※この作品はR-18です。

セックス次元の女決闘者たち・二次創作 行狂井狂華の絶頂紀   作:レルクス

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キョウカデッキVS戦績一位の実力

 学園ハーレムともいえる【白の庭園】デッキの使い手、法相秋筆が使用した『白の庭園キョウカ』のカードは、ある意味、一石を投じたといっていい。

 

 御子柴美鈴が使う『性奴隷メイドの契約』のように、ほぼ決まった相手をデュエル外から引っ張ってきて責めるという手法は散見されるが、『特定の人物をモデルにしたカード』というものは珍しい。

 

 もちろん、普段組んでいるパートナー専用デッキに組み込まれるカードとしてデザインされることはあるだろう。

 しかし、『コールセンターに電話したら作ってくれた』というあまりにも軽い条件は、多くのデュエリストが目を向ける項目となる。

 

「かなりたくさんの人が狂華ちゃんの体に興味を持ってるみたいね」

「そうですね。私は気持ちいいならそれでかまいませんけど」

 

 とあるスタジアムの控室。

 そこで、狂華と潮里が話していた。

 狂華はいつも通りのノースリープにミニスカートでかなり露出度が高めで、潮里は白衣を着ている。

 そして、周囲に高速具などはなく……潮里は、デュエルディスクをつけていた。

 

「さて、狂華ちゃんの力を使った全力のデュエル。やってやりましょうか」

「楽しみにしてますよ。潮里さん」

「もちろん♪」

 

 あははウフフと笑い合う二人。

 さて、一体何を企んでいるのだろうか。

 

 ★

 

『さあ!今日はスペシャルマッチの時間だああああああ!』

 

 スタジアムに響くMCの叫び声。

 そしてそれに合わせて、多くの観客席の男性が雄たけびを上げた。

 

『観客席の諸君!以前、このスタジアムで使われた『とあるカード』のことを覚えているかな?そう、『白の庭園 キョウカ』のカードだ。このカードが使われたことで、DVSコーポレーションは現在、コールセンターがとんでもないことになっているぞ!』

 

 狂華を観客席から呼び出して逝かせまくったあのデュエルのことは忘れられないのだ。

 

『だが残念なことに、狂華ちゃんは一人しかいない。そのため、定期的にスペシャルマッチが行われることになった。さあ、出てきてくれ!DVSコーポレーション。保険医、速水潮里いいいいいい!』

 

 その紹介で出てきたのは、白衣を着た紫色の髪の美人さん。

 

「ウフフ。さて、特別なデッキを組んできたから、楽しんでいってね♪」

『さあ、その『特別なデッキ』は一体どのようなものなのか……さあ、その相手をするのは、ブルブル教団序列五位。だが、その戦績はブルブル教団幹部一位!電マの奇襲者。電マスクだあああああああ!』

 

 潮里に対面するようにゲートから歩いてきたのは、マントを羽織り、仮面をかぶった少年。

 蛇の鱗のような模様がある仮面であり、素顔は分からない。

 

「さて、僕が相手だ。楽しませてもらうよ」

 

 そういってデュエルディスクを構える電マスク。

 

『さて、今回のデュエルの解説は、デュエロ・アカデミアの教師を務める進藤壊(しんどうかい)先生に努めていただきます。進藤先生。よろしくお願いします』

『どうも皆さん。初めましての方は少ないと思いますが、解説を務める進藤です』

『進藤先生は、『バイブ振動』のリングネームでプロ活動をはじめ、現在は本名を隠すリングネームを捨てて、本名登録となっている方です。デュエロ・アカデミアの教師でもあり、鬼畜な笑い顔がたまらないと語るファンも多いとか』

『私のプロフィール紹介はそのあたりにしておきましょう。今回はこの二人にデュエルをしていただきます』

 

 進藤は二人のデュエリストを見る。

 

『厳密には保険医の潮里先生はプロエロデュエリストではありませんが、特別デッキを最初に使うに値するデュエリストとDVS幹部会で決まったことで今回は採用されました。さて、今回のデュエルの趣旨ですが……デュエルしながら解説した方が良いでしょう。二人もやる気みたいですからね』

 

 その言葉を聞いた二人がデュエルディスクを構える。

 すると、デッキがシャッフルされた。

 

「さて、電マスクちゃん。いくわよ」

「潮里さんとのデュエルは初めてだ。期待させてもらおう」

「「デュエル!」」

 

 潮里   LP4000

 電マスク LP4000

 

 先攻は潮里。

 

「私の先攻。私は手札から、『アヘレーター・キョウカ』を召喚!」

 

 潮里が高々に宣言しながら召喚したのは、体のラインがしっかりわかるピッチピチのラバースーツを装着した狂華だ。

 ただし、ラバースーツだが袖がないノースリープタイプで、真っ白で細い腕が晒されている。

 手にはリモコンのようなものを握っており、何かを操作するのだろうか。

 

 アヘレーター・キョウカ ATK1500 ☆4

 

「フッフッフ……電マスク。積年の恨みを晴らしてやるわ」

「僕、何か悪いことしたかな……」

 

 ゲスっぽい笑みを浮かべながら登場する狂華にげんなりしている電マスク。

 気持ちはわかる。

 

『さあ!召喚されたぞ!狂華ちゃんのカードだああああ!』

『さて、今回のスペシャルマッチにおける重要なカードですね。ここからは、潮里さんのタクティクスも要求されますが……デュエルの続きを見ましょうか』

 

 熱狂している様子のMCと、あくまでも冷静な進藤。

 

「さて、この格好(・・・・)の狂華ちゃんの効果を発動するわよ。召喚に成功した時、デッキからレベル4以下の『ストップウェポン』モンスターを特殊召喚できる。私は『ストップウェポン・バリア』を特殊召喚!」

 

 ストップウェポン・バリア DFE2400 ☆4

 

 出現したのは、大きな盾を持っている三頭身のロボットだ。

 だが、何もランプがついておらず、腕もだらりと下がっており、どうやら『起動していない』状態といえる。

 しかし、狂華が持っているリモコンが突如光りだして、ランプが点滅し始めた。

 

「ストップウェポンモンスターは基本的に、自分フィールドにアヘレーターが存在しないと効果が使えないわ。だけど、アヘレーターである狂華ちゃんが存在することで、その効果を使えるようになっている。バリアの効果を発動。自分ターン終了時に、デッキからカードを一枚ドローできる!」

「あ、ホログラムで演出説明が……なるほど、リモコンをおまんこに突っ込んでボタンを押せばいいのね」

 

 狂華の傍にホログラムウィンドウが出現。

 そのような内容が表示されたようだ。

 ラバースーツは、股間付近に専用チャックが付けられている。

 狂華はそのチャックを開けて、リモコンを突っ込んだ。

 そして、ボタンを押す。

 

 バチッ!

 

「あうっ♡」

 

 絶頂パルスが流れたようで、体が震える狂華。

 

「なかなか強力なモンスターだね。レベル4で守備力が2400。しかもドローソースにもなっているとは……あと、アヘレーターってそういう意味か」

 

 加えて、バリアという名前。

 もちろん守備力が高いからこそバリアという名前が付いている可能性もあるが、カードの効果としてもバリアに関係する何かがあるかもしれない。

 ……あと、確かにアヘレーターは『そういう意味』のようだ。

 

「私はカードを二枚セットして、ターンエンド!バリアの効果で一枚ドローよ」

 

 これで潮里のターンは終了。

 ただ、電マスクとしては少し、『面倒』と思ったようだ。

 そもそも彼のモンスターは、相手モンスターを素通りする。

 長期戦を重視したモンスターは少し面倒である。

 

「僕のターン。ドロー。まあ、まずは僕にできることからやろうか。手札から『電マ蛇スネーク』を通常召喚」

 

 電マ蛇スネーク ATK0 ☆1

 

 出現したのは、電マを頭に装着した長くて細いモンスターだ。

 

「スネークの召喚に成功したことで、デッキから電マ蛇モンスター……『電マ蛇ウロボロス』を手札に加える。次の魔法カード『電マ蛇の祭壇』を発動。自分フィールドに電マ蛇モンスターが存在する場合、デッキから『電マ蛇の壺』を表側で置くことができる」

 

 安定ムーブのようだ。

 フィールドにキーカードが置かれる。

 

「来たわね。アレが電マスクのキーカード」

「その通りだ。そして手札から魔法カード『電マ蛇の襲撃』を発動。自分フィールドの電マ蛇モンスター一体につき一枚。相手のデッキの上からカードを墓地に送る」

 

 電マスクがカードを発動すると、電マ蛇スネークが動き出した。

 

「プレイヤーを襲ってくる効果よね……でも残念ね。私は永続罠『キョウカの欲望』を発動するわ!このカードが表側表示で存在する限り、私が受ける快楽と絶頂カウントは全て、自分フィールドの『キョウカ』モンスターに適用される!」

「な……そういうことか」

 

 スネークが潮里に向かうのをやめて、狂華の方に進路を向ける。

 そして、長い胴体で両手を封じると、股間にピトッと張り付いた。

 

「んっ……」

 

 喘ぎ声を漏らす狂華。

 

 

 ヴィイイイイイイイイイイイイ!

 

 

「あああああああっ!す、すごいいいいいいい!」

 

 どうやら先ほど自分の膣に流した何らかのパルスが効いているようで、かなり感じている様子の狂華。

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 0→1

 

 そして溜まるカウンター。

 どうやら絶頂したようだ。

 潮里はデッキからカードを一枚墓地に送った。

 これでデッキは三十二枚。

 

「イきやすくなっているな。さすがアヘレーター……というわけで、自分フィールドに絶頂カウンターが置かれているので、手札から『電マ蛇ウロボロス』を特殊召喚できる」

 

 電マ蛇ウロボロス ATK0 ☆3

 

「バトルフェイズだ。電マ蛇の壺の効果によって、自分フィールドの攻撃力0の電マ蛇は、相手に直接攻撃できる。僕は電マ蛇スネークで、ダイレクトアタック」

 

 電マ蛇スネークが動き出す。

 だが、潮里は何も言わない。

 

 スネークが胴体で狂華の両手を拘束して、右胸に張り付いてヴィイイイイイ!と振動し始める。

 

「ん、んんんっ!」

 

 絶頂に耐える狂華。

 彼女が耐えないと、電マスクの絶頂カウンターがたまってしまう。

 普段はいくらでも絶頂していいデュエルをしている反面、我慢するのには慣れていない表情だ。

 

「電マ蛇モンスターが戦闘を行ったダメージステップ終了時、相手はデッキの上から、絶頂カウンターの数だけ墓地に送る」

「一枚ね……」

 

 デッキ枚数は三十一枚。

 

「そして、電マ蛇ウロボロスでダイレクトアタック」

「ここは防いだ方がいいわね。私はストップウェポン・バリアの効果を発動!一ターンに一度、相手モンスター一体の攻撃を無効にできるわ!」

 

 すると、再び強化の傍にホログラムが出現。

 

「あ、もう一度膣の中に入れてボタンを押すのね」

 

 開けっ放しのチャックからリモコンを入れる。

 そして……

 

 バチッ!

 

「あああっ!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 1→2

 

 どうやら絶頂パルスのようだ。一撃で絶頂している。

 

「なるほど、だが無駄だ。ウェポンストップ・バリアの効果にチェーンして、速攻魔法『電マ蛇の媚薬装甲』を発動だ。バトルフェイズ中のみ発動可能なカードで、電マ蛇モンスター一体に、相手モンスター効果からの完全耐性を付与する」

「なっ……」

 

 ウロボロスの電マがコーティングされて光りだす。

 そして、長い胴体で狂華の体を拘束する。

 二つの電マで両胸を、そして一個の電マで、開けっ放しのチャックで晒されたおまんこに電マを当てた。

 

「あっ……」

 

 

 ヴヴヴヴヴィイイイイイイイ!

 

 

「あ、あああああっ!いっちゃうううううう!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 2→3→4

 

 一気に二つのカウンターがたまる狂華。

 かなり感じやすくなっている。

 

「そ、そんな……」

「デッキの上から四枚のカードを墓地に送ってもらおうか」

 

 これでデッキは二十七枚。

 

「バトルフェイズは終了、電マ蛇の壺の第三の効果によって、戦闘を行った電マ蛇は守備表示になる」

 

 電マ蛇スネーク  ATK0→DFE0

 電マ蛇ウロボロス ATK0→DFE0

 

「そしてメインフェイズ2に入る。手札から『電マ蛇の報酬』を発動。自分フィールドの電マ蛇の壺に置かれている絶頂カウンター二つにつき一枚ドローできる。僕は二枚ドロー……僕も二枚伏せて、ターンエンドだ」

「わ、私のターン。ドロー!」

 

 ドローして、四枚になった手札を見る潮里。

 

「なるほど。私は『キョウカの欲望』の第二の効果を発動!自分ターン中、自分フィールドの『キョウカ』モンスター一体をリリースすることで、デッキから別名の『キョウカ』モンスターを特殊召喚できる!」

 

 これこそが『キョウカの欲望』の真骨頂とばかりに説明する潮里。

 ……真骨頂ではあるが、『本質』の方はプレイヤーの快楽をモンスターである狂華が肩代わりする効果の方だろう。なんだかそんな気がする。

 

『なるほど、これによって様々なカテゴリに入る狂華ちゃんを使うことができるということだああああ!』

『まあ狂華さん個人にとってはコスチュームの変更のようなものですね。自分ターンにしか使えませんが、この効果によって入れ替えることができます。なお、狂華さんのカードは多数デザインされていますが、狂華さんは一人しかいませんから、キョウカモンスターはフィールドに一体しか存在できない硬貨がいテキストがすべてに記されていますが、このカードを使えば問題なく使うことができるのです』

 

 解説修了。

 

「私は『アヘレーター・キョウカ』をリリースして、デッキから『性なる巫女キョウカ』を特殊召喚!」

 

 コスチュームチェンジのためピカピカ光った後で出現したのは、顔以外の露出がほとんどないシスターのような服装だ。

 ……まあもちろん、Gカップの爆乳に加えて、くびれた腰、そして元気な赤ちゃんを産めそうな安産ヒップなので、シルエットだけでかなりエロいけど、

 

 性なる巫女キョウカ ATK2800 ☆8

 

「強すぎませんかね!?」

 

 いきなり飛んできた最上級モンスターに驚く電マスク。

 

「『キョウカの欲望』の効果にはレベル制限がないのよ。だからこんなステータスのモンスターを呼び出せるというわけ」

「……」

 

 それでいいのか。と思わなくもないが、そうデザインされてしまった以上は仕方がない。

 

「私は狂華ちゃんの効果で、デッキから『性なる』と名のついた魔法カードを手札に加えるわ」

『おお、とても露出が少なく、清楚な格好をした狂華ちゃん。その効果もまた清楚な――』

「私はデッキから永続魔法『性なる場所 ヤ・リベヤ』を手札に加えるわ」

『そんなことなかったああああああああああ!』

 

 当り前ですよねええ!

 

「そして私は手札に加えた『性なる部屋 ヤ・リベヤ』を発動、発動時の効果処理として、『性なる勇者』モンスターを手札から特殊召喚できる!私は手札から『性なる勇者ブレイブ』を特殊召喚!」

 

 性なる勇者ブレイブ ATK0 ☆1

 

 そして出現したのは、剣と盾を装備したイケメンの少年。

 ただ……このステータスは一体……。

 

「ブレイブの効果を発動。一ターンに一度、『性なる巫女』モンスター一体の装備カードになることができるわ」

 

 次の瞬間、ヤ・リベヤのカードが光って、ピンク色のハート型のベッドが出現する。

 そして、ブレイブが緊張した様子で狂華を見始めた。多分コイツは童貞である。

 

「ウフフ。お姉さんがリードしてあげるわよ♪」

 

 そういって、狂華がブレイブの腕を引っ張って、ベッドに放った。

 そして、自分は巫女服を脱ぎ捨てる。

 Gカップの爆乳と、くびれた腰と、大きなお尻が晒されて、ブレイブは股間をギンギンにしながら顔を真っ赤にした。

 そしてブレイブのベルトを外してズボンとパンツを降ろす。

 すると、そこにはギンギンになったペニスがあった。

 かなり大きい。どうやら相棒の右手で長年自慰にふけっていたかのようなギンギンさである。

 

「おっきいわね~。気持ちよさそう♪」

 

 そういいながら、ブレイブのペニスを自分のおまんこにあてがう狂華。

 そしてそのまま、一気にズボボボッ!とペニスを根元までおまんこのなかに詰め込んだ。

 

「ああああああん♡フフフ。これいいわぁ」

 

 ホログラムが出現し、『とにかくものすごく動いてください!』と表示される。

 

「ウフフ」

 

 そのまま腰を浮かせてペニスを抜いて、そして根元まで一気にまた突っ込む。

 そのたびにブレイブは顔をアへらせて気持ちよさそうにしている。

 だが、それでは狂華は止まらない。

 

 パンパンパンパンッと生々しい音を響かせて、ブレイブの体をむさぼるようにピストンを続ける。

 

 ヌメヌメしたよくペニスが通る膣壁を通って、気持ちよくさせるためにウネウネ動き、ペニスを奥の奥まで刺激する。

 

 

 そしてブレイブはそのアへ顔のままで……パリン!とガラスが砕けるようなエフェクト共に消えていった。

 

「性なる巫女キョウカの効果によって、自分に装備された性なる勇者モンスターは破壊されるわ」

 

 それを世間では腹上死って言いませんかね?

 

「そして、性なる勇者ブレイブは、性なる巫女モンスターの装備状態で破壊された場合、性なる巫女モンスターに貫通能力を永続的に付与することができる!」

「……」

 

 よりによって、という言葉が電マスクの頭に浮かんだが、とやかく言うのはナシである。

 そして先ほどのプレイをなかったことにするかのようにイソイソと巫女服を着る狂華。

 

「そして魔法カード『キョウカの作戦』を発動。このターン、自分フィールドのキョウカモンスターの攻撃宣言時からダメージ計算時まで、相手はカードの効果を使うことができないわ」

「なるほど、そういったカードもあるのか」

「そしてバトルフェイズよ!」

「攻撃宣言時の前、バトルステップに、罠カード『電マ蛇の再開発』を発動。自分フィールドの電マ蛇モンスターを素材に、融合召喚を行う」

「こ、このタイミングで融合を……」

「僕はレベル1のスネークと、レベル3のコブラで、融合召喚!現れろレベル4『電マ蛇ヨツクビコブラ』」

 

 電マ蛇ヨツクビコブラ DFE0 ☆4

 

 出現したのは、頭が四つあるコブラだ。

 すべてに電マが備え付けられている。

 

「ゆ、融合モンスター……確か、戦闘・効果では一ターンに一度破壊されないのよね」

「その通りだ」

「だけど、戦闘ダメージは発生するわ。性なる巫女キョウカで、ヨツクビコブラを攻撃!」

 

 狂華の手に魔力の弾のようなものが出現。

 驚いた狂華だが、とりあえずそれを投げつけることにした。

 

「残念だが、罠カード『電マ蛇の再開発』を墓地から除外することで、戦闘ダメージを0にできる。これは発動ではなく『適用』だ。『キョウカの作戦』をすり抜けて使うことができる」

「え……」

「そして、ダメージ計算時までと言っていたね。電マ蛇の壺の効果は、ダメージステップ終了時に発動する。反撃だ。ヨツクビコブラ」

 

 ヨツクビコブラが狂華に向かって突撃する。

 長い胴体で両手を拘束して、両胸、クリトリス、おまんこに張り付いた。

 

「な……」

 

 

 ヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴヴ!

 

 

「アアアアアア!いっちゃうううううう!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター4→5

 

 両胸、おまんこ、クリトリス。

 女性の性感帯の代表ともいえる場所に響く振動によって、狂華は再び絶頂した。

 

「さて、デッキからカードを5枚墓地に送ってもらう」

 

 これで、デッキは十九枚。

 このターンのサーチが少々多かったこともあるだろう。デッキの消費が大きい。

 

「め、メインフェイズ2よ。私はカードを一枚セットして、ターンを終了するわ」

 

 これで電マスクのターンになる。

 

『なかなか強力な効果が続くが、そのすべてを捌いていく!これがブルブル教団、幹部戦績ナンバーワンの実力だああああああ!』

『ルールの細かい穴をついた隙。そこを突いていくのがデュエルモンスターズの醍醐味という方もいます。特殊デッキのデッキパワーは恐らく高いでしょう。しかし、電マスクは長年使ってきたキャリアがありますからね。ただ、潮里さんはまだデッキの『切り札』を出してはいないでしょう。伏せカードも二枚あります。電マスクはデッキを狙いますが、ライフを狙いません。まだまだここからですよ』

 

 進藤の解説を耳にしたうえで、デッキトップに手をかける電マスク。

 

「僕のターン。ドロー。僕は手札から魔法カード『電マ蛇融合』を発動。自分のフィールドと墓地から、電マ蛇融合モンスターによって決められた素材を除外して、融合召喚を行う」

「ここにきて専用融合カード……」

「僕は墓地の電マ蛇スネークとウロボロスを除外。二体目の電マ蛇ヨツクビコブラを融合召喚する」

 

 電マ蛇ヨツクビコブラ ATK0 ☆4

 

「に、二体目……」

「もう一体のヨツクビコブラを攻撃表示に変更」

 

 電マ蛇ヨツクビコブラ DFE0→ATK0

 

「さて、バトルフェイズだ。僕は一体目のヨツクビコブラで、ダイレクトアタック」

 

 再び狂華のもとに向かうヨツクビコブラ。

 

「させないわ。私は罠カード『キョウカの迎撃』を発動。自分フィールドにキョウカモンスターが存在して、相手モンスターの攻撃した場合、その攻撃モンスターを除外できる!」

「なるほど。それなら速攻魔法『電マ蛇の奇襲分解』を発動。電マ蛇を一体リリースして、そのモンスターよりもレベルが低い、墓地か除外されている電マ蛇モンスターを特殊召喚できる。僕は攻撃宣言を行ったヨツクビコブラをリリースして、除外されているウロボロスを特殊召喚」

 

 電マ蛇ウロボロス ATK0 ☆3

 

「さ、サクリファイスエスケープ!」

「ウロボロスでダイレクトアタックだ」

 

 今度はウロボロスが狂華の方に向かう。

 これを防ぐ手段はない。

 

 ウロボロスが胴体で狂華の手を拘束し、両胸と股間に電マを当てる。

 

 

 ヴィイイイイイイイイ!

 

 

「はぁ、はぁ、あっ!あああああああっ!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 5→6

 

 潮里のデッキがさらに削られて、残り十三枚。

 

「次に、二体目のヨツクビコブラで追撃だ」

 

 次はヨツクビコブラの攻撃。

 両胸とクリトリスとおまんこに張り付いて、再び振動する!

 

 

 ヴィイイイイイイイイイイイイイ!

 

 

「いやあああああああ!あっ、感じるうううううう!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 6→7

 

 何度も責められて快楽まみれの狂華には耐えられない。

 次々と絶頂し、そして潮里のデッキも削られる。

 残り、六枚。

 

「……バトルフェイズ終了。二体が守備表示になる」

 

 電マ蛇ヨツクビコブラ ATK0→DFE0

 電マ蛇ヨツクビコブラ ATK0→DFE0

 

「メインフェイズ2だ。僕は伏せておいた罠カード『電マ蛇の再利用』を発動。墓地の『電マ蛇』魔法カードを一枚、手札に加えることができる。僕は『電マ蛇の報酬』を手札に加えて、発動。電マ蛇の壺の絶頂カウンター二つにつき一枚……僕は三枚のカードをドローする。僕はカードを二枚セットして、ターンエンド」

 

 電マスクのターンが終了した。

 

『キョウカデッキを使う潮里さん。絶体絶命です!このターンでなんとかできるのかあああああああ!』

『現状のおさらいですが、潮里さんの手札はドローするカードを合わせて二枚、そして、最初のターンから伏せられてまだ使われていないセットカードが一枚あります。対して、電マスクは手札が一枚にセットカードが二枚。一度でも電マスクの『奇襲』が決まってしまえば、その時点で詩織さんのデッキがなくなる可能性が高いでしょう』

 

 進藤の解説は適格だ。

 『キョウカ』デッキは確かに強いカードも投入されている。

 だが、基本はバラバラのカテゴリが混ざる混合デッキ。高い習熟度と事前のデッキ回しが重要になる。

 

「狂華ちゃん。大丈夫?」

「わ、私は大丈夫です。むしろ、とても気持ちいいですよ♡」

 

 潮里からの問いに、なんの考えもなく即答する狂華。

 

「……そっか。なら、デッキトップのカードに、全部掛けるわよ」

 

 デッキトップに手をかける潮里。

 

「私のターン。ドロー!」

 

 勢いよくカードを引く潮里。

 そして、とても『良い表情』になった。

 

「このまま巫女姿のキョウカちゃんで攻撃しても、ダメージは入るでしょうけど、ヨツクビコブラは戦闘では一度破壊されないから、多分それで終わってしまうわね。なら、コスチュームを変えましょうか。私は『キョウカの欲望』の効果を発動!『性なる巫女キョウカ』をリリースして、デッキから別のキョウカモンスター……『ヌエロン・キョウカ』を特殊召喚!」

 

 巫女姿の狂華が光る。

 コスチュームチェンジのその光が収まると、白いワンピースだけを着た狂華が出現した。

 

「な、なんだ?このカードは……」

 

 丈が短いので綺麗な腕と足を見せつけており、その点はいつも通りといえるが、今までと比べて『コンセプトがわからない』のである。

 

 ヌエロン・キョウカ DFE0 ☆1

 

「ヌエロン・キョウカの効果を発動!特殊召喚に成功した場合、デッキか墓地から、『ヌエロン・ネットワーク』を手札に加えるわ。私は墓地から、フィールド魔法『ヌエロン・ネットワーク』を回収する。このヌエロン・ネットワークは、自分フィールドにヌエロン・キョウカが存在する場合、ヌエロン・キョウカ以外のモンスターを一体以上、全てリリースして発動することができる!私はストップウェポン・バリアをリリースして、ヌエロン・ネットワークを発動!」

 

 発動されるフィールド魔法。

 その発動と共に、狂華の体から神秘的な光があふれだした。

 

「い、一体何が……」

「そしてこれが、このデッキの最強カードよ!私は魔法カード『ヌエロン・ダイレクト』を発動!」

 

 潮里がカードを高く掲げて、一枚のカードを発動する。

 

「私のフィールドに、『ヌエロン・キョウカ』と『ヌエロン・ネットワーク』が存在する場合、私のエクストラデッキから、『バインド・オブ・ヌエロン』エクシーズモンスター四種類を、一体ずつ特殊召喚できる!」

「え……エクシーズモンスターを四体同時に特殊召喚!?」

 

 驚愕する電マスク。

 

「現れなさい。『ENo(エロナンバーズ).1 バインド・オブ・ヌエロン-ライトアーム』!」

 

 潮里が宣言すると、天から柱のようなものが降ってきて、狂華の右腕に鎖を巻き付ける。

 そして、地面に縫い付けるように鎖を降ろした。

 

「うわっ!」

 

 右腕を完全に拘束されて、地面に縫い付けられる。

 

「『ENo.2 バインド・オブ・ヌエロン-レフトアーム』!」

 

 二本目の柱が降ってきて、狂華の左腕を拘束して縫い付ける。

 

「『ENo.3 バインド・オブ・ヌエロン-ライトレッグ』!」

 

 三本目の柱が出現し、狂華の右足を拘束。

 

「『ENo.4 バインド・オブ・ヌエロン-レフトレッグ』!」

 

 四本目、最後の柱が出現し、狂華の左足を拘束する。

 

 これによって狂華の四肢は完全に拘束され、それによって全く体が動かなくなった。

 

 ENo.1 バインド・オブ・ヌエロン-ライトアーム ATK1000 ★1

 ENo.2 バインド・オブ・ヌエロン-レフトアーム ATK1000 ★1

 ENo.3 バインド・オブ・ヌエロン-ライトレッグ ATK1000 ★1

 ENo.4 バインド・オブ・ヌエロン-レフトレッグ ATK1000 ★1

 

『な……なんだこのモンスターはあああああああ!私は長年MCを務めてきたが、こんなモンスターは見たことがないぞおおおおおお!』

『私も見るのは初めてですね……おそらく、今回の『キョウカ』デッキの発案と共にデザインされたカードたちでしょう。ただ、開発資料を一部見ていますが、私もこのようなカードは一切知らされていません』

 

 電マスクの脳内に、『開発者はもしかしたら教祖様?』という思考が浮かんだが、今はそんなことを考えている場合ではない。

 どこか、異質なものを感じるのだ。

 

「ヌエロン・ダイレクトの発動後、私はモンスターの召喚、特殊召喚はできないわ。さあ、行くわよ!バインド・オブ・ヌエロンモンスターたちには、ヌエロン・キョウカとヌエロン・ネットワークが存在するときに発動できる効果がある!」

 

 高らかに宣言する潮里。

 

「私はライトアームの効果を発動!一ターンに一度、相手フィールドのモンスターを、すべて除外する!そして『ヌエロン・ネットワーク』の効果によって、自分フィールドの『バインド・オブ・ヌエロン』モンスターが発動する効果に対して、相手はカードの効果を発動できない!」

「なっ!いきなりの全除外!?」

 

 破壊耐性を持つヨツクビコブラであっても、除外には対応していない。

 

 一体どんなエフェクトが降り注ぐのかと思ったが、ライトアームの柱から光があふれて、それが後三つの柱と共鳴している。

 その後、四つのマジックハンドのようなものが出現した。

 人間の手の形をした中を浮く物体。

 ……なにやらヌメヌメした液体があふれるように付いているようにもみえる。

 

 そして、一つのマジックハンドから、液体が雫となって狂華の体に落ちていく。

 それが服にあたった瞬間、狂華の体をまとっていたワンピースがチリとなって消えていった。

 だが、まだ狂華の体に液体は付着したままである。

 

「あっ!……はっ、あ、こ、これすごい。と、とんでもない媚薬よ、これ……ん、んんんっ♡」

 

 それを認識した時だった。

 四つのマジックハンドが一気に動き出して、狂華の体を攻め始める。

 二つのマジックハンドが胸をムニュムニュと揉み始めて、一つのマジックハンドがクリトリスをコリコリつまんで刺激していき、四つ目のマジックハンドがおまんこに指を入れてグジュグジュにかき混ぜ始める。

 四肢を大の文字のように拘束されて全く動かせない状態では、逃げることはできない。

 

「ああああああ!あっ!ああああっ!いぐっ!いぐううううううう!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 7→8→9

 

 連続で絶頂している狂華。

 特濃媚薬をしっかりと練り込まれているようで、悲鳴のような声を漏らす。

 すると、狂華の体が光り始めて、その光が狂華の体の上に出てきた。

 四つの手が攻めるのをやめて光を集めて玉にすると、それを飛ばしてくる。

 

 その光の玉がヨツクビコブラたちにあたると、バラバラになって消えていく。

 

「くっ……この二体が簡単に……」

「まだまだ効果は続くわよ。レフトアームの効果!相手フィールドの魔法、罠をすべて破壊する!」

「僕はセットしてある罠カード『電マ蛇の防壁』を墓地に送ることで、電マ蛇の壺の破壊を免れる」

「なら、残ったセットカードを破壊させてもらうわ」

 

 潮里がそういうと、レストアームが光りだして、他の三つと共鳴。

 四本の柱から先端にパッドが付いた大量のコードが出現し、狂華の体に張り付いていく。

 そして、二つの洗濯ばさみと二本の円柱が出現し、洗濯ばさみが乳首をはさんで、円柱が膣と尻穴を貫く。

 

「んっ!ああああん♡」

 

 

 バリバリバリバリバリバリバリバリバリ!

 

 

「あああああああっ!ああああああイグウウウウウウウウウ!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 9→10→11

 

 電流が全身に流れて悲鳴を漏らす狂華。

 だが、狂華のこめかみにも電極が張り付いており、全ての電気のダメージが脳内で快楽に変わっているようで、アへ顔のまま全身がビリビリと震えている。

 

 そして狂華の体が光りだすと、電流パッドがそれらを集めてエネルギー弾にして飛ばしてくる。

 電マスクの残ったセットカードが消し飛んだ。

 

「ぐ……」

「続けて、ライトレッグの効果を発動!相手の手札を全て、墓地に送る!」

 

 今度はライトレッグが光りだして、他三つと共鳴。

 柱から裸体の女性が四人出現する。

 いずれも巨乳でくびれがあり、お尻が大きい美人だ。

 

 その四人が狂華に近づいて、体を触り始めた。

 

 一人が狂華の唇を奪ってディープキスをはじめて、一人がテクニックを感じさせる動きで両胸を揉んで、一人がクリやおまんこを弄り、一人はふとももや腰などの性感帯にふれてマッサージを行う。

 

 そして全員が、出来る限り自分の体を狂華に密着させて攻めている。

 

「んぶっ、んっ!うううううう!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 11→12→13

 

 体温を感じながら人の手で責められる快感。

 先ほどまでがとても濃い味の責めだったが、そこから一転、とてつもなく『甘い』責めが始まり、狂華の体の緊張がほぐれて、体を震わせて快感に身をゆだね始めた。

 そして狂華の体が光って、四人がその光を集めてエネルギー弾にして飛ばすと、電マスクの手札が消し飛ぶ。

 

「チッ……」

「さあ、最後よ。レフトレッグの効果!相手の墓地と除外ゾーンに存在するカードを全て、デッキに戻す!」

「な……そのリソースまで……」

 

 レフトレッグが光ると、他三つと共鳴。

 四つから光が放たれて、それが一つに集まり……一つの巨大なドリルバイブが出現した。

 びっしりと真珠のようなイボイボが付いたディルドが先端につけられており、ローションでてかてか光っている。

 

「!?」

 

 狂華が驚いている間もなく、鎖が浮いて、狂華の体が移動し始める。

 そして、おまんこにクチュクチュと音を立ててあてがわれた後、ズブズブと奥の奥まで貫いていく。

 

「あ……」

 

 

 ギュイイイイイイイイイイイイイイ!

 

 

「イヤアアアアアアアア!あああああああ壊れちゃううううううううう!」

 

 ディルド部分が高速で回転し、膣壁の全てに強烈な刺激を与え始める。

 鎖は強固なもので、狂華の体を全く逃がさず、そしてピクリとも動かすことを許さない。

 

 膣の奥の奥まで貫く真珠のようなイボイボが付いたディルドが高速で回転し、そのすべての衝撃を逃がすことなく膣で受け止める快感で狂華の頭の中を快楽で染め上げる。

 

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 13→14→15→16

 

 

 そして絶頂を繰り返す狂華。

 体が光りだして、ドリルバイブがそれを吸収してエネルギー弾に変換し、撃ちぬく。

 電マスクの墓地と除外されているカードがデッキに戻された。

 

「こ、こんなことが……」

 

 演出が終了するとドリルバイブが消滅し、再び床に縫い付けるかのように鎖が動いて、位置が固定された。

 

『これで、電マスクのフィールドに存在する電マ蛇の壺を残して、手札、フィールド、墓地、除外ゾーンのカードがすべてなくなったあああああああ!だが、潮里の場には、四体のモンスターが残っているううううう!』

 

 MCが叫ぶ。

 だが、潮里は肩の力を抜いて、フフッと笑った。

 

「フフフ。バインド・オブ・ヌエロンモンスターが効果を使ったターン。相手が受ける全てのダメージは0になるわ。私はカードを一枚セットして、ターン終了よ。そして……私はヌエロン・キョウカの効果を発動!ターン終了時に、私がメインフェイズ中に発動した『バインド・オブ・ヌエロン』エクシーズモンスターの数一体につき、攻撃力と守備力を1000ポイントアップする!」

 

 ヌエロン・キョウカ DFE0→4000

 

「そしてヌエロン・キョウカにはもう一つの効果がある。相手ターンの終了時、ヌエロン・キョウカをフィールドから除外することで、相手に狂華ちゃんの攻撃力分のダメージを与えるのよ!」

「……なるほど、一ターンの猶予ということか」

「そういうことよ。だけど、私はこのエンドフェイズに永続罠『キョウカの楽園』を発動!このカードは自分エンドフェイズにのみ発動可能なカードよ。自分フィールドに『キョウカ』モンスターが存在する場合、キョウカモンスターは相手のカードの効果を受けず、相手モンスターは攻撃できない!」

 

 ここにきて発動される『攻撃の攻撃を防ぐカード』

 

『し、進藤先生。これは一体、どういう状況なのでしょうか……』

『現在、電マスクのフィールドには、電マスクが守り抜いた『電マ蛇の壺』が存在しますが、それ以外には、手札にも、フィールドにも、墓地にも、そして除外ゾーンにも、カードが存在しません』

 

 進藤は続ける。

 

『仮に電マ蛇モンスターをドローしたとすれば、本来ならば電マ蛇の壺の効果で直接攻撃が可能。カウンターはたまっていますから、デッキを削り切ることは可能です』

『お、おお……』

『しかし、潮里さんのドローフェイズを迎えるよりも前に、電マスクのターン終了時、ヌエロン・キョウカの効果によって、電マスクは4000ポイントのダメージが発生します。そもそも、『キョウカの楽園』の効果によって、電マスクが出すモンスターは攻撃できません』

『あっ!……ということは……』

『まず。ヌエロン・キョウカを除去することが必要になります。しかし、『キョウカの楽園』の効果によって、ヌエロン・キョウカは現在、電マスクのカードの効果をうけることはない』

 

 進藤はここで言葉を一度切った。

 

『電マスクがこのターンを生き残るためには、一枚のドローで、『キョウカの楽園』を除去し、『ヌエロン・キョウカ』を除去する必要があります。加えて……もう一枚。潮里さんの場にはセットカードがある』

『もしもあのカードが、フリーチェーンの除去カードであれば……』

『それすらも、超える必要があります』

 

 一つ一つ解説されたフィールド。

 

 そして導かれる絶望の方程式。

 

『ぜ、絶体絶命だああああああああああ!圧倒的なカードのシナジーと、念に念を入れられた盤石なフィールド!これを覆すためには、たった一枚のドローで!たった一枚ドローで突破するしかない!速水潮里!圧倒的な盤面を作り上げたあああああああ!』

 

 伝染していく『電マスク敗北』の空気。

 

 スペシャルマッチの特殊デッキを語るにふさわしい戦術の境地がここに体現された。

 

 ……ただ、ここで『バインド・オブ・ヌエロン』カードが強すぎる!という意見は、実は『プロ』の世界では通用しない。

 

 『バインド・オブ・ヌエロン』エクシーズモンスターの効果は、その発動条件が厳しい上に、ここまでの状況を揃えるためには、サーチ手段が用意されていないカードを用意する必要がある。

 加えて、ヌエロン・キョウカやヌエロン・ネットワークの存在を要求するカードも多く、言い換えれば『サイクロン』や『月の書』で崩壊してしまうのだ。もちろん、これら以外のフリーチェーンのカードでも対応できるだろう。

 

 圧倒的な『初見殺し』ではある。そこは誰にも否定できない。

 だが、条件さえわかっていれば『攻略不可』とは言えない。

 デュエルモンスターズはそこまで甘いカードゲームではないのだ。

 

『電マスクは全てのカードがデッキに戻されている!その枚数は、『電マ蛇の壺』を抜いた三十九枚!正直、このデュエルで見てきた全てのカードは汎用性が高かった。しかし、それらのカードを一枚でも引いてしまえば、電マスクの敗北は決定するといっていい!』

 

 MCの声が響き渡る。

 

『電マスクのデッキには、この状況を打開するカードが入っているのかあああああああ!いや、もしも突破できるとして、それは一体、どんなカードなんだ。長年MCを務めてきた私には全く想像がつかないぞおおおおおお!勝率九割を誇る電マスクの実績の、黒星となってしまうのかあああああああ!』

 

 吠えるMC。

 

 

 そんな彼を見ても、あくまでも、電マスクは冷静だった。

 

「……まさか。僕が、『たった一枚のカード』に全てを賭ける日が来るとは思っていなかった」

「え?」

 

 諦めていない!

 

 電マスクの声に、『諦め』は宿っていない!

 

「潮里さん。もしもあなたが僕のデュエルを最大限に研究していたのなら……『ブルブル教団』のデュエリストとデュエルするときは、絶対に優先しなければならないことがあると分かっていたはずだ」

「絶対に優先しなければならないこと?」

「そうだ。僕はこの一枚のドローで、それを示して見せる」

 

 電マスクはデッキトップに触れる。

 

 

 

 

 

「僕のターン。ドロー!」

 

 

 

 

 

 

 今までずっと……いや、プロとして舞台に立った時からずっと静かにプレイしてきた電マスクの、初めての『気迫のこもったドロー』

 

 周囲の空気をビリビリと揺らすほどの、圧力と熱気。

 

 一枚のカードがデッキから手札に加わる。

 

 電マスクは、ドローしたカードを見る。

 

「引いた。三十九分の一の、奇跡の一枚」

「え!?」

 

 驚く潮里。

 

「潮里さん。これが答えだ。僕は手札から魔法カード『電マ蛇開発融合』を発動!」

 

 発動される一枚の魔法カード。

 

 融合。

 通常なら、手札とフィールドからモンスターを素材にして行われるものだ。

 墓地から素材を除外することもある。

 

 だが、電マスクにはそれらのカードは存在しない。

 

「電マ蛇開発融合の効果は、自分の手札・フィールドから素材となるモンスターを墓地に送ることで、電マ蛇融合モンスターを融合召喚することができる」

「え、だけど、今あなたには……」

「ただし!」

「!」

「電マ蛇開発融合には『第二の効果』がある。それは……自分フィールドの電マ蛇の壺のカウンターを任意の数取り除くことで、その取り除いた数と同数のレベルをもつ電マ蛇融合モンスター一体を、融合召喚扱いで特殊召喚する!」

「そんな……も、モンスターを素材としない融合召喚ですって!?」

 

 電マ蛇の壺が光りだす。

 

「僕は電マ蛇の壺から、八つの絶頂カウンターを取り除く。さあ現れろ!開発融合召喚!レベル8『電マ蛇ヤマタノオロチ』!」

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 16→8

 

 電マ蛇の壺から八つの蛇が出現し、渦の中に飛び込んで融合される。

 そして現れたのは、先端に電マが装着された八つの頭を持つ蛇!

 

 

 電マ蛇ヤマタノオロチ ATK0 ☆8

 

 

「な……このモンスターは……」

「電マ蛇ヤマタノオロチ……僕の切り札だ!ヤマタノオロチは、全てのカードの効果を受けない完全耐性を持っている。キョウカの楽園があっても、ヤマタノオロチは攻撃できる!」

「そ、そんな……」

「残ったセットカードがモンスターを破壊できるカードであったとしても、ヤマタノオロチには通用しない。バトルだ!ヤマタノオロチで、ダイレクトアタック!」

 

 ヤマタノオロチが動き出して、完全に四肢を拘束されている狂華に近づいていく。

 

「あ……あああっ……」

 

 興奮している狂華。

 そんな狂華に、ヤマタノオロチは電マを当てていく。

 

 両脇腹

 

 両太もも

 

 両胸

 

 おまんこ

 

 クリトリス

 

 狂華が開発されているであろう性感帯に、全てあてられた。

 

「ヤマタノオロチの第二の効果。ヤマタノオロチがフィールドに存在する限り……僕が使うカードの電マの振動は、全て『最強』の設定になる」

「あ……」

 

 

 

 

 ヴィイイイイイイイイイイイイイジュブブブブブブブブブブブヴィイイイイイイイイイイ!

 

 

 

 

「イヤアアアアアアアアア!これ、やばっ!アアアアアアアアアア!」

 

 電マの最強設定で全身の性感帯を刺激される狂華。

 ただでさえイき狂っていたところに、最強設定の電マの振動。

 これに耐えられるわけがない。

 

 狂華はブシャアアアアアアア!と潮を吹いて、アへ顔になりながらビクンビクンと痙攣する。

 

 電マ蛇の壺 絶頂カウンター 8→9→10→11

 

「デッキから十一枚、墓地に送ってもらおう……まあ、元々そこまでなかったけどね」

「くっ……だけど、ターンが終了すれば……」

 

 まだ希望がある。と言おうとした潮里に対して、電マスクは口を開く。

 

「電マ蛇ヤマタノオロチの第三の効果。強制効果により、このカードが戦闘を行ったバトルフェイズ終了時にこのカードは守備表示となり……相手はデッキからカードを一枚ドローする」

「え……」

「ヤマタノオロチは敵のターンなど待ったりしない。自ら引導を渡す」

 

 電マスクは、クヒヒッと笑った。

 

「このデュエル。僕の勝ちだ」

 

 

 デュエル終了とともに消えていくソリッドビジョン。

 電マスクの宣言がスタジアムに響いた瞬間、会場が熱狂に包まれた。

 

『うおおおおおおお!たった一枚のドローからの大逆転!これが、これがデュエルモンスターズだあああああ!』

『あの土壇場で、あのカードを引きますか……さすが、教祖様が唯一、『実力のみ』で見出したデュエリストですね……』

 

 叫ぶMCと、感心半分呆れ半分の進藤。

 そんな二人を尻目に、電マスクはもう一度笑う。

 

「クヒヒッ。楽しかったよ。またやろうね」

 

 そういって、電マスクはスタジアムを後にする。

 

「……このデッキで負けちゃったか……」

 

 悔しい。という感情で満たされていく潮里。

 だがそれと同時に……狂華が立つ『ブルブル教団』のすごさを肌で感じた。

 

「……私の楽しかったわ。またやりましょう」

 

 そういって、潮里もスタジアムを後にする。

 

 熱狂と拍手の嵐の中、スペシャルマッチは幕を閉じた。

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