…皆どうやってあんな早く書けるだろう?
あと評価がついた、やったぜ!
仮面の男ーー名を元介と言うーーが目が覚めると、布団の中で花嫁衣裳の女の子に抱きしめられていた。
(えっ、なにこれ?)
一瞬思考停止した彼は、状況整理の為に狸寝入りをする事にした。
「ふふ…目が覚めた様だな、奏者よ。余の抱き心地は如何だ?遠慮なく褒め称えても良いのだぞ」
(ばれてーら)
狸寝入りは無意味のようだ。
仕方ない、と彼は起き上がる事にした。内心パニックになっているが、バニル仮面を着けている事を思い出して演技を続行した。意地でもバニルさんの演技を止めるつもりはない様だ。
場所を確認すると、そこが物置だと彼は気づいた。端っこにあったためそこだけ壊れていなかったのだ。
「…?はて、これは一体…?」
そして彼は腹に手を当てて
「余の花嫁パワーで治した、あの程度の致命傷であれば皇帝特権でどうにでもなる。余は万能の天才!そして花嫁となった今、例えプルートが相手でも其方を死に誘う事は出来ぬ!」
「いやお主はこぼれた内臓を押し込んだだけじゃろ、後は此奴が自力で治してたし」
「な、なにおう!」
(自力で治したってどういう事?!)
何やらとても気になる事を聞いて更にパニックになる元介だが、二人の会話がヒートアップしそうになったので割り込む事にした。
「話が進まぬから後にして貰えるか?色被りが嫌だと急いで花嫁衣裳に着替えてきた結果そこの魔王に出番を取られた皇帝よ」
「え、お主儂より早く来てたのに出遅れた理由ってそれ?えー」
「仕方なかろう!色が被ってしまっては双方のインパクトが減ってしまう。配布の其方は確か一張羅なのだろう?故に余が譲ったのだ。余の寛大さに感謝するがよい!」
「ーーー一体いつから、バスターTシャツしか持っていないと錯覚していた?」
「なん…だと……?まさか…」
「錯覚じゃ(エクストラTシャツを出す)」
「貴様ァ!」
あっはっはー愛い奴よのぉ。おのれおのれおのれー!
ネタに走ってからかっている信長と、地団駄を踏むネロ。
(あーあ、話が進まねぇ…)
そして少しいじける主人公。
何かもうぐだぐだ過ぎる。
◆◆◆◆◆◆◆
あの後、俺は二人を宥めてこの状況について説明してもらった。
何者かがこの世界に穴を開けて、そこから神秘や魔力などが溢れ出ている事。魔力の影響で魔獣などが溢れ帰っている事。その穴を通じてサーヴァントがこちら側に来ている事。そして自身の異常な能力については全く解らないという事が説明された。
ノッブが言うには「その力はおそらく
まあ能力がバニルさんっぽいし別にいいか。
「…それで、お主はいつまでその面を付ける気じゃ」
遂にノッブが仮面について指摘してきた。
まあ確かに真面目な話の時まで演劇でもないのにいつまでも仮面を着けてるのは失礼かもしれないが…
「ふむ、これか…おそらくだが、この仮面は能力の発動条件の一つなのだろう。というか心当たりがこれしかない。
しっくりと来ると言うか、気持ちが落ち着くような感じがあってな、あまり気にならぬのだ。
いや、むしろ外したくないとすら思っているくらいだ」
更に言えば、なんだか頭の回転が速くなっている様な感じがするし、後めっちゃ元気出るし、
…そういえば俺アドリブが上手く出来てるな、かなり苦手だったはずだけど。これもこの能力のおかげかなぁ?
「確かに気に入った役を演じるのは楽しいものだ。だが其方が素顔を見せぬのは悲しい、余は寂しいぞ!
という訳だ、素顔を見せよ!!」
ネロが強引に仮面を掴んで剥がそうとするので、咄嗟に仮面を押さえて剥がされないようにする。
あ、やばい、サーヴァント力強すぎ?!
※ネロ・ブライドの筋力はAです。
「ちょ!お、おま、仮面を無理矢理剥がそうとするでない!」
くそぅ…!バニルさんパワーを舐めんな!
「ぬぎぎ…余は諦めぬ!」
…?!こいつ皇帝特権使いやがったな!
「神性を選ぶあたり地味に小癪な…!」
ええい!物は試しだ、食らいやがれ…!!
「バニル式殺人光線!!」
「あばばばばばbbbbb??!?!」
よっしゃ!直撃した!この隙に…!
「天に星を!地に花を!人に愛をぉぉぉぉおお!!!」
「いい加減にせんか!」
耐えやがったよこの野郎…!
こん畜生め、これ以上強化されたら仮面が壊れてしまう。
こうなったら最後の手段…!!
「ノッブゥ!ヘルプ!」
「え、ここで儂?」
「頼む、今はお前しかおらぬ!ネロを止めてくれ‼︎」
(マジで頼む!この仮面お気に入りなんだ‼︎)
そんな俺の現状に、信長はめんどくさそうに俺の横に移動した。
「…しょーがないのう」
そして火縄銃を
「え、ちょ待」
ばぁん
そして俺は膝から崩れ落ちた。
・
・・
・・・
・・・・
「俺の仮面が…」
信長が撃ったのは俺の仮面だった。
真横にわざわざ移動したのは、俺をそのまま撃ち殺さない様に仮面を撃つためだったのだろう。俺とネロちゃまの手はフツーに大怪我したけどな!
そしてノッブは吹き飛ばした仮面をあろうことか踏んずけて粉々にしてしまった。バニル仮面に何の怨みがあるんだ。
「あんまりだぁ…」
後何かめっちゃ力抜ける。やっぱりバニル仮面がバニルさんパワー発動のトリガーなのだろうか。
「フフ、やっと顔を見せてくれたな、奏者よ」
ネロの両手が俺の頬に触れて、鼻と鼻がくっつきそうな位に顔を近づけてじっと俺を見つめている。
可愛い顔だ、魅力的だな、だが無意味だ。
コスプレ道具が壊されてロールプレイが中断された今の俺は超無気力状態なので反応することも億劫なのだ。
「むむ…」
俺のそんな態度が気に入らないのか、ネロは俺を布団の上に押し倒した。
更にネロが服を脱ぎ始めたってちょっと待て何やってんのお前?
「奏者よ、余はこうしてそなたと触れ合える事が出来て嬉しい。…だと言うのにそなたは余ではなくその仮面の力の事ばかりに熱中しおって、もっと余に構わぬか!
まあ逆境で覚醒した新たな力と言うのは、なるほど確かに夢中になってしまうものかもしれぬ。故に、そこだけは大目に見てやろう。
だがよりにもよって、あのアーチャーに見惚れると言うのはどういう事だ!余は悲しいぞ!泣いちゃうぞ!」
これは…嫉妬の悪感情…?仮面が無くても感じるのか。結構いい味だな。
「よってあ奴に目移りせぬ様に今からそなたを余の魅力でメロメロにして余しか見れぬ様にしてくれる!」
なんだこの童貞の妄想みたいな展開。いやまあ童貞だけど。
…正直今は勘弁して欲しい、色んな事があって頭を整理したいんだ。
とは言え今の俺にはサーヴァントを押し返すだけの力はない。となれば今の俺に出来ることは…念話でも試してみるか。
(ファミチキください)
(こいつ直接脳内に…!)
お、乗ってくれた。やっぱりノッブってノリ良いな。
(火縄銃でもいいからネロをどけて)
(え~、お主これ据え膳だよ?食えよ)
(やだよ色々ありすぎて精神的に疲れた、気分じゃない)
(戯けが!儂のマスターならそれくらいの甲斐性と漢気は持てい!
と言う訳で馬に蹴られる前に儂は退散するから思う存分そやつとラブラブするがよい)
そして信長は霊体化して居なくなった。
逃げやがったなあいつ。
「そう慌てるでない、今ここには我ら二人しかいない。
共に溶けるように熱く、愛し、求め合おうではないか」
(・・・・・・・もうどうにでもな~れ(死んだ目))
そして俺の服を脱がせ始めた。
あーあ、どうせ崩壊世界シリーズお決まりの逆レイプからは逃げられないんだろ(メタァ)もうどうでも…
「キャー!痴女!痴女よ!痴女が兄さんを襲ってるわ!」
声がした方を見ると、ピンク色の髪の毛と青い着物姿の
え、その幼女誰?
「私の家でなにしてるの!?て言うか家壊れてるんですけど?!」
「む、奏者の妹か。…そこの者よ、余は今から其方の兄上と愛を育むので、少し席を外して貰えぬか」
「はあ!?訳わかんない事言ってないで兄さんから離れなさいよレイプ魔!!」
「レ、レイプではない!!これは夫婦の営みである!」
「嘘言わないで!明らかに兄さんの目が死んでるじゃない!これのどこが合意だって言うの!?」
「奏者の目が死んでるのはいつものことであろう!」
「そういわれるとたしかに…!」
余計ややこしくなってきた。
そして二人があーだこーだと言い争ってたら遂に妹が切れた。まああいつ堪え性ないからな、そろそろだとは思ってた。
「もうあんたが強盗なのかレイプ魔なのかなんてどうでもいいわ!多分どっちかでしょうし。
やっちゃいなさい!
「ーーー承知した」
ネロを指差して宣言すると共に現れたのは、まさしく太陽と見間違う様な男だった。
かの半神半人、施しの英雄がそこにいた。
信長&ネロ「あの仮面を見るとなんか腹立つ」
バニル「勘が鋭いな、さすがは英霊と言ったところか」
佐藤照子
主人公の妹、アクア様にのび太を足したぐらいの賢さがある。所謂おバカ。
結構能力が高いが、その知性が何もかも台無しにしている。
カルナ
FGOから来た、すでに
タマモ
EXTRAから来た、ロリ化してる。