セックス次元の女決闘者たち・二次創作 行狂井狂華の絶頂紀 作:レルクス
「お、マサジ。来たのか」
マサジがホテルの部屋に入ってきた。
「……三人部屋なのか?」
「ああ。そのほうが安上がりだったしな。それに、ホテルの部屋だからしっかり鍵がかかってるんだが、狂華ちゃんは自分以外に誰もいない部屋で鍵がかかってると禁断症状が出てくるからな」
「あー……誰かが自分を自由にできる自覚がないと禁断症状が出てくるんだっけ?」
「そうなのよね。こればかりは仕方ないわ」
((手綱を握る方は苦労するんだよなぁ……))
なんともめんどくさい話だが、狂華は自分に自由があることに耐えられないのだ。
もちろん、最近は狂華自身がプロデュエリストとして戦って報酬を得ているので、金を稼ぐ手段はあるのだが、それはそれとして、誰かに管理されていないと体が痙攣し始めるのだ。
めんどくさすぎる。
「……まあいっか。多分こうなるだろうなって思いながら来てたし」
「だよな」
「もともと宗明だけで狂華ちゃんを満足させることなんてできないと思ってたし」
「そういうこというなよ……」
「事実でしょ」
「まあ現実はそうなんだけどな……」
悲しい現実である。
「……で、マサジ。ここに来るまでにいろいろ調べてるのか?」
「もとから知っている情報はいろいろあるが、それを調べるだけでかなり時間がかかったよ……とりあえず資料はあるけど、この街で何を企んでるのかっていうのはまだね……」
わかっていないことは多い。
そりゃそうだ。まだ到着したばかりだもの。
「とりあえず、僕は明日から調査を行うが……あまり、邪魔はしないようにね」
「わかってるって」
「私も邪魔はしないわよ」
「「……」」
「何?文句あるの?」
あまり、信用がない狂華である。
★
「で、調べるって言ってるけど、何をすればいいの?」
「『情報屋』に頼る」
「情報屋?」
「本当に裏の話だからね。そもそも、どんな検索エンジンを使っても、潮吹きラボは噂程度の話しか出てこないくらいだ。こういうのは情報屋に頼るのが一番いい」
「へぇ……なるほどね。で、どこに行くの?」
「今向かってるところ」
ミーティングカーではなく、宗明と狂華が使った車で向かっている二人。
運転手は無言である。
「……どういうところなの?」
「潮風町からちょっと離れたところに、小さい喫茶店があってね。そこで情報屋がいるんだ……本人は『情報収集家』を名乗ってるけどね」
「……どういうこと?」
「情報を集めてはいるが、単に金を積むだけで売る気はないってことさ。その喫茶店も本人がよく使ってるってだけで、別に情報屋を抱えているわけではないよ」
「情報収集家ねぇ……個人的な連絡はできないの?」
「アイツ。そういうの嫌いなんだよなぁ……」
マサジは疲れたように言った。
どうやら個人的な知り合いではあるようだが、あまりいい相手ではないらしい。
「さてと、ここだ」
車は喫茶店の前で止まった。
「……喫茶店『アワード』……ここにその情報収集家がいるってこと?」
「そういうこと」
マサジが車から降りたので、狂華も続いた。
喫茶店の中に入る。
かなりおしゃれな内装になっている。
カウンターの奥では、マスターであろう若い眼鏡をかけた男性がいた。
「おや、マサジ様。ここに来るのは珍しいですね」
「……相変わらず閑古鳥が鳴いてるね。奥の個室。使わせてもらうよ」
「ええ。マサジ様はお得意様ですからね。狂華さまもお連れしたということは……フフッ。まあいいでしょう。こちらにどうぞ」
男性がカウンターの後ろから出てきて、奥にあるエレベーターまで連れていく。
そのエレベーターの中で、狂華はマサジに聞いた。
「……ねえマサジ。なんかあるの?」
「ん?」
「いや、私の体を見てなんかすごい笑みを浮かべてたから……何かあるのかなって」
「ん?……まあ、いろいろあるってことさ」
何の答えにもなっていない。
が、狂華もなんとなく予想しているのか、それ以上は聞かない。
エレベーターが止まって、扉が開く。
その先には長い廊下があった。
「……とりあえず見つけるか」
廊下を歩いていくマサジ。
そして、番号が書かれているプレートを確認していき、一つの部屋の前に立つ。
マサジは自分のスマホを取り出して何か操作すると、鍵が開く。
中では、一人の女性がタブレットを手に酒盛りをしていた。
軽いアルコールが入ったものと軽食をテーブルに並べている。
「やっぱりここにいたか。時雨さん」
マサジはその女性に話しかける。
(き、綺麗……)
そのルックスとスタイルに、狂華はウットリした。
これからパーティーに行くのではないかと思うほどの黒いドレスを身にまとっているが、喫茶店の個室を言う、特別感がある雰囲気でも負けない何かを感じられる。
「あら、マサジ君。久しぶりね」
女性の方も顔を上げてマサジの方を見る。
マサジは少しめんどくさそうな顔になった後、時雨というらしい女性の反対側にあるソファに座る。
狂華はマサジの隣に座った。
「それで、あなたが行狂井狂華ね」
「あ、はい。行狂井狂華と言います」
「私は
「これ以上話すと狂華が君に呑まれそうだから話を進めていい?」
「フフフ。せっかちな子ねぇ……」
時雨は持っていたタブレットをテーブルに置いた。
「それで、時雨さん。僕たちがなんでここに来たのかはわかってる?」
「当然よ。潮吹きラボの情報が欲しいんでしょ?あそこは完全に裏の組織だから、いくらネットの中を探っても噂程度のことしか出てこないからね」
「……」
唖然とする狂華。
「で、君たちはその情報を入手するためにここに来たわけね」
「そういうことだ」
答えているのはマサジだけだ。
……というか、狂華はほとんど何も知らされていないというのが正しい。
「フフッ。もちろん前金として値段交渉をして、後はデュエルってことでもいいわ。だけど……せっかく来たんだし、あなたともデュエルしてみたいわね」
時雨は視線を狂華に向ける。
「……」
「あら。そんなに嫌そうな顔をしちゃって。私と狂華ちゃんがデュエルするのがそんなに嫌かしら?」
「だって……時雨さん。狂華はまず勝てないくらい強いもん」
「!?」
マサジの言葉に驚く狂華。
散々『エロデュエルにおいてはマサジが強い』と言われている。
そんな状態で断言された『まず勝てないくらい強い』という言葉は、狂華には相当効いたようだ。
「へぇ……言ってくれるわね」
「フフッ、じゃあやってみる?」
「やってやるわ!これでも、ブルブル教団の幹部序列一位の看板を背負ってるのよ?正面からぶっ倒してやるわ!」
マサジが隣で呆れているが……
(うーん……これは……仕方がないな。時雨さん本人の趣向もあるし……狂華ちゃんとのデュエルというものに意義を見出して値段交渉をしようか)
一応、内心ではそんなことを考えていた。
★
喫茶店と言えど、地下という特別な空間を用意する以上、デュエルする専用スペースは用意されている。
「へぇ、ここがデュエルスペースね」
そこそこ広めの部屋に入った。
当然、秘匿性の高い空間なので、観客はいないしカメラもない。
「どれくらい強いか知らないけど、私はここで全力をぶつけるだけよ。ここに来る前に、宗明から新しいカードを貰ってるから、その試運転も一緒にやってやるわ!」
「試運転の相手が時雨さんか……大丈夫かなぁ」
「え、そんなの強いの?あの人」
「僕が本気の全力でやって……まあなんとかなるかなって感じ」
「……とりあえず、油断はしないわ」
「とりあえずそんな感じでいいと思うよ」
そこまで話したとき、反対側のドアから時雨が入ってきた。
黒いドレスを揺らしてデュエルの指定位置まで歩いてくる。
「さて。狂華ちゃん。準備は良いかしら?」
「当然よ」
「なら、はじめましょう」
お互いのカードを五枚引いた。
「「デュエル!」」
狂華 LP4000
時雨 LP4000
「狂華ちゃん。先攻と後攻。どちらがいいかしら?」
「……先攻よ」
手札のカードを見た狂華はそういった。
「なら、狂華ちゃんから始めていいわよ」
「む……なら、私の先攻!」
挑発というにしては軽いものだ。
ただし、マサジからの警告のため、先攻で万全の構えをするつもりなのだろう。
「私は手札から『絶頂兵器ユニット・ドリルアーム』を召喚!その効果で、デッキから『絶頂兵器ユニット・ビリビリバリア』を特殊召喚!」
絶頂兵器ユニット・ドリルアーム ATK1500 ☆4
絶頂兵器ユニット・ビリビリバリア ATK1500 ☆4
「ビリビリバリアの効果発動。デッキから『強制絶頂装置』をフィールドに表側で置くことができる!」
カードを置いた瞬間、狂華の服がはじけ飛ぶ。
「フフッ。良い体してるわね」
「もちろん、こんなもんじゃないわよ」
狂華がそういうと、狂華の両足首、両膝、両太ももが機械パーツで固定される。
そして、マシンバイブが出現して、ローションがたっぷり塗られたそれが狂華の膣にズブズブと挿入される。
「んんっ♡」
ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボッ!
「ああああんっ♡」
しっかり感じている狂華。
「ふううう……♡私はレベル4のドリルアームとビリビリバリアでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4『絶頂兵器アクメ・リアクター』!」
絶頂兵器アクメ・リアクター ATK2500 ★4
出現するアクメ・リアクター。
「そして機能が追加されるわよ」
USBメモリが2本出現し、マシンバイブの台座に突き刺さる。
そして、電圧機と回転パーツが取り付けられた。
ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボッ!
ギュルルルルルルルルルルルルルルルルルルッ!
ビリビリビリビリビリビリビリビリビリビリッ!
「ああああああっ!いっちゃうううううううう!」
強制絶頂装置 絶頂カウンター 0→1
ピストンしながら回転する電流バイブの快楽に絶頂する狂華。
「フフフ、とっても気持ちよさそうね」
「ぐ……私はカードを1枚セットして、ターンエンド!」
「ここまで手札消費は二枚……なるほど、確かに安定性はあるわね。それじゃあ、私のターン。ドロー」
時雨がカードを引く。
(んんっ♡……マサジが警戒するほどのデッキ。いったいどんな戦術を……)
戦闘破壊耐性と戦闘ダメージ無効化という強力な効果を構えてターンを返した狂華だが、イったことで頭が回ってきたのか、注意深く見始めている。
「私は手札から永続魔法『神の居城-ヴァルハラ』を発動するわ」
「ヴァ……ヴァルハラ?……んんっ♡」
発動された一枚の永続魔法。
確かその効果は……。
「ヴァルハラの効果。1ターンに1度、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札から天使族モンスターを特殊召喚できる。私は手札から、『極性天草ブルーム』を特殊召喚」
『やっほー!よろしく!』
出現したのは、ギョロっとした目が特徴といえる真っ白な花だ。
極性天草ブルーム ATK0 ☆1
「れ……レベル1のモンスターをわざわざヴァルハラで……ああっ!」
強制絶頂装置 絶頂カウンター 1→2
「あら、イっちゃったみたいね。まあいいわ。このカードは展開用のカードよ。ブルームをリリースして効果発動。デッキから『極性天騎』モンスターを1体。特殊召喚できる。私はデッキから『極性天騎ブリュンヒルデ』を特殊召喚!」
次の出現したのは、真っ白な露出度高めの鎧を着た騎士。
極性天騎ブリュンヒルデ ATK2000 ☆5
「ブリュンヒルデの効果。このモンスターの特殊召喚に成功した場合、墓地の極性天モンスターを特殊召喚できる。私は『極性天草ブルーム』を特殊召喚」
極性天草ブルーム ATK0 ☆1
「さらに私は、『極性天騎ヴァルキリー』を通常召喚」
極性天騎ヴァルキリー ATK1700 ☆4
「い……一気にモンスターが三体……んんっ♡」
「フフッ。一つ、重要なことを教えておくわね」
「え?」
「ブリュンヒルデだけど……チューナーモンスターなのよ」
「な……」
チューナー。
要するに、シンクロモンスターを使うデッキ!
「私はレベル1のブルームとレベル4のヴァルキリーに、レベル5極性天チューナーのブリュンヒルデをチューニング!性界を貫く勝利の槍。絶対の象徴に宿りて、世界を統べよ!シンクロ召喚!」
極光が発生して、狂華の視界を覆いつくす。
「現れなさい。レベル10!『極神性帝オーディン』!」
出現したのは、左目に義眼をはめて、猛々しいペニスを腰布で隠している青年だ。
極神性帝オーディン ATK4000 ☆10
「……れ、レベル10のシンクロモンスター……」
しかも、攻撃力は4000。
ほとんどのモンスターならば、その攻撃力だけで突破してしまうほどの攻撃力だ。
「い、一体どんな効果が……んんっ♡」
強制絶頂装置 絶頂カウンター 2→3
「フフッ。まあちょっと必要な『手順』というものがあるのよ。私は墓地からヴァルキリーの効果発動。自分フィールドに存在するカードを1枚手札に戻して、このモンスターを守備表示で特殊召喚できるわ。私はヴァルハラを手札に戻して、ヴァルキリーを特殊召喚」
極性天騎ヴァルキリー DFE1100 ☆4
「そして、手札に戻した『神の居城-ヴァルハラ』を再び発動!」
再度発動されるヴァルハラ。
「知っていると思うけど、ヴァルハラの効果は『名称ターン1』ではないわ。このカードの発動条件は自分フィールドにモンスターがいないこと。要するに、このカードが2枚フィールドにあって、1枚目の効果で手札から天使族モンスターを出して除去された場合、2枚目の効果でまた手札から出せるってことよ」
「知ってるわよ。でも、アンタの場にはモンスターが2体……!?」
狂華が何かに気が付いた。
「フフッ。何故このタイミングでヴァルハラの効果の説明をしたのかがわかったみたいね。その通り、オーディンの効果は、ヴァルハラの発動条件を、自分フィールドにモンスターがいても使えるようにすることよ」
「!」
「ヴァルハラの効果発動。手札から『極性天騎ヴァルハランサー』を特殊召喚!」
極性天騎ヴァルハランサー ATK2800 ☆8
「ぐっ……」
「ヴァルハランサーの効果。このモンスターの特殊召喚に成功した場合、自分フィールドの極性天騎モンスター1体をリリースして、デッキから1枚ドローできる。ただし、自分フィールドにオーディンがいると2枚ドローできる。私はヴァルキリーをリリースして、2枚ドローする」
手札を補充する時雨。
モンスターの展開や大型シンクロのために手札を使ったはずだが、既に4枚まで回復している。
「さあ、バトルフェイズに入るわよ」
「ぐ……ビリビリバリアの効果発動!絶頂カウンターを2つ使って、戦闘破壊と戦闘ダメージをターン終了時まで無効化する!」
強制絶頂装置 絶頂カウンター 3→1
「フフフ、そう慌てないの。私はデッキから『デモンズ・チェーン』を1枚墓地に送ることで、手札から速攻魔法『悪魔の鎖の造反』を発動。自分フィールドに存在する元々の攻撃力が一番高いモンスターの元々の攻撃力の半分、私はダメージを受ける!」
時雨がカードを発動すると、ジャラララッ!という音ともに、時雨が鎖で拘束されていく。
両腕は頭の後ろで重ねるように固められて、下半身はM字開脚で固定されていく。
そして、オーディンが動いた。
巻きつけていた腰布を外す。
「……(ゴクリ)」
思わず唾をのんだ狂華。
それだけ、すごいものなのだ。
圧倒的な長さと太さ、凶悪な大きさのカリ。
血管が走って今にも『ビキビキッ』という音が聞こえてきそうなそれに、狂華は唾をのんだ。
「フフッ。オーディンの瞳はすべてを見通すわ。私の弱点もしっかりわかってるから、オーディンの責めから逃れることはできないのよ♪」
鎖で緊縛されながらも微笑む時雨。
そしてそんな時雨のスカートをずらして、おまんこを見せてくる。
オーディンはそんな時雨のおまんこに、自分のペニスの先端を当てる。
すでに興奮して濡れている時雨のおまんこからくちゅくちゅと音がした。
ズドンッ!
「あぐっ!あ、ああ……」
一気に子宮まで貫く凶悪なペニス。
ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボッ!
パンパンパンパンパンパンパンパンパンパンッ!
「ああああっ!ぐっ、あ、いっ、いぐうううううううう!」
容赦のない股間の槍に貫かれて嬌声を漏らす時雨。
オーディンは最後に、ペニスをズドンッ!と奥まで突っ込んで、その精液を解放した。
そして膣からペニスを抜くと、ドロッとした精液が穴からあふれてくる。
時雨 LP4000→2000
「はぁ、はぁ、そして、こ、このダメージ1000につき1枚。ドローできるわ。そして、ヴァルハランサーの効果発動。自分が効果ダメージを受けたとき、その半分を回復して、回復した数値分、相手にもダメージを与える!」
時雨 LP2000→3000
「こ、効果ダメージ……んんっ」
強制絶頂装置 絶頂カウンター 1→2
ダメージをいう言葉に反応して気が散った狂華。
その間に、ヴァルハランサーは自分が持っていた槍の柄頭に装着されているバイブを緊縛されている時雨の膣にズブズブと挿入。
そして、ヴィイイイイイイイ!と音がするほど振動させる。
「あああああっ!」
そして嬌声を再び漏らす時雨。
その間に槍にエネルギーが充填されて、バイブを膣から引き抜くと、その槍をつく。
エネルギーだけが狂華に向かって飛んで着弾した。
「あぐっ!」
狂華 LP4000→3000
効果ダメージに対しては耐性がない。
「はぁ、はぁ、んんっ♡」
絶頂の余韻に浸っている時雨。
ジャラジャラと鎖が外れて、時雨は自分の足で立ち上がった。
「ふう、さて、処理していなかった2枚ドローもしてと……フフッ。これで手札も五枚まで回復したわ。私はカードを2枚セットして、ターンエンド」
「わ、私のターン。ドロー!」
ビリビリバリアがあるので『継戦力』は確保されている。
しかし、このままではいずれ対策されて終わるだろう。
「狂華ちゃん。面白いカードを使ってあげるわ。罠カード『極性天草の悪戯』を発動。自分の墓地から極性天草モンスターを1体、永続罠扱いで私のフィールドに表側表示で置くことで、相手フィールドの指定したランクのモンスターは効果が発動できなくなるわ」
「なっ……」
「私はランク4を宣言。これで、アクメ・リアクターの効果は発動できない」
時雨がにやりと笑った。
そして、アクメ・リアクターの下から蔓が延びてきて、アクメ・リアクターの装甲を拘束する。
「なるほど……だけど、私のデッキの戦術はこれだけじゃないわよ!」
「もちろんわかっているわ。あなたのエクストラデッキには、ランク7のストーム・スレイヤーがいる。これだけで終わるとは思ってないわ。だけど、オーディンの攻撃力は4000で、ヴァルハランサーの攻撃力は2800よ?そう簡単に突破できるかしら」
「や、やってやるわよ!……あああああっ!」
強制絶頂装置 絶頂カウンター2→3
「ぐう……私は手札から、『S・HERO アスカ』を通常召喚!」
『とうっ!』
狂華のフィールドに出てきたのは、ぴっちりしたヒーロースーツを身にまといながらも、おっぱい。おまんこ、お尻の部分がきりとられて露出している金髪巨乳の美少女である。
S・HERO アスカ ATK1000 ☆3
「アスカ……なるほどね。あのパックを購入したということ?」
「んんっ♡いや、私は強化カードを手渡されただけで、パックは勝ってないわ」
「あっそう……」
と狂華はいうが……
(そういえば、宗明がパックを買ったといってたな。一パックでホログラフィックレアをあてたらしいけど)
マサジはそんなことを考えていた。
そして……もしそれが本当なら、運がよすぎである。
「アスカの効果。場に出た時、他の『S・HERO』モンスターを呼ぶことができる!私はデッキから『S・HERO 改造男』を特殊召喚!」
S・HERO 改造男 ATK1500 ☆4
出現したのは、全身に機械パーツが取り付けられた男だ。
「か……改造人間?」
「そうよ。事故に巻き込まれて生殖機能が失われたけど、改造人間になることで全盛期以上の精力を手にしたという設定らしいわ。そしてアスカの効果で、改造男に性交装備!」
『グフフ。アスカ。この俺の機械チンポで、お前の穴を貫きまくってやる!』
『あああっ!ご、ゴツゴツしてて、突起物がひ、ひっかかって、すごく感じるわ♡』
バックから突きまくってアスカの穴を蹂躙する改造男。
「改造男の効果!このモンスターが性交装備状態のとき、デッキからこのカードの名前がテキストに記されているカードを……んっ♡手札に加えることができる。私は改造男の名前が記された『スケベティック・ヒーローズギア』を手札に加えるわ!」
「改造男のそうだけど、初めて見るカードね……」
「そして魔法カード『スケベティック・ヒーローズギア』を発動!性交装備状態の機械族モンスターである改造男をリリースして、自分フィールドの機械族エクシーズモンスター1体を、ターン終了時まで、レベル3のモンスターとしてエクシーズ召喚の素材にできる!」
「エクシーズモンスターにレベルを……」
狂華がカードを発動すると、改造男がピストンを停止させる。
『んっ♡……あら?』
『ふう……アスカちゃん。俺はここまでだ。俺の力、使ってくれ』
そういって、改造男はバラバラになっていき、そのパーツがアクメ・リアクターに装着されて行く。
「性交装備が解除されたことでアスカにカウンターが乗るけど、ここでは関係ないわ……あああああんっ♡」
S・HERO アスカ ザーメンカウンター 0→1
強制絶頂装置 絶頂カウンター 3→4
「私は、レベル3のアスカと、レベル3扱いのアクメ・リアクターで、オーバーレイ!」
2体のモンスターが渦に飛び込んで、爆裂!
「現れなさい!ランク3『S・HERO アスカ・アサルト』!」
S・HERO アスカ・アサルト ATK2100 ★3
出現したのは、おっぱい、おまんこ、お尻が隠されていないことは変わりないが、どこかアメリカチックな雰囲気をまとっていた姿から一転、特殊部隊の隊員のようなラバースーツに変わっている。
「それが、あなたの新しいカードというわけね」
「んんっ♡……こういったエクシーズ召喚の場合、アクメ・リアクターの素材はアスカには乗らないわ。強制絶頂装置の追加機能はなくなる」
狂華の膣を刺激していた回転歯車と電圧機が取り除かれて、ただただピストンだけを繰り返す装置に変わった。
ズボズボズボズボズボズボズボズボズボズボッ!
「んんっ……こ、この姿のアスカは、3つの効果を持っているわ。まず『S・HERO アスカ』を素材にしているとき、1ターンに1度、デッキから1枚、カードをドローできる」
狂華はカードをドロー。
「そして第2の効果、このカードが機械族エクシーズモンスターを素材にエクシーズ召喚された場合、そのランク×300ポイント。攻撃力がアップする!」
S・HERO アスカ・アサルト ATK2100→3300
「最高ランクである12なら3600の上昇になる。とても強力な効果ね。だけど、まだオーディンには届かないわ」
「そして三つ目の効果は、このカードにエクシーズ素材が3つ以上ある場合、自分フィールドのカウンターが乗っているカードを1枚破壊して、それに乗っていたカウンター1つにつき、300ポイント攻撃力がアップする!」
「まだ攻撃力が……だけど、そのモンスターの素材は現在2つよ?」
「墓地から『スケベティック・ヒーローズギア』を除外して効果発動!墓地の改造男を、自分フィールドのS・HEROエクシーズモンスターの素材にできる!」
「なるほど、『改造男』がテキストに書かれているということはそういうことなのね……」
「そうよ!そして私は、アスカの効果を使って、強制絶頂装置を破壊して、攻撃力を1200アップさせる!」
強制絶頂装置が破壊された。
S・HERO アスカ・アサルト ATK3300→4500
「攻撃力、4500……というより、あなたがその装置を破壊する効果を使うとは思っていなかったわ」
「カードの効果にそう書いてあるんだから仕方ないでしょ。それに、このカードは機械族エクシーズモンスターとコンビを組むためのカードであって、絶頂兵器とは関係ないんだから」
「なるほど、それもそうね」
「バトルフェイズ!アスカ・アサルトで、オーディンを攻撃!」
『たあああああっ!』
アスカがオーディンに向かって飛びついていく。
そして、そのまま押し倒した。
『フフフ。特殊部隊で訓練した私のおまんこで、ザーメンを搾り取ってあげるわ♡』
そういいながら、オーディンの凶悪なペニスをおまんこにあてがって、膣の中にズブズブと挿入していく。
『んっ、ああ……ふふっ、ここから一杯動くわよ!』
パンパンパンパンッと音を立ててピストンを行う。
『ぐっ……う、おおおおお……』
実は、オーディンが時雨を責めていた時と比べると、そのスピードは遅い。
しかし、訓練されたアスカの中はとんでもない『名器』であり、股間の聖槍から大量の精子を放出した。
時雨 LP3000→2500
「くっ……」
「そして速攻魔法『エクシーズ・デュアルギア』を発動!エクシーズモンスターを素材にしている機械族エクシーズモンスターが相手モンスターを戦闘で破壊した場合、このターン中、もう一度だけ攻撃できる!私はアスカ・アサルトで、ヴァルハランサーを攻撃!」
アスカ・アサルトがヴァルハランサーに向かって突撃する。
ヴァルハランサーは槍を構えて突くが、アスカはそれを回避して、ヴァルハランサーの薄い布で覆われたおまんこに手を伸ばして、穴の中に指を挿入。
そのままグジュグジュとかき混ぜた。
『あっ、ああああああっ!』
時雨 LP2500→800
攻撃力4500という、ランク3にしては超大型のスペックを発揮した連続攻撃。
時雨に対して圧倒的にダメージが入った。
「フンッ!強いって言ってた割に、そうでもないわね。私はカードを1枚セットして、ターンエンド!3つ目の効果で上がっていた攻撃力は元に戻るわ」
S・HERO アスカ・アサルト ATK4500→3300
「フフフッ。面白いモンスターね。だけど……私の『神』は、この程度で終わったりはしないわ」
「え?」
「オーディンの効果。このカードが破壊されたターン終了時、自分の墓地から極性天チューナー……極性天騎ブリュンヒルデを除外することで、墓地から特殊召喚できる」
「なっ!?」
天井から極光があふれる。
そして、そこから一人の青年が降りてきた。
極神性帝オーディン ATK4000 ☆10
「こ……攻撃力4000のモンスターが、倒してもエンドフェイズに蘇るなんて……」
「フフフッ。この効果で蘇生した場合、デッキから1枚ドローできる。そして私のターン。ドロー!」
時雨はカードをドローする。
「狂華ちゃん。あなたのデッキは本当に面白いわ。そしてそのアスカちゃんもね。まさか、機械族エクシーズとのコラボレーションで圧倒的な攻撃力を実現するなんて思わなかったわ。まあ、元々アスカがレベル3であることも含めて、ランク3としては高いステータスを誇るようになっているけど、とても面白いわよ」
「くっ……だけど、いくらオーディンの攻撃力があるといっても、私のライフを削り切ることはできないわ!次の私のターンになったら、強制絶頂装置を再度使って、カウンターを貯めることだってできる!」
「確かにそうね……だけど、その上で言わせてもらうわ」
時雨も手札のカードを一枚、指で挟むように持つ。
「そのアスカちゃんの真のあり方は、性交装備で男の力を開放することよ。別にあなたのやり方の否定はしないわ。だけど、使いこなせてないあなたの戦術は、まだまだ甘い!私は手札から、『S・HERO アスカ』を召喚!」
「!?」
S・HERO アスカ ATK1000 ☆3
出現したのは、狂華が使ったカードと同じ、ヒーロースーツを身にまとうアスカ。
「デッキからS・HEROモンスター……『S・HERO 手配男』を特殊召喚するわ。そしてリリースして効果発動!デッキからアスカの名前が記されているカードを手札に加える。私が手札に加えるのは、『ウルトラスイート・オーディンルーム』!」
「!?」
「そしてフィールド魔法『ウルトラスイート・オーディンルーム』を発動!」
時雨がカードを使うと、周囲の風景が変わり始める。
まるで性交渉に使うようなラブホテルの一室。
しかし、ありとあらゆる調度品が最高峰の輝きを持っており、とてもホテルとして格が高いことを示している。
部屋の奥には大きなハート型のベッドも用意されており、ベッドメイクも完璧だ。
「この部屋は『ホテル街♡ピンクスクレイパー』の中に存在するホテルの中でも最高峰のクオリティを持つスイートルームよ。オーディンルームの効果によって、自分フィールドの『オーディン』モンスターは、『S・HERO』モンスターとして扱うことが可能。私はアスカの効果を使い、極神性帝オーディンに性交装備!」
時雨が宣言すると、アスカは部屋に置かれているベッドに腰かけて、じぶんのおまんこを指でくぱぁっと開いた。
『うふっ♡アスカのえっちなおまんこ。使ってくれないかしら?』
『うっ……うおおおおおお!』
オーディンは自分の腰布をはぎ取ると、そのデカくでビキビキという音がするペニスをアスカの膣に一気に突っ込む。
『あああああ~~っ!す、すごく、大きくてかたいわ♡』
一気に子宮が押しつぶされるほどの刺激が股間に集中して、喘ぎ声を漏らすアスカ。
そして、オーディンはその大きなチンコでピストンを行う。
奥が付かれるたびに……だけではない、圧倒的なカリは膣壁を容赦なくえぐっていき、ピストンの全てでアスカの中を快楽で蹂躙していく。
「フフッ。オーディンルームの効果により、性交装備状態のオーディンモンスターは攻撃力が500ポイントアップするわ」
極神性帝オーディン ATK4000→4500
「な……」
「さらに、性交装備状態の「オーディン」モンスターの元々の攻撃力が2100以上の場合、バトルフェイズ中、相手はカードを発動できない!まあ、元々の攻撃力が2000以下の場合は攻撃力を半分にして直接攻撃だから、こっちも強いけどね」
戦闘破壊耐性を付与できていた前のターンと違い、今はそのようなことはない。
もちろん、攻撃を防ぐカードを伏せているだろう。
だが、これで使うことはできない。
「だ、だけど、アスカ・アサルトの攻撃力は3300よ。私のライフは3000!まだまだ足りないわね!」
「残念だけど。そうもいかないわ。私はヴァルハラの効果を適用して、手札から『ダークバインド・エンジェル』を特殊召喚!」
ダークバインド・エンジェル ATK1000 ☆7
「そしてリリースして効果を発動!墓地に存在する『デモンズ・チェーン』1枚を私のフィールドにセットできる。さらに、セットしたターンでも発動できる」
「嘘……」
「私は永続罠『デモンズ・チェーン』を発動。アスカ・アサルトの効果を無力化させて、さらに攻撃を封じる!」
ジャラララッ!と鎖が出現して、アスカを先ほどの時雨と同じように、両腕を頭の後ろに重ねて固定し、さらに両足をM字開脚で拘束する。
S・HERO アスカ・アサルト ATK3300→2100
「くっ……」
「バトルフェイズ!まずはオーディンで、アスカ・アサルトを攻撃!」
宣言されると、オーディンはピストンを止めて、緊縛されているアスカにむかって歩いていく。
そして、腰をがっしりと持つと、自分のチンコをアスカの膣をズドンッ!と貫く。
『ああああ~~っ!お、大きすぎて……子宮がつぶれちゃううううう~~っ!』
『ハッハッハ!当然だ。俺のデカチンで破壊されない雌穴はない!』
そういいながら、興奮した様子でピストンをするオーディン。
『ほらほらっ!孕め!子宮を俺のザーメンで満たすがいい!』
『あっ、あああ~~っ!アスカの中が、熱い精液でみたしゃれりゅうううう~~っ!』
狂華 LP3000→600
「ぐっ……」
「そして、S・HERO アスカでダイレクトアタック!」
『女の子同士はあまりやらないけど、楽しみましょ♡』
アスカはヒーロースーツに包まれた体で狂華に近づいて、思いっきりキスをする。
「んっ、んんっ」
『おいしい唇ね。それじゃあ、こんどはこっちよ!』
そういうと、アスカは狂華を押し倒して、そのまま狂華の顔に自分の股間を押し付ける。
おまんこが狂華の口に当てられて、そしてアスカ自身は狂華のおまんこに指を入れ、そして舌で舐めて刺激する。
「あっ、ああっ、うぶっ、いくうううう!」
『あっ、あっ、女性慣れしてるわね♡わたしもいっちゃう~~っ♡』
狂華はアスカのおまんこから潮を浴びて、そしてアスカによって股間から大量の潮を吹いて絶頂した。
狂華 LP600→0
そしてそのまま、狂華のライフが尽きた。
「さて、こんなものよ。マサジ君が強いといった理由が分かったかしら?」
「グッ……み、認めざるを得ないわね……」
デュエルが終了したことで服を着た狂華。
「……はぁ、まあ、大体こうなるとは思っていたけどなぁ」
マサジは溜息を吐きながらそういった。
「そういわないの。狂華ちゃんとのデュエルは楽しかったし。ここまで来た手間賃くらいはあげるわ」
「……」
「それに、狂華ちゃんをホテルの部屋に緊縛して一人で来ることもできたはずよ?それをしなかったということは、私は狂華ちゃんとデュエルすることに対して興味があるだろうと思ったんじゃない?」
「……思っていることを正直に言っていいかな」
「いいわよ」
「アンタのこと。やっぱり好きにはなれない」
「別にいいわよ。さてと、さっきの部屋に戻って、交渉しましょうか。気分がいいから、いろいろ教えてあげるわよ♪」
とてもいい表情をする時雨。
どうやら、本当に狂華を気に入ったようだ。
★
「さてと、潮吹きラボが何を企んでいるのかを知りたいって話だったわね」
「あ、あっ……♡」
先ほどの個室に戻ってきたわけだが……時雨は狂華で遊んでいた。
狂華の両手首に手錠をはめて、背中側で拘束して手を封じ、そして目隠しと耳栓をつけて感覚神経を嗅覚と味覚と触覚に制限している。
その状態でお香を焚いて時々甘いキスをしながら、狂華の胸や股間に触れて刺激を与えている。
「……ああ。その通り」
マサジはなんだか精神的なライフがゴリゴリ削られているような気がしてきたが、あえてこれ以上考えないことにした。
どうせ解決しない。
「さて……まず『潮吹きラボ』という組織が一体何をしている組織なのかということだけど、この組織は、『潮吹きマテリアルプラント』……彼女たちは略称として『潮吹きMP』と呼んでいるけど、この特殊な植物の研究をしているのよ」
「そこは知っている。古い地層から化石が発掘され、それを復元して現代で栽培させることに成功。その潮吹きMPの情報をカードに落とし込んだのが、デュエルで使われている『潮吹きマテリアルプラント』というカードだ。カードを製造する際に、その植物を実際に材料として使ってるときいたことがある」
「その通りよ。そしてだからこそ、開発コードが複雑になって、他の組織が複製しようとしてもエラーカードにしかならないわ。結構知ってるのね」
微笑む時雨。
「彼女たちは、とある『試練』をクリアしようとしているのよ。いえ、最近、本格的に取り組み始めたといったほうが正しいかしら?」
「試練?」
「そう。彼女たちが潮吹きMPの化石を発掘した地層を調べた結果、とある『遺跡』を発見したのよ。その遺跡の試練をクリアして、とある『カード』を入手するために『ボス』が動き始めたというわけ」
「……」
「マサジ君。今、その試練の存在を突き止めて横取りすればと思ったかもしれないけど、意味はないわ。その試練で手に入る新しい力は潮吹きMPを研究してきたもの達にしか使うことはできず、さらに、その試練をクリアするためには、『潮吹きラボ』が作ったカードが必ず必要になるの」
「どういう意味だ?」
「その試練はデュエルなんだけど、『潮吹きラボ』とテキストに書かれていないカードに対して強力な封殺効果を持っているのよ」
「なるほど、そういうことか……」
時雨の言い分で理解した。
具体的に言えば、その『試練』において使ってくる手段の中に、
『このカードがフィールド上に存在する限り、「潮吹きラボ」のカード名が記されていないカードの効果が無効となる』
といった効果を持つカードが存在するのだろう。
(『潮吹きラボ』というカテゴリは、カード名ではなくテキストの中にしか存在しない。実在する『潮吹きマテリアル研究所』が開発するカードがそのような体裁でカードをデザインするのは、デッキの中でシナジーを作るというだけではなく、その試練でデッキの力を十分に発揮するためか)
その試練をクリアするためのデザイン。
確かにそう考えると合理的な設計である。
「そういうことか……」
「要するに、潮吹きラボは確かに『潮吹きマテリアルプラント』の研究機関だけど、その試練をクリアするために作られた組織と言っても過言ではないわ。少なくとも、研究所の設立段階で、試練の存在は無関係ではないわよ」
「確かに、実際その通りだね」
筋は通っている説明だ。
「ちなみに、試練はマンスリークエスト……1か月に1度しか挑めない上に、1度使った戦術のほとんどは対策されるわ。だから、入念に準備して挑んでるわけだけど、突破するに至っていないわね。今はとにかく多種多様な戦術で挑むことで、対策の幅を意図的に広げさせるだけにとどまってるわ」
下手な鉄砲も数撃ちゃ当たるとはいうが、どうやら試練の番人は甘くはない様だ。
「それと……潮吹きラボの人たちは、あなたをどうにか籠絡できないかと企んでるみたいよ?」
「僕を?」
「ええ、あなたは日本でトップクラスといっていいブルブル教団というチームの幹部にして、戦績一位のエロデュエリスト。試練の番人は女性アバターが出てくることもあって、あなたのデュエルセンスを利用することができれば、試練をクリアに近づけるんじゃないかって考えてるのよ」
「……」
「ブルブル教団と潮吹きラボに明確な『競争』はあっても『敵対』はない。少なくとも潮吹きラボのボスはそう考えているかもしれないわね」
「なるほど、言いたいことは分かった」
マサジが頷くと、時雨は微笑む。
「さてと、とりあえず口頭で伝えるのはこれくらいでいいかしら?詳しいことはこの資料にまとめてあるから、そちらで確認しておきなさい」
そういって、時雨は自分の胸の谷間から一本のUSBメモリを取り出す。
それをテーブルに置いた。
「……もらっておこう。それと、これ以上君の隙にさせると、狂華が本当に呑まれそうだ。そろそろ帰らせてもらうよ」
「フフッ。本当によく見てるわね。まあいいわ」
そういって、時雨は狂華の膣に突っ込んでいた手をおもいっきりグジュグチュッ!とかき混ぜる。
「あっ!ああああっ!」
口から涎をたらして体を震わせる狂華。
時雨は満足そうにその様子を見て、膣から手を抜き、鍵を取り出して手錠を外して、目隠しと耳栓を取り除いた。
「……?……んっ、んんっ、話は終わったの?」
「ええ、終わったよ。まだいろいろやることがあるだろうし、速く帰りなさい」
「んっ……わかった」
狂華は立ち上がると、ふらふらとマサジの近くに来る。
(……的確にいじめられたなぁ……まあいいか)
マサジはひとまず置いておくことにして、狂華を連れて喫茶店を出た。
★
「……マサジと狂華が、アワードって喫茶店に入った?」
「はい。調査班からそのように情報が入りました」
木製のインテリアで構成された落ち着いた雰囲気の執務室。
質の高いプレジデントデスクに座る聡介に言葉に、花蓮は頷く。
聡介は変わらずハモン・イエローの制服姿であり、花蓮もまた変わらずミニスカスーツだ。
「ということは、周防時雨に会っている可能性が高いか……」
「おそらくその可能性が高いでしょう。そして周防時雨の『好み』を考えれば、かなりの情報を抜かれている可能性があります」
「好みか……確かに、一応『芯』が通ってる巨乳が好きだもんなあの人。花蓮も散々あの人に逝かされたもんな」
「……弁明をする気はありません」
そういう花蓮だが、ミニスカに包まれた太ももには汁が流れている。
(思い出しただけでそれか。散々な目にあってんな全く)
どうやら好き勝手やられているようだ。
「別に責めてないって……とりあえず、こっちが『試練』のことを考えてるのは知られてると思っていいか」
「そう考えるべきでしょう。そして、その上でこれからどう行動するかです」
「まあ、マサジがどういった報告をするのか、そしてそのうえで『教祖』がどう判断するのかわかんねえし……すんなり強力とはいかねえか」
「でしょうね。試練をクリアして手に入るカードに関しては、我々が使えるというだけで、その性能がどれほどのものなのかは不明です。これでは交渉のしようがありません」
クリアした後でどれほどの利益が潮吹きラボに入るのかがわからない。
どれほどのリソースをこちらが出さなければならないのか、それが全く見えてこないのだ。確かに交渉はできないだろう。
「情報が向こうにある程度渡ったとはいえ、こちらも隙を晒すつもりはありません」
「それもそうだな」
「それから聡介様。一つ質問があるのですが……」
「ん?」
花蓮が紙の資料を取り出した。
「女性が吹いた潮に関する情報においては、この潮吹きラボでは多数揃っています。エロデュエル協会に対して質の高い資料を提出し、『潮吹きラボ』デッキの開発が認められるくらいにはあります」
「……そうだな」
企業の裏に隠れて実験を行い、その資料を使ってエロデュエル協会と交渉することなど別に珍しいものでもない。
「なので、潮ならいいのですが、母乳に関するデータはまだ浅く、専用のチームが必要です。そして、専用のチームが作られていました。指令系統を調べてみるとボスの命令でしたね」
「……」
「それから……用途不明の二十万円が経費としてボスに振り込まれていたのですが、一体何に使ったのですか?このラボは聡介様のものですし、研究に関するデータ作成量は聡介様が多いので不満はありませんが、お金と人材のことですから、少々確認しておきたいと思いまして……」
「……」
聡介の顔に嫌な汗が浮かび始める。
そう……まあ、別に、根本的に悪いのかどうかとなればそういうわけではない。
花蓮が言う通り、聡介が持つ技術知識と科学知識は圧倒的で、ラボに所属しているものはボスである聡介に対して崇拝といっていい感情を抱いている。
だがそれでも、金というのは崇拝よりも上に立つ概念である。
「……まあ、いろいろあるのさ」
「畏まりました。それでは聡介様。私はこれから研究がありますので、失礼します」
そういって、花蓮はボスの執務室を後にした。
「……最後の最後に、心臓に悪い質問をするもんだな」
正直、苦笑以外に選択肢のない聡介であった。