※この作品はR-18です。

ソフィーのアトリエ~不思議な貞操観念の錬金術士~   作:伊倉米磁

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5.愛の交錯

 ソフィーが男達に股を開きながら作らせたヤリ部屋で、いつものように男の前に跪いて射精直後の硬さを残した肉棒にしゃぶりついていた。

 ちゅぱ、くちゅ、という粘つく水音を立てて肉棒をひとしきり舐め、掃除を済ませたソフィーは唇の周りに残った男の体液を舌で舐め採りながら立ち上がった。

「いつも精液ありがと♥」

 既に服を着てこれから帰宅するソフィーは、ぷらぷらと目の前の男の精液が入った黄金ぷに製の袋を揺らして、いつもの挨拶をする。ベッドに再び座って余韻を味わっている男に背を向けドアに向かって歩いていき、ふと立ち止まった。

「あ、そうそう。精液も大分たまったから、しばらく精液の採取はお休みね」

「ええっ!?」

 男は寝耳に水で目を見開いた。このところの生き甲斐になっていたソフィーとのセックスを、こともなげにお預けを食らったのだ。

「ちょ、ちょっと待ってくれよ! どのくらい!? どのくらいの間だ?」

 取り乱して駆け寄ってくる男に、気楽に首をかしげてソフィーが答える。

「えっとね……なんだかんだで200個以上たまってるから、大体3,4週間くらいかな」

 後頭部をぶん殴られたような衝撃を受けて、よろめく。

「俺は……俺は一体何を生き甲斐にして生きていけばいいんだ……」

 筋骨隆々の男がよろよろとその場に膝をつくのに苦笑して、丁度いい位置に来た頭をソフィーが優しく抱きかかえた。

「もー。そんなにガッカリしないでよ。……いーっぱい精液使ったら、また皆にたっぷり出してもらいに来るから! ね?」

 近頃二周りは大きくなって、巨乳と呼んでもいいほどのボリュームを主張する胸に包まれ、一時男は夢見心地になる。が、それもしばらくはお預けなのだ。名残を惜しんで、すうはあと匂いを堪能した。

「あぁ……本当に寂しいぜ。週に1度位は付き合ってくれてもいいんじゃねえか?」

「あー、私、教会のお祈りとか行くの苦手なんだよね……調合してるといつの間にか2,3日終わってるから、週に一度って言っても結局忘れちゃうと思うんだ」

 幼馴染にも何度と無く指摘された悪癖をばつが悪そうに白状しながら、顔の前で手を合わせて、ぺこりと頭を下げた。

「ううむ……じゃあせめて、皆に手紙を書いて知らせてくれよ。俺が言っただけじゃ殴り合いが起こっちまうぜ」

「そお? じゃあまあ、手紙を書いとくね」

 さらさらさら、と書き記し、久々に精液袋以外のものが詰まったバックパックを再び背負って、ソフィーは去っていった。

 残された男はポリポリと頭をかきながら、苦笑いで見送るしかない。何度となく連続絶頂させて品性のカケラも無いアヘ顔にしてセックス漬けにしたつもりでも、あの調子でソフィーは飄々と日常を取り戻してしまうのだ。それもまた魅力的だと思ってしまった男の負けであった。

 

 

 一方のソフィーは鼻歌を歌いながら、自分の家に歩いて帰っていく。このところヤリ部屋に入り浸ってセックスばかりする毎日だったが、そのお陰で当面困らないだけの精液袋の山を手に入れていた。犯されている最中に考えていたいくつかの構想をレシピにまとめて、ストックを気にせずガンガン調合できるかと思うと心が弾む。

 坂を上りきってもうすぐ自宅という所で、声をかけられた。

「お、おいっ!」

 顔を向けてみると、中肉中背という感じで取り立てて特徴の無い若い男が、緊張にガチガチになってソフィーを見つめていた。

「えっと……?」

 なんとなく顔を見たような気がするが、やはり思い出せない。格好を見るに、町の人間である事は確かだろう。

「あ、あんたが、お、大勢の男と、寝ているの、し、知ってるんだぞ!」

 いきなり支離滅裂……でもなんでもなく真実を告げた男に、ソフィーの目が冷たく細められる。

「言っていいことと悪いことがありますよ」

 外見からは想像もつかないほどの重圧を食らって、男はさらに怯んだ。

「い、いやその、お、俺は、俺も、一回してくれないかなって、だけで」

 ふぅーっ、と鼻から息を吐いて、ソフィーは

「付いて来て下さい」

 男を誘って林の中に足を踏み入れた。

 OKが出たと思った男はまた調子に乗って声を上げる。

「へ、へへへ。やっぱりビッチだったんじゃないか!」

「……さっさとズボンを下ろしてください」

 ニヤニヤ笑いながらズボンを下ろすと、ビンビンに勃起した、しかし少々小さめの肉棒が現れた。

「ふーん……」

 無感動にそれに避妊具を一瞬で取り付け、そのまま正面から片手でたくみにしごき上げる。男達に散々仕込まれた手わざの熟練は凄まじく、

「ちょ、うぉっ、あっ、あっあっ」

 男の一番弱い所をあっという間に把握し、最速で射精に導いた。

 掌に感じる射精の勢いもいつも感じているものに比べれば頼りなく、雑に尿道の精液をしごき上げてさっさと精液袋の口を縛る。

 気を取り直してソフィーに顔を近づけてくる男にばっちり目を合わせて、

「はぁ……精液の品質、5。無価値」

 はっきりと軽蔑の意思をこめてソフィーが言い放つと、男としての大事な何かを、ザクリと刺されてしまったように男が硬直した。スタスタと足早に立ち去っていくソフィーの背中を追いかけることができない。

 ガサガサと茂みから出てきたあとも、ソフィーは足早に歩き続けた。そして自宅が見えてきてようやく、

「はぁああぁーっ……怖かったぁ」

 膝を抱えて座り込んだ。

「やっぱり、そろそろ皆に知られてるのかなあ。あの部屋を作っておいて良かった」

 しばらくうずくまったままぷるぷる震えている手足を何とかなだめて、すっくと立ち上がる。

「あの人、放っておいて大丈夫かな。『皆』に相談してみようかな……」

 皆という言葉を、いつの間にかモニカやオスカー達よりも四六時中繋がり合っている男達に向けて使う事が多くなっていた。

 と、後ろから足音が聞こえ、パッと振り返る。そこには『皆』の一人である冒険者の男が立っていた。

「よ、ソフィー。しばらくアッチは休むんだって? 驚いたぜ」

 気さくに、しかし直接の言葉を吐かない様に配慮した男の挨拶で、ソフィーの緊張がようやく解けた。

「うん……ごめんね? 皆からもらった材料で、しばらく錬金術に集中したいから」

「いや、いいさ。ところで、何か困ってる事があるんじゃないか?」

 どきり、とソフィーの胸が跳ねた。

「いや、難しい話じゃないんだ。さっきソフィーの様子を、ちょっとな」

 あさってのほうを見て頬をかきながら男に言われ、ソフィーはかぁっと羞恥で赤面した。

「うええっ!? み、見てたの!?」

「あー、まー、ちょっとな。いきなり茂みに連れ込んで、即ヌキしだしたから驚いて声をかける間も無かったぜ」

 人生で忘れたい汚点ナンバーワンに上り詰めてしまった思い出を見られていた絶望に、ソフィーは頭を抱えてまたうずくまった。

「ああー……最悪……」

「まあまあ、そう言うなって。あの男にはちょいときつーいお灸を据えて、口封じしといたからよ。変な噂にはならないと思うぜ」

「うー……、本当?」

 ちょっと涙目で上目遣いに言うソフィーに、男は膝に手を突いて中腰で笑いかけ、頭をガシガシと撫でる。

「ああ、本当だ。安心してくれていいぜ」

 その言葉に、鼻を啜りながら立ち上がると、ぺこりとお辞儀した。

「本当に、ありがとう!」

 そして顔を上げたときには、いつもの明るい笑顔を浮かべていた。

「で、でな? そのー、礼を要求するわけじゃないんだけどよ、あの、ほら」

 今度は男の方が顔を明るくして落ち着き無く目を泳がせると、ソフィーは瞬時にその意図を悟り、笑みを深めた。

「もう、しょーがないなー。……一回だけだからね? 早く済ませるよ?」

 上機嫌で男に歩み寄り、そのたくましい腕に腕を絡ませ、すこし寄りかかるようにして近くの林の中へ歩き始める。その姿は、大人と子供のような体格差でありながら盛りのついた恋人同士にしか見えないほど、しっくりと馴染んでいた。

 十分林の中に入って周りから見えなくなると、そっとソフィーが離れ、前かがみになってスカートの中に手を伸ばし、見えないようにパンツを脱いだ。膝辺りまで脱いだところで、右足だけを抜いて、木に寄りかかってパンツの引っかかった左脚を上げる。赤子のように無垢でありながらむっちりと肉感もあり柔らかそうなソフィーの大陰唇が、引っ張られてほんの少し中身を覗かせているのが男にも見て取れた。

「はい、どーぞ♥」

 男がマンコを弄る前からこんなにも優しく微笑んで誘ってくれるソフィーはかなり珍しく、ソフィーに不振がられない程度に感動をかみ締めた。お互いに立ったままだと普段よりもずっと強く体格差を感じる。ズボンから既に勃起している肉棒を取り出して避妊具をつけソフィーに覆いかぶさるように抱きつくと、一旦中腰になって下からまだほんの少し濡れ始めた程度の肉穴に優しく挿入した。

「んぅ……♥ まだ、きつい、かも……♥」

 囁くようなその声は、言っている事に反して既に艶めいている。普段より強い摩擦感さえも新しい快感として感じているのだろう。男の方も、無数のベロでもみくちゃにされるような普段の蜜に満ちた穴と、抵抗がきつくハッキリとヒダの一つ一つまでこすれる感覚のある今の穴とを比べてるように、じっくりゆっくり腰を使った。

 しかし、何十と身体を重ねてきた二人なので、あっという間にソフィーの膣は濡れそぼって行き、いつものようにスムーズで力づよいピストンが始まった。

「はぁっ、はぁっ、はぁっ♥」

 ソフィーの荒い息遣いを胸の真ん中に感じながら、ぱん、ぱん、と体勢ゆえに控えめな、下腹部を打ち付けあう音を誰も居ない林に響かせて、二人は心と身体を一つにした充実したセックスを楽しんだ。

 ソフィーの膣を細刻み締めてくる催促にしたがって、男はスパートをかける。せめて一番気持ちよくしてやるために、ソフィーの大好きなポルチオをゴリゴリと苛め、深いところを重点的にかき回す動きで絶頂のタイミングを合わせた。

「あっ、ああっ……イク、イクぅ♥」

 胸板に感じる切なげなソフィーの声の振動と、その小さな体の絶頂痙攣を味わおうと強く抱き締めながら、男はソフィーの奥で射精した。ソフィーからも抱き締め返され、いつものように膣をうねらせて最後まで搾り取ってくれる。

 ぬぽっ、と引き抜くと、巨根の先端からモーニングスターのように精液溜めが垂れ下がっていた。しゃがみこんで精液袋を回収し、いつもよりも心なしか愛情のこもった掃除をしてもらい、濃密なひと時は終了した。

「本当に、助けてくれてありがとうね」

 男に背を向けて歩いていくソフィーは一度振り返って、まぶしい笑みで大きく手を振って家へと帰って行った。

 そうして、自宅の前までついたソフィーは、プラフタに悟られないように精液の味が残る口を井戸水でゆすいで、少し汗の匂いがしたので精霊織りのハンカチで拭ってから、ドアを開いた。

「ただいまー!」

「お帰りなさい、ソフィー」

 昼下がりを過ぎて、プラフタも帰宅していたようだ。駆け寄って笑顔で抱きつくソフィーはまるで子供のようで、つい先ほどまで男と立位でしっぽりハメていたようにはまったく見えなかった。

「もう、どうしたのですか? 最近すっかり甘えん坊になってしまいましたね」

 そういいながら満更でもなさそうにソフィーを抱き返し、プラフタは微笑んだ。

「えへへ……プラフタが子供の扱いを覚えたからかな? なんか、前よりおかあさんって感じがする」

「おかあさん、ですか……私には子供が居ませんでしたから、ソフィーにそう言われるのは不思議な感じですね」

「やだった?」

「いいえ、そんなことは。……ソフィーのお母さん役なら、喜んで引き受けますよ」

「やたっ!」

 そう言って頬ずりしてくるソフィーを抱いて、プラフタは背中を優しく撫でる。ひとしきり満足してから、

「やー、なんかやっぱり照れくさいね」

「ふふっ。甘えたくなったらいつでも言ってくださいね、私の可愛いソフィー」

 ノリノリで慈愛の表情を向けるプラフタに、ソフィーは赤くなってむにゃむにゃとくすぐったげな笑みで答えた。

 ようやく身体を離すと、ソフィーはコンテナに手早くずっしりと溜まった精液袋の山をプラフタに見えないようにしまっていく。プラフタは上機嫌で鼻歌を歌いながらエプロンを着用し、夕飯の支度にかかった。

 ブライトソウルのむっちりとした光沢のある尻を眺めていると、ソフィーの中でムラムラと欲望がわきあがってきた。

(ソフィルマストーンは宝石、神秘の力のカテゴリ値を持ってるから……あとは、今進めてるレシピでエリキシルと糸素材の精液素材を作れば……ふふっ)

 オーソフィーというどんなグロマンでも赤ん坊のそれのように美しく戻してしまう化粧品を作り出してからも、ソフィーはいくつかの精液レシピを考案していた。

 動物の骨の芯とぷにのガワに精液の性質を組み込んで執拗にGスポットや子宮口を責め立てる生きたディルド、エンゼルリボンと精液を組み合わせ卑猥に裸身を飾り立てるセックス目的の下着、男に精子の生産を促しソフィーがより快楽に耽ることができる甘い香りのお香などなど。

 下半身の欲求に塗れたレシピを考案してきたソフィーの次の目的は、ついにプラフタを対象にしていた。

(プラフタにおちんちんを生やしてセックスしたら……最高に気持ちいいだろうな)

 うっとりと微笑んで夢想する。男達ともずいぶん打ち解けて手馴れたセックスをするようになったが、それでも大好きなプラフタとはさすがに比べられない。

(プラフタのおちんちん、どういうのにしようかな♥ やっぱり、すっごく大きくて私の一番いい所に当たって、カリはデコボコにして……♥)

 大好きなプラフタには最高の肉棒を持たせたい、ソフィーの独特すぎる乙女心により、人間離れした卑猥な逸物を生やされる事が確定したプラフタだった。

 机に向かって、真剣な顔で自分の理想とする肉棒の外形、寸法に至るまで、詳細に書き出していく。その途中でさらに閃き、

(そういえば、プラフタって感覚ないんだっけ? 精液も魂に似た力を持ってるし、プラフタの魂に繋げれば気持ちいいのを感じられるようになるかな。そうだ、射精はどうしよう? 皆のをそのまま入れるんじゃつまらないし……濃縮した精液の力を、また精液に還元する機能を持たせないと……あっ、それならついでにこういう機能も……)

 ひらめきがひらめきを呼び、走り出したソフィーのペンは止まらない。結局プラフタが夕飯に呼ぶまで書き続け、食べ終わって寝るまでも書き続けるのだった。

 

 そしてプラフタが寝たあとに起きだして、また机に向かう。

 ソフィーは精液の力を凝縮して作った宝石、ソフィルマストーンを握り締め、その素材が訴えてくる声に耳を傾けていた。

『ソフィーを孕ませたい』

 どの素材も、一番大きい声はこれだ。

「やっぱり、皆は私に子供を産んで欲しいのかな」

 さすがのソフィーも、セックスというものが快楽目的ではなく、子供を作る行為という事はわかっている。それは知識としてあるし、最初はとにかく膣やポルチオをかき回されて気持ちよくなれば良いと思っていたソフィーも、錬金術の秘薬で膣内も子宮口も敏感にしている最近のセックスでは、子宮口の奥、子宮がジンジンと熱を持ち物足りないという声を上げているような感覚を得ていた。

「精液を、子宮に入れるのって……そんなに気持ちいいのかな」

 うっとりとセックスのときの顔になって、生暖かいソフィルマストーンに口付けると、お掃除フェラのときの精液の味が蘇ってきて、目を細めた。

「子供……子供かあ。私も、子供を生めるような歳になったんだなあ……」

 ぎし、と椅子に背もたれて、天井を見上げる。

 両親を早くに無くし、祖母も天に召されて、この家に一人ぼっちで過ごしてきた。今では家族といったらプラフタが居るが、このまま自分は一生独りぼっちなんじゃないかと涙しながら寝たこともある。

「そんな私が、もうお母さんになれるんだ……」

 子供を産んで、新しく家族を増やす。それは、ソフィーにはとても素敵な想像に思えた。

「産んで、みようかな」

 男達の優しげな笑みが、セックスの気持ちよさが、子宮の疼きが、ソフィーに前向きな決断をさせようとしていた。しばし目を閉じて、静かに考えに耽る。

「……うん。やっぱり、初めて産むのはプラフタの子供がいいな」

 ベッドの中ですやすやと眠るプラフタに穏やかに微笑んで、常識など投げ捨てた結論に向かってまた全力でレシピを書き上げていった。

 

 

「ふうーっ……こんな感じかな」

 おおよそのレシピは完成した。後は細かい部分を詰めるだけだ。ソフィーは錬金釜の前まで移動して細心の注意を払ってそれを作り上げる。所要時間はおよそ一時間。夜明けまでに5,6本しか作れない。

 ごろり、と錬金釜のそこに調合されたそれが転がる。身を乗り出して掴み上げるとそれは男性器であった。ソフィーはそれを脇の棚において、下半身裸になる。

「作ってから調整するのじゃ遅いし、ちゃんと試しておかないとね」

 人間から生えているのを摘み取ったような生々しい質感を持つそれは、中間部分が一番太く、根元と先端……カリ首に向かって細くなる、バナナのようなカーブを描いていた。一方の先端には亀頭が張り出し、キノコどころか半分になった雨傘の如く、デコボコに突起が突き出している。さらに裏筋部分には、肉のブラシのようにヒダが生えそろっており、おおよそ人間のものではありえない、ソフィーをよがらせるためだけの特別製であった。

 これを生やしたプラフタとのセックスを思い浮かべるだけで股間を湿らせ、錬金釜の前でがに股になり自分で穴にあてがって愛液をまぶし、挿入した。ぬめる両手ではなかなか前に進まないほどの太さに難儀しながらも、毎日のように太い肉棒を咥えてきたソフィーの膣穴は柔軟に受け入れていった。

 一番太い部分を過ぎると、ずるずると独りでに飲み込まれていくように、肉棒がソフィーの可憐な膣に収まっていく。

「ふぅ……♥」

 熱っぽく、肉欲に濡れた視線を中空に彷徨わせ、ソフィーは腰を揺らめかせて最高の肉棒候補に下の口でしゃぶりつき、品評を始めた。

「んっ……♥ 亀頭は、やっぱりもうちょっと滑らかな方が好みかな……でも、このそり具合……ちゃんと、一番いい所に当たってる♥ それに、裏筋につけた肉のブラシ……これ、予想より気持ちいいかも……♥ もうちょっと増やしてみようかな♥」

 ぬぷ、ぬぷ、と下端を握ってピストンをしてみるが、気持ちよくても男のピストンのように力強くはないため、どうにももどかしい。だが今の目的はイくことではないので、ソフィーは何とか我慢する事にした。

「うん、一回目だけど、いい感じ♥ これなら2,3回で終わるかな」

 そうして、下半身裸でプラフタに生やす予定のディルドをぐっぽりと膣穴で咥えこんだまま、ソフィーは次の調合を始めた。

 真ん中が一番太いため、返しのように抜きにくくなっているディルドをずるずると引き抜いて、新しいものをまたすぐにくわえ込む。今度は亀頭が少し物足りず、それからも何度かトライアル&エラーを繰り返して、何とか夜が明ける前にソフィーにとって最高の肉棒を作り出すことに成功した。コンテナにそれらを突っ込んで、ひとまずソフィーは眠りについた。

 

 それから、日々は飛ぶように過ぎていった。

 朝プラフタが出かけると、ソフィーは大手を振って精液をコンテナから取り出し、新しいレシピのために調合を始める。2回目の調合の途中辺りでプラフタが帰ってくるのでその頃には片付けておき、調合中の材料はさすがに分からないはずなので何食わぬ顔でプラフタのための特別レシピを完成に近づけていく。

 教会の仕事は休日も変わらず存在するために、プラフタの休みの事を考えなくて済むのは助かる所だったと言えるだろう。

 そうして、難度の高いいくつかの課題を新しい素材を調合する事でなんとか克服し一ヶ月半も過ぎる頃にはついにプラフタの身体に手を入れる段階までたどり着いた。

 

「はー……ついにここまで来たんだ……結構てこずったなー。本当に難しかった……でもこれで目指した機能は全部出来たし、ついにプラフタにお披露目できる!」

 うきうきと、コンテナから素早く取り出せるように材料を準備して、プラフタの帰りを待つ。なんどもレシピの内容を確認し、材料が全部そろっているか見直し、手順を頭の中で繰り返しているうちに、ついにプラフタが現れた。

「ただいま戻りました、ソフィー……ん? どうしました、そんなところで」

 いつもなら机か錬金釜の前だったので、コンテナに腰掛けたままのソフィーを見て小首をかしげて声をかけてきた。

「お帰りプラフタ。んふふー、あのねプラフタ、久しぶりにドールメイクしようと思って」

 にやにやと、上機嫌でソフィーはプラフタに返事をした。

「ああ、それで私を待っていたんですか? 声をかけてもらえれば、1日くらい仕事を休んでも良かったんですよ?」

 今は教会で子供と接する事が多いのでなるべく露出の少ないブライトソウルをずっと着ているが、最初の服にはやはり思い入れがあるし、ウィンディアやフローライトなど気分を変えた服もやはりすてがたい。

 500年たっても衰えない女心で着替えを楽しみにするプラフタに、ソフィーは

「えへへ、今日のドールメイクは一味違うからね。私の研究の集大成って感じ」

 いたずらな笑みで返した。

「ほう……それはそれは。では楽しみにさせてもらいましょう」

 母親然とした柔らかい表情の中に、熟練の錬金術士の理知の光が宿る。プラフタはいつもの位置に立ち、どうぞ、という表情でソフィーに微笑みかけた。

 そしてソフィーは、ついにプラフタの目の前に精液で出来た素材の数々を並べる。

「うん? それは……なんです? 見たことがない素材ですね」

「私の特製でーす」

 まずはエリキシルの『天の川の粉』。調合によって作られるエリキシルというのはかなり貴重で、真紅の石、賢者の石という規格外と失敗作の灰を除いては錬金粘土一つしか存在しない。プラフタを作る材料となったその粘土の高度さに敬服しつつも、ソフィーは竜素材のエリキシル属性に目を着け、星の粉の火薬属性を精液属性に置換した粉末を作る事に成功した。

 そして糸素材『生命の尾』。これは比較的すんなりと製作でき、錬金粘土ベースの丈夫な精液糸を作った。さらに元から宝石である『ソフィルマストーン』、そして神秘の力素材は、まんま『精液袋』を取り出していく。

「ちょ、ちょっとソフィー? その袋はなんですか? 黄金ぷにのような色ですが」

 聞こえたツッコミは聞こえないフリで、ちゃっちゃかプラフタを改造していく。

「ふーっ! これなら見たことも無いやつが出来そう! 楽しみー!」

 Wiseはゼロどころかマイナスまで振り切り、CuteとFoolは無限大の方に振り切り、Braveには変化なしというとんでもないバランスで、さらにソフィーの仕込んだ仕掛けの準備もプラフタに気付かれないように終わらせ、ついにその改造が実行された。

「ソフィー! 一体何を……!」

 取り乱し始めるが、さすがに暴れて逆らったりはしない。改造は滞りなく終わり、そこには……普段とほとんど同じ、白い薄着のプラフタが立っていた。

「うー、ん……? あら、なんだか……変な感じが……」

 プラフタが身をよじると、全身にむずがゆいような感覚が広がる。

「ふあぁっ! こ、これ……まさか、感覚が?」

「おっ! まずは一つ目、ちゃんとできたみたいだね」

 自分の実験の成功を見届けるソフィーの瞳はキラキラ輝いていた。

「ソフィー、まさか私に、感覚を取り戻させるために……」

 思わずジン、と胸ならぬ魂の内が感動に熱くなるプラフタだが、

「んー? それはまだついで! まだまだ驚くところがたくさんあるから!」

 そう言われてプラフタが自分の身体を見下ろしてみると、着ている服はほぼデフォルトの白い服のようだった。だが、胸の頂点にぽっちりと盛り上がっている箇所がある。

 まさか、と思いながらも、さすがにソフィーの目の前で乳首を弄る勇気は持てず、腕や肩の後ろ側を見ていますよというフリをして体を捻る際に、二の腕を胸に押し付けてみる。

「んっ……♥」

 500年ぶりに感じる乳首の快感は、プラフタの魂に甘く染みとおっていった。

(まさか、これもソフィーが……いえいえそんな、あの無邪気なソフィーがこんな、気持ちよくなるためだけの機能なんてつけるはずが、いやしかし錬金術で改造したのはソフィーで……いえ、きっとフリッツが気を利かせて胸の中身まで造ってくれていたに違いありません。職人の心遣いならばこれもまた仕方のないことですね。私の身体がどうなっているのか、後でちょっと、ちょっとだけ確かめてみましょう)

 と、サラっと後でオナニーをする事を心の中で決めて、今度こそ本当に全身を見渡す。身体を動かすたびに、自分のものでないような感覚の波が沸き起こる。だがそれも、しばらくすると馴染んでいった。確かに人間として生きていた頃は、全身に感覚があるのが当たり前だったのだ。それを懐かしみ、ソフィーに感謝していると、ようやく普通の感覚以外のものを感じることが出来た。

 下腹部に、暖かいものを感じる。それは先ほどの乳首の時にも似て、プラフタを甘く魅了する快感の波だ。そっと下腹に手を当ててみると、やはりその奥に快感の源があるように感じられた。

「ソフィー、全身の感覚とは別に、何かお腹の中が暖かいような気がするのですが、これは何ですか?」

 良くぞ訊いてくれた! とソフィーの顔に満面の笑みが広がる。

「うん、教えてあげる♪」

 プラフタの手を引いて、ベッドに歩いていく。

「あっ♥ ソフィー、まだ感覚に慣れていないので、もっとゆっくり……♥」

 まるで男の逸物を受け入れた乙女のような事を言って、おっかなびっくりプラフタが歩き出す。

 ソフィーの柔らかな手に握られる感覚、歩いて服が体にこすれる感覚、足が床を踏みしめる感覚、その全てがプラフタにとって心地よかった。

(こんなにも、感覚というのはいいものだったのですね)

 人らしさを取り戻した感慨に、全般的に感覚が少し性的に偏っている事にプラフタは気付かず、おとなしくソフィーについていってしまう。そうやって油断しているところを素早くソフィーに抱きかかえられ、

「ぽーん!」

 ベッドの上に放り投げられた。

「ひゃあんっ♥」

 たったそれだけで、プラフタは甘い声を上げてしまう。さすがにはしたない声を上げた自覚があるのか、顔を赤くしてソフィーから顔を背けた。その胸の高鳴りも、熱くなる顔の感覚さえも心地よいと感じた。

「ち、違うのです、これは……ちょっと、感覚が戻ったばかりで、くすぐったくて」

「うんうん、くすぐったいんじゃしょうがないよね♪」

 からかわれたと思ったプラフタが、目をギュッと閉じてしまう。そしてそれが、最後の大きな隙になった。

 ぱちん、と股間で留め金が外れるような音がして、ソフィーの指がプラフタの股間に触れる。これまでとは比べ物にならない大きく鋭い快感の波が来たと理解した次の瞬間、目を閉じたままのプラフタにも分かるほど、自分の中からずるりと棒状のものが突き出して、天に向かってそびえたのが分かった。

「えっ……? …………え?」

 うっすらと目を開いてみると、

「はぁ……♥ やっぱり、プラフタにおっきくて、えげつなぁーいおちんちんが付いてるの、最高に興奮する……♥」

 うっとりと、見たことも無い淫靡な表情で目を細め、頬を紅潮させて、プラフタから生えたそれ……あまりに歪だが、まごうかたなき男性の生殖器の根元を握り、先端の傘のように張り出した部分にじっと熱い視線を注ぐソフィーがそこに居た。

 何かの見間違いではないか、実はソフィーは目を閉じている間に居なくなり、知らない人が現れたのではないか、股間に突き出しているのは戦闘に使う部品であり、生殖器などでは無いのではないか。そんな現実離れした仮定をしてみるが、やはりどう考えても自分の股間から直接生えた男性器を、愛するソフィーが肉欲に目を光らせて今にもしゃぶりそうなほど顔を寄せて見つめている。

 開いた口がふさがらないプラフタと、口を大きく開けたソフィーが一瞬視線を交わし、笑みを深めたソフィーがぱっくりと自分の欲望が余すことなく反映された巨根をくわえ込む。

「っ……! かっ、あっ……♥」

 たったそれだけで、プラフタの脚が反射的に跳ね上がり、ソフィーにだらしなく股を開いた格好になってしまう。

 ソフィーはそんなプラフタの様子を事細かに観察しつつ、優しく優しく、普段男にするお掃除フェラよりも数段刺激が弱くなるように、唾液をたっぷりとまぶし、繊細な舌使いでプラフタを舐り続ける。

 たったそれだけで、プラフタの表情が見る間に肉欲に蕩け、ソフィーにされるがままになってしまった。

「そ、ソフィー、あっ♥ こ、んな♥ ことぉ♥ いけません♥」

 ぴくん、ぴくんと肉棒を跳ねさせながら、上体を起こす事も出来ずに言ってくる。

(プラフタ可愛いーっ♪)

 ひょっとこのような口で肉棒を頬張るソフィーを上機嫌にさせるだけであった。

「くっ……♥ だめ、です……♥ やめ♥ なさいっ♥ ソフィー♥」

 刺激にもなれて、ようやく抵抗のためにプラフタが手を伸ばしてくると、ソフィーはその手が頭に掛かったところで舌の動きを一段階早める。

「きゅうぅんっ♥」

 天にも昇る快楽がプラフタの全身を走りぬけ、ソフィーを引き剥がすどころかより深くしゃぶらせる様に上から押さえつけてしまう。男達に開発された喉奥をついにプラフタの肉棒に使わせて、ソフィーは愛情をたっぷり込めたラブマチオで、プラフタに肉棒快楽の素晴らしさを教え込んでいく。

 500年ぶりに感じる性の快感、それも未知の男の快感を、毎日欠かすことなくしゃぶり、精液を啜り、後処理まで完璧に覚えたそこらの商売女よりもずっと上手い技術を持つソフィーに、さらに愛情をも上乗せして喉奥まで使った奉仕をされては、生娘同然のプラフタにはもはやなす術も無く、だらしなくがに股になって自分からせがむように腰を突き上げ、ソフィーの愛情たっぷりのあつあつの口内に全身どっぷりと浸ってしまったかのような抜け出せない快楽の沼にはまっていた。

「ふあぁ……♥ ああぁ──……♥」

 完全に快楽に骨抜きにされてくにゃくにゃになったプラフタを見届けてから、ずるずると長い肉棒を喉奥から引き抜いていく。ねっとりとソフィーの唾液に塗れた肉棒を見下ろして舌なめずりすると、服を全て脱いで全裸になった。プラフタの股間の上で中腰になって、自分の唾液にぬめる肉棒を掴み膣口に導いていく。

 蕩けきったプラフタは、夢見心地のままそれを眺めていた。幸か不幸か、正気を取り戻す前にソフィーの膣に肉棒は飲み込まれていく。

 錬金術の秘薬まで使用して具合がよくなっているソフィーの膣内は、愛するプラフタから生えた、ソフィーの考えぬいた一番気持ちいい肉棒を大歓迎で迎え入れた。

 細やかなヒダの一つ一つがプラフタにすりより、唾液よりもねっとりとした愛液が豊富に満ちる膣穴が、ソフィーが最近いつも帰ってきたときにするように優しくしっかりと抱き締めてくる。

「あっ♥ ああぁああああっ♥」

 あまりの快楽にのけぞり腰を突き出してしまい、最後の一突きはプラフタからすることになってしまった。むちゅぅ、と一番奥の肉厚なポルチオと子宮口が鈴口に熱いキスをするように吸い付いてくる。魂が壊れるかと思うほどの快楽を流し込まれ、プラフタはしばらく、ビクンビクンと全身を痙攣させて、喋る事もできずに荒い息を吐き続けた。

「そ、ふぃー……♥」

 数分間はそうしていただろうか、ようやく言葉を吐いたときには、もう掣肘するような気配さえ消えてしまっていた。

「うんうん……♥ セックスってとっても気持ちいいでしょ♥ プラフタと、ずーっとしてみたかったんだー♥」

 股を開いてプラフタの規格外の肉棒とずっぽりと結合中の整った膣穴を晒しながらソフィーはいつものように明るい笑顔をしていた。言葉の内容を吟味する間もなく、むにゅりと大きくなった胸を押し付けて、ソフィーがのしかかってくる。

(裸で抱き締められると、こんなにも気持ちいいのですね)

 程よく弾力を感じる胸、するすると絡みついてくるしなやかで柔らかな手足、その全てが心地よい暖かさで、ソフィーの存在を強く感じさせた。

 そうして呆けている間に、プラフタはいつの間にか上になっている。抱きついてきたソフィーがプラフタごと寝返りをうち、ひっくり返したのだ。不思議な事に人形の体でも頭を上にするとほんの少し冷静になるのか、プラフタの目に理性の光が戻ってくる。

 理性を取り戻して目の前を見てみると、両手はソフィーと指を絡めて握られたままベッドに付いている。丁度、自分がソフィーを犯すために組み伏せている格好だ。上から見下ろすソフィーの表情は優しく、穏やかな笑顔を浮かべている。普段と違うのは薔薇色に紅潮した頬と、こちらを誘うような妖しげな目の奥の光だけだった。

「きて♥ プラフタ……♥」

 全てを受け入れるような、慈愛に満ちた、ソフィーからのセックスを誘う言葉が、プラフタの耳朶を甘くくすぐった。これまで生きてきて感じたことの無い胸の高鳴りが、プラフタの腰を突き動かさせた。

「「ああっ……♥」」

 プラフタとソフィー、二人の美少女が肉欲の悦びに震える声を唱和させる様は、まるで天界を描いた絵画のように美しく淫靡だった。

 熱くぬかるむソフィーの膣を前後するたびに、全身が蕩けそうな快楽が訪れ、プラフタは夢中で腰を振りたくった。

「あんっ♥ はぁんっ♥」

 その度にソフィーはたっぷりと媚を含んだ声を上げて、プラフタに悦びを伝える。ソフィーに両手を掴まれて不自由なプラフタがへこへこと不慣れな様子で腰を振るのを、その細い少女の腰に絡ませたソフィーの脚が補佐し、突き出しを力強くさせ、二人の快楽をより強くした。

 強すぎる快楽に朦朧とするプラフタの上体がだんだん降りてきて、ソフィーの体に突っ伏してしまう。ソフィーは位置を調節して、そっとプラフタの唇を奪った。

「んっ……ふぅ……♥」

 股間でつながり、唇を優しく舌でなぞられ、蕩けるほど柔らかなソフィーの唇と重ねられ、熱くてソフィーの味がする舌を極自然に口内に受け入れる。

 プラフタは今、ふやけそうなほどのソフィーの愛情の海の中をたゆたっているような気分だった。舌を、肉棒を、ソフィーの粘膜とこすり合わせるたびに、深く深く、ねっとりとした愛に沈みこんでいく。誘われるがままに舌を絡め、腰の動きが滑らかになっていく。夢中になってソフィーの唾液を飲んだ後、ようやく唇を離した時にはもはや錬金術の師弟ではなく、愛を交し合う二人の乙女の姿しかなかった。

 比喩でなく瞳のうちに星の輝くプラフタの人形の目に、セックスを続ける意思を確かに感じ取って、ソフィーは満足げににっこりと笑った。

 それを合図と取ったか、プラフタが本格的に大きく腰を降り始める。

「ふぅっ、ふうぅっ……!」

 初めての肉棒からの快楽に自分も身体を痙攣させながら、一生懸命に腰を使って自分を求めてくるプラフタに対して、ソフィーはこれまでの人生の中で、一番甘く、一番媚を含ませて、一番愛情を込めて喘ぎ声を上げ、プラフタの肉欲を煽りに煽った。

「ああっ♥ うあぁあっ♥」

 ソフィーの膣にもみくちゃにされる快楽に耐え切れず、プラフタがあごを上げて腰を止めそうになると、ソフィーが脚で補助をして動きを止めさせない。

(そろそろ、くるかな……♥)

 慣れない内はすぐにやってしまうという知識を男達から教わっていたので、特別に初回だけタイマー製で機能を解放するようにしておいたのだ。

「ふっ、ふ──っ、ふーっ♥」

 人間だったら涙を流しているであろう必死な表情で、肉棒の快楽に突き動かされて腰を振るプラフタに、ついにその瞬間が訪れる。

「あっ、ああああああああああああっ!!」

 頭を真っ白にする、今までのともさらに次元の違う快楽に、プラフタが叫び声を上げ、どすん、とソフィーの子宮口を正確に突き刺したまま、プラフタの射精が始まった。

 びゅくっ、びゅくっ、と自分の膣の一番奥で、プラフタの精液が子宮口に勢い良く浴びせかけられる。プラフタの規格外に大きいカリ首が、膣に逆流する事を強力に阻み、膨らんだ膣奥から子宮口へ、どぷどぷと精液が流入していった。

「はーっ♥ はーっ♥」

 当のプラフタは、長い長い射精の快楽に頭を真っ白にして、真っ赤な顔でソフィーの手をギュッと握り締めて、ただじっと精液を吐き出し続けている。

 ソフィーもまた、プラフタと生でセックスし、膣内射精を受けて、今までの中でダントツに大きな快楽を感じていた。それだけでなく、今まで感じたことの無い、大きな充実感に心を満たされていた。

「ああ……♥ プラフタの精液、私の子宮に流れ込んでる……♥」

 うっとりと夢のような時間を、二人で恍惚と共にかみ締める。

 やがて、ようやく収まった射精絶頂から戻ってきたプラフタが、とても気まずそうに、しかし何か言わなければならないという義務感により何とか顔を逸らすことなくソフィーと視線を絡ませる。

「あ、あの……その、ソフィー……」

「気持ちよかった? プラフタ」

 ゆったりと微笑むソフィーが身じろぎするだけで、今も勃起したままの肉棒に膣がこすれ、腰に絡む太ももの暖かさと柔らかさも相まってうっとりと理性を持っていかれそうになる。

「そ、そうでは、なく……」

「えーっ? ねーえー、気持ちよかったでしょ? ねーねープラフター」

 唇をちょっと尖らせて不服の声を上げるソフィーは、いつものようにプラフタに甘えているようにしか見えなかった。その裸の胸には汗が浮かび、艶やかなピンクのソフィーの乳首が可愛らしく勃起している。そのギャップに、またプラフタの気分が高揚していく。

「うっ、うう。…………よかった、です」

 コルネリアのようにぼそぼそと、顔を赤らめてプラフタが搾り出した声を聞いて、ぱあっとソフィーが笑顔を取り戻した。

「ふふっ♥ 私も、すっごく気持ちよかったよ♥ 今までで一番よかった♥」

 その笑顔はどこまでも純粋で、プラフタの知るソフィーのものだった。

「うれしいな……プラフタとセックスするの、私とっても楽しみにしてたんだ♥」

 そう言って、自分の下腹部に優しげな視線を向ける。

「それに、プラフタの子供を産むのも、すっごく楽しみ!」

 ぽけっと快楽に浸りながら聴いていたプラフタにも、さすがに流せない一言が混じった。

「えっ、ソフィー……? 今なんと?」

「ん? プラフタが今私のなかにびゅーっ♥ って出してくれた精液、あれはちゃーんと子供が出来る機能があるんだよ♥」

 満面の笑みで、錬金術の成果を自慢し始める。

「あのね、プラフタの身体にね……」

 良く見るとプラフタの今着ている服にはデフォルトの服に色々金具のついたものでシースルー素材のヘソ周りの服にある留め金を、挿入されたままの体勢でソフィーが優しく外していくと、ぺろんとプラフタの腹が露わになった。

 その整ったへそに指を突っ込んで、クイと中で引っ掛けるように指先を曲げてから引っ張ると、ぱかりとプラフタの下腹部が開いた。

「はっ?」

 人間だったら大手術中のようなグロい有様だが、人形の身体の中はフリッツの作った消化器系のピンク色の管が通っているくらいで、ショッキングな光景でもない。

 蓋のすぐ下には、ハート型の風船のような、ピンク色の何かが収められていた。全体に丸みを帯びていて、ハートの下の部分は対外へ通じる肉厚な管……おそらく膣を模したものにリング状のパーツで接続され、上の二つに分かれた部分は円を描くような肉の管に接続され、その先に白く丸いパーツが付いて居る。

 プラフタの知識で言うと、子宮と卵管、卵巣に見えた。卵巣に見えるものからは細めの管がこれもまた膣のようなパーツと同じように股間へ伸びている。

 ソフィーがベッドの脇にいつの間にかぽつんと置いてある白い石を子宮のようなパーツに押し当てると、両者が淡く光りだし、溶けるようにして石が子宮に吸い込まれていく。

「これが一番苦労したんだー。精液の力を凝縮した石から、プラフタ自身の精子を作って精液にするの。他にも機能があるんだけどまあ、それは追々ね♥」

 ありもしない血の気が引いていく音が、プラフタの耳に届いた気がした。とっさに腰を引いて肉棒を抜こうとするも、ソフィーの熟練の脚と膣の動きから生まれる快楽に腰砕けになってしまう。

「ちょ、ちょっと、冗談ではすみませんよ、ソフィー、今すぐに抜いて……」

「冗談じゃないよ。私、プラフタの子供が産みたいの」

「駄目ですよ。私は女なんですよ? こんな事をして、ソフィーが周りからどういう目で見られることか。それに、ソフィーなら今にきっと素敵な男性が……」

「その素敵な男の人と結婚して、それでプラフタはどうするの? 私から離れて行っちゃうの?」

 うっ、と言葉に詰まる。これまで考えた事もなかったが、新婚のソフィーのそばに自分の居場所はあるだろうか? いや、夫を差し置いてそんな居場所を作っていいのだろうかと自問してしまった。

「そんな事する位なら、私男の人と結婚なんてしないもん。プラフタと結婚して、プラフタの子供を産むから」

 じわりとソフィーの瞳にめったに無い涙が溢れ、哀しげな表情とは裏腹に宝石のようにキラキラと輝いた。

「いや、しかしですね……」

 肉棒の勃起も収められず、繋いだ手を振りほどく事もできないプラフタには、それ以上の言葉をつむぐ事ができない。

 たっぷりと沈黙した後、プラフタは観念したように苦笑した。

「はぁーっ……泣く子には勝てないといいますか、泣くソフィーには勝てませんね」

「それじゃあ、プラフタ!」

「もう……好きにしてください」

 投げやりに笑うプラフタに、ぷうとソフィーが頬を膨らませる。

「むー! プラフタはお腹の子のお父さんになるんだから! そんな投げやりじゃ駄目だよ!」

「えぇえぇ、分かりました。……ソフィー、愛してますよ……これでいいですか?」

 言った後、照れくさそうに目を逸らすプラフタがとても愛しくて、ソフィーは身体を起こしてがばっと抱きつき、またグルンと半回転して、プラフタを押し倒す格好に戻った。

「うん、私も、プラフタのこと愛してる」

 どこまでも嬉しそうな笑顔のソフィーに、プラフタも絆されて微笑みを返した。

「これからプラフタには、セックスの気持ちよさをたーっぷり知ってもらうから♥」

 さっそく妖しい肉欲の光を灯らせたソフィーが、ついに本気で腰を使いプラフタとセックスを始める。

「今日は二人きりだけど、明日からは色んなことしようね、プラフタ♥」

「ソフィー? それは、どういう……」

 プラフタの疑問はソフィーの激しく上下する腰にかき消され、二人の少女はベッドの上で身体を弾ませて、たっぷりの愛情と肉欲を絡めあってセックスに耽っていく。

 

 

 この日、ついに最愛のプラフタと子作りセックスを一日中楽しんだソフィーは、その子宮に新たな命を確かに宿すのだった。

 次の日からソフィーのアトリエは、ソフィーと、プラフタと、プラフタのまだ知らない屈強な男達16人の愛の巣と化していった。

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