「あっ♥ いっ♥ いきそっ♥」
数日後。ベルナデッタは安宿の自室で男とセックスに興じていた。
初日の壮年の男でもなく、若い男三人組でもない。3人に誘われた後、昼間から街をうろついてなんとなしに散歩してみたが……やはりにぎわっているとはいえここはガルグ=マク。帝都のように劇場があるでなし、飲み食いのほかには市場を冷やかすか運が良ければ大道芸人が居る位で、娯楽には乏しいのである。声をかけてきた暇そうな男とデートと称してとりとめのないお喋りをして、屋台で串焼きを食べはしたのだが……いざ宿に連れ込もうかという所で「また今度一緒にデートしよう」などと言われ去ってしまった。しばらく同じ宿に泊まっていると言ったから、常識的に少しずつ仲を深めようとしたのかもしれないが……ベルナデッタにも予定というものがある。
結局、昼間から飲んだくれているオッサンどもの仲間入りをして日中の時間を潰すことになった。昼間についていなかった分、夜には本当に一晩中楽しませてくれた。ベレトでも出来ない、両方の乳首をしゃぶられ、クリトリスと膣口を愛撫され、さらに激しくアナルを激しくピストンされる息ピッタリのセックスは癖になりそうな位気持ちよかった。いっぺんに二人のチンポにフェラをし、顔と言わず胸と言わず、精液を身体中に受けたのも、初めての経験だった。
とはいえ、回数的には彼らも2回ずつで打ち止めだった。3人だから6回で、だから満足は出来たのだが……その理由が、ベルナデッタの尻穴の具合が良すぎて絞りつくされたから、というのはお世辞かどうか分からないが悪い気分ではなかった。
そしてその翌日も、4Pでお楽しみしていた声を聴いていた男に声をかけられる。昨日のやり取りを見ていたのか、それとも直接セックスした男に聞いたのかは分からないが、完全に「ヤれる女」として男たちの間で噂になりつつあるようだった。それを知ったベルナデッタは、怯えるどころかニヤリと笑った。引きこもりになったまま、男たちと思う存分に『交流』できるのだから。ベレトの言う通り毎日楽しんで、しかも試験は花丸満点、いう事なしだった。その男ともその晩寝て、さらに順番待ちをしていた男に声をかけられて、今に至る。
「うお、おおっ! すげえっ、こんな、うねってっ」
ベルナデッタは男にまたがり、クイクイと素早く腰を振り続けていた。空気を読んで言わなかったが、今日の男は一番ナニが小さく、セックスも大して上手くない。自分で主導権を握らないといつまでたっても満足できそうにないので、押し倒して騎乗位に持ち込んだのだ。こうして数日町で過ごしただけでも、色んな人が居ることを知った。肉棒の大きい男、小さい男。触り方が乱暴な男、丁寧な男。回数の多い男、少ない男。中身のない会話以外はセックスしかしていないので、人となりは特に知らない。しかしベルナデッタへの態度を、セックスは一番正直に反映してくれる……と思っている。
「ほらっ、おじさん♥ またあたしより先にイかないでくださいねっ♥」
この、ナニも身長も小さめの男は、大して上手くはないが決して乱暴ではなかった。頑張って気持ちよくしようとしてくれているのは、伝わっていた。結果は伴っていないが、ベルナデッタ自身も空回りした思い出には枚挙に暇がないので、他人のそう言う事にも寛容になれる。これも、色々な人と『突き合う』までは知らなかった自分の一面だ。それに、この男の唯一の美点は、回数がこなせることだった。もう2回射精しているから、すでに今までで一番ヤれている事になる。
「んっ、イきますっ♥ おじさんもいっしょにっ♥」
下手な男に任せておかず、騎乗位で腰を振りながら自分で乳首とクリトリスを愛撫し、卑猥なオナニーショーを惜しげもなく見せてやる。気持ちいいし勃起も促せるから一石二鳥だ。
「うおおおおっ!」
「はあっ、イくっ♥」
ぴゅ、ぴゅ、と少し力のない射精を直腸に感じながら、ベルナデッタも小さくイッた。あまり満ち足りた感じではないが、部屋でダラダラとお菓子をつまんでいるみたいでこういうのも悪くはない。
「ふうーっ、おじさん、まだ行けます?」
「はあ、はあ……お、おう! まだまだ行けらあ! ただ、ちょっと、ちょっとだけ休ませてくれ」
「もう、あたしが上になって腰を振ってるのになんでおじさんがへばってるんですかあ!」
文句を言っても始まらないので、ベルナデッタも休憩を取る事にした。裸のまま水差しからお互いに水を飲み、濡れた布巾でさっきまでベルナデッタの肛門を出入りしていた肉棒を綺麗に拭いてやる。
「うっほ、おおっ」
射精したばかりで敏感になった肉棒を布で拭かれ、ビクンビクンともだえる男を見るのは面白かった。とはいえ長々と見たいものでなし、綺麗にしたら男の股間に顔をうずめて優しく咥えてやる。フェラを受けてだらしなく顔を緩ませる男の様子を観察しつつ、さっさと勃起を取り戻させるためだ。舌でクルクルと萎えたイチモツを回すように転がし、亀頭を音を立てて吸い上げる。たったの数日で、初めてのフェラからずいぶんと経験を積んで技を習得していた。柔らかいまま射精させてしまったら完全にやり損なので、上目遣いに男の反応を観察しながら気持ちよさを加減する。
(こうやって男の人を操縦するの、結構楽しいなあ……)
あまりにも特殊な経験ばかり積んでいるが、一応人と接する事の楽しさをベルナデッタなりに見いだせているのだった。しばらくして十分大きくなった事を確認すると、
「さあて、そろそろ良いですよね? おじさんもちゃんと頑張ってあたしを気持ちよくしてくださいよ♥」
ひひっ、と悪戯に微笑んで、今度は四つん這いになってむっちりと充血したアナルを男に晒した。
「よーし、こ、こんどこそやってやるからな!」
ガッチリとベルナデッタの尻肉を掴み、たどたどしく穴に宛がって、唾液で濡れた肉棒をつぷっ、と突っ込んだ。
「んっ♥」
相変わらずの粗チンではあるが、いつもよりぎゅっと肛門を締めれば十分気持ちよさを感じることはできる。それでも不安定なピストンで快感が途切れ途切れになってしまうのだが、今書いている物語の続きの展開を考えたり、次はどんな絵を描こうか構想を練ったりして気楽にやり過ごしていればそこそこ良い暇つぶしにはなった。
「くっ、ううっ! あっ、もう、そろそろ、限界……!」
「えー? もうですかあ? しょうがないなあ……あたしもイく準備するから、それまでちょっと我慢しててくださいね?」
ボケッとしていたら、男の射精が近づいてきてしまった。いつもしているオナニーを、また男の下で始める。考えるのは、ベレト……ではなく、三人組の男たちとの輪姦の記憶だ。
「あっ、はっ♥」
乳首も性器もいっぺんに攻め立てられ、訳も分からず絶頂に押し上げられたあの刺激的な夜の感覚を思い出して、自分の手が二本しかない事にもどかしさを感じながら激しくオナニーする。肛門がぎゅ、ぎゅと締まり、男が悶絶するも必死に射精をこらえている。
「んんっ、あっ、いきそっ、おじさん、そろそろ、射精していいですよっ♥」
「ぐっ、うっ、あああああああっ!」
「ああっ♥」
ガタガタと、男が腰から震える。そのままぺたんと腰を抜かしてベッドに尻もちをついてしまうのを見て、ベルナデッタはちょっとした優越感に浸った。
「はあ……はあ……はあ……」
男はもう息も絶え絶えで、これ以上やらせたら本当に倒れてしまいそうだった。
「んーっ。ま、今日はこんなもんですかね。お疲れさまでした」
「ぜっ……い、いや……俺は……まだ……」
「いや、もう良いですって。そんな無理しなくても」
実際、回数は一位だし長く楽しませてくれたのは事実だと、ベルナデッタがなだめると、男はようやく苦笑いと言った感じだが笑みを浮かべてくれた。
「よ、よかったよ……アンタを楽しませられて、光栄……だ……」
息も絶え絶えに言った後、今度こそぶっ倒れてすぐに寝息を立て始めた。
「あらら……そんな無理しなくても良いのに。んっふっふ、ベルの魅力の虜になっちゃいましたかねえ?」
自分を満足させるために気絶するまで必死になってくれる男。そういう存在がまさかこの自分に現れるとは全く思って居なかったベルナデッタにとって、産まれて初めて女としての自尊心が満たされる経験だった。勿論、だからと言ってこの男と恋仲になりたいとは全く思わなかったが。
「んーっ。今日もまあまあ楽しかったかなー。そういえば、もう半分過ぎてるんですね。意外とあっという間だなあ。後半はどんなチンポに出会えるかなー♥」
もはや、すっかり『楽しむ』事で頭がいっぱいのベルナデッタは、締まりのない笑みを浮かべて男の横でお互い全裸で眠った。
「へっへ、おめえか? 最近噂のアバズレってのは」
翌朝。筋骨隆々とした粗野を絵に描いたような男がベルナデッタを訪ねてきた。朝食を終えた所だったので、宿屋の迷惑にならないようにさっさと外に出る。無敵にベルナデッタも、この宿屋にこれ以上の迷惑をかけるのはさすがに避けたのだった。
「知りません。あたし、アバズレとかいうのじゃありません」
しれっと答える。これは今回の成長とはあまり関係なく、元から山賊たちと命のやり取りをするのは慣れているのだ。この男のように威圧してくるような者が相手なら、ベルナデッタでも逆に冷静に対処できる。
「ああ? しらばっくれんじゃねえよ、毎日別の男にタダで股を開いてんだろが? せっかくだからよ、俺に奉仕させてやろうってんだ。なあ、良いだろ?」
上からの、見下した態度。こちらが従って当然とばかりの傲慢。外見は全く違うが、実父の事を思い出してベルナデッタは眉をしかめた。
「ふんっ。あっかんべー。嫌ですよ。貴方みたいな人に近づいてほしくありません! どうぞどっかへ行ってください!」
舌を出してすげなく断った。案の定、男は額に青筋を立てて憤怒の表情を浮かべる。レベルにして5程度、そこらへんの山賊位には腕が立つようだったが、ベルナデッタの敵ではない。武器などなくとも、拳で勝てる相手だった。
「待ちな! その嬢ちゃんに手は出させねえぜ!」
「っと、オッサンに先越されちまったか。俺も加勢する!」
「俺も!」
「俺もだ、兄弟!」
「へっ、俺たちが周りに居るんだから助けを求めてくれよ、水臭い!」
「お、俺にあんな優しくしてくれた女神様に、手は出させねえ!」
いつの間にか、怒れる男の周りを取り囲むように、大小さまざまの男たちが立っていた。そう、ベルナデッタと寝た男全員である。
「へあ?」
思わずぽかんと口を開けて、何が起きているか飲み込めないでいると、
「上等だ、金魚の糞を全員片付けてこいつを肉奴隷にしてやるぜ!」
男は不敵に笑って多対一の戦いを始めてしまった。
戦況は、意外に一人の方が押していた。一般人と比べれば鍛えているには違いなく、ベルナデッタの情夫たちが一度殴るごとに二度拳が帰ってくるので、個別に崩されつつある。しかし、体力の総量は絶対だ。ベルナデッタの見立てでは、残り二人になった辺りで荒ぶる男のほうは倒れると思われた。
「って、見てる場合じゃない! こらっ、これ以上やるつもりならあたしが相手ですよ!」
後ろから殴り掛かる……前に声をかける。それは別に奇襲に失敗したわけではなく、
「女はすっこんでやがれ!」
「うるさいっ!」
振り返った男の股間に、鋭い爪先の蹴り脚がめり込んだ。振り返らせ、これを狙ったのである。
「あっ……! ぎ……!」
脂汗を垂らして血走った目で睨んでくる男。全く無防備なその顎を横から刈り取るようにベルナデッタのフックが捉えた。
「ふう……チンポは立派そうだけど、性格がこれじゃ相手するのはごめんですね」
蹴ったモノの立派さが勿体ないと首を振るベルナデッタを、唖然と情夫たちが見つめていた。
「あっ。あはは……なんかすみません、助けてもらっちゃって」
よくよく考えれば、これは男たちの面目を潰してしまったのでは? と思い至り、強烈に居たたまれなさが襲い掛かってくる。反射的に逃げ出しそうなのをぐっと堪えられたのは、全員とセックスしている間柄だったからかもしれない。
「すっ……すげえ……! 戦いまで強いのか……!」
一番早くやられていた小男が一番早く立ち直り、ベルナデッタをキラキラと憧憬の目で見てくる。それに気を取り直した他の男が口々に賞賛し、先ほどとは真逆の居たたまれなさを感じる。これは逃げて良いのでは? という内なるささやきをどうにか堪えて口を開いた。
「えー……あー……そうだ! みなさん、服とか破れちゃてますよね。ぱぱっと直しちゃいますから、宿屋に戻りましょう!」
携帯している針子セットを取り出すと、倒れた男の上着をべりっと奪って宿屋の中に退散する。
「さあさあ、破れてる服は脱いで脱いで!」
そのまま勢い任せに男たちの服を繕った。布が足りない部分は勿論奪った上着を切って当て布にする。幾らヤった男たちだからと言っても、じっと見つめられながらの裁縫など心臓に悪い事この上ない。早く終わらせたい一心で、極度の集中力を発揮して次々に破れた個所を修復していった。
「はい終わり! ほらほら、みんな朝のお仕事があるんでしょう! 行った行った!」
本当なら今日の『お相手』を物色してからにしたいところだが、地金が出たベルナデッタにそこまでの余裕はなかった。誰も居なくなった宿屋の食堂でしばらく息を整えた後、今日はもう部屋でごろ寝でもしとこうと思ったが、この宿は朝に各部屋に清掃が入るので虫でも払うように追い出されてしまった。
「はー、ついてないなあ。でもまあ、繰り返してればこんなこともあるかあ」
昼には掃除も終わるので、それまでぶらぶらと散歩をして暇をつぶす。さすがに今日は朝から気力を使い果たしてしまって、知らない人とおしゃべりという気分ではなかった。
「先生も、これくらい許してくれるよね……多分」
城壁の上まで登ってきて、涼風を全身に感じながら屋台で買った串焼きをパクつく。もう数百年も戦争が起こっていないこのガルグ=マクでは、城壁も一般人に開放されている。そんな事も、引きこもったままでは分からなかった。
「ま、やっぱりお部屋の中が一番落ち着くのは変わりませんけど。たまにはこういうのも良いもんですねえ」
そのまましばらくボーっとした後、昼前には宿屋に戻って性の臭いがきっちり消されている事に感謝しつつ眠った。
優雅に昼寝をしていたベルナデッタは、ノックの音で目が覚めた。
「ふあい?」
あくびをしながらドア越しに声をかけると、
「おう、嬢ちゃん! 俺だよ。あー、今日の朝の、なんだ、礼がしたいからよ、食事でもどうだ? おごるぜ」
「おっ、良いですねえ。行きます!」
初日の壮年の男のようだった。どちらかと言えば礼をするのは助けに入られたベルナデッタのほうだと思ったが、まあそれこそプライドの問題かとスルーする事にした。何より、タダ飯は嬉しいものだ。
朝から気を遣ったし、昼は昼寝で屋台の軽食しか食べていないので、ベルナデッタはよく食べ、良く飲んだ。日の出ているうちからエールを勢いよく喉に流し込み、酒臭い息を吐く。
「相変わらず食うねえ」
苦笑する男に「えへへ、すみません」などと言いながら、一切手加減しない。とはいえ、良く食べると言っても小柄な少女のやる事だ、最終的には男の一人前と同程度に収まった。
「ぷふーっ。あー、美味しかった。おごられるご飯ってどうしてこんなに美味しいんでしょうねえ」
ぽかんと口を開けて腹をさするベルナデッタだが、隣に居る男の邪な視線には当然気付いている。彼女自身も、食欲の次は性欲を満たす気マンマンだからだ。昨日の男は回数だけであまり満足できなかったから、自分のために精液を溜めてきたであろうこの男がどれだけ頑張ってくれるか楽しみにしていた。
「さて、じゃあちょっと早いけど上がりますか」
「おっ、おお!」
あまりに明け透けな誘い方に虚を突かれ、男が慌ててベルナデッタの後を追っていく。自分自身は気付いていないが、優しくてどこか育ちが良く、強くて裁縫もこなせて、それでいて誰とでも寝るベルナデッタは、そのミステリアスさで男たちの股間も心もガッチリと鷲掴みにしつつあった。
部屋に入るなり、まだ明るい中でベルナデッタが服を脱ぎ捨てていく。小さいながらもぷりんと張りのいい尻の谷間からチラチラ覗く、使い込まれ男を誘う性器と化した肛門に男の目はくぎ付けになっていた。制服の下に着ているフード付きの服を脱いで頭を振ると、ぼさぼさの髪が揺れ、少女の香りが放散するようだった。この数日で何人もの男に触られ、揉まれ、吸われて来たベルナデッタの乳首が、セックスを前にして期待で少し硬くなっている。
「もう半分切ったし、良いか。今日はこれ使おっと」
制服のポケットからベレトに貰った軟膏を取り、自ら肛門に指を突っ込んで塗り込んでいく。そして、
「おじさん、まだ勃起してないんですか? しょうがないですねえ……あたしがおっきくしてあげます♥」
にひっと笑って、ベルナデッタのストリップを血走った目で見ていた男に向き直ったのだった。男は興奮しすぎて返事も出来ずに激しく頷くと、どっかりとベッドに腰掛けた。ベルナデッタは、男の前にカエルのようにM字に股を開いて性器を見せつけながら、男の太ももに手を置いて口だけで肉棒を咥えた。その表情は緩み、これからのセックスが楽しみでしょうがないと言わんばかりだ。ちゅる、ちゅる、と頬をすぼませて吸い付き、舌を這わせてやると
「うおおっ……じょ、嬢ちゃん、いつのまにこんな上手くなったんだ」
と上ずった声で男が言った。ニタリと笑って答えず、頭を前後させてピストンのようにしごきたてる。射精が近くなると動きを収めてちゅぽんと口を離した。先ほどまで肉料理を美味い美味いと食べていたその口が自分の肉棒との間に銀の糸を引いているのを見て、男がさらに獣欲をみなぎらせる。
「おじさん、今日はちゃんと溜めてきてくれたでしょうね?」
「へっ、もちろんだ。嬢ちゃんが満足するまでヒイヒイ泣かせてやる」
ベルナデッタをベッドの上に引っ張り上げ、後ろから圧し掛かってきた。されるがままに押し倒されながら、アナルを男の肉棒の先端に誘導し、スムーズに二人はつながった。
「おっ♥ やっぱ、効くう♥」
満足いく大きさの肉槍に突かれ、ベルナデッタは唇を突き出して甘い声を上げた。ばちゅ、ばちゅとさっそく激しいピストンが始まるのに身を任せる。ベルナデッタの白く美しい裸身が外からの夕焼けに照らされて輝く光景に、下品で淫蕩な声と、ぽってりと肉厚で男の棒をみっちりと咥えこむ肛門が非現実的な彩りとなって男を魅了した。垢ぬけないぼさぼさの髪が、突くたびに揺れる。あどけない少女で、誰とでも寝るヤり慣れた女で、強い戦士で、裁縫が得意な家庭的な女で……宝石のように角度によってまるで違う輝きを見せるベルナデッタを、今は自分の肉棒が夢中にさせているという征服欲に駆られて、必死に腰を振った。
「ああっ♥ おじさあんっ♥ こないだよりっ、すごいっ♥」
甘ったるい声で煽られて、さらに張り切る男。だが、ベルナデッタが事前に塗っておいた軟膏のせいなのか、いつもよりも気持ちよすぎて踏ん張りがきかない。
「ぐっ、うう……い、いっぺん、出すぞ……!」
「んっ、いいっ、ですよおっ♥ 突いて、しきゅーのうらっかわ♥ あたしの弱いとこ突いてえ♥」
弱点まで明かしてもらったという慢心を支えに、必死で女を気持ちよくするために奉仕する男。力任せに腰を打ち付け、ざらざらとしたベルナデッタの直腸に亀頭をこすりつける快感に耐えながら、少女の一番大切な器官を腸壁越しに愛撫し、年の差も妻子の事も忘れて尻穴から孕ませんとばかりに子宮を突いて揺らす。
「でるっ、でるぞおっ……!」
「あっ♥ イクっ♥ おじさ、あたし、も、イッッ……ク……♥」
ベルナデッタが全身をぎゅっと縮こまらせて、今日最初の絶頂を余すことなく噛みしめる。ギチギチと締まる肛門とうねる直腸に揉まれ、男も一番奥に突っ込んで射精した。
しばらくその状態で余韻に浸った後、赤い顔でベルナデッタが振り返る。その目を見ただけで男は自分に求められた役割を理解し、再度肉棒を勃起させた。
たん、たん、たん、とリズミカルに腰を打ち付けあう音を響かせてセックスを楽しんでいる所に、ノックの音が紛れ込んだ。男は無視しようとしたが、
「はーい♥ どなたさまっ♥ ですかあ?」
ベルナデッタがピストンに声帯を揺らされながら聞いただけでセックス中と分かるくらい艶めかしい声で答える。
「やっぱ先越されてたか。俺たちだよ、今日もあったろ、あの三兄弟」
「あっは♥ あたしに会いに来てくれたんですね」
「あー、まあ、お取込み中ってなら、また日を改めて……」
「や、いいですよ♥ はいって♥ きて♥ あっ♥ ちょっ、はげしいっ♥」
せめてもの悪あがきにピストンを激しくしてはみたが、ベルナデッタが一方的にこの場の主導権を握っているのは言うまでもなく、結局部屋には男が四人、女一人に群がる事になった。
「ふへへ、やー、前に四人でしたから、五人だとどうなるのか楽しみで♥」
悪びれることもなく、壮年の男に後ろから貫かれながら目の前の男の肉棒をしゃぶり、さらに両手には左右それぞれ別の男の肉棒を掴んでしごきたてる。操り人形の劇でもしているような複雑さだが、自分を求める男に囲まれてベルナデッタはご満悦だった。
「くうっ、た、楽しそうにしゃぶってくれるよなあ」
正面の男は、ベルナデッタのぼさぼさの髪を優しく梳きながら頬をすぼませたスケベなフェラ顔を鑑賞していた。左右の男たちも、腕を伸ばしたためガラ空きになった胸に手を伸ばし、手遊びに乳首を愛撫している。あっという間に独占状態がふいにされた壮年の男は面白くない思いをしながらも、他の男たちによる刺激で肛門がさらに激しく複雑に蠢くと、再びベルナデッタの肛門を突きほぐすことに夢中になった。
「んごっ♥ おぐっ♥ ぶふっ♥」
喉奥までフェラをしながら後背位でアナルを突かれ、ベルナデッタは無様に豚の鳴き声のような吐息を漏らした。しかし悲壮さは全くなく、むしろ文句も言わずに腰を振り、勃起させた肉棒を差し出す周りの男たちこそが捕食される側であることは明らかだった。前後左右から寄ってたかって犯されて、ベルナデッタの身体は桜色に上気している。状況を一番楽しみ、フェラ、手コキ、アナルセックスにも一層の熱が入り、男たちは苦悶の声を上げた。
「あ、ああっ! すまん、も、もう、限界……!」
ついにアナルに突っ込んでいた男が根を上げて、ベルナデッタの尻をアザが残るほど強くつかみ、ばちゅん! と思い切り腰を叩きつけて、一番奥で射精を始めた。
「も゛ぐーーーっ♥ ふごおおおっ♥」
ひょっとこのようにすぼまったスケベ顔のフェラのまま、ベルナデッタは絶頂した。
「ちょ、うああっ、そんな吸われたら、俺もっ!」
じゅる、じゅる、と強い吸い付きを受けながら、裏筋を激しく舌で擦られて、溜まらずフェラを受けて居る男もベルナデッタの喉奥に射精した。ごぎゅ、ごぎゅ、と喉を鳴らして精液を飲み干し、尿道に残った精液まで啜り上げられる感触にゾクゾクと身体を震わせ、アナルに射精中の男と併せて呆然とした男が二人出来上がる。
「けぷっ。はあ……♥ すごかったあ……♥ さあ、まだまだ始まったばかりなんです、もっと……できますよね?」
誘われるがままに、手コキを受けていた男たち二人がベルナデッタを仰向けに寝かせ、一人が下からアナルに挿入し、もう一人はぱっかりと股を開いたベルナデッタの性器に口づけた。
「ああっ♥ すごいっ♥ 二人とも、息ピッタリですよおっ♥」
肛門を犯され、激しいクンニを受け、さらに乳首まで繊細にしごかれる。欲望の受け皿でありながら傅かれる存在として、ベルナデッタは心尽くしの性奉仕を受けていた。ぼさぼさの髪を振り乱し、狂乱するように善がり泣く。
「ひいっ♥ ああっ♥ いっくっ♥ んおおっ♥」
射精後の虚脱感から復帰した残り二人も、自分たちの時より楽しんでいるベルナデッタの様子を見て嫉妬したのか素早く勃起を取り戻し、3Pに耽るベルナデッタの眼前に二本の肉棒を突きつける。にへらと相好を崩し、ベルナデッタは何も言わずにむしゃぶりついた。
「んむっ♥ じゅるっ♥ ほふっ♥」
目移りするかのように、左の亀頭をしゃぶったと思ったら右の肉棒を咥えこみ、うっとりと幸せそうに微笑む。性欲だけで動いているようなその淫らな行動に男たちの興奮が煽られ、さらにピストンとクンニが激しくなった。きゅっと乳首を引っ張り上げられ、限界以上に伸びる。雨だれが石を穿つように、少しずつ、少しずつ、ベルナデッタの全身はあどけない少女のものからセックスの跡が刻み付けられたスキモノのソレへと変貌していく。
そして、そんな自分もベルナデッタは割と嫌いではなかった。勲章のように乳首をつねられ、クリトリスを吸い出され、快楽が自分の身体になじんでくるのを恍惚と共に受け入れる。
「んおおおおおっ♥ いっくうううううううっ♥」
まだ外には人通りがある中で、窓を開けたままに雌そのものの悩まし気な声を上げてベルナデッタは絶頂した。
そして、そんな充実したセックスをしてからさらに数日。ついに一週間の留学を終え、結局出ていってから一度も戻っていなかったガルグ=マク大修道院にようやく帰ってきた。目に映るものが何もかも懐かしく、自分が修道院の外の町で毎日セックス三昧だったことなど夢の中の出来事のようだった。
「……というか、先生はどうやってベルを迎えに来てくれるんでしょう?」
大広間の橋のたもと、士官学校側出口でベルナデッタはしばらくキョロキョロしていたが、不意にめまいがした。
「お帰り、ベル」
と思ったら、目の前にベレトがいつの間にか立っている。
「ほわああっ!? せ、先生いつのまにそこに!? え、じゃあもうベル、帰ってきたんですか?」
「ああ。ここは異界ではなく、ベルの元居た世界だよ」
「はえー。なんかわからないけど……えへへ。先生の顔を久々に見た気がして、ホッとしました」
楽しかったは楽しかったものの、知らない人に囲まれて安宿での暮らしはやはり疲れる。急激に自室で安楽を貪りたくなってきた。それに、一週間遊び惚けたのだ、鍛錬もちゃんとやらないと……
「ん? あれ? あたし……この一週間、鍛錬して……いえ、普通に暮らしてました?」
覚えている日付からは確かに一週間経っているはずなのだが、なぜか安宿でセックスし続けた記憶と同じ日に学校でクラスメイトと勉強した記憶がある。
「そうだ。送り出した後、こっちにいるベルはその自覚もなく普通に暮らしていた。まあ、少しばかりの経験は持ち帰れるが……異界で過ごすというのはそういうものだ」
それを聞いて、我知らずベルナデッタは生唾を飲み込んでいた。
「あ、あの……じゃあ、また今度、異界で今回みたいな事をできたり、しますか?」
「ああ。勿論できるよ…………その分だと、成長のきっかけがつかめたみたいだな。よくやったぞ、ベル」
微笑んで、ベルナデッタのぼさぼさの髪をさらにぼさぼさにするように乱雑に撫でてくれる。
「えへへえ、やっぱり先生の手が、一番優しくて気持ちいいなあ……ねえ、先生……♥ 今日は久しぶりに、良いですよね?」
多くの男を知り、自分から誘惑する術を知り、ベルナデッタは一回り成長した。その結実のような、粘つくように甘い媚を含んだ上目遣いと猫なで声で、ベレトをセックスに誘う。
服の下では、一週間前に比べて少しだけ下品に大きく膨らんだ乳首が、硬くシコリ始めていた。