※この作品はR-18です。

淫魔王のいる学園【完結】   作:ドン・ドナシアン

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114話 『魔王と十二人の恋人たち』

「待って、玲子さん」

 

 かおりちゃんに指摘されて、慌てて服を脱ごうとした玲子さんの腕を真夫は掴んだ

 真夫は脚の高いカウンターチェアにもたれるようにしていたのだが、その腕の中にスート姿の玲子さんを迎え入れる。

 全裸の真夫に抱き締められると、玲子さんは、顔が真っ赤になり、とても落ち着かない感じになった。

 なんでもできるスーパーレディの玲子さんだが、真夫の前だけは可愛い女性に変わる。それがいい。

 

 真夫は玲子さんを真夫の腕の中で反転させ、みんなに身体の正面が向くようにする。

 そして、玲子さんのスカートの前側の裾を持って、ゆっくりとたくしあげていく。

 玲子さんのスカートは膝よりも上にスカートの裾があるミニスカートだ。それをまくっていく。

 

「きゃっ」

 

 反射的なものだろう。

 玲子さんは驚いたように、スカートの裾を手で押さえた。

 しかし、すぐにはっとしたように、その手をどける。

 

「申し訳ありません、真夫様」

 

「そうだね。とりあえず手は身体の横にするんだ」

 

「は、はい……」

 

 玲子さんが言われた通りにする。

 真夫はスカートを腰まであげた。

 完全に玲子さんの小さな白い下着が露出した。

 

「スカートを手で持ってくれる、玲子さん。次の命令があるまで、そのままだ」

 

「わ、わかりました」

 

 玲子さんの声は震えている。

 恥ずかしがり屋の玲子さんだから、身内のようなみんなの前だけだとしても、恥ずかしいのだろう。

 下着を露出されて、片側の膝をほんの少し曲げるようにしている。

 真夫を含めて全員が全裸なのだが、服を着ている玲子さんの方が恥ずかしそうな素振りになるのは不自然そうだが、そういうものらしい。

 完全に全裸になると、人はむしろ羞恥が薄れるというのは耳にしたことがある。

 中途半端なのが一番羞恥を誘うのである。

 

「だんだんと奴婢が増えてきて、身内だけのルールのようなものを作ろうということがあってね。七生も仲間になったことだし、折角なので披露しとくよ。俺の奴婢のルールだ」

 

 真夫は言った。

 奴婢のルールとは言ったが、突き詰めれば戯言の範疇だ。

 ただ、少し前に玲子さんやあさひ姉ちゃんと雑談していたときに、養護施設時代に、あさひ姉ちゃんの置き土産で、たくさんの女生徒と真夫がセックスの関係になったとき、そのときも女の子たちの冗談半分だったのだが、実はそんなものがあったと口にしたところ、是非、作ろうという話になったのだ。

 

「ああ、このあいだに言っていた、あれ?」

 

 かおりちゃんが視線を向ける。

 

「ルール?」

 

 ひかりちゃんだ。

 

「えっ、なに?」

 

「奴婢のルールか?」

 

 明日香ちゃんや七生も集まってきた。

 もともと横にいたあさひ姉ちゃんも含めて全員が集まったかたちになる。

 

「そのとおり──。まず、奴婢の下着は白系統の色の薄いものを着用すること。柄は禁止とする。着脱のしにくいものも禁止だ。ただし、これは原則だね」

 

 真夫は玲子さんの下着の上に、すっと指を這わせた。

 玲子さんの下着は白のTバックだ。

 絹の薄い生地のものであり、さすがは玲子さんだ。

 ただ、生地が薄いだけあり、真夫が見ているあいだに、丸い分泌液の染みが生まれてきた。

 そこを撫でる。

 

「はんっ」

 

 玲子さんがびくんと身体を震わせて身体を倒しかけ、慌てたように身体を真っ直ぐにする。

 可愛いものだ。

 

「原則ってなによ」

 

 かおりちゃんが訊ねた。

 

「俺が指定することもあるからね。革の下着とか」

 

 真夫はにやりと笑った。

 革の下着と言えば、真夫は、奴婢になりたてのときには全員にその洗礼を受けさせている。外からの刺激を受け付けないディルド付きの自分では着脱不能の貞操帯機能のあるものだ。

 七生も明後日の月曜日から数日間は、それをはいてもらうことになるだろう。

 

「ああ、あれか……」

 

 ひかりちゃんが顔を真っ赤にする。

 いまはモデルをすることになったので一時的に外したが、実はひかりちゃんは、この一週間はずっと真夫の命令で、革の下着を身に着けさせていた。

 ディルド付きではないが、アナルプラグを挿入して、それが外せないようにするためである。

 今日はもう嵌めないが、明日もアナルプラグを挿入したあとに、それで外れないようにするつもりだ。

 

「それと、ブラジャーはストラップのないものだけとするよ。さらにできるだけ小さいものにすること。色や柄はショーツに準じるものとする」

 

「ストラップレスのハーフカップね。真夫ちゃんはそれが好きだものね」

 

 あさひ姉ちゃんがにこにこと微笑む。

 

「あっ、スポーツをするときや、ほかにも、必要なときには自由にしていいよ。これはあくまでも、私服のときね。明日香ちゃんも、そんな下着じゃあ、サッカーはできないだろう?」

 

「ありがとう……。よかった」

 

 明日香ちゃんがほっとした表情になる。

 

「やらせればいいじゃない。ノーブラでサッカーとか、淫具つけてとかね。真夫はそんなのが好きでしょう」

 

 かおりちゃんだ。

 

「ほう……。確かに、それは面白そうだな。練習のときくらいはいいか」

 

 真夫は応じた。

 

「えっ?」

 

 明日香ちゃんがちょっと顔を引きつらせる。

 その表情を見て、絶対にやろうと思った。

 大事な試合のときや、その前は避けるが、機会を見つけて是非させてみたい。

 淫具をつけたハンデ戦など愉快そうだ。

 だけど、あさひ姉ちゃんが、明日香ちゃんに淫具を装着させても、サッカーだけはまともにこなしたと言っていたから、まったくハンデにはならないのかもしれないが……。

 まあいいか……。

 

「……話を戻すけどストッキングは禁止だ。当然にショーツの上にはくスパッツとかのオーバーパンツもね。とりあえず、思いついたのはこれだけかな。ほかにも、思いついたら付け足していくよ……。じゃあ、玲子さん、服を脱ぐんだ。そして、フェラチオだ。明日香ちゃんが練習をしているんだ。その見本になってやって」

 

「は、はい、すぐに」

 

 玲子さんが真夫から離れて、スーツを脱いでいく。

 真夫は七生を呼んだ。

 

「なんだ?」

 

「新しく奴婢になる儀式だよ」

 

 真夫はあさひ姉ちゃんに指示して、奴婢の全員に装着させている銀のチョーカーと両手首の腕輪を持ってきてもらった。

 七生の首と両手首に嵌めていく。

 両手首にするときには、前手の縄の拘束を外した。

 その代わりに、電磁ロックを使って、両手首が離れないようにする。

 

「ああ、これはみんながしているやつだな。ちょっと気になっていたんだ。わたしももらえるのだな」

 

 七生が接合した両手首で首のチョーカーに触りながら言った。

 拘束具なのだが、なぜか嬉しそうに見えるのは、真夫の気のせいではないのだろう。 

 

「一度嵌めれば、一生外れない枷だ。覚悟するんだね」

 

「ありがとう」

 

 なぜか七生は、お礼を口にした。

 

「あのう、真夫様、さっきの奴婢のルールに関連して、皆さまにわたしから伝えることがあるのですが、よろしいですか?」

 

 玲子さんだ。

 すでに全裸になり終わっていて、手で胸と股間を隠すようにしている。

 

「もしかして、この前に相談があった内容のこと? ありがたいけど、俺のお金じゃないのが申し訳なくてね」

 

 玲子さんがなにを説明しようとしているのかを真夫は悟った。

 ある提案だ。いや、提案というよりは、決定事項という感じだったが、玲子さんから提示されたときに、真夫が困惑する内容だった。

 拒否する理由もないので、応諾はしたが……。

 

「いえ、真夫様のお金です。龍蔵様より、真夫様の私産として預けられたものです。一時的にわたしが管理をしておりますが、すべて真夫様のものです」

 

「なによ、玲子? もしかして、わたしたちに、お小遣いでもくれるの?」

 

 かおりちゃんが茶々を入れるような物言いをした。

 

「その通りです。ですが名目は小遣いではありません。真夫様の奴婢として自分を磨くためのお金です。皆様のひとりひとり全員に口座を開きました。とりあえず、一千万ずつ入れました。カードは後程、お渡しします」

 

「一千万──?」

 

 あさひ姉ちゃんが驚きで裏返ったような声を出す。

 

「使い方に制限はかけません。ただ、このお金は真夫様の奴婢として、女を、あるいは、人間を磨くためのお金です。その範疇であれば、どういう使い方をしても構いません。使えば補填しますし、常に一千万はあると思ってください。不足すれば、真夫様と相談のうえ、さらに追加します」」

 

「なによ、それ? 自分を磨くためのお金ってなによ?」

 

 かおりちゃんが怪訝そうな顔になった。

 ほかの女たちは困惑した感じだ。

 

「なんでもです。さっきの下着にしても、全部を買い直す必要のある方もいるでしょう。白岡家も、金城家も資産家ですが、それらは真夫様の奴婢としてのお金ですので、こっちを使ってください。エステ、ヘアサロン、ジム、マッサージなんでもです。習い事、書籍代、音楽鑑賞、映画鑑賞、芸術鑑賞など真夫様に相応しい女性になる努力のためにも、これを使っていただきます」

 

「まあ、そういうことらしい。出所は俺じゃなくて、豊藤財閥だ。でも、自由に使えるお金があるのは悪いことじゃないと思うから、そういうことにするね」

 

 真夫は付け足した。

 

「さっきも申しましたが、真夫様の個人財産です」

 

 玲子さんが言った。

 

「あのう、豊藤って?」

 

 七生だ。

 

「こいつは、あの豊藤財閥の総帥の後継者なのよ。跡取りなの」

 

 かおりちゃんが言った。

 

「それは、すごいことなのか?」

 

 七生はますます怪訝そうな顔になる。

 

「後で説明するわよ──。あんた、豊藤財閥を知らないの?」

 

「興味のないことには疎いんだ。申し訳ない、先輩」

 

 近現代史でも出てくる財閥名なので、真夫ですら名称くらいは知っていたが、七生は知らないみたいだ。

 

「ともかく、お金がすべてではありませんが、お金は大抵のことを解決できます。例えば、七生さん──。あなたの作品は、おそらく、国内よりも海外を舞台にした方が早々に評価されると思います。真に実力があれば、むしろ海外の方が適正な評価を受けやすいのです。そのためには基盤となる経費が必要ですが、それは解決します」

 

 玲子さんが七生に向かって言った。

 

「わたしの作品のことか?」

 

「そうです……。だから、しばらくは、海外のコンクールを舞台にしましょう。そして、海外で有名画家として名をあげ、それにより国内の評価を獲得するというのが妥当だと思います。お金はそのために使ってください。さっきも申しましたが、使った分はすぐに補填します」

 

「わたしはわたしのために描いているだけだ。他人の評価というものはあまりこだわってない。コンテストで賞をもらうことも多いが、それは、好きで描いた作品に見合う条件のコンテストに応募するだけで、賞を狙っているわけではない」

 

「いえ、狙ってもらいます。あなたが超一流の画家になることが、真夫様の力にもなります。真夫様は将来、大きな立場になります。わたしたちは全員でそれを支えるのです。そのための投資資金なのです」

 

「へえ、つまりは、金はいくら使ってもいいから、こいつを支えることのできるだけの一流の能力を身につけろということ?」

 

 かおりちゃんが言った。

 ふと見ると、その顔は苦笑気味だ。

 

「一流の女というのは喩えです。でも、真夫様を癒して差しあげるためには、女として外見を保つのにも、努力しなければならないでしょう。自分にストレスがあれば美しさも保てません。でも、お金があれば、解決できます。ほとんどのことはですが」

 

「参ったな……。じゃあ、俺も頑張らないとね……。さて、この話はここまでにしようか……。玲子さん、さっき言ったとおり、奉仕してもらおうかな。玲子さんに慰めて欲しいんだ」

 

 真夫は自分の股間を玲子さんに向ける。

 さっきまでの毅然とした雰囲気から一変して、玲子さんが情熱的な表情になり、真夫の前に跪くと、うっとりとした目で真夫の男根の先に口づけをした。

 

「おっ、奴婢の大先輩の見本よ。明日香、ちゃんと見てなさい」

 

 かおりちゃんが明日香ちゃんに言った。

 

「う、うん……」

 

 明日香ちゃんが食い入るように真夫の腰に顔を近づけてくる。

 真夫は、玲子さんの奉仕を受けながら、なんだか見世物のようになった気持ちになり、ちょっと笑ってしまった。

 

「いいね──。すごくエロいよ。そのままでいい──。だから、下絵を描かせてくれ」

 

 一方で、七生は創作意欲に火がついたらしく、股縄の喰い込んだ腰を少し引き気味にして、嬉々とした表情でキャンバスの前に戻っていった。

 

 


 

 

【10年後……】

 

〈雑誌『アート・ノートブック』インタヴュー記事より〉

 

 

天才表現家「世良七生」

 

 

 高校在学中に「欧州国際美術コンクール」において、史上最年少で大賞を受賞し、翌年に「ロンドン・インターナショナル・アート・コンペティション」に入賞するなど、十代にして世界的なコレクターの注目する画家となった世良七生。

 その後、海外を主体とした数々の美術コンクールで受賞して油絵と水彩の両方のジャンルにおいて画家としての名声を確固なものにしたが、美大時代に「日本水墨画協会展」で大賞を受賞して、彼女の多彩な才能で世間を驚かせた。

 現在では、世界各国で絵画作品を中心とした個展を開くとともに、ゲームキャラクターのデザインや各種媒体に対するイラストレーターなどにも活動を拡げている天才表現家である。

 二十七歳となった今年においても、彼女の活躍は留まるところを知らず、今年度の「日本芸術展」で彼女の『魔王と十二人の恋人』が洋画部門の内閣総理大臣賞を受賞するなど、まだまだ彼女は飛躍を続けている。

 日芸展における受賞を受けた今回のインタヴューにおいては、彼女の描く作品テーマや芸術性についてだけではなく、これまで謎に包まれていた私生活の一端まで触れてもらっている。

 

 

──まずは、「日芸展」の内閣総理大臣賞、おめでとうございます。

 

世良「ありがとうございます」

 

 

──受賞作品である『魔王と十二人の恋人』についてですが、先生のこれまでの作品は、少女の裸画が中心でした。多彩な表現者として知られておられる先生ですが、一方で、テーマとするのは少女という印象があったのですが、本作では初めて男性が中心として描かれています。それについては、なにか変化のようなものがあったのでしょうか?

 

世良「これまでも別段、表現を少女と限定したつもりはなかったよ。ただ、わたしは注文を受けて描くのではなく、そのときに最も描きたいものを作品として残すという活動をしてきたため、いつもわたし自身をテーマとして描いていた。結果として、作品になった構図内には女性が中心にいることが多かった。それだけのことだ」

 

 

──先生がライフワークとして描かれ続けている「少女シリーズ」は、自画像を描き続けているものとして有名ですからね。言い換えれば、先生はこれまで女性というよりは、自分自身をずっと描いてこられてきた。しかし、今回は初めて男性が描かれておられますね。これは表現者としての先生の変化と受けとめてしてよろしいでしょうか?

 

世良「わたしは特に表現方法にこだわったことはないよ。さっきも言ったけど、テーマについても描きたいものを描いただけのことだ。ただ、今回の作品は、わたしの人生の転機ともなった出遭いを描いている。ずっと描きたいと思っていたが、やっと満足のできる表現に辿り着いた。だから、公募に応じたんだ。この作品だけは特別なんだ」

 

 

──特別と言いますと?

 

世良「わたしの一部だ。ああ、そういう意味では、わたしが描くものは常に同じかもしれない。わたしはずっとわたしを描いているのだな。少女シリーズとか呼ばれると、くすぐったい気もするが。もう二十七歳だし」

 

 

──先生はまだ十分に若くて美しいですよ。少女といってもおかしくはありません。では、本作品に登場している中心の男性の魔王とその周りの女神たちもまた、先生自身ということでしょうか?

 

世良「この作品そのものには、わたしは登場してない。だが、わたしという人間そのものに同じ一心同体の人たちだ。特別な人たちだ。家族以上のね。だから、自画像と一緒だということだ」

 

 

──では、作品に登場しているひとりの男性と十一人の女性は、実際に存在する方をモデルにしているのですか?

 

世良「その通りだね。大切な人たちだ。わたしを含めて、十三人の家族だ。いまは少し増えたけどね(笑)」

 

 

──後で伺うつもりだったのですが、作品名は『魔王と十二人の恋人』とありますが、描かれているのは十一人の女神です。もしかして、足りないひとりが先生自身ということですか?

 

世良「それもその通りだね。わたしはあの絵を描いているわたし自身になる。だから、わたしは描かれずに、十一人の女しか描いてないが、作品には十二人の女がいるのだ。ひとりの男性を中心にしてね。(愉しそうに笑う)」

 

 

──なるほど。では、そのご家族について質問してよろしいですか。差支えがあれば質問は撤回いたしますが。

 

世良「問題はないよ。答えられないことが多いかもしれないけどね」

 

 

──ありがとうございます。では、率直にお伺いしますが、この作品に登場している魔王の男性は、先生のお腹の中のお子様と関係がある方ですが?

(世良先生は、独身女性であるが妊娠中である。インタヴュー当時は妊娠五か月ということだった。ただし、父親となる男性については、一切世間には知られていない。プライベート事項ではあるが、特に隠すことでもないと先生自身の許可があったので付記する。)

 

世良「そうだね。この子の父親だよ。わたしの番になったからね。だから、この絵が間に合ってよかった。この子にも見せたいしね」

 

 

──あのう……。わたしの番とは?

 

世良「そのままの意味だよ。一度に子を作れば子育ても大変だ。みんなで協力できるとはいえ、一度にはふたり程度が適当だろう。話し合いの結果だ」

 

 

──申し訳ありません。みんなで子育てを協力というのは……。

 

世良「十二人で一緒に育てる。わたしが産むが母親は十二人だ。いや、もしかして、喋りすぎたかもしれない。いつもそれで叱られる。この話はこれで終わりにしよう」

 

 

──わかりました。申し訳ありませんでした。では話を変えますが、先生にとってアートとはなんでしょう?

 

世良「美しさ……。美しさの向こうにある剥き出しの欲望だ」

 

 

──先生の作品群は女性の美を追求していると言われますね。そして、非常に官能的とも評価されてます。

 

世良「剥き出しの欲望を突き詰めればエロスだ。美を追求すれば、そこに辿りつく。少なくともわたしにとってはね」

 

 

──エロスですか? もう少し詳しく教えていただけませんか。

 

世良「わたしは言葉による表現はしない。だから、詳しくと言われると、作品を見てくれとしか言えない」

 

 

──わかりました。では、次の質問です。先生にとって……。

 

(以下略)

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