「ひあああっ、な、なによおお──。なにを当ててるの──。ひああああっ」
あまりもの快感に、京子は我慢しようという意識を持つことなく、がくがくと身体を痙攣させて悶えた。
「電気あんま器ですよ、先生。通称、“電マ”です。わたしも、最初にこれを当てられたときには悶絶しました。凄いですよねえ」
股間から電気あんま器が離れ、すぐさま乳房に押しつけられた。
京子の大きな乳房が激しく波打つのがわかる。
一気に快感が飛翔する。
「あひいいっ、いやあああっ、ああああっ」
「先生、“いや”はまた減点だ。さっきのと合わせて、減点二十点です」
ちょっと離れていたらしい真夫の声がする。
「ああっ、ああああっ、ひゃああ、ひゃあああ、だめええ、だめええ、いくううつ、いくうううっ」
そして、京子はそのまま呆気なく達してしまった。
「ふふふ、面白いように感じてくれますね、先生……。ねえ、真夫、やっぱり、目隠しを外していい? どんな道具で責められるのか、ちゃんと認識してから引導を渡してあげたいのよ」
かおりが京子の前でくすくすと笑う。
一方で、京子はさっきから続く連続絶頂で、すでに息も絶え絶えになってしまっていた。
「任せるよ」
頭の後ろでガチャンと音がする。
目隠しが外れて、眩しい光で目に入ってきて眼が眩む。
すぐに慣れたが、そのときにはゴーグルのようなものをかおりが横の台に置いているところだった。
そのかおりは片手に電気あんま器を手にしている。電気コードがあり、それは足元の床から出てきているコンセントに繋がっていた。
また、その先端の丸い球体部分には、べっとりと粘性物のようなもので濡れていた。
表面の大量の粘性物は、京子の股間から出た愛液なのだろう。
かっと羞恥で熱くなる。
「先生、このSS研の電マ責めの恐ろしさはこんなものじゃないんですよ。こいつ、えげつないアタッチメントをたくさん準備しているんですから……。わたしたちも洗礼を受けましたけど、例えば、シリコン製のこんなものです」
かおりが先端の丸い球体を外して、奇怪な形をしたアタッチメントに交換して装着する。
それは滑らかな薄い形状で、先が小さな靴ベラのようになっているものだ。全体は「く」の字に曲がっていて、付け根に近い部分は小さな楕円形の球体がある。
また、よく見れば靴ベラ状の先っぽは、たくさんのイボ状の表面になっていた。
「ふふふ、これはかなり効きますよ。Gスポットとクリトリスを同時責めするためのウーマナイザー電マです。保健体育の先生なんすから、Gスポットは知ってますよね。そこをこれで電マ責めします。覚悟はいいですか?」
かおりが先端を交換した電気あんま器を股間に近づけてくる。
もちろん、知識としてはGスポットは知っている。だが、それがどんな衝撃なのかはわからない。
ぞっとしてしまう。
もしかして、最初に真夫に責められたのがGスポットだったか?
「ああ、かおりちゃん、先生のGスポットは俺が把握している。俺がしてあげよう」
すると、真夫がやってきた。
「わかったわ。じゃあ、わたしはこれにしようかな。電マの責めと同時じゃあ、ほとんど効果も薄いかもしれないけど」
かおりが真夫に電気あんま器を渡すとともに、トレイの箱から一本の小筆を取り出した。
それを持って、京子の背後に回っていく。
「そんなことはないよ。ちょっとした催眠術で、お尻の感度もあげている。いまの先生には、おっぱいも、お尻も、なにもかも、全部クリトリスと同じ状態さ」
「わけのわからないことを……。催眠術って……。いつか、あんたの秘密を教えてよね」
かおりが言った。
そして、さっきと同じように背中の中心の筋を撫でおろされる。
今度は指じゃなくて、小筆だ。
「んふううっ」
京子は思い切り身体を前に押し出した。
「そんなに腰を前に出して、淫具責めを受けたいんですか?」
真夫によって突き出した花芯に、電気あんま器の先端の「く」の字の挿入部が挿し入れられる。
「ひああっ」
さすがに腰を引きそうになった。
だが、かおりの操る小筆が背中から尻たぶに届き、肛門の表面をくすぐるってくる。
ずんという強い疼きが全身を貫いた。
「いやああっ」
たまらず前に腰を出す。
だが、それは真夫の持つ淫具に自ら腰を押しつけるも同じことだった。
ぶーんという音とともに振動が開始する。
「ひあああっ、ああああっ、ああああっ」
意味のある言葉など出せない。
さっきとは次元の違う凄まじいほどの快感に、京子は腰を捩じるように揺すってもがき揺する。
しかし、どんなに動いても真夫の持つ淫具はぴたりと京子の股間に吸い付くようにに離れない。
また、後ろからはかおりによって、アナルへのくすぐりだ。
快感の逃げる場所がない。
京子は身体を天井方向に突っ張るようにしてがくがくと痙攣をしつつ、絶頂してしまった。
「後二回ね」
かおりが言った。
しかし、小筆を離してくれない。真夫の淫具もだ。
絶頂している最中に、新しい快感を足されて、京子はわけがわからなくなった。
「あああああっ、んぐうううっ」
二度目の絶頂はすぐだった。
腰をがくがくと震わせて、京子は全身を弓なりにした。
真夫とかおりがそれぞれに責め具を離す。
電気あんま器の振動音が消える。
「残り一回か。先生、もう少し頑張ってはいかが?」
かおりが揶揄うように言った。
京子は歯噛みした。
「覚悟はいいですか、先生?」
真夫が再び電気あんま器のスイッチを入れる。
ブーンという音がまたもや鳴り響く。
「ま、待って──。きゅ、休憩を……」
京子はぞっとして哀願の言葉を口走った。
だが、そのとき、京子は繰り返させられた絶頂の余韻の中に、痺れるような重い違和感が腰の芯に込みあがるのを感じた。
意識すると、それはあっという間に切羽詰まったものになった。
尿意だ──。
紛れもない尿意が込みあがってきたのだ。
「ど、どうして……。こんなに……」
思わず口にしていた。
そういえば、最後におしっこをしたのは、陸上部の放課後の練習が始まる前だったので、それからかなりの時間が経っている。
その時間を考えると、確かに尿意を覚えても不自然ではんあい。
「あれ、どうやら、もよおしてきましたか、先生?」
京子の不自然な仕草に気が付いたのか、真夫が一度動かしていた電気あんま器のスイッチを切る。
「ち、違うわ──」
京子は慌てて拒否した。
「もよおしたって、なに? もしかして、おしっこ? うわっ、それはやばいわね、先生。こいつ、鬼畜だから、絶対、目の前でさせるわよ。まあ、可哀想」
かおりがけらけらと笑った。
「ち、違うって言っているでしょう──」
京子は声をあげた。
「意味のない強がりはしないことです。そもそも、女性の尿道はクリトリスに接しているんです。だから、Gスポットやクリトリスを責められると、どうしても尿意が刺激されるんですよ。じゃあ、次は生理現象とも戦ってくださいね。三回目といきましょう」
真夫が電気あんま器の先の淫具を京子の股間に挿入して、スイッチを入れる。
電気あんま器が唸り声をあげて襲い掛かった。
またもやドリルのような振動がGスポットとクリトリスに襲い掛かる。
「やっぱり、先生はこっちがいいんじゃない?」
かおりの小筆が今度は乳首を襲撃した。
しかも、いつの間にか両手に小筆を持っていて、背中側から左右の乳首を同時にだ。
「ひいあああっ、あああっ、いやあああっ」
逃げられない快感に、京子は身体を揺すりたてて悶え啼いた。
「減点三十だ。五十点になったら、尿意だけでなく、便意とも戦ってもらおうかな?」
真夫が言った。
「あああっ」
だが、真夫の言葉が頭に入ってこない。
それよりも、三度目の絶頂に昇り詰めていく恐怖と、失禁の恐怖のふたつが重なり、京子はただただ首を横に振って啼き悶えることしかできなかった。
「あっ、そう……。じゃあ、わたしは浣腸の準備をしておくわ」
すると、かおりが陽気な口調で離れていく。
浣腸──?
京子は耳を疑った。
しかし、駆けあがる快感が京子の思考力を剥ぎ取っていく。
そして、絶頂感と尿意が京子に襲い掛かる。
もうなにも考えられない。
「いやああ、もうやめてえええっ」
京子は叫んでいた。
すると、まさに絶頂寸前のところで、股間の振動が停止させられる。
一気に京子は脱力した。
「これで減点四十点ですよ。こっちも、いよいよ後がなくなりましたね。じゃあ、先にアナルの準備だけはしておきますか」
真夫が電気あんま器を抜いて、アタッチメント交換した。
今度は丸い小さな球体が繋がっている棒状のものだ。さらにその球体の表面に別に取り出したクリーム状のものを京子の前で塗っていく。
「な、なに?」
京子は懸命に息を整えながら言った。
また、必死に尿意を抑え込む。
「真夫、準備できたわ。とりあえず、百㏄よ」
かおりが戻ってきた。
手に注射器を思わせるものを持っていた。中に液体が入っている。
「そこに置いておいてくれ。じゃあ、かおりちゃんは、さっきの小筆でクリトリスを責めてくれ。俺はアナルをほぐしておくよ」
「わかった」
かおりが小筆を手にする。
また、真夫が背後に回って、かおりのアナルに指を挿入してきた。
指にもなにかを塗っているのか、簡単にお尻の奥側に指は侵入してくる。
「ひんっ」
京子は身体を突っ張らせた。
「しばらくすると、痒みも襲うけど、そっちも我慢できなくなったら、浣腸を求めてくれ。今夜は、浣腸液で痒みが中和される薬剤を使ってるから」
真夫が京子のお尻の中に指のクリームを塗り拡げる動きをしながら言った。
痒み──?
京子は混乱した。
それにしても、お尻の中に指を入れられて、いまはかなり乱暴に動かされているが痛みはない。
それよりも、快感が強い。
京子ははしたない声を出しそうになり、懸命に声を抑える。
「また、痒み責め? あんたも好きねえ」
かおりだ。
「女の尊厳を根こそぎ奪う悪魔の責めだね。陳腐だけど、これほど調教に向く責めはないね。効果抜群だから、多様されて陳腐になる」
「まあ、否定できないけど」
かおりは苦笑している。
そのあいだも、真夫が京子のお尻の中にクリームを足しては繰り返し抽送する。
泣くような強い疼きがそのたびに襲い掛かり、京子は懸命に口をつぐんだ。
いずれにしても、どんどんと追い詰められている……。
それは自覚している。
「いいの、先生? やめてと言わないの? 死ぬような痒みがお尻を襲うわよ。でも、もしも後一回、やめてと言えば、そのときは、多分こいつは、浣腸液を先生に注入すると思うわ。そうするとどうなるか、先生にもわかりますよね?」
前からかおりの小筆が股間に襲ってきた。
「ひあああっ」
京子は我を忘れて、“やめて”と口走りそうになり、必死に声を押し殺した。