セックス次元の女決闘者たち・二次創作 行狂井狂華の絶頂紀 作:レルクス
エロデュエル協会において、『女性はただエロく負けるべき』という風潮を守ろうとしている派閥は、敵対している青羽派からは『主流派』や『保守派』と呼ばれている。
ただ、長年の風潮としてその浸透性は世間的に高く、派閥の力もかなり強い。
女性デュエリストがどこかの事務所に所属しようとすると、その風潮に合わせなければデュエルのマッチングを組むことが出来ず、そのまま収入がないということもあり得る。
青羽派の台頭と、その派閥をDVSコーポレーションが支えていることで、勝とうとする女性はそちら側に入ることになるが、いかんせん少数派であることに変わりはない。
ただ、DVSコーポレーションとしても、利益を出すためにはデュエルで勝つことが求められ、その戦績は幹部序列五位の電動マサジが荒稼ぎしているわけだが、男性の勝率の向上につながってしまってなかなか風潮を操作できないという悪循環がある。
学生レベルではデュエロ・アカデミアの特別クラスの設置。プロレベルでは、行狂井狂華の登場と、それ以前も青羽派として活動する女性たちがいたことで、『認識』はされつつある。
ただ、主流派は女性がただエロく負けるべきというこの風潮を維持したいゆえに、その『認識』を間違ったものにしたいというのが本音。
『男性の強さと女性の強さのぶつかり合い』という構造を否定し、『男性がただ優位なデュエル』を強いたいがゆえに、今も反対組織の排除を進めている。
男性は女性よりも圧倒的にデュエルが強く、女性はただ凌辱されるべき。
それを推し進めたい主流派は、『あること』に手を出した。
「……私はその実験台と言うわけですか」
以前、デュエロ・アカデミアに乗り込んで、幹部序列四位の進藤を相手に戦った女性、牧野エルザ。
刺客として戦った時と同様のパンツスーツを身に包んだ、スタイルが良い紫色の長髪の美女。
「そうなんだよ。『上』がそろそろ、重要な任務に失敗した君を用済みだと考えているようでね。かなり『凄い物』に手を出したようで、良い実験台が欲しかったそうだから、私が君の名前を出したら、一発で通ったわけだ」
「用済み……」
「DVSコーポレーションの青羽派支援の停止。これはとても重要なんだよ。教育機関である程度の実力があると判断されたから君は今の部署で高い地位を保っているが、君に求められているのは最初からそこではない」
「……」
「主流派である我々が作った裏の教育機関では、『主流派の邪魔』になる人間を撤退させるために技術を仕込んでいる。多額の借金を父親が作って後がなかった君を拾ったのは優秀なスカウトマンが偶然君を見つけたからだが、最も重要な任務を果たせないのであれば用済みに決まっているだろう」
上司であろう太った中年男性はそういって、呆れたような表情でエルザを見る。
「私は、これまで尽くしてきたはずです!」
「その通り。その通りだ……だが、そんなの当然のことだろう? 女性はただエロく負けるべきということは、言い換えれば『男性の玩具になれ』と言っているのと同じ。君は地位を築いたと思っているだろうが、中には『高い地位を築いた女性を凌辱する』という設定がいい商品になるからに過ぎない」
「尽くすことが……当然……」
「男尊女卑。要するにそういうことだ。まあ、精々頑張りたまえ。ちょっとでも善戦すれば、捨てられずに済む可能性もあるからね」
そういうと、中年男性はさっさと観客席がある方に歩いていった。
「……クソッ」
エルザは悪態をつきながらも、デュエルディスクを取り出して、入場口に向かう。
ここは地下スタジアム。
表に出せないカードの使用や、半ば『実験』の意味が強いデュエルを行うために、主流派の中でも特に『裏』が多いとされる男がトップとなる、『
先ほどの上司も、言い換えれば『闇崎派』の幹部と言うことになり、先ほど彼が言った裏の教育機関も、この課で運営されている。
「玩具になってたまるか」
入場口の扉を開けて、中に入っていく。
中はそう広くはない。
ただ、観客席に使われている素材はかなり質が高い物で、『上』の人間が座るのであろうことは目に見えて分かるほどだ。
そして、観客席の中央に、そこだけ椅子ではなくソファに足を組んで座っている男がいる。
右の頬に傷があり、茶色の髪をオールバックにしている男だ。
(初めて見る。あの男が闇崎)
あまり主流派の中でも表舞台に姿を現さない男で、写真でしか見たことがないという人間もかなり多い。
彼が、この地下デュエルの全ての管理者だ。
「さて、実験相手も来たことだし、早速始めてもらうか」
闇崎はエルザに対して侮蔑を全く隠さない視線を送った後、反対側の入場口を見る。
その言葉が合図だったのか、反対側から誰かが入ってきた。
紫色のマントを羽織った、灰色のトゲトゲしい髪型の男。
「ほう、こいつが俺の遊び相手と言うわけか。クククッ、思ってたより良い女じゃねえか」
デュエルディスクを構えつつ、男はデュエルステージに上がってくる。
「君の実力を測るための実験相手に過ぎない。かなりのコストを払ったんだ。失望させてくれるなよ? マリク・イシュタール」
「フハハハハハッ! 面白い。この女が俺の実力に耐えきれるとは思えんが、まあ、いたぶってやろう」
明らかにエルザを下に見た物言い。
それに対して彼女の眉間にしわが寄ったが、直ぐに表情を戻す。
闇崎派としてもかなりのコストがかかった。
意図は不明だが、勝つことが出来れば一泡吹かすことはできるはず。
「さあ女ぁ。始めようぜぇ」
「……その舐めた顔。すぐに驚愕に染めてあげますよ」
お互いにカードを5枚ドロー。
「「デュエル!」」
エルザ LP4000
マリク LP4000
デュエルディスクが決めた先攻はマリク。
「俺の先攻。さて、どういたぶってやろうか……コイツにするか。俺は手札から、『快楽処刑人-マキュラ』を召喚」
快楽処刑人-マキュラ ATK1600 ☆4
出現したのは、刺々しい装甲を身にまとい、両腕にスタンガンのような物を装着しているモンスター。
「一体、どんな効果が……」
「俺はカードを1枚セット。これでターンエンドだ」
「なっ……」
エルザは驚く。
攻撃力1600のモンスターとセットカードが一枚。
そんな、『魔導戦士ブレイカー』でギリギリ突破するのが難しい程度。
現代のデュエルモンスターズの高速化に適していないそれに驚く。
「馬鹿にしているんですか? 私がその程度のモンスターを倒せないとでも?」
「やってみればいいさ。精々必死に踊ってみろ。ククク……」
不敵な笑みを崩さない。
「私のターン。ドロー!」
エルザはカードをドローする。
普段は『エリートコースを歩んだ女性』というイメージのため、言葉を荒げないが、こんな実験に付き合っているときにそんな『キャラ』に意味などない。
彼女本来の気質に合った展開が始まる。
「私は手札から、『ブラックスパイ・レッド』を召喚!」
ブラックスパイ・レッド ATK1500 ☆4
出現したのは、黒いラバースーツを身にまとった、赤い長髪の女性。
チャックをかなり開けており、胸をかなり露出させている。
「ほう、良い体してるモンスターじゃねえか」
「レッドの召喚・特殊召喚に成功した場合、デッキから『ブラックスパイ』魔法カードを手札に加えることができる。私は『ブラックスパイ任務・潜入』を手札に加える。そしてこれを発動。自分フィールドにブラックスパイが存在する場合、相手のデッキトップのカードを確認できる」
「なるほど、これが俺のデッキトップだ」
マリクはデッキの一番上を見せる。
「『死者蘇生』……魔法カード。それが分かればいい」
「このカードを見てその程度の反応か。いいねぇ」
「あなたの墓地にモンスターはいない。驚く必要はない」
「ハッハッハ! 確かに、続けな」
「そうさせてもらいます。レッドの第二の効果、相手のデッキトップの種類を宣言し、当たっていれば、デッキから『ブラックスパイ』モンスターを特殊召喚できる。私は魔法カードを宣言。確認するまでもない。デッキから『ブラックスパイ・ホワイト』を特殊召喚!」
ブラックスパイ・ホワイト ATK1700 ☆4
「ホワイトの特殊召喚に成功した場合に発動できる効果がある。相手のデッキトップを当てることで、デッキから『ブラックスパイ』カードを手札に加えられる」
「カテゴリの万能サーチか」
「魔法カードを宣言。デッキから『ブラックスパイ・グリーン』を手札に加える。そしてグリーンは、相手のデッキトップを当てることで、特殊召喚できる。魔法カードを宣言し、特殊召喚」
ブラックスパイ・グリーン ATK1600 ☆4
「モンスターが3体か……それでどうする?」
「グリーンの特殊召喚成功時、デッキから『ブラックスパイ就任』を名称指定して手札に加える。これを発動。私の服装を、ブラックスパイたちが身に着けているラバースーツに変更するわ」
エルザの服装が、パンツスーツからラバースーツに一瞬で変更される。
前のチャックをかなり開けたうえでノースリーブなのでかなり上半身は綺麗な肌が露出している。
「ほう……スーツで隠していたが良い肌じゃねえか。苛め甲斐があるぜ」
「その後、手札のカードを1枚。胸に差し込んでおく」
手札のカードを1枚とって、胸に差し込む。
「そして私は、レベル4のレッド、ホワイト、グリーンで、オーバーレイ!」
三人のスパイが渦に飛び込んでいく。
「エクシーズ召喚! ランク4『ブラックスパイ・スチール』!」
ブラックスパイ・スチール ATK2800 ★4
鋼鉄の色の長髪を持ったスパイが出現。
「エクシーズモンスター……か」
マリクはどこか興味深そうに観察している。
「スチールの効果。エクシーズ素材を一つ使い、墓地から『ブラックスパイ任務・潜入』を名称指定して回収」
サーチとサルベージを繰り返し、手札が五枚に戻っている。
その上で、フィールドには攻撃力2800のモンスター。
手数はかなり整っているだろう。
「そして、バトルフェイズに入る」
「ほう、いいぜ。かかってきな」
「……私はブラックスパイ・スチールで、マキュラを攻撃!」
スチールが拳を構えつつ、マキュラに突撃。
「まあ、それが通るわけねえんだよ。永続罠発動! 『快楽拷問車輪』!」
「何、それ……」
スチールの背後から、『車輪を加えたドラゴンの頭』が出現した。
ドラゴンの歯は全て、媚薬を纏った触手のようなもので構成されており、車輪の喉に近い方を覆いつくしている。
そして、車輪から手枷付き鎖が飛び出してスチールをとらえると、そのまま大きく万歳をするように、車輪に拘束された。
「くっ……」
「これは相手の女性モンスターを対象に発動できるカード。このカードが存在する間、そのモンスターは攻撃できず、表示形式を変更できない。そして、俺のスタンバイフェイズが訪れるたびに、相手に500ポイントのダメージを与える。残念だったなぁ」
「……それだけ?」
「おっ、何かあるのか?」
「当然。手札から速攻魔法。『ブラックスパイの離脱』を発動。ブラックスパイモンスターが存在する場合、相手フィールドの表側表示の魔法罠を1枚。破壊できる。私は『快楽拷問車輪』を破壊する。残念だけど、貴方のプレイングに付き合う気は……」
エルザがそこまで話した時だった。
何か……そう、弾丸のようなものが、マキュラの胸を貫通しながら、車輪の方に迫る。
それはブラックスパイ・スチールの股間に着弾し……
バヂッ!
「ああああああっ!」
一気に電撃が弾け、エルザまで悲鳴を上げた。
ガクガクと膝を震わせて、必死に倒れないように耐えている。
「……な、何が……」
「フハハハハッ! 当然、俺がカードを使ったんだよぉ。使ったカードは二枚の罠カードだ。一枚目は『快楽拷問射撃』。自分のモンスター1体を破壊し、相手の魔法、罠カードの効果を無効にしつつ、相手モンスター1体の攻撃力を800ポイントダウンさせる通常罠カード。自分フィールドに『快楽拷問』カードが存在すれば、手札からでも発動できる」
ブラックスパイ・スチール ATK2800→2000
「これによって、俺のマキュラを破壊しつつ、車輪の女の攻撃力を下げ、その一環として、股間に電撃弾を撃ち込んでやったってわけさ」
「な、何故それで、私にまで……」
「二枚目のカードだ。永続罠『千年の杖』! 相手が女性プレイヤーなら手札からでも発動可能。その効果により、相手女性モンスターの感覚は、女性デュエリストと共有される。股間に電撃が打ち込まれれば、お前の股間もはじけるってわけだ」
「くっ……」
「おもしろく踊ってくれてありがとよぉ」
ニヤニヤヘラヘラした笑みをまだ続けているマリク。
「め、メインフェイズ2に移る。私はカードを2枚セットして、ターンエンド!」
「エンドフェイズ。俺は手札から罠カードを使う」
「こ、今度はどんな条件で……」
「快楽処刑人-マキュラがフィールドから墓地に送られたターン。俺は手札から罠カードを1枚使えるのさ」
「……」
「俺が手札から使うカードは『快楽拷問置き土産』。このターン、俺が使った『快楽拷問』カード1枚につき、相手フィールドの魔法、罠カードを破壊することが出来る」
「そんな……」
このターン、マリクが使ったのは『快楽拷問車輪』と『快楽拷問狙撃』の二枚。
よって……エルザが伏せた二枚のカードは破壊される。
「このカードを手札から発動していた場合、破壊したカード1枚につき1枚ドローできる……ふむふむ、破壊したカードの中には、相手フィールドの魔法罠を破壊できる罠カードがあるなぁ。甘い、甘すぎるぜ女ぁ」
「ぐっ……」
「破壊したのは2枚。俺はカードを2枚ドロー。さらに、俺のターンだ。通常ドロー!」
3枚になった手札を見るマリク。
エルザの効果で元々デッキトップは確認していたので、一枚は『死者蘇生』で確定だ。
「そしてスタンバイフェイズ。さあ、車輪が回りだすぞ!」
快楽拷問車輪が回りだし、万歳をするように手を挙げているブラックスパイ・スチールの手から触手が覆われていく。
「んっ♡ ああっ!」
ぞわぞわする感触に悶えるエルザ。
そしてすぐに、顔が覆われ、胸が覆われていく。
「あっ、あっ! な、何これ。んぶっ!」
触手が口の中に入ってきたのか、さらに悶える。
「ククッ、そろそろ本番だぜぇ」
スチールの股間が、触手ゾーンに入りだした。
グジュグジュグジュグジュ!
「あああああああっ!」
車輪の方も、股間周りの触手がこれ見よがしに大きく動き始めた。
敏感な股間を凌辱され、エルザが悲鳴を上げる。
車輪がゆっくりと回り、じっくりと触手がスチールの体を撫でまわり、いじくり、犯していく。
そして……
「がっ、かはっ……はーっ♡ はーっ♡」
上手く息ができないほどの快楽に呼吸が荒くなるエルザ。
エルザ LP4000→3500
「フハハハハッ! おいおい、この程度でフラフラになられちゃ、本当に潰れちまうぜぇ」
「こ、この程度で、ぐっ」
「ま、頑張るってんなら、さらに責めてやるよぉ。手札から『死者蘇生』を発動。墓地から『快楽処刑人-マキュラ』を特殊召喚」
快楽処刑人-マキュラ ATK1600 ☆4
「ま、またそのモンスター……」
「安心しろ。このモンスターには、フィールドから墓地に送られたときに、手札からの罠発動の権利を得る効果しかない。が……俺は手札から装備魔法、『マキュラの工具箱』を使い、マキュラに装備させる」
マキュラの右手のスタンガンを、箱が覆いつくす。
そして箱が外れた時……そこには、長くて太く、真珠のようなイボイボがびっしり並んだディルドが装着されていた。
「ぐっ……」
「これは快楽処刑人-マキュラ専用の装備魔法。まず装備しているとき、マキュラの攻撃力は800ポイント上昇する」
快楽処刑人-マキュラ ATK1600→2400
「これで、攻撃力が下がったブラックスパイ・スチールの攻撃力を上回った。バトルフェイズ! マキュラで、ブラックスパイ・スチールを攻撃!」
マキュラが車輪に拘束されているスチールに近づく。
彼の目からビームが出てきて、ラバースーツのチャックの加減でまだ隠されている股間があらわになった。
マキュラは左手のスタンガンアームでクリトリスに照準を合わせつつ、右手のディルドアームをまんこにあてがう。
「まさか……」
バチチチチチジュブブブブブブッ!
「ぎゃああああああああっ!」
快楽に特化した高圧電流。
セックス次元における『快楽による苦痛』を体現したものに加えて、イボイボディルドが遠慮なく出し入れされる。
マキュラは長いストロークで拘束で抜き差しを繰り返し、ディルドの全てで膣を抉り続ける。
「いぐっ、こ、壊れる。ああああっ! だめ、ごわれるうううっ!」
「フハハハハッ! 当然だ。これは『拷問』なんだぜぇ? 気持ちよくイかせるためじゃなくて、お前をぶっ壊すためにやってるんだからよぉ」
マキュラはしばらく攻め続けた後、満足したのかマリクのフィールドに帰っていく。
エルザ LP3500→3100
「クククッ、ああ、言い忘れていたが、マキュラの工具箱を装備したモンスターが相手の女性モンスターとバトルする場合、相手モンスターは戦闘では破壊されない。よかったなぁ。壁モンスターを失わずにすんでよぉ」
「はぁ、はぁ、こ、こんな、こんな戦術が……」
マリクは楽しそうな表情を崩さず、エルザはガクガクと全身を震わせる。
「さて、俺様はこれでターンエンド。さあ、お前のターンだ」
マリクはターンを終了する。
彼のフィールドにあるのは、快楽処刑人-マキュラと彼に装備されている工具箱。そして二枚の永続罠、『快楽拷問車輪』と『千年の杖』だ。
残る手札は1枚。
あまり、防御札が多いイメージはないが……。
「わ、私のターン。ドロー!」
エルザはカードをドロー。
これで手札は3枚。そのうち一枚は……
「私は『ブラックスパイ任務・潜入』を発動。ブラックスパイであるスチールがいるため、相手のデッキトップを確認できる」
「ククク」
マリクはデッキトップを見せる。
そのカードは『快楽拷問射撃』
先ほども使った、自分フィールドのモンスター1体を破壊し、相手の魔法罠の無効と、相手モンスターの攻撃力ダウンを行う罠カード。
快楽拷問カードがフィールドにあれば、手札からでも発動できるが、これはデッキトップのカードだ。
「罠カード……私は手札から、『ブラックスパイ・ブルー』を通常召喚!」
ブラックスパイ・ブルー ATK1400 ☆4
「ブルーの効果。1ターンに1度、相手のデッキトップの種類を当てることで、デッキから2枚ドローして1枚捨てることが出来る」
「ほう、手札交換カードか」
「罠カードを宣言。私はカードを2枚ドローして、1枚捨てる」
1枚捨てた後、手札は2枚。
「私は今捨てた『ブラックスパイ・イエロー』の効果発動! 手札から墓地に送られた場合、手札1枚をコストに、墓地から特殊召喚できる!」
「ブルーと組むことを前提としたような効果だなぁ」
「イエローを特殊召喚!」
ブラックスパイ・イエロー ATK1300 ☆4
「私は、レベル4のブルーとイエローでオーバーレイ! エクシーズ召喚、ランク4『ブラックスパイ・シルバー』!」
ブラックスパイ・シルバー ATK2400 ★4
「ほう、それでどうする?」
「シルバーのエクシーズ召喚時、私がカードの効果でラバースーツを着ていれば、デッキから『ブラックスパイ』カードを手札に加えられる。私はデッキから『ブラックスパイ・アッシュ』を手札に加える。手札のこのカードは、自分フィールドの『ブラックスパイ』エクシーズモンスターの素材にできる。シルバーの素材に、そしてその永続効果で、攻撃力を600アップ!」
ブラックスパイ・シルバー ATK2400→3000
「攻撃力3000。なかなかのモンスターと出すじゃねえか。だが、残り手札は1枚。それで何ができる」
「手札1枚。それだけではありません」
「お?」
「私は胸から魔法カード『
「なるほど。それでさらにリソースを確保するってわけか」
「私はカードを、3枚。ド……」
「『千年の杖』の効果発動。『快楽拷問』罠カードと『快楽処刑』モンスターが表側表示で存在する場合、手札1枚をコストに、相手のドロー効果を俺が奪うことが出来る」
エルザの手が止まった。
「……嘘」
「残念だったなぁ女ァ。よって、俺がカードを3枚ドローさせてもらうぜぇ」
もともと持っていた手札を捨てて、さらにカードを3枚ドロー。
「クククッ、貴様の手札は残り一枚。だがわかってるな? 俺の手には、自分フィールドのモンスターを破壊することで、相手の魔法、罠を無効にし、攻撃力を下げる『快楽拷問射撃』が手札に加わっている。自分フィールドに『快楽拷問車輪』が存在することで、手札からこのカードを発動可能だ」
「ぐっ、ううっ……」
「さらに!」
「!」
「マキュラはフィールドから墓地に送られた場合、そのターンに1度だけ、手札から罠カードを使える。これに加えて、装備モンスターが効果で破壊されることで『マキュラの工具箱』は墓地に送られた場合、デッキから好きな『快楽処刑』モンスターを特殊召喚できるのさ」
「な、ああっ……」
「ああ。ただ、その銀髪の女が俺のマキュラの攻撃力を上回っている。一応攻撃することもできるぜぇ? マキュラによって俺は罠カードを1枚手札から使えるが、カードの効果による破壊ではないからよぉ。デッキから『快楽処刑』モンスターを特殊召喚する効果は使えない。さあ、どうする女」
ニヤニヤした笑みを崩さないマリク。
何か、防御札を引き込んだことはほぼ確定だ。
だが、これ以上、止まっている余裕もない。
「ば、バトルフェイズ! ブラックスパイ・シルバーで、マキュラを攻撃!」
シルバーがとびかかる。
「……まっ、当然、通用しねえがな」
「!」
「俺の墓地にいるモンスター。『快楽処刑具・足枷』を除外して効果発動。自分フィールドのモンスター1体を破壊し、相手モンスター1体の攻撃を無効にする!」
「て、手札コストで墓地に送ったカード」
「その通りだ。さあ、爆散しろマキュラ!」
マキュラが爆散する。
その破片が足かせとなって、シルバーの動きを止めた。
「クククッ、そして、装備モンスターがカードの効果で破壊されたことで、工具箱の効果発動。俺はデッキから、『快楽処刑人-サムタイムバスター』を特殊召喚!」
快楽処刑人-サムタイムバスター ATK2900 ☆9
出現したのは、スタンガンやディルド、媚薬や拘束具など、様々な道具を装備したとげとげ鎧を身にまとう男。
「こいつの特殊召喚に成功した場合、俺はデッキから、フィールドに存在する『快楽拷問』カードと同名の罠カードをセットできる。俺は『快楽拷問車輪』をセットするぜぇ」
「ま、まさか……」
「次のお前のターン。銀髪の方もとらえてやるよぉ。さあ、どうする?その一枚の手札で、このデッキの最強カードを突破できるか? フフフッ……」
「わ、私は……カードを1枚セットして、ターンエンド!」
「ほう、まだ何か手があるか……面白い。俺のターン。ドロー!」
マリクはカードをドローして、4枚になった手札を見る。
だが、まず、することがある。
「スタンバイフェイズ。俺様は『快楽拷問車輪』を発動! ブラックスパイ・シルバーも車輪にくっついてもらおうか」
新たに表れた車輪から枷付きの鎖が飛び出して、シルバーも拘束される。
「さあ、楽しみな」
二つの車輪が回りだした。
まず、腕の方から、ぞわぞわと触手が刺激していく。
「ぐっ、あっ、ああっ♡」
「ククク、『千年の杖』により、お前の女性モンスターは全て、お前と感覚を共有している。二人分の感覚を一度に味わうのは最高だろぉ」
胸を腹を……そして、股間をグジュグジュ!と刺激し始める。
「あああああっ! いぐ、いぐいぐっ、ああダメ、あああっ!」
全身を震わせて悶えるエルザ。
だが、ゆっくりと回る車輪が一周するまで、その責めは終わらない。
二人の全身を嬲りつくして、やっと責めが終わった。
「あ、はぁ、はぁ……」
エルザ LP3100→2600→2100
「メインフェイズ。俺様が手札から使うのは、このカードだ。出てこい。『快楽処刑具-パルス・デス』!」
快楽処刑具-パルス・デス ATK500 ☆4
出現したのは、電極のようなものを頭の形になるよう配置した下部を持つ、機械型のモンスター。
「さらに、魔法カード『快楽拷問再発注』を発動。自分フィールドの『快楽処刑』モンスターと同名モンスター1体を、デッキから特殊召喚!」
快楽処刑具-パルス・デス ATK500 ☆4
「さて、こいつらの効果をつかってやろう。パルス・デスは相手の女性モンスター1体を選択し、そいつの攻撃力を500下げるとともに、感度を倍にすることが出来るのさ」
「ば、倍って……」
「スパイ共に1体ずつ、パルスを加えてやれ」
パルス・デスたちが動き出すと、車輪に拘束されたスパイたちの頭に電極を配置する。
バチチチチチチッ!
「がっ、ぐううっ、あ、頭が割れ、ぐううあああっ!」
エルザが頭を押さえて悲鳴を上げる。
だが、マリクはそれを良い笑みで見ているのみ。
ブラックスパイ・スチール ATK2000→1500
ブラックスパイ・シルバー ATK3000→2500
「さて、俺は手札から魔法カード、『快楽拷問・感度倍増プラン』を発動。自分フィールドの『快楽処刑』モンスターの攻撃力をターン終了時まで400ポイントアップさせ、さらに、そのモンスターが女性モンスターに快楽を与える場合、その感度は倍になる。ククク……」
快楽処刑人-サムタイムバスター ATK2900→3300
「フハハハハハッ! 俺の手札は1枚。当然、『快楽拷問射撃』だ。お前がどんなカードを伏せているのか知らんが、これによってその効果を無効にできる。まあ、俺のサムタイムバスターを破壊する必要はあるが……俺様のフィールドの『千年の杖』の第三の効果により、自分フィールドにモンスターが存在しない場合、ライフを半分払うことで、デュエル中に1度、墓地から『死者蘇生』を手札に加えられるからなぁ。これで万全ってわけだ」
「ぐ、はぁ、はぁ……」
「さあ、バトルフェイズだ」
「!」
マリクはサムタイムバスターを指差す。
「俺様は快楽処刑人-サムタイムバスターで、ブラックスパイ・スチールを……」
マリクの宣言。
それに対して、エルザは闘気を振り絞り……
「なーんてな」
「え……」
「サムタイムバスターで攻撃はしない」
「なっ……」
「ククク。一体、俺様が何度、『感度が倍』と言っていると思う? それほどの快楽に戸惑わないわけがない。貴様の伏せカードは、俺様の『快楽拷問射撃』では止められない、スペルスピード3のカウンター罠でありながら攻撃を止められるカード、『攻撃の無力化』といったところか」
「う、嘘、私の戦術を、そこまで……」
「耐えられるのか、ちゃんと構えているのかはよくわかるんだよぉ。ククク……」
踊らされているエルザは唇をかむ。
「だ、だけど、攻撃しないなら、さっさとメインフェイズ2に……」
「サムタイムバスターには、バトルフェイズ中に攻撃を放棄することで発動できる効果がある」
「え……」
エルザは言葉を詰まらせた。
「相手フィールドにモンスターが2体以上存在し、全てがサムタイムバスターよりも攻撃力が低い女性モンスターだった場合……そいつらよりもサムタイムバスターが上回っている数値の合計分、ダメージを与える!」
「そっ、そんな……」
「スチールは1500で、シルバーは2500だ。サムタイムバスターの3300と比べれば、差はそれぞれ1800と800。合計、2600のダメージがお前を襲うってわけさ」
サムタイムバスターが動き出す。
「そして、サムタイムといっているから察していると思うが、こいつのこの効果による快楽は、全てのモンスターに同時に行われる」
サムタイムバスターの鎧の腕部分が変形し始める。
そして、スタンガンと、太く長く、真珠のようなイボイボが並んだディルドに変わった。
「さっき、マキュラの攻撃で散々踊ってたよなぁ。もう一度やってやるぜ」
「あっ……あっ……」
「ただし……パルス・デスの効果で感度倍。『快楽拷問・感度倍増プラン』によってさらに倍」
ニヤッと笑う。
「さらに、二人分でさらに倍。全部合わせて8倍ってところだ」
「は……8倍……」
「楽しみな。壊れちまいな。フハハハハッ!」
スタンガンがクリを挟み込み、ディルドがおまんこにあてがわれ……
バヂヂヂヂヂヂヂズボボボボボボボボッ!
「~~~~~~~っ!」
エルザの口から声にならない悲鳴が漏れる。
「どうだぁ。壊れるほどの快楽を8倍に高めたんだ。頭が吹っ飛びそうだろう。神経が焼き切れそうだろう。だが残念。このデュエルはVRモデルだ。『ただお前に快楽を与えるだけ』。それが可能になってしまう。クククッ、処刑を楽しむんだな」
そういいながら、マリクはエルザに背を向けて、歩いていった。
「こ、壊れる、しぬ、死んじゃう。やめてえええええあああああああ~~~っ!」
エルザ LP2100→1300→0
しばらくの間、快楽処刑と、エルザの悲鳴が続いていた。
★
「満点を超える。と言っていい」
「ほう、お前も随分救いようがねえなぁ」
少し場所を変えて、マリクと闇崎は話していた。
デュエルしてから少し時間が経っているが、これに関しては、闇崎が幹部と話し合っていた故だ。
「しかし、この世界もまた、随分と狂ってやがる……いや、俺様がいたところが綺麗すぎたか? まあ、いいか」
マリクはチラッと視線を落とす。
彼が闇崎と話しているのは、とある『特等席』
あるプレイを拝むのに適している場所だ。
そのプレイが行われているのは、あまり広くはない部屋。
そこでは、パンツスーツの上から後ろ手に拘束されたエルザが、数人の男たちに囲まれて犯されている。
口で、膣で、お尻でチンコがピストンを繰り返し、胸を揉まれ、薬と打たれ、シャツのボタンは全てはじけて、ズボンもかなり切り刻まれている。
当然、切られたズボンはVRモデルではなく、彼女の持ち物。
そして首輪が付けられており……彼女の抵抗がほぼなく、今も責められて全身が痙攣しているところを見ると、筋肉を弛緩させる機能があるのだろう。
「ククッ、どうやらエリートコースを歩んだようだが、ここまで落ちぶれると形もクソもない」
「この世は男尊女卑。女など、あそこまで落ちぶれてやっと価値を測るに値する。その程度の存在だ」
「ほう……ま、俺様には関係ないな」
ただ、マリクは少し、視線を鋭くする。
「俺様に渡してないカードがあるだろう。それを渡してもらおうか」
「……」
「そもそも貴様らに使いこなせないだろう。ククク、『怒り』に触れる前に渡した方が身のためだぜぇ」
マリクは笑みを崩さない。
……闇崎はそんな彼を見て、頷いた。
「いいだろう」
持っていた鞄から一つのケースを取り出す。
そして、黄金の竜が描かれた一枚のカードをマリクに見せた。
「ククク、最初から渡していれば……ん?」
カードを手に取ったマリクは、その表情を変える。
「な。なんだこのカードは……あ、ありえない……」
手に取ったカードは、『ラーの翼神竜』
だが、そのテキストは……。
「ぐっ、ぐおおっ……」
ラーは第一節を唱えたものの忠実な僕となる。
ラーの効果で一番最初に記されているのは……。
このカードは特殊召喚できない。
である。
「て、テキストの、テキストの意味が理解できない……」
「……そのカードなのだが」
闇崎はさらに、幾つかのカードを取り出す。
「別の次元から、君の趣向を少し弄りつつこの次元に呼んだ際、そのカードの力が強すぎてね。何種類かのカードに分けて、その力を落とし込んだのだよ」
「……」
それらのカードを見るマリク。
「……ふぅ、焦らせやがる。いいだろう。これでラーの力を十分に発揮できる」
カードを全て手に取り、マリクは立ち上がる。
「それから、確かに君は私の計画にとって満点ではあるが、順序が必要だ。まずは裏のデュエルで、ただ女が男の玩具となるデュエルをさらに浸透させ、いずれ。という手順になる」
「ほう……まあいい。今は貴様のそれに乗ってやろう」
マリクは立ち上がると、部屋を出ていった。
★
「げほっ……ごほっ……わ、私は……」
エルザは裏路地に捨てられた。
シャツのボタンは全てなく、切り刻まれたズボンのままで、『用済み』になった彼女は裏路地に捨てられた。
「ぜ、全然、敵わなかった。あ、ああっ……」
悔しさではない。
それを上回る恐怖で押しつぶされそうになる。
エクストラデッキすら全く使わない、そもそも使ったモンスターそのものが、マリクはそう多くはない。
ただ、エルザの狙いを的確に予測し、そして最大の『快楽処刑』を行った。
今度は、殺される。
体の芯に焼き付けられた『格の差』は、彼女の心をへし折るのにはむしろ過剰過ぎた。
「……なるほど、ここがゴミ捨て場か」
「!」
誰かの声がして、エルザはそちらを向く。
そこにいたのは、黒髪に緑のメッシュを入れた、青い制服の少年。
「ご、強馬、渇也……」
「ほう、二年間いなかったのに俺のことを知っているか」
「こ、こんなところで、何を……」
「噂というものは思ったより広がっている。そういうものだ」
倒れているエルザに近づく。
「わ、私に何を……」
「お前は闇崎の情報を少しでも持っている可能性があるからな。奴は、現代の風潮において癌のような男だ。たとえどれほど青羽派が正当に力を付けたところで、奴がいたら、女性を玩具にするメディアは消えないし、勝利を望む女性デュエリストのスキャンダルがなくならない」
エルザに近づくと、彼女の顔に自分の顔を近づけて、至近距離で彼女の瞳を覗き込む。
「っ!」
「奴はいずれ潰す必要がある。それは『まだ先でしか出来ない』と思っていたが、どうやらそうでもなさそうだからな。お前みたいなのを拾っておくのは必要だ。多分今まではあの蛇が拾っていたんだろうが、先を越させてもらっただけ」
渇也の脳内に電マスク……電動マサジが思い浮かんだが、とりあえずそれは置いておくことにしたようだ。
「俺の仲間になれ、安心しろ。お前みたいなやつを拾って、これまで何人も守ってる。闇崎を怖がる必要はない」
安心させている。のではない。
さらなる存在感で、上書きしている。
そんな迫力が内側から溢れている。
「あっ、あっ……」
胸の鼓動が早まり、子宮が疼く。
恋ではない。
『依存相手』として、体が渇也を求めている。
「いずれ、力も与えてやるさ。これから面白くなるぞ」
渇也はもう説得は十分と判断したのか、エルザの体を抱きかかえる。
そのまま、裏路地から彼女を連れて去っていった。