もうひとりの双璧の加賀とは違い、金城光太郎として、これまでひかりちゃんは、その手の集まりを主催したことはなかった。
双璧といっても、金城家がそれだけ大きな家だからであって、個人としてのひかりちゃんは、ほとんど他生徒とは関わってはこなかったのだ。
それが、今週に入って、毎週、水曜日と金曜日にサロンを開くと宣言して、金曜日の今日で二回目になる。
SS研のみならず、この学園の文化部は、今月末に「文化部発表会」というイベントがあるので、大わらわだ。
真夫たちも、いつもの「SMごっこ」にばかりにかまけてはおられず、展示予定の『拷問の歴史』展示準備に忙しくしている。
それで、部に顔を出すのが遅くなると伝えにきたようだ。
また、これまで、サロンなど一度もやらなかったひかりちゃんが、突然にサロンを開くようになったのは、実は真夫のためだ。
奴婢になったことで、真夫が豊藤グループの後継者となる試しとして、十人の奴婢を集めなければならないことは、ひかりちゃんにも教えた。
しかも、ただ集めるだけではなく、豊藤の後継者候補に相応しい女を集めろと命令されていることもだ。
すると、ひかりちゃんは、自分もサロンを開いて、そこで数名ずつの女生徒を招き、見込みのある女生徒がいないか噂話だけでも集めてみようと言ってくれたのだ。
それでサロンなのだ。
「ああ、今日は金曜日だったわね……。でも、顔は出すんでしょう。逃げないでよね。明日香も、なんだかんだで、サッカー部の練習を口実にあまり顔出さないし、あんたが来ないと、結局、あたしと絹香ばっかり、展示物のテストをさせられるんだから」
かおりちゃんだ。
「わ、わかっているよ。ちゃんと来るってば……。それに、真夫君に命令されているし……。行かないと辛いし……」
ひかりちゃんが顔を真っ赤にする。
「ああ、プラグね」
「く、口に出さないでよ、白岡さん──」
ひかりちゃんが慌てたようにかおりちゃんの言葉を遮る。
真夫は横で笑ってしまった。
プラグというのは、「アナルプラグ」のことであり、新たに真夫の奴婢になったこのひかりちゃんについては、今週の月曜日からずっとアナル調教を続けているのである。
現段階で、アナルで真夫の男根を受け入れられるのは、あさひ姉ちゃんに玲子さん、かおりちゃんと明日香ちゃんだ。
絹香も双子従者も、このひかりちゃんもまだまだ難しい。
いや、挿入自体はできるだろうが、快感を覚えるには調教が足りないということだ。
ただ、ちょっと面白いと思ったのは、百合仲間だった絹香と明日香ちゃんだが、絹香は股間に淫具を入れたこともなく、ましてやアナルにものを挿入した経験もなかったことに対して、明日香ちゃんについては、淫具によって破瓜済みであり、アナルの経験もあったことだ。
これだけで、絹香と明日香ちゃんが対等の百合の関係ではなく、かなり一方的な関係だったことがわかるというものだ。
それはともかく、このひかりちゃんはアナル調教中だ。
毎朝、通学前に真夫の部屋で浣腸をして排便をさせ、アナルを媚薬で解して柔らかくしてから、アナルプラグを挿入して授業に参加してもらっている。
だんだんと大きなフラグにしていく予定であり、いまは二段階目のプラグを装着させている。
見たところ、かなり慣れてきていて、ぎこちなさもなくなってきたみたいのなので、そろそろ三段階目のもっと太いプラグに移行してもいいかもしれない。
真夫は、ひかりちゃんのズボンの上からプラグを挿入しているお尻を強く揺らした。
「ひゃっ」
ひかりちゃんがその場にしゃがみ込みそうになる。
周囲からは驚きの声があがったが、まあ、この程度なら男同士のじゃれ合いに見えるはずだ。
問題ない。
「ま、真夫君……、い、悪戯は……」
「ごめん、ごめん」
真夫は男の子同士のふざけ合いを装って、かおりちゃんの肩を抱いて、かおりちゃんの耳元に口を近づける。
「……じゃあ、夕方はさらに太いプラグに変えるね。それと、週末はロータも挿入してもらう。覚悟しておいてね……」
小さくささやく。
「あっ……、は、はい……」
ひかりちゃんが真っ赤な顔になって、かすかに首を縦に動かした。
「ところで、あんたのサロンで、なにかいい情報は入った? なんだかんだで、こいつに十人の奴婢を集めてもらわないとならないんだから。わたしたちはこいつに一蓮托生──。残り四人。しかも、こいつに相応しい女限定よ。なにかいい話はあったの?」
かおりちゃんだ。
もちろん、真夫たち以外には聞き取れないくらいの小さな声だ。
すると、ひかりちゃんが頷いた。
「ああ、それなんだけど、もしかしたらと思う女生徒の名は聞いたよ。今日はその子もサロンに呼んでるんだ。あるいは、夕方にはいい話を持ってこれるかもしれない」
「えっ、誰なんです?」
絹香が口を挟む。
「美術部の部員だよ。知っていると思うけど、二年生の
「ええ、あの変人ビッチ女?」
すると、かおりちゃんが嫌な顔をした。