※この作品はR-18です。

淫魔王のいる学園【完結】   作:ドン・ドナシアン

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190話 二度目のプロポーズ

 真夫が目を覚ましたとき、真夫が寝ていたベッドの上には、あさひ姉ちゃんが穏やかな寝息をかいて仰向けに横たわっていた。

 剥き出しの丸い乳房は、あさひ姉ちゃんの呼吸に応じて上下に動いており、また、全裸の肌はまだ激しかった情愛の余韻そのままに、いまだに赤く火照っていて、あさひ姉ちゃんの体液でてらてらと光っていた。

 

 どうやら、いつの間にか真夫は、あさひ姉ちゃんとともに寝てしまっていたみたいだ。

 このホテルの階下のレストランで真夫の操心術で遊び、さらにホテルの最上階にあるスイートルームまでの階段でも苛め抜き、そして、この部屋に戻ってからは、さらに激しく愛し合った。

 エッチなあさひ姉ちゃんは、真夫がどんなことをしても拒否しないし、受け入れる。

 そんなあさひ姉ちゃんと久ぶりにふたりきりの「プレイ」だったので、ついつい真夫も羽目を外してしまった感がある。

 

 まずは一階のレストランでの遊びだ。

 あさひ姉ちゃんを公共の場で裸よりも恥ずかしい格好にさせ、操心術で寸止めをしたまま、我慢できるはずのない尿意を与えて、このスーツ-ルームまで戻ることを強要したのだ。

 もちろん、耐えられるわけもなく、結局、半分も進まないうちに失禁してしまったあさひ姉ちゃんを階段の踊り場で犯してあげた。

 それだけでなく、失禁で汚した床は、あさひ姉ちゃんに全部舐めさせたし、四つん這いで床を這って舌で掃除をするあさひ姉ちゃんを操心術の暗示によって、股間を刺激し、さらに苛めたりもした。

 

 例えば、あさひ姉ちゃんの乳首に小さな鈴をふたつ糸でぶらさげ、音が鳴る度に、あさひ姉ちゃんが仰け反るほどの快感が全身を走るように操心術の暗示をかけてみた。

 鈴はあさひ姉ちゃんが舌で床を舐め動く度に鳴るし、そうでなくても、真夫が軽く身体を突いただけで、あさひ姉ちゃんの乳首にぶら下げている鈴はすぐに音を奏でる。

 そのたびに、あさひ姉ちゃんは激しくよがり、その動きでまた鈴が鳴り、激しい快感があさひ姉ちゃんを襲うというわけだ。

 もちろん、操心術の寸止めはそのままにしたので、あさひ姉ちゃんは絶頂直前の身体の状態のまま、さらに絶頂に十分な激しい快感を嵐のように繰り返され、文字通りのたうち回った。

 真夫はそのあさひ姉ちゃんの姿に我慢できずに、その場で犯したというわけだ。

 

 さすがに幾人ものホテルの客や従業員に見られた。

 だが、真夫の操心術は、ある程度の人数であれば、目の前で起きていることを記憶に留めることなく忘れさせてしまったり、あるいは、まったく別の架空の記憶を「真実」として誤認させてしまったりもできる。

 なぜか、いつの間にか、そんなことができるようになっていたのである。

 その力を使って、あさひ姉ちゃんを徹底的に羞恥責めで辱め、狂わせてあげたということだ。

 

 そして、この最上階に戻り、散々に官能責めで追い詰めた。その結果、真夫はあさひ姉ちゃんを犯し抜き、そのまま疲れて横で寝入ってしまったらしい。

 ベランダに通じる大きなガラス戸の外はすっかりと夜だ。

 壁の時計に視線をやると、すでに九時を過ぎている。

 床には真夫とあさひ姉ちゃんが脱ぎ捨てた衣類が散乱していて、この寝室の入口側にあるテーブルには、ルームサービスで運び入れた夕食の残骸が置いたままだ。

 

 食事もまた、プレイの一環として、あさひ姉ちゃんを操心術で苛め抜きながら食べさせた。

 口で食物を咀嚼する刺激と、クリトリスの刺激を完全に同調させてあげたのだ。

 いまは、すべての暗示を解いているが、操心術による暗示で快楽を極めさせ、一方で食事をするあさひ姉ちゃんを後ろから犯してやった。

 本当に思いつくままの意地悪をあさひ姉ちゃんにしてあげた。

 あさひ姉ちゃんが口にする食事に、真夫の精液を何度も掛けたりもした。

 その全部をあさひ姉ちゃんはおいしそうに口の中に入れていった。

 

 いま、あさひ姉ちゃんは、最後に真夫が拘束をしたままの格好で寝台に横たわっている。

 もちろん全裸だ。

 あさひ姉ちゃんの両腕はベッドの頭側に向かって伸ばしたかたちであり、両手首のそれぞれには、革枷が嵌まっていて、それぞれ寝台の隅にある金具に繋げられている。

 

「……ん、んん……」

 

 真夫が横で動いたからだろうか。

 あさひ姉ちゃんが眠そうに身じろぎをし、薄らと眼を開いた。

 

「眼が覚めた、あさひ姉ちゃん? あれだけ苛め抜いたから、朝まで起きないと思ったけどね。浴室に行こうか。身体を洗おうよ。俺が洗ってあげるから」

 

「う、うん……? よ、浴室……?」

 

 あさひ姉ちゃんはまだぼうっとしている様子だったが、すぐに大きな眼を今度こそ開いて、ちょっとびっくりしたように真夫の顔を見る。

 

「あっ、真夫ちゃん」

 

 慌てたように身体を起こそうとして、両手を拘束している革枷に阻まれて、背中を寝台に戻された。

 真夫は微笑みながら、手首の革枷を両方とも外して拘束を解いた。しかし、すぐに両手を背中に回させて、外したばかりの枷で今度は両手首を後ろ手に拘束し直してしまう。

 あさひ姉ちゃんの背中に手を伸ばして、抱えるように上半身を起きあがらせると、あさひ姉ちゃんがっくすくすと笑った。

 

「なにがおかしいの、あさひ姉ちゃん? ほら、行くよ」

 

 さらに寝台から降りるように脚を誘導して、床に立ちあがらせる。

 このスイートルームは特別仕様になっていて、寝室やリビングルームのほかに五個もある部屋の他に、奥の壁にある隠し扉から入れるプレイルームがあり、そちら側には、大きな浴槽のある浴室があるのだ。こちら側の正規のスイートルームにも室内浴室があるが、隠し部屋側の方が設備も充実しているので、真夫はこの部屋を使わせてもらうときには、いつもそっちで入浴することにしている。

 

「きゃあ」

 

 そのときだった。

 真夫に支えられながら寝台から立ちあがろうとしたあさひ姉ちゃんがそのまま腰をついて寝台にしゃがみ直してしまったのだ。

 真夫は慌てて、後手拘束のあさひ姉ちゃんの身体を後ろから支える。

 

「うわっ、真夫ちゃん、あ、あたし、腰が抜けてる」

 

 そして、なにが愉しいのか、またけらけらと笑いだした。

 真夫も思わず苦笑してしまう。

 

「なんだか、愉しそうだね、あさひ姉ちゃん」

 

「そうね。愉しいかも。真夫ちゃんは本当に意地悪でエッチだったし、死ぬかと思うほどに苛められたもの。だから、なんだか笑いがとまらないのね。幸せ笑いよ」

 

「死ぬかと思うほどに、苛められるのが幸せ?」

 

「わかっているくせに……。真夫ちゃんの意地悪」

 

 すると、あさひ姉ちゃんがわざとらしく頬を膨らませる。

 やっぱり、あさひ姉ちゃんは可愛い。

 可愛くて……、真夫よりもちょっとだけ大人で……、そして、とてもエッチなあさひ姉ちゃんだ。

 だから、もっと意地悪したくなる。

 

「ほら、しっかりと立つんだよ」

 

 真夫はあさひ姉ちゃんの腰を抱えるようにして、お尻の下に右手を差し込む。さらに、お尻の穴に人差し指を当て、ずぶずぶと根元まで挿し込んでしまう。

 あさひ姉ちゃんの股間はまだ乾ききっていない体液がまだたっぷりと残っていて、それを潤滑油代わりにして、特に抵抗することなく、真夫の指はあさひ姉ちゃんのアナルの奥まで到達してしまった。

 その指をアナルの中で鈎状に曲げ、強引にあさひ姉ちゃんの腰を持ちあげる。

 

「きゃん、い、いや──。ま、真夫ちゃん、それはだめ──。ひゃあああ、だめええ」

 

 あさひ姉ちゃんが悲鳴をあげる。

 だが、お尻の中に指を入れられて持ちあげられては、あさひ姉ちゃんも無理矢理にでも立つしかない。

 震える両脚を内側に曲げ、歯を喰いしばった必死の形相で、あさひ姉ちゃんはやっと立ちあがった。

 

「さあ、寝台まで前進だ」

 

 今度は真夫は身体は支えない。

 その代わり、一本の指だけであさひ姉ちゃんを隠し部屋の浴室まで誘導する。

 

「い、意地悪──、ひいいっ、ひんっ。む、無理──。た、立てないの──。ひいいっ」

 

 あさひ姉ちゃんはたじたじだ。

 腰を後ろ側の真夫に向かって突き出した、へっぴり腰のみっともない格好で一歩一歩と進んでいく。

 

「無理なことを強引にさせるのが、調教というものだよ。さあ、頑張って、あさひ姉ちゃん」

 

 真夫は笑いながら、あさひ姉ちゃんを強引に歩かせる。

 やっとのこと、隠し部屋の奥の大浴場に到着したときには、あさひ姉ちゃんは再びたっぷりの汗まみれの格好になっていた。

 アナルから指を抜く。

 

 あさひ姉ちゃんは、またもや腰を抜かしたように、浴室の床にしゃがみ込んでしまった。

 真夫は、今度はあさひ姉ちゃんを抱えて、浴槽に入れる。

 お湯の中で真夫の腰の上にあさひ姉ちゃんの腰を乗せ、完全に密着して抱き合った。いわゆる、対面座位だ。

 眼が覚めたばかりのときには、すっかりと鎮まっていた男根も、いつの間にか痛いくらいの勃起を取り戻している。

 真夫はあさひ姉ちゃんの腰を抱え直して、勃起した怒張の先端にあさひ姉ちゃんの股間の亀裂を当てる。そのままあさひ姉ちゃんの腰を落とさせて、深々と繋がってしまう。

 

「あっ、あん、真夫ちゃん──」

 

 あさひ姉ちゃんの股間は完全に潤いを取り戻していたし、膣の中は灼けるかと思う程に熱かった。

 やっぱり、あさひ姉ちゃんはエッチだ。

 しかもマゾだ。

 アナルに指を入れて、強引に歩かせるという意地悪で、すっかりと欲情を復活させていたみたいである。

 

「しばらくは、このままだよ、あさひ姉ちゃん……。でも、どうしても我慢できなくなったら言うんだ。そしたら、動かしてあげる。だけど、すぐはだめだ。ちゃんと限界まで我慢するんだ」

 

 真夫はそう言うと、操心術であさひ姉ちゃんの身体の中に見えない力を侵入させる。

 操心術の扱いも完全に慣れてしまった。

 あさひ姉ちゃんの中にある快楽の線を見つけると、それを活性化させる。

 これであさひ姉ちゃんの身体の感度は十倍くらいに敏感になったはずだ。

 

「あああっ、あっ、ああっ、い、いきなり、変──。変よおお──。ひああああっ」

 

 真夫に抱きついた体勢のあさひ姉ちゃんが身体を弓なりにする。

 その刺激で膣の中が擦れたのか、さらにあさひ姉ちゃんの身体がぴんと突っ張り、次いで、がくがくと身体を痙攣させ始めた。

 寸止めでまた意地悪をしてもよかったが、今度はなにもしないことにした。

 その代わりに後手に手枷しているあさひ姉ちゃんの腰をぐいと抱く。

 

「我慢だ──。我慢するんだ、あさひ姉ちゃん──」

 

 大声で怒鳴る。

 

「くっ、ぐううっ、い、意地悪ううう──」

 

 がくがくと身体を震わせながら、あさひ姉ちゃんは必死の形相で歯を喰いしばった。

 やがて、小刻みに痙攣したまま顔を真夫の肩に突っ伏すようにした。

 なんとかぎりぎり耐えたみたいだ。

 真夫は、あさひ姉ちゃんの頭に片手をやって優しく撫でる。

 

「今度は命令をきけたね。偉いよ、あさひ姉ちゃん……。でも、勝手に達しても、逆に命令したのに達せなくてもだめだ。あさひ姉ちゃんは俺の性奴隷なんだからね。どんなことでも、命令に従うんだ」

 

 わざと揶揄うように言う。

 しかし、あさひ姉ちゃんは真夫の肩に顔を載せたまま荒い息を続けている。

 返事をする余裕もない感じだ。

 

「はあ、はあ、はあ……。ま、真夫ちゃんの意地悪……」

 

 やがて、そう呟くように言った。

 真夫に身体を預けたままだ。またいまだに真夫の怒張はあさひ姉ちゃんの身体の中に深々と貫いている。

 

「そうだね。意地悪かもね」

 

 真夫は笑った。

 それからしばらく同じ態勢でいた。

 やがて、やっとあさひ姉ちゃんはちょっとだけ落ち着いた感じになった。

 

「……ねえ、あさひ姉ちゃん、俺が最初にあさひお姉ちゃんにプロポーズしたときのこと覚えている? あれもこうやってお風呂に入りながらだったね」

 

 まだ三箇月ほど前でしかないことだが、真夫としてはずっと昔のことのような気がした。

 あれは、真夫が前の学校を退学になり、寮も追い出されて途方に暮れていたときのことだった。偶然にあさひ姉ちゃんと再会した真夫は、あさひ姉ちゃんとの愛を確かめ合い、勢いのまま結構を申し込んだのだった。

 だけど、あさひ姉ちゃんには、父親が勝手に連帯責任者にした借金があり……。

 人生に絶望をしていて……。

 ふたりで泣き合い……。

 また、愛し合い……。

 そして、次の日、豊藤財閥の総裁秘書だと名乗った玲子さんに会い……。

 

 あれはまだ、たった三箇月前のことなのだ。

 だが、なんと真夫もあさひ姉ちゃんも立場が変わってしまったものだろう。

 

「お、覚えている……。わ、忘れるわけ……ないもの……」

 

 あさひ姉ちゃんが応じる。

 

「……結婚しよう、あさひ姉ちゃん」

 

 真夫は言った。

 

「えっ?」

 

 あさひ姉ちゃんがびくりと顔をあげる。そして、真夫と視線が合うようにした。ほとんど密着するような距離だが……。

 

「あのときとは状況は変わったけど、俺の気持ちは変わらないよ。ほかに大切な女性もできたけど、俺の一番の……始まりの相手はあさひ姉ちゃんだ。あのときにはなかった力も、いまは持っている。だから、結婚しよう。ほかの女性たちも大切だけど、俺はあさひ姉ちゃんと結婚したい。その気持ちに変わりはないんだ」

 

「それはだめよ」

 

 しかし、間髪入れずに、あさひ姉ちゃんはそう言った。

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