真夫は、制服姿の
「あ、ああっ、あっ、あんっ」
梓が感極まった声を出し始めるまで、いくらもかからなかった。真夫は濡れそぼっている亀裂に挿入している怒張の律動をさらに速める。
この部屋には、梓と真夫のほかに、目の前のテーブルに縛られている絹香、そして、あさひ姉ちゃん、かおりちゃん、玲子さん、さらに、玲子さんによって後手に手錠をかけられた
梓は、その五人に見られながら真夫に犯されることで、あっという間にかなりの興奮状態に達した。
操心術で感情を読むことのできる真夫にはそれがわかる。
自分は、“エス”だという梓だが、真夫から見れば、梓は十分に“エム”の気質を持っている。それは梓を最初に犯したときに、すぐにわかった。だから、あのとき、玲子さんをさがらせずに、目の前で犯したのだ。
案の定、梓は他人の前で真夫に犯されるということに羞恥を覚えつつも、異常なほどの興奮状態に陥った。
その証拠に、そのとき、梓はあっという間に絶頂して果てた。梓はどうして、あんなにも呆気なく快感を極めてしまったのが、わけもわからなかった様子だった。
とにかく、梓は、エスであり、エム──。
真夫は確信している。
それにしても、もしかしたら、エスとエムというのは、相対する性癖ではなく、表裏一体の気質なのかもしれない。
今夜は、絹香を「鬼畜ゲーム」として、徹底的な羞恥責めをしたが、あさひ姉ちゃんもかおりちゃんも、いつものM性ではなく、かなりのS性を発揮してのりのりだった。そのくせ、ふたりとも、しっかりと欲情もして、股間を濡らしていたようだった。
いずれにしても、操心術というのは思ったよりも便利なものだ。
こうやって、犯している相手が、どのくらいの性的興奮状態にあるのか、すぐにわかる。
真夫は、梓がいまにも昇りつめようとしているのを感じると、すっと律動を中断した。
「あ、ああ……」
真夫は切なそうに身体をくねらせた梓をぐっとテーブルに押し倒し、上半身を完全に台に倒すようにさせた。そのため、テーブルに仰向けに拘束されている絹香のちょうど股間の部分に、梓の顔が被さるかたちになる。
「あっ」
破瓜の鈍痛と性交の余韻で脱力していた絹香が、身体をくねらせた。
「梓、奴婢の世話をするのも、女主人の役目だ。絹香の蜜と俺の精、そして血を舌で掃除しろ。命令だ」
「は、はい」
梓は逆らわなかった。
絹香を平素から調教することを認めてやった梓だが、こうやって、本当は誰が「主人」なのかを教え込む必要がある。梓も絹香も真夫の「奴婢」だ。その範囲内での上下関係だ。
もっとも、梓は頭のいい子だ。
そんなことは十分にわかっているようだ。
唯々諾々と命令に従っている。
「あ、ああ、だ、だめえ……」
すぐに、絹香が悶え始める。
真夫は梓への律動を再開した。
絹香の喘ぎ声に、梓の甘い声が重なる。
あっという間に、梓は再び絶頂に向かって、ひた昇っていく。
しかし、操心術でしっかりと、それを図っている真夫は、またもや寸前で律動を中断した。
梓がぐったりと脱力する。
だが、すぐにまた始める。
しかし、絶頂寸前でまたやめる。
それを繰り返した。
「い、意地悪しないでください、真夫さん。お願いっ」
梓がついに引きつった声で叫んだ。
「だったら、舌で絹香を絶頂させるんだ。そうしたら、いかせてあげるよ」
真夫はゆっくりとした律動を続けながら言った。
「あ、ああ……。は、はい」
梓は躊躇うことなく、絹香の股間を責める舌の動きを速くした。
真夫は梓だけでなく、絹香の快感度についても、操心術で読む。
何度も達している絹香は、性感を昇りつめさせるのも速かった。あっという間に絶頂に向かって快感を飛翔させた。
「ああっ、あ、梓、梓、いくう、いくうっ」
絹香が縛られている身体を弓なりにして果てた。
真夫も一気に抽送をあげて、梓もまた絶頂まで押しあげてやる。
そして、最後に精を放った。
「んんっ、んんんっ」
梓も身体を仰け反らせて、痙攣のように身体を震わせると、がっくりと脱力した。
真夫は梓の中から男根を抜き、下半身が裸体のまま、そばの椅子に腰をおろした。
「あさひ姉ちゃん、かおりちゃん、もういいよ。絹香を解いて、テーブルからおろしてあげて」
真夫はそう言うと、まずはテーブルの下に崩れ落ちてしまった梓を引き寄せて、自分の股間の前の顔を寄せさせた。
「きれいにするんだ……。そこまでが奴婢の役目だよ。梓が俺の奴婢でいる限り、絹香の躾をさせてあげる。だけど、本来は、梓もまた絹香と同列の俺の奴婢であることには変わらない。それを忘れないようにね」
「は、はい……」
絶頂したばかりで、まだその余韻の中にいる梓が精を放ったばかりの真夫の一物を口に咥える。
「ま、真夫……さん……」
拘束を解かれた絹香がよろよろとこっちに歩み寄ってきた。
真夫は手で招き、大きく股を開いて、真夫の股間の顔を向けるように梓の隣に跪かせる。梓は、絹香のための身体をちょっと寄せたが、口で奉仕する行為は一心不乱に続けている。
「頑張ったね、絹香……。今夜はもう終わりだよ。でも、絹香は俺の奴婢になったんだ。だから、明日もある。明後日も……。その次も……。信じられないくらいに恥ずかしいことをいっぱいしてあげる。それと、この梓を絹香の躾係に指名する。俺がいないときには、俺の命令だと思って、梓に従うんだ。いいね」
「は、はい」
「ご主人様だ。教場などでは、いままでどおりでいい。だけど、調教のときは、“ご主人様”と呼ぶんだ」
「はい、ご主人様」
絹香は心の底から嬉しそうに微笑んだ。
そして、命令したわけでもないのに、梓と同じように真夫の股間を舌で舐め始める。梓が譲るように口から真夫の男根を離す。すると、すぐさま絹香が真夫の股間を口に咥えた。
ふたりの少女に奉仕されて、真夫の股間は再びすっかりと勃起を取り戻していた。
「それと、梓は絹香のことを、いままで通りに“絹香様”か“お嬢様”と呼ぶんだ。絹香も梓を呼び捨てだ。これは変えさせない。だけど、絹香は従者の梓に躾られるんだ。そっちの方が気分が出ると思うよ」
ふたりがしっかりと応諾の返事をした。
裏庭で梓が絹香を責めていたとき、梓は絹香に自分のことを“ご主人様”と呼べという意味のことを言っていたと思うが、却下だ。
「ど、どうして……。どういうことなんですか……?」
そのとき、耐えられなくなったように、渚が声をあげた。
彼女は双子の姉妹の梓が真夫の犯されるのを呆然と眺め、絹香が梓の舌でいき、いま、そのふたりがかりで真夫に奉仕するのをじっと見させられていた。
一方で真夫は、そのあいだ、ずっと操心術で渚の感情を追いかけていた。
そして、わかった。
彼女は、真夫が思っていたような感じではなかったのだ。
性癖に普通だとか、普通でないとかあるのであれば、渚は間違いなく、「普通」だ。
絹香に調教され、姉妹である梓にも性的悪戯を受けていると言っていたので、真夫は渚はかなりのドMと思っていた。
しかし、操心術で観察する限り、渚の反応にはまったく性的な興奮のようなものがなかった。
おそらく、もともと、そういう資質ではないのだと思う。
同じ顔をしていても、かなりのアブノーマルな性癖を持っている梓とはかなり異なる。
もっとも、絹香と梓への愛情は十分に感じる。
このふたりへの純粋な愛情から、渚はふたりが要求する淫乱な行為に応じていたのだと思う。
だが、間違いない──。
渚の性癖は「ノーマル」だ。
「玲子さん、もうわかりました。渚ちゃんの手錠を外してください」
真夫が指示すると、玲子さんは、ちょっと意外そうな表情をしながらも渚の手錠を外す。
玲子さんが当惑した理由は明白だ。
事前の打ち合わせでは、渚はここで真夫が犯して、そのまま奴婢にする手筈だった。だから、玲子さんは、絹香に渚を呼び出させたとき、寮から出てきた渚を理由をつけて、強引にここまで送り、渚がちょうどいいタイミングでこの教場に入って来るように仕向けたのだ。
真夫と玲子さんは、ずっと連携をしていた。
だが、真夫は、ここで渚に触れることで気が変わった。
渚は、真夫が思っていたような少女ではなかったのだ。性癖に関してはどこまでの普通の子だ。絹香や渚に、そう仕向けられていただけだ。
「い、一体全体……」
渚は目の前の光景が信じられないというように、まだ呆然としている。
無理もない……。
「女主人」の絹香と、やはり、渚に被虐的な百合を強要していた姉妹の梓が、憑かれたようにふたりで真夫の股間を奉仕しているのだ。
正常な思考を保てないのも当然だ。
「見ての通りだよ。今日から、このふたりは俺の奴婢にする。君がこのふたりから、いままでどういう扱いを受けていたかは知っている。だけど、今日で解放する……。玲子さん、渚ちゃんの従者生徒の登録を解除してください。それと、彼女をA級生徒として登録を……。できますか?」
「わかりました、真夫様。問題ありません」
玲子さんが頭をさげた。
「えっ、真夫様って……?」
渚は、理事長代理であり、この学園を事実上仕切っている玲子さんが、真夫に従う言葉を使ったことに驚いているようだ。
そして、気がついたように、はっとした表情に変わる。
「そ、そうだ。待ってください。わたしがA級生徒だなんて……」
「問題ありませんよ。登録が変わるだけです。学園への授業料などについては、いままで支払っているものと同額で結構です。金銭的なものは、これまで通りに絹香に面倒を看させますが、不足するものは、こっちで肩代わりします」
真夫は言い足した。
生徒でしかない真夫によるとんでもない要求だが、玲子さんならどんな我儘を言っても実現させてくれる。
その確信が真夫にはある。
「すべて、真夫様の指示どおりにします。A級寮には、明日から入れるように処置します」
玲子さんだ。
「ま、待ってください──。しょ、承知できません。わたしは……」
「黙って──」
真夫は強い口調で渚の言葉を遮った。
そして、操心術をかける。
絹香と梓に対する強い感情をちょっとだけ緩めようとした。
それで、彼女のこだわりはなくなり、おそらく、A級生徒への移行を承知するだろう。
「えっ?」
だが、意外なことが起きた。
真夫の操心術が跳ね返されたのだ。
おそろしく強い力によって、ふたりから距離を置かせようとした真夫の力が遮られた。
「わ、わたしはA級生徒には移りません──。このまま、絹香お嬢様の従者生徒でいます」
渚ははっきりと言った。
真夫の操心術は完全に断ち切られていた。
もっと強い操作もやろうと思えば可能だが、そうすると、彼女の心にかなりのダメージを与えそうだった。それくらいに、強い心の力だ。
「だけど、このふたりは俺の奴婢になったんです。脅迫して、逆らえない条件を突きつけて、奴婢になることを強要したんだ。だけど、君については自由にしてあげるつもりだ……。奴婢に奴婢はいらない」
真夫はふたりの頭をぽんぽんと叩いて、真夫への奉仕をやめさせた。
ふたりが口を離して、渚の方に顔を向ける。
「渚、聞いた通りよ。わたしは、この真夫さんの奴婢になったわ……。あなたへの愛情は変わりないけど、もう、解放する……。いままで、悪かったわ……」
絹香だ。
梓はなにも言わなかった。
ただ、じっと渚の決断を待っているかのように視線を向けている。
「ど、どうして、絹香様と梓は奴婢にするのに、わたしにはそうしないのですか?」
渚は真夫に訴えるような物言いをした。
真夫は首をひねった。
渚の感情が大きく変化し始めたからだ。
これまで、ずっと絹香と梓に対して向けられていた思慕の感情が、真夫に対しても拡大されだしたのだ。
それは不可思議な変化だった。
渚には、真夫に愛情を向けるなんの理由もないはずだ。その証拠に、渚がいままで真夫に向けていたのは、嫉妬心や反感のような感情だ。
それなのに、なにかに急に心を変えられたかのように、真夫にも恋慕の感情を拡げてきた。
「な、ならば……、わ、わたしも、あなたの奴婢にしてください……」
そして、渚は言った。
その決断が、しっかりとした強い意思に基づくものであることは、心を覗いている真夫にはわかる。
だが、どうしても、渚が急にそんな風に心を変化させたのか、真夫にはよくわからなかった。
つまりは、それほどまでに、絹香と梓への感情が強いということなのだろうか……。
離されるくらいなら、何者ともわからない真夫の奴婢になることを選択するくらいに……。
「俺はマゾしか奴婢にしないんですよ……。渚ちゃんはそうじゃない……。俺にはわかる。俺が選んだここにいる女性たちは、全員、マゾです。一番、エスっ気の強い梓含めてね。そうでない女に、鬼畜な遊びを強要するつもりはないんだ」
「だったら、マゾになります。梓にだって、絹香様に対してだって、そうしました。わたしにはできます」
「そうだろうね……。でも、君は本当はそうじゃない……。もっと、普通に恋愛をして……」
「マゾです。わたしはマゾです──」
渚は、真夫の言葉を遮って、きっぱりと言った。
真夫は溜息をついた。
だが、彼女の決意はわかった。
「わかったよ……。じゃあ、試してあげよう……。まずは、服を脱ぐんだ。なにもかもね。はっきりと俺に見せながら」
真夫の言葉に、梓はびくりと身体を反応させたが、すぐに決心したように服を脱ぎ始める。
横の玲子さんが渚が脱いだものを受け取っていく。
寮の部屋から急いでやって来た渚は軽装だ。短いスカートとTシャツを脱ぐと、もう下着だけになる。ブラジャーを外す。ちょっと小ぶりの乳房だ。
そこまで脱いで、耐えきれなくなったように、さっと胸を両手で隠して、真夫に背を向けた。
「隠すなと言ったよ。それに、もう一枚残っている……」
「で、でも……」
渚は震えていた。
一方で、もう絹香も梓もなにも口をきかない。
渚の行為を真夫の脚のあいだに跪いたまま、じっと見守っているだけだ。
しかし、渚はなかなか動かなかった。
真夫は玲子さんに、渚の服を返すように言った。
「ま、待って……。脱ぎますから……」
渚が下着に手をかける。
素早く脱いで足首から抜くと、玲子さんに渡しつつ、さっと股間を手で隠した。
「身体をこっちに向けて、両手は後ろだ。見えないロープで縛られていると思って……。それをやめれば、奴婢にはしない。諦めてもらう」
真夫は言った。
渚は乳房と股間を隠していた手をゆっくりと後ろに回した。
黒々とした陰毛が露わになる。
絹香も梓も、ここには手を付けなかったのだと思った。そういえば、梓も陰毛もしっかりとある。本当は、ドMの絹香は、ふたりを調教しても、股間の毛を剃るいうことはしなかったのだと思った。
「かおりちゃん、準備していた洗面器を……」
絹香のための準備していたものだ。
利尿剤を飲ませて、万が一、最後まで耐えきったら、これにさせるつもりだった。まあ、絶対に我慢できるわけがないと思ってはいたが……。
「はい」
かおりちゃんが床の上に洗面器を置く。
「これにおしっこをしてごらん。それができたら、奴婢にしよう。一生、絹香とも梓とも離さない」
「そ、そんな」
渚が顔を蒼くした。
そして、渚から絶対的な強い嫌悪の感情が迸った。
「む、無理です──。できません」
渚はきっぱりと言った。
すると、ずっと黙っていた梓が突然に口を開いた。
「できるわ……。初めてじゃないでしょう……。三人だけのときは、やっていたことじゃない、渚」
そして、梓は真夫に許可を求めるように、真夫を見た。
よくわからないが、真夫は頷いた。
すると、梓は身につけている制服を脱ぎ始めた。
あっという間に、渚と同じように生まれたままの恰好になる。
「真夫さん、おしっこをさせてください」
梓が言った。
真夫には梓の意図がわかった。
どうなるかわからないけど、彼女に任せることにした。
「許可する」
「はい」
梓は渚に背を向け、真夫に見えるように洗面器にしゃがんだ。
渚は目を丸くしている。
梓は、緊張のせいか、しばらく放尿を始めなかったが、やがて静かに尿を股間から迸らせだした。
「わ、わたしも……。さ、さっきしたから、そんなに出ないと思うけど……」
梓が終わると、すぐに絹香も立ちあがった。
絹香もまた、梓と交代して洗面器にしゃがむ。
量は少ないが、ちょろちょろと少量の尿をそこに放出する。
「渚、するのよ──。あんたも、こっち側にいらっしゃい。あんたの性癖がノーマルでもアブノーマルでもどっちでもいい──。だけど、あんたはこっち側よ。あたしと絹香様のいる側が、あんたのいる場所よ」
梓が強い口調で言った。
その瞬間、渚の感情から拒絶心が消滅した。
「し、します……」
渚が洗面器を跨いだ。
羞恥と緊張でぶるぶると渚の身体が震える。
しかし、しばらくすると、一筋の奔流が股間から洗面器に向かって流れだした。
そして、渚の放尿が終わった。
「よくやったわ」
「渚、よかった」
絹香と梓が心からほっとした声をあげる。
「わかった」
真夫は床に渚を押し倒した。
渚は命じられている両手は背中から離さない。
真夫は絹香と梓に命じて、渚を愛撫させた。
梓は股間を、絹香は胸を、それぞれに両手に加えて舌も使って責め始める。
真夫については、ふたりの責めを補助するように、渚の全身のいたるところを舌で責めた。
「あ、ああっ、ゆ、許して……ああっ」
やがて、渚の表情がうっとりと陶酔のようなものを垣間見せだす。
「まずは一度達させよう」
真夫は絹香と梓に指示するような物言いをした。ふたりの舌と指が激しく動き出す。
「んん、んんんっ」
しばらくすると、真っ赤に紅潮した渚の身体がぶるぶると震えた。
真夫は絹香と梓をさがらせる。
そして、渚の両脚を掴むと、ぱっくりと開いた亀裂に怒張を当てて、一気に体重を預けた。
「んぎいいいいっ」
まるで切り裂かれでもしたように渚は凄惨な悲鳴をあげた。
歯を食い縛った顔を激しく横に振る。
「い、いたいいい」
絶叫した。
「しっかり」
「大丈夫よ」
絹香と梓が渚の肩を両側から掴む。
真夫は律動を開始した。
渚の悲痛な呻き声は続いている。
ややあって、真夫はおもむろに精を放った。
「う、ううう……」
真夫が一物を抜いても、梓は苦しそうな声をまだ出している。でも、その声はすぐに落ち着いたものになり、ただの荒い息遣いに変った。
「血が乾かないうちに、始末しなくっちゃ……」
あさひ姉ちゃんがこっち近づこうとするのを真夫は制した。
「それは奴婢になった女の子の役目だよ」
真夫は言った。
絹香と梓が真夫の意図を察して、渚から離れる。
渚はおずおずと身体を起こすと、膝立ちで寄ってきて、真夫の股間に顔を埋めさせた。
「わ、わたしは……マ、マゾです……。だ、だから……」
「わかった。すまなかったよ。引き離そうとして……」
真夫は渚の頭を優しく撫ぜた。
渚がさっき絹香たちがやっていたように、真夫の性器を舌で舐め始める。
それでもまだ、両手は背中から離していない。
これについては、真夫も感心した。
「玲子さん、首輪と腕輪を……」
真夫は渚に両手を離していいと告げるとともに、玲子さんに促した。
玲子さんが一組の金属の輪を真夫の手に渡す。
「君が六人目の奴婢だ、渚」
真夫はそう言うと、渚の両手首と首に、ひとつずつ奴婢の象徴である金属の輪を嵌めていった。