「あ、ああっ、くうっ」
「う、うううっ」
革帯で後手に拘束されているふたりの女体が、床でのたうち回っている。
当然だ。
あさひ姉ちゃんとかおりの股間には、真夫が装着させた革の貞操帯が食い込んでおり、その内側には大小のバイブが取り付けられていて、それはふたりの前後の穴にしっかりと挿入されている。
しかも、真夫は、それを手に持っているリモコンで蠕動運動をさせているのだ。
股間とお尻の中で蛇のようにくねっている淫具に、ふたりは汗びっしょりになって、歯を食い縛っている。
真夫が命じているのは、相手よりも一秒でも長く絶頂を我慢することだ。
罰ゲームは、掻痒剤を塗りたくった挙句のくすぐり責めと宣言をしているので、ふたりとも必死だ。
ふたりとも、すでに限界に近い快感を懸命に我慢している。
「ふたりとも可愛いよ。じゃあ、もう少し振動をあげてあげるね」
真夫はリモコンをすっと前にかざす。
「あ、ああ、真夫ちゃん、もう……もうだめよ」
「そ、そんなあ」
ふたりが同時に悲鳴をあげた。
だが、真夫は容赦なく目盛りを調整して、膣に挿入されているバイブの振動を強くする。
「んんっ、あああっ」
「ひあああっ」
ふたりが身体を弓なりにして絶叫した。
拘束された女性の身体を徹底的に快楽責めにする。
真夫が一番好きな責めだ。
しかも、それを必死に我慢している姿は本当にそそる。
だが、いずれにしてもふたりとも、そろそろ限界だろう。
あさひ姉ちゃんもかおりも、全身が真っ赤であり、たっぷりと汗をかいている。
真夫は、そろそろ決着をつけさせることにした。
実のところ、真夫はどっちに負けさせるか、すでに決めている。
あさひ姉ちゃんだ。
かおりがすでに真夫に屈しているのは感じている。
それがかおりの贖罪なのかもしれないが、器具で絶頂させられ、浣腸をされて排便姿を晒された挙句に、浴室で犯したことで、かおりはいつの間にか真夫に対して、心を許す感情を持つようになっていた。
それは、なんとなく感じるかおりの感情からわかる。
だが、一方で、かおりは、あさひ姉ちゃんに対して、大きな敵愾心を抱いている気配でもある。
最初にあさひ姉ちゃんが、杖状のスタンガンで徹底的にかおりを脅迫した。
それを根に持っているのかもしれない。
だから、次は、かおりにあさひ姉ちゃんを責めさせてやろうと思っているのだ。
調教をする側から、される側になるのは、あさひ姉ちゃんとしては屈辱だろうが、まあ、マゾのあさひ姉ちゃんなら、そういうシチュエーションも愉しむに違いない。
真夫は、あさひ姉ちゃんに追い打ちをかけるために、あさひ姉ちゃんだけに、クリトリスにあてがわれているバイブの枝の部分を振動させた。
「あ、ああっ、あっ、あくうぅ」
敏感なクリトリスを振るわせられて、あさひ姉ちゃんが激しく暴れ始めた。
「だ、だめえっ、いくっ、ま、真夫ちゃん、いっちゃううっ」
すぐにあさひ姉ちゃんは、淫らな叫び声をあげて、腰をがくがくと震わせながら、一気に昇りつめた。
「勝負ありだね。あさひ姉ちゃんの負けだ」
真夫はふたりを責めていたバイブのスイッチを同時に切った。
ふたりの汗まみれの身体が、がくりと脱力した。
「じゃあ、かおりちゃん、今度は、あさひ姉ちゃんをふたりで責めよう。拘束を解いてあげるよ」
真夫は、はあはあと荒い息をしているかおりに近づいて、背中で両腕を重ね合わせて拘束している革帯を外そうとした。
すると、かおりがびくりと反応した。
「ま、待って──」
かおりがぱっと真夫の手から身体を避けた。
真夫は怪訝に思った。
「どうしたの、かおりちゃん?」
「お、終わり? こ、こんなのひどいわよ。わ、わたしが勝ったのに、どうして、こいつが調教される番になって、わたしは終わりなのよ──。ちょ、ちょっと、それはひどいんじゃない」
かおりが憤慨した表情で、真夫をきっと睨んだ。
そして、身体を起こして、真夫が外そうとした背中を真夫から避けるように、こっちに身体を向ける。
だが、真夫は当惑した。
「えっ、かおりちゃん?」
真夫はまじまじとかおりを見た。
すると、かおりは我に返ったような反応をして、もともと火照って赤かった顔をさらにぱっと赤くした。
「な、なんでもない……」
かおりは、自分の言葉にはっとしたように口をつぐんだ。
そして、拗ねたようにぷいと横を向く。
ますます、わからない。
すると、あさひ姉ちゃんから、くすくすと笑う声が聞こえた。
「な、なによ──」
かおりが憤慨した顔であさひ姉ちゃんを睨む。
しかし、あさひ姉ちゃんは、にやにやとかおりを見ている。
「あんたも、真夫ちゃんに苛められるのが愉しくなってきたんでしょう……。わかるわ……。だって、真夫ちゃんの調教って、気持ちいいものね」
あさひ姉ちゃんが身体をだるそうに起こした。
「あ、あんたみたいな変態と一緒にしないでよ」
かおりが声を荒げた。
だが、確かにかおりの感情は、「怒り」とは全く別で、「羞恥」と「照れ」が入り混じったような複雑なものだった。
それは真夫がかおりの心に触れてみようとすることでわかった。
しかし、それは、あさひ姉ちゃんの言う通り、本当は、かおりが真夫にもっと調教して欲しいと願っているということだろうか……?
真夫は困惑してしまった。
すると、あさひ姉ちゃんが、今度は真夫に顔を向ける。
「……どっちにしても、真夫ちゃん……。このまま、かおりの責めが終わりっていうのは可哀想よ。一生懸命にいくのを我慢して、それでお預けってひどいわ。かおりは、真夫ちゃんに犯して欲しいのよ。そうじゃないと、ご褒美にならないわ」
あさひ姉ちゃんが言った。
そう言われてみれば、淫具とはいえ、絶頂をしてしまったあさひ姉ちゃんに対して、かおりはまだ、達してはいないことになる。
だが、真夫は、気位だけはやけに高そうなかおりが、本当に真夫に犯して欲しいと思うようになるとは考えていなかったのだ。
「よ、余計なことを言わないでよ──」
そのとき、かおりが大きな声で怒鳴った。
だが、そのときに、かおりの心から強い感情が迸ったために、真夫にもあさひ姉ちゃんの言葉が正しいということが理解できた。
それにしても、本当にかおりは、感情が読みやすい女の子だ。
真夫に芽生えようとしている「読心術」の練習台として、ちょうどいい感じだ。
感情が複雑でないので、すごくわかりやすい。
とにかく、真夫は嬉しくなった。
無理矢理に調教をしている女の子だが、真夫のことを好ましいと思うようになってくれて、愉しくないわけがない。
真夫は、手元のリモコンに手を伸ばして、かおりの股間に嵌まっている淫具だけを微小に運動させた。
「ううっ」
かおりは電流にでも打たれたかのように、上体を震わせて、乳房を弾ませた。
真夫は、かおりを抱き寄せて、膝の上に横抱きにする。
「な、なによ」
かおりが真夫の手から脱しようとする仕草をしたが、その抵抗は小さい。
真夫は、指先で固く勃起しているかおりの乳首めがけて、ふくらみの裾野からすっとなぞりあげた。
「やんっ」
かおりの身体が真夫のあぐら座りの脚の上で跳ねあがる。
「俺にもっとレイプして欲しい、かおりちゃん?」
真夫は微振動を続けている貞操帯の股間部分をぐいと手で押した。
「ふうっ」
かおりが貞操帯の嵌まっている股間全体を真夫の手にぐいと押しつけるように動かした。
だが、すぐに自分のはしたない身体の動きを恥じたように、顔を真っ赤にして横を向く。
「黙っていちゃ、わかんないよ。だったら、あさひ姉ちゃんを抱いちゃうよ」
真夫はわざとかおりを膝からおろして、あさひ姉ちゃんに埋まっている二本のバイブの振動も再び作動させる。
あさひ姉ちゃんが、甘い呻き声をあげて身体を悶えさせた。
そして、逆に、かおりの股間で振動をしていたバイブを停止する。
「あっ」
かおりが残念そうな表情になった。
本当にわかりやすい。
真夫は愉しくなってきた。
「あさひ姉ちゃん、舐めて」
真夫は裸身にまとっていたガウンを脱ぎ捨てて横に置くとともに、あさひ姉ちゃんの股間のバイブの振動を強くする。
ついでにクリトリスに当たっている枝の部分の振動もオンにした。
しかも、一気に最大限まで強くする。
「あふううっ」
あさひ姉ちゃんが大きく身体を仰け反らせる。
やっぱり、クリ責めは効くみたいだ。
あさひ姉ちゃんは、細く括れたウエストから腰にかけてを捩らせながら、必死に真夫に向かって来ようともがきだす。
だが、振動が強すぎて腰が抜けたようになってしまって立てないようだ。
「あ、ああっ、ま、真夫ちゃん……。つ、強い──あああっ」
あさひ姉ちゃんが両腿をひくひくと痙攣させながら、一生懸命に腰をあげようとしているのが見て取れる。
「わ、わたしに命じなさいよ。ちょっと──」
すると、かおりが憤慨したように怒鳴った。
「なに、舐めたいの?」
真夫は、横のかおりをからかうように上を向いている怒張を揺すってみせた。
かおりが真っ赤になる。
「な、舐めろって命令されれば舐めるわよ──。わ、わたしの調教をしている途中じゃないのよ──」
だが、意を決したようにかおりが声をあげた。
真夫は吹きだしそうになった。
しかし、いい傾向だろう。
とにかく、かおりが調教を受け入れる気持ちになっていることは確かなのだ。
すかさず、真夫は、さっとリモコンに手を伸ばして、かおりの貞操帯についても振動を再開した。
あさひ姉ちゃんほど強振動じゃないが、その代わり、ずっと動かしていなかったクリバイブも動かしてやる。
「んふうっ」
かおりの腰ががくんと砕けたように沈む。
真夫は、ふたりが、すぐには動けなくなったのを確認して、部屋に備えつけてある冷蔵庫に向かった。
なにかプレイに使えるものがないかと思ったのだ。
すると、中にミネラルウオーターとともに蜂蜜の瓶があった。
真夫はそれを取り出す。
「さっさと来るんだよ、ふたりとも」
真夫はその場に座り込んだ。
さっきいた場所とは少し離れているから、あさひ姉ちゃんとかおりがバイブで悶えている場所からは、ちょっと距離がある。
「だ、だって、真夫ちゃん……」
「ああっ……ま、真夫……君……。あ、あああっ」
だが、ふたりは立てないようだ。
真夫は、ふたりの股間の振動を停止させた。
がっくりとなったふたりが、やっと立ちあがる。
しかし、すぐに真夫はまたもや三箇所のバイブのスイッチを入れる。
「んふうっ」
「や、やめてっ」
立ちあがったふたりが、またもやしゃがみ込んだ。
まるで、操り人形のようで愉しい……。
「立てないなら這ってくるんだよ、ふたりとも」
真夫はバイブの振動を滅茶苦茶に動かした。
アナルとヴァギナとクリトリスを責めている場所をランダムに強くしたり、弱くしたりしてやる。
あさひ姉ちゃんとかおりが奇声をあげて、のたうつ。
「さっさとしないと、浣腸をして外で排便させるよ。どうせ週末だから、ほとんど生徒はいないはずだしね。ちょっとくらい素っ裸で外に出たって大丈夫さ」
真夫はわざと意地悪を言った。
だが、口に出してみると、それも面白いかなとちょっと思った。
この建物の外に、本当に裸で連れていくのだ。
そろそろ、夕方くらいの時間のはずだし、この特別生徒用の棟は、明日までは真夫たちで貸し切りのようなものだ。
多分、大丈夫だろう。
だが、真夫の表情で、真夫がちょっと本気になりかけているのがわかったのだろう。
あさひ姉ちゃんとかおりの表情が、少し蒼ざめたようになった気がした。
「か、かおり、す、進んで」
あさひ姉ちゃんがかおりを促すように、膝立ちで進み始める。
立とうにも本当に力が入らないのだろう。
「う、うん……」
かおりもあさひ姉ちゃんとともに、股間を淫具で苛まれながら懸命に足だけで這い寄って来る。
そして、やっとのこと、ふたりが真夫のところまでやって来た。
真夫はふたりのバイブのスイッチをオフにする。
あさひ姉ちゃんとかおりが、汗だくの身体を脱力する。
真夫は蜂蜜を取り出すと、自分の性器にだらりと垂らした。
「かおりちゃん、一滴残らず舌で舐め取るんだよ。あさひ姉ちゃんはこっちだ」
自分の胸から腹にかけて、蜂蜜を垂れ落とす。
「ああ、真夫ちゃん……」
あさひ姉ちゃんが甘えたような声を出して、真夫の身体をぺろぺろと舐め始めた。
かおりも、それに当てられたように、真夫の怒張に舌を這わせ始める。
「さあ、次はこっちだよ」
真夫は新しい蜂蜜を幹から睾丸にかけて垂らす。
鼻息を鳴らしながら舌を動かしていたかおりが、舌先を真夫の怒張の付け根に這い動かしていく。
「全部舐めるんだ、かおりちゃん。一滴も残しちゃだめだよ。床に落ちたものだって、全部舌で拭き取るんだからね」
真夫はそう言って、頭を屈めて真夫の股間にむしゃぶりつくかおりの白い背中にだらりと蜂蜜を流した。
「あさひ姉ちゃん、ほら」
興奮した様子で真夫の身体を舐めまわしていたあさひ姉ちゃんに、真夫は言った。
「は、はい……」
あさひ姉ちゃんがほとんど躊躇なく、かおりの背中に舌を這わせだす。
「あっ、くすぐったい」
かおりが顔をあげて小さな悲鳴をあげた。
「なにも考えるな、かおりちゃん。ふたりとも、俺の奴隷だからね。ただ、蜂蜜をこぼしたところを無心で舐めていればいいんだ……。ほら、こっちだ」
真夫はわざと新しい蜂蜜を床にこぼしてやった。
かおりは不満を表に出すことなく、こぼれた蜂蜜を追うように真夫の股の下の床に顔を動かす。
真夫は犬のように、懸命に舌を這わせ続けるふたりの姿に満足し、次に、リモコンに手を伸ばして、ふたりの股間のバイブを微振動させた。
「んんっ」
「はんんっ」
途端にふたりがびくりと身体を震わせる。
「ほら、舌を動かすんだ。まだ、いっぱい蜂蜜はあるよ。今度はここだ。ふたりともおいで」
真夫は自分の舌の上に蜂蜜をたっぷりと乗せて、舌を出した。
あさひ姉ちゃんとかおりは、争うように左右から真夫の舌にぺろぺろと舐め始めた。
三人の舌が絡み合い、お互いの唾液がそれぞれの口の中を行き来する。
「は、はあ、はあ、ま、真夫ちゃん……」
「あ、ああっ……」
舐めながらも、ふたりとも股間を苛むバイブレーターの刺激に、時折切なそうに甘い声をあげている。
真夫は、ふたりの女奴婢のそれぞれの喘ぎ声を聴きながら、自分もどっぷりと肉欲の海に浸かり始めているのを感じていた。
「じゃあ、かおりちゃんから、おいで」
真夫は電子錠をリモコンで解除し、まずはかおりの股間から貞操帯を外す。
「あんっ」
バイブを抜くとき、かおりが切なそうに声をあげた。
真夫はかおりを導き、仰向きになった自分の股間にかおりを跨がらせる。
「あ、ああっ、真夫君……」
かおりが真夫の上で大きくよがった。
真夫は寝そべったまま、手を伸ばして蜂蜜をかおりのお尻の亀裂に沿って流す。
「はあ、はあ……んんっ……」
すぐにあさひ姉ちゃんが蜂蜜を目掛けて、かおりのお尻を舐めだす。
「や、やんっ、め、めぐみさん──」
かおりが大きな声で悲鳴をあげた。