「んぐっ、あぐ、んんん……」
柚子はうつ伏せの格好で台を抱くように拘束されている身体をよじらせた。
背後からかおりによって、痒みにただれるアナルの中の粘膜を擦りあげられ、さらに、前からは玲子から舌で口の中を擦られ、これまでとは次元の違う快感が拡がり始めたのだ。
口の中とアナルを同時に刺激され、鋭い痺れのような疼きが全身を駆け巡っていく。
「んはっ、はあっ、ああっ、んはあ……」
次第に身体の震えがとまらなくなり、下腹部の奥がずんと熱くなる。
そして、口付けをされ続けているので、息も苦しい。
だが、その息苦しさもまた、心地いい。
頭が朦朧として、全身が溶けていくみたいになる。
「ああっ、あくうっ、ああ、あああ……。な、なにこれ……。き、気持ちいいです……。ああっ、あっ」
身体の身悶えがとまらない。
柚子はあまりにも強い衝撃にただただ、背中をのけ反らせて喘いだ。
「いい感じだね。玲子さんも、かおりちゃんももういいよ……。お待ちかねのアナルセックスだ。それとも、許して欲しいかい?」
真夫が玲子とかおりに声をかけて、ふたりを離れさせた。
淫具がアナルから抜かれる。
たちまちにお尻の痒みが復活して、柚子に襲い掛かってきた。
「……ああっ、痒いです。真夫先輩、痒い──」
「そうだろうね。でも、まだ罰の続きだから、簡単には犯してあげられないな。柚子ちゃんがひかりちゃんにやったことを真剣に謝ってもらわないと」
かおりたちが柚子から離れ、入れ替わるように柚子の後ろに再び回ってきた。
すると、すっと指をアナルに挿入してきた。
かおりによって十分に解されたアナルは、まったく抵抗なく真夫の指を受け入れてしまった。
ただ、それはともかく、ぬるりぬるりと粘膜を指がなぞる感触がアナルの中に拡がっていく。
まさかとは思うが、クリームのようなものを改めて塗り足している?
真夫の手つきはそんな感じなのだ。
「あっ、ああっ、な、なにをされてるんですか──。も、もうなにかを塗るのはお許しを……。ああっ……」
「心配しなくても、朝に塗ったのと同じ掻痒剤だよ。精液で中和される前に重ね塗りされれば、さらに痒くなる。それでいて、俺の指やちんぽが痒くなることはない。媚薬責めに適して開発してもらったものでね」
真夫が指で潤滑油のようなものを柚子のアナルに入れ込む仕草をしながら笑った。
愕然とした。
やっぱりだ──。
柚子は必死で腰を揺すって声を震わせた。
「も、もう許して──。謝ります──。後でどんなこともしますから、もうお許しを──。どうか、お尻を犯してください。助けて──」
「どんなことでもするんだね? ひかりちゃんに罰を受けるね?」
「は、はい、約束します──。で、ですので、どうか、柚子のお尻を犯してください、真夫先輩」
柚子は必死で言った。
「わかった。その言葉を忘れないようにね。じゃあ、なぶってあげよう」
すると、真夫の指が抜かれ、次いで、触れるか触れないかくらいの柔らかな刺激のものがアナルの入口をすっすっと撫ぜ始めた。
「ひゃあああっ、な、なになに? んひいいいっ」
まるで電流でも流されたような衝撃に感じて、柚子は拘束されている身体を限界まで反り返らせた。
これはおそらく筆だ──。
真夫は、指を抜いたアナルを犯すのではなく、今度は筆責めを始めたのだと悟った。
「ああ、だめえっ、あああっ、あひいっ、そ、そんなんじゃなく──。お、お、犯してください──。犯して──。あひいいっ」
柚子は唯一自由である首から上を振り乱して、全身から生汗を噴き出させた。
朝から媚薬責め受けている身体には、筆の繊細な刺激などではとてもじゃないが癒しにはならず、焦燥感と渇望感をあおりたてる拷問でしかない。
痒くて堪らないアナルを犯してもらうことで、やっと苦悶から解放できると思っていただけに、ここで改めて始まって焦らし責めに、柚子は声を上ずらせて哀訴を繰り返す。
そして、かおりによる淫具責めで束の間紛れていたアナルの痒みが、真夫の筆責めにより、これまで以上の掻痒感として襲い掛かる。
「痒いいいっ、痒いいです──。も、もう犯して──。お尻の穴を犯してください──」
狂うような痒みに柚子は絶叫した。
そのあいだも真夫は繰り返し、柚子のアナルを筆で撫で繰り返す。
「まあ、そう言うな。筆だけでなく、こんなものも準備してるんだ……。玲子さん」
真夫が筆を柚子の顔側にいる玲子に手渡した。
代わりに、小さな棒のようなものが真夫に渡される。
よく見えなかったが、もしかして、耳かき?
はっとしたが、次いで、その耳かきの先でアナルの入口からちょっとだけ奥に入った場所をコリコリと刺激される。
「んひいいっ」
柚子は声をあげてのたうった。
しばらくのあいだ、今度は耳かきの先で刺激を繰り返された。
「相変わらず、えげつないわねえ」
横で見ていたかおりが苦笑するような口調で呟くのが聞こえた。
「真夫様、存分になさって大丈夫です。すでに、この柚子は早退の手続きをしてますから」
玲子だ。
「ありがとう、玲子さん。そうだ。ついでに、明日からクラス替えもしてもらおうかな。いまのクラスはちょっと悪戯しすぎて醜態をさせすぎたし、渚や梓のいる従者クラスがいいんじゃないかな。渚に伝えておけば、授業をモニターで見張ってなくても、効果的に調教ができるし」
「わかりました。そのように手配します」
「うわっ、あの渚と同じクラスに? 気の毒に……」
柚子の上で交換された玲子と真夫の会話に、かおりが言葉とは異なり、少しも気の毒さのこもってない口調で口を挟む。
それはともかく、会話の途中で真夫が耳かきの刺激も終わらせたことで、気が狂う程の痒みが柚子をまたもや襲う。
掻かれれば掻かれるほど掻痒感が増すのだが、それでもそれがなくなれば、さらにお尻の痒みが激増する。
「痒いいいっ。お、お、おかしくなります──。もう、犯して──。なんでもしますから──」
柚子は幾度も叫んだ言葉を繰り返すしかなかった。
「まあ、さすがにこれ以上は可哀想か」
すると、真夫が柚子の尻たぶを左右の手で掴んだのがわかった。
そして、男根がアナルに押し当てられる。
「ああっ、ああっ」
ずぶずぶと真夫の怒張が柚子のアナルの粘膜を擦り拡げながら刺し貫いてくる。
想像していた痛みなどない。
あるのは快感だけだった。
焦らしに焦らされ、狂うような痒みに苛まれているアナルを固い男根で抉られる。
すでに身も心もそれを待ち望んでいた。
それは柚子が想像もしなかったような破壊的な愉悦だった。
「ああっ、ぎ、ぎもじいいいい──」
柚子は声を絞りあげていた。
掻痒感が消滅していき、アナルが溶けるような快感の衝撃が駆け抜ける。
快美観が脳天を突き抜け、視界が白くなる。
「あああああっ」
柚子はそのまままで昇り詰めてしまった。
「なんだかんだで、優しいわねえ……。処女のままアナルを犯して、気をさせるほどによがらせるんだから。よく考えれば、とんだご褒美よねえ」
かおりの声だが、すぐそばで話しているのに、どこか遠くの声に聞こえる。
とにかく、柚子は拘束されている身体を限界までのけぞらせて、しばらくのあいだ身体を硬直させた。
「ああっ」
そして、がっくりと身体の下の台に突っ伏した。
「まだ力を抜くのは早いぞ」
真夫の男根が根元までアナルに突き挿さり、次いで今度は抜かれだす。
さらなる快感が襲い掛かる。
「ああっ、いやああっ、もういったのお──。先輩、もういきましたあ──」
柚子は狼狽えて叫んだ。
絶頂感が抜けていき、そこに爆発するような喜悦が一瞬にして込みあがったのだ。
そのあまりの凄まじさに、一瞬柚子は恐ろしささえ覚えてしまった。
「そうか。じゃあ、やめるか?」
すると、真夫が突然にアナルの中で怒張を動かすのをやめた。
途端に痒みが復活する。
お尻の奥から火で炙られているような熱さが柚子を疼かせる。
「や、やっぱりだめえ──。痒いです──」
これはおかしくなる──。
意識してしまうと、痒みも疼きもどんどん増幅されてしまう。
絶頂をして開放感を味わったのに、耐えがたい痒みがさらなる刺激を求めてしまう。
柚子はもうどうしていいかわからなかった。
「これが時子婆ちゃんの開発した掻痒剤責めの味だよ。痒みのために、いってもいっても、いき足りなさが発生する。これが俺が射精するまで続く……。そうやって、俺の奴婢になっていく……」
「奴婢じゃなくて、こいつはペット枠じゃなかったの?」
かおりだ。
「そうだったか」
真夫の律動が再開される。
快感の大津波が押し寄せる。
「んはあああっ、あああっ」
激しい快感に柚子はなにも考えられなくなる。
犯されているのはアナルだけど、疼きは股間や子宮にも襲っている。いや、むしろ、そっちの方がびりびりと熱く疼く──。
「もっと尻に力を入れるんだ。締めつけてみろ」
真夫が柚子のアナルを律動しながら言った。
「は、はいいいっ」
柚子は何も考えずに、懸命にお尻の穴に力を入れる。
「ああっ、気持ちいいよ」
真夫がさらに腰を振りたてた。
「はああっ、あああっ、あああっ」
柚子は顎を突きあげて再び絶頂した。
がくんがくんと大きく身体を揺らす。
「じゃあ、これでSS研の入部を正式に認めてやろう」
真夫が呻くような口調になって言った。
次の瞬間、柚子のアナルの中で真夫が精を吐き出したのがわかった。
「ああっ、ひゃあああ──」
柚子は悲鳴をあげた。
真夫が精を放つとともに、あんなに激しかった掻痒感が一瞬にしてかき消えたのだ。
それは気が遠くなるような快感だった。
絶頂したばかりの柚子の快感に、掻痒感が消滅することで生み出された快感が重ねられる。
「ひいいいっ」
柚子は唾液を噴き出させながら、身体をとび跳ねるように弾ませる。
絶頂の痙攣が駆け抜ける。
真夫がおもむろに男根を抜いていったのがわかった。
ぐったりと脱力した柚子の拘束をかおりと玲子が解いていく。
だが、床に突っ伏した柚子は、すぐに、真夫によって縄で後手縛りに両腕を緊縛されてしまった。それだけでなく、両脚をそれぞれに曲げた状態で縛られて、今度は床に仰向けにひっくり返された。
柚子は真夫たちの見下ろす真ん中で、M字に開脚した状態で天井を向けるかたちになる。
「じゃあ、今度はいよいよ、破瓜といこうか。でも、その前にこっちにも媚薬責めといこうかな……。ところで、かおりちゃん、よろしく」
真夫がまだ剥き出しのままの股間をかおりに向けた。
すると、かおりが「はーい」と間延びした返事とともに、真夫の股間を口で含んで舐め始めた。
それはともかく、いま、なんと言った?
また、媚薬責め──?
柚子は愕然とした。
そのとき、どこかの扉が開いて誰かが入ってきたような気配がした。
柚子ははっとして顔をそっちに向ける。
「やっと僕の出番だね……。さあ、お仕置きの時間だよ。昨日はよくもやってくれたね」
新たに現れたのは男子制服姿のひかりだった。
そのひかりは、手に歯磨き粉チューブのようなものを持っている。
「あ、あのう……き、金城様、き、昨日は申し訳ありませでした……。そ、その……」
「ああ、謝るのはいいよ。とりあえず、痒み責めといこうか。次はクリトリスとヴァギナに塗ってあげるよ。そして、放課後まで放置かな。謝罪はその後に受けるとするよ」
柚子の横にしゃがみ込んだひかりがチューブから出した粘性物を柚子の股間に塗り始める。
「ひああああっ」
柚子は悲鳴をあげた。
まだまだ、お仕置きは終わらないみたいだ──。