※この作品はR-18です。

ソフィーのアトリエ~不思議な貞操観念の錬金術士~   作:伊倉米磁

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2.錬金術士として

 ソフィーが酒によってレイプされ、翌朝にすぐ同意の上でセックスを始めてから、何時間も経った。真昼を少し過ぎたところで、ソフィーはベッドの上で尻を高々と突き出した体勢で突っ伏し、股間からは愛液のよだれが糸を引いていた。背中には精液が好き放題にぶちまけられ、いくつもの精液だまりと、激しいセックスによってそこから放射線を描くように精液が伝った跡が残っており、この体勢でずっと盛ってきた事がありありと伺える。

(きもちいー……)

 喧嘩別れしたプラフタのことなど、跡形もなく吹き飛んでしまうほどにセックスの快感、幸福感は圧倒的だった。体の中にゆるく渦巻き続けている絶頂の余韻をスープ皿を舐めまわすように浅ましく貪りながら、ようやくソフィーは正気を取り戻し始めた。

「ん……ああっ! やばいやばい! こんなことしてる場合じゃなかった!」

 日の出から今まで夢中になってセックスしていた事実など放り捨てて、ただのおぼこい錬金術士だった昨日までと同じように、驚き慌てふためく。

「お? ああ、ソフィーの師匠が来るかもって話か」

 後ろを振り向くと、全裸でプラフタの椅子に座っている男が水を飲んでいた。

「そう! そうだからさっさと出てってください!」

 自分をセックス漬けにした男に、勢いよく叫ぶ。その顔にはもう照れはなかった。全裸で乳首も愛液をたらしている股間も隠さずに、びしっと指を突きつけて、着替えさせてアトリエから追い出す。

 精液でガビガビになった背中を、あまりものの破れた紙片でガシガシぬぐってから風呂場でピュアウォーターを頭からかぶって体用のブラシも使って綺麗に落とす。愛液と精液の性臭が満ちているアトリエの窓を、正面以外開け放ち、換気しながらベッドのシーツを剥ぎ取り、しつこくこびりつく精液を聖水まで使って念入りに落とした後、変なシミになっていないか広げて確かめて、外にある物干しに掛けておいた。

 全裸で外に出てしまった事に慌てながら、いつもの服をそそくさと着る。すんすんと鼻を鳴らして臭いをかいで見ると、どうしても昨日の臭いがまだ残っているような気がするので、そよ風のアロマを焚いて誤魔化しておいた。

「ふうっ。ようやく格好ついたかな? これでプラフタのところに行ける……」

 昨日からこっち、大変な事がありすぎてもう怒りなどどこかへ行ってしまった。そうするとソフィーに残るのは寂しさだけだ。昨日はセックスで寂しさを紛らわせていたが、それはさておいてソフィーはプラフタに会いたくて仕方なかった。

 そのまま家を飛び出し、モニカの家の前でたるに腰掛けて不機嫌そうに貧乏ゆすりしていたプラフタを発見し、涙ながらに飛びついた。

「ふんっ。ソフィーは私のことなどいらないんじゃなかったんですか?」

 つんと顔を逸らしたプラフタだが、その口元はにやけを堪えようとひくひく引きつっていた。

「うわーん! プラフタ、ごめんなさいぃ──!」

 ぎゅうとプラフタに抱きついて頬ずりするソフィーは、まるで母親に甘える子供のようでもあった。プラフタの人形の胸にソフィーのノーブラの胸が押し付けられる。男とセックスした後に慌てて片付けたので、今はノーパンノーブラで外に出てきたのだった。服自体の布が厚めだったのでプラフタはそれに気付かず、慈愛の表情を浮かべてソフィーの頭を優しく撫でる。

「はいはい、しょうがないですね、ソフィーは……さ、家に帰りましょうか」

「……っ! うん!」

 穢れない満面の笑みで、ソフィーが頷いた。

 二人はアトリエに帰っていき、また錬金術の修行を始めた。さっそく材料を取り出そうとコンテナを開けたソフィーは、かすかに漂う匂いにコンテナの口をなるべく閉じて中から材料を取り出す。

 プラフタは人形の体では錬金術を使えないので、コンテナの中身を覗いたりはしないが、そこにはソフィーが昼過ぎまでセックスに夢中になった唯一の物証となる、精液で黄ばんだ破れた紙片が大量に納められていた。

 たったそれだけの臭いで、ソフィーは雌の貌が表に出て来そうになるのを堪えねばならなかった。このままコンテナを開け放ち、紙片を取り出して鼻にくっつけて思い切り精液の臭いを胸に吸い込んでオナニーしたい衝動を押さえ、背後に居るプラフタに純朴な少女の顔で振り向く。

 そうして、いつもより手際悪く、コンテナと釜の前を往復する回数を増やしたりしながら、錬金術を勉強していった。

 プラフタが寝静まった後、ソフィーは一人起き上がり、こそこそとコンテナを開け精液付き紙片を取り出す。昼間は出来なかったので、臭いを思い切り堪能し始めた。

(はぁ……くらくらする……昼間のおちんちん、思い出しちゃう……)

 このまま家を抜け出して、広場まで行って、あの冒険者を誘って朝までセックスしたい。そんなことを思いながらパジャマを脱いで下半身裸になり、膝立ちのまま膣に指を出し入れして気分を盛り上げていく。

(でも、あの人との子供が出来るのはやだな)

 初めて体を許した男だし、何度でもセックスしたいと思っている相手だが、好きでも嫌いでもない、ソフィーにとって心の底からどうでもいい相手だった。男の人格など、セックスの添え物でしかなかった。

 そんな男と子供を作ったら、プラフタが泣いて怒り狂うだろう。それは嫌だった。

(子供は作りたくない……気持ちいいセックスだけしたい……)

 奇しくも昨夜の男のような下種な思考に身をゆだね、くちゃくちゃと緩く膣をかき回しながら、ソフィーはつらつらとその方法を考え始めた。

(子供は、精液を私の中に注いだら出来るわけだから……そうならなければ大丈夫で……どういう道具がいいかな……)

 ソフィー自身気付いていなかったが、プラフタの手引きでなく、完全独自のレシピを考案するのは今回が初めてだった。ソフィーのセックス好きは、当然のように錬金術士としてのソフィーにも大きな影響を及ぼそうとしていた。

(おちんちんに、カバーみたいな……そう、私におちんちん突っ込んで……精液を、カバーにびゅーって……)

 やがて、急速に考えがまとまっていき、

(私の中で精液を吐き出すためのカバー、だから……トイレ……カバー……)

 ぴこーん! とソフィーに電撃走る。

「よし、ソフィレットカバーと名づけよう♪」

 こうして、今後文明が続く間永劫に、ソフィーは男達の精液便所として歴史に名を刻む事となった。

 そんな事はどこ吹く風で、さっさとレシピをまとめ上げ、音がしないようにこっそりと試製品を作り上げる。効果は極薄、熱さを感じる、破れない、さらに高品質だ。

「んー。これなら明日からセックスし放題かも♥」

 拾ってきたエロ本を隠す子供のようにこそこそとコンテナにソフィレットカバーをしまい、ソフィーは上機嫌でベッドに入って眠りについた。

 翌朝、プラフタがこんな事を言った。

「ソフィー、私も、町で働こうかと思っています」

「ええっ!? いきなりどうしたの、プラフタ!」

 目をむいて驚くソフィーに、プラフタは可愛らしく唇を突き出して、むっとした表情で応える。

「なんですか、その驚きようは。私もこの町の一員ですからね。外に採取に出かければ生活に苦労はありませんが、教会のお手伝いでもしてみようかなと思ったのです」

「そ、そーなんだ。うん! いいことだと思う!」

「へえ、ソフィーは私が働きに出て良いんですか?」

 からかうようなその口調に、今度はソフィーがむっとすることになった。

「えー、何が言いたいの、プラフタ?」

「私がいつも傍に居ないと、ソフィーが泣いて寂しがるかと思いまして」

「ち、ちがうもん! それくらい大丈夫だから!」

 顔を赤くして否定しながら、二人して笑いあった。結局、ドールメイクでブライトソウルに変えてからプラフタは出かける事になった。

「今日は3時くらいには帰る予定です」

「うん。行ってらっしゃい」

 手を振ってにこやかに送り出した。

(今まで大して気にしてなかったけど、プラフタの最初の服って凄くエッチだよね…………)

 自分があんな服を着たら、絶対に恥ずかしくて一歩も家の外に出られないだろう。セックスして性欲に濁った眼差しで見て、初めて理解できたソフィーだった。

(やっぱり、ああいうアソコもお尻も、おへそも見えてるような服を着たら、男の人はやる気になるのかな……レオンさんの服も胸の谷間出てるし、後ろがめくれ上がって……あのスカート後ろからセックスしやすそうだよね。私に作ってもらった服も、結構薄くてひらひらして、おへそ出してるし……大人のお付き合いとして、セックスを意識した服装になってるのかな)

 レオンのセンスに精液や愛液を引っ掛けるようなことをぼけっと考えていた。

 

 

 プラフタを送り出してまずソフィーがしたのは、当然ソフィレットカバーの量産である。精液つき紙片がなくなるのはちょっと惜しかったが、手持ちの材料全てを使い

尽くして、100個ほどは作りまくった。

 作ってみて気付いたが、このソフィレットカバーは、精液を溜めて採取する事にも使えるようだ。ためしに水を入れてみたところ、ちょっとした皮袋ほどの大きさに、パンパンに詰めて口を縛って上下に振ってみても、まだ破れないほどの伸縮性を持っていた。

「えへへ……精液の、品質かあ……」

 この地方を駆け巡ってきたソフィーでも、男の精液を錬金術の素材として見たことは一度もなかった。

「そう、そうだよ……素材の採取は、錬金術の基本だし……これからいっぱい、何度でも、定期的に、採取しないと……」

 マンコをうずうずさせて、セックスをするために自分に言い訳をするソフィーは、確かにある意味大人になったといえるかもしれない。

 ドアをそっと開けて、きょろきょろと不審者のように誰にも顔を会わせず町に下りたソフィーは、教会前の噴水でボケっと突っ立っている自分の初めての男に物陰から声をかけた。

 ここまで来るのにモニカに見つからないように隠れているし、ジュリオも同じ広場に立って辺りを見回しているし、何よりプラフタとパメラが子供たちの相手をしているのがはっきりと見えている。

「どうかしたの、ソフィー?」

 すっとぼけた顔で声をかけてくる男の手を引いて、隠れながら引き返した。「実は、こういうものを作ったんです」

 と言って、今はくるくると巻かれて円盤状のソフィレットカバーを突きつける。熱を感じやすい黄金のプニプニ玉製のゴム質の袋は、無意味にゴージャスな感じだった。

「えっと? なに、これは」

「これはですね、おちんちんに袋を被せたままセックスすれば、精液が私の中に出ずに袋にたまるっていう道具です」

「あー……なるほど。簡単確実に避妊が出来るわけだ。凄いなソフィー! で、何ていう名前なんだ?」

 何回か女を食った男は、子供が出来た時の面倒さをいやと言うほど知っていた。なので素直に心から賞賛する。

「ふっふっふ……それはですね、ソフィレットカバー! って名前です!」

 ニヤリとドヤ顔で自信満々に発表したその名前に、さすがの男の表情も一瞬固まるが、何とか取り繕った。

「そ、そうか。ソフィレットカバーね、うん。どういう由来……あー、いや、そんな事はいいか」

「それはですね、私というトイレに精液を出すためのカバーなんです!」

 わざわざ聞かないでおいてやった男の気遣いを無視して、胸を張って答えた。

「そ、そうか。これはどうやって使うんだ? 巻いてあるのかな?」

 とにかく話を進めようと話題を振ってやると、それにもニッコリと笑顔でソフィーは答えた。

「えっとですね、このさきっぽの精液だまりを指で押さえて……あ、やっぱりおちんちんがあったほうが分かりやすいと思うんで、脱いでくれます?」

 錬金術師として始めて独力で開発したレシピなので、嬉々として使い方をレクチャーする。

 元からセックスのためにソフィーの家に来たので、躊躇無く全裸になる。ソフィーにとってはその程度はもう動揺の対象にもならず、ギンギンに勃起させた肉棒に見蕩れながら男の前に膝立ちし、臭いが伝わってくるほどに股間の近くに顔を寄せてソフィレットカバーを男の亀頭に乗せた。

「こうやって、くるくるーって。わ、おちんちんが薄く光ってるみたい」

 金ぷにの伸縮性でぴったりと張り付いたソフィレットカバーに包まれた肉棒は、もはや性臭も無く、例えるなら動物の生肉から食卓に並ぶ食肉に加工されたように、男という無駄な要素を排除して純粋なセックスのための肉塊と化したように、ソフィーには思われた。

「お、これは凄いな……じゃあ早速、脱いでくれよソフィー」

「え? ん……」

 これからセックスをするのだから当然の要求かもしれないが、自分でも意外なくらいに、目の前の男に肌を晒すのは抵抗感があった。何も知らなかった昨日までと同じ位……というのはさすがにソフィーだけの感想で、抵抗感くらいで済んでいるのは男を知った女でしかありえなかった。

「あの、このままとか……」

「ええ? ここまで来て生殺しは勘弁してくれよ」

 既に自分の体を隅々まで嘗め回している男に服の下まで透かし見られるような視線を向けられるのは、正直不快感がある。だがソフィーもここまで来たらセックスしたくてしょうがない。

「じゃあ、コートと、……パンツだけ、脱ぎますから」

 コートをコート掛けにかけてから、前かがみでスカートの中に手を入れ、するりと脱ぎ捨て、部屋の隅の洗濯籠の中に放り込む。

 酔ったまま運び込まれたあの日と同じような体勢で、パンツを穿いてないソフィーがベッドに横たわり、顔を背けた。男は柔軟にソフィーの趣向を取り入れて勝手知ったるソフィーとの同衾を受け入れた。

 既にヌルヌルに濡れてつんと刺激的な甘酸っぱい臭いを漂わせるソフィーのスカートの中に顔を突っ込んで股間にむしゃぶりつく。

「ふあぁっ♥」

 唇がクリトリスを包み込んだ瞬間に甘い声を漏らし、舌で転がされるたびにソフィーのほっそりとした白い脚は持ち上がり、スカートを自ら捲り上げて、極自然に男に股を開いていく。男はクリトリスへの反応の良さを確かめてから、膣口にそっと指を挿入し、愛液をまとわり付かせながら膣内の感じるポイントを探り当てる。

「ひんっ♥」

 恍惚としたソフィーの声が、Gスポットをなぞり上げる度に鋭く息を呑むような調子に変わり、セックスに没頭し始めたのが伝わってくる。

 そろそろかなとスカートをズリ下ろすと、ソフィーから腰を上げて手伝ってきた。やはり、急激にセックスに慣れたために、まだ処女の頃の恥じらいが残っているだけのようだ。だがそれも、少しクンニしてやれば吹き飛んでしまうようなうすっぺらいものでしかない。

 それを確認して、男は下半身丸出しになったソフィーのGスポットを絶頂しない程度に刺激してご機嫌を取りながら、

「上も脱いでくれ」

 言葉すくなに命令……いや頼みを口にした。

「うん……」

 自分の処女を無理やり奪った男を家族の居ない間に家に連れ込み、セックスしたさに素直に股を開き、服を脱ぎ捨てるソフィーを見て男の胸に充実感が溢れてくる。

 その余裕がソフィーに対する優しさとなって出てきていた。

「さて……じゃあ早速、ソフィーを俺の精液便所として使わせてもらうかな」

 ソフィーは女としての尊厳など放り捨てて、蕩けるような笑みでその言葉を受け入れ、緩く曲がったままの脚を持ち上げ、自分の指で性器を広げて見せた。

「うん……♥ 入れて♥ 私の中に入れて、精液だして♥」

 ぐぷ、と肉棒の挿入と共に愛液が溢れ出し、みだらな音を立ててソフィーの股間の下のシーツにシミが広がっていく。

「お、ほおお……こりゃ、不思議な感じだな。薄皮被せているからどうかと思ったが……十分熱さも伝わるし、マンコのヒダまで感じ取れそうだ……」

「えへへ……でしょう? 精液びゅーびゅー♥って出して、もっと実験してみて♥」

 囁くような優しいソフィーの声音が男の耳に染み入り、勃起の硬さを増した。細い腰を掴み、遠慮なく腰を打ち付けあう。

「あっ、あぁ──ーっ♥」

 三度目となるセックスで、ソフィーは慣れ始めていた。昨日のように我を失うほどに狂乱しては居ないが、落ち着いて自分から股を開いて受け入れている分、今が一番気持ちよさを深く堪能できている。

 正常位で向かい合い、抱き合って、乳首をこねられディープキスを激しく交わす。愛情も、子供を作るという目的も存在しない、純粋な快楽目的のセックスは、ソフィーにも男にも妊娠の不安を棄てさせ、セックスへの集中を促してくれていた。

 ソフィーは足を高々と上げ、胴に脚を絡ませて、男の背中の真ん中辺りで足首を組み、正常位でありながら腰から下を完全に浮かせて男の動きに合わせて一番気持ちいい所に肉棒を誘導する。背骨から全身に波及するような痺れを、真っ赤な顔でよだれをたらしながら、貪欲に受け入れていった。

「あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛っ♥」

 やがてソフィーにも限界が訪れ、ずっしりと重く深い快楽を表現するかのように、獣のいななきのような、低めの声音で意味を成さない喘ぎ声が漏れ始める。切羽詰った表情からは、今にも爆発してしまいそうな快楽を、より大きな絶頂のために全力で押さえ込んでいるのが良く見て取れる。幾筋もついた涙の跡とよだれでべとべとになった口元、そして男の顔の少し上の虚空に彷徨わせた視線が、ソフィーの感じる快楽の深さを示していた。

 射精のためにソフィーの深いところに亀頭をこすりつけ、子宮口の弾力のある熱い感触を感じながら、一番奥で射精した。

「お゛っ、ほ、おぉぉぉ……♥」

 肉棒の脈動に感じているのか、膣内射精された事に興奮しているのか、ソフィーはうねうねと膣全体を蠕動させて精液を搾り取ってきた。一切逆らわずに、気持ちよく全部出し切らせてもらう。ソフィレットカバーに阻まれて、熱い精液が子宮口の前で袋になって膨らんでいく。不思議な感触に、男がくいと腰を突き出して、それをソフィーの一番奥に押し付けた。

「あっ、は……♥」

 その瞬間、痙攣するように膣全体がぎゅ、ぎゅと収縮し、男の最後の一滴を搾り取る。ソフィーはゴム質の袋に包まれた射精したての精液が子宮口に押し付けられる感触で絶頂を決めたのだった。

 そのまま1分ほど挿入したまま二人して余韻に浸り、男はソフィレットカバーに包まれた肉棒を引き抜いた。ずっしりソフィーの拳半分ほどの精液が半透明の金色に包まれて白濁を晒している。

「わあ……♥ こんなに出るんだ♥」

 男のことはそっちのけで精液に熱っぽい視線を送り、嬉々として手を伸ばして、手ずからソフィレットカバーを外し、スン、と臭いをかいでから口を縛る。掌に載せてずっしりとした重さと熱さを笑顔で感じながら、

「品質……43かあ。まあこんなものかな? よくわかんないや」

「えっと……ソフィー?」

「ああ、すみません。今日はお昼くらいまでできるけど……まだします? ソフィレットカバーはたーくさんあるから、どんどん射精していいですよ♥」

 にこやかに笑うソフィーに、何か底知れないものを感じながら男は頷いた。

「はーい♥ じゃあつけましょうねー♥」

 ソフィーは舌なめずりしそうなほど上機嫌で新しいソフィレットカバーを取り出すと、口に咥えた。精液だまりを舌と上あごで押しつぶし、目を細めて笑みを浮かべながら、髪が垂れないように手で押さえ、もう片方の手で男の肉棒の根っこ握って固定する。

「んー♥」

 そのまま男の亀頭に口付けて、唇をヌルつかせながらどんどんくわえ込んでいく。男がソフィーの喉に締め付けられる熱い感触を感じた次の瞬間に、口を離した。

「ぷはぁ♥ おっきかったけど、ちゃんとつけられた♥」 

 無邪気とさえいえるほどセックスの事しか考えていないのが丸分かりな満面の笑みを浮かべるソフィーに、射精後の男が完全に硬度を取り戻した。

 無言で押し倒し、言葉さえなく男はソフィーを犯し始める。ソフィーも会話など望んでおらず、すぐさま脚を男に絡めて、腰を振って膣を締める事に夢中になった。

 今度は深く抱き合い、お互いに首筋に顔をうずめるような形で、膣の奥を重点的にほじくり回す。

「はっ、はっ、はっ♥」

 まだ朝も早く、日差しも柔らかい時間帯から、ベッドの上で一塊の肉塊となってうごめき、卑猥な水音を上げている男とソフィーは、アトリエの中で強烈な違和感を放っていた。

 実のところ、冒険者の男はソフィーの可憐な笑顔に、自分の女にしたいという欲望を持ち始めていたが、ソフィーの側はそんな事はどこ吹く風で、ひたすらに肉棒の感触に集中し、男にすがり付いて硬い胸板に乳首をこすりつけ、一突きごとにクリトリスに丁度いい刺激が来るように全身運動でセックスを心行くまで楽しんでいる。

 男にとっては必死に自分の首にしがみつくソフィーの腕が、心の底から気持ち良さそうな耳元で聞こえるソフィーの美しい喘ぎ声が、自分にぴったりとかいがいしく合わせて別の生き物のようにうねるソフィーの下半身が、愛情を示しているかのように錯覚してしまうのも仕方ないかもしれない。それほどに、性の快楽を全肯定してセックスを楽しむソフィーは淫らにして可憐だった。

 しばらく荒い息遣いに混じるソフィーの喘ぎを堪能しながら腰を振っていると、膣が精液を催促するようにうねり始める。

「あっ……♥ 来る、また、あの感じ、きちゃう……♥」

 ソフィーは恋人に甘く囁くように自らの絶頂が近いことを告げる。気を良くした男は、一日で言を翻し、恋人気取りでそれに返した。

「その感覚は、イクっていうんだよ。言ってごらん」

 ソフィーにまたセックスを深く楽しむ知識が与えられ、これまであやふやだった絶頂にはっきりと名前と形が与えられる。

「はぁ♥ イクっ、わ、私、もう、イく……♥」

 ぎゅっと目を閉じて、一番奥のポルチオを刺激するようにカクカクと鋭く腰を振るソフィーが勝手に絶頂の階段を上り始め、男も合わせて子宮口をこね回すために腰をグラインドさせた。

「ああっぁあっ♥ イクっ、イクイク、いっ……♥ あぁ──っ♥」

 トロトロに蕩けた声で絶頂し、膣のうねりにあわせて男も射精した。ソフィーは絶頂しても男にしがみつきへこへこと力なく腰を振り続け、恋人のように男の射精を促す。男は恋人気取りでソフィーを優しく抱いて、汗ばんだ背中をなでてやった。

 しばらくして余韻から戻ってきたソフィーは、するりと男の腕を除けて、いとおしげに膣から抜けた薄金色の肉棒の先に垂れ下がった精液だまりに手を伸ばした。また袋を縛って掌に乗せて、じっと見つめる。

「39……大体同じかな……」

 意味不明な言葉を呟きながら、クルリと男に振り向いて、にっこりと笑った。

「もう一回……するよね♥」

 心臓をつかまれたように胸を高鳴らせ、男は頷いた。

「まあ、ちょっと休ませてよ。前も思い切り出したから、しばらく立たないし」

「えー? どうにかならないんですか?」

 ベッドに座り込む男に四つんばいで近づき、萎えた肉棒を持ち上げふにふに握る。

「じゃあ、ソフィーがしゃぶって立たせてくれ」

「しゃぶる? 口に含むんですか?」

「ああ。歯は立てないでくれよ」

 そういえば、と先ほど被せたときの事を思い出す。ソフィーの初フェラは、避妊具を被せるためのものになったのだ。

 その事実にまた硬度を取り戻しながら、勢い良くぱっくりとくわえ込んだソフィーの口内の熱さを堪能した。幼さを残した少女が、鼻の下を伸ばしてうっとりと肉棒を咥え込む光景は例えようも無く淫靡だ。

「はふっ……♥ はむ、ちゅ、じゅるっ♥」

 誰に言われるでもなく、ソフィーは唾液を絡め、舌で亀頭を撫で回し、膣のように卑猥に刺激を与えてくれる。その事実にさらに増長して、男はソフィーの頭を優しく撫でた。それをスカすようにソフィーは頭を下げて深く咥え込む。男が追いかけて頭を撫でると、

「じゅるるっ♥」

 完全に勃起した肉棒から出る先走りをすすりながら、ソフィーが顔を上下に動かしてさらに高度なフェラを始めた。無意識に男の手を、セックスの快楽に余計な不純物として捉えているのだった。

 だが、肉棒への愛情はたっぷりなため、男はそれに気付くことは無い。深くくわえ込み、すすりながら顔を上げる際に時折カリを掠めるソフィーの八重歯のアクセントに急激に射精感が増してきた。

「ぷはーっ♥ もう大丈夫だよね♥」

 という所で、ソフィーが身を起こす。精液臭いヌルついた唇を舌なめずりして掃除しつつ、いそいそとソフィレットカバーを付けた。

「次は、ソフィーが上になってくれよ」

 もうソフィーは自分のものと信じて疑わない男は、恋人に向ける笑みでソフィーに騎乗位をリクエストした。

「上……そっか、自分で腰を使えるんだ♥ うん、いいよっ♥」

 全身を上気させて屈託の無い笑顔で、ソフィーも受け入れた。

 ベッドに寝そべった男に、がに股のソフィーが覆いかぶさり、自分の股間が男の棒と位置があっているか確認しながら、腰を下ろしていく。

 何時間も肉棒でかき回された膣は、愛液で薄金色の肉棒をべとべとにしながらおいしそうにくわえ込んでいった。

「はぁ……♥ はいったぁ……♥」

 恍惚の表情で呟くソフィーは、男の反応も待たず腰を前後に振りたくり始めた。少し上に反り返った形の男の肉棒は、ソフィーの子宮口の一番いい所にはほんの少し、届いていない。それを今日のセックスで思い知ったソフィーは、下半身だけをぐんと突き出して、何とか最高に感じるポイントへ当てようと、目を閉じて鼻息を荒くしながら必死に腰を振り続ける。

「ふぅっ♥ ふぅっ♥ ふぅっ♥ ふっ♥ ふっ♥」

 小便を漏らしたように男の下腹部をべとべとにして、腰をうねらせるソフィーを鑑賞しながら、時折男は小さく腰を突き上げる。そのたびにソフィーは少し高い喘ぎ声を上げて膣をきゅっと締めてくれる。

「はうんっ♥ ふぅっ♥ ふぅっ♥」

 ソフィーの喘ぎ声をおもちゃのように扱い、熱い肉ひだにまとわりつかれる膣内の感触を気楽に味わった。

 だんだんソフィーは体を後ろに倒して行き、両手をベッドについたままブリッジのように背をそらして小刻みに腰を上斜め前に突き出し始める。一番いい所に当たるポジションをついに見つけ出して、男には見えない角度になった顔に性欲に蕩けてあいまいになった笑みを浮かべた。

「あ゛っ♥ あ゛っ♥ あ゛──ーっ♥」

 そして、もはやいつものことになった低い喘ぎ声で絶頂が近いことを男に教えた。ずん、ずんと男からも力強い突き上げをくらい、そのたびに膣がうねる。フェラで射精寸前まで行っていた男は、ソフィーの腰を掴んで固定して、溜めに溜めた射精を子宮口に押し付けた。

「い゛、ぐぅ────っ♥」

 下半身全体をぶるぶると震わせて、のけぞって舌を突き出してソフィーは激しく絶頂した。今までよりさらに大きな快感のようで、先の二回の射精と違って精液を搾るような理性を感じさせる膣の動きは無く、不規則に膣全体が痙攣している。それはそれで気持ちが良く、男は射精しながら小さく腰を使って、ソフィーの子宮口にゴムに包まれた精液を押し付けて小さく絶頂させ、搾り取る動きをさせた。

 ソフィーの細腕が支えをやめ、パタリとベッドに仰向けに倒れる。男が肉棒を抜いても、がに股で愛液に塗れたクリトリスが勃起した股間をさらけ出したまま、しばらく絶頂に浸っていた。

 数分でゾンビのように起き上がると、また精液の袋詰めを見つめる。

「41……やっぱり、こんなものかな……」

 そして、気だるげながら滴るような肉欲を滲ませた笑みを男に向けた。

「まだ、できるよね……♥」

 

 

 結局、乳首を舐めさせ手コキで勃起を取り戻してから、もう一度、対面座位でソフィーの全身を腕の中に味わいながら、男は射精した。さすがに立て続けにヤリまくっ

て腰が痛くなってきたので、抱き締めているソフィーに話しかける。

「くぉお……もう、今日は出そうに無いぜ……」

 そう言われたソフィーは、肉棒を名残惜しげに膣をうねらせた。

「そうですか……もうそろそろプラフタも戻ってきちゃうし、そろそろいいかな……ねえ、明日はもっと精液だしてくれる?」

 後戯のように気だるく落ち着いた雰囲気の中、ソフィーはそんなことを言った。

「え? いや、毎日これは無理かな……」

「えーっ……そうなんですか?」

 ソフィーは落胆を隠せず、不満たらたらの声音で言った。男は取り繕うかのように

「まあね、ソフィーみたいな可愛い子なら何とかこのくらいは頑張れるかも……」

 と言うような事を言ったが、そもそもが今これくらいの射精でもソフィーは満足しておらず、落胆が消えることは無い。可愛いという褒め言葉にも、何の魅力も感じなかった。

「はぁ……じゃあ、冒険者さんの知り合いを紹介してください」

「えっ……」

 全裸で抱き合い、萎え始めた肉棒を膣に挿入させ乳首を触れ合いさせながら、ソフィーと男の心はどこまでも離れていく。

「口が堅くて、セックスが上手くて、精液いっぱい出せる人を紹介してくださいよ。その人にも精液貰いますから」

 こうして、ソフィーに名前を覚えてもらう事さえ出来ず、男の芽生え始めた恋心は踏みにじられつばを吐かれて棄てられる事となった。

「あ、ああ……分かった、よ」

 萎えた肉棒の作った隙間から精液を漏らしてしまい、ソフィーに怒られながら男はすごすごと帰り支度をするのだった。

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