お花大好きアクトレス少女がチャラ男に摘まれていたお話 作:のぶた
※片想いNTR、失恋
※人物、世界観を把握しきれておらず呼称や設定の誤りはご容赦頂きたい……
■導入3
------------------------------
(この時間なら……いるかな)
休憩所から昼ごはんを回収した僕は、とある人物の姿を求め、成子坂製作所の中庭へと向かった。そこには幾つかの花壇が設置されており、赤、白、黄色。色取り取りの花達が咲き並んでいる。そんな花たちに、鼻歌交じりに楽しそうに水を上げている一人の少女の姿があった。
「~~~♪」
黄色いワンピースに身を包んだ、赤毛のショートカットの少女。身長は低く、僕の腰くらいしかない。花の手入れでよく日にあたっているためか色白ということはなく、健康的な色の肌した、おとなしそうな見た目の少女。目当ての人物がいた事に少しうれしく思い、そっと彼女に近づいて声をかける。
「……こんにちは、愛花ちゃん」
「わぁっ!」
背後から声をかけられた少女がビックリしたような声を上げた。いや実際びっくりしているんだが。
わたわたと慌てたような素振りでこちらを見ると、自分の顔をみて安心した笑顔をみせてくれた。
「……あ、おにいさん。こんにちわぁ~♪」
明るい笑顔で返ってきた挨拶。おとなしそうな見た目にピッタリな、
ゆったりとした、人を落ち着かせてくれる心地よい声だ。
彼女の名前は相河愛花。中〇3年生。
歳相応の幼い風貌から、どこかの職員の娘さんが花の手入れをしているようにしか見えないものの、彼女こそが『ヴァイス』と呼ばれる宇宙からの侵略者と日夜戦う『アクトレス』と呼ばれる少女の一人だ。アクトレスはれっきとした仕事であり給料も支給されている。愛花ちゃんもここの従業員ということである。
昼になると、よくここで花の手入れをしている、実家が花屋を経営しているとの事らしく、お花が大好きな少女だ。
「もしかして。おにいさんも今からお昼ですか?」
僕が手に下げたコンビニ袋に気付いたのか。明るく声をかけてくれる。
「宜しければ一緒に食べませんか? 今日は午後はお休みを頂いているので、ここでお昼にしようと思っていたんです♪」
そういいながら両の掌を自身の眼前であわせ、お願いするような仕草をとる。
おとなしい見た目だが、内気すぎるという事もなく。
表情も仕草もコロコロと変わっていて、見ていてこちらまで楽しくしてくれる。
「……それじゃ、是非ともお邪魔させて頂こうかな」
そんな彼女の願ってもない提案に、ぜひとも乗らせていただく事にした。
------------------------------