「あん、ああ、あんっ、い、いきそう。いきそうです、真夫先輩」
「まだだめだ。俺が準備できるまで待つんだ。いい子で可愛いペットなら、しっかりと“待て”ができるはずぞ」
「そ、そんなこと言われても……。あっ、ああっ、真夫先輩、お、お尻に指を入れるなんて、ひ、卑怯──。そ、そんなことされたら、我慢できるわけ……」
「それを我慢するのが躾だ」
視線の向こうでは、真夫と柚子が床に対面で座って愛し合っている。
真夫が胡坐をかいた膝の上に柚子を乗せ、柚子の腰を持って上下左右に揺さぶるようにして翻弄させているのだ。
そして、真夫が柚子の腰を動かしながら、片手を柚子のお尻に添えて、どうやら指をお尻の中に侵入させた気配である。
「らめええ──」
柚子は真夫の背中にしがみついたまま、小さな身体を弓なりにして全身をがくがくと震わせている。
どうやら達したようだ。
しかし、真夫は構わず、柚子を淡々を犯し続ける。
「ひゃん、ひゃん、また、またいぐのおお──」
絶頂の余韻に浸ることも許されず、柚子がまたもや甲高いよがり声をあげる。
目の前で繰り広げられている光景だ。
童顔でまだ幼さの残っている背の低い柚子なので、高校一年生というよりは、まるで小学校くらいにしか見えない。
その柚子がしっかりと男子高校生の怒張を受け入れ、しかも、淫らによがり狂っている。なんという光景なのだろう。
もはや、目の前のふたりを見る限り、真夫と柚子が合意のもとにある男女の関係にあることは間違いない。
柚子を救出しようとして真夫に手を出そうとしたのは、京子の過ちだったと、改めて認識した。
「あああ……」
もっとも、本来であれば、学園内で堂々と行われている生徒同士の性行為など、風紀を乱す行為として、教師のひとりである京子としては、止め立てしなければならないことであるのは間違いない。
しかし、いまの京子にとっては、そんなことは些末である。
そんなことよりも、身に迫っている苦境と必死に戦わなければならないのだ。
「ふふふ、先生、いよいよ、浣腸液が効いてきたじゃないですか? 顔が蒼くなってきましたよ。よければ、アナル栓をしまず? 少なくとも立ったまま漏らさずには済みますよ」
京子のいまの苦境の元凶である白岡かおりは、横でにやにやと笑っている。
このかおりが、京子の肛門に浣腸液を注ぎ終わったのは、真夫と柚子が愛し合い始めるのと同時だった。
抗いたくても、四肢を拘束されて鎖で大の字に引っ張られている京子には、防ぐ方法もなく、簡単に浣腸器の嘴管をアナルに挿入され、薬液を注ぎこまれてしまった。
おそましい薬液をなんとか拒もうと、懸命に肛門に力を入れるものの、冷たい嘴管を喰い締めることになるばかりで、どうすることもできなかった。
そして、あっという間にかおりが準備した薬液を注ぎ込まれて、いまは五分ほど放置されている状態だ。
「け、結構よ……」
便意は一気にやってきた。
浣腸というものが便意を促すものだという知識はあるが、こんなにも早く、そして激しく便意が呼び起こされるものであるというのは知らなかった。
京子は歯をぎりぎりと噛みしめ、唇を血の気がなくなるほどに引き結んで、下腹部に力を込め続けている。
淫具責めで汗まみれだった裸身は、便意に耐える苦役により、さらに脂汗まみれになり、京子の顎に滴る汗がぼたぼたとしずくになって床に垂れ続けている。
「あ、ああ、く、苦しい……」
知らず、京子は呻き声をあげていた。
便意はどんどんと拡大する。
このままでは、絶頂姿や放尿姿を晒したことなどとは、比べものにはならない最悪の醜態が訪れることは確かだ。
京子は激しくなる便意をちょっとでも紛らわせようと首を横に振った。
「し、白岡さん……、お、お願い……。こ、拘束を解いて……」
京子は幾度目になるのかわからない哀願を再び繰り返した。
「何度も言わせないでください。わたしは、あの真夫の奴婢なんです。奴隷なんです。先生を自由にする権利もなければ、手段も持ってません。ただ、あれの命令のとおりに行動してるだけなんです。文句も哀願も、その真夫にしてください」
「だ、だって、このままじゃあ……」
「だから、せめて、アナル栓をしてあげましょうかと言ってるじゃないですか。まあ、これもあいつの準備したものだから、いやらしい仕掛けがありますけど……」
すると、かおりが例の淫具を集めているトレイの上の台から、フランジのあるゴム製の
そのかおりが独楽の部分を指で押すと、独楽全体がぶるぶると突然に震えだした。
「うわっ」
京子はそれを見て、思わず声をあげてしまった。
「ふふふ、いやらしいでしょう。あの男が時子というお婆ちゃんと一緒に作ったもので、このアナル栓を挿入されて、お尻を締めつけると、振動をする仕掛けになってるんです。それだけでなく、内部に遠隔操作を受け付ける基盤も入っていて、自由自在に振動するだけでなく、電撃も流せるらしいです。わたしも一度、浣腸をしてからこれを装着して授業に出させられましたけど、ほんっとに地獄でした。でも、漏らすよりもいいでしょう?」
かおりがあっけらかんと笑う。
京子は顔が引きつるのを感じた。
「い、いやっ──。そんなものつけないで──」
京子は悲鳴をあげた。
冗談じゃない。
「あっ、そう……。じゃあ、つけたくなったら、言ってね、先生……。ところで、先生って、玲子が集めたこの学園の女生徒たちの隠し映像を見たんですよね?」
すると、不意にかおりが話題を変えた。
それは覚えていた。
学園内のどこかににあるデータバンク内の隠しデータだと言っていたが、京子自身のもあり、それは京子が乳房を自分で揉みながら自慰に耽る破廉恥映像だった。
ほかにも数名の女生徒たちの自慰映像があり、驚愕したものだ。
そういえば、そうだった。
でも、あれは理事長代理のあの立花玲子が?
それを真夫が利用している?
「……この部屋にもあちこちに、高性能の隠しカメラがありますから……。先生を撮影してますよ。脚の間の床にもあります。先生がこのまま粗相をすれば、その衝撃映像がしっかりと顔とともに記録されることになりますよ」
ぎょっとした。
驚いて、真下の床を見る。
「うわっ」
すると、ほんの米粒ほどの大きさが、小さなレンズのようなものが床に埋まっているのがわかった。
まさか、隠しカメラ──?
京子は背に冷たいものを感じた。
そもそも、いまの撮影されているということは、京子の剥き出しの性器をずっととられ続けているということ?
床からのカメラなら顔も同時に映っているだろう。
かっと羞恥が込みあがるとともに、排便姿すら撮影されるかもしれないということに愕然となる。
「そういうわけで、漏らさないように頑張ってください。真夫が戻るまで、もう少し時間がかかりそうなので、気を紛らわせることをしてあげますね」
すると、かおりがアナル栓をトレイの上に戻して、代わりに小筆を手に取る。
そして、背後に回って、京子の尻たぶを筆先でくすぐりだした。
「ひあああっ、なにするのよおお──」
京子は必死に腰を前に出して、筆から逃れようとする。
しかし、かおりは執拗に筆を追いかけさせて、さらにお尻に亀裂に当てて、アナルそのものを刺激していた。
「ひあああっ、やめてええ──」
「ふふふ、先生、文句はあの真夫に言ってね。わたしは従っているだけですから」
かおりは筆責めをやめてくれない。
しばらくのあいだ、京子は排便の恐怖と戦いながら、かおりの操る筆とお尻との追いかけっこを続けた。
「あああ、またいぐううっ、いぐううっ」
一方で真夫と柚子の性愛はいよいよ佳境となり、柚子が何度目かの絶頂の仕草をした。
その柚子を真夫が強く引き寄せたのが見えた。
「よし、いけっ──。ほら、口づけだ」
真夫が柚子の唇に舌を差し込むのが見えた。
柚子はむさぼるように舌を絡ませている。
そして、柚子の震えがさらに大きくなり、彼女の昇天とともに、真夫が小刻みに腰を上下に動かして、少しだけ鼻息を荒くした。
真夫が柚子の中に射精をしたのだろう。
「あれ、やっと終わったようね」
かおりが筆を引く。
京子は脱力した。
「はあ、はあ、はあ……」
しかし、肛門だけは締めつけ続ける。
もう、すでに便意は限界を超えている。
京子は肩で息を続けた。
「お待たせしました、先生。随分とかおりに遊ばれていたみたいですね。じゃあ、そろそろ、俺の奴婢になる決心はつきましたか?」
そして、柚子との性愛を終えた真夫が戻ってきた。
身に着けているのは、ボタンを全部外して上半身の肌を露出しているYシャツだけだ。ズボンと下着は身に着けておらず、まだ勃起したままの男根を露出している。
京子は慌てて目を逸らす。
「じゃあ、先生のお相手をあんたに戻すわね」
かおりが場所を変わるように、真夫と入れ替わって引く。
真夫がかおりに向かって頷いた。
「ああ、ありがとう。じゃあ、あらかじめの打ち合わせのとおりに頼む。そして、もう百㏄の浣腸を作ってくれるか? 薬液はさっきと同じものでいい」
「了解よ……。ほら、柚子──。いつまでも寝てないで手伝いなさい──。まだまだ、夜は長いのよ」
かおりが京子たちと離れながら、真夫との性交で完全に脱力して横たわっている柚子に声を掛けた。
「ふぁあ、ふゃい、かおり……しぇんぱい……」
しかし、柚子はまだ呂律が回ってない感じだ。
だが、かおりに強引に連れていかれていく。
それはともかく、追加の浣腸液──?
まさかとは思うが、もしかして、さらに京子を苦しめるつもりなのか──?
京子は愕然となりかけた。
「ま、待って、坂本君……。お、お願いよ。トイレに……。今度こそ、トイレに連れていって……。い、いえ、連れて行ってください」
京子は哀願した。
とにかく、便意はすでに抜き差しならないものになっている。
このままでは、恥辱の極みをここで晒すことになってしまう。
「ああ、トイレですね。もちろん、トイレには行かせてあげたいと思ってます。でも、先生は覚えていますか? いまは、先生へのマゾ調教の最中だということを?」
「マ、マゾ……調教……。あ、あたしは……認めてない……」
京子は小さく首を横に振る。
「認めるとか認めないとか関係ないんです。先生が拒否しても、無理矢理に調教を受け入れさせられるんです。それがマゾ調教です」
「い、いやよ……。く、工藤さんを呼んで……。彼女が一枚噛んでるんでしょう……? こ、こんなこと……許されない……」
「玲子さんは結構忙しいみたいです。多分、明日には顔を出すと思いますから、そのときに話したいことがあれば、機会も作りましょう。それよりも、いまのことです。先生、トレイに行きたいですか?」
「い、行きたいわ……。も、もう限界なの……。お、お願い……」
「わかりました……。でも、さっきも言いましたが、これは調教ですから、簡単には承諾できません。それを覚えてもらいます。奴婢が頼みごとをするときには、主人である俺の許しが必要です。でも、先生はまだ奴婢ではないので、許しは与えません。そのまま垂れ流してもらいます」
「そ、そんな──。む、無理です──」
京子は血の気が引くのがわかった。
抗議の意思を表したくて、大きく四肢の鎖を揺らして鳴らす。
しかし、身体を激しく動かしたことで、便意がさらに込みあがる。
狼狽えて、下腹部に力を入れ直して、肛門を引き締める。
もうそれ以上の抗いの仕草はできなかった。
すると、突然に両手を高く吊り上げていた天井からの鎖が緩み始めた。
がらがらと音を立てて、両手が緩む。
真夫が京子の首を軽く掴んで、その場に跪かせた。
かなり長く吊り上げられていたことと、散々にいたぶられ続けたことで、京子の身体はすっかりと脱力した状態にあったのだ。
簡単に腰を折ってしまう。
両脚を床の留め具に繋げられたまま、大きく開脚した格好で京子は床に膝をついた。
「ああっ、だめえ」
しかし、それでさらに脚を開いた格好になり、肛門が開いた。
「ひいっ」
慌ててアナルに力を入れる。
そして、手首の鎖の緩みが止まり、京子はやはり両手を大きくあげた格好になった。
「柚子ちゃんの中に入っていた俺の性器です。口で綺麗に掃除して、さらに俺をいい気持ちにしてください。奉仕が十分だと判断したら、トイレの準備をします」
真夫が京子の顔の前に剥き出しの男根を寄せた。
生まれて初めて間近での男の性器だ。
しかも、勃起して、柚子との性愛でまとわりついた体液がべっとりとついている。
「ああっ、いやよ──」
思わず顔をそむける。
「もちろん、まだ奴婢になることを承諾してないので、先生は本物の奴婢ではありません。拒否も自由です。でも、その場合は、先生が受け入れざるを得ない責めをさらに加えます」
真夫が言った。
そのとき、奥に行っていたかおりが柚子とともに戻ってきた。
かおりは、さっきの浣腸器を手にしている。再び液剤を注入してきたのがわかった。
「ああ、ちょうどよかった。いま、先生に逆らえない条件を突きつけていたところだったよ」
真夫がトレイから穴の開いたふたつの細いベルト付きの球体を取り出した。
それを京子の口に押し込んで、ベルトで顔の後ろで固定する。
「んんんぐうっ」
あっという間だった。
京子はいきなり言葉を封じられてしまった。
次いで、真夫がかおりから浣腸器を受け取る。
「じゃあ、後で、もう一度訊ねてあげます。但し、二度目の浣腸を受けてからです。次はいい返事がもらえるのを期待しますね」
真夫が背後にまわる。
浣腸液を追加──?
信じられない言葉に、京子は愕然となった。
「んんぐううっ、んぐううっ」
無理だ──。
京子は必死に首を縦に振る。
いまでのさえ、この苦しみなのに、さらに浣腸を足されたら、どうなってしまうのか恐怖しかない。
奉仕する──。
懸命にそれを伝えようよ思った。
「なにかを訴えたいみたいですけど、二回目の浣腸を受けてからです。でも、これで覚えてください。拒絶には罰があります。逆らうときには、その覚悟を持って、逆らうことですね」
「んぐううっ、んぐっ、んぐうじんっ」
やる──。許して──。
懸命に口の中の球体を通して叫んだ。
「次の服従の機会は、浣腸の後に与えます。ボールギャグを外してね」
片手で京子の腰を押さえた真夫が浣腸器の嘴管をずびりとアナルに突き入れてきた。
「んんんんっ」
京子は呻き声とともに、口の中の球体を砕かんばかりに噛みしめた。