ぼくがビッチになったワケ 作:ピジョン@アスクラピアの子一巻発売中!
ベッドから立ち上がり、ぼくは浴室に向かったシュウの後を追った。
扉を開くと、シュウはお尻をこちらに向けて、浴槽にお湯を張っているところだった。
「どうしたの?」
「ぼくも入りたい」
そう言うと、シュウは動揺したようだった。
「えっと……それは、私と一緒に入りたいということ?」
「うん、ダメだった?」
処女を失って、膣から精液を垂れ流していても平然としているシュウが、視線をあちこちにさ迷わせて困惑している。
焦ったように言った。
「ダメじゃない! でも……」
ぼくは、浴室の扉の前でシャツを脱ぎ捨てた。
「……!」
ぼくの傷を見た女の子たちの反応は色々。
カオルは悔しそうにした。
トウコは泣いた。
深山は悲鳴を上げた。
シュウは瞬きもせず、じっとぼくを見つめている。
「……」
静かな浴室内に、お湯を張る音だけが響いている。
やがて浴槽からお湯が溢れだしても、シュウは腰に片手を置いた姿勢でぼくを見つめたまま、動かなかった。
「……シュウ?」
「……」
思わしげに奥二重の瞳を伏せ、首を振って。
シュウは思い直したように言った。
「おいで、悠希。身体を洗ってあげるよ」
改めて全ての衣服を脱ぎ捨て、ぼくも浴室内に入った。
「椅子に座って」
シュウは、ぼくを椅子に座らせ、自分は床に膝を着いた姿勢になった。垢擦りは使わず、ボディソープを泡立てると、素手でぼくを洗い始める。
ぽつり、と呟いた。
「……怪我をしている」
「治ってるけど……」
「怪我をしている」
きっぱりと断言して、シュウは黙り込んだ。
労るように、柔らかい手つきでぼくを洗い清めて行く。時折、動きを止め、考え込む。
背中から始めて、首、肩、腕、脇の下、足も撫でるように洗って、胸、お腹の順に洗う。
ペニスにはやはり興味があるみたいで、その部分はやたら念入りに洗われた。
「……悠希は女の子みたいな顔をしているのに、ここは男の子だったから、ちょっと吃驚したよ」
「そう……」
なんと答えていいか分からず、ぼくは曖昧に頷いておいた。
ほんのりと頬を染め、シュウが言った。
「……舐めてもいい?」
これには、ちょっと面食らった。
ついさっきまで処女だった女の子の言葉とは思えない。
「……今日が始めてだよね?」
シュウは笑った。
「それは全然、関係ないよ。こうなる前から色々考えてたし……」
そういうものなんだろうか……。
「いいよね?」
いけない。ずっとシュウのペースのような気がする。
返事を待たず、お湯でぼくの身体を流してしまうと、シュウが腰に抱き着くようにして股間に顔を埋めて来る。
「う……」
ぬるっ、と生暖かい口中に含まれる。
「……ちゅ……ん、む……」
喉の奥まで、一気に飲み込まれると、すぐに劣情が込み上げ、ぼくのペニスは痛いくらい固くなった。
静かな浴室内に、シュウが吐き出す荒い鼻息とぴちゃぴちゃと唾液の跳ねる音が響く。
「は、ぁ……ちゅっ、ふぅ……ん……」
シュウは始めてのフェラに夢中。ぼくを楽しんでいる。身体中を桜色に染め、とにかくぼくを貪る。
気が付いた。
ぼくがシュウとしたんじゃない。シュウが、ぼくをヤったんだ。
今まさに、食べられている、ぼく――。
◇◇
たっぷり10分はしゃぶられていただろうか。
ぼくは、そろそろ限界。シュウの口に出してしまいそうだった。
「シュウ……降参、降参……」
「んん……!」
とろりと眦を下げたシュウが、ぼくのペニスを頬張ったまま。イヤイヤと首を振る。
陰茎に強く吸い付き、唇と手で扱きあげるだけの拙い行為だけど、あのシュウにしゃぶられているのだと思うと、それだけで酷く興奮してしまう。
「くっ……」
背筋が甘く痺れる。ぼくの限界を看取ったシュウの頭が高速で前後して、舌先が亀頭を這い回る。
「んふっ……! ちゅ……ちゅっ! んんっ」
逃れようのない波がやって来て、ぼくはシュウの口内に強かに射精した。
「んふふ……」
凄絶な艶かしい笑みを浮かべ、シュウは放出された精液を音を立てて飲み下す。
竿を上下に扱き、一滴残らず飲み干したあと、漸く納得したのか離れる。
「……次は、私に、してくれるよね……?」
ぼくは快楽に痺れる荒い息を吐き出しながら、一つ頷いた。
◇◇
汗まみれのシュウの陰部に触れてみると、そこはもうドロドロに蕩けて、花弁が開いていた。
バスタブを掴み、もたれ掛かるようにしてお尻を突き出して来る。
腿に伝う愛液に、うっすら血が混じっている。
丸見えのアナルは、色素の沈着が全然なく、薄いピンク色だった。
膣口を、ゆっくりと指でなぞりながら、固く勃起して包皮から顔を覗かせるクリトリスに触れてみる。
「んっ!」
桜色の身体を震わせ、シュウは鼻に掛かった喘ぎを上げた。
「痛くない……?」
「……膣は、少し、ヒリヒリするけど、大丈夫……」
息を切らせ、肩で途切れ途切れ呟くシュウは酷く興奮している為か、とても敏感になっている。
「優しくするから、いっぱい感じてね……?」
こくりと頷くシュウの陰唇に口付け、舌で破瓜の痕跡を抉る。
「ひぐっ……んん! ……はっ……ぁ……」
痛みの中に艶を混ぜ込んだ声が洩れる。
人指し指に愛液を付けて、開いた花弁に塗り込む。空いた方の手で腰を撫で、お尻をさすることも忘れない。
指を一本、つぷりと膣に挿し込み、クリトリスの裏側を刺激すると、シュウは益々全身を赤く染め、激しい吐息を洩らした。
痛みを感じさせないよう、反応を見ながら、指の動きを早くして行く。
シュウは痛みに強いタイプ。
破瓜のときもそうだったけど、自分から腰を寄せて来た。多少のことは我慢してしまうから、それだけに気を遣う。
「んん! あっあっぁ……!!」
慎重に追い詰め、緩やかな蠕動を繰り返す膣肉をほじくり返す。
クリトリスは敏感な部位。慣れない内は直に触れず、包皮の上から転がすだけの愛撫に留める。
シュウが獣のように呻いた。
「うぅう……うぅっ、っ、っうぅ……!」
「イく?」
ぼくが尋ねると、シュウは真っ赤な顔で、がくんがくんと強く頷いた。
女の子特有の甘酸っぱい匂いが強くなる。
膣が、ぎゅっと指を締め付け、どろっと溢れた愛液が幾筋かに別れて腿を伝う。
「イくときは言ってね?」
「もう、イって……ひぃっ!」
挿入した指を二本に増やし、Gスポットを擦りながら、荒っぽくクリトリスを左右に弾くと、シュウを長い髪の毛を振り乱して、激しく腰を震わせた。
「ぁぐっ! んん……!!」
続けざまに絶頂し、シュウはタイルの床に這いつくばるように倒れ込んだ。
突き出したお尻の割れ目から覗く膣口とクリトリスが、激しく収縮している。
「ぁ……おぉ…………」
シュウは、だらしない呻きを上げ、開いたままの口から涎を垂れ流している。
それでもぼくは愛撫を止めず、今度は長いストロークで快感に戦慄く膣肉を擦り続ける。
掠れる声で、シュウが呟く。
「……だめ……おしっこ、でる……」
「いいよ。見ててあげるから、全部、出して」
完全に脱力したのを見計らって、ヒクヒクと蠢くアナルにも指を一本沈める。
「シュウ、こっちも覚えて。そのうち、挿れるから」
「あ……うぅ……」
ぐったりとしたシュウが健気にアナルを締め付けるけど、抵抗は弱い。
流れっぱなしの愛液に、また血が混じっている。今は痛みすら気持ちいいだろう。
ぷしゃ、と音を立て、シュウがお漏らしした。
尿がタイルの床を伝い、倒れたままのシュウの白い肌を汚して行く。
その耳元で、囁いた。
「ぼくの傷、知ってたね?」
努めて無表情のシュウだったけど、それが返って不自然過ぎる。
「誰から聞いたの?」
「ぅ、ぁぁ……」
シュウは快楽に蕩けた表情で、首を横に振った。
「言えない? OK」
カオルもシュウも、何かを隠している。そう思うと、強い苛立ちが込み上げた。
無様に這いつくばるシュウを見ていると、ぼくの中のボクが囁く。
――ぼくは、誰にも媚びたくない。誰のモノにもなりたくない。
血液の混じる愛液をペロリと舐めると、秋月蛍の破瓜の味がした。
「何も反省してないだろ? ぼくを見くびるな……!」
タイルに流れる尿に、シュウの顔面を押し付けてやった。
「偉そうに指図するな。勝手に家に来るな。こそこそ嗅ぎ回るな。おまえの世話にはならないよ」
「…………」
――シュウは泣き出した。
愛液と精液と破瓜の血と尿にまみれ、いつもは凛々しい表情を歪めて泣いていた。
「いい様だね。暴力女」
それを尻目に、ぼくは蛇口を捻って熱目のシャワーを浴びて汚れを落とした。
最後に、言った。
「大人しくしてたら、また遊んであげるから」
――シュウを踏みつけて。
冷たくて強いぼくが帰って来た。