※この作品はR-18です。

【剣盾】ヤリチン女装トレーナーのガラル♥レポート   作:五十貝ボタン

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半分ほどがバトルなので、エロから読みたい方は前半を読み飛ばしてください。


10:ラテラルタウン・1(サイトウ・正常位素股)

 ラテラルスタジアムは大音響の歓声に包まれていた。

 

 ボクはジムチャレンジを突破して(ものすごく目が回った!)、ジムリーダーとの戦いに挑んでいる。

 かくとうポケモンとの戦い方はこころえている。だてにポケモン図鑑を持ってるわけじゃないもんね。

 ボクのテブリムは「サイケこうせん」で見事にかくとうポケモンを打ち破ってくれている。

 

「私のポケモンを3匹、連続で倒すとは……想像以上です」

 

 油断のない構えを崩さずに、彼女は言った。

 ジムリーダーのサイトウさん……びしっと絞り上げられたような体つき。ユニフォームのインナー越しにも、うっすらと筋肉の形が浮かぶほどだ。

 というか、黒いインナーは艶っぽく、陰影を際立たせているような気もする。太もものなかばまでを覆っているシングレットと膝のサポーターとの間に、小麦色の素肌が見えていて、かえってそこを強調しているような……

 

 失礼。いまは太ももの話じゃなくて、バトル中でした。

 

「ありがとう。実力を認めて、ジムバッジをもらうってわけには……いかないかな?」

「勝ったと思った時には、隙が生まれてしまうもの……逆転の好機です」

 アンリの説得は失敗した!

 仕方ない。きっちり最後まで戦って、正々堂々とバッジをもらおう。

 

「ガラル空手の神髄は、精神と肉体を共に鍛えること……」

 スタジアムにつむじ風が舞いこんで、砂地を巻き上げる。サイトウさんが最後のボールを取り出した時、あれほど盛り上がっていた観客も、水を打ったように声を抑えていた。

 それだけ、ジムリーダーの迫力は圧倒的だった。全身に力がみなぎる。そして、スタジアムにみなぎるガラル粒子が、フィールドを淡い赤に染めていた。

 

「私は両親に教えられました。常に冷静な心で肉体を制御しなければならないと……」

「それで、クールに振る舞ってるんですね」

「しかし、あえて私は教えを破る!」

 ごう! と音を立てて、サイトウさんの正拳突きが繰り出された。とんでもない気合いで、離れたボクまでびりびりと肌が震えるのを感じる。

 

「ぜんぶ、壊しましょう……尊敬を込めて、キョダイマックス!」

「話がちがう!」

 どういうスイッチの入り方をしたのか。激しい戦いがサイトウさんの心に火をつけてしまったのかもしれない。

 巨大化したボール(どういう仕組みなんだろう。今度、ソニアさんに聞いてみよう)が高々と投げはなたれる。

 

 キョダイマックスしたカイリキーが「ズン……!」と地響きを立てて、着地した。まるで巨大感を出すためにスローモーションをかけたかのような動きだ。きっと巨大すぎるから、そんな演出がされてるかのように目が錯覚してしまうんだろう。たぶん。

 単なるダイマックスじゃない。全身がガラル粒子の輝きに包まれたカイリキーは、姿までもが変わっている。特別な個体のみが可能な、キョダイマックスだ。

 

「キョダイマックスしたからって、タイプが変わったわけじゃない……テブリム、サイケこうせん!」

 かくとうにはエスパー。スクールボーイでも知ってることだ。

 

「ぶりーむっ!」

 テブリムが髪を振り回して、ふしぎなパワーを発生させる。ボクが巻き込まれたらふっ飛ばされること間違いなしの危険な動作から、目もくらむような激しいエネルギーがはなたれる。

 

 効果はばつぐんだ! ……でも、キョダイマックスしたカイリキーの体力ははかり知れない。ダメージは、半分も与えられていない。

「私たちのカラテを見せるッ!」

 カイリキーの体を覆う筋肉が盛り上がり、オレンジ色に発光する。拳を大きく引き、キョダイマックスしたカイリキーの拳が振り上げられ……

 

「かくとう技が来る。テブリム、避け……」

「ダイアーク!」

 拳……ではない。あまりにも大きすぎて視界に入らない角度から、不意打ちの貫手がテブリムを突き飛ばした。かくとうじゃない。エスパーに効果ばつぐんの、あくの技だ。

 

「戻れ、テブリム!」

 立ち上がれないほどのダメージを一撃で受けたテブリムをボールに戻して、ボクは歯がみした。

(かくとうポケモンがかくとう技だけを使うわけじゃないことぐらい、当然だ。なのに、勝てると思ってそのまま戦わせてしまった……)

 悔しいけど、テブリムが負けたからじゃない。ボクが、テブリムを()()()()()()()()()からだ。

 

「勝ったと思った時こそ、油断と慢心が判断を鈍らせてしまうもの……」

 サイトウさんの鋭い叫びと拳が威圧を強める。

「どんなポケモンで挑んでも、私とパートナーのカラテでなぎ倒しますッ!」

 ジムリーダーにふさわしい迫力に、スタジアムじゅうから大歓声が上がった。

 会場の熱気は、いまや彼女の味方だ。

 

「勉強になります、とても」

 ボールを手にして、深呼吸。鈍った判断力を取り戻すように、体は熱く、心は静かになっていくのが分かった。

「次は、油断しない……行きます!」

 ダイマックスバンドのねがいぼしが光を放った。ガラル粒子がボクのボールに集まって……

 

「このプレッシャー……まさか、キョダイマックス!?」

 サイトウさんの鉄壁の表情に、わずかな驚きが混じった。

 パァン! と白いものがスタジアムに弾けた。壁のように弾けて、観客からも、サイトウさんからもボクのポケモンの姿を隠す。

 

「いったい何を……いや、関係ないッ! 最大の技で挑むだけ……キョダイシンゲキ!」

 ごう、と巨大な拳が突き出される。今度こそ正真正銘、ガラル空手の奥義の突きだ。爆弾級の破壊力を秘めた拳が、白い壁をうちやぶって激しく突き出され……

 ドォン! スタジアムを揺るがすような衝撃が四方に広がる。

 だけど……

 

「手ごたえが……ッ!?」

 巨大なパンチの衝撃は散らされて、飲み込まれていく……ボクのポケモンの全身をおおうクリームのなかに。

「これは……マホイップ!」

 30メートルもの高さにそびえ立つ巨大ケーキのような姿のマホイップ。つぶらな瞳が赤く輝いて、闘志をみなぎらせている(気がする)。

 

「しまった、カイリキーの腕がッ!」

 拳の勢いそのまま、カイリキーの腕は白くぶあついクリームに深々と突き刺さっている。いくら4本あっても、1本が固定されたままではガラル空手の体重移動ができない。

「カイリキーの体力は充分。腕を抜いてしまえば、もう一撃……ッ!」

「させない!」

 

 残る3本の腕でマホイップを押さえ込んで、腕を引き抜こうとするカイリキー。だけど、密着状態はこっちに有利だ。

「やれ、マホイップ!」

「ほいっぷ!」

 キョダイマックスしたマホイップの全身が激しく膨れ上がり……ばんっ! と、全身のクリームが噴き上がる。ミサイルのように飛び出したクリームが、カイリキーの全身を覆っていく……

 

「カイリキー、腕をッ!」

 ……ズボッ! 上半身を白いクリームに覆われながらも、カイリキーは腕を引き抜く。反動で、巨体が後ろに傾き……

 ズシン、と、そのまま倒れこんだ。

 

「……ッ!?」

 カイリキーをキョダイマックスさせていたガラル粒子が飛び散って、元の大きさに戻っていく。時間切れじゃない……ノックアウトだ。

「カイリキーがたおされた……!? いったい、何を……ッ!?」

 サイトウさんが驚きの表情でマホイップを見上げた。今度は、はっきりと驚愕の表情を浮かべている。

 

「高濃度のエネルギーをふくんだクリームは、吸収率もばつぐん……」

 ボクはマホイップに親指を立てた。マホイップはボクより30メートル高い地点で、似たような仕草で応えてくれた。

「ミサイルを口にも流し込んで、お腹いっぱいにしてあげたんです。ストイックにカロリー制限してるから、急激な血糖の上昇で動けなくなったんじゃないかな」

 

「わああっ! か、カイリキー!」

 動けなくなっているカイリキーをボールに戻す……衝撃で、サイトウさんも試合モードが解けちゃったみたいだ。

「だいじょうぶ、すぐに収まるはず……でも、この場はボクの勝ち、ですね」

 静まっていた観客席から、わっと歓声が上がった。観客も何が起きたかを、今まさに理解してくれたみたいだ。

 

「こんな戦い方があるとは……武芸には様々な道があるのですね」

 ゆっくり首を振って、サイトウさんがフィールドの中央に歩み寄ってくる。

 ボクもマホイップのキョダイマックスを解いて、一緒にスタジアム中央に向かう。マホイップの表情は変わらないけど、喜んでくれてるはずだ。たぶん。

 

「試合を楽しむ姿勢、おおいに学ぶことができました。このバッジを受けとってください」

 サイトウさんと向かい合って、差し出されたバッジを受けとった。観客席からは、割れんばかりの拍手。

 大歓声のなかで、サイトウさんがボクと目を合わせる。グレーがかった瞳が訴えるようにボクを見ている。

 

「私も、鍛え直さなければ。少しだけ、このあと……付き合ってください」

 

 

 

 

 

 スタジアムの一角にあるトレーニングルーム。

 畳敷きの空間は、さっきのバトルフィールドのすぐ近くとは思えないくらい静かだ。しんとして、空気まで留まっているみたいだ。

 

「精神集中……ですか」

 サイトウさんのトレーニングに協力できる……というのは、ガラルじゅうの格闘技ファンから嫉妬されてしまうかもしれない。

 

「そうです。あなたとのバトルで、冷静な判断力を失ってしまいました」

「『あえて』とか言ってたような……」

「そこが私の未熟なところです」

 そこが未熟なところだそうです。

 

「明日からのジムチャレンジャーを迎えうつため……そして、その先のファイナルトーナメントに挑むため、この欠点を克服します」

「でも、どうやって?」

「よく聞いてくれました。心で体を制御するため、私はこのように……」

 サイトウさんが両手を前に突きだし、腰を深く落とす。馬歩(マーブー)ってやつだ。映画で見たことがある。

 

「身動きを止めます。あなたは私の心を乱すようなことをしてください」

「心を乱すっていうと……」

「驚かせるでも、怒らせるのでも。私の体に触れなければ何をしても構いません。心が乱れて体勢が崩れないように、私は耐えます」

 そういう訓練、ということらしい。ガラル空手は奥が深いなあ。

 

「ジムチャレンジの間にこんなことしてていいのかな」

「何か言いましたか?」

「なんでもないです」

 ギロ、と鋭い視線で射ぬかれて、慌てて首を振った。

 

「ボク、バトルに勝ったのになー……」

 サイトウさんは熱中するとまわりが見えなくなるタイプらしい。お茶目というか、なんというか。

 でも、サイトウさんと二人っきりなのは嬉しい。これって、チャンスだよね。

 

「それでは、動きが分かりやすいように……」

 平然とした表情のまま、サイトウさんはウエストで結んだユニフォームをほどきはじめた。

「おお……?」

 体にぴったり張り付くようなシングレット。丸みのある肩や脇は露出している。

 下着の形は見えないから……たぶん、この下には何も着ていないと思う。腹筋の中央部に刻まれた溝の形まで分かる。

 

「格闘家として、言い訳はできません。しかし、耐えてみせる」

 きりりと、目つきが変わっていく。バトル中に見せた集中モードだ。一瞬で心のスイッチを切り替えられるなんて、さすが。

 

「あ、それじゃあ、もしサイトウさんが動揺してしまったらボクのわがままを聞いてくれるってことで……どうかな?」

「いいでしょう。ラテラルタウン名物ディグダケーキでも、遺跡まんじゅうでも、なんでもどうぞ」

「それは自分が食べたいものじゃ……」

「なにか?」

「なにも」

 

 とにかく、サイトウさんを動揺させて身動きさせればボクの勝ち。耐えきればジムリーダーの勝ち、ということらしい。

「時間はカポエラーの回転が止まるまで。頼みましたよ」

 畳の上で独特のステップを踏んでいたカポエラーが大きく頷いて、逆立ちになる。頭の突起で、見事にバランスを取っている。

 

「それじゃあ……はじめ!」

 カポエラーが両足を回して、その場でぐるぐるとまわり出した。カポエラーにとっても訓練なのだろう。

 サイトウさんは腰を落として、背中をまっすぐにした馬歩の構えを取った。よく考えたらこれって空手なのかなって思ったけど、いまツッコんでも反応がもらえなさそうだから黙っておく。

 

「まずはためしに……」

 ぱん! と、両手を慣らしてみる。

 でも、手を叩いたくらいじゃ、眉ひとつ動かさない。きりりとしたサイトウさんの表情は、精神を研ぎ澄ましていることが分かる。

 

「驚かせるのは無理かな。怒らせるとか笑わせるとか……」

 言いながら、ボクはゆっくり後ろにまわりこんでいく。

 振り返ることもできないから、視界から外れて不安をあおる作戦……ではない。

 

「おおっ……! やっぱりすごい。キレてる……!」

 後ろから見ると、体の仕上がりっぷりがよく分かる。背中に僧帽筋と広背筋が凹凸を生み出している。

 ぴっちりとしたインナーは腰を突き出すような格好のおかげで丸みのあるヒップラインを際立たせている。大臀筋がくっきりとした盛り上がりを作って、ハムストリングスとの間のわずかな陰影が芸術的なくらい。

 

「すごい体。かっこいい♪」

 ここまで絞るには眠れない夜もあったに違いない。

 体をしっかりと支えている太ももはパンプアップして、膝へ向かって引き締まったラインを描いている。筋肉の間にできるくぼみもくっきりだ。

 

「特にこの、お尻が……」

 ぐっと突き出されたヒップ。おかげで、布地が食い込んでくっきりと谷間の部分まで形が分かってしまう。インナーにはうっすら汗がにじんでいるから、余計に張り付いてしまっている。

 ごつごつしているのかと思ったけど、しっかりとした弾力がありそうな丸みだ。

 

「触ったらどんな感触なんだろう……」

 と、思うけど。体に触るのはルール違反だ。

「あ、でも、見るだけならいいよね♪」

 よく考えたらバトルにはボクが勝ってるんだし、ここで勝負に負けたって不名誉なことはないわけだし。負けて失うものがないんだから、大事なのは必死になることよりも楽しむこと。ポケモンバトルと同じだね。(またいいこと言っちゃったな)

 

「にしても、本当にぴくりとも動かないなんて、すごいな……」

 どうやって体を支えてるんだろう。ボクだったら、同じ姿勢で一分も保たないと思う。

 そんなことを考えながら、ボクは床にはいつくばった。相当情けない格好だけど、大丈夫、カポエラーしか見てないし!

 

「……」

 腰を落としたままのサイトウさんは動かないまま。もちろん、声も発さない……けど、ほんの少しだけ雰囲気が変わった気がする。

 驚かせたり笑わせたりすることに供えていても、はいつくばってお尻を見つめてくるとは思ってなかったのだろう。

 

「おお。おおー……♪」

 ぴちっと張り付いたインナーには、股間部の形もくっきり浮かび上がっている。

 厚手の秘唇はぴちっと閉じているけど、盛り上がったドテの真ん中にうっすらと筋が刻まれている。綺麗にまっすぐな形だ。

 合成繊維のツヤツヤな表面に汗がたまっているのがわかる。バトルの後、すぐにここにやってきたから体を洗っていないのだ。今も体に力がこもっているから、熱気が伝わってくる。熱気を感じられるほど、ボクが顔を近づけてるってことなんだけど。

 

 畳のにおいのなかに、汗の甘酸っぱいにおいが混じって漂っている。

 筋肉質に鍛えぬいた体でも、やっぱり女の子のにおいだ。ほんのりミルキーな甘いにおいが混じっている。ボクの本能がにおいに反応してドキドキしてくる。

 

「…………」

 股間のにおいをかがれても、サイトウさんはまだ身じろぎしない。

 真剣勝負に対する姿勢がビシビシ伝わってくる。「もう負けてもいいかな」と思って触りたくなったけど、その姿勢に敬意を覚えて手を引っ込めた。

 

「……そうだ♪」

 カポエラーの回転は、少しだけ軸がぶれはじめている。もうあまり長くは保たないだろう。ボクは最後の勝負に出ることにした。

 

「サイトウさん、見ててくださいね……」

 すそを直しながら彼女の前に立つ。真剣勝負のまなざしのまま、サイトウさんはまっすぐに前を見ている……ボクより背が高いけど、腰を落としてるから頭の位置はボクの胸あたりだ。

 

「それっ♪」

 ボクは一気にユニフォームのパンツを下ろした。

 

 ばちんっ!

 

 ユニフォームのウエスト部分に押さえつけられて飛び出してきた肉竿が、すそをまくったお腹にぶつかる。

 バネ仕掛けのおもちゃみたいな勢いで跳ね上がったモノは、ちょうどサイトウさんの眼前。「びこんっ♡」と跳ねて、鼻先に突きつけられる。

 

「おち……ッ!?」

 マホイップのとき以上の驚きに目を見開いて、サイトウさんの体から力が抜ける。その場に尻もちをついた数秒後、カポエラーの回転も止まった。

 

「やった♪ ボクの勝ちですね♪」

「ま、まっ……え、ええっ!?」

 集中モードも途切れてびっくり顔のサイトウさんに、ゆっくりにじり寄っていく。

「ちょっと新鮮な反応……やっぱり、気づいてなかったんだ」

「そ、そんなの、ひきょ……」

 言いかけて、赤面した顔がハッとしたような表情を浮かべる。

 

「意表を突く戦略に、思いも寄らぬ攻め手……それがあなたのスタイル。バトルのときも、それに負けたのでしたね……」

「さすがサイトウさん、まじめ」

「悔しいですが、私の負けです。……し、しまってもらえませんか?」

「こうなったら、ちょっとパンツの中に収まらないかも」

「で、ですが……」

 さっきの集中はすっかり途切れて、顔は真っ赤に、目は潤んでいる。さすがに、『ガラル空手の申し子』もおちんちんは見なれていないみたい。

 

「ボクのわがまま、聞いてくれるって言ってましたよね」

 身をひいて後ろに肘をついているサイトウさんの眼前に突き出す。ボクの竿の形に、サイトウさんの顔に影が落ちる。

 ずぉお……と、キョダイマックスしたマホイップみたいに迫力満点に見えていた……かもしれない。

 

「か、格闘家として、言い訳はできません……」

 迫力に圧されたように、声が小さくなる。『女の子』って感じの表情だ。

「それじゃあ……コスらせてください。カポエラー、誰か来ないように見張ってて」

 カポエラーはこくんと頷いて、素直にトレーニングルームの出入り口の方に向かって行った。勝者の命令を素直に受け入れる、彼もまた一人の武道家なのだ。

 

「コスるって……ひゃあっ♡」

 サイトウさんがその気になればボクを突き飛ばすくらい簡単だ。だからその前に、素早く体重を移動させる。

 膝をつかんで床に背中をくっつけさせる。ぴちっと筋肉の形が分かる太ももの間に、ボクのキョダイマックスを挟み込んでいく。

 

「挿れてないのに、熱い……っ♪」

 バトルとトレーニングで熱を持った肌。インナーには汗がしみて冷たい感じがするのに、すぐその下の肌はヤケドしそうなくらいに熱くなっている。

 

「っ、ふ、太い……っ♡」

 集中モードが解けた反動か、ほとんど抵抗らしい抵抗もしてこない。ボクが腰を揺り動かすと、黒いインナーに包まれた太ももの間に、ずちゅ♡ ずちゅ♡ と前後していく。

 隙間に飲み込まれては顔を出す光景が卑猥で、裏筋に化繊のズリズリ擦れる感じが伝わってくる。

 

「っ、ううう♪ サイトウさんの体、あったかい」

「そ、そんなに、擦られたら……っ♡ ぅ、くう……ぅ♡」

 必死に押さえているような声を漏らして、サイトウさんがきゅっと目をつぶる。インナーが張り付いたツンと上向きの胸が、ぷる、ぷる、と上下に震える。

 

「これ、イケないことしてるみたい……♪」

 してるんだけど。ぐりぐり、とお互いの性器を擦りつけあっている。上半身だけ見ると、挿入してるときの光景と変わらない。汗塗れた髪がサイトウさんの頬に張り付いてしまっている。

 

「っ、ぁあっ、あ、ぅううんっ……♡」

 甘い声をあげて、サイトウさんが腰をひくつかせる。「くちっ♡」と汗とは違った、粘着質な水音が鳴りはじめた。

「気持ちいい、かなっ♪ ボクのおちんちんでおまんこ、擦ってる♪」

「そ、そんなこと、言えない……っ♡ っうう♡」

 

 カクカクッ♡

 サイトウさんの腰が跳ね上がる。大事なところがひくついて、ボクの肉棒にきゅうきゅうと吸い付いてきている。

 腰の位置が上がってきているから、大きなお尻に腰をぶつけて、「ぱん♡ ぱんっ♡」と音が鳴っている。ますます興奮が高まって、ボクの動きも大きくなっていく。

 

「サイトウさん、出ちゃう……っ♪」

「ちょ♡ 待っ♡ い、いきなりすぎて、何が、なんだかっ……♡」

「ごめん、もう……っ!」

 ずちゅ♡ ずちゅ♡ ずちゅ♡ ずちゅ♡

 膝を抱えたまま、強引に腰を前後させていく。インナーが張り付く股間は花が開くように熟して、秘唇が僕のモノを挟むように吸い付いてきている。

 

 ボクは夢中で前後に動きながら、ぎゅっとサイトウさんの膝に抱きついた。

「っ……ぁ、ぁっ♡ ぅうーーーーー♡」

 サイトウさんがぴん、っと足をまっすぐ伸ばして、体をびくつかせる。体が思いっきり反って、背中が浮き上がって……ぷちゅうっ♡ と愛液が染み出して、とろとろの感触がボクを包んで……

 

「っ……! くううう……っ!」

 腰をぴたっと押しつけて、根元まで挟ませながら、わき上がってくる感覚に身を任せた。

 

 びゅるっ! びゅるるっ! びゅうっ、びゅく、びゅうーーーーっ!

 

 インナーに包まれて凹凸を浮かばせている腹筋の上に、熱いほとばしりが噴きだしていく。

「っは……♡ はぁ……ぁ……♡」

 脱力した顔で、サイトウさんが天井を見上げている。ゆっくりと腿の隙間から肉棒を引き出して、足を下ろしてあげた。

 呼吸に合わせてほんのり上下するおへその上に、どろどろの白濁が垂れていく。

 

「わー……」

 甘酸っぱい汗のにおいのなかに、ボクの精液のあおいにおいが混じる。小麦色の肌は、艶っぽく濡れている。

「サイトウさんとの勝負、どっちも楽しかったです♪ ありがとうございました」

 振り返って、カポエラーに声を掛けようとしたとき……

 

「ま、待ってください」

 はっし、と手首をつかまれた。言うまでもなく、ボクの力では振り払えない。

 ほんのわずかに迷うようにグレーの瞳がわなないて、ボクを見上げて……

 

「も、もう一勝負……申し込みます……!」 




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