真夫はあさひ姉ちゃんや玲子さんと同じように完全な素裸になった。
ふたりの女たちが争うように、真夫から服を脱がせたのだ。
真夫は、緊張した感じの玲子さんに、真夫に近づくように促した。
すると、あさひ姉ちゃんが、寝台の隅に移動しながら、握り拳を身体の前で両手で作って、真夫にぐいと示した。
「じゃあ、真夫ちゃん、頑張ってね」
真夫は思わず苦笑してしまった。
まるで、これから真夫がスポーツでもやるような応援の仕草だったからだ。
しかし、真夫はいまから玲子さんを抱くのだ。
つまり、あさひ姉ちゃんは、真夫がほかの女を抱くところを見物することになることになる。
だが、あさひ姉ちゃんはちっとも嫌じゃないようだ。
真夫は、玲子さんと一緒に寝台にあがった。
そのときには、さっき準備した縄束を持っている。
「玲子さん、俺に背を向けて両手を後ろに回して下さい」
「は、はい、真夫様……」
真夫がそう言うと、すぐに玲子さんは、手を後ろに回して、腰の括れのところで水平にした。
その玲子さんに真夫は、高後手縛りという緊縛をすることにした。
真夫は玲子さんの両手を掴み、下側から二重にした縄を通して両手首に巻き付けた。まずはここで縄を留める。しかし、この手首の縄はあまり強くしてはならない。
強く縛ることで、玲子さんを苦しめたいなら別だが……。
次いで縄尻を左腕に回して乳房の上を通し、右腕の上から戻って、手首に巻いている縄に下から戻す……。
大丈夫だ……。
ちゃんと、縄道は手が覚えている……。
施設にいた頃には、あさひ姉ちゃんや、あさひ姉ちゃんを継いだ女の子を相手に、こういう緊縛法を何度も何度も練習させてもらったものだが、いまは久しぶりだ。
だが、しっかりと手が覚えてくれていることがわかった。
まったく迷うことなく、正確に縄を玲子さんの裸身に施していけている。
手首に戻した縄を今度は左手首に巻いている縄の下を通して戻した。
反対側も同じようにして、やはり、縄を手首の縄に戻す。
そして、最後に縄留めをする前に、一度ぐいと絞った。
「んっ」
そのとき、玲子さんは強く鼻息を吐いた。
「痛いですか、玲子さん? そのときは言ってください」
真夫は声をかけた。
「い、いえ……、だ、大丈夫です……。も、もっと、乱暴にしてもいいというか……。むしろ、気持ちよくて……。あ、あの……お上手なんですね……」
玲子さんが甘い息を吐きながら言った。
「真夫ちゃんは、エッチなことは、なんでもすごいんです。すごく上手なんです」
すかさず寝台の隅からあさひ姉ちゃんが、嬉しそうに口を挟んだ。
真夫は苦笑するしかなかった。
どうも、あさひ姉ちゃんは、真夫に対する奇妙な思い込みのようなものがあるみたいだが、真夫が女の人に本格的な縄掛けをするなんて久しぶりだ。
確かに、中学校の頃には縄をかけさせてくれる女の子が周りにいたから、繰り返し練習させてもらったりしたが、自己流であり、そんなに熟練の腕というわけでもないし、そもそも、二年ぶりなのだ。
ただ、不安を表に出すと、その真夫に身体を委ねる玲子さんが困惑するだろうから、懸命に平然とした態度を装っているだけだ。
次に真夫は、さらに一束の縄を手に取ると、手首に巻き付けている縄に結んでから、首の横を通して乳房の上下を挟んでいる横縄を割るようにし、玲子さんの乳房を縄で強調して、反対の首の横を通して縄尻を手首の縄に戻した。
胸は少し圧迫する程度に強く……。
だが、首は絶対に締めつけない。
縄が緩まない程度でいい……。
ひとつひとつ思い出しながら、最後に縄道を整理してから、しっかりと結び留め、余長分を整えた。
完成だ……。
ほっとした。
どうやら、ちゃんとできた。
真夫は改めて玲子さんを見た。
未熟な真夫の縄掛けで痛がったり、苦しがったりしていないかどうか確かめるためだ。
だが、玲子さんはなんだか顔を赤くして、ぼうっとしているように見えた。
いずれにしても、苦しがっているような感じではない。
「さあ、愉しみましょう、玲子さん」
真夫は、真夫に対して背を向けていた態勢の玲子さんをぐいと引っ張り、真夫の胡坐の上に横抱きに抱っこするような感じにして乗せた。
「わっ、あっ、なっ……」
すると、玲子さんは、見ていて面白いくらいに、身体を真っ赤にして狼狽えた感じになった。
この
真夫は左手で緊縛した玲子さんの身体をしっかりと抱きながら、右手を玲子さんのそそりたつ乳房の膨らみの裾から、すすっと乳首に向かってなぞりあげる。
「ううっ」
玲子さんは、まるで電流でもあびたように、胸元をぶるりと弾ませた。
すぐに今度は、同じ手を玲子さんの太腿に乗せ、股間の頂に向かって下から撫であげる。
「ふうううんっ」
玲子さんは真夫の手の動く方向に向かって腰をぐいと浮きあがらせた。
「やっぱり、感じやすいんですね、玲子さん」
真夫はくすくすと笑った。
ちょっと触っただけだが、玲子さんの股間はすでにびっくりするくらいに濡れていた。
「ち、違うんです……。い、いえ……。そ、それは、感じやすいかもしれないけど……。で、でも、変です……。ま、真夫様の手はやっぱりおかしいです……。そ、それに、こんな風に抱っこしながら、触るなんて……」
玲子さんは顔を真っ赤にして、狼狽した口調で言った。
「手がおかしい?」
「そ、そうです。また、さっきみたいに、びりびりって……」
玲子さんは一生懸命に言った。
真夫は笑うしかない……。
あさひ姉ちゃんといい、玲子さんといい、真夫の指に特別なものがあるとかいうけど、それがなにかわからない。
とにかく、真夫はただ、真夫が触りたい部分に普通に愛撫をしているだけだ。
まあいいや……。
真夫は、あさひ姉ちゃんに部屋の棚からアイマスクを持って来てもらうように頼んだ。
部屋の壁に並べられているSMグッズのある棚の一画に、さまざまなタイプの目隠しがあったことを覚えていたのだ。
あさひ姉ちゃんは、すぐに立ちあがって、駆けるように棚に寄っていく。
戻ってきたときには、黒い革のアイマスクを持ってきた。
「ありがとう」
真夫は、そのアイマスクを玲子さんの顔に装着して視界を塞いでしまう。
「ひっ」
玲子さんはそれだけで、もう追い詰められたような声をあげた。
「玲子さんのことをいろいろと教えてください。どこが感じるのか……。どんなことをされると、いやらしい気持ちになるのか……。どんな可愛い声で泣くのか……」
真夫は玲子さんの顔を自分の口元に寄せて、耳の中と縁にすっと舌を動かした。
「うはっ、んふうっ」
玲子さんは、大きな呻き声とともに、身をよじらせた。
その激しい仕草に真夫は思わず微笑んでしまった。
「耳が敏感なんですね」
真夫は言った。
「……そ、そうなんでしょうか……。ひいっ」
玲子さんの弱点のひとつが耳であることはわかったので、抱いている側の指で今度は反対側から耳の穴をくすぐった。
意表を突かれたのか、玲子さんが、感極まったような声をあげた。
それにしても反応がいちいち大げさで面白い。
真夫はしばらく、手を思うままに玲子さんの裸身に這わせた。
手を首筋から肩……。
そうかと思えば二の腕……。
上半身を責めたかと思えば、一転して膝の裏を撫で、びくりと反応したところで、再び乳房の裾を指で円を描いてなぞる……。
延々と続ける……。
ねちっこく……。
飽きるほどに……。
玲子さんの反応のひとつひとつを確かめるように……。
しばらくすると、玲子さんの息が驚くほどに荒くなった。
だが、真夫は玲子さんへの微妙な愛撫をやめなかった。
「はあ、はっ、ああっ、こ、こんな……こんな優しい手……ず、狡い……。こんなの……はああっ……」
真夫は指で玲子さんの白い肌を掃くようにほんのかすかな刺激だけを与え続ける。
玲子さんは、やがて真夫に抱かれながら小刻みな震えのようなものが止まらなくなってきたようだ。
声も大きくなる。
真夫は続けた。
また、続けているうちに、どこか玲子さんの強い性感帯なのかもわかってくる。
それが判明したら、そこを徹底的に刺激を繰り返した。
ただし、そこを集中的に責めるわけじゃない。
ほかの部分に指を這わせておいて、玲子さんの構えがほかに向いたと思った頃に、そこに戻って責め立てるのだ。
何度も繰り返す。
執拗に……。
玲子さんの反応がだんだんと大きなものになるとともに、喘ぎ声が嬌声そのものになった。
「ああ、こ、こんなに優しく責めるなんて……。く、苦しいです……。く、苦しいのに……き、気持ちいい……。ああ、ま、真夫様、こんなの優しすぎます……。も、もっと苦しめていいです──」
玲子さんが悶え泣くような声で訳の分からないことを叫んだ。
だが、まだ真夫は、玲子さんをもっと責めたい。
しばらくは、このままいたぶるつもりだ。
それに、いまのところ、真夫はあえて、玲子さんの乳房そのものや股間には直接には触れていない。
さっと当てるだけで逃げるか、その周辺を執拗に刺激を加えているだけだ。
それが切ないような悶えを玲子さんに与えているのかもしれないが、まだまだ愛撫は序の口部分だ。
しばらくすると、玲子さんは、真夫の指が近くを這うたびに、胸を押し付けてきたり、股間をぐっとせり出したりするようになった。
ほとんど無意識の動きだろうが、本当にそんな玲子さんは艶めかしくていやらしい。
また、玲子さんの股間からは、すでにおびただしい愛液が漏れ出ている。
真夫は、そろそろ頃合いだと判断して、すっかりと尖り切っている玲子さんの片側の乳首を指でぎゅっと押した。
「あはああっ」
玲子さんは大きく上体を波打たせて、露わな声を放った。
真夫はしばらくのあいだ、縄で強調している玲子さんの豊かな胸を丹念になぞりあげ続けた。
玲子さんの反応はまずます大きくなる。
次に真夫は手を太腿に移動させた。
「ううっ、はああっ」
玲子さんが目隠しをしている顔を左右に激しく振った。
しかし、真夫は性急には責めない。
もちろん、すぐに玲子さんの股間にすでに猛り切っている怒張を埋めたいという気持ちはあるが、それよりも、真夫は玲子さんが気持ちよさそうに、右に左にと真夫の腕の中で身体を悶えさせるのを見るのが愉しかった。
気持ちよさそうに乱れる玲子さんに接するのが愉しい。
玲子さんが快感によがれば、それで真夫は玲子さんを征服しているような気持ちになる。
真夫は玲子さんが悦ぶのを見たかった。
こんな真夫に、これほどに可愛くて綺麗な玲子さんが翻弄してくれて、悦びの声をあげてくれるのがなによりも嬉しい。
それは、自分が気持ちよくなるよりもずっと愉しい。
だから、さらに執拗に真夫は玲子さんを翻弄することに専念した。
そして、真っ赤に熟れたように赤くなっている亀裂や肉芽は避けて、その周りばかりを指で刺激する。
「ま、真夫様……も、もうっ……」
やがて、玲子さんが切羽詰まった声をあげた。
いつの間にか、玲子さんの身体は真っ赤になっていて、全身にかなりの汗をかいている。
「これが欲しいんですか?」
真夫は微笑みながら、玲子さんのもっとも敏感な雛尖をぐっと押した。
「んふうううっ」
玲子さんがいきなり、がくがくと身体を揺すって吠えるような声をあげた。
そして、少しだけだが、股間からまとまった汁の塊がぴゅっと飛び出した。
「ああっ、ま、真夫様……。わ、わたし、もしかしたら、い、いくときに漏らすかもしれません……。そ、そのとき、笑わないでくださいね……」
そのとき、玲子さんが、よがり声とともに、泣きそうな顔で言った。
漏らす?
よくわからなかったが、真夫は大丈夫だと応じた。
「あ、ありがとうございます……。あ、あの、キ、キスしてくれませんか、真夫様……。お、お願いです。こ、こんなに優しくしてくれるなんて……。ああ、お願いです。もう、我慢できません──」
玲子さんが不意に訴えるように叫んだ。
真夫は玲子さんの唇を重ね合わせた。
舌を真夫が玲子さんの口に入れると、玲子さんはすぐに積極的に舌を絡めてくる。
「舌を出してください……。俺が舌を離すまで、舌を引っ込めてはだめですよ」
しばらく舌をむさぼり合ってから、真夫は一度舌を抜いて、玲子さんに言った。
「は、はい」
すぐに玲子さんは舌を思い切り口から出す。
真夫はその舌を口に含んでぺろぺろと舐めた。
「ひゃ……ひゃ……あ……はああ……」
玲子さんが伸ばした舌をしばらく舐める。
すると、玲子さんがまるで酔っ払ったかのような表情になっていった。
そうやって、玲子さんの舌舐めを五分は続けた。
玲子さんの息遣いがだんだんと淫らなものになるのがわかった。
そろそろ、玲子さんも真夫に犯して欲しそうだ。
だが、まだまだ早い……。
真夫は、玲子さんの唇から唇を離すと、乳首を口に含んだ。
「ひゃああ」
玲子さんが大きな悲鳴をあげて、身体を大きく弓なりにした。そして、胸を真夫に突き出すようにする。
真夫は続いて、もうひとつの乳首を口に含んだ。
舌を這わせながら、さっき濡らした側の乳房を優しく揉み始める。
玲子さんは、激しく身体を悶えさせた。
真夫はさっきの舌舐め以上の時間をかけて、玲子さんの乳首を刺激し続けた。
玲子さんは激しかった。
全身を大きくくねらせて、いまにも達するのかと思うほどに反応した。
そのまま執拗に胸を責めれば、玲子さんは真夫の胸責めだけで達しそうな感じだったが、真夫はそれはさせないように気をつけた。
心を研ぎ澄ませて観察していれば、もうすぐ玲子さんが達するというのがわかるのだ。
そのときは、すぐに口を離して、一度胸責めをやめ、反対の乳首に戻るか、あるいはまったく関係のない場所を責めるのだ。
なぜ、そんなに冷静に相手を観察できるのか自分自身でもわからないが、真夫にはわかるとしか表現できない。
あさひ姉ちゃんのことも、玲子さんのことも、真夫には全部わかる。
美人だけど、とても可愛くて、心から真夫を慕ってくれるあさひ姉ちゃん。
とてもエッチだけど、ちょっと臆病で、そして、とても心がきれいなあさひ姉ちゃん……。
そして、玲子さん……。
頭が良くて、すべてに自信を持っていて……。
多分、この人はなんでもひとりできる。
すごく優秀で、絶対に迷わない人だ。
どんな困ったことが目の前にあっても、自分の経験や知識を最大限に発揮して、筋道立てて、自分の向かうべき方向を決めることのできる人だ。
でも、セックスに関しては違う……。
玲子さんは男の人に責められるのが、なによりも弱い女の人のようだ……。
エッチさでいえば、あさひ姉ちゃんの方がずっとエッチだとは思うが、感じやすいという点では、玲子さんがあさひ姉ちゃんよりもずっと淫らな身体をしている。
心ではそうでもないのに、身体はとてもエッチだというのが玲子さんのようだ……。
そして、その心の奥底には、責められれば責めれるほど……苛められれば、苛められるほど淫らになるマゾの心が潜んでいる……。
それが玲子さんだ……。
「ああ、も、もう許して、真夫様……。こ、こんなに優しくされたら、玲子は死んでしまいます。お、お願いですから、もう思い切り、乱暴に扱ってください。もっと、わたしを道具のように扱って──。真夫様が気持ちよくなるように、わたしを使ってください──」
やがて、玲子さんが感極まったように悲鳴をあげた。
真夫はその必死の口調に笑ってしまった。
「わかりました、玲子さん……。じゃあ、そろそろ、俺も玲子さんをもらいます。玲子さんの中に射精したいですから……。でも、その前に俺を気持ちよくしてださい。今度は玲子さんの番ですよ」
真夫は、玲子さんの身体を起こしてうつ伏せの体勢にすると、真夫の股間に顔を埋めさせた。
なにを要求されたかわかるのだろう。
玲子さんが縛られた身体をもじもじと動かしだす。
「は、はい……。ご、ご奉仕します……」
アイマスクをしている玲子さんが舌で探るように、真夫の股間に口を寄せてきた。
真夫の股間はとっくの昔に勃起して、ずっとその状態を保持していたが、その怒張の先端に玲子さんの口がぱくりと被さる。
玲子さんの舌がぺろぺろと真夫の亀頭の亀裂に這いだした。
温かくて、くすぐったくて、とても気持ちいい……。
「あ、あの、真夫ちゃん──」
そのとき、ベッドの下からあさひ姉ちゃんの真剣な声がした。
真夫は視線を向けた。
あさひ姉ちゃんの身体が真っ赤だった。
そして、自分の手を胸と股間にやって、くねくねと動いていた。
どうやら、真夫と玲子さんが愛し合う場面と延々と眺めていて、あてられてしまったようだ。
「どうしたの、あさひ姉ちゃん」
真夫は笑いながら声をかけた。
「あ、あたしも、玲子さんと一緒に真夫ちゃんに奉仕していい? ほ、ほかは我慢するから……。ちょ、ちょっとだけでいいの」
あさひ姉ちゃんは切羽詰まったような口調で言った。
やっぱり、エッチなあさひ姉ちゃんは、すっかりと欲情しちゃったのだ。
甘えたような口調で訴えてくる。
しかし、真夫は迷った。
「さあね……。でも、いまは玲子さんの番だし……」
ちょっと困って真夫は言った。
「あっ、い、いいです。も、もちろん、いいですとも、恵さん、一緒に真夫様に奉仕して」
すると、玲子さんが、真夫の怒張から一度口を離して言った。
「あ、ありがとうございます」
あさひ姉ちゃんが嬉しそうに叫んで、寝台にあがってきた。
そして、玲子さんと同じように、真夫の股間に顔を埋めて横から真夫の一物の幹を舐め始める。
玲子さんも反対側から舌を伸ばす。
右からあさひ姉ちゃん……。
左から玲子さん……。
ふたりの可愛らしい女性の舌が、真夫の亀頭や幹、そして、睾丸を代わる代わる刺激してくる。
さすがに、真夫はこれ以上我慢できなくなった。
「ご、ごめん、あさひ姉ちゃん、もう終わり……。玲子さんを抱かなきゃ……。あさひ姉ちゃんはこれで我慢して」
真夫はふたりを股間から顔をあげさせ、とりあえず、あさひ姉ちゃんを引き寄せた。
あさひ姉ちゃんの股間に指をつける。
あの秘密の行為……。
昔と同じように……。
あさひ姉ちゃんの肉芽に指を置いて、じわじわと力を加えていく……。
「あっ、ああっ、真夫ちゃん、それは……。ああ、そこ、いいいっ──。ああ、びりびりする。びりびりするのおっ」
すぐにあさひ姉ちゃんが、ひと際大きな声をあげた。
そして、次の瞬間、どっとあさひ姉ちゃんの股間から蜜が洩れて、あさひ姉ちゃんは全身を弓なりにしてがくがくと震えた。
「……いまは、これで我慢してね、あさひ姉ちゃん」
真夫は、脱力したあさひ姉ちゃんの股間から指を離して身体を横たえさせた。
そして、横に待たせた感じになっていた玲子さんに覆い被さると、怒張を深い亀裂の奥にあてがって一気に押し入った。
「はああっ、はああっ、あああっ」
玲子さんは不自然なくらいに大きな声を出して、背中を反らせながら真夫を受け入れた。
あとは突くだけだ。
真夫はさっきまでのねっちこい愛撫から一転して、激しく怒張を玲子さんの中に撃ち込んでいく。
「ううっ、ああっ、ああっ」
玲子さんはもう大きな甘美感で全身が席巻されているのか、吠えるような声を出して上体を左右に捩じり悶えさせる。
すぐに玲子さんは、大きなすすり泣きの声をあげ始めた。
そして、反応がますます激しくなる……。
「あああっ」
不意に玲子さんは大きな声を張りあげた。
全身を突っ張らせて、がくがくと震えだす。
玲子さんの身体に深いエクスタシーが襲ったのがわかった。
しかし、真夫は危うく精を出しそうになるのを我慢した。
真夫が精を放つのは、もっと玲子さんを愉しませてからだ……。
そう決めていた。
真夫はセックスで自分が気もよくなるよりも、なによりも相手が快感で我を忘れたようになるのに接するのが好きなのだ。
自分の快感はそれからでいい……。
玲子さんをもっと悦ばせたい……。
「えっ、あっ、そ、そんな……」
玲子さんは、自分が達しても、律動のテンポを崩さない真夫に動転したような表情を示した。
だが、玲子さんがすぐにさらに欲情していったのが真夫にはわかった。
真夫は、巧みに腰の位置を調整して、玲子さんの膣に入る角度や亀頭の当たる場所を変化させながら、玲子さんが一番気持ちよくなる角度を探して腰を振り続けた。
玲子さんが二度目の絶頂の兆しを見せたのは、そんなに長い時間ではなかった。
真夫は、今度は自分も射精すべく、スパートをかけた。
「はああ、はああ、はうううっ」
玲子さんが泣き声をあげた。
そして、二度目のオルガスムスに到達する。
それに合わせるように、真夫は猛り切った欲望の塊を玲子さんの中に放った。
「んぐううう、だめええっ」
そのとき、まだ真夫の一物を咥えたままだというのに、玲子さんの股間からいきなり尿のようなものが勢いよく飛び出た。
「うわっ」
真夫は思わず声をあげた。
怒張を挿しているすぐ上のところから、突然に噴き出したまるでクジラの潮吹きのような体液が、真夫の身体をびっしょりと汚してしまったのだ。
「あ、ああっ、ご、ごめんなさい、ごめんなさい、真夫様」
すると、玲子さんがこれ以上ないと思うほどの狼狽えた声をあげた。