本年もどうぞよろしくお願いいたします。
さて、第2話投稿を機にメインタイトルを変更です。
連載? そこまでネタがないので『短編』のままです。
今回はタイムリーなオリ主貴也くんの家族絡みのシチュエーション。
ちょっと短いですが。(長々とやるシチュエーションでもない)
では、どうぞ。
ぐつぐつ、ぐつぐつ…………
目の前で水炊きの鍋が煮立っている。
豆腐がユラユラとリズミカルに揺れている。
とても美味しそうだ。というか、既にかなり食べている。確かに美味い。
「はい、ご飯」
園子がよそってきた、お代わりの白ご飯の茶碗を手渡してくれた。
「ありがとう」
「園子ちゃんも、どう?」
隆史が熱燗のとっくりを掲げて、園子を促す。
「あ、じゃあ、いただきます」
「父さん、あんまり飲ますなよ。園子も……。ビール、結構飲んだよな?」
「だいじょ~ぶだいじょ~ぶなんよ~。へへへ……」
「そうそう、だいじょーぶだいじょーぶ……」
貴也の横に腰を下ろしながらお猪口を差し出し、隆史が注いでくる日本酒を受ける園子。
その顔は赤い。明らかに酔っている兆候を見せ始めていた。
父の隆史は、それに輪を掛けた状態だ。上機嫌で、明らかに酔っ払っている。
無理もない。息子が可愛いお嫁さん候補を連れてきている上、先ほど長期にわたって家を空けていた娘も帰宅したのだから。
今年の元旦の鵜養家は、幸せに満ちあふれていた。
「あー! もう、結構食べられちゃってる!」
「しょうが無いだろ……。遅かったお前が悪い」
「えー!? これでも、どこにも寄らずに真っ直ぐ帰ってきたんだよ。ちょっとは、お腹を空かせて帰ってくる娘の事も考えて欲しいなあ」
着替えをして降りてきた千歳だが、皆の食事が進み、父と園子に至っては出来上がっている状況を見て不平気味に鼻を鳴らした。
とはいえ、もうすぐ八時になろうとしているのだ。流石にこの時間まで、家族皆にお腹を空かせて待っておけと言うのは酷だろう。
千歳も本気で不満を漏らしたわけではなさそうだ。そそくさと腰を下ろすと、母の千草からご飯山盛りの茶碗と鍋の取り皿を受け取るや否や、猛烈な勢いで食べ始める。
「ちょっと……、ちゃんと噛んで食べなさいよ」
「ふぁふぁっふぇる、ふぁふぁっふぇる……。ひゃんとふぁんふぇる……」
「そんながっつく姿、外で見せるなよ。男にモテなくなるぞ‥‥」
母の注意は適当に流した千歳だが、貴也の言葉には口の中のものをゴクンと飲み込むや反発してくる。
「大丈夫だよ。外ではちゃんとしてるもん! 唯菜ちゃんと二人で街を歩いてたら、声を掛けられる位にはモテるもん!」
「いや、それ唯菜ちゃんが目当てで、お前はおまけなんじゃ……?」
「お兄ちゃん!!」
怖い目で睨まれた。
まあ、冗談である。千歳が魅力的な美少女である事には間違いは無い。なにせ千景に瓜二つに成長したのだから。
千歳に睨まれたので園子に話しかけようと振り向くと、何やら父と盛り上がっている。
「わははは……。園子ちゃんが、こうして正月からこんな形で来てくれておじさん感激! 貴也のことを末永くお願いするよ。乃木家に永久に連れて行っていいからね。わはははは……」
「あははは……。それで、夕べはたぁくんを連れて二年参りに行ったんですよ~。そしたらおみくじで大吉を引いちゃって~。で、恋愛・縁談の欄に『成就する』って書いてあって。明日、お
「くぅ~、いいね~。お
話の内容に聞き耳を立ててみると酔っぱらい同士の会話、なんだか微妙に内容が噛み合っていないにもかかわらず、二人とも上機嫌で笑い合っている。
放っておく事にして、機嫌を宥めがてら千歳に別の話題を振る。
「そういや今回の結界外調査、長かったな。どこに行ってたんだよ?」
「ん? 機密だから話せないよ。まあ、太平洋の向こう側とだけ……」
「ゲ!? そんな所?」
「これ以上は、いくらお兄ちゃんでも話せないよ」
貴也の部署は国内の再入植担当だ。勇者の動向についての情報など、何も入ってこない。
そもそも勇者の情報は、彼女たち個人個人を守るために超機密扱いなのだ。だから、園子も知ってはいても貴也にさえ情報を漏らさない。危機感の緩い千歳で相手が兄ならばこそ、これだけ漏らしてくれたのだ。
千歳も高二。三月には十七歳だ。七月には勇者を引退するはず。
それまでどうか無事にお役目を勤め上げられるよう、心の中で願った。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
こうなることは、分かっていたよ…………
そう思いながら園子をお姫様抱っこし、ベッドへ寝かしつけたのは何時間前だったか。
四ヶ月ほど前に出て行ったきりそのままの自室に連れ込み、酔ってふらふらの彼女を苦労して手伝いながら着替えをさせたのだった。
こうなるだろうと予測し酒量を控えていたのは正解だったな、そう思ったものだ。
ふと、物音で目を覚ました。
部屋の扉を開いて園子が戻ってきたところだった。
トイレにでも行っていたのだろうか?
ふらふらと覚束ない足取りで部屋に入ってくる。
枕元のスマホに手をやり時間を確認する。
ベッド横の床に布団を敷いている関係で、枕元に帰省の荷物を寄せていた。
『一時を回ったところか……』
時間を確認してスマホを元の場所に戻すと、いきなり掛け布団を捲られた。
流れ込んでくる冷気にぶるっと震えると、すぐ横に園子が滑り込んでくる。
彼女は貴也の体にピタッと体を寄せると、すぐさま寝息をたて始めた。
『こんにゃろ……』
園子に掛け布団を掛けてやりながら、心の中で悪態を吐く。
先程の冷気ですっかり目が覚めてしまった。
園子の安らかな寝顔をしばらく眺めていた。
幸福感を感じると共に沸々と悪戯心が湧いてきた。
右手で彼女の後頭部を抱き寄せながら、軽く口づけをしてみる。
「…………ん、……ん、…………」
軽い感触にも彼女は反応を返してくる。
舌を彼女の唇を割って挿し込んでみた。
にゅるりにゅるりと口内をねぶる。
酒臭いには酒臭いのだが、好いている女性であるせいか不快感は無い。逆に体内で熱情がむくりと起きあがってきた。
「んんっ!? …………?」
園子の目がぱっちりと開いた。
彼女も一瞬、状況が分からなかったのだろう。驚いたような呻き声を上げた。
だが、すぐに目をとろんとさせると自分から舌を絡めてくる。
ぬちゃり、ぬちゃり…………
湿っぽい音が小さく部屋に響いた。
ぷはぁっ……
長い口づけが終わると、園子が小声で
「たぁくん、明日は私の実家に行かないといけないんよ。ちゃんと寝ないと……」
「僕の目を覚まさせたのは園子だからな。そういうことを言うならベッドに戻れば良かったんだよ」
「だってぇ~。たぁくんの温もりが欲しかったんだもん~」
反論すると甘えた声を上げてくる。
ちょっと拗ねたようなその仕草は、貴也の情欲に火を付けた。
彼の行動は素早かった。
「ちょ、ちょっと……! たぁくん……!?」
プチプチと彼女のパジャマの前をはだけさせると、柔らかいマシュマロのような双丘に手を伸ばした。
しっとりとした肌触りと、ふにふにとした柔らかな手応えが心地いい。
両手で優しく優しく揉みあげていった。
「ん! ん……、んんっ!」
園子は少し身をよじり抵抗する素振りはみせるが、本格的に逃げようとはしない。
どっちつかずの態度を示しながら、声の感じからは明らかに性の快楽に捉えられ始めている。
さらに攻め込むことにした。
両手共に彼女の乳首を人差し指と中指で挟み込み、乳房を揉みつつその桜色の蕾に刺激を与える。
「ぅぅッ…………ぅぅッ……」
彼女の呻き声に泣き声のようなものが混じり始める。
たまらなくなり、顔を彼女の乳房に近づけるなりその蕾を口に含んだ。
「イッ……! あ、あ……」
舌の上で転がし、舐め上げ、そして強く吸い上げた。
「ん! ん…………んんっ!」
彼女の体がピクンと反応した。
胸を弄んだその結果を知ろうと、園子のパジャマのズボンに手を滑り込ませる。さらにはショーツの奥へと。
さらさらの陰毛の感触を少し楽しむとさらにその奥、彼女の女性そのものの部分へと手を這わせた。
そこはぐっしょりと濡れそぼり、男性の受け入れ態勢は整っていた。
さらに調子に乗り、彼女の肉洞へと人差し指を挿し入れる。
にゅぷ…………
「ね、ねぇ……。もうやめよう……。おじさんもおばさんもいるんだよ…………」
園子がか細い声で中止を求めてくる。
確かに父や母、それに妹も一つ屋根の下だ。だが……
「園子が大声出したり、暴れたりしなきゃ大丈夫さ。一階の父さんたちの部屋とは位置がずれているからさ」
「で、でも……。チータンは隣の部屋でしょ?」
「千歳は結界外調査から帰ってきたばかりで疲れてるよ。今頃はぐっすりのはずさ」
「でも~、こんなことバレたらたぁくんのご家族に顔向けできないんよ~」
「大丈夫さ…………」
そう言いながら彼女の膣内の愛撫を始める。
いわゆるGスポットさえ刺激しなければいいはず。そこを攻めた時だけは、彼女の体が彼女の意図に従わず激しい反応を見せるから。
そんなことを考えながら指を二本に増やして愛撫を続ける。
彼女の膣壁はヒダヒダで複雑な構造をしている。そのざらざらした内部構造を彼女自身が分泌した粘液がぬめりを与え、愛撫している筈の貴也の方さえ指の感触に気持ちが良くなってくる。
ましてや彼女の方である。
「アッ……、アッ…………!」
艶めかしい声を上げていた。
園子を何度か軽く絶頂まで追いやった。
ぐったりしている彼女を置いたまま、荷物の中から避妊具を探り当て手早く装着した。
さらには彼女のズボンとショーツをさっさと脱がせる。
両足の間に体を滑り込ませると、彼女の入り口に自分の逸物の先端をあてがい一気に貫いた。
「イッ……!」
彼女の体が小さく跳ねた。やはり挿入だけで軽くイッたらしい。既に癖になっているようだ
そのまま抽挿を繰り返す。
と、彼女がしがみついてきた。耳元で声を噛み殺しながら囁いてくる。
「ねぇ……。もう、やめようよ~。声、我慢できなくなっちゃうから~」
「だーめ。最後までやるよ」
「私を虐めて、そんなに楽しい……?」
「楽しいよ。虐めてるつもりは無いけどね……」
そう言うと、さらにピストンを激しくする。
「くぅ……、ぐっ! くはぁ…………、くっ!」
園子が声を噛み殺そうと努力する気配が伝わってくる。
その気配に嬉しさがこみ上げ、さらに突きを強めた。
その時だった。
ガリッ!
右肩に痛みが走った。
園子が声を我慢しきれず、貴也の肩に噛み付くことで堪えようとしたのだ。
一瞬、かつて星屑に右肩を噛みちぎられた記憶が頭をよぎる。
もちろん、その時の痛みに比べれば全くと言っていいほど痛くはない。
むしろ、さらに嬉しさがこみ上げてくる。彼女にここまでの快感を与えたことに。
そして、そんな反応を示す彼女への愛しさで胸がはち切れそうになった
その思いのままに深く突き込むと、熱い欲情を園子の中で解き放った。
彼女は抱きしめる力と右肩を噛む力をさらに強め、ビクンビクンと激しく体を震わせていた。
「ごめんね……。血が出てる……」
「かまわないさ。唾でも付けときゃ、すぐに直るさ…………。て言うか、そのちゃんの唾液がついているから、すぐ直るな、これは……」
「もう! やっぱり意地悪なんよ~」
右肩にはくっきりと園子の歯形が付き、血も滲んでいた。
園子は申し訳なさそうに小さくなっている。
そんな彼女がどうしようもなく可愛らしく愛おしく思った。
「好きだよ、そのちゃん。愛してる」
「私も……、愛してる」
二人で顔を見合わせ、ニッと笑った。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ ◆
朝、目を覚ますと案の定、園子に抱きしめられていた。
勇者に変身でもしてるのではないかと疑いたくなるほど、その抱きしめる力は強い。
起こさないよう、苦労して抜け出した。
洗面所に入ると、ちょうど千歳が身支度を整え終えたタイミングだった。
「おはよう、お兄ちゃん!」
「おはよう、千歳。……早いな?」
「うん、今日は唯菜ちゃんたちと初詣に行く約束をしてるからね。昨日は直帰だったからさー」
何やらいろいろ入ってそうなポーチを持つと洗面台を空けてくれた。
すれ違いざま、耳に口を寄せ囁いてくる。
「夕べはお楽しみだったね」
その言葉に思考も体もフリーズする。
「思春期の妹が隣の部屋で寝てるんだから、もう少し配慮してよね」
冬の朝だというのに、体中から一気にぶわっと嫌な汗が噴き出した。
「あ、そうだ!」
その声にさび付いたようにギシギシとぎこちなく振り向く。
千歳が洗面所の扉に手を掛けたまま、こちらを向いていた。
「そにょちゃんの事泣かしたら、タダじゃおかないからね。勇者の力でぶっ飛ばしちゃうぞ。バァーン!」
右手をピストルの形にして撃つ真似をしてくる。
そして、何が可笑しいのか笑いながら洗面所を出て行った。
貴也は、妹のその千景そっくりに育った美貌に、さらにひなたの姿までが重なった様な気がしていた。
『千歳一人に、三人分叱られる訳か…………』
こりゃ気を引き締めないとな、そう強く自省した。
前回のアンケート結果はこちら。
(23) 必要。今回程度のボリュームなら
(1) 必要。でも割合はもっと少なく軽めに
(7) 不要。エロだけを読みたいんじゃあ!!
(0) そんなことより「ひなたぼっこ!」の続きを
(3) そんなことよりゆゆゆ2次の新作を
と、いうことでドラマ部分も絡めたお話を月1ペースぐらいを目標に投稿できればいいなあ、と他人事のように考えている作者でした。
ちなみにゆゆゆ2次の新作はこちら: https://syosetu.org/novel/209965/
こちらも完結へ向けてゆっくりペースで投稿する予定です。