「ま、まさか、おしっこを──。ひどいわ──」
京子は、唖然として言った。
午前中の床の上でのランニングに始まり、苛酷な責めの間、京子は一滴の水ももらえずにいたため、喉はからからだし、正直に焼けつくような乾きに襲われてはいる。
しかし、他人の放尿を飲めなど……。
京子は、自分の顔色が変わるのを感じた。
「ああ、おしっこですか。それは考えなかったけど、それも面白そうです。じゃあ、俺のおしっこを飲ませてあげます」
真夫が京子の唇に、勃起した男根の先端を押しつけてきた。
「うわっ、きゃあ」
京子は顔を横に向けて避ける。
「拒否しますか? 構いませんよ。でも、次に訊ねるのは明日の朝です。そのつもりでいてください、先生。俺の命令に従えないということは、先生の望みも受け入れることはできません」
真夫が腰を引いて離れる素振りを示す。
京子は、歯噛みした。
脅しというのはわかっている。
でも、いまの京子には従うしかない……。
激しく追い詰められているのを感じる。
「先生、教師としてのプライドが痛むのかもしれません……。でも、そんなものは捨ててください。先生にも俺には逆らえないことがわかったはずでしょう……。先生がプライドを捨てたとき、本当の快感を得ることができます」
真夫が言った。
その口調は優しく、諭し堕とすかのような感じだ。
でも、その内容は辛辣だ。
躊躇っている京子に、真夫が嘆息して首を横に振る。
「じゃあ、あさひ姉ちゃん、戻ろうか……。先生、また、明日、同じことを質問します。そのときには、いい返事を聞きたいですね」
真夫が恵さんに声を掛けた。
「はい、真夫ちゃん」
恵さんも引きあげる動きをする。
京子は恐怖した。
もう痒みは限界を越している。
あと数瞬だって耐えられない。
観念して、口を開く。
「ま、待って……。い、いえ、待ってください……。の、飲みます──。おしっこを飲みます……」
京子は、肩で息をしながら言った。
朝まで放置など耐えられるわけがない。
そして、放置された挙句、もう一度、同じことを訊ねられれば、京子は嬉々として、飲尿でもなんでも受け入れるに違いない。
だったら、いま受け入れても同じだ……。
「いや、お願いするんですよ、先生……。それが先生への罰です」
真夫が静かに言った。
ああ、逆らえない……。
この瞬間、京子はこの男子生徒には絶対に逆らえないのだというなにかを感じた。それは理屈ではない。
本能に刻まれた感じだった。
「の、飲ましてください……。お願いします」
もう躊躇いはない。
口を大きく開く。
そこに真夫がいまだに勃起している男根を突っ込んできた。
だが、随分と長い勃起力だ……。
京子は、この真夫以外と男性経験があるわけではないが、男というものは射精をすれば、一度落ち着くものではないのか?
女とは違うはずだ。
でも、真夫は明日香と愛し合ったあと、ずっと股間を固くしたままである。
そうえいば、昨日も京子の中に幾度精を放っても、平気そうにしていたし、今日一日だけでも、玲子を嗜虐しながら、玲子、明日香と愛し合ったりしている。
丸で、ハーレム王のように大勢の女を相手にしているようだが、それだけ絶倫でもあるということか?
「んあっ」
口の中に生温かいゆばりが注がれてきた。
「んおっ、んごっ、んぐぐ──」
たちまちに口の中に、真夫のおしっこが溢れかえる。
慌てて飲み下していく。
そして、乾きに乾いた身体に与えられた水分はたとえ、尿であってもおいしかった。
京子は流れ込んでくるおしっこを、喉を鳴らして一心に嚥下していく。
やがて、真夫の男根の先から出るおしっこがなくなる。
でも、まだ飲み足りない──。
京子は最後のひと雫までむさぼるように、真夫の男根の先を吸った。
「ははは、先生、なにか吹っ切れましたか? 申し訳ありませんが、おしっこはもう出ません……。あさひ姉ちゃん」
真夫が腰を引いて、京子の口から性器を抜き、恵さんに言葉をかけた。
「先生、普通の飲み物です。薄めのスポーツ飲料ですよ。どうぞ……」
恵さんが京子の口につけたのは、ペットボトルほどの大きさの水筒だった。
あっという間に、水筒が空になる。
すぐに、恵さんが次の水筒を出してきた。
それを半分ほど飲んだところで、やっと喉の渇きがなくなった。
「はあ、はあ、はあ……。もう十分です……。ありがとうございます」
京子は水筒から口を離して言った。
「そうです、先生。素直になることです。次はなにが欲しいですか?」
真夫が男根を誇示するかのように、剥き出しの男根をかざしている。
それにしても、さっきも思ったが、どうして、いまだに勃起しているのだ?
なぜ……。
「ほら、先生、真夫ちゃんはエッチだから、先生が追い詰められて絶望感に浸る姿に興奮しているんですよ。おねだりするんです。きっと真夫ちゃんは、先生をいい気持ちにしてくれます」
恵さんが京子の横に屈みこんできて、耳元でささやく。
それとともに、すっと開脚している京子の内腿に手を這わせた。
「ひゃん──、ああっ」
京子は激しく身体をのたうたせた。
痒い──。
本当に狂ってしまう──。
この痒みを消すには、真夫たちの言う通りに、真夫に精を注いでもらうしかないのだろう。
昨日のアナル責めでも、京子は発散しても発散しても、消滅せずに痒みを与える媚薬の効果にのたうち回ったのを覚えている。
その発狂するほどの痒みが真夫に精を注がれた瞬間に消滅する、あの天にも昇るような快感も……。
「先生、これ以上、痒みを我慢すると、本当に気が狂ってしまいますよ」
真夫が京子を前から抱きすくめた。
そして、激しく息をする京子の唇に触れんばかりに、唇を近づける。
「くっ、ああ……」
京子は最後の気力を振り絞って、真夫の口から顔を背ける。
だが、痒い……。
必死に開脚されている腰を前後左右に振る。しかし、そんなものは、痒みを癒すために、なんの役にも立たない。
「……プライドを捨てるんです、先生……」
「うう……、わかりました……。どうにでもしてください……」
京子はがくりと項垂れる。
「それじゃあ、だめですね。さっきと同じです。して欲しいことをはっきりと口にするんです。さもないと、いつまでもそのままですよ」
「ああ……。犯して……。もう犯してください……。お、お願いです……」
京子はついに言った。
「よくできました、先生……」
真夫が口づけをして、舌を京子の口の中に差し入れてくる。
もう抵抗の気持ちはない。
京子はそれに応じるように、蹂躙してきた真夫の舌に自分の舌を絡ませる。
「んああっ、んんっ」
気持ちいい……。
わからない……。
口づけがこんなにも感じる理由がわからなかった。
しかし、京子がすべてを諦める気持ちになったとき、一気に快感が襲い掛かった気がした。
しかし、身体が溶けていくような感覚に襲われ、京子はしばらくのあいだ、むさぼるように真夫との口づけを愉しんだ。
その瞬間だけは、発狂しそうな掻痒感を束の間忘れることができた。
「……さあ、お尻を後ろに突き出して……」
真夫が一度、京子の身体を離して、後ろに回っていく。
それとともに、両手を吊り上げている鎖が緩んで、余裕ができた。
京子は、真夫の言われるがまま、上体を倒してお尻を後ろの突き出すような恰好になる。
「あっ、ああっ」
京子はぶるりと身体を震わせて喘いだ。
真夫が京子のお尻の下側から男根を滑り込ませて、股間の中心に先端を押しあてたのだ。
「入れてというんです、先生」
真夫が先端を押しあてたまま耳元でささやく。
本来なら、拒絶しなければならない──。
それはわかっている。
夕べも犯されたが、それはあくまでも凌辱だった。
だが、強要されたものだとはいえ、自ら求めて哀願するなど……。
でも、京子は欲しかった。
痒みに狂っているというのもあるが、なによりも、全身が期待と欲情の炎に炙られているかのようなのだ。
身体を震わせるほどの疼きを癒すふどに凌辱して欲しい──。
「い、入れてください──」
「わかりました──」
押し当てられている怒張の尖端に力が加わってきた。
くる──。
京子は目を閉じた。
「ああっ、ふあああっ」
股間に真夫の男根がめり込んだ。
京子は、それだけで戦慄するほどの快感を覚えて、京子はぶるりと身体を大きく痙攣させる。
「ひああっ」
そして、真夫の手が京子の左右の乳房を掴む。
無残なほどに、乳房が真夫によって揉みしだかれる。
「ひゃわんっ」
激しい愉悦に京子は奇声を発してしまった。
しかし、それもすぐに終わる。
真夫は胸と抱いたまま、なぜかじっとしている。
それに、怒張の挿入しただけだ。
律動を開始してくれない。
「ああ、どうして──」
ほとんど無意識に京子は、熱にうなされたような甘え声を発してしまった。
すると、胸に置いていた真夫の手がすっと動く。
「くああっ、あんっ、ふああっ」
身体に衝撃が走り、京子は上気して汗みどろの裸身を大きくくねらせた。
だが、またしても、それで終わりだ。
愛撫は終わり、挿入されたままの男根はぴくりとも動いてくれない。
知らず、京子は膣でぎゅうぎゅうと真夫の男根を締めあげてしまう。
「ああっ、焦らさないでください──。坂本君、もう焦らしちゃいや──」
京子は首を横に振って哀願した。
「欲しいですか、先生? 欲しいときにはどうするんでしたっけ?」
真夫が怒張の尖端でぐりぐりと子宮を擦りあげる。
その動きでただれたように痒い膣の中が強く擦られた。
「ひあああっ、あああっ」
それだけで昇り詰めそうになる。
だが、真夫の怒張はそれ以上動いてくれないので、たまらない焦燥感が襲い掛かってくる。
もう我慢できない──。
「ああ、だめえっ、動いて──。動いてください──」
ついに京子は自ら腰を前後に動かして、真夫の怒張で股間を擦った。
ところが、真夫はすっと男根を引き、京子の股間から外に出そういう仕草を示した。
「ひあああっ、抜かないで──。抜いてはいけません──」
京子は狂乱して叫んだ。