※この作品はR-18です。

ぼくがビッチになったワケ   作:ピジョン@アスクラピアの子一巻発売中!

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第70話

 身長172㎝。カオルやシュウに比べれば劣るけど、女性にしては恵まれた部類の体格。母方の遺伝で瞳の色が薄く、日光の下ではグレイがかって見える。

 小さい頃から剣道をやっていて、大小二本の竹刀を使う『二刀流』は本気を出す時だけ。

 おっぱいは大きめのDカップ。ハリがあって、乳首の先がツンと尖った円錐形。ブラを取ると突き出てくる感じ。

 ウルフカットの髪型は襟足が長めのショートレイヤー。

 意思の強そうな濃い目の眉は、今のところ泣き出しそうなくらい下に向いている。

 黒岩智。

 誰よりも優しくて甘い、ぼくのヒーロー。

 

◇◇

 

 頬を赤く上気させ、ベッドの上に仰向けに転がっていた智が、しっとりと濡れた瞳でぼくを見つめている。

 

「智……大丈夫?」

 

 ぐったりとした智の大きなおっぱいは荒い吐息に上下していて苦しそう。ぼやけるような視線は少し焦点が合ってなくて、遠くを見ているようにも見えた。

 

 額の傷が熱を持ち、一層強く痛んだ。

 ちょっと休みたい、というのが本音だけど、休んだら、多分動けなくなる。

 トランクスをずらして固くなったペニスを取り出す。

 智の準備は整っている。

 充分過ぎるほど濡れていて、襞は開いて膣囗が丸見えになっている。後は繋がるだけ。

 

「…………」

 

 遠くを見ているようだった智の視線が、ゆっくりと焦点を結び、ぼくのペニスに釘付けになった。

 消え入りそうな声で呟いた。

 

「……み、かげ……わたし……」

 

 緩く巻いたウルフカットの髪を撫で、ぼくは優しく頷く。

 

「うん、聞いてるよ。逃げないから、落ち着いて?」

 

「……」

 

 ぼくの言葉に、智は黙って涙を流すことで応えた。

 

 これから智をぼくのものにする。そう思うと不思議な気持ちになった。

 ハギリは、ぼくのことを女嫌いだって言って、正直その指摘は的を射ている。セックスは生々しくて、あまり好きじゃない。それなのに、シュウの時と同じか、それ以上に智のことを手に入れたいと思っているぼくがいる。

 

 ベッドの端で仰向けで転がる智の脚を開き、濡れそぼった陰唇を左右に割り開くと、白く濁った粘液が会陰まで垂れ落ちた。

 腰を進め、膣囗部分にペニスの先端を宛がうと亀頭に吸い付かれるような感触がする。

 最後の一線を越えてしまう前に、ぼくはもう一度、智と見つめ合った。

 

「行くよ?」

 

 智は泣きながら、何度も何度も頷いている。

 黙って腰を進めた。

 滴るほど濡れていて潤滑は充分。ノックするように小刻みの抽挿を繰返し、純潔を浸食して行く。

 ペニスの半ばまで侵入したところで、腰を一気に引き付けるようにして智の膣(なか)に押し入った。

 ぶつん、と何かを突破する感覚があって――

 

「あはぁっ!」

 

 瞬間、智は鼻に掛かった悲鳴を上げ、両脚をぼくの腰に巻き付け、両手を伸ばして全身で抱き着いてきた。

 

「うんっ、んぅっ!」

 

 智の奥は窮屈で、肉壁がぴったりとぼくに張り付いてくる。脇腹が物凄く痛かったけど、そこは我慢した。

 インサートの衝撃を和らげるため、ぼくは何度も智にキスをする。額、瞼、頬、唇……舌を絡め、吐息まで落とし込むような深い口付けを交わす。少しでも深く交わろうとするように腰を押し付けてくる智は、喉を鳴らしてぼくの唾液を無心で飲み込んでいた。

 

「んふ……ふっ……!」

 

 僅かに漏れる吐息すら飲み込んで、夢中のキスを交わす。

 痛みと快感のタブルパンチ。耳の奥がビリビリ鳴って、意識の境が曖昧になって行くような気がした。

 息継ぎの為に離れると、

 

「すき……どうしょうもないくらぃ、すきなんよ……」

 

 そんな囁きが聞こえる。

 密着したまま揺らすように腰を動かして、短いストロークの抽挿を開始する。

 

「あっ、あっ、あっ……」

 

 ペニスの先端に少し固い子宮口の感触がある。そこに亀頭を擦り付けるように繰返し腰を揺らすと、鼻に掛かった智の喘ぎ声が徐々に甲高くなって行く。

 

「はんっ、はんっ、それ……きもちいい……」

 

 初めての挿入に震える処女穴に、激しい抽挿はNG。身体を上下にずらし、擦り付けることで刺激を送り込むことに専念していると、ぼくに抱き着いた智の身体から力が抜けて行く。

 焦れったそうに、囁いた。

 

「もっと、もっとしてえや……なぁ……!」

 

 頷いて、腰のストロークを長くすると、結合部分から響く粘着音が大きくなった。

 

「くぅっ、ぅぅぅ……!」

 

 元が鍛えられていて肉感のある智の身体は、全身が赤く紅潮し、うっすらと汗を滲ませ、壮絶な艶を放っていた。

 部屋中に、甘酸っぱい女の子の匂いが広がって行く。この匂いは誰のものもそう変わりない。噎せ返るような、絡み付くような、女の子の匂い。発情臭。

 智は口元を緩めてだらしなく笑っていた。平時の鋭さも、匂うような圧力も感じない。快楽に翻弄されるだけの、女の子の顔。

 

「ああっ! くううう……っ!!」

 

 突如、身体を震わせたかと思うと、智は膣奥から新しい粘液を吐き出して絶頂した。

 

 視線を落とすと、めくれ上がった陰唇が白い泡を噴きながら、ぼくのペニスに巻き付いている。その上部分のクリトリスは包皮から顔を出していて赤く腫れていた。

 柔らかい膣肉が何度も収縮してペニスを締め上げる。

 それに構わず、腰を掴んで膣に埋まっているペニスを強引に引き抜き、完全に抜けきる前に一転して激しく突き込む。

 

「――あはぁっつ!」

 

 絶頂の上に更なる刺激を上書きされ、智は上体を反らして再び絶頂した。

 それでも、ぼくは腰を動かすことを止めない。

 結合部分から漏れだした愛液が飛沫を飛ばし、ベッドのシーツに点々と染みを作って行く。

 

「あぅっ! も、イってる、イってるんやって……!」

 

 絶頂に継ぐ絶頂を迎え、繰り返す度に智は刺激に弱くなっていく。完全に解れた柔肉は愛液を噴き出しながら蠕動してぼくを歓待していた。

 

「……もう、こらえて……かんにんや……かんにんやん……」

 

 息も絶え絶えに、とうとう智が懇願の言葉を呟いた。

 そこで、腰の奥に痺れるような射精の衝動を感じていたぼくは、一層動きを激しくしてラストスパートに入った。

 

「あううっ! あっあっあっ……むりむりむりむり! イくぅぅっ!!」

 

 智は絶叫し、その言葉通り、膣内が収縮してペニスを強く握り込む。

 その刺激が射精寸前のぼくにとっても最後の刺激になった。我慢の一線を超える瞬間、猛る肉棒で思い切り子宮を打ち据える。

 

「――――~~~~!!」

 

 最早言葉すらなく、智はぼくに抱き着いて激しく腰を震わせて絶頂した。

 同時に、ぼくの方も白濁を吐き出す。

 

「くっ……」

 

 射精の快感に痺れながら、ぼくは内心で舌打ちした。

 外に出そうとしたけれど、できなかった。思い切り膣に射精してしまった。

 

 智は口から涎を垂らし、今度こそ完全に失神してしまったのか、ピクリともしない。

 僅かに痙攣する膣からペニスを引き抜くと、グチャッと大きな音がして、膣口から愛液と精子のカクテルが溢れだす。

 

 額の傷も脇腹も、熱を持って強く痛んだ。

 疲労もあり、後始末の余裕すらないぼくは、ぐったりとした智の隣に身体を投げ出した。

 火照った身体にエアコンの冷気が心地いい。柔らかいマットレスは全身に張り付くような感触がして、たちまち眠気に襲われる。

 多分、智なら大丈夫。

 しっかり者の彼女は、避妊の責任をぼくだけに押し付けたりしないはず。

 いつになく、投げ遣りに考えることで、ぼくは最悪の可能性に対する思考を放棄した。

 吐精後の疲労と痛みの中、ぼやける意識で最後に考えたのは、鳴らない携帯電話のこと。カオルのこと。着信もメールもない。

 それが何故かなんて、このときのぼくには想像もつかなかった。

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