ぽぽすが投稿している小説「水精リウラと睡魔のリリィ」にて、表現がR-18になってしまったため、そのシーンを切り取ったものになります。
「第二章 怪盗リウラ 後編」の最後のシーン。リューナが
お湯が入った大きな
その温かい感覚を感じ、リリィの口からほう……と心地よさそうな吐息が漏れる。
ここ最近は水浴びばかりだったので、お湯の温かさが何より心地良い。
できれば前世のように湯船につかりたいところであったが、残念ながらこの宿には備えつけられていないらしい。全てが終わって落ち着いたら、大陸の東方で温泉めぐりをしても良いだろう。きっとリウラも気に入ってくれるはずだ。
同室のリウラはお湯をつけたタオルで身体を拭くのも初体験……のはずだったのだが、体験する前に酔いつぶれてベッドイン。今はスヤスヤと健やかな寝息を立てているが、明日になったら身体を拭くように勧めねばなるまい。今日の戦闘で身体中ほこりまみれになっているはずだ。
アイはリウラが首から下げている
この石は“
リウラはベッドで寝れないアイの事を
リリィは清めた身体を乾いたタオルで
次の瞬間、パッといつも着用している紺のキャミソールドレスで彼女の身体が覆われる。
リリィが普段
使い魔自身の意思で出したり消したりできるため、今リリィがやって見せたように一度消して出してしまえば、汚れも傷もなくなって新品同様となる。
洗濯も裁縫も要らない、おまけに自身が成長して服に込める魔力が上昇すれば、それに伴って防御力まで上昇するという非常に便利なアイテムであり、成長する鎧なのだ。
リリィは自分のベッドに座ると、転送魔術で1本の
キュッと口を
「良い香り……こんな香水、
この香水は、盗賊団の蔵に貯蔵されていた宝物の1つである。変わった魔力を放っていたため、少々気になって探していたら見つかったものだ。かなり貴重な代物で、
「……」
リリィは香水をじっと見つめると、何を思ったのかいきなりグイッと瓶の中身を飲み
喉を通る際の香りのキツさに顔をしかめる。香水をそのまま飲んだのだから当然である。
香水を飲み終えて、空き瓶をベッドの
(う……効果はあったけど……やっぱり、
リリィは落ち着かない様子のまま、リウラのベッドの上へと移動する。
「お姉ちゃ~ん、起きて~……始めるよ~……」
リリィはリウラの頬をペシペシと軽く叩くも、酔いつぶれたリウラは
ため息をひとつついたリリィは、リウラを起こすことを諦める。
リリィはキョロキョロと辺りを
そして、リウラの首にかかっているアイの喚石の首飾りをそっと外すと、自分のベッドの枕の下に押し込み、机の上のランプのつまみを捻って
再びリウラのベッドの上に戻ったリリィは、リウラの腰をまたいでリウラの上に陣取り、胸に両手を当てて深呼吸する。
先程から
5分ほどその状態のままでじっとリウラの顔を見つめていたリリィは、グッと覚悟を決めた表情になるとゆっくりと前のめりになり、顔をリウラへと近づける。
徐々に……徐々に……リリィの唇がリウラへと近づいていき……やがて、その距離がゼロになった。
「んふっ……ちゅっ……」
(……慕っているとはいえ……ファーストキスがお姉ちゃんか……)
リリィも1人の女の子。できればファーストキスは、好きになった男性が良かったと思う。
だが、これは仕方のないことなのだ。
リリィが今おこなっているのは、自身の精気をリウラへと送り、リウラの魔力を強化する
倒した相手から精気を奪うことで急速に成長できるリリィと違い、基本、リウラは地道に訓練や実戦を重ねることでしか成長できない。しかしそんな方法では、あっという間にリリィとの戦闘力差が開き、リウラは唯の足手まといと化してしまう。それは常に傍でリリィを支え続けたいリウラにとって受け入れがたい事実であった。
そして、それはリリィにとっても不都合なことであった。
姉と共に居たいのはもちろん、足手まといになったからといって、どこかにリウラを預けることもできない。なぜなら、リリィとリウラの絆の深さを目にしているディアドラにとって、強くなったリリィから離れたリウラは格好の人質となり得るからだった。
もしリウラを人質にとられれば、リリィはディアドラに従ってその身を差し出し、精気を奪い尽くされて死ぬしかない。そうなればゲームオーバーである。
そこで考えた方法が、精気供給による魔力強化だ。
リシアンが宴会中に『
精気吸収に特化した睡魔族に比べればいくらか効率は落ちるものの、それでも単純に訓練を続けるのに比べれば段違いの速度で成長できるだろう。
ならば、1日の終わりにリリィの体内に余った精気をリウラに供給すれば、リウラはディアドラから自分の身を守る力を得る期間を格段に短縮できるのだ。
これは、事前にリリィとリウラの間で相談し、決定されていたことだった。
「あむ……ちゅ、はむ、ふぅ……」
睡魔族が同性同士の性交に抵抗が無いことだけが幸いだった。異性からだけしか精気が得られなければ不便きわまりないためか、彼女達は同性であろうと欲情することができる。……もちろん、異性であるほうが好ましいには違いないのだが。
前世では人間であったため若干の抵抗があるものの、同じ睡魔族であるリリィにもその特性は当てはまっていた。
「れろ……ぺちゃっ……はん、んっ、ちろちろ……ちゅくっ」
「ん……ん、くっ……くぅ……あんっ」
水精独特のぷるぷるとしたみずみずしい唇を味わうと、今度は舌を使ってリウラの口内を
それに伴い、寝ているにもかかわらずリウラの身体が快感にピクピクと反応する。
その反応を横目で伺いながら、睡魔独特のザラザラとした舌で歯茎や
リリィとリウラの快感が高まっていくにつれて、2人の精気・魔力も高まっていく。ある程度高まったところで、リリィは唇や舌から自身の精気をリウラに注ぎ込んだ。
その瞬間、リリィの
(? ……何、これ……?)
リリィの精気を注ぎ込み、リウラの魔力を強化しようとした瞬間、リリィの魔力が弾かれた感触があった……まるで、リリィからの干渉を拒んでいるかのように。
(封印? ……それにしては、魔術をかけられた形跡が……ううん、それどころか魔力の気配も感じられない……)
リリィが感じたイメージは、鍵のかけられた重厚な扉。リウラの身体に何が起こっているのかは分からないが、固く閉ざされたそれをこじ開けない限り、リウラの身体へ干渉し、その魔力を強めることはできない。
リリィはいったん性魔術の対象をその封印らしきものの解除へと変更する。性魔術はかなり応用範囲が広く、封印や
じっくりとリウラの舌に自分の舌を絡めて愛撫しながら、その封印をこじ開けにかかる。
(……っ!? 堅い……!!)
リウラにかけられている封印は、信じられないほどに強固であった。今のやり方のままでは、いつまでたっても解除できないと悟ったリリィは、リウラの胸へと手を伸ばす。
「うんっ! うむぅ、んっんっ、んんっ!」
リリィに口を
水の
急速に高まる快感とともにリウラの体内の精気の質がより純度の高いものへと変化していく。封印を解除するために
「んんーっ! うんっ! うんっ! むぐぅ!」
「んぅ……んっ! んんっ!」
それでも封印を解ききれず、リウラの胸を弄っている手とは別の手を自分の秘所へと伸ばし、自分の快感を高めることで自らの魔力を急速に高めていく。
眼を閉じて快感に眉をひそめ、頬を紅潮させるリウラは、まるでリリィの手から逃れようとするかのように、くねくねと身体を動かす。
「ふん! ううぅ~~! んぅ!」
「あむ、ちゅっ、ぺろっ……んっ! んぁ!」
ギシ……ギシ……と封印が
性技に特化した肉体と技術を生まれつき持つ睡魔族と、眠ったまま無抵抗の水精。性魔術による快楽は、すぐに最高点に到達した。
「ん、ん、ん……んん~~~~~!!」
「んっ!……くぅっ~~~!!」
ビクビクン! と、リウラとリリィの身体が跳ねる。
その瞬間、リリィの脳内で鍵が弾け飛ぶようなイメージが浮かび、リウラの封印が解けたことを知る。
すかさずリリィは高まりきった自分の精気をリウラへと流し込み、次々とリウラの潜在能力を解放していった。
(……すごい……!)
リリィは驚きに目を見開いていた。
封印を解くことで知ったリウラの潜在能力……それは水精としては破格のものだった。
上位精霊であるレニア・ヌイやラクス・レニアですら比較にならない、凄まじい才能。封印の解放で
今日1日でリウラには
(……でも、今の手ごたえ、なんかおかしかったような……? まるで、
リリィは強化した魔力を使って、強引に封印をこじ開けようとした。それは例えるなら、オークの盗賊団のアジトで、彼女が無理やり腕力を使って宝箱をこじ開けた時のようなイメージである。
しかし、性魔術で得た手ごたえは、それとは若干異なっていた。
リリィも上手く言えないのだが、先程の宝箱で例えれば、宝箱の中に“何か”がいて、リリィが蓋をこじ開けようと力み、隙間が空いた瞬間、ふたを開けようとしている“何か”が内側から鍵を開けてくれたような……そんな奇妙な手ごたえだったのだ。
……まあ、そんなことは有り得ないだろう。なにしろ、リウラはこれ以上ないほどグッスリ眠っているのだ。無意識にリリィを認識して封印を解く、など不可能である。
リリィは、荒い息を整えながら上体を起こし、唾液まみれになった口を腕で拭う。
ふと、口を拭った手とは逆の手を見ると、自らの愛液で濡れた指が糸を引き、薄暗いランプの灯りに照らされて輝いていた。
リリィは愛液に
(うあ~……キスだけで済ませるはずだったのに、予想以上にエッチなことになっちゃった……)
思い返すだけで恥ずかしい黒歴史の誕生である。これがゲームであれば、シーン登録間違いなしだ。リリィには、まるでこの世界がリリィにエッチなことをさせるよう、強制しているかのような錯覚さえ感じられた。
不幸中の幸いは、目撃者がいないことだ。封印を解いたのだから、次からはキスだけで済ませられるだろう。今日の性魔術のことは早々に忘れて、なかったことにしてしまおうとリリィは固く決意する。
「ん……リリィ?」
ビクン!
リリィの肩が跳ねる。
「お、お姉ちゃん……起きてたの……?」
「ふぇ? ……今、起きたけど……?」
薄目を開けておぼつかない口調で話すリウラ……どうやら寝ぼけているようだ。おそらく今の痴態にも気づいてはいまい。
ホッと胸をなでおろすリリィをぼんやりと見つめていたリウラは、
「ちょっ! ……お、お姉ちゃん……!?」
「ん~~~……リリィ……か~わ~い~い~♪……」
リウラはリリィに抱きついたまま、自分の頭をぐりぐりとリリィの胸に押しつける。
リリィは焦る。
――それはまずい。
――その動作は、その位置は……
「んぅっ! ……お姉ちゃん、やめて! ……あんっ! ……後でいくらでもしていいから、今は……今だけは、それやめてぇ!!」
「え~い、ぐりぐりぐり~……」
リリィが必死にリウラを止めようとするが、寝ぼけている上に元々酔っぱらっていたリウラは言うことを聞こうとしない。
しかもタイミングが最悪だった。
食事と休憩で回復した精気のほとんどを、性魔術でリウラへ譲渡してしまった直後のため、リリィはまるで力が出ない。
それに対してリウラはリリィから精気の供給を受け、潜在能力を解放されて大幅に魔力がパワーアップしている。そのため、力ずくでリウラを引きはがすことができないのだ。
「やっ……! あっ……!!」
リウラの頭を抱え込むようにリリィが身を固め、次の瞬間、ビクン! とリリィの背が震える。
人間でいう
遅れて、リリィの紺色のキャミソールドレスの左胸あたりがジワリと黒ずんでゆく。
(……あうう……やっぱり出ちゃった……)
リリィは射乳した胸から伝わってくる快感に
自分が言えたことではないが、何が悲しゅうて姉に乳を
妊娠していないリリィから母乳が出たのには、もちろん
リリィが飲み乾した香水だ。
実は、あの香水……本来の用途で使っても充分に良いものではあるのだが、服用すると魔力を高めてくれる貴重な飲み薬でもある。
その名も――“
……名前からも
その副作用というのが、これ。
飲んだ女性は妊娠していようがいまいが、一時的に母乳を出せるようになるのだ。リリィのような幼い少女であろうと例外ではないことから、その効果の程が伺える。
しかも胸の性感を増大させるおまけつき。
飲んですぐ寝てしまえば翌朝には効果が切れているから大丈夫だろう、と思っていたらこれである。
ちなみにこの香水をリリィが見つけたとき、リウラに服用させることもチラリと頭を
「……あれ~?」
リウラは、ほのかに甘い匂いのする服の染みを見て、ぼんやりとした頭で考える。
(……そ~いえば……)
――聞いたことがある。外の世界の……水精ではない種族の女性は、胸からミルクを出して、それを子供に飲ませて育てるのだと
(……リリィの……ミルク……)
――飲んでみたい
「……お……お姉……ちゃん……?」
リリィが感じた、ひっじょ~に嫌な予感はすぐさま現実となった。
身動きが取れないリリィの胸を強引にはだけると、リウラは何のためらいもなく、シズクから伝授された戦闘技術をムダに使ったムダのないムダに洗練された動きで、リリィの胸に吸いついた。
「やっぱりいいいいぃぃぃぃぃ!!!!」
リリィの
このあと、夜遅くまでジュッジュッ……ジュポッ! と何かを吸う音と少女のあえぎ声が
……余談だが、この翌日、睡魔の