「ひあっ、ああっ……だめっ、ああ……。お願いだから……」
猛烈な痒みに襲われている身体を執拗にくすぐられて、光太郎はいつの間にか哀願の声を繰り返していた。
口から漏れ出るのは、女そのものの甘い声だ。
否が応でも、自分がやっぱり「女」であることを自覚させられる。
「ふふふ、まるで女の子ね。本当に不思議。学園の巨頭双璧のひとりが実は女だったなんて……。金城派の女性生徒たちは、それを知ればひっくり返るわね」
白岡かおりさんだ
A級生徒だったが、学園の命令でこの坂本真夫君の従者生徒になったと聞いている。いつの間にか、彼の愛人のようになっていて、今日は罠に嵌ってしまった光太郎を一緒になって追い詰める片割れの役目を果たしている。
ずっと、光太郎の男の性器を舐め続けていたが、いまは横で傍観している感じだ。
もっとも、光太郎は目隠しをされているので、彼女を見ることはできない。
「なにをお願いするの、ひかりちゃん?」
真夫君が操っていた筆を遠ざけた。
「うううっ……」
しかし、刺激が消滅したことで、光太郎は思わず呻いてしまった。
こんな刺激でも、この恐ろしい痒みの前には、ありがたいものだったのだと、なくなって思い知った。
筆が離されて、狂うような痒みの苦悶が襲い掛かってきたのである。
また、その筆は、痒みに襲われている光太郎にとっては、悪魔のような責め具だが、離れてしまうと、次にどこをくすぐられるかわからなくて怖い。
そうかといって、筆でもどかしい感覚を与えられ続けるのも嫌だ。
もう気が狂いそうだ。
いっそのこと、ひと思いに襲って欲しい──。
光太郎は心の底からそう思ってきた。
「も、もう解放して……。SS研には入るって言ったよ……。だから……。あと、目隠しを外して……」
「なぜ?」
筆が無防備な光太郎の股間をすっと撫でた。
女の部分だ。
鋭い衝撃が光太郎の身体を貫く。足枷を嵌められているので開脚したまま、脚を閉じることができないのだ。
手で払うことも、股を閉じて刺激から逃げることもできない。
ただただ、くすぐりを受けるだけだ。
股間を繰り返し筆でくすぐられて、光太郎は全身を突っ張らせた。
「ひああっ、や、やめて──」
天上から二本の鎖で両手を吊り上げられている裸身を激しく揺すって、光太郎は悲痛な声をあげてしまった。
「み、見えないと……、とてもつらいんだ……。頼む。もう屈服したから……。だから、これ以上苛めないでくれ……」
「ふうん、じゃあ、これはどうしたのかな?
今度は乳首の先をゆっくりと下から上に筆先で跳ねあげるように動かされた。
しかも、左右を両方同時にだ。
「ひあああっ」
光太郎は全身を弓なりにしてのけぞらせた。
「乳首が尖っている。辛そうじゃないなあ。むしろ、淫らに感じているだろう?」
「……そ、そんなことない……。だ、だけど……痒くて……」
「そうか。感じるはずなんだけどねえ。股間はすごいことになっているよ。だったら、犯されたくて堪らなくなるまで、もう少し待つよ。塗ったのは、そういう媚薬なんだ」
真夫君が冷ややかそうな口調で告げ、光太郎から離れている気配がした。
「ちょ、ちょっと」
すると、白岡かおりさんの焦ったような声がして、ふたりが抱き合うような気配が伝わってきた。
もしかして、遊び始めた?
「ふああっ」
その直後、突然に白岡さんが甲高い声をあげた。
なにをしているのだ──。
だが、焦った。
本当に放置される。
しかし、もう痒みで気が狂いそうなのだ。これ以上、放っておかれたら、本当におかしくなる。
「やだ──。これ以上は待てない──。もう犯して──。犯してくれ──。心の底から屈服するから──」
光太郎は声をあげていた。
この痒みが癒えるなら、なにもかも、もうどうなってもいいと思った。
それほどの痒みなのだ──。
「わかった。もう焦らさないよ。ひかりちゃんを俺の女にする」
真夫君が再び正面に戻ってきたのがわかった。
いきなり、舌先で光太郎の小さな乳房の裾の部分から尖っているらしい乳首の先までを唾液を擦りつけるように舐められた。
「ひいっ、あああっ」
見えない視界で受ける責めに、光太郎は裸身を揺すって悲鳴をあげた。
すぐに、再び舌先が乳首を刺激してくる。
さらに、真夫君の手が光太郎の股間に伸びて、小さな男根の下側の女の部分も愛撫してきた。
「ひああっ、いやあっ、あっ、ああ……」
痒みに襲われている乳首や股間への刺激は堪らなく気持ちいい。
すると、しばらくしてから、すっとした舌も指も離れる。
しかし、愛撫が離れていくときの焦燥感が凄まじい。
もうだめだ……。
もっと、続けて欲しい……。
「や、やめないで……」
ほとんど無意識のうちに光太郎は言っていた。
「拘束されている……。目隠しをされている……。なにをするにも相手任せ……。快感を受けるのも、拒否することも自分ではできない……。これが支配される快感だよ……。そして、ひかりちゃんはこれが病みつきになる」
そして、またもや乳首への舌責め。
「うあああっ、ああ……」
痺れるような快美な感覚に、光太郎は声を震わせた。
「堪らなそうだね……。被虐の快感だ──。この味を覚えてしまったら、ひかりちゃんは、もうほかのセックスじゃあ、物足りなくなる。愛撫だけじゃない。口づけもだよ……。舌を出して……」
真夫君の手が光太郎の顎に触れた。
軽く上を向かされる。
光太郎は舌を出した。
なぜか、この真夫君の声には不思議な力がある。
金城財閥の次期総帥として育てられている光太郎が、一切の抗う感情を持つことができないのだ。
支配者としての確信と威厳に満ちた真夫君の言葉に、光太郎はまったくためらわずに舌を出した。
その舌が柔らかいもので包まれた。
真夫君の口だ。びりびりと痺れるような不思議な感触……。
唾液を帯びた真夫君の舌が光太郎の舌に絡みつき、強く弱く吸われる。
「ふああ……」
気持ちいい……。
頭の中にはそれだけしかない。
口づけがこんなに気持ちいいものだとは夢にも思わなかった。
身体の力が抜ける……。
もしも、天井から両手を吊られていなければ、その場に崩れ落ちていたかもしれない。
「ふああ……。ああ……。ま、真夫君……」
長い口づけから解放されると、光太郎は喘ぎながら彼の名を呼んでしまっていた。
「いい顔だよ……。女の顔だね」
真夫君が笑った気がした。
「ぼ、ぼくは……女……? こんな身体なのに……?」
「女だよ……。そして、今日からは俺の女──。それを身に染みて教えてあげる」
真夫君が光太郎の足元にしゃがんだ気配を感じた。
次の瞬間、顔の顔が下から股間に当たり、舌がお尻の下側から女の股間にかけて、舌全体でゆっくりと舐めあがってきた。
さらに、勃起している男の部分の先端を口で吸われる。
「ひいいいっ」
光太郎は絶叫した。
凄まじい男の性器における射精感も襲ったが、それはいまだに根元に喰い込んでいる金属のリングによって阻まれる。
射精したくても射精できない狂おしさに身体を震わせてしまう。
「まだ痒いよね……」
真夫君の舌が光太郎の女の部分に戻る。舌だけでなく指による愛撫を加わる。
裸にされ、拘束されて、視界さえ封じられて、感じやすい女の部分に与えられる愛撫に、どんどんと光太郎の快感はせりあがらされる。
「ああっ、いくっ、いくうっ」
自慰の経験はあるので、絶頂の感覚は知っている。
込みあがったものが、それであることは光太郎にはわかった。
全身を突っ張らせて、思わず声をあげる。
「だめだよ。ぎりぎりまで我慢しないと」
だが、まさに絶頂寸前で真夫が光太郎の股間から口を離して言った。
「あっ、はいっ」
なにも考えない。
ただ、命令に従わなければと思った。
力いっぱいにきつく唇を噛む。
必死に絶頂感を我慢する。
だが、再び舌と指による愛撫が再開される。
「んあああっ、む、無理です──」
光太郎は必死に歯を噛みしめる。
腰の芯がじんと痺れて、大きな疼きが熱とともに全身に拡がっていく。
なによりも、痒みが消えていく快感が凄まじい。
肌から汗が噴き出て、息が苦しくなる。
「まだだ──」
真夫君が強く怒鳴った。
「ひんっ」
光太郎は懸命に我慢する。
そのとき、真夫君の指がいままで一度も刺激を受けなかったお尻の穴に挿入された。
奥深く挿し込まれて、痒みの強い場所を中で刺激される。
「ひああああっ、だめえええ──」
さすがに無理だった。
身体ががくがくと震え、全身が突っ張る。
「まだだ」
しかし、ぎりぎりで刺激が失われてしまった。
真夫君が舌責めと指による愛撫を急に中断したのである。アナルからも指が抜かれてしまった。
ふつふつと切ない疼きが光太郎に襲い掛かる。
しかも、刺激が失われた途端に、再び猛烈な掻痒感が復活する。
光太郎は泣きそうになった。
「ああ、また──」
もどかしさが苦しくて首を激しく左右に振る。
「心配ない。もう痒みでひかりちゃんを苦しめるつもりはないよ。ただ、痒みに襲われてる方が破瓜の痛みもましになると思ってね」
真夫君が言った。
「どうだか……。あんたが痒みに苦しむ女に意地悪するのが好きなだけでしょう」
ぼそりと、白岡さんが口ずさむのが聞こえた。
「そうかもな」
真夫君が笑う。
そして、今度はすっかりと濡れそぼつ光太郎の女の部分の花芯に指を二本入れてきた。
そこに、奥深くまで異物を入れるのは初めてだが、痛みよりも痒みが癒える快感が大きい。
「ひああっ、ああ、あああっ」
たちまちに襲ってきた快美感に光太郎は顔をのけぞらすようにして声をあげた。
「熱い……。絡みつく……。ねっとりと蜜でいっぱいだよ」
真夫君が膣の中を解すように指を回す。
甘美な快感が背骨を貫き、頭の先から抜けていく。
さらに刺激は続く。
真夫君はかなり上手だった。
光太郎がいきそうになると愛撫を緩め、絶頂感が逃げていけば激しくされる。
送り込まれる刺激に淫らに悶えながら、光太郎は真夫君が口にした「被虐の快感」の意味を改めて思い知った。
こうやって自由を封じられていては、自分で快感を増幅することも、逃がすこともできない。
ただ、与えられるものに翻弄されるのみである。
一切を受け入れるだけ……。
絶頂させるも、耐えさせるも、全てが真夫君の意思のままだ。
光太郎は、ただただ哀願と嬌声を繰り返して、真夫君になぶられ悶え狂うことしかできない。
「いくうう──」
真夫君の指が膣の部分の入口の上側を執拗に刺激してきて、一気に快感がせりあがった。
今度は真夫君は刺激をやめなかった。
それどころか、なにをどうしたのかはわからないが、ずっと男根の部分の根元に嵌められていた金属の環が外れたのがわかった。
絶頂感とともに、止められていた射精感が堰を切ったように噴出する。
「んはあああっ」
光太郎の小さな男根の先からまとまったものが噴き出るのがわかった。それとともに、女の部分でも灼けるような快感が暴発して、背筋を駆け抜けて全身に一気に広がる。
光太郎は喉を前に突き出すようにして、びくびくと愉悦の痙攣をした。
「なかなかのいきっぷりかな」
真夫君が笑っている。
そして、衣擦れの音がして、彼が服を脱いでいるのがわかった。
「ほんと……。ふたなりっていうんでしょう? そんな風になるのね……。こいつの射精みたいだったわ……」
白岡さんの声だ。
はあはあと息を乱しながら、ふたりの前で醜態を晒したことに、改めて羞恥が込みあがる。
「勝手にいっちゃだめだと言ったのに、結局達したね。次は我慢するんだよ」
すると、再び指が二本、女の性器に挿入された。
指先でさっき最後に愛撫された膣の上側をコリコリと刺激される。
一気に甘美感が膨れあがる。
「あひっ、ま、またなの──?」
「当然だろう。ひかりちゃんは、今日から、俺の前では女になるんだ。しかも、俺の女にね。俺の女になった限り、一度で許されるなんて考えないことだね」
真夫君の指が男の部分の先端を刺激しながら、女の部分の内側への刺激を続ける。
自由を奪われている身体は容赦なく加えられる刺激から逃げることはできなかった。
腰の芯が痺れ、溶けていくような快感の大波に、またしても光太郎は抵抗することができずに、一気に絶頂に押しあげられる。
そして、またしても、びりびりとした不思議な感触──。
だめ、我慢なんか不可能……。
「あひいっ──。また、いぐううう──」
光太郎はまたしても絶頂をしまった。
そして、昇天と同時に、またしても男の部分から、精液に似たものが迸るのがわかった。
「わっ、それって、でも精液なの?」
白岡さんの声だ。
すぐそばから聞こえるので、ずっと見られているということだろう。
「精液ではなくて、女の蜜がどこかで繋がって噴き出ている感じかな。いわゆる潮吹きってやつさ」
「潮吹き?」
白岡さんは怪訝そうな声を出した。
しかし、思念はそこまでだ。
「もう一度だ」
真夫君が再び股間に愛撫を加えてきたのだ。
絶頂の余韻も覚めないうちに、股間を刺激してくる。
「ああっ、も、もうだめっ……。む、無理──。無理だよ──」
光太郎は声を震わせて哀願した。
だが、すぐに激しい愛撫によって、淫らな声に変えられてしまう。
しかも、今度はいままでの中で一番激しい。
だが、その激しさが溜まらない。
またしても、絶頂に向かって無理矢理に押しあげられてしまう。
「あああっ、駄目だよお──。我慢できない──。また、いくよお──」
抗えない大波がまたやってきた。
「堪え性がないねえ……。我慢しろって、命令したはずだけどね。君はもう俺の女だ。勝手に達する自由もないんだ」
真夫君はちょっと面白がっている声だ。
「そ、そんなこと言ったって……」
光太郎は懸命に絶頂を耐えようとする。
しかし、その官能に異変が襲った。
突然に強い尿意が込みあがったのだ。
どうして……?
狼狽した。
だが、込みあがる尿意を押さえようとしても、快感に襲われている光太郎には、痺れる腰に力を入れることができない。
「ま、待って、待って──。お、おしっこが……」
光太郎は焦って言った。
「おしっこ? 面白いね。じゃあ、一度出してみてよ。俺の前でね」
真夫君は責め手を緩めない。
それどころか、むしろ愉しそうに愛撫に激しさを加えてくる。
「……ほんと、鬼畜……」
白岡さんがぼそりと呟くのが聞こえた。
「ああ、だめえっ、むりいいい──。お願いだよ──。あああっ」
だが、光太郎はそれどころではない。
無情にも加速する真夫君の指によって、大きな快美感が襲い掛かったのだ。
「ひいいっ、あっふうう──」
絶頂感とともに、おしっこが股間から噴きこぼれた。
「あああ……」
じょろじょろと放尿が股間のあいだから迸り続ける。
一度出たおしっこは自分でもどうすることできずに、終わるのを待つしかない。
情けなさに泣きたくなる。
「へえ……。そこから出るんだ。意外……」
光太郎には、男の性器側ではなく、女性器の上に光太郎の尿道口がある。
そこから床に向かってじょりじょろとおしっこが流れ続けている。一度始まった放尿は自分でもどうにもならない。
終わるのを待つしかない。
気が遠くなるような羞恥だ。
だが、同時に陶酔するような快感も光太郎は味わっていた。
これもまた、被虐の快感というものなのだろうか……?
すると、いまだに放尿が続く光太郎の両腕を吊っている鎖が緩んだ。
真夫君が背中を押して、上体を横にして後ろに向かって腰を突き出すような恰好にさせられた。
そして、その真夫君が光太郎の後ろにまわる。
やっと、放尿が終わった。
気が遠くなるような羞恥の時間だった。
「随分と派手にやったね。まあ、大丈夫さ。かおりちゃんが後で掃除するから」
「わかっているわよ──」
すると、白岡さんが不貞腐れるように怒鳴った。
「あっ、いや、ぼくが……」
そんな恥ずかしいことを他人にはさせられない。
光太郎は自分が掃除をすると拒絶しようとした。
だが、一瞬にして思考が消し飛ぶ。
しかし、後ろに突き出しているお尻の下から、真夫君の性器だと思うものが挿し込まれてきたのだ。
「あっ」
光太郎は声をあげた。
「ひかりちゃんを俺の女にする……。SS研にようこそ……」
真夫君がちょっとお道化たような言葉とともに、膣の中にゆくっりと怒張を挿入してくる。
ずぶずぶと光太郎の女の部分の中に、固くて大きなものが没していくのを感じる。
「あ、あああっ」
光太郎は艶めいた声を出して喘いだ。
もう幾度も絶頂したうえに、もともと媚薬でどろどろに蕩かせられていたこともあり、痛みよりも遥かに快感が上回った。
いや、むしろ、気持ちいい──。
「ああ、あああっ」
光太郎は声をあげた。
一気に深くまで貫かれた。
中を引き裂かれるような激痛が走ったが、一瞬のことだ。
激痛の後には、もう快感しかない。
「あひいっ、ま、真夫君──。ぼ、ぼくは君の女になるよ──」
「ああ、君を俺の女にする……」
真夫君が律動を始めた。
だが、律動の回数はそんなに多くはなかった。
かすかに唸った真夫君が光太郎の中で精を解き放つ。
「あうううっ」
巨大なびりびり感が光太郎を襲う。
気がつくと、光太郎はまたしても絶頂していた。
その光太郎の女の中に真夫君の精を注がれながら、改めて女になったということを感じだ。
絶頂の波に二度三度と襲われる。
そして、呻き声とともに脱力する。
とにかく、終わった……。
身体がばらばらになるような脱量感とともに思ったのはそれだけだ。
股間から真夫君の性器が抜かれる。
すると、目隠しが外された。
足枷もだ。
「手首の枷を外したら、両手は背中に回すんだ。今度は寝台に行くよ。かおりちゃんも一緒にね」
すると、真夫君が事も無げに言った。
光太郎は耳を疑った。
「あ、あんた、まだするの──?」
白岡さんが声をあげた。
彼女はすぐそばで体育座りで腰をおろしていた。その股間には、相変わらずの革の細い貞操帯が喰い込んでいる。
「当然だよ。それに、ひかりちゃんも、たったこれだけで満足なんかするものか」
「い、いや──。も、もう十分だよ──。これ以上は死んでしまう──。お、お願いだから──」
手首の革枷から天井の鎖が外されて、さすがにこれ以上は無理なので、光太郎は逃げようとした。
だが、何度も絶頂させられている光太郎には、ほとんど力が入らない。あっという間に両腕を背中に回させられて、がちゃりと反対側の手首を嵌め直されてしまった。
「お愉しみはこれからだよ、今度はかおりちゃんも一緒だ」
「うう……。でも、金城家の次期総帥とセックスするのは興味あるかもね。ちょっと、愉しみかも……」
すると、白岡さんがくすくすと笑った。
光太郎の受難は、まだまだ続くようだ。
被虐の快感も……。