作者が満足したら話を進めます(笑)。
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147話 調教の開始
朦朧としていた意識が溶けだすように、だんだんと視界が戻ってくる。
まず、視線の先に浮かびあがったのは、広い部屋の真ん中で椅子に座っているひとりの少年と、その脚元に蹲っている少女だ。
一瞬、状況がわからなかったが、だんだんと記憶が繋がってきて愕然となる。
そうだ──。
確か、SS研の部長をしている坂本真夫という男子生徒から、犯罪まがいの理不尽な性的いじめを受けていた一年生の女生徒の立花柚子を救出しようとして、柚子を伴なってSS研に乗り込んだのだった。
だが、交渉を始める暇もなく、その柚子からスタンガンを打たれ、さらに首になにかの薬剤を注射されてしまい、意識を失わせられてしまったのだった。
そして、はっとした。
少し離れた視界の先で椅子に座っているのは、その坂本真夫だった。制服姿であり、背もたれに身体を預けるようにして大きく脚を拡げて座っている。その足元に蹲っているのは、立花柚子だった。
唖然とすることに、柚子は上半身しか制服を着ておらず、下半身についてはスカートを脱いでいる。彼女は京子に後ろを向けるようにしていて、突き上げている彼女の臀部には、Tバック状の革ベルトが喰い込んでいた。あのいやらしいディルド付きの貞操帯である。しかも、真夫の股間の前に蹲っている柚子は、驚いたことに真夫の股間の顔をつけて性器を口に含んで性奉仕をしている気配だ。
背後からであるが、彼女の苦悶するような息遣いと喘ぎ声混じりの鼻声、そして、ぺちゃぺちゃという淫らな水音でそれがわかったのだ。
さらによく見れば、柚子の首には、首輪がかかっていて、その首輪に繋がった鎖を真夫が片手に握っている。
なんという仕打ちを強要しているのか──。
「な、なにをしているの──」
かっとなった京子は、すぐにそれをやめさせようとふたりに詰め寄ろうとした。
しかし、身体は動かず、四肢が引っ張られて、がちゃんという複数の鎖の音が鳴っただけだった。
京子はそれで、自分が両手を拡げて、二本の鎖で左右の手首を天井から引っ張られて、脇を晒して吊り上げた状態にあることを知った。また、両脚もまた大きく脚を開いて革枷をそれぞれ左右の足首に嵌められており、しかも、革枷から伸びる短い鎖で床の留め具に繋げられていた。
つまり、大の字の格好に部屋の真ん中に拘束されて立たされているということだ。
「うわっ、なんだ、これは──?」
京子は、さらに自分の愕然とするような状況に気がつき、悲鳴のような声をあげてしまった。
身に着けていた上下のジャージは脱がされていて、京子が身に着けているのは、ベージュのブラジャーとショーツだけだったのだ。
脚も素足だ。
脱がされたものは、真夫と柚子のさらに後ろ側の壁際にある籠に置かれている。柚子がはいていたスカートもそこにあるみたいだ。
「やっと気がつきましたね、先生……。ということは、残念ながら、先生が覚醒するまでに、俺から精を搾り取れという命令を達成できなかったということだね。柚子、罰だ。その恰好で全員分のジュースを買ってくるんだ。もう九時半を過ぎたから、ほとんど残留生徒もいなくなったけど、皆無じゃないらしい。見つかるなよ」
真夫が柚子の頭を軽く叩いて、自分の股間から顔を離された。
柚子の身体が横に少し動いて、真夫の股間が露わになる。ねっとりと唾液に濡れた勃起した男性器がそこにあった。
京子は動揺して身体が熱くなるのを感じた。
「な、なんということを──。坂本君、いい加減にしなさい──。そんなことは許されることじゃありません。とにかく、すぐに立花さんを解放しなさい。これは教師としての命令です──」
京子は怒鳴りあげた。
「なに言ってんのよ、先生。こいつは露出好きの変態よ。スカートをはかずに、部屋の外に行ってこいなんて命令は、この変態にとってはご褒美よ。なんせ、自分で全裸になって、深夜の学園を徘徊するようなド変態だものね」
声は女生徒のものだった。
しかも、京子の背後だ。
首を捻って確かめる。
京子のお尻側の壁際に横長のソファーがあり、そこにもうひと女生徒がいた。
柚子と同様の灰色の従者生徒用の制服を身に着けている白岡かおりだ。真夫の従者生徒だ。もっとも、元々のA級生徒であり、あの白岡グループの社長令嬢である。
一瞬、どうしてこんな場所にと思ったが、彼女は坂本真夫の従者生徒であるだけでなく、真夫に逆らえないように脅迫をされているのだということを柚子が話していたことを思い出した。
「し、白岡さん、お願い──。これを外して──。いえ、ここから逃げて、すぐに誰かに連絡を──。坂本君に脅迫されていることは知ってます。でも、あなたを守ることを約束します。あたしを信じて──。すぐに逃げるのです──」
一見したところ、彼女は特段の拘束もされてないようだ。
彼女がここから脱して、誰かに知らせてくれれば、坂本真夫という男子生徒が自分という女教師を理不尽に拘束して監禁したという現行犯だ。
その場で彼を退学に追い込める。
強引だが、それで彼女たちを救うことはできる。脅迫に使っているという彼女たちの破廉恥映像の隠し場所がネックだが、逆らえばすぐにネットに公開する仕掛けになっているということなどはったりに決まっている。
SS研内か、彼の寮を探せば、彼が隠している脅迫用の女生徒の破廉恥映像も見つけられるに違いない。
「はあ? わたしが逃げる? なんのためによ? そもそも、今夜は真夫があんたを調教するっていうんで、喜んで助手に立候補したんだから、どこにも行きはしないわよ」
すると白岡かおりが京子の後ろ側で眉をひそめるのが見えた。
「おう、なんか恨みこもっている感じだなあ」
真夫が笑い声をあげた。
視線を正面の真夫に戻す。
すでに腰の下着とズボンを戻して服装を整えている。また、その横で柚子が上衣のシャツを手で引っ張って腰を隠すような恰好をして立っていた。そして、自分の首の首輪に繋がっている鎖を弛ませないように手で持ってもいる。
さらに、カードのようなものを持たされている。
この学園では、自販機でも売店でも現金は使用せず、使用記録だけをとり、翌月にまとめて保護者に請求する仕組みになっている。従者生徒になった柚子のカードは利用停止扱いになったはずなので、坂本真夫のカードかなにかを渡されたのかもしれない。
「ええ、そうよ。この先生には恨み持っているわ。前に、生理を理由に体育の授業の見学を希望したとき、それを拒否されて、しかも、罰でグラウンドを五周させられたんだから」
白岡かおりだ。
歩いて、前側に回ってきた。
それはともかく、彼女が語ったことがなんのことかわからなかったが、彼女が二年生のときに、そんなことがあったことを思い出した。
「なにを言っているんです──。それはあなたが嘘の申告で体育をさぼろうとしたからでしょう。同じ月に三週続けて生理なんて通用するわけはありません。当然の罰でした」
「うるさい──。そういう融通の利かないところが気に入らないのよ。とにかく、真夫があんたを奴婢にするって聞いて、本当に嬉しかったわ。明日の金曜日は玲子があんたを休暇処置したらしいから、調教予定は週末を含めて四日だそうよ。愉しみね、先生」
その白岡かおりが京子の前に寄ってきて、指でつっと胸の膨らみの谷間付近をくすぐった。
「はんっ」
触られた部分に電撃のような疼きが走り、京子はびくんと身体を跳ねさせてしまった。
なぜだからわからないが、このところ不自然なほどに乳房が敏感になり、まるで性器そのものになってしまったかのように胸で感じてしまうのだ。
いまも、ほんのちょっとした指の刺激だけで、あられもない反応を示してしまった。
女教師である自分が生徒の前で晒した醜態に、京子はかっと羞恥で身体を熱くしてしまう。
「あら、敏感……。随分と面白い身体にしてもらったものね、先生。まあ、この数日、毎晩、胸でオナニーするくらいに気に入ったのは知っているわ。この真夫に感謝することね」
白岡かおりが今度は、両手を伸ばして。ブラジャー越しに両方の乳房を無造作に揉みだした。
大きな衝撃が胸から全身に一気に迸る。
「ひいっ、いやああ──」
快感が次々に駆け抜ける。
自慰以外の性経験のない京子にとって、腰が砕けるほどの性感の刺激というのは生まれて初めての経験だ。
しかも、胸だけでこんなに感じてしまう理由が検討もつかない。
だが、ちょっと白岡かおりの物言いに引っ掛かるものがある。
そんな身体になったことを感謝しろ──?
まるで、前に立つ坂本真夫が裏でなにかを仕掛けたのだと言わんばかりだ。
「胸でオナニーって、隠し撮り記録の中にあった伊達先生の映像ですね。でも、真夫先輩に感謝ってどういう意味ですか? なにかしたんでしょうか?」
柚子が口を挟んできた。
京子と同じ疑念を柚子も抱いたようだ。
「まあね。この先生を罠に嵌めて捕獲したのはよくやったけど、実はしばらく前から、ターゲットになっていたのよね。それで、この真夫がひそかに、こいつの胸をクリトリス並みに敏感にする施術をしたということよ。お前が連れてこなくても、多分、数日中にはやっぱり調教のために連行したでしょうね。だから、今回のことはご褒美の対象じゃないわよ」
かおりが京子の胸から手を離してから、柚子に顔を向ける。
「えええっ──。そんなのないですよ。SS研の危機をあたしの機転で救ったんですよ。絶対にご褒美の対象ですよ。頑張ったんですから。あのまま放っておけば、きっと伊達先生は、警察か教育委員会に通報かなんかしたに決まってます。あたしのお手柄です」
柚子が不満そうに頬を膨らませた。
京子は呆気にとられた。
そもそも、京子が拘束されてしまったのは柚子のスタンガンによる攻撃のせいだが、いまのいままで、それもまた柚子が真夫たちに逆らえない脅迫をされているせいであり、彼女自身として不本意であったことに違いないと思っていた。
しかし、いまの言葉の様子では、そんな感じでもない。
「だ、か、ら──。もともと、見張ってたんだから、あの玲子がそんな隙を見せるわけないでしょう。所詮、玲子や真夫の手の中で泳がせていただけよ。お前がわざわざ罠に嵌めなくても、もともと、罠に嵌っていた状態だったのよ──」
「そんなあ……。頑張ったのに……」
柚子が唇を尖らせた。
すると、立ち上がっていた真夫がふたりの会話を後ろで小さく笑う。
「いや、お手柄だよ、柚子ちゃん。だから、ご褒美の露出遊びだ。その恰好で自販機でジュースを買ってくるんだ。ほら、行ってこい──」
そして、真夫が柚子の腕を掴んで背中に回させてがちゃんと、後ろ手に手錠をかけてしまった。
「あんっ、わ、わかりました……。でも、どうして手を?」
柚子が真夫を振り返って顔を見上げる。
その横顔を見ると、理不尽な羞恥行為の強要だが、満更でもないように柚子が顔を赤くして、欲情したように顔を少し蕩けさせているのがわかった。
そういえば、かおりが柚子は露出好きの変態だと言ったか?
もしかして、それもまた事実──?
だいたい、さっきは罰として、スカート無しのその恰好で部室の外まで買い出しに行けと命令し、今度はご褒美として同じことを命令した。
それを悦んでいるような柚子の反応に、京子は理解ができないでいた。
「カードを持って自販機の前まで行けば、手錠が外れる仕掛けだ。だから見つからないように頑張って行くんだ。スリルあるだろう?」
真夫がズボンのポケットからなにかを出して、片手で操作する。
「ひあんっ、あんっ」
いきなり柚子が後手拘束の膝を折った。
そして、なにかを我慢するように歯を喰いしばるようにしている。
また、股間の淫具を──?
京子は眼を大きく開いてしまう。
「じゃあ、かおりちゃん、任せた。ちょっと遊んであげてくれ」
真夫が手に持っていた操作具をかおりに渡す。
「ふーん。まあ、わかったわ。でも、愉しいところは残しておいてよ。さっきも言ったけど、わたしも、この女教師の調教に参加したいんだから」
「嘘をついて、ズルをしたのはかおりちゃんだろう。とにかく、行っておいで。柚子ちゃんもね。頑張って来い」
真夫が笑う。
「は、はい……。あっ、あんっ……。で、でも、こんなの恥ずかしいです。そ、それに歩けないし」
柚子は身体を屈めて身体を震わせたまま、数歩歩いただけで、また立ちどまってしまった。
「そんなこと言いながら、あんたが喜んでいるのはわかってんのよ。さっさと行くわよ、この変態下級生──」
かおりが柚子が後ろ手で握ったままだった首輪の鎖をとりあげて、ぐいと引っ張って歩き出す。
ふたりが京子の視界の外に移動する。
「ちょ、ちょっと、立花さん──、白岡さん──」
本当にそのまま部室の外に出ていきそうなふたりに、京子は声をあげた。
「あっちは気にしなくていいよ、先生。それよりも、自分のことに集中してもらおうかな」
坂本真夫だ。
気がつくと、ほとんど密着するように京子の正面に立っている。
そして、京子の背中に手を回して、ブラジャーのホックを外して、乳房からずらして乳房を完全に露出させてしまった。
「うわっ、や、やめなさい──。なにをするの──」
京子は反射的に身体を捻った。
だが、真夫が京子の腰の括れに手を回して抱きよせるようにしてきた。
そして、顔を京子の乳房に寄せて、舌を乳首にすっと這わせる。
「ひああっ、や、やめて──。やめなさい──。馬鹿なことは──」
「馬鹿なこと? 馬鹿なことかもしれないけど、先生は最終的に俺に屈することになるんだ。そして、心から悦びとともに、俺の奴婢になることを誓うことになる……」
一度口を離した真夫が再び乳首に舌を這わせる。
乳輪をねっとりを舐めまわし、乳首をぴんと弾かれた。
「ひゃああっ」
得体の知れない衝撃が身体に突き刺さり、一瞬だけ頭が白くなった。
気がつくと、京子は身体をのけ反らせて、身体を小さく震わせてしまっていた。
「軽く達したのかな、先生? 拘束されて動けないのも感じるでしょう? きっとマゾの素質もあるんだろうね。とにかく、一生懸命に抵抗することだよ。さもないと、心の底から奴婢になってしまうからね。もっとも、それでも結局は屈服してしまうことになるんだけどね……。さあ、とにかく、調教の始まりだ」
今度は反対側の乳首を真夫が口に含んできた。
さらに、ショーツの上から股間を指でなぞられる。
「んふうううっ」
京子は身体をがくがくと震わせて、再び大きく身体をのけ反らせてしまった。