※この作品はR-18です。

ファイアーエムブレム 風紀紊乱   作:伊倉米磁

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淫風の章 EP.5 愛の行方

 ベルナデッタが異界でハメを外してから、数ヶ月。周囲の人間は、ベルナデッタのささやかだが確かな成長を既に認めていた。引きこもりには違いないのだが、たまに出歩いた時にはすれ違った時に普通に挨拶もするし、クラスメイトともちゃんと会話ができるようになった。と言っても、もっぱら評価は「さすが先生」というものだった。

 これについてはベルナデッタ本人も釈然としないものを感じつつも、ベレトのおかげだという事は十二分に感じているので特に反論などはしなかった。

 そして勿論、ベレトとの肉体関係も維持していた。一時期よりは落ち着いて、二週に一度程度の頻度にはなってしまったが、ベレトとセックスしない週は「留学」をしているため、実質的にはセックスをしていない週がない位、ベルナデッタにとって日常的な行いになっていた。

 

 

 

 吹き付ける風も涼し気になってきた、そんなある日。ベルナデッタは、植物園で花を愛でようと部屋を出て、階段を下りた時点でほんの少しの違和感を感じた。とても、聞き覚えのある声がする。誰かの、という意味ではない。修道院に居る人とは大体顔見知りだ。そう……セックスをしている時特有の声が、周囲から聞こえてきた気がしたのだ。キョロキョロと辺りを見回してみるも、当然ヤッている人など見えない。気のせいかと思ったが妙に気になり、さらに探ってみると……右手、寮の方から聞こえている様だった。しかもこれは、

「リシテアさんの部屋から……?」

 最年少にして、魔道の天才と謳われるリシテア。子ども扱いを過度に嫌い、何事につけて余裕無く生き急いでいるような様子は、少し前のベルナデッタには怯えの対象だった。ベレトからちらりと聞いた話では、過去に何かがあってあのようになったらしい。辛い事があって引きこもった自分と違い、彼女はそれをバネにして頑張っているのだ。それを聞いてから密かに尊敬してはいるのだが、天才様は揚げ足取りのレベルも天才なので、会話していると泣かされそうになるので避けていた。

 そして、その彼女の部屋から嬌声が聞こえる。自分がヤってる時もこの位は聞こえていたのだろうかと思うとよくバレないなと冷や冷やするベルナデッタだが、さておいて扉に手をかけた。覗きなんて悪いとは思っている。しかし、リシテアに恋人なんてものは絶対に居なかったはずだ。いや、勿論引きこもりのベルナデッタにそんな断言ができるはずもないが、周囲に完璧に隠しているのでもない限り、そんな噂は一度だって耳に入ってこなかった。

 きぃ、とほんの少しの軋みに顔を引きつらせながら部屋をのぞきこんで見ると……

「あ──ーっ♥ ひい────っ♥ すごいっ、すごいっ♥ 先生の、おちんちん、すごいのお──ーっ♥」

 ぎょっとして慌てて扉から手を放す所だった。それくらいリシテアのアノ声は大きく、普段からは考えられない痴態を晒していた。これに比べればベルナデッタのセックスなんて無音も良い所だ……とは本人のひいき目だろうが。そして、一番知りたかった事も知れた。

(やっぱ、そっかー)

 ベッドの上で、全裸で絡み合っているのはベレトとリシテアだった。ベルナデッタは、予想通りに……あまり悲しくはなっていないのを自覚した。

(だって、先生は先生であって、恋人ではないもんね)

 逆に、恋人と思っていたら身体を許さなかったかもしれない。ベルナデッタにとってベレトは、親よりも親らしく、自分を教え導いてくれる人だった。ベレトが相手であれば、何をされても素直に受け入れられた。ベレトに抱かれる事、ベレトに褒められる事が、一番心安らぐ事だった。だから、今リシテアがこうしてベレトに抱かれてあられもない声を上げて居るのを見ると、むしろ……

(そうでしょ? 先生のセックスってすごいよねえ)

 と、全然関係ないのに誇らしくなって、恐らく『後輩』のリシテアにドヤりたくなってくる位だった。それと同時に、

(やっぱりセックスって、色んな人と楽しむものなんだ)

 と、今までの経験をベレトに肯定してもらったようで、浮き立つような気持ちだった。

 隔週で行っている『留学』で、様々な人たちとセックスをしてきた。中には大当たりとでもいうべきか、ベレトよりも大きな肉棒で、優れたテクを持っている男も居た。イきすぎて小便を漏らしたのはあの男相手の時だけで、一週間まるまる同じ相手とセックスし続けたのもあれだけだった。その時ばかりはこのままずっと『留学』し続けても良いかな、とちょっとクラッと来たが、結局最終日には定位置で帰還を待っていた。思えば連れ戻すのはベレトがやっているのだから、自分から帰らないという事は選べないのだが。

 ベルナデッタにとって、セックスというのは娯楽だ。勿論上手いに越したことはないが、一人の人として見れば、やはり一要素でしかない。経験を積んで、ベレトが世界一セックスが上手いわけではないと分かっていても、今後一生一人の男としかセックスできないとなれば、ベルナデッタはベレトの方を選ぶだろう。

 しばしベレトの激しい腰遣いを見て、納得したベルナデッタは顔を離そうとして……違和感に気づいた。二人は正常位で結合しているのだが……ベレトの腰が、少し高い位置にある気がする。この位置は……

 ベルナデッタは音もなくしゃがんで視線を下げた。すると、バッチリと目に飛び込んでくる。ベレトとリシテアは、アナルではなく……膣で、セックスしていた。

「なっ、なん、で……」

 今度こそベルナデッタはショックを受けた。あの善がりよう、昨日今日の関係とは見えない。あんなに気持ちよくなれるまで、リシテアはベレトを何度も受け入れ続けているのは間違いない。自分との回数を減らしているのは他の生徒の『指導』をしているからだ、というのは納得がいくが、リシテアもベルナデッタと同じく貴族だったはずだ。それなのに膣でセックスを受けられているのは、俄かに信じがたい。どんな事情があるにせよ、羨ましく思うのを止められなかった。

(くうー……いいなあいいなあリシテアさん)

 大体状況は理解出来たので、細心の注意を払って再度扉を締める。リシテアのアヘ声は相変わらず漏れ聞こえていて、バレてはいないようだった。もう植物園に行くような気分は吹っ飛んでおり、すごすごと自室に帰って行った。

 

 

「せんせー! リシテアさんばっかり羨ましいー!」

 二週に一度のセックスの日に、ベルナデッタは正直にベレトに泣きついた。

「これは秘密にしてほしいんだが……リシテアは、家を彼女の代で最後にするつもりだ。その後は平民と条件は同じだからな……前で構わないと言うからそうしている」

 貴族と言っても事情は様々だ。ベルナデッタは帝国のヴァ―リ伯爵家の一人娘。リシテアも同じくコーデリア伯爵家の長女だったはずだが、内乱に巻き込まれ帝国の介入を受けたと聞いたことがある。家を取り潰すほどのことがあったという事なのだろう。

 家を維持する予定がなければ、結婚の条件は平民と同じだ。恋人とは思わないという前言を翻すようだが、家の崩壊を理由に先生の所に嫁に行けるのならば、羨ましい以外の何物でもない。リシテアに聞かれたら憤慨されるだろうが、ベルナデッタにとって、家などというのは自分を抑えつけ束縛するものでしかなかった。

「あたしもあんなおっきな声がでちゃうくらい気持ちよくなりたーい!」

 そうやって甘えて泣き言を言うと、ベレトは困ったようにほんの少し眉をひそめて、

「わかった、わかった。ベルナデッタもちゃんと気持ちよくするから」

 と言って、しょうがないなと頭を撫でてくれた。ベルナデッタはにぱーっと笑って、さっそく股を開いて腰を下ろした。ベレトが鎧を脱ぎ捨てるのを待たずズボン越しに股間に頬ずりし、ウキウキとそれをずり下ろす。ぼろんっと飛び出たソレに鼻を近づけて臭いを嗅ぎ、うっとりと目を細めた。そのまま、熱烈なフェラが始まる。既にベルナデッタもスパッツとパンツを脱いでおり、両手でクリトリスとアナルを弄ってオナニーを始めていた。

 すっかりセックスに慣れ切ったベルナデッタのぼさぼさ髪をベレトが撫でると、

「んふーっ♥」

 目元だけを見れば子犬のように、無邪気に笑った。喜びの声はフェラの最中のベレトの肉棒に吸い込まれ、顔の下半分は慣れた肉棒を美味しそうに頬をすぼめて吸い上げ、淫らな水音を立てて舌を絡めている。

 ぬっぷ、ぬっぷ、と肛門に指を出し入れしてベルナデッタの快感が高まり、むっとした腸液の臭いが部屋に充満してくると、ポンポンと頭を軽くたたいてベレトが切り上げさせた。そこでようやくベルナデッタは立ち上がって、ベッドの端に引っかけるように乱雑に素早く服を脱いで全裸になった。

 普段のベルナデッタとはかけ離れた、余裕たっぷりの艶を含んだ笑みで、ベッドに仰向けに寝てベレトに大股を開き、両手で性器とアナルを広げて見せる。

 一回り膨らみ、ほんの少し垂れ始めた乳房。その頂点には親指の先ほどに勃起した乳首が弄ってもらいたそうに切なく震えている。

 処女を保っているが弄り続けて居たため陰唇は少し黒ずみが強くなり、これもクリトリスが愛液に濡れてベレトの指や舌を待ちわびている。

 アナルはむっちりと柔らかそうに括約筋が拡がり、別の生き物の口のようにパクパクと開閉してベレトに挿入をせがんでいた。

 きっかけはベレトが与えたが、すべてベルナデッタが望んで、人と交流を繰り返して得た状態だ。世間一般の人間がどう評価するかはさておき、ベルナデッタは今の自分が全く嫌いではなかった。

 ベレトは軟膏を指に付けアナルに挿入して塗るのと同時に、ベルナデッタの性器に口づけて愛撫を始めた。

「あ、ああ──っ♥」

 まるでお風呂にでも入ったように、ベルナデッタの顔が弛緩し、甘い声が漏れ出る。先生に口で奉仕してもらっていると思うだけで、頭の中が幸せいっぱいになり、腰が蕩けるようだった。

 軟膏を塗るためにアナルに挿入された二本指を、括約筋がフェラのようにしゃぶって離さない。ベレトが指を曲げてぐりっと気持ちいいツボを押すと、ベルナデッタに電撃のように快感が奔り、一瞬硬直した後にくにゃりと弛緩する。そこを指でピストンされ、

「んおっ♥ おうっ♥ おおお──っ♥」

 唇を突き出し、ベルナデッタにしては低めの絞り出すような喘ぎ声を上げた。行きずりの男たちとのセックスは刺激的だが、ベレトとのセックスはまさに実家のような安心感、自分のツボを分かってくれる最愛の理解者に思う存分甘えられる至福の時だった。

「ねぇん♥ せんせー♥ はやくおチンポいれてー♥」

 娼婦のような……あるいは幼女のような、淫らにしてまっすぐな誘いの言葉を上げて、ベレトを求める。口元を拭って自分に覆いかぶさってくるベレトに、

「ねえ、ねえ……もう、前に居れちゃってもいいですよ? 先生なら……♥」

 と上目遣いに囁いてみるが、

「そういう言葉はもうちょっと大人になってからな」

 と唇にチョンと指をあてて黙らされてしまった。割と本気の言葉を袖にされて面白くない気持ちと、完全に否定されなかった事の意味を考えて浮かれてしまう気持ちが入り混じって、赤面して視線をそらしてしまった。

 そして気を散らされた瞬間に、ぶぷっ! と泡立つような音を立ててベルナデッタのアナルに肉棒が突き立った。

「お゛っ♥ っぐ、ふんぐっ♥」

 何本の男根を咥えたかもう数えていないベルナデッタも、やはりベレトのものは特別だ。この世で唯一と言っていいくらいに心から信頼する男性に抱かれていると、身も心も満たされていくように感じる。最近回数が少なくなってしまった分、必死でベレトの首に抱きついて唇を重ねた。ベルナデッタのアナルは軟膏と腸液に濡れ光り、美味しそうにベレトの肉棒を頬張って、抜け出ていくのを甘えるようにまとわりついて引き留め、入ってくるときは柔らかく迎え入れるように花開く。

(あー……リシテアさんはもっとイイんだろうなー……先生の、子種っ……♥ 子宮でごっくん出来たら……♥)

 想像するだけで処女膜の奥、子宮口からだらだらと白濁して粘ついた愛液が垂れてくる。けれど、直腸に射精されて直接吸収できるアナルセックスだって負けてない、と妙な対抗心を燃やして、一生懸命にベレトを気持ちよくしようとアナルを蠢かせた。善がりっぱなしの様子だったリシテアには、ベレトに射精を堪える顔をさせることはできないだろうと満足し、べったりと腸壁をベレトの肉棒に密着させて上下左右に腰を振り、ねじり、あらん限りのテクニックで精液をおねだりする。

「むぐ────っ♥」

 射精の瞬間、ベレトが強く抱き着いてくるのに乙女のように胸を高鳴らせながら、ベルナデッタは直腸に精液の熱さを感じて絶頂した。

 その日は追加で三発もおねだりして、リシテアの件を黙っている口止め料とするのだった。

 

 

 多分、その辺りから……ベルナデッタも、将来というものを意識するようになった。もし先生が貰ってくれたら最高ではあるが、冷静に考えて倍率が高すぎる。リシテアは勿論だが、同じクラスになった女子は大体全員が先生に色目を使っている。ベルナデッタは自分でも男に色目を使うという経験を経て、そういう気配を多少なり感じられるように成長していた。

 将来の結婚相手。ベルナデッタの場合は親が親だけに、黙っていれば間違いなく年の離れた好色な、騎士道物語の悪役みたいなのを宛がわれるだろう。その男がセックス上手ならまだ耐えられるかもしれないが、世の中そう上手くは行かない。そうなると、今この瞬間。ガルグ=マク大修道院で同年代の貴族なりと気兼ねなく交流できるこの機会は、一生に一度だけの大チャンスのように思えてきたのだった。

 週末の出撃では男たちと共に行動し、連携攻撃を仕掛けるようにして、じっくりと相手を見定めるように努めた。修道院で、偶然を装って絵を描きに行った先で会話をしたり、植物園で聞こえよがしに歌ってみたり、とにかく接点を持った。恋愛の好き嫌いはあまり分からないベルナデッタだが、一緒に居て苦痛でないかどうかには人一倍敏感だ。一緒に居られるようなら、まあ結婚相手の候補にはなるだろう。

 色々とやっているうちに、いつしか季節は冬になり、何か知り合いが攫われたり物騒な連中が現れたりと、ものものしくなってきた。それはそれとして、ベルナデッタは隔週の『留学』を欠かさず楽しんでいたが。

 揉み込まれた胸は張りを維持しながらも柔らかく、男の乱暴な手つきも受け入れて快感を覚えられるようになった。乳首もクリも、充血するとぽっちりと大きく膨らみ、しごかれるだけで絶頂できる。使い込まれた肛門は丁寧に手入れしており、柔らかく縦に割れたアナルとその奥のねっとりと刺激の強い直腸は数多の異界で男たちを夢中にさせてきた。

「色々とやってきて、候補は絞れたけど……どうも決め手に欠けるなあ。うーん……」

 士官学校に通うのも、後数ヶ月。ベルナデッタも最後の追い込みの時期だった。自分にとって大事な事、男に求める要素を再度洗い出すと、盲点に気づいた。

「あっ、そうだ。セックスの上手さで決めればいいんだ!」

 ピーンと、名案を思い付いたとばかりに人差し指を立ててそう言った。普通なら、婚前交渉など許されるものではない。だが……

「異界に留学してる間なら、クラスメイトに何やってもいいんだよねえ……うっへっへ、町に居る男たちも、引っかけられる奴は大体全部とハメちゃったし、頃合いって奴だよねえ」

 ジュルリと捕食者の笑みを浮かべて、次の留学のための計画を練り始めた。

 

 

 

「どうです? 私と一緒にお茶でもしませんか?」

 ガバガバだったエポニーヌという偽名を久々に復活させて、落とし物を届けたりプレゼントを送ったりして最低限お近づきになった後は、すぐさまお茶に誘う。そこでお茶に効き目の強いおハーブを一服盛るのである。

 既に、ヒューベルトとフェルディナント、カスパル、リンハルト、シルヴァンにアロイス、セテスまでもベルナデッタの毒牙にかかっていた。

(ヒューベルトさんはもうちょっとねちっこいセックスしてくれるかと思ったんですけど……ウブなものでしたねえ。いや、学生なんだから当たり前と言えば当たり前なんですけど。

 フェルディナントさんはまあ……普通。良くも悪くもなく……おハーブで興奮させてコレじゃあ、普段は期待できなさそうです。

 カスパルさんも、勢いはあるんですけど、体格通りにおっきさが……手つきも雑だし……

 リンハルトさんに至っては、小さい上に性欲が薄すぎる……結婚したら多分、子作り以外は一度もヤらなさそう……

 シルヴァンさんはテクはなかなか、意外におねだりしたら答えてくれるのも好印象ですけど、あっちからは誘ってくれなさそう。

 アロイスさんとセテスさんは……どっちもちょっと枯れてる感じ。お薬を盛ったのにこれじゃ、普段は淡泊そう。

 さあ、ラファエルさん、最後のあなたに期待しちゃいますよ……! その筋肉を使ったセックスを、あたしに味わわせてください!)

 果たして、がっはっはと紅茶を何杯もカパカパ飲んでいたラファエルが、急に胸を押さえてうずくまる。

「ぐっ……!? な、なんだこれ……すま、ねえ、エポニーヌ、さん……逃げてくれ……オデ、このままじゃ、あんたに、とんでもねえ事しちまう……!」

「まあ、大変! どうなさったんですう?」

 ウッキウキとラファエルに近寄り、身体を不必要に密着させて背中を擦る。がくんと大きく痙攣した後、ラファエルの気配が変わった。

「ふ──っ! ふ──っ! うおおおっ!」

 もどかし気にズボンを下ろすと同時、ベチン! と肉を叩く音がする。

「わお」

 ベルナデッタは目を輝かせた。期待通り、これまでの最高記録を更新する肉槍がラファエルの股間にそびえたっている。すかさず、お茶とお菓子が置いてあるのを避けて手をつき、するりとスパッツと下着を脱いで卑猥な肛門をむにっと開きながらラファエルに腰を突き出した。

「なんてことでしょう! すぐ私が鎮めてあげますから! さあどうぞ! さあさあ!」

 膣口からもよだれを垂らすほどに待ちわびて、尻をくねくねと振る。純朴なラファエルに抵抗の余地はなかった。

「んが──ーっ!」

「がっほぉ♥ ほぐっ♥ ひぎっ♥」

 ベルナデッタが経験豊富でなければ本当に怪我をしていたかもしれない、腸が破けるかと思うほどの突き込み。それをやり過ごして、腰の動きで勢いを殺して丁度いい動きに調整する。獣そのものの激しい性欲を感じ、ベルナデッタは早くも当たりを確信していた。

「お゛っ♥ ひっ♥ こでっ♥ しゅごひっ♥」

 テクも何もない、単純な巨根。全身の筋肉が生み出す体力。それを十全にセックスに発揮させ、ラファエルはベルナデッタのアナルを犯しつくす。

「おおおおおっ!」

 宣言も何もない、自分勝手な射精。それでも量が違う。直腸を洗い流すばかりの量に、ずっしりとした重さと熱さを感じる。絶頂こそしていないが腹の中の精液の感触にうっとりしていると、勃起を維持したままのラファエルの腰がまた動き始めた。

 昼下がり、お茶会の名残が残るテーブルがセックスのピストンで揺れ、ベルナデッタの腸液の臭いが立ち込め、血走った目で女を犯す大男と口をだらしなく開き殆ど白目を剥いて快楽に耽る淫乱女がまぐわい、見るも卑猥な有様となっていた。

 ぶぴっ、ぶりゅ、と下痢をしたような音を立てて大量の精液を突っ込まれた直腸をほじくり返されるベルナデッタと、血走った目でひたすら彼女を犯し続けるラファエルは全く疲れを知らぬように、ひたすらにセックスを続ける。ピストンの途中で射精し、溢れた精液が逆流する感覚にベルナデッタが絶頂し、蠢く肉塊となって互いを貪りあっていた。室内であったのと、ラファエルが奇声を上げるのは良くあることなので奇跡的に誰にも知られることはなく、二人は心行くまで愛し合った。

 

「すまねえ……すまねえ……! オデ、とんでもねえことを……!」

「いえいえ! 良いんですよ! とっても良かったです!」

 そんなとんちんかんなやり取りをしつつ、その後も『留学』の間ラファエルを何度も誘い、思い切りセックスした。ラファエルは、ものの見事にベルナデッタの心ならぬ直腸を肉矢で射止め、結婚相手最有力として目を付けられる事になったのであった。

 

 

 

 そして、月日は流れた。

 ラファエルに目を付けてすぐの卒業式を目前にして、戦争が勃発。結婚などと浮かれた話は完全に消滅してしまった。ベレトも死を囁かれていたがベルナデッタは信じず、五年後に見事再会。またも学生の時のように爛れた関係になるものの……戦争が終わった時、ベレトの傍にいたのはベルナデッタではなかった。

 リシテアが、もう20歳になろうというのに童女のようなほわほわとした笑みを浮かべてベレトとの関係を皆に公表したのだ。その日ばかりは女生徒全員で街に繰り出し、酒をかっ食らった。その上で、リシテアの小さな体を最上級クラスの力に任せて十数メートルほど胴上げしたのだった。

 そして、今。ベルナデッタは純白の花嫁衣装に身を包んでいる。ラファエルと結婚するのだ。あの後ショックでまた引きこもりに戻ったベルナデッタを、あの手この手で外に引っ張り出して強引に連れまわしてくれたのがラファエルだった。自分のほうはラファエルの股間に惚れこんでいたのに、と口に出せない引け目を感じつつ、いつしか本気でラファエルに惹かれ、結婚を決意した。その夜には、ラファエルに処女を捧げた。

 技術も何もないラファエルの巨根を膣に受け入れるのは、初めはかなり厳しかったが……愛する夫のため、セックスを楽しみまくった昔の杵柄を取って、頑張って開発し……今では毎夜の楽しみとなっている。

 そして、ベルナデッタはウェディングドレスのすそを持ち上げ、ガーターベルトだけで下着を穿いていない股間を見せつけ、軽くがに股になって濡れそぼった性器を見せつけた。

「せんせえ♥ あたし、今日ラファエルのお嫁さんになります。だから、その前に一度だけ……ベルのおまんこに先生のおチンポ入れてください……♥ 先生との赤ちゃんを一度産んだら、きっとラファエルの事を、本気で愛せるようになりますからあ♥」

 はあ、とリシテアの夫になったベレトは五年前と同じように苦笑して、ベルナデッタのストレートに整った髪を梳いてくれた。

 二人は新婚夫婦よりも熱い口づけをして、片脚を高々と上げたベルナデッタとベレトの身体がぴったりと重なり、いつまでもいつまでも、激しく揺れ続けるのだった。

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