※この作品はR-18です。

淫魔王のいる学園【完結】   作:ドン・ドナシアン

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 44話 浴場レイプ

 どうにも、後先考えることなく、感情的に行動するのが、自分の悪い癖だ。

 かおりは、自分自身を省みて考えた。

 

 確かに、真夫のことについては、分別のある対応ではなかったかもしれない……。

 結果的にだ。

 懲罰として、孤児の真夫の侍女生徒になれと言われたときには、あの玲子に悪態もついたが、考えてみれば、償いとして、そうしてもいいのかもしれない。

 さっきまでは、そんなに深く考えていなかったが、今日真夫に会って話をするうちに、なぜかそんな気持ちに変化した。

 ちょっと、それは不思議なくらいの感情の変化だ。

 

 いずれにしても、その真夫に裸で横抱きにされ、かおりは激しく反応してしまっている。

 それが恥ずかしいし、かおりがこれほどよがっても、真夫は手慣れた感じで、淡々と申し訳程度の愛撫を繰り返すだけだ。

 それが面白くない。

 

「俺の手が特別? 別にどうということもない愛撫だよ。いや、こんなの愛撫のうちにも入らないね。こんなところがそんなに感じるの?」

 

 真夫が胡坐の上で、かおりを横抱きにして、首筋に指をつっと這わせてきた。

 

「あうっ」

 

 途端に、かおりは身体を身体をびくりと動かしてしまう。

 異常なほどの気持ちよさが全身に染み込んできて、恥ずかしい反応をどうしても抑えることができなかったのだ。

 

 どうして、こんなに感じるのか……?

 

 器具で、何度も絶頂させられて、身体が敏感になっているせい……?

 それとも、いきそうで、いかせてもらえない焦らし責めを続けられたため……?

 あるいは、ボディソープの泡という潤滑油が、微妙な肌感覚を作っているせいだろうか。

 

 とにかく、真夫の指のほんのちょっとの刺激にも我慢できないくらいに、敏感になっている。

 それは確かだ。

 口惜しいが、かおりは、もう身体が火照り切ってしまって、この真夫に滅茶苦茶にしてもらいたくてたまらなくなっていた。

 

 しかし、孤児で素性も知れない男に、かおりの方から犯してくれなどとねだるなど、かおりのプライドが許さないでいた。

 もっとも、もう、それもどうでもいいと思い始めているが……。

 素性は知れなくとも、この男子が善良であることは確かだろう。

 

 随分と女扱いに手慣れた雰囲気ではあるが……。

 

 おかしな男……。

 

 かおりは改めて、自分を抱いている奇妙な転校生を下から眺めた。

 

 顔は……。

 まあ、普通……。

 特に美形でもないが、気持ちが悪いということはない……。

 どちらかといえば、味のある顔?

 

 身体は……?

 これも普通……。

 スポーツマンというほどの筋肉質でもないが、無駄な贅肉のようなものもない。

 

 性格は……?

 これはわからない。

 ただ、善良ということは認めざるを得ないだろう。

 かおりは、始めてこの真夫と会ったときのことを思い出していた。

 あの悪人どもに脅迫されて苛められていたかおりを、無条件に救ってくれようとした、あのとき……。

 

 あのとき、かおりの周りには、三人もの男子学生がいた。

 いまは、なぜかいなくなってしまったが、そのうちのひとりと関わってしまったばかりに、かおりは、その三人に犯され、共有の玩具のように扱われていたのだ。

 そのときの電車でも、かおりは公衆の前だというのに、その男子たちに胸を揉まれ、スカートの中を悪戯され、ローターまで使われて遊ばれていた。

 

 みじめだった。

 

 しかし、逆らえば、破廉恥な映像や写真がネットでばら撒かれるのだ。

 かおりは、言いなりになるしかった……。

 

 それを助けようとしてくれたのが、この坂本真夫という少年だ。

 

 嬉しかった。

 

 だが、かおりは、その真夫を痴漢だと駅員に訴えさせられた。

 あのときの、真夫の驚いたような顔は忘れられない。

 本当に申し訳ないという気持ちになった。

 

 でも、かおりになにができたというのだろう。

 あの三人組に従わなければ、かおりは破滅させられるのだ。

 

 三人のうちのリーダー格の男子の実家は、本物の名家であり各世界に影響力があって、白岡家でも、とてもかなわない力があるのだ。

 かおりが訴えたところで、三人がちょっとした処分で終わり、かおりは三人の玩具にされたビッチ女だという烙印が押されて終わるだけだ。

 なによりも、かおりは自分が学校の男たちに、玩具のように扱われていることを実家に知られたくなかった。

 

 かおりは、駅員に捕まえられながらも、かおりになぜ嘘をつくのだと叫ぶこの真夫の前から、文字通り逃げだした。

 トイレに行くふりをして逃亡したのだ。

 

 とにかく、それでなんとか終わると思った。

 被害者がいなければ、事件として立件されるわけはないし、事件にならなければ、そんなに迷惑をかけることもないと考えた。

 

 ところが、しばらくして、偶然に、その少年がかおりのことが原因で通っていた学校を放校になりそうになっていることを知ってしまった。

 愕然とした。

 

 それで、その学校を訪ねようとしたものの、正直なことを告白しにいく勇気はなかった。

 かおりのことは、四六時中、三人組が見張っている。真夫の無実を訴えるということは、三人組を告発することでもある。

 そんなことは、できない。

 

 なにもせずに戻ったものの、かおりが真夫の学校に行こうとしたことを知られて、厳しく罰を受けた。

 それで、もう、かおりの意志は砕けた。

 

 それに、同時に、その少年、すなわち、真夫が一介の孤児であるということも知ったのだ。

 だったら、無理をせずとも、償いようもあると思った。

 

 父親に頼んで、白岡グループで雇ってあげれば……。

 お金だって、かおりの持っているものをすべてあげればいい……。

 

 だが、できなかった……。

 

 あの三人組だ。

 

 あの痴漢事件以降も、毎日のように呼び出されて、セックスの相手をさせられた。

 そして、ありとあらゆる破廉恥なことを強要された。

 どこで、見張っているかもわからない。彼らは、かおりが真夫の無実を話すことがないように、あらゆる手段でかおりを監視していた。

 

 それに、他人のことなどを考える余裕は、かおりにはなかった……。

 真夫がかおりを探しだして、寮から実家に戻るバス停の前で待ち構えたいたときも、かおりは冷たく扱った。

 かおりは、真夫と別れたバスの中で、自己嫌悪に苛まれ続けた。

 

 だが、突然の事態の急変……。

 

 三人組は突如として姿を消し、退学処分となって、かおりの前からいきなりいなくなり……。

 最初は、脅しに使われた映像などが、出回るかと恐怖したが、その気配もなく、かおりはもう安心した気持ちになりかけている。

 

 だが、真夫のことをどうしようかと考える暇もなく、玲子という若い美人理事長代理に、あの少年の真夫の侍女生徒になるように強要され……。

 

 その真夫が、恵という美人の恋人と一緒にやって来て……。

 

 真夫と恵の提案した「調教」を、なぜかかおりは受け入れる気持ちになり……。

 

 しかし、この真夫は、優しそうな口調からは、思いもよらないくらいに鬼畜で……。

 エッチで……。

 

 服を脱がされて、身体をいたぶられ……。

 

 器具で絶頂させられ……。

 

 浣腸されて、排便姿を見られ……。

 

 いまは、身体を拘束されて、身体を隅々まで見られながら、身体を洗われて……。

 

 そういう死ぬほど恥ずかしいことを、真夫はにこにこしながら、かおりにさせるのだ。

 だが、この真夫は優しい……。

 

 おそらく、かおりがこれまでに出逢ったくだらない男たちとは全く違う男子だ。

 鬼畜だが、優しい。

 

 愛撫のひとつひとつが染み透るくらいに身体の芯に響いてくる。

 それは、この真夫が、こんなかおりごときに、愛情を傾けてくれているからだろう。

 

 かおりは馬鹿だが、馬鹿ではない……。

 馬鹿じゃないのだ……。

 

「どうしたの、かおりちゃん? 急に黙りこくっちゃて」

 

 真夫が言った。

 どうやら、かおりはかなり長く、じっと真夫を見続けてしまったようだ。

 なぜか、かおりは、かっとなった。

 真夫に対する理不尽な怒りが込みあがる。

 

「な、なんなのよ、あんた──。な、なんで、そんなに優しく触るのよ。それじゃあ、感じるのが当たり前しょう。あ、あんた、わたしのことが憎いでしょう。軽蔑しているでしょう。わたしが、あんたにやった仕打ちを覚えているでしょう。それなのに、こんなに優しく触らないで。もっと、わたしを道具のように扱いなさいよ」

 

 怒鳴った。

 自分でもなにを言っているのかわからなかったが、わけのわからない感情が爆発して、かおりはまくしたてしまっていた。

 

「な、なに言ってんのよ、あんた」

 

 怒鳴り声が返ってきた。

 真夫ではなく、恵だ。

 すると、かおりの心に、さっきとは別の腹立たしさが込みあがる。

 真夫と一緒にやってきた真夫の恋人……。

 

 この恵と真夫が男女の関係であるのは、ひと目でわかった。

 そして、目の前でふたりが淫らにいちゃつく場面を見物させられた。

 わからないが、かおりは、それに対して、とても苛立ってしまう。

 

「まあまあ、あさひ姉ちゃん……。ところで、どうしたの、かおりちゃん……? 俺の手が感じるって? それが口惜しいの?」

 

 相変わらずの優し気な口調で、真夫がかおりの内腿をすっと擦る。

 

「ああっ、そ、そこを触らないで」

 

 かおりは痺れるような快感に、真夫の膝の上で、後ろ手の身体を仰け反るように悶えさせた。

 

「面白いね」

 

 真夫の指が突然に股間に潜り込んで、かおりのヴァギナをめくるように悪戯した。

 

「いやあっ、ああっ、だ、だめえっ」

 

 かおりはがくがくと身体を震わせた。

 やっぱり、おかしい……。

 感じすぎる。

 

 こんなに痺れるような気持ちよさは、生れて初めてだ。

 

 ……というよりも、かおりは男に触られて、気持ちいいと思ったことはほとんどない。

 好きになった男に抱かれはしたことはあるが、始まってしまえば、早く終わって欲しいと思うだけで、こんなに感じてしまうことはなかったように思う。

 

 しかし、真夫は違う。

 

「じゃあ、ここは?」

 

 真夫の指がアヌスにつるりと潜り込んできた。

 

「う、ううっ」

 

 恥ずかしさと異様な衝撃に、かおりは思わず、手枷が繋がっている鎖を鳴らした。

 

「こっちの経験はあるの、かおりちゃん?」

 

「そ、そんなのあるわけないでしょう、この変態」

 

 声をあげた。

 だが、ボディソープの泡が、抵抗を感じさせない潤滑油の役割を果たし、あっという間に真夫の指がかおりのお尻の穴に挿入される。

 

 それも二本……。

 

「これは、どう?」

 

 真夫が指をお尻の穴の中で交互に弾くように動かす。

 

「んひゃうっ」

 

 自分でも馬鹿みたいな声が口から迸った。

 恥ずかしい……。

 みっともない声を聞かれるのが恥ずかしい……。

 

 自分はなにもない女だ。

 

 この自分に価値があるとすれば、白岡家の会長の孫娘であるということだけだろう。

 それは、多少は美少女にはなるだろうが、きれいで可愛い女の子は、ほかにどこにでもいるし、かおりに興味を示す男の子は、まずはかおりの家柄に価値を置く。

 

 いままでに付き合った男の子たちはそうだったし、かおり自身も自分にそれ以上の価値があるとは思わない。

 自分は、富豪の娘であるというだけの女の子だ。

 

 それ以外になんの価値もないことは、あの三人組に虐げられていたしばらくのあいだに、思い切り心に刻み込まれた。

 だから、はしたない姿を真夫に見せてしまえば、本当に自分は奴婢以下の存在になり果てると思った。

 

「や……やめ……て……」

 

 かおりは必死で股を閉じて、腰を動かしてアヌスに入り込んでいる指を抜こうとした。

 しかし、真夫がそれを許さない。

 ますます、抉るようにかおりのお尻の中で指を動かす。

 気の遠くなるような甘美感が襲いかかる。

 

「あ、ああっ……ああっ」

 

 嬌声としか言えない声が出た。

 かおりは必死に口をつぐもうとした。

 それなのに、かおりの口は、かおりの心を裏切って、いやらしい声を喘ぎ続ける。

 

「キスしようよ、かおりちゃん」

 

 真夫が唇を寄せてきた。

 

「し、したいなら……、す、すればいいじゃない──」

 

 憎まれ口が勝手に出る。

 本当はこんなこと言いたくないし、酷いことをしたこともちゃんと謝りたい……。

 たけど、そんなこと、いまさら……。

 

 浴槽の恵が、また文句を言ったが、それはかおりの耳には入らない。真夫がかおりの唇に口を重ねて、かおりの舌を吸いにかかったからだ。

 

「む、むむむっ」

 

 かおりは夢中になって、真夫の舌を舐めた。

 全身の血が沸騰するように熱くなった。

 男の舌を吸って、こんなにも興奮するというのは、かおりには人生で初めての経験だった。

 

「俺としたいと言ってくれない、かおりちゃん。そうしないと、俺はかおりちゃんを犯さないと決めてしまったからね。だけど、本当は、俺はかおりちゃんとやりたくてたまらないんだよ」

 

 しばらくして、唇を離した真夫が笑って言った。

 

「ば、ばかね……。じゃ、じゃあ、言ってあげるわ……。し、して……。してください……。わ、わたしを犯して……」

 

 かおりは言っていた。

 

「レイプしてと言うんだ」

 

「レイプして」

 

 すぐに言った。

 

「もっと、大きな声で」

 

「レイプして」

 

 怒鳴った。

 すると、真夫がにっこり笑った。

 思わず、引き込まれそうになるような屈託なさそうな笑顔だ。

 

 その真夫が柔和な微笑みを浮かべたまま、姿勢を取り直す。

 犯されるのだ……。

 心臓が苦しいくらいにドキドキする。

 

 真夫が、かおりのアヌスに指を入れたまま、かおりを真夫に向き合うように抱きなおし、股間に亀頭を当ててゆっくりと奥に沈めていく。

 

 みるみると硬い真夫の肉棒が、かおりの中に挿入されていく……。

 

「うはああっ」

 

 完全に真夫の性器がかおりの股間を刺し貫いた。

 心の準備など、まだなかったが、犯されてしまうと、これこそが待ち望んでいたものだと思い知った。

 

 真夫の怒張がかおりの膣の奥の子宮近くまで到達する。

 だが、真夫は性急にかおりを犯して射精をしようとする仕草はなかった。

 その代わりに、奥まで怒張を挿したまま、指が入っているアヌスの壁肉を真夫が入っている肉棒に押し擦るようにした。

 

「あううっ」

 

 真夫の指がじかにぶつかって来て、気の遠くなるような快感に包まれた。

 かおりは、気が狂わんばかりになる。

 

 どうなっているのか……?

 なんで、こんなにも感じるのか……?

 

 かおりは、まるで生まれて初めて交合しているような不思議な感覚に襲われた。

 いや、事実、生れて初めての衝撃だと思う。

 

「ああん、き、気持ちいい──」

 

 かおりは叫んでいた。

 

「可愛いね、かおりちゃん」

 

 真夫に可愛いと言ってもらえて、頭の中のなにかが弾けた。

 気がつくと、かおりは乳房を向かい合う真夫の胸板に擦りつけるように、激しく上体を動かしていた。

 

「う、嬉しい──。嘘だとわかっているけど、嬉しい」

 

 かおりは叫んだ。

 こみあがる……。

 得体の知れないものが身体にせりあがってくる。

 それがなんだかわからなかったが、かおりは途方もない、なにかに全身を包まれようとしていた。

 

「かおりちゃん、キスだ」

 

 真夫がもう一度口を突き出した。

 かおりは夢中になって、真夫の舌を吸う。

 

 おいしい……。

 キスをすると興奮する。

 気持ちよさが、一瞬ごとに倍になる。

 かおりは我を忘れた。

 

 真夫を受け入れている部分が痙攣したように震えた。

 

「なに? なに? なにかくる……。なにかが来るのよ……。くる、くる、くるうっ」

 

 かおりは口を離して悲鳴をあげた。

 頭が白くなる。

 気持ちよさを求めて、かおりは再び、真夫の唇にむしゃぶりついた。

 

「あはああっ」

 

 次の瞬間、かおりは背筋を反り返らせた。

 恐ろしいほどの衝撃が身体の芯を突き抜け、かおりはがくがくと身体を震わせる。

 次の瞬間、真夫がかおりの中で精を放ったのがわかった。

 よくわからないが、かおりは自分の目から、ぼろぼろと涙が出るのがわかった。

 

 しばらくのあいだ、かおりは後手に拘束された身体を震わせながら、真夫にもたれかかるようにしていたが、やがて我に返った。

 おそらく、自分は気をやってしまったのだろう。

 経験はなかったが、いまの状態が絶頂するという行為だったということは、なんとなく理解できた。

 

「わ、笑いたきゃ、笑ってよ……。わ、わたしは、あんたに……真夫に……いえ、真夫君に犯されて、はしたなくいったのよ……。笑いなさいよ……」

 

 急に途方もなく恥ずかしくなって、かおりは言った、

 

「笑わないよ……。気持ちよかったよ」

 

 真夫が言った。

 かおりは今度は自分から求めて、真夫に口づけをした。

 

「さあ、俺たちも湯船に入ろうか。あがったら、今度はあさひ姉ちゃんも縛るよ。さっき、勝手に達したよね。だから、罰だよ。かおりちゃんと一緒に、あさひ姉ちゃんも調教するからね」

 

 真夫が口を離して言った。

 

「は、はい……、真夫ちゃん……」

 

 すると、恵の酔ったような声が湯船から聞こえた。

 

 


 

 

 湯舟からあがった真夫は、地階のソファに腰かけていた。

 身につけているのは、一枚のガウンだ。

 この寮の部屋に最初から備えつけられていたものであり、おそらく、玲子さんが準備したものだろう。

 

 足元には、ふたりの女体の裸身が転がっている。

 ふたりとも革の貞操帯を股間に装着しているだけの素っ裸だ。

 

 あさひ姉ちゃんとかおりだ。

 

 ふたりが股間に装着している貞操帯に内側には、二本のバイブがあり、両方ともふたりの前後の穴にしっかり挿入されている。

 そして、ふたりとも両手を腰の後ろで重ね合わせにさせていて、革帯を巻いている。

 

 真夫は無造作に、何十度目かの、手元のスイッチを押した。

 

「はうっ」

「あ、あんっ」

 

 ふたりの股間に嵌まっているバイブをリモコンで動かすためのスイッチであり、ひとつのスイッチで、ふたりが嵌めている淫具が同じように動くようになっている。

 だが、すぐにとめてしまう。

 ふたりががくりと脱力する。

 

「いい感じになってきたね。ところで、ふたりは後ろと前ではどっちが感じるの?」

 

 今度は、真夫はふたりのアナルに埋められているバイブのスイッチを押す。

 

「あううっ、真夫くん」

「ひんっ、ま、真夫ちゃん──」

 

 足元のふたりが、またもや同時にびくりと身体を震わせる。

 ふたりとも汗びっしょりだ。

 さっきから、息をつく暇もないくらいに、バイブで責め立てている。

 ふたりは、息も絶え絶えだ。

 

「それとも、やっぱり、両方がいいのかなあ?」

 

 真夫は、今度は後ろ側を動かしたまま、もうひとつのボタンを押す。

 

「も、もういやあっ」

 

「ああ、真夫ちゃん、許して」

 

 細身のふたりが同時にがくりとのけぞる。

 四つの白い乳房が揺れ、あさひ姉ちゃんとかおりの唇が苦し気に震える。

 ふたりがどうしてもはしたなく開いてしまう股間を懸命に閉じようとしているのが、はっきりと見てとれる。

 

「じゃあ、ゲームをしようか……。ふたりのうちで、早く果ててしまった方は、痒み剤を塗って、くすぐり責めを受けてもらうよ。くすぐるのは、ふたり掛かりだからね。しかも、気絶するまでくすぐり続けて、明日の朝まで痒み放置にしよう。それが嫌なら、一秒でもいいから、相手よりも遅くいくんだ」

 

 真夫はそう言って、ダイヤル式の操作具で、二人の股間に入っている二本のバイブのゆっくりと振動をあげていく。

 

「あううっ、んぐう」

 

「ああっ、ま、真夫ちゃん、真夫ちゃん──」

 

 かおりとあさひ姉ちゃんのふたりが、同じように限界まで身体を弓なりにし、そして、必死の表情で歯を食い縛ったのがわかった。

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