マンションのエントランスでポストから郵便物を取り出し、電子ロックを開錠してエレベーターを呼ぶ。
ちらりと腕時計を見ると、20時を過ぎたところだった。予定より一時間ほど遅い帰宅になってしまったなと、吐息が零れる。
ベルの音と共に下がってきたエレベーターから降りた年配の女性に会釈して、七階のボタンと閉のボタンを押す。
待っている間に九州土産の地酒が入った手提げを逆の手に持ち直して疲れた肩を開放してやる。
また軽快なベルの音を鳴らして開いたエレベーターから降りると、鞄から鍵入れを取り出して合鍵を使って部屋の扉を開いた。
綺麗に掃除された玄関にブランド物のブーツが一足。
それだけで嬉しくなる心を抑え、足音を忍ばせてそっとキッチンを覗き込む。
「ただいま、瑞樹さん。」
「うわっ、びっくりした。いつ帰ってきたの?」
したり顔で歩み寄った楓は土産を置いて空いた手で、調理器具を洗っている瑞樹の顎をそっと持ち上げてキスした。
たっぷり二秒の"ただいまのキス"をした楓は後ろから抱き着いて大皿に移された料理を覗き込んだ。
「秋野菜と鶏肉の煮物ですか?」
「そうよ。こら、つまみ食いしない! 先にお風呂入ってきちゃいなさい。」
「はーい。」
着替えに行った楓がテーブルの上に置いた土産物を確認した瑞樹は少し考えた後に冷蔵庫からパックに入った漬物を出した。
適当に切って小皿に盛り、煮物の皿と並べておく。土産物の地酒のパッケージを読んでどう飲んだものかなと思案する。
「めちゃくちゃ良いお酒じゃない。うーん、勿体ないし冷やでいいかしらね…」
グラスを出してリビングのソファーに腰かけた瑞樹がテレビを点けると、ちょうどとときら学園のSP回が放送されていた。
皆頑張ってるなぁと思いつつ、風呂に入っている二十五歳児をこの中に混ぜてもと想像した瑞樹はチャイルドスモッグを着た楓がギャグを披露している様が浮かんで頭を振った。ただのポルノ番組になってしまう。
上手い事番組を回している十時愛理と諸星きらりや、生徒側のアイドルたちが撮れ高を作っているのをぼんやりと眺めながら自分ももっと頑張ろうと気合を入れた瑞樹はそっと大人用のチャイルドスモッグをググった。
「はぁー、お待たせしました。思った以上に地方ロケは疲れが溜まりますね。」
「お疲れ様。」
「あら、とときら学園じゃないですか。評判上がってますね、この番組。」
「最初は怪しい雰囲気だったけど、上手く持ち直したみたい。」
瑞樹が隣に座った楓に酒を注いでやると、乾杯してぐっとグラスを煽る。
日本酒がよほど気に入ったのか、ややハイペースで飲み食いする楓は上機嫌になっていく。
「っあー、美味しい! やっぱ良いお酒は違うわねぇ。」
「鹿児島のお酒から英気を"きゅうしゅう"して元気になりました。」
体が火照った瑞樹が肘置きに凭れると、同じように楓が瑞樹に寄りかかる。
肩を抱いた瑞樹の手が楓の右胸の上にかぶさり、指先がベビードールの上からすりすりと乳輪を撫でた。
時折、指が乳首の先を掠めると、ベビードールの裏地と擦れてぴりっとした感覚が走る。
ご無沙汰だった体は燃え上って、もどかしい乳首が硬くなって主張を始める。
「うん…ん、ゥッ…みずき…みずきっ…」
瑞樹の尻をショーツの上からきゅっと掴んだ楓の息が荒れる。
切なくて堪らない楓がオッドアイの瞳で見上げて求めると、瑞樹は意地悪な微笑みを浮かべて乳輪を触り続けた。
指の腹では摩る様に、爪の先では擽る様に、じっくりと乳首を焦らしてやれば、楓の右の乳首はベビードールの上からでも分かるほどに勃っていく。
「えい。えい。」
「はぁ…う、ぁん…ぁっ…」
勃起した乳首を指の腹で突かれた楓はぴりっとした快感に喘ぎ声の混じった吐息を繰り返しながら、太腿を締め付けた。
恥丘の割れ目に僅かな滑りを感じ、いつもより濡れるのが早いことに気付いた楓からギブアップが宣言される。
「もう我慢できないの?」
「だって、ご無沙汰ですし…」
「少し待ってて。」
唇を尖らせて言う楓をソファーに寝かせ、夕食の後片付けをする瑞樹の背中を楓が目で追いかける。
お揃いのベビードールを着た彼女が苛めていた乳首に少しだけ指を触れると、思いのほか下腹部に響いて膝がびくりと震えた。
ソファーの音に軋む音で振り向いた瑞樹と目が合った楓は立ち上がろうとした体を装って半身を起こす。
テレビではLiPPSの口紅のCMが流れていて、無性に気恥ずかしくなった楓は電源を消した。
「ほら、お姫様。ベッドに行くわよ。」
「いやん、恥ずかしいです、王子様。」
手を引いて楓を寝室に連れて行った瑞樹はベッドの上で彼女を向かい会って膝の上に跨らせた。
二人は久しぶりの恋人をぎゅっと抱き締めてその全身を確かめながらキスを交わした。
啄ばむ様な軽いキスなどせず、初めから唇をたっぷりと擦り付ける。
背の高い楓を膝に乗せているせいで、舌を差し入れた途端に上からかぶせるようにキスをされている瑞樹の側に絡んだ舌を伝って唾液がとろりと流れた。
唾液を嚥下した瑞樹の手が楓の乳房を掴んで人差し指の爪で乳首を掻く。
「んんッ…ぁっ、それっ…くふゥッ…」
「楓ちゃんも触って?」
肩を震わせる楓は瑞樹の乳房を搾る様に揉む。瑞樹が嬉しそうに甘く鳴いて、少し苦しそうに目を細める楓に舌を差し出した。
ぬるぬると瑞樹の舌の裏側を這って楓の舌が入り込み、二人の唇が合わさって隙間が埋まった時に楓が瑞樹の舌を吸い上げる。
「ゥン、んふっ! ぅんむぁ! はっあ…」
吸い上げられた舌を啜る様に唇を窄めた楓は口の中で瑞樹の舌を舐めて、人差し指と中指でぴんと硬くなった乳首を抓んで擦った。
大きく顎を開いた瑞樹は腹を突き出すように腰をうねらせて悶える。
お返しに、爪でかりかりと引っ掻いて焦らした楓の乳首に掌を当てて乳房全体を撫でるように優しく指で揉む。
瑞樹の舌を咥えた楓の眉が八の字を描いた。
「うっ、ふぅっ、んふっ、んんっ!」
じんじんと疼く乳首が掌で転がされた楓は鼻息を荒く繰り返す。
「(ちょっと、イキそうかも…あ、瑞樹さん、それだめです。イク…)」
浅いオルガズムを迎えた楓は瑞樹の腰に絡めていた脚を力ませて、緊張と弛緩を繰り返す膣からショーツへと愛液が滲み出す熱に感じ入った。
「あっ、ぁぁ…はぁー…先にイッちゃいましたね。」
「ううん、実は私も楓ちゃんの舌フェラでイッたから、私が先よ。」
「あ…ふふ、全然気付きませんでした。」
瑞樹はカーテンをよける様にベビードールの前を開き、乳房に唇を這わせながら楓の恥丘に触れた。
湿ったレースのショーツの上から指の甲で割れ目をなぞると、ぬるりとショーツが滑る間隔が伝わって楓が喘いだ。
「じゃあ、するわね?」
「はい…あっ!」
指の甲がショーツ越しにクリトリスにあたって喘いだ楓の乳首が暖かい口の中で弄ばれる。
吸いながら舌先で乳首の先を突き回したり、甘噛みで疼いた所を舐め回したり、そうすると瑞樹が手の甲で擦る割れ目がきゅっと締まった。
「んー? んふふ、かえれきもひいい?」
「あふっ…ん、クッ…あぁ! …いいですっ…ぅあん!」
割れ目をしゅっしゅと擦って、上振れする時にクリトリスを第二関節で弾く指を速めると、楓のショーツの下で愛液が泡立って粘り気のある水音が寝室に響く。
くちゅくちゅにちにち、自身の性器で生まれる淫靡な音で昂った楓はオルガズムの波が寄せてくるのを悟る。
「ゥン、ン、ンッ! ァ、あっ!」
堪らず甘い声が出た楓の逃げる腰を捕まえた瑞樹は容赦なく責めて絶頂に追い立てる。
「だめ! もっ、イク…イッちゃ…あっ!? あっあっ…ぁぁっ! ーーっっ!」
腰をびくんと何度か跳ねさせた後に脱力した楓を抱き締めた瑞樹は、全身から汗を噴いた楓の体臭を嗅ぎながら恥丘を撫でる。
「っふぅ…ふぅ…ふぅ…」
「休憩する?」
「はぁー……大丈夫ですよ。今度は私が瑞樹さんにしてあげますね。」
「うん。その前に脱いじゃいましょ。」
責めを後退する前にショーツを脱ぐことにした二人は、泡立って白くなった愛液が糸を引く楓の恥部を見て感心半分驚き半分だった。
「こんなになってるの初めて見たわ。楓ちゃんどれだけ興奮してたの。」
「付き合ってから初めての長期ロケ帰りで超期待していたんですよ? そういう瑞樹さんも凄いことになってますよ。」
「あら、本当。いつもより濡れてるとは思ったけど。」
膝立ちになった瑞樹のショーツを下ろした楓の目の前で、透明の太い橋が恥丘とクロッチにかかる。
「お豆さんももうこんにちはしてますね。」
「んあぁ! いきなり抓んじゃ…あひっ!? ひぃっ、ひ、んんん!」
「ふふ、あっち向いてお尻突き出して、瑞樹さん。」
「ちょ、あぁっ! むりぃ! そこっグリグリしたら…んぐっ!」
二本の指でぷくっと顔を出していたクリトリスを抓んだ楓はそれを強く揉んで瑞樹を悶えさせる。
仰向けに瑞樹を押し倒すと、その両足を担いで腰を持ち上げた楓が目の前に来た瑞樹の恥部を舐めた。
クリトリスを責めながら舌を膣に入れると、瑞樹の奥からじゅわっと愛液が溢れて楓の口に流れた。
「かえ、ちゃ…! 私すぐイ、あ、イキそ…もっと焦らしてっ…」
「んぷ、いいれふよ。」
直にクリトリスを抓んでいた指が包皮越しにさわさわと加減して触るようにすると、楓の見下ろす先で普段はクールな瑞樹が目尻を下げて無防備な表情で快感に浸る様が見えた。
不意に視線が合うと、襞を舐めていた舌が締め付けられ、目の間で主張するクリトリスがひくつく。
「あん…あ、イイわ、楓ちゃん…はあ…あぁん…」
「れる…ん、えう。瑞樹さんの味、美味しい。」
「やっ…恥ずかし、ィっん…ぁぁ、そんなに、吸っちゃ、あひっ!」
品のない音を立てて瑞樹の膣を啜った楓の顎まで愛液が伝ってシーツへ滴る。
同時に、楓は自分の膣からもとろりと愛液が溢れてシーツに糸を引いたことに気が付いた。
お互いに飢え過ぎて、濡れ方が常軌を逸している。
「ぷぁ、もう繋がりたいです、今すぐ。」
「はぁ、はぁ、はぁ、私も、同じよ。こんなに前戯がまだるっこしいなんてね。」
息を整えて互いの顔を見詰め合うと、紅潮した顔からビシビシと性欲が伝わってくるようだった。
どちらともなく手を握って、噛みつくようなキスを交わしながら、いつもの体位を取るために姿勢を変える。
楓がベッドに寝転がり、瑞樹が楓の右脚を抱えたまま左脚を跨いで腰を寄せて、二人の秘所を重ね合わせる。
少し身じろぎをして、クリトリスが触れあったり、上手く割れ目が擦れ合う角度を整えていく。
「すごい。何だかおまんこから瑞樹さんの気持ちがビリビリくるみたいで。」
「ああ、私もよ。当たってるだけなのにイッちゃいそう。」
楓が顎を手で拭ってシーツをしっかり両手で握り締めると、瑞樹は腰を擦り付けるようにクイッと動かした。
「いっ! ア、あぁああっ、ォ…!」
きゅうううと快感でわなないた膣から愛液が溢れて二人の秘所は飛沫を散らした。
割れ目の下から恥丘をぐいぐいと圧迫しながら二人のクリトリスがこつんと当たって、瑞樹の割れ目をにゅるりとクリトリスが通る。
楓は九十度に開いた脚を指の先までピンと伸ばし、指が白くなるほどシーツを握り締めて迎え腰を使う。
体を一杯まで逸らせて啼いた彼女は何度も何度も瑞樹の腰を迎え入れる。
「はゥ、あぁあんゥッあはァ!」
一方で、自分から腰を擦り付ける瑞樹は自身のクリトリスから恥丘と割れ目を愛液に塗れた楓の秘所ににゅるりと一気に擦り付ける。
楓が迎え腰で押し当ててくると、クリトリスが楓の恥丘で押しつぶされて腰が痙攣するほど突発的で強い快感がクリトリスという小さな性感帯から全身へ爆発して広がる。
抱えた楓の脚に頬をつけて縋りつくようにしながら瞳を閉じて秘所の感覚に集中し、全ての意識を下半身に預けて夢中で嬌声を上げた。
「いや! んあっあっあぁっあぁっ! こんなぁ! すごいの!」
「楓ちゃ…イッて! たくさっ…ん˝ん˝ゥッ! うっ、くあっ…ぉんぅ!」
ぱちゅぱちゅと混ぜ返されて空気を含んだ愛液の泡が弾けてシーツに無数の染みを作る。
二人の陰毛もぐっしょりと濡れ、擦れ合わせるほどに秘所は赤く火照っていく。
小さな絶頂はもう気にならないほど達し、二人は頭の中でぱちぱちとスパークするものを求めて腰を振り続けた。
「あぁあっ! あっあっあっ! みずき、みずきぃ! イキそうですっ!」
「わたしも! かえでぇ! んッッ! ンウッおっ! はひっ! ひ、あん!」
かぁっと体が熱くなっていき、肌が痺れるような快感が全身に伝播していく中で二人は互いの艶めかしい体を見詰めながら歯を食いしばった。
楓は脚はぴんと伸ばして力が入らないために、握ったシーツを引っ張りながら緑と青のオッドアイが美しい顔をぐっとしかめていきんだ。
夢中で脚を掻き抱く瑞樹に内腿を掴んで引っ張られて割れ目が淫らに開き、尿意に似た感覚がオルガズムに混ざる。
楓は絶頂へ加速しながら、潮を噴くことを直感した。
瑞樹は陶然とした顔で激しい絶頂を迎えようとしている楓を見ながら荒い息を繰り返す。
激しい腰使いと快感の波で秘所は快感を伝えるばかりで、下腹部からじんわりと広がる熱には気付かなかった。
奇妙に浮遊感を覚える中、瑞樹は獣のような声を上げた。
ついにその時がやってきて、二人は性器を擦り合わせながら絶頂する。
「ふグッ! ンア˝ッ…あ˝っあぅ! んあぁあぁァッ!」
楓が潮を噴いて絶頂に達し、弓なりに背を逸らせて全身でその快悦を表現した。
「あう˝っ、うっ、んぐうぅううぅぅぅー……う˝ッ…」
瑞樹は膣の奥から濁流の様に解き放たれた深い絶頂に浸りながら食いしばった歯の間から歓喜に満ちた呻き声を上げる。
二人は全身をガクガクとわななかせて絶頂の余韻をたっぷりと享受する。
ぐったりと並んでベッドに寝転んだ二人の秘所からは愛液がとろとろと流れ出てシーツへ染みていた。
二人が絶頂の余韻から抜け出し、瑞樹がベッドにうつぶせで寝そべっていると、水を飲んで帰ってきた楓が瑞樹の秘所に触れた。
まだねっとりとしたそこに触れると瑞樹の腰がぴくりと震える。
ぐいと両足を押し広げて股に顔を埋めた楓は中指を瑞樹の膣に入れてGスポットを指の腹で撫でた。
「あんっ…ちょっ、んぁ…まだするの?」
「……だめですか?」
「流石に休憩させて。私さっきの深くイッたから腰が…そこはだめ。」
「やっぱりお尻はだめですか?」
「だって…怖いじゃない。」
「ああ、なるほろれふね。んちゅ、れる…」
にゅるりと体の中に熱くてぬめぬめしたものが尾てい骨の方から入ってくる感覚に、瑞樹はそわそわとした体の震えを覚えながら枕を楓に叩きつけた。
楓さんの限定復刻とどれでもいいから瑞樹さんのSSR欲しい